JP4290928B2 - 伝達比可変操舵装置 - Google Patents

伝達比可変操舵装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4290928B2
JP4290928B2 JP2002169698A JP2002169698A JP4290928B2 JP 4290928 B2 JP4290928 B2 JP 4290928B2 JP 2002169698 A JP2002169698 A JP 2002169698A JP 2002169698 A JP2002169698 A JP 2002169698A JP 4290928 B2 JP4290928 B2 JP 4290928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
yoke
housing
transmission ratio
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002169698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004009979A (ja
Inventor
哲也 金子
元康 山盛
清 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2002169698A priority Critical patent/JP4290928B2/ja
Publication of JP2004009979A publication Critical patent/JP2004009979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290928B2 publication Critical patent/JP4290928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操舵ハンドルの操舵角と転舵系の転舵角との伝達比を変化させる伝達比可変操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図15に示すように、特開2000−211541号公報記載の伝達比可変操舵装置が知られている。この伝達比可変操舵装置は、ハウジング90と、このハウジング90と一体回転可能に設けられる入力軸91と、ハウジング90に回転可能に支承された出力軸92と、ハウジング90内に固定され、モータ軸93aを回転可能なモータ93と、ハウジング90内に設けられた波動歯車機構からなるギヤ機構94と、ハウジング90内に設けられたロック機構95と、ハウジング90外で入力軸91と同軸に設けられたスパイラルケーブル装置96とを備えている。
【0003】
入力軸91は図示しない等速ジョイントを介して図示しない操舵ハンドルに連結されており、操舵ハンドルの操舵角が入力軸91に伝達されるようになっている。また、出力軸92は図示しない等速ジョイントを介して図示しないピニオンに連結されており、ピニオンの回転が図示しないラックバーを平行移動するようになっている。こうして、出力軸92は転舵系に転舵角を伝達する。
【0004】
モータ93はハウジング90内に固定されるモータハウジング93bを有している。モータハウジング93b内にはステータ93cが固定されており、ステータ93c内にはステータ93cによって回転駆動されるロータ93dが設けられている。モータ軸93aは、ロータ93dに固定され、ロータ93dの両端で軸方向に突出されている。このモータ軸93aのスパイラルケーブル装置96側の一端は、ハウジング90にボール軸受90aを介して回転可能に支承されているとともに、ロック機構95によりハウジング90に固定可能になっている。他方、モータ軸93aの他端はギヤ機構94に接続されている。
【0005】
ギヤ機構94は、モータ軸93aの他端が嵌入されてモータ軸93aと一体回転可能なウェーブジェネレータ94aを有している。このウェーブジェネレータ94aは、軸直角断面が楕円形状のカム941aと、このカム941aの外周に設けられたボール軸受942aとからなる。ボール軸受942aの内輪はカム941aの外周に固定されており、ボール軸受942aの外輪はボールを介して弾性変形可能である。ウェーブジェネレータ94aの外周にはボール軸受942aの外輪と一体的に環状のフレクスプライン94bが設けられている。フレクスプライン94bの外周には外歯が形成されている。また、ハウジング90内のモータ93側には環状のステイサーキュラスプライン94cが形成されている。ステイサーキュラスプライン94cの内周にはフレクスプライン94bの外歯と同数の内歯が形成され、これによりステイサーキュラスプライン94cはフレクスプライン94bと噛合している。さらに、ハウジング90内の外側にはステイサーキュラスプライン94cと隣接して環状のドライブサーキュラスプライン94dが軸受メタル90bを介して回転可能に支承されている。ドライブサーキュラスプライン94dの内周にはフレクスプライン94bの外歯より少ない歯数の内歯が形成され、これによりドライブサーキュラスプライン94dもフレクスプライン94bと噛合している。ドライブサーキュラスプライン94dは可動フランジ94eに固定され、可動フランジ94eは出力軸92に固定されている。
