JPH075529Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH075529Y2
JPH075529Y2 JP2036089U JP2036089U JPH075529Y2 JP H075529 Y2 JPH075529 Y2 JP H075529Y2 JP 2036089 U JP2036089 U JP 2036089U JP 2036089 U JP2036089 U JP 2036089U JP H075529 Y2 JPH075529 Y2 JP H075529Y2
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JP
Japan
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core
magnetic
trailing
sides
side core
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JP2036089U
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JPH02113804U (ja
Inventor
徳章 向出
成治 岡治
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関西日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気ヘッドに関し、特にFDD装置等に使用され
る高密度記録用磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
FDD装置等に使用される高密度記録用磁気ヘッドには、
シングルギャップを有するMIG(Metal In Gap)ヘッド
がある。このMIGヘッドは、第3図及び第4図に示すよ
うにMn-Znフェライト等の強磁性体からなる一対のコア
(1)(2)を高融点ガラス(3)(3)で接合一体化
したコアチップ(4)で構成される。このコアチップ
(4)の、磁気ディスクが摺接する頂端面(5)では、
上記コア(1)(2)の接合面(1a)(2a)間にSiO2
の非磁性体薄膜からなる磁気ギャップgが形成され、そ
の両側方から上記高融点ガラス(3)(3)で磁気ギャ
ップgを保護している。この磁気ギャップgでは、磁気
ディスクの走行に対して先行するリーディング側コア
(1)及び後行するトレーリング側コア(2)の各接合
面(1a)(2a)の両側に接合面(1a)(2a)と直交する
垂直面(1b)(2b)が延設され、リーディング側コア
(1)のトラック幅(T)と、トレーリング側コア
(2)のトラック幅(T)とを同一寸法に規制してい
る。上記磁気ギャップgに位置するコア(1)(2)の
各接合面(1a)(2a)には、高飽和磁束密度を有するセ
ンダスト等の強磁性体金属薄膜(6)(7)が形成さ
れ、これにより磁気ディスクの高密度記録を実現してい
る。尚、図示しないが、上記コアチップの脚部(8)
(9)には所定ターン数巻回された絶縁被覆処理の線材
が装着されてバックコアが取付けられ、更にコアチップ
(4)の両側方にスライダが接着固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述したように従来のMIGヘッドでは、コア
(1)(2)の各接合面(1a)(2a)の両側にその接合
面(1a)(2a)と直交する垂直面(1b)(2b)を有する
ため、磁気ギャップgにより磁気ディスクが第4図に示
すように磁化され情報(10)が書き込まれる。このよう
にして磁気ディスクに一旦書込んだ情報の上に、新たな
情報を書直すオーバライト時、磁気ディスクに対するMI
Gヘッドの位置決め誤差により古い情報の左右側のいず
れかに若干ずれて新しい情報が書込まれることになる。
そのため、新しい情報の左右いずれか一方に古い情報の
一部が残存し、新しい情報を読出す時に残存した古い情
報がノイズとなり良好なオフトラック特性が得られない
という問題があった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、オーバライト時でのオフ
トラック特性を改善した磁気ヘッドを提供することにあ
る。
〔課題を解決するめの手段〕
本考案における上記目的を達成するための技術的手段
は、磁気記録媒体に対して先行する強磁性体のリーディ
ング側コアと後行する強磁性体のトレーリング側コアと
接合一体化してその両コアの対向する接合面間に磁気ギ
ャップを形成したものにおいて、上記磁気ギャップに位
置する少なくともトレーリング側コアの接合面の両側に
傾斜面を延設して上記接合面と傾斜面とのなす角度を12
0〜150°とし、リーディング側コアの接合面をトレーリ
ング側コアの接合面の両側でそれぞれ3〜12μm食み出
させた磁気ヘッドである。
〔作用〕
本考案に係る磁気ヘッドでは、磁気ギャップに位置する
少なくともトレーリング側コアの接合面とその両側へ延
びる傾斜面とのなす角度を120〜150°とし、かつ、リー
ディング側コアの接合面をトレーリング側コアの接合面
の両側でそれぞれ3〜12μm食み出させたことによりト
ラック両端にアジマスが付き、アジマス記録時と同様の
作用がトラック両端で生じ、上記磁気ギャップで磁気記
録媒体に書込まれた情報を書直すオーバーライト時での
オフトラック特性が改善される。
〔実施例〕
本考案に係る磁気ヘッドの一実施例を第1図及び第2図
を参照しながら説明する。同図に示すMIGヘッドにおい
て、(11)は磁気記録媒体に対して先行するMn-Znフェ
ライト等の強磁性体のリーディング側コア(12)と後行
するMn-Znフェライト等の強磁性体のトレーリング側コ
ア(13)とを高融点ガラス(14)(14)で接合一体化し
コアチップで、上記磁気記録媒体である磁気ディスクが
図中矢印で示す方向に摺接する頂端面(15)における、
上記コア(12)(13)の対向する接合面(12a)(13a)
間に、所定のギャップ長(例えば0.4μm)を有するSiO
2等の非磁性体薄膜の磁気ギャップgを形成する。この
磁気ギャップgは、上述したコア(12)(13)を接合一
体化するための高融点ガラス(14)(14)によりその両
側方から保護されている。(16)(17)は上記リーディ
