JP4287861B2 - 光ディスク装置、および記録方法 - Google Patents

光ディスク装置、および記録方法 Download PDF

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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences

Description

本発明は、良好な記録品位を得るために記録条件を変更可能な光ディスク装置、および記録方法に関する。
従来、メディア内の情報に基づいて記録条件を設定する方式では、光学ヘッド等ハードウエアの違いに起因する記録特性差のためメディアの情報だけでは必ずしも良好な記録品位が得られなかった。
ドライブ設計時に、ユニークIDを有する記録媒体に対応する記録条件の設計を行う方式でも、機体毎の特性差のため、大量生産時に全てのドライブにおいて必ずしも良好な記録品位が得られとは限らず、個々に発生する記録品位のばらつきを抑制することが難しいという問題があった。また、メディア毎に記録条件を記憶するためのメモリ領域を確保しなければならないという問題があった。
特許文献1には、良好な記録品位を得るために、あるライトストラテジでテスト記録を行って、テスト記録の再生信号に応じてライトストラテジを補正する技術が開示されている。
特開2004−355727号公報
上述した文献の[0089]段落には、「例えば、CD-R、DVD-Rなどの光ディスクであれば、PCA(Power Calibration Area)領域を用いてもよく、又、例えば、Z-CLV方式のような記録方式の光ディスクであれば、そのデータ記録領域の一部或いは全部を用いても良い。」
と記載されている。しかし、上述した文献の方式では、ストラテジの各種設定パラメータに関するずれ検出のためには、
固定長ピット、固定長ランド、可変長ピットが続く再生パターン、
可変長ピット、固定長ランド、固定長ピットが続く再生パターン、
可変長ランド、固定長ピット、固定長ランドが続く再生パターン、
固定長ランド、固定長ピット、可変長ランドが続く再生パターン、
のいずれかの、ストラテジの各種設定パラメータに関するずれ検出のための特定のパターンを異なる2種類のストラテジを用いてテスト記録しなければならない。
しかし、CD-R規格やDVD-R規格のディスクの場合、テスト記録領域は、ディスクの最内周部分或いは最外周部分にしか存在しないため、内周から外周の大部分を占めるユーザーデータ領域ではテスト記録ができず、ストラテジの補正は困難であった。
又、テスト記録するデータのパターンが前記特定パターではなく、ユーザーデータパターンとした場合でも、事前にストラテジの適正化を全く行わずに記録すると、再生不可能な記録品位となるため、やはり、CD-R規格やDVD-R規格のディスクに対しては、ユーザーデータ領域でのテスト記録は困難である。
本発明の目的は、テスト記録領域のみならず、ユーザーデータ領域においてもテスト記録を行わずに良好な記録条件を得ることができる光ディスク装置、及び方法を提供することにある。
本発明の一例に係わる光ディスク装置は、記録開始アドレスを検出する開始アドレス検出手段と、前記開始アドレス検出手段により検出された前記記録開始アドレスに応じて記録速度を算出する記録速度算出手段と、前記記録速度に対応して、予め設定されたライトストラテジを補間処理して求められたライトストラテジが格納される記憶部と、予め設定される記録パワー係数が格納されるレジスタと、前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、および前記レジスタに格納される前記記録パワー係数から前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出する記録パワー算出手段と、前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、前記記憶部に格納された前記ライトストラテジ、前記記録パワー算出手段で算出された前記記録パワー値を用いて、光ディスクの前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを記録する記録制御手段と、を有し、前記記録制御手段は、前記記録後に処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して得られるFR信号から求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、前記比較結果が所定値以上であれば、新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記新たな記録パワー係数を受ける前記記録パワー算出手段からの新たな記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、前記比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データの前記RF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、その補正量が所定値以内であれば前記記憶部の前記ライトストラテジと、前記記録パワー算出手段の前記記録パワー値を用いて残りの記録データを記録することを特徴とする。