【0006】
ロック機構95は、モータ軸93aのスパイラルケーブル装置96側の一端の外周に固定されたロックホルダ95aと、ハウジング90に対して軸心と平行な枢軸回りで揺動可能に軸支され、駆動装置により駆動されるロックバー95bとを有している。ロックホルダ95aの外周には複数のロック溝が凹設されており、ロックバー95bの一端にはロック溝に係合可能な係合爪部が形成されている。
【0007】
また、スパイラルケーブル装置96は、図示しない車体に保持される筒状の筐体96aと、この筐体96aの内側に筐体96aに対して相対回転可能に設けられ、ハウジング90外でハウジング90に固定された内筒96bとを有している。また、筐体96aと内筒96bとの間には複数のリード線を絶縁被覆してなるフレキシブルフラットケーブル96cが設けられており、このフレキシブルフラットケーブル96cは、一端が内筒96bに接続されて内筒96bの周囲に巻回され、他端が筐体96aに接続されている。フレキシブルフラットケーブル96cと接続されて内筒96bから延出するリード線はモータ93のステータ等に接続され、フレキシブルフラットケーブル96cと接続されて筐体96aから延出するリード線は車体の図示しないバッテリ及びECU(電子制御装置)にコネクタにより接続される。
【0008】
この伝達比可変操舵装置では、ロックバー95bの係合爪部がロックホルダ95aのロック溝と係合していない状態において、運転手が操舵ハンドルを操舵すると、入力軸91を介してハウジング90に操舵角が伝達される。この際、その操舵角に応じてモータ93がロータ93dを回転駆動する。ロータ93dの回転はモータ軸93aを介してギヤ機構94に伝達され、ここで減速されて出力軸92が回転駆動される。
【0009】
また、ロックバー95bの係合爪部がロックホルダ95aのロック溝と係合している状態では、運転手が操舵ハンドルを操舵すると、入力軸91を介してハウジング90に操舵角が伝達されるとともに、モータ軸93aにも操舵角が伝達される。モータ軸93aの回転はギヤ機構94に伝達され、出力軸92が回転駆動される。
【0010】
こうしてこの伝達比可変操舵装置では、非常時等にロック機構95の駆動装置がロックバー95bを駆動することにより入力軸91とモータ軸93aとをロック可能な状態としつつ、操舵角と転舵角との伝達比が可変された状態で転舵系に転舵角が伝達される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の伝達比可変操舵装置では、モータ93とロック機構95とが明確でない。このため、ロック機構95の駆動装置として、プランジャを伸縮させてロックバー95bを駆動するソレノイドを採用する場合、ロック機構95の組付け、取り替えに長時間を要するおそれがあった。
【0012】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ロック機構の駆動装置としてソレノイドを採用する場合において、そのロック機構の組付け、取替え時間の短縮化を実現可能な伝達比可変操舵装置を提供することを解決すべき課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
発明の伝達比可変操舵装置は、ハウジングと、該ハウジングと一体回転可能に設けられ、操舵ハンドルの操舵角を伝達する入力軸と、該ハウジング内に固定され、モータ軸を回転可能なモータと、該ハウジングに回転可能に支承され、転舵系に転舵角を伝達する出力軸と、該ハウジング内で該モータ軸と該出力軸との間に設けられ、該モータ軸の回転角を増減して該出力軸に出力するギヤ機構と、該入力軸と該モータ軸との間に設けられ、該入力軸と該モータ軸とをロックするロック機構とを備え、該操舵角と該転舵角との伝達比を可変する伝達比可変操舵装置において、
【0014】
前記モータは、前記ハウジングに固定されるモータハウジングと、該モータハウジングに固定されるステータと、該ステータによって回転駆動され、両端に前記モータ軸を軸方向に突出させるロータとを有し、
【0015】
前記ロック機構は、該モータ軸と一体回転可能に設けられ、外周に複数のロック溝が凹設されたロックホルダと、ヨークと、該ヨークに植設され、軸心と平行な枢軸と、該枢軸に揺動可能に軸支され、一端に該ロック溝に係合可能な係合爪部をもつロックバーと、該ヨークに第1の締結手段によって固定され、該ロックバーの他端に接続されたプランジャを伸縮させて該ロックバーを該枢軸回りに揺動させるソレノイドとを有し、
ロックバー及び該ソレノイドが固定される該ヨークを、該モータハウジングに第2の締結手段によって一体的に脱着可能に固定したことを特徴とする。
