JP3419270B2 - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ

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JP3419270B2
JP3419270B2 JP24069697A JP24069697A JP3419270B2 JP 3419270 B2 JP3419270 B2 JP 3419270B2 JP 24069697 A JP24069697 A JP 24069697A JP 24069697 A JP24069697 A JP 24069697A JP 3419270 B2 JP3419270 B2 JP 3419270B2
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    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/08Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
    • G06K7/082Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors
    • G06K7/083Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive
    • G06K7/084Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive sensing magnetic material by relative movement detecting flux changes without altering its magnetised state

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  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ストライプが
設けられたカードを取り扱い、磁気ストライプ上のデー
タの読み取りや消去を行うカードリーダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、カードの磁気ストライプに書き込
まれているデータを消去する方法としては、記録用磁気
ヘッドと再生用磁気ヘッドの両ヘッドを備えたカードリ
ーダライタかもしくは図8に示すような記録用コア19
と再生用コア8で構成されたコンビネーション型の磁気
ヘッドを備えたカードリーダライタを使用し、記録用コ
イル20に電流を流すことにより記録されているデータ
上に新たな任意のデータを上書きする方法があった。
【0003】また、記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッ
ドとは基本的な構造は同じであるということを利用し
て、記録トラック幅に比べて狭い幅の再生用コアを有す
る一般的な再生用磁気ヘッドを備えたカードリーダを使
用し、この再生用磁気ヘッドのコイルに交流電流を流す
ことにより記録されているデータ上の一部に新たな任意
のデータを上書きし、前のデータを破壊する方法があっ
た(特開平2−281403号公報参照)。
【0004】また、記録トラック幅に相当する幅の再生
用コアを有する再生用磁気ヘッドを備えたカードリーダ
を使用し、この再生用磁気ヘッドのコイルに電流を流す
ことにより記録されているデータ上に新たな任意のデー
タを上書きする方法があった。(実願平1−61745
号(実開平3−2402号)のマイクロフィルム参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドの両ヘッドを
備えたカードリーダライタかもしくは図8に示すような
記録用コア19と再生用コア8で構成されたコンビネー
ション型の磁気ヘッドを備えたカードリーダライタで
は、その形態が大きくなるとともに、コストも非常に高
くなるという問題点があった。
【0006】また、記録トラック幅に比べて狭い幅の再
生用コアを有する一般的な再生用磁気ヘッドを備えたカ
ードリーダを使用する方法では、一般的な再生用磁気ヘ
ッドの再生用コア幅は記録トラック幅の約1/3程度で
あるため、図9に示すように磁気ストライプ上に残り約
2/3程度の幅分ほど帯状で前のデータが残ってしま
う。そのため、容易に前のデータを読み出すことが可能
であるという欠点があった。
