JP2502273B2 - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JP2502273B2 JP56078625A JP7862581A JP2502273B2 JP 2502273 B2 JP2502273 B2 JP 2502273B2 JP 56078625 A JP56078625 A JP 56078625A JP 7862581 A JP7862581 A JP 7862581A JP 2502273 B2 JP2502273 B2 JP 2502273B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ヘッドの製造方法に関し、特にセンター
コアを挟んで左右一対のサイドコアを設け、磁気記録媒
体摺動面側にダブルギャップを設けた磁気ヘッドの製造
方法に関するものである。
従来の高保磁力磁気記録媒体に用いられる消去用の磁
気ヘツド(以下消去ヘツドという)は第1図に示すよう
な構成とされていた。
第1図に示す消去ヘツド1は左右一対のサイドコア1
a,1bとこれらの間に挾まれて配置されるセンターコア2
とからなり、サイドコア1a,1bの先端部とセンターコア
2の先端部との間にはそれぞれフロントギヤツプ3a,3b
が形成されている。サイドコア1a,1b及びセンターコア
2はMnZnフエライト等の高抵抗磁性体から形成されてい
る。又、フロントギヤツプ3a,3bを形成するサイドコア1
a,1bの端面及びセンターコア2の端面とにはそれぞれ高
磁束密度磁性体4が設けられている。又、サイドコア1
a,1bの後端部とセンターコア2の後端部との間には組み
立て時に生じるバツクギヤツプ5,5が存在する。
2つのフロントギヤツプ3a,3bは消去ヘツドの磁気記
録媒体摺動面を通過する磁気記録媒体に消去磁界を2度
作用させることにより、高い消去率を得るためにある。
又、高磁束密度磁性体4は局部的に磁束を集中させるこ
とにより、飽和磁束密度の低い磁性体で構成されたサイ
ドコア1a,1b及びセンターコア2だけでは発生すること
のできなかつた大きな消去磁界を発生するためにある。
しかし、第1図において消去されるべき磁気記録媒体
がサイドコア1aの方向から1bの方向へ媒体摺動面を移動
する場合を考えると、サイドコア1aの摺動面にある消去
前の記録媒体に存在する磁気記録による磁化によつて、
サイドコア1aからセンターコア2の後部、さらにサイド
コア1bによつて構成される磁路に磁界を発生し、この磁
気記録媒体の磁化が2番目に通過するフロントギヤツプ
3bに磁界を作る。この磁界は媒体摺動面を通過する磁気
記録媒体を通して再び消去磁界による交流バイアス記録
をする作用、すなわち再記録過程をもつており、高い消
去率を得るための障害となつている。この再記録過程に
ついては「電子通信学会磁気記録研究会資料MR79-10,19
79年」に詳しく記載されている。
このように、従来の消去ヘツドでは再記録過程の存在
により高い消去率が得られず、特に高保磁力磁気記録媒
体では十分な消去ができないという欠点があつた。
本発明は上述したような従来の欠点を除去するために
なされたもので、再記録過程を著しく減少させ、高い消
去率を得ることができるように構成した磁気ヘッドを少
ない部品点数で簡単な工程により安価に製造できる磁気
ヘッドの製造方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明においては、セン
ターコアを挟んで左右一対のサイドコアを設け、磁気記
録媒体摺動面側にダブルギャップを設けた磁気ヘッドの
製造方法であって、磁気記録媒体の進行方向前後に分割
された前記センターコアの接合面の磁性を所定深さにわ
たってあらかじめ消失させることにより、前記センター
コアの接合面に非磁性層を形成し、その後、前記センタ
ーコアの接合面同士を接着する方法を採用した。
以下、図面に示す実施例とともに本発明の詳細を説明
する。
第2図は本発明の一実施例を説明するもので、図中第
1図と同一部分には同一符号を付しその説明は省略す
る。
本実施例にあつてはセンターコアが磁気記録媒体移動
方向に2つに分割され、分割センターコア2a,2bとなつ
ており、両者間に非磁性層6が介装されている。
本実施例はこのように極めて簡単な構造を有するが、
サイドコア1aの方向から、サイドコア1bの方向へ磁気記
録媒体が通過する時、サイドコア1aの磁気記録媒体摺動
面上に位置する消去前の媒体磁化は、サイドコア1aから
分割センターコア2a,2bの後部、さらにサイドコア1bを
通つて循環する磁界を発生する。この時、媒体磁化の作
る磁界はフロントギヤツプ3bを通るため、この位置を通
過中の磁気記録媒体が再記録過程を受けることは従来構
造の場合と同様である。
しかし、本実施例にあつてはセンターコアを分割する
非磁性層6が存在するため、消去前の媒体磁化がフロン
トギヤツプ3bに作る磁界は大幅に減少する。従つて、前
述した再記録過程が抑制され、消去率が増大する。この
場合、センターコアに設けられた非磁性層6はこれを横
切ろうとする消去前の媒体磁化が作る磁界は抑制する
が、本来の消去磁界はこの非磁性層6を横切らないた
め、消去磁界を弱めることはない。この分割センターコ
ア2a,2b間に介装される非磁性層6の厚みはその効果を