本発明の伝達比可変操舵装置では、ロック機構の駆動装置としてソレノイドを採用する場合において、そのロック機構の組付け、取替え時間の短縮化を実現することができる。
【0016】
本発明の伝達比可変操舵装置において、前記モータハウジングは軸方向外側に突出する少なくとも2本の前記第2の締結手段としてのボルトを一体的にもち、該ヨークには各該ボルトを挿通させる挿通孔が形成され、該ヨークは、各該挿通孔に挿通させる各該ボルトと各該ボルトに螺合する前記第2の締結手段としての各ナットとにより固定されていることが好ましい。
【0017】
この伝達比可変操舵装置では、ハウジングに固定されるモータのモータハウジングにヨークが固定され、このヨークにロックバーが軸心と平行な枢軸回りで揺動可能に軸支される。また、そのヨークにソレノイドが固定され、このソレノイドがロックバーの他端に接続されたプランジャを伸縮させることによりロックバーを枢軸回りに揺動させる。
【0018】
こうしてモータのモータハウジングにヨークを固定する際、軸方向外側に突出する少なくとも2本のボルトを一体的にもつモータハウジングを採用している。また、各ボルトを挿通させる挿通孔が形成されたヨークを採用している。そして、各ボルトにヨークの各挿通孔を挿通した後、各ボルトにナットを螺合する。
【0019】
このため、この伝達比可変操舵装置では、ナットを外すことによりモータに対してヨークを容易に脱着することが可能であり、ヨーク、ロックバー及びソレノイドの取替えを容易に行なうことができる。また、この伝達比可変操舵装置では、ボルトが2本以上であるため、モータハウジングに対してヨークが変位することはなく、ロックバー及びソレノイドを精度よく組付けることができる。
【0024】
本発明の伝達比可変操舵装置において、前記ヨークには前記第1の締結手段としての雌ねじ部が形成され、該ソレノイドは該雌ねじ部と螺合する雄ねじ部をもつ前記第1の締結手段としてのネジを挿通可能なネジ穴が形成されたブラケットに固定され、
【0025】
該ヨークには該雌ねじ部より外側で該雌ねじ部より大径で円柱状の大径部が凹設され、該ネジは、該ヨークとの間で該ネジ穴周りを挟持する座面と、該座面から突出し、該大径部に先端側に間隙を有して挿入され、該ネジ穴と同径をなす円柱状の円筒部と、該円筒部より先端に形成された該雄ねじ部とからなることが好ましい。
【0026】
この伝達比可変操舵装置においても、ハウジングに固定されるモータのモータハウジングにヨークが固定され、このヨークにロックバーが軸心と平行な枢軸回りで揺動可能に軸支される。また、そのヨークにソレノイドが固定され、このソレノイドがロックバーの他端に接続されたプランジャを伸縮させることによりロックバーを枢軸回りに揺動させる。
【0027】
こうしてヨークにソレノイドを固定する際、雌ねじ部と大径部とが形成されたヨークを採用している。また、ネジ穴が形成されたブラケットに固定されたソレノイドを採用している。さらに、座面と円筒部と雄ねじ部とからなるネジを採用している。そして、ヨークの雌ねじ部及び大径部にブラケットのネジ穴を合せ、ネジをネジ穴に挿通させた後、ヨークに嵌める。又は、ネジをネジ穴に挿通させたブラケットを用意し、ヨークの雌ねじ部及び大径部にこのブラケットのネジ穴を合せ、ネジをヨークに嵌める。この際、ネジの雄ねじ部は、ヨークの大径部が雌ねじ部より外側で雌ねじ部より大径で円柱状をしているため、大径部を挿通し、雌ねじ部に螺合される。また、ネジの円筒部はヨークの大径部に挿入され、円筒部の先端側には間隙が保たれる。これにより、ネジの座面がヨークとの間でネジ穴周りを挟持する。こうしてヨークに固定されたソレノイドは、ネジの円筒部とブラケットのネジ穴とが同径であるため、精度良く位置決めされることとなる。また、ネジの円筒部の先端側がヨークの大径部との間で間隙を有しているため、ブラケットがネジによって強固に挟持されることとなる。
【0028】
こうして、ソレノイドの固定位置がヨークに対してずれ難いため、ソレノイドによって駆動されるロックバーの係合位置もロックホルダに対してずれ難い。このため、ソレノイドの固定位置ひいてはロックバーの係合位置を調節する手間が省け、ソレノイドを短時間で組付けることができる。
【0030】
発明の伝達比可変操舵装置では、モータハウジングは、ステータ及びロータを収容するカップ状のモータハウジング本体と、該モータハウジング本体の開口部を隠蔽するモータエンドプレートとからなり、ヨークは該モータエンドプレートに固定されていることが好ましい。こうであれば、ヨークをモータに固定しやすく、発明が顕著な作用効果を奏する。また、モータメーカにとっても、モータエンドプレートにヨークを固定する程度のことは汎用のモータの僅かな改良で済み、ヨーク付きのモータがさほどのコストアップを生じない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、発明の伝達比可変操舵装置を具体化した実施形態を比較形態とともに図面を参照しつつ説明する。