【0007】さらに、記録トラック幅に相当する幅の再
生用コアを有する再生用磁気ヘッドを備えたカードリー
ダを使用する方法では、記録トラック幅に相当する幅の
再生用コアを使用してデータを上書きするため、前のデ
ータを完全に消去することが可能であるが、この再生用
磁気ヘッドは一般的な再生用磁気ヘッドに比べて幅広の
再生用コアを有するため、カードの磁気ストライプ上に
記録された磁化反転部と磁気ヘッドのギャップのアジマ
ス(方位角)が合わないことによるアジマスロスの影響
を受けやすい。また、複数のカードリーダライタにおい
て記録用磁気ヘッドでカードの磁気ストライプ上へデー
タの再書き込みを重ねたカードに対しては、カードリー
ダライタ間での書き込み位置の微少なズレにより最新の
記録トラック幅の端部に前のデータが残るため、カード
読み取り時にその消し残しのデータから発生する磁界の
干渉により再生波形にピークシフトが発生し、データを
正しく読み取ることができないという欠点があった。
【0008】本発明は、上記問題を解決するもので、小
型で安価で読み取り性能が高く、さらにはカードの磁気
ストライプに書き込まれているデータを確実に破壊消去
可能なカードリーダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のカードリーダは、カード通路を備え
たカードリーダ本体と、前記カード通路に向けて設けら
れた再生用磁気ヘッドとを備え、前記再生用磁気ヘッド
のコイルに電流を流して前記カードの磁気ストライプを
斜めに横断するように前記カードに記録されているデー
タを消去するかもしくは前記カードに所定のデータを書
き込むカードリーダであって、カード短辺寸法より広い
幅のカード通路と、前記カード通路内のカード搬送を行
う搬送手段と、カードの長辺方向に対して左右不均衡に
負荷を与える負荷付与手段と、カード搬送時にカードを
カード通路の一方の側壁に沿わせる幅寄せ手段を備え、
前記カードに記録されているデータを読み取る場合には
前記幅寄せ手段を使用してカード搬送を行い、前記カー
ドに記録されているデータを消去するかもしくは前記カ
ードに所定のデータを書き込む場合には前記幅寄せ手段
を使用しないでカード搬送を行なうものである。
【0010】また、本発明の第2のカードリーダは、
ード通路を備えたカードリーダ本体と、前記カード通路
に向けて設けられた再生用磁気ヘッドとを備え、前記再
生用磁気ヘッドのコイルに電流を流して前記カードの磁
気ストライプを斜めに横断するように前記カードに記録
されているデータを消去するかもしくは前記カードに所
定のデータを書き込むカードリーダであって、データを
消去するかもしくは所定のデータを書き込みする際に、
前記再生用磁気ヘッドのコイルに一方向の電流を間欠し
て流すものである。
【0011】また、本発明の第3のカードリーダは、
ード通路を備えたカードリーダ本体と、前記カード通路
に向けて設けられた再生用磁気ヘッドとを備え、前記再
生用磁気ヘッドのコイルに電流を流して前記カードの磁
気ストライプを斜めに横断するように前記カードに記録
されているデータを消去するかもしくは前記カードに所
定のデータを書き込むカードリーダであって、データを
消去するかもしくは所定のデータを書き込みする際に、
前記再生用磁気ヘッドのコイルに未飽和記録電流を流す
ものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1のカードリーダは、
カード読み取り時には幅寄せ手段を使用してカードを基
準面であるカード通路の一方の側壁に沿わせることによ
り、搬送時のカードの蛇行量を抑えることができるの
で、トラック位置精度および再生用磁気ヘッドのギャッ
プのアジマスに関して信頼性が確保され、前記カードの
磁気ストライプ上のデータを正しく読み取ることができ
る。また、カードに記録されているデータを消去するか
もしくは所定のデータを書き込む場合には、前記幅寄せ
手段を使用しないでカード搬送を行うため、前記カード
に与えられた負荷より、結果として再生用磁気ヘッドが
前記カードの磁気ストライプを斜めに横断するようにな
る。そのため、前記再生用磁気ヘッドでデータを消去す
るかもしくは前記カードに所定のデータを書き込むこと
で、記録トラック幅全域のデータ破壊消去が可能とな
る。
【0020】また、本発明の第2のカードリーダは、デ
ータを消去するかもしくは所定のデータを書き込みする
際に、再生用磁気ヘッドのコイルに一方向の電流を間欠
して流すことにより、電流の突入時および瞬断時におい
て磁気ストライプ上に磁化の乱れを発生させ、読み取り