ユーザーデータ領域において特別なテスト記録を行わずに良好な記録品位を得ることが可能になる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる光ディスクドライブ装置の構成を示す図である。
光ディスク装置10においては、記録モード時、ホストコンピュータHCから順次与えられるデータD1がインターフェース部11を介してバッファメモリ12に順次格納される。
バッファメモリ12に格納されたデータは、セクタ(2kbyte)単位でエンコーダ部20に順次供給される。エンコーダ部20は、パリティ付加部21、変調部22、ライトストラテジ部23から構成されている。パリティ付加部21は、データに誤り訂正符号および同期データを付加して変調部に供給する。変調部22は、データに対して所定の変調、例えばCD-Rへの記録であればEMF変調(Eight to Fourteen Modulation)を施してライトストラテジ部23に供給する。ライトストラテジ部23は、変調された記録データから記録に適した記録パルスを生成し、光ピックアップ30のレーザダイオード31に供給する。
レーザダイオード31は、記録パルスに応じた光ビームを発光する。光ビームは、ビームスプリッタ32および対物レンズ33を介して光ディスク13の記録面に照射される。
光ビームの照射時、光ディスク13からの反射光が対物レンズ33およびビームスプリッタ32を介して光検出器34に入射する。光検出器34は、光信号を電気信号に変換する。
光検出器34は、光ディスク13からの反射光に基づいてトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号等のサーボエラー信号と、プッシュプル信号と、RF信号とを生成する。サーボエラー信号はサーボ制御部37に供給され、プッシュプル信号は物理アドレス復調部36に供給され、RF信号はRFアンプ35を介してデコーダ部50に供給される。
サーボ制御部37は、供給されるサーボエラー信号に基づいてスピンドルドライバ40を介してスピンドルモータ42を制御することにより、光ディスク13を所定速度で回転駆動する。またサーボ制御部37は、サーボエラー信号に基づいてスレッドドライバ39を介してスレッドモータ41を制御することにより、光ディスク13上の光ビームのビームスポット(以下、これを単にビームスポットと呼ぶ)を光ディスク13の記録面に形成されたデータトラック(プリグルーブ又はランド)に沿って当該光ディスク13の径方向に移動させる。さらにサーボ制御部37は、サーボエラー信号に基づいてアクチュエータドライバ38を介してアクチュエータを制御することにより、トラッキング制御及びフォーカス制御を行う。
一方、物理アドレス復調部36は、プッシュプル信号をデコード処理することにより、光ディスク13におけるそのときのビームスポットの絶対番地を検出し、これをCPU(Central Processing Unit )17に送出する。
すなわち物理アドレス復調部36は、プッシュプル信号をその内部に設けられた中心周波数を22.05[Hz]とする±1[Hz]の範囲のバンドパスフィルタ回路を通すことにより当該プッシュプル信号に含まれるウォブル成分を抽出すると共に、当該ウォブル成分にFM復調処理を施すことによりそのときビームスポットが位置している光ディスク13上の絶対番地を検出し、これをアドレス情報信号としてCPU17に送出する。
また物理アドレス復調部36は、上述のようなデコード処理により得られる光ディスク13上での絶対番地が変化する毎に(すなわち光ディスク13におけるビームスポットが走査するセクタが変わるごとに)、これを知らせるシンク割込信号をCPU17に送出する。
かくしてCPU17は、物理アドレス復調部36から与えられるこれらアドレス情報信号及びシンク割込信号に基づいて、光ディスク13におけるそのときの記録位置を順次認識し、当該認識結果に基づいて記録データD2を正しく光ディスク13に記録し得るように、必要な制御処理を実行する。
これに対して再生モード時、CPU17は、サーボ制御部37を制御することにより、上述の記録モード時と同様にして、光ディスク13を所定速度で回転駆動させると共に、ビームスポットを光ディスク13のデータトラックに沿って移動させ、かつトラッキング制御及びフォーカス制御を行わせる。