【0032】
(実施形態)
実施形態の伝達比可変操舵装置1は発明を具体化したものである。この伝達比可変操舵装置1は、図1に示すように、ステアリング装置に用いられる。このテアリング装置は、車両の操舵ハンドル70が入力軸としての上部ステアリングシャフト71の上端に図示しない等速ジョイントを介して接続されている。また、上部ステアリングシャフト71の下端と、出力軸としての下部ステアリングシャフト72の上端とが伝達比可変操舵装置1を介して接続されている。
【0033】
また、下部ステアリングシャフト72の下端には図示しない等速ジョイントを介して図示しないピニオンが設けられ、このピニオンがステアリングギヤボックス73内においてラック74に噛合されている。ラック74の両端にはそれぞれタイロッド75の一端が接続されるとともに、各タイロッド75の他端にはナックルアーム76を介して転舵輪77が接続されている。
【0034】
さらに、上部ステアリングシャフト71には操舵ハンドル70の操舵角を検出する舵角センサ78が設けられ、下部ステアリングシャフト72には転舵輪77の転舵角を検出する転舵角センサ79が設けられている。これら舵角センサ78及び転舵角センサ79により検出された操舵ハンドル70の操舵角及び転舵輪77の転舵角はECU80に入力されるようになっている。ECU80には、車両速度を検出する車速センサ81から出力される車両速度も入力されるようになっている。そして、ECU80は、伝達比可変操舵装置1に対して、この伝達比可変操舵装置1を制御するための制御信号を出力するようになっている。
【0035】
伝達比可変操舵装置1を図2に拡大して示す。この伝達比可変操舵装置1は、一体に結合されているハウジング6〜8内に、ロック機構3、モータ4及びギヤ機構としての波動歯車機構5が設けられ、ハウジング6外にはスパイラルケーブル装置2が設けられている。そして、上部ステアリングシャフト71の下端71aと、下部ステアリングシャフト72の上端72aとが伝達比可変操舵装置1に接続されている。
【0036】
ハウジング6の上部ステアリングシャフト71側には筒状の嵌合部6aが形成されている。この嵌合部6aに上部ステアリングシャフト71の下端71aが板バネ6bを介して嵌合されており、これによりハウジング6と上部ステアリングシャフト71とが一体として回転するようになっている。
【0037】
モータ4はハウジング7内に固定されるモータハウジング10を有している。モータハウジング10は金属製のモータハウジング本体10aと金属製のモータエンドプレート10bとからなる。モータハウジング本体10aは、中央に軸孔10cをもつカップ状をなし、ハウジング7に固定されている。このモータハウジング本体10aの上部ステアリングシャフト71側には、モータハウジング本体10aの開口部を塞ぐように板状のモータエンドプレート10bがかしめにより固定されている。モータエンドプレート10bには、図5に示すように、ロック機構3側に軸部を突出する2本の第2の締結手段としてのボルト10dが溶接によって一体に固定されている。
【0038】
図2に示すように、モータハウジング本体10aの内周面にはステータ12が固定され、ステータ12内にはステータ12によって回転駆動されるロータ14が設けられている。ロータ14にはモータ軸13が固定され、モータ軸13はロータ14の両端で軸方向に突出されている。また、モータ軸13の一端13aはモータエンドプレート10bとの間に設けたボール軸受15により支承されており、モータ軸13の他端13bはモータハウジング本体10aの軸孔10cとの間に設けたボール軸受16により支承されている。これにより、モータ軸13はモータハウジング本体10a、ハウジング6〜8に対して同軸で回転可能になっている。このモータ軸13のスパイラルケーブル装置2側の一端13aは、ロック機構3によりハウジング6〜8に固定可能になっている。他方、モータ軸13の他端13bは波動歯車機構5に接続されている。
【0039】
波動歯車機構5は、モータ軸13の他端13bが嵌入されてモータ軸13と一体回転可能なウェーブジェネレータ17を有している。このウェーブジェネレータ17は、軸直角断面が楕円形状のカム17aと、このカム17aの外周に設けられたボール軸受17bとからなる。軸受17bの内輪はカム17aの外周に固定されており、ボール軸受17bの外輪はボールを介して弾性変形可能である。ウェーブジェネレータ17の外周にはボール軸受17bの外輪と一体的に弾性変形可能な環状のフレクスプライン19が設けられている。このフレクスプライン19の外周には外歯19aが形成されている。また、ハウジング7内のモータ4側には環状のステイサーキュラスプライン20が固定されている。ステイサーキュラスプライン20の内周にはフレクスプライン19の外歯19aより多い歯数の内歯20aが形成され、これによりステイサーキュラスプライン20はフレクスプライン19と噛合している。さらに、ハウジング7内の下部ステアリングシャフト72側にはステイサーキュラスプライン20と隣接して環状のドライブサーキュラスプライン21が軸受メタル7aを介して回転可能に支承されている。ドライブサーキュラスプライン21の内周にはフレクスプライン19の外歯19aと同数の内歯21aが形成され、これによりドライブサーキュラスプライン21もフレクスプライン19と噛合している。モータハウジング本体10aと波動歯車機構5との間には保護プレート9が設けられている。そして、ドライブサーキュラスプライン21には下部ステアリングシャフト72の上端72aが固定されている。