時に波形干渉を引き起こさせる。このように、データの
破壊消去を確実に行うことができる。
【0021】また、本発明の第3のカードリーダは、デ
ータを消去するかもしくは所定のデータを書き込みする
際に、再生用磁気ヘッドのコイルに未飽和記録電流を流
してカードの磁気ストライプ上のデータを減磁するの
で、前述の減磁後にデータを読み出す際に、再生用コア
が減磁したトラック幅と完全に重なった場合には、出力
が低くデータを正しく読み取ることができない。また、
前記再生用コアが減磁したトラックと残りの減磁してい
ないトラックとにまたがった場合には、減磁したトラッ
クのデータがノイズとして読み出した信号に重畳される
のでデータを正しく読み取ることができない。このよう
に、データの破壊消去を確実に行うことができる。
【0022】また、本発明の第7のカードリーダは、デ
ータを消去するかもしくは所定のデータを書き込みする
際に、再生用磁気ヘッドのコイルに電流の大きさを時々
刻々変化させた電流を流すので、記録トラック幅内に減
磁した領域が部分的に作成されて、上記第6のカードリ
ーダと同等の効果を得ることができる。
【0023】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態について説明する。
【0024】図2は本発明の第1の実施の形態における
カードリーダの要部の構成を示す断面図、図3は同カー
ドリーダにおいて磁気ヘッド通過時のカードの搬送状態
を示す図、図4は同カードの傾き角度を算出する説明
図、図1は本発明の第1の実施の形態のカードリーダに
おいてカードに記録されているデータを消去するかもし
くはカードに所定のデータを書き込んだ後のカードの磁
気ストライプ上のデータを示す図、図5は同カードリー
ダの回路ブロック図、図6は図5の回路ブロック図中の
バイアス回路の構成を示す回路図である。
【0025】以上の図において、1はカードであり、カ
ード通路5を搬送ローラ10により搬送される。なお、
カード通路5の幅はカード1の短辺寸法より広くなるよ
うに形成されている。7は記録トラック幅3に比べて狭
い幅の再生用コア8を有する一般的な再生用磁気ヘッド
であり、カードの長辺方向に対して左右不均衡に負荷が
かかるように配設すると共に、必要なアジマスを確保し
ている。再生用磁気ヘッド7は再生用コア8にコイル1
1が巻かれて構成されており、読み取り時にはこのコイ
ル11で誘起された電圧が増幅器12で増幅され、微分
器または積分器13を介して零交差検出器14に入力さ
れる。15は復調器であり、零交差検出器14から入力
された信号を読み取りデータとクロックに復調する。1
7は制御装置であり、零交差検出器14から送られた読
み取りデータの処理や再生用磁気ヘッド7を励磁するた
めのバイアス回路16a、16bの動作の制御を行なう
等カードリーダ全体の制御を行なうもので、中央処理装
置(CPU)等で構成される。
【0026】以下、その動作の概略について説明する。
図2に示すように、カード1は搬送ローラ10と搬送ロ
ーラ10に対向して配設された押さえローラ(図示せ
ず)とに挟まれ、読み取り時には図中矢印Fの方向に搬
送される。カード1が再生用磁気ヘッド7の位置まで搬
送されると、カード1は再生用磁気ヘッド7との間の摩
擦力により、カード1の長辺R側にカード1を制止させ
る力が発生する。カード1の長辺L側には図中矢印Fの
方向の搬送力が引き続き働くので、結果としてカード1
は図3に実線で示すように対角線上の2つの角部30
a、30bがそれぞれカード通路5の左右の側壁6a、
6bに同時にあたる斜めに傾いた状態になる。この状態
はカード1が再生用磁気ヘッド7から外れるまで続くの
で、カード通路5の一方の側壁6bから一定の位置に設
けられた再生用磁気ヘッド7はカード1の磁気ストライ
プ2を斜めに横断するようになる。
【0027】このときのカード1の傾き角度は、カード
の四隅がすべて直角であると仮定することで近似的に算
出できる。
【0028】カード1の短辺寸法をX、カード1の長辺
寸法をY、カード通路5の幅をWとすると、余弦定理に
より三角形ADEおよび三角形ABEにおいて辺AEの
長さSは、θを用いてそれぞれ次式のように表せる。
(図4参照)
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】
【0031】上記2つの式により、θは次のようにな
る。
【0032】
【数3】
【0033】ところで、カード1の磁気ストライプ2上
に記録された磁化反転部と再生用磁気ヘッド7のギャッ