十分に得るためと、製造上の容易さや寸法上の問題を考
慮すると5μm〜500μm程度がよい。
以上のように構成された消去ヘツドを用いて消去率を
測定した結果を第3図に示す。第3図は消去電流と消去
率との関係を示すもので、同図中符号aで示す曲線は本
発明になる消去ヘツドを用いた場合を示す。符号b,cで
示す曲線は従来型の消去ヘツドによるものを示す。
又、消去率の測定は315Hzの正弦波信号を飽和記録電
流の3倍流し、記録された磁気記録媒体を消去電流の大
きさを変化させて消去した後、バンド幅50Hzのバンドパ
スフイルタを有する測定系を用いて行つた。尚、この測
定系のテープ走行時の雑音レベルは−80dBであつた。
第3図から明らかなように従来型の消去ヘツドでは、
その消去率は消去電流の増大に伴つて1度極大値を示し
た後再び減少する。これは前述した再記録過程によるも
のである。
又、従来型の消去率を示す曲線b,cで極大値の生じ方
が異るがこれは両方の消去ヘツドのフロントギヤツプの
長さが異るためである。このように従来型の消去ヘツド
では−60dB程度の消去率しか得られない。
これに対して本発明になる消去ヘツドでは消去率は消
去電流の増大に従つて単調に増大し、測定系の雑音レベ
ルまで消去できることがわかる。一般に、消去率が−60
dBでは録音が残る状態であり十分ではなく、満足できる
消去状態としては−70dB以上が必要であるが、第3図か
ら本発明になる消去ヘツドが上述した要望を満足させて
いることがわかる。
ところで、非磁性層6は分割センターコア2a,2bを接
着するために用いた有機合成樹脂を利用して形成する
と、製造工程上効率がよい。又非磁性層6として導電性
非磁性体を用いると、非磁性層6を横切る磁束の変化に
対して渦電流を発生するため再記録過程の原因となる磁
界を抑制する効果がさらに増大する。この場合、本来の
消去磁界はこの非磁性層6を横切ることはないため、た
とえ消去磁界によつて渦電流が発生したとしてもその量
は小さく、これによる損失も問題にはならない。
又、分割センターコア2a,2bの製造時において、その
表面粗さを抑制する等の方法によりあらかじめその接合
表面の磁性を適当な深さだけ消失させておくのもよい。
この場合非磁性層6の厚みが主に分割センターコア2a,2
bの表面非磁性層の厚みによつて決定されるように、分
割センターコア2a,2bの表面非磁性層の厚みを設定して
おくと、両者の接着時における有機合成樹脂からなる接
着剤の厚みがある程度小さければ、接着剤の厚みを特に
精密に制御しなくても目的とする非磁性層6の厚みを容
易に得ることができる。
尚、上記の実施例にあつては、フロントギヤツプ3a,3
b付近にある高磁束密度材料4が合計4個ある場合を示
したがこれらの材料が全くないヘツド、数の異るヘツド
及び配置位置の異るヘツドに対しても全く同様に適応す
ることができることは勿論である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、セ
ンターコアを挟んで左右一対のサイドコアを設け、磁気
記録媒体摺動面側にダブルギャップを設けた磁気ヘッド
の製造方法であって、磁気記録媒体の進行方向前後に分
割された前記センターコアの接合面の磁性を所定深さに
わたってあらかじめ消失させることにより、前記センタ
ーコアの接合面に非磁性層を形成し、その後、前記セン
ターコアの接合面同士を接着する方法を採用したので、
分割されたセンターコア間の非磁性層の存在により、消
去磁界を減少させることなく、再記録過程のみを抑制し
て高い消去率が得られる優れた磁気ヘッドを少ない部品
点数で簡単な工程により安価に製造できるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消去ヘツドの構造を説明する平面図、第
2図は本発明の一実施例を説明する平面図、第3図は消
去電流と、消去率との関係を示す線図である。 1……消去ヘツド、1a,1b……サイドコア 2……センターコア、3a,3b……フロントギヤツプ 4……高磁束密度磁性体、5……バツクギヤツプ 6……非磁性層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターコアを挟んで左右一対のサイドコ
    アを設け、磁気記録媒体摺動面側にダブルギャップを設
    けた磁気ヘッドの製造方法であって、 磁気記録媒体の進行方向前後に分割された前記センター
    コアの接合面の磁性を所定深さにわたってあらかじめ消
    失させることにより、前記センターコアの接合面に非磁
    性層を形成し、その後、前記センターコアの接合面同士
    を接着することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
JP56078625A 1981-05-26 1981-05-26 磁気ヘッドの製造方法 Expired - Lifetime JP2502273B2 (ja)

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JPS57195315A JPS57195315A (en) 1982-12-01
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