【0040】
ロック機構3は、モータ軸13のスパイラルケーブル装置2側の一端13aの外周に固定されたロックホルダ24と、図3にも示すように、モータエンドプレート10bに固定される円弧状のヨーク35と、ヨーク35に対して軸心Oと平行な枢軸25a回りで揺動可能に軸支され、ソレノイド30により駆動されるロックバー25とを有している。枢軸25aの一端は、図4に示すように、ヨーク35に軸支され、その他端はハウジング6を貫通し、後述するスパイラルケーブル装置2の内筒27に軸支されている。ヨーク35には、図6に示すように、2個の挿通孔35aが形成されている。また、ヨーク35には、一方の挿通孔35aの両側に第1の締結手段としての雌ねじ部35bが形成されており、各雌ねじ部35bは各挿通孔35aに対して垂直方向にヨーク35を貫通している。特に、ヨーク35の雌ねじ部35bの外側には雌ねじ部35bより大径の円柱状の大径部35cが凹設されている。
【0041】
図2に示すように、ロックホルダ24の外周には複数のロック溝24aが凹設されており、ロックバー25の一端にはロック溝24aに係合可能な係合爪部25bが形成されている。ソレノイド30は、図4及び図8〜10に示すように、ネジ穴31bが形成されたブラケット30bに固定されているとともに、図3及び図4に示すように、軸心Oと直角に伸縮されるプランジャ30aを有している。プランジャ30aの先端がロックバー25の他端に接続されている。
【0042】
また、図2に示すように、スパイラルケーブル装置2は、図示しない車体に保持される筒状の筐体26と、この筐体26の内側に筐体26に対して相対回転可能に設けられ、ハウジング6外でハウジング6に固定された内筒27とを有している。また、筐体26と内筒27との間には複数のリード線を絶縁被覆してなるフレキシブルフラットケーブル28が設けられており、このフレキシブルフラットケーブル28は、一端が内筒27に接続されて内筒27の周囲に巻回され、他端が筐体26に接続されている。フレキシブルフラットケーブル28と接続されて内筒27から延出するリード線はモータ4のステータ12等に接続され、フレキシブルフラットケーブル28と接続されて筐体26から延出するリード線は車体の図示しないバッテリ及びECU80にコネクタにより接続される。
【0043】
この伝達比可変操舵装置1は、ソレノイド30が次のようにして組付けられている。まず、図5に示すように、モータエンドプレート10bの両ボルト10dに対し、図6に示すように、ヨーク35の各挿通孔35aを挿通する。そして、図7に示すように、各ボルト10dを第2の締結手段としての各ナット10eで螺合することによって、ヨーク35をモータエンドプレート10bに固定する。なお、このボルト10dは、溶接等でモータエンドプレート10bに一体化され、挿通孔35aから脱落しないようになっている。また、このボルト10dは頭部付きのものであるが、ここに採用し得るボルトは必ずしも頭部付きのものである必要はなく、ねじ部のみのボルトであってもよい。この場合は、そのねじ部を直にモータエンドプレート10bに溶接等により固定すればよい。
【0044】
次に、図8〜10に示すように、ソレノイド30におけるブラケット30bのネジ穴31bに挿通可能な2本の第1の締結手段としてのネジ36を用意する。各ネジ36は頭部の裏面に座面36aを有している。また、各ネジ36は、ヨーク35の大径部35cと同径で座面36aから突出する円筒部36bと、円筒部36bから突出する雄ねじ部36cとを有している。各ネジ36の円筒部36bはブラケット30bのネジ穴31bとも同径である。
【0045】
そして、ヨーク35の雌ねじ部35b及び大径部35cにブラケット30bのネジ穴31bを合せ、図9及び図10に示すように、ネジ36をヨーク35に嵌める。こうして、各ネジ36の雄ねじ部36cがヨーク35の雌ねじ部35bに螺合される。こうして、各ネジ36の座面36aがヨーク35との間でブラケット30bのネジ穴31b周りを挟持する。
【0046】
この際、各ネジ36の円筒部36bは同径のネジ穴31bに挿通されるため、各ネジ36がブラケット30bひいてはソレノイド30を精度良く位置決めすることとなる。また、各ネジ36の円筒部36bの先端側がヨーク35の大径部35cとの間で間隙Cを有しているため、ブラケット30bひいてはソレノイド30が両ネジ36によって強固に挟持されることとなる。また、ボルト10dが2本であるため、モータエンドプレート10bに対してヨーク35が変位することはなく、ロックバー25及びソレノイド30を精度よく組付けることができる。