プ9のアジマスが合っていないと、読み取りの際にアジ
マスロスにより出力が低下し、波形干渉による読み取り
エラーが発生する。そこで、このようなアジマスロスを
防止するため、図2および図3に示すように再生用磁気
ヘッド7のギャップ9を傾けているのである。カード1
の磁気ストライプ2上の磁化反転部がカード1の長辺に
対して垂直になるように記録されている場合、再生用磁
気ヘッド7のギャップ9のアジマスは、カード1の傾き
角度(近似値θ)と同一になるようにすればよい。これ
によって、アジマスロスの影響を受けにくくなり、安定
した読み取り性能を確保できる。
【0034】次に、カード1が不正なカードであった場
合もしくは使い切られたカードであった場合の動作を説
明する。この場合、カード1は図2において矢印Bの方
向に搬送される。カード1が再生用磁気ヘッド7を通過
するとき、カード1には前述した読み取り時のときとは
逆方向の力が働くので、図3に破線で示すような状態に
なる。
【0035】このとき、再生用磁気ヘッド7のコイルに
電流を流して励磁することにより、カード1の磁気スト
ライプ2上を斜めに横断するように、カード1に記録さ
れているデータが消去されるかもしくはカード1に所定
のデータが書き込まれる。(図1参照) 図1に示すように、カード1の磁気ストライプ2上を斜
めに横断するようにカードに記録されているデータを消
去するかもしくはカードに所定のデータを書き込むこと
により、記録トラック幅3に比べて狭い幅の再生用コア
を有する一般的な再生用磁気ヘッド7を使用しても、前
のデータの消し残し4が均一な帯状にならない。これに
よって、このカードを読み取る場合に、再生用磁気ヘッ
ド7の再生用コア8を記録トラック幅3のどの位置にも
ってきても必ず上書きした領域にかかり、前のデータの
読み取りができなくなる。したがって、記録トラック幅
3と同じ幅の記録用コアを有する記録用磁気ヘッドを使
用してデータを消去した場合と同等の効果を得ることが
できる。
【0036】ところで、再生用磁気ヘッド7による書き
込み位置がカード1の磁気ストライプ2上を斜めに横断
する距離Tは、次式のようにθを用いて表すことができ
る。
【0037】
【数4】
【0038】したがって、図1に示すように記録トラッ
ク幅3の全域を再生用磁気ヘッド7の再生用コア8にて
書き込みを行うには、必然的にTの値が決まるから、後
は前述の(数3)および(数4)が満足されるようにカ
ード通路5の幅W2を決定しさえすればよい。
【0039】なお、図6は再生用磁気ヘッド7を励磁す
るバイアス回路16a、16bの構成を示している。再
生用磁気ヘッド7を励磁する場合には、図5に示す制御
装置17から波形(A)で示される駆動信号が出力され
てバイアス回路がオン状態となり、電流制限抵抗R1の
抵抗値により定まる電流が再生用磁気ヘッド7のコイル
11に流れる。したがって、この電流制限抵抗R1の抵
抗値を変えることで、対象となるカードの抗磁力に対し
て、飽和記録するのか未飽和記録するのかを任意に設定
することができる。なお、カード読み取り時にはバイア
ス回路16a、16bはオフ状態であり、バイアス回路
が読み取り回路から切り離された状態と等価で、増幅器
12の動作には影響を与えないようになっている。
【0040】ところで、バイアス回路16a、16bに
図5に示すパルス状の駆動信号(B)を与えることによ
り、再生用磁気ヘッド7を間欠して励磁することも可能
である。これにより、バイアス電流の突入時および瞬断
時においてカード1の磁気ストライプ2上に磁化の乱れ
を発生させ、読み取り時に波形干渉を引き起こさせる。
この場合、再生用磁気ヘッド7のコイル11に交流電流
を流す回路構成よりも簡単な構成となり、かつデータの
破壊消去をより確実に行うことができる。
【0041】また、図5に示すように再生用磁気ヘッド
7のコイル11に流す電流の大きさがそれぞれ異なる2
つのバイアス回路16a、16bを交互にオン状態にす
ることにより、カード1の磁気ストライプ2上のデータ
を減磁させると共に、その減磁の割合を部分的に変化さ
せることもできる。このような減磁を行ったカードを読
み取る場合、再生用磁気ヘッド7の再生用コア8が必ず
減磁した部分と減磁していない部分とにまたがるため、
減磁した部分のデータがノイズとして読み出した信号に
重畳され、データを正しく読み取ることができなくな
る。このようにして、データの破壊消去を確実に行うこ
とができる。
【0042】なお、本実施の形態においては、カードの
長辺方向に対して左右不均衡に負荷を与える手段として
カードと磁気ヘッドの間の摩擦力を利用したが、磁気ヘ