ング側及びトレーリング側コア(12)(13)の各接合面
(12a)(13a)にスパッタリング等により被着形成され
た、高飽和磁束密度を有するセンダスト等の強磁性体金
属薄膜で、磁気ギャップgを挾んで両側に配置される。
尚、図示しないが、上記コアチップ(11)の脚部(18)
(19)には所定ターン数巻回された絶縁被覆処理の線材
が装着されてMn-Znフェライト等の強磁性体のバックコ
アが取付けられ、更にコアチップ(11)の両側方にセラ
ミック等の非磁性体のスライダを接着固定する。
本考案のMIGヘッドは、第1に、磁気ギャップgに位置
する少なくともトレーリング側コア(13)の接合面(13
a)の両側の傾斜面(13b)(13b)を延設して上記接合
面(13a)と傾斜面(13b)(13b)とのなす角度θを120
〜150°とし、第2に、上記リーディング側コア(12)
の接合面(12a)をトレーリング側コア(13)の接合面
(13a)の両側でそれぞれ寸法l=3〜12μm食み出さ
せたことを特徴とする。
まず、前者の、トレーリング側コア(13)の接合面(13
a)と傾斜面(13b)(13b)との角度設定では、角度θ
が120°以下であると、従来のMIGヘッドのようにトレー
リング側コア(2)の接合面(2a)と直交する垂直面
(2b)(2b)(第3図及び第4図参照)に近似するた
め、オーバーライト時でのオフトラック特性の改善が図
れない。また、角度θが150°以上であると、MIGヘッド
の製造上、コア(13)の接合面(13a)を研磨加工して
トラック幅を所定寸法に制御する際に、その研磨量によ
って寸法誤差が大きくなるのでトラック幅制御が非常に
困難なものとなる。尚、上述では、トレーリング側コア
(13)についてのみ説明したが、図示の如くリーディン
グ側コア(12)の接合面(12a)の両側に傾斜面(12b)
(12b)を延設して接合面(12a)と傾斜面(12b)(12
b)とのなす角度を120〜150°に設定してもよく、ま
た、リーディング側コア(12)については、従来のよう
にリーディング側コア(1)の接合面(1a)から、その
接合面(1a)(1a)と直交する垂直面(1b)(1b)を延
設するようにしてもよい。
上記トレーリング側コア(13)の接合面(13a)と傾斜
面(13b)(13b)とのなす角度θを120〜150°としたこ
とにより、磁気ギャップgにより磁気ディスクに第2図
に示すような情報(20)が書込まれる。従って、磁気デ
ィスクに一旦書込んだ古い情報の上に新たな情報を書直
すオーバーライト時、磁気ギャップgが古い情報の左右
いずれかに位置ずれして新しい情報の左右いずれかに古
い情報が残存しても、新しい情報を読出す際に、新しい
情報の記録方向と残存した古い情報の記録方向とが前述
した傾斜面(13b)(13b)により一致しないので、残存
した古い情報がノイズとなることはない。
次に、後者の、トレーリング側コア(13)の接合面(13
a)に対するリーディング側コア(12)の接合面(12a)
の食み出し寸法設定では、その食み出し寸法lが3μm
以下であると、従来のMIGヘッドのようにリーディング
側コア(1)とトレーリング側コア(2)でトラック幅
(T)(T)が同一である場合に近似するので、トラッ
ク両端のアジマス記録が不完全となり読出し時での不具
合を解消できない。また食み出し寸法lが12μm以上で
あると、書込み時でのトラック密度の向上が図れず、高
密度記録が実現困難となる。
上記リーディング側コア(12)の接合面(12a)をトレ
ーリング側コア(13)の接合面(13a)の両側でそれぞ
れ3〜12μm食み出させたことにより、リーディング側
コア(12)のトラック幅(T1)がトレーリング側コア(1
3)のトラック幅(T2)よりも大きく設定されることにな
る。従って、磁気ギャップgにより磁気ディスクに書込
まれた情報がトラック両端で完全にアジマス記録がで
き、情報の読み出しを確実に実行する。
尚、上記実施例では、MIGヘッドについて説明したが、
本考案はこれに限定されることなく、上記MIGヘッド以
外の構造の磁気ヘッドについても適用可能であるのは勿
論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、少なくともトレーリング側コアの接合
面の両側に傾斜面を延設して上記接合面と傾斜面とのな
す角度を120〜150°にし、かつ、リーディング側コアの
接合面をトレーリング側コアの接合面の両側でそれぞれ
3〜12μm食み出させたから、オーバーライト時でのオ
フトラック特性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気ヘッドの一実施例を示す斜視
図、第2図は第1図の平面図である。 第3図は磁気ヘッドの従来例を示す斜視図、第4図は第
3図の平面図である。 (12)……リーディング側コア、(12a)……接合面、
(12b)……傾斜面、(13)……トレーリング側コア、
(13a)……接合面、(13b)……傾斜面、g……磁気ギ
ャップ、θ……角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体に対して先行する強磁性体の
    リーディング側コアと後行する強磁性体のトレーリング
    側コアとを接合一体化してその両コアの対向する接合面
    間に磁気ギャップを形成したものにおいて、 上記磁気ギャップに位置する少なくともトレーリング側
    コアの接合面の両側に傾斜面を延設して上記接合面と傾
    斜面とのなす角度を120°〜150°とし、上記リーディン
    グ側コアの接合面をトレーリング側コアの接合面の両側
    でそれぞれ3〜12μm食み出させたことを特徴とする磁
    気ヘッド。
JP2036089U 1989-02-23 1989-02-23 磁気ヘッド Expired - Lifetime JPH075529Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02113804U JPH02113804U (ja) 1990-09-12
JPH075529Y2 true JPH075529Y2 (ja) 1995-02-08

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