【0047】
こうして、この伝達比可変操舵装置1では、図4に示すように、ナット10eを外すことによりモータ4に対してヨーク35を容易に脱着することが可能であり、ヨーク35、ロックバー25及びソレノイド30の取替えを容易に行なうことができる。また、この伝達比可変操舵装置1では、ボルト10dが2本であるため、モータエンドプレート10bに対してヨーク35が変位することはなく、ロックバー25及びソレノイド30を精度よく組付けることができる。
【0048】
また、この伝達比可変操舵装置1では、ソレノイド30をヨーク35に精度良くかつ強固に固定することができる。このため、ソレノイド30は、図3に示すように、その固定位置がヨーク35に対してずれ難く、ソレノイド30によって駆動されるロックバー25の係合位置もロックホルダ24に対してずれ難い。このため、ソレノイド30の固定位置ひいてはロックバー25の係合位置を調節する手間が省ける。
【0049】
したがって、この伝達比可変操舵装置1では、ロック機構3の駆動装置としてソレノイド30を採用する場合において、そのロック機構3の組付け、取替え時間の短縮化を実現することができる。また、汎用のモータ4のモータエンドプレート10bにヨーク35を固定するといった僅かな改良で済むため、コストアップを生じない。
【0050】
こうして組付けられた伝達比可変操舵装置1では、従来と同様、非常時等にロック機構3のソレノイド30がロックバー25を駆動することにより上部ステアリングシャフト71とモータ軸13とをロック可能な状態としつつ、操舵角と転舵角との伝達比が可変された状態で転舵系に転舵角が伝達される。この際、ロックバー25及びソレノイド30が精度よく組付けられていることから、ロックバー25の係合爪部がロックホルダ24のロック溝24aと確実に係合しやすく、上部ステアリングシャフト71とモータ軸13とを確実にロック可能にしている。
【0051】
(比較形態)
比較形態の伝達比可変操舵装置では、ソレノイド30が次のようにして組付けられている。図11に示すように、ロック機構3側のモータエンドプレート10bには、2つのボルト穴10fが貫設されている。また、ヨーク38には、図12に示すように、2個の雌ねじ部38aが形成されている。そして、各ボルト穴10fにヨーク38の各雌ねじ部38aを合わせ、各ボルト10gをボルト穴10fに通し、雌ねじ部38aに螺合する。こうして、ヨーク38がモータエンドプレート10bに固定される。このモータエンドプレート10bがモータハウジング本体10aにかしめにより固定されている。
【0052】
また、ヨーク38には、図12に示すように、一方の雌ねじ部38aの両側に雌ねじ部38bが形成されている。各雌ねじ部38bは雌ねじ部38aに対して垂直方向にヨーク38を貫通している。そして、図12〜14に示すように、ソレノイド30におけるブラケット30bのネジ穴31bに挿通可能な2本のネジ37を用意する。各ネジ37は頭部の裏面に座面37aを有している。また、各ネジ37は、座面37aから突出する雄ねじ部37cを有している。
【0053】
そして、ヨーク38の雌ねじ部38bにブラケット30bのネジ穴31bを合せ、図13及び図14に示すように、ネジ37をヨーク38に嵌める。こうして、各ネジ37の雄ねじ部37cがヨーク38の雌ねじ部38bに螺合される。他の構成は実施形態と同様である。
【0054】
こうして、この伝達比可変操舵装置では、ヨーク38に形成された雌ねじ部38aにモータ4の内部側からボルト10gを螺合しているため、モータ4に対してヨーク38の脱着を行なうためには、モータハウジング本体10aからモータエンドプレート10bを外してからボルト10gを外さなければならず、ヨーク38、ロックバー25及びソレノイド30の取替えが困難である。
【0055】
また、この伝達比可変操舵装置では、各ネジ37の座面37aがヨーク38との間でブラケット30bのネジ穴31b周りを挟持するのであるが、各ネジ37の雄ねじ部37cとブラケット30bのネジ穴31bとの間には間隙が生じてしまっている。このため、各ネジ37がブラケット30bひいてはソレノイド30を精度良く位置決めすることができない。精度を高めるために位置の計測を行い、両ネジ37を緩めた後、再度両ネジ37を嵌めなければならず、組付けコスト、時間が大となる。
【0056】
したがって、比較形態の伝達比可変操舵装置では、図11に示すように、ロック機構3の組付け、取替え時間に長時間を要することとなってしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の伝達比可変操舵装置に係るステアリング装置の構成図である。
【図2】実施形態の伝達比可変操舵装置の縦断面図である。
【図3】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ロック機構の一部側面図である。