ッドとは別の部材を使用してカードに負荷を与えてもよ
い。
【0043】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について説明する。
【0044】図7は本発明の第2の実施の形態における
カードリーダの要部説明図である。本実施の形態におい
て、第1の実施の形態と異なっているのは、再生用磁気
ヘッド7のギャップ9が傾けられていない点と、カード
通路5内にカード1をカード通路5の一方の側壁6bに
沿わせるカード寄せ板18を備えている点である。カー
ド読み取り時には、このカード寄せ板18を使用するこ
とにより、カードの片寄せを行い基準面である一方の側
壁に沿って搬送させることで、搬送時の蛇行量を抑えて
いる。これにより、再生用磁気ヘッド7のトラック位置
精度やアジマスに関してより信頼性が確保でき、安定し
た読み取り性能が確保できる。
【0045】カード1が不正なカードであった場合もし
くは使い切られたカードであった場合には、カード寄せ
板18を使用しないことで第1の実施の形態で示したの
と同様の動作をする。
【0046】このように、読み取り時には安定した読み
取り性能が確保でき、データの破壊消去も確実に行うこ
とができる。
【0047】なお、上記の各実施の形態において、カー
ド1の搬送は搬送ローラ10によるローラ搬送方式とし
たが、ベルト搬送方式であってもよい。
【0048】また、カード1が不正なカードであった場
合もしくは使い切られたカードであった場合、カード1
を図2において矢印Bの方向に搬送する際にカード1の
データを破壊消去したが、読み取り時と同じように矢印
Fの方向に搬送する際にカード1のデータを破壊消去し
てもよい。
【0049】また、カード1の長辺方向に対して全域に
わたって磁気ストライプ2を斜めに直線的に横断するよ
うにカード1に記録されているデータを破壊消去した
が、記録トラック幅3の全域にまたがってデータの破壊
消去を行うのであれば、カードの長辺方向に対しては部
分的にデータの破壊消去を行なってもよいし、データの
破壊消去跡は蛇行していてもよい。
【0050】また、図5で示した回路ブロック図中の再
生用磁気ヘッド7を励磁するためのバイアス回路は2つ
で構成されているが、1つもしくは2つ以上の任意の複
数で構成してもよい。
【0051】また、図6で示したバイアス回路は一方向
の電流を流す構成となっているが、回路構成が多少複雑
になることを問題としなければ、交流電流を流す構成と
してもよい。
【0052】また、バイアス回路16a,16bを間欠
してオン状態にするのに制御装置17からパルス状の駆
動信号を与えたが、バイアス回路に発振回路を内蔵させ
て、制御装置17からこの発振回路のオンオフ制御を行
なってもよい。
【0053】また、制御装置17からバイアス回路16
a,16bに与える駆動信号の変化のタイミングは、カ
ード1上のデータのクロック信号に同期させても、非同
期であってもよい。
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【発明の効果】本発明の第1のカードリーダは、カード
読み取り時には幅寄せ手段を使用してカードを基準面で
あるカード通路の一方の側壁に沿わせることにより、搬
送時のカードの蛇行量を抑えることができるので、トラ
ック位置精度および再生用磁気ヘッドのギャップのアジ
マスに関して信頼性が確保され、前記カードの磁気スト
ライプ上のデータを正しく読み取ることができる。ま
た、カードに記録されているデータを消去するかもしく
は所定のデータを書き込む場合は、前記幅寄せ手段を使
用しないでカード搬送を行うため、前記カードに与えら
れた負荷により、結果として再生用磁気ヘッドが前記カ
ードの磁気ストライプを斜めに横断するようになる。そ
のため、前記再生用磁気ヘッドでデータを消去するかも
しくは前記カードに所定のデータを書き込むことで、記
録トラック幅全域のデータ破壊消去が可能となる。
【0058】また、本発明の第2のカードリーダは、デ
ータを消去するかもしくは所定のデータを書き込みする
際に、再生用磁気ヘッドのコイルに一方向の電流を間欠
して流すことにより、電流の突入時および瞬断時におい
て磁気ストライプ上に磁化の乱れを発生させ、読み取り
時に波形干渉を引き起こさせる。このように、データの
破壊消去を確実に行うことができる。
【0059】また、本発明の第3のカードリーダは、デ
ータを消去するかもしくは所定のデータを書き込みする
際に、再生用磁気ヘッドのコイルに未飽和記録電流を流
して、カードの磁気ストライプ上のデータを減磁するの
で、前述の減磁後にデータを読み出す際に、再生用コア
が減磁したトラック幅と完全に重なった場合には、出力
が低くデータを正しく読み取ることができない。また、
前記再生用コアが減磁したトラックと残りの減磁してい
ないトラックとにまたがった場合には、減磁したトラッ
クのデータがノイズとして読み出した信号に重畳される
のでデータを正しく読み取ることができない。このよう
に、データの破壊消去を確実に行うことができる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカードリーダにお
いてカードに記録されているデータを消去するかもしく
はカードに所定のデータを書き込んだ後のカードの磁気
ストライプ上のデータを示す図
【図2】同カードリーダの要部の構成を示す断面図
【図3】同カードリーダにおいて磁気ヘッド通過時のカ
ードの搬送状態を示す図
【図4】同カードの傾き角度を算出する説明図
【図5】同カードリーダの回路ブロック図
【図6】図5の回路ブロック図中のバイアス回路の構成
を示す回路図
【図7】本発明の第2の実施の形態のカードリーダの要
部の構成を示す断面図
【図8】従来のコンビネーション型の磁気ヘッドの構成
【図9】従来のカードリーダにおけるデータ破壊消去後
のカードの磁気ストライプ上のデータを示す図
【符号の説明】
1 カード 2 磁気ストライプ 3 記録トラック幅 4 前のデータの消し残し 5 カード通路 6a、6b 側壁 7 再生用磁気ヘッド 8 再生用コア 9 ヘッドギャップ 10 搬送ローラ 11 再生用コイル 12 増幅器 13 微分器または積分器 14 零交差検出器 15 復調器 16a、16b バイアス回路 17 制御装置 18 カード寄せ板 30a、30b カードの角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−281403(JP,A) 特開 平1−165074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/00 - 5/024 G11B 5/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード通路を備えたカードリーダ本体
    と、前記カード通路に向けて設けられた再生用磁気ヘッ
    ドとを備え、前記再生用磁気ヘッドのコイルに電流を流
    して前記カードの磁気ストライプを斜めに横断するよう
    に前記カードに記録されているデータを消去するかもし
    くは前記カードに所定のデータを書き込むカードリーダ
    であって、カード短辺寸法より広い幅のカード通路と、
    前記カード通路内のカード搬送を行う搬送手段と、カー
    ドの長辺方向に対して左右不均衡に負荷を与える負荷付
    与手段と、カード搬送時にカードをカード通路の一方の
    側壁に沿わせる幅寄せ手段を備え、前記カードに記録さ
    れているデータを読み取る場合には前記幅寄せ手段を使
    用してカード搬送を行い、前記カードに記録されている
    データを消去するかもしくは前記カードに所定のデータ
    を書き込む場合には前記幅寄せ手段を使用しないでカー
    ド搬送を行なうカードリーダ。
  2. 【請求項2】 カード通路を備えたカードリーダ本体
    と、前記カード通路に向けて設けられた再生用磁気ヘッ
    ドとを備え、前記再生用磁気ヘッドのコイルに電流を流
    して前記カードの磁気ストライプを斜めに横断するよう
    に前記カードに記録されているデータを消去するかもし
    くは前記カードに所定のデータを書き込むカードリーダ
    であって、データを消去するかもしくは所定のデータを
    書き込みする際に、前記再生用磁気ヘッドのコイルに一
    方向の電流を間欠して流すカードリーダ。
  3. 【請求項3】 カード通路を備えたカードリーダ本体
    と、前記カード通路に向けて設けられた再生用磁気ヘッ
    ドとを備え、前記再生用磁気ヘッドのコイルに電流を流
    して前記カードの磁気ストライプを斜めに横断するよう
    に前記カードに記録されているデータを消去するかもし
    くは前記カードに所定のデータを書き込むカードリーダ
    であって、データを消去するかもしくは所定のデータを
    書き込みする際に、前記再生用磁気ヘッドのコイルに未
    飽和記録電流を流すカードリーダ。
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