【図5】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、モータエンドプレートの一部側面図である。
【図6】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ロック機構の一部断面図である。
【図7】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部側面図である。
【図8】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ロック機構の一部断面図である。
【図9】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部拡大断面図である。
【図10】実施形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部拡大断面図である。
【図11】比較形態の伝達比可変操舵装置に係り、ロック機構の一部側面図である。
【図12】比較形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部破断平面図である。
【図13】比較形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部拡大断面図である。
【図14】比較形態の伝達比可変操舵装置に係り、ヨーク等の一部拡大断面図である。
【図15】従来の伝達比可変操舵装置の縦断面図である。
【符号の説明】
6、7、8…ハウジング
70…操舵ハンドル
71…入力軸(上部ステアリングシャフト)
13…モータ軸
4…モータ
72…出力軸(下部ステアリングシャフト)
5…ギヤ機構(波動歯車機構)
3…ロック機構
1…伝達比可変操舵装置
10…モータハウジング(10a…モータハウジング本体、10b…モータエンドプレート)
12…ステータ
14…ロータ
24a…ロック溝
24…ロックホルダ
35…ヨーク
25a…枢軸
25b…係合爪部
25…ロックバー
30a…プランジャ
30…ソレノイド
30b…ブラケット
10d…ボルト
35a…挿通孔
10e…ナット
35b…雌ねじ部
36c…雄ねじ部
36…ネジ
31b…ネジ穴
35c…大径部
36a…座面
36b…円筒部

Claims (4)

  1. ハウジングと、該ハウジングと一体回転可能に設けられ、操舵ハンドルの操舵角を伝達する入力軸と、該ハウジング内に固定され、モータ軸を回転可能なモータと、該ハウジングに回転可能に支承され、転舵系に転舵角を伝達する出力軸と、該ハウジング内で該モータ軸と該出力軸との間に設けられ、該モータ軸の回転角を増減して該出力軸に出力するギヤ機構と、該入力軸と該モータ軸との間に設けられ、該入力軸と該モータ軸とをロックするロック機構とを備え、該操舵角と該転舵角との伝達比を可変する伝達比可変操舵装置において、
    前記モータは、前記ハウジングに固定されるモータハウジングと、該モータハウジングに固定されるステータと、該ステータによって回転駆動され、両端に前記モータ軸を軸方向に突出させるロータとを有し、
    前記ロック機構は、該モータ軸と一体回転可能に設けられ、外周に複数のロック溝が凹設されたロックホルダと、ヨークと、該ヨークに植設され、軸心と平行な枢軸と、該枢軸に揺動可能に軸支され、一端に該ロック溝に係合可能な係合爪部をもつロックバーと、該ヨークに第1の締結手段によって固定され、該ロックバーの他端に接続されたプランジャを伸縮させて該ロックバーを該枢軸回りに揺動させるソレノイドとを有し、
    ロックバー及び該ソレノイドが固定される該ヨークを、該モータハウジングに第2の締結手段によって一体的に脱着可能に固定したことを特徴とする伝達比可変操舵装置。
  2. 前記モータハウジングは軸方向外側に突出する少なくとも2本の前記第2の締結手段としてのボルトを一体的にもち、該ヨークには各該ボルトを挿通させる挿通孔が形成され、該ヨークは、各該挿通孔に挿通させる各該ボルトと各該ボルトに螺合する前記第2の締結手段としての各ナットとにより固定されていることを特徴とする請求項1記載の伝達比可変操舵装置。
  3. 前記ヨークには前記第1の締結手段としての雌ねじ部が形成され、該ソレノイドは該雌ねじ部と螺合する雄ねじ部をもつ前記第1の締結手段としてのネジを挿通可能なネジ穴が形成されたブラケットに固定され、
    該ヨークには該雌ねじ部より外側で該雌ねじ部より大径で円柱状の大径部が凹設され、該ネジは、該ヨークとの間で該ネジ穴周りを挟持する座面と、該座面から突出し、該大径部に先端側に間隙を有して挿入され、該ネジ穴と同径をなす円柱状の円筒部と、該円筒部より先端に形成された該雄ねじ部とからなることを特徴とする請求項1記載の伝達比可変操舵装置。
  4. モータハウジングは、ステータ及びロータを収容するカップ状のモータハウジング本体と、該モータハウジング本体の開口部を隠蔽するモータエンドプレートとからなり、ヨークは該モータエンドプレートに固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の伝達比可変操舵装置。
JP2002169698A 2002-06-11 2002-06-11 伝達比可変操舵装置 Expired - Lifetime JP4290928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169698A JP4290928B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 伝達比可変操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002169698A JP4290928B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 伝達比可変操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004009979A JP2004009979A (ja) 2004-01-15
JP4290928B2 true JP4290928B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=30436179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002169698A Expired - Lifetime JP4290928B2 (ja) 2002-06-11 2002-06-11 伝達比可変操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4290928B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111628609B (zh) * 2019-02-28 2022-10-04 日本电产株式会社 制动装置及动力组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004009979A (ja) 2004-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6705176B2 (en) Electric power steering apparatus
US5921344A (en) Electric steering system
JP5141681B2 (ja) モータ、動力装置及び電動パワーステアリング装置
US11760408B2 (en) Steering gear mechanism and steering system for a motor vehicle
JP2007198600A (ja) 操向装置
JP4466839B2 (ja) ステアバイワイヤシステム
JP4290928B2 (ja) 伝達比可変操舵装置
US20210016822A1 (en) Electric power steering device
WO2012086678A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4228899B2 (ja) 車両用操舵力伝達装置
JP3979318B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2016060246A (ja) 車両用ステアリング装置
JP2000095120A (ja) 電動式パワーステアリング装置におけるピニオン軸の支持構造
JP3908093B2 (ja) 伝達比可変操舵装置
JP2020044854A (ja) 操舵装置
JP7117204B2 (ja) ステアリング装置
JP2005145431A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5076714B2 (ja) 伝達比可変装置
JP4015483B2 (ja) 伝達比可変操舵装置
JP3964744B2 (ja) 伝達比可変操舵装置
JP3815994B2 (ja) ステアリング装置
JP3926670B2 (ja) 伝達比可変操舵装置
JP4487676B2 (ja) 伝達比可変機構を備えた電動パワーステアリング装置
JPH1183415A (ja) 操舵装置のストローク検出装置
JP2003306155A (ja) 伝達比可変操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040804

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070823

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4290928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5