またCPU17は、上述したレーザダイオードを駆動することにより光ビームを光ディスク13に向けて発射させる。この結果この光ビームが光ディスク13の記録面において反射し、その反射光に基づき得られる光ディスク13から読み出された読出しデータが光検出器34からRFアンプ35を介してデコーダ部50に供給される。
デコーダ部50は、PLL(Phase Locked Loop )回路51、Sync検出部52、復調部53、エラー訂正部54から構成されている。PLL回路51は、読出しデータからクロックCLKを抽出し、当該抽出したクロックCLKを読出しデータと共にSync検出部52に供給する。
Sync検出部52は、供給されるクロックCLKに基づいて、同期データDSYNCのデータパターンよりも前後に所定ビットずつ大きいパルス幅の同期データ検出用ウインドパルスPWINを生成する。そしてSync検出部52は、この同期データ検出用ウインドパルスPWINを利用して読出しデータD3から同期データDSYNCを順次検出すると共に、検出結果に基づいて、読出しデータを所定単位で順次復調部53に送出する。
そして読出しデータは、復調部53において復調処理され、エラー訂正部54に供給される。エラー訂正部54において誤り訂正処理が施されることにより記録前の元のフォーマットのデータに変換され、この後バッファメモリ12およびインターフェース部11を介してホストコンピュータHCに送出される。
このようにしてこの光ディスク装置10では、ホストコンピュータHCから与えられるデータを光ディスク13に記録したり、当該光ディスク13に記録されているデータを再生してホストコンピュータHCに送出することができるようになされている。
次に、光ディスクに情報を書き込むためのシステムを図2に示すブロック図を参照して説明する。
光ディスクを再生して得られるRF信号は、最適記録パワー値学習部110のアシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に供給される。アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111は、RF信号から、光ディスクの種類に応じて、記録パワー値特性、つまりアシンメトリ値或いはβ値またはγ値を求め、算出結果を最適記録パワー値学習部110に供給する。追記可能型の光ディスクの場合、最適記録パワー値学習部110は、供給された例えばβ値とROM(Read only Memory)130に格納された目標β値132とから最適記録パワー値を求め、PWレジスタ141に保存する。
記録開始アドレス(add)検出部121は、光ディスク上の記録を開始するアドレスを検出し、検出結果を記録速度算出部122、記録制御部100、記録パワー値算出部123、およびSTG算出部124に供給する。
記録速度算出部122は、ホストコンピュータHCによって指定された記録モード及び記録開始アドレスに応じた記録速度を算出し、算出結果を記録制御部100、記録パワー値算出部123、およびSTG算出部124に供給する。
記録パワー値算出部123は、記録速度算出部122によって算出された記録速度、記録開始アドレス検出部121によって算出された記録開始アドレス、PWレジスタ141、およびROM130に格納されたデフォルトパワー変換式131に保存された記録パワー係数P0(0)から記録開始アドレスにおける記録パワー値P(X)を算出する。
なお、デフォルトパワー変換式131は以下の式である。
P(X)=P0(0)×(AX2+BX+C)
ここで、A,B,Cは定数、Xは記録速度である。
又、P0の初期値であるP0(0)の値は1、P0補正回数をn回行った後のP0の値はP0(n)である。
STG算出部124は、記録速度算出部122によって算出された記録速度および記録開始アドレス検出部121によって算出された記録開始アドレスに対応するストラテジ(STG)をROM130に内蔵されているデフォルトのストラテジ133と補間式134を用いて求め、STGレジスタ142に保存する。
デフォルトのストラテジ133とは予め(設計段階で)、粗調整されたストラテジであり、例えば、2X、4X、6X、8Xの記録速度に対するパラメータがROM130に内蔵されている。中間速度のデフォルトストラテジはROM130に内蔵されたパラメータから補完式134(例えば、直線補完)を用いて演算して決定される。
又、ディスクにテスト記録領域が設けられている場合は、「予めデフォルトストラテジを有すること」をせず、テスト記録エリアを用いて、文献1の方法を用いる等の処理により、ストラテジ調整を行い、得られたストラテジをデフォルトストラテジとしてもよい。
STG補正部125は、RF再生信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出し、補正結果を補正規模算出部126および記録制御部100に供給する。補正量規模算出部126は、算出された補正量の規模を算出し、算出結果を記録制御部100に供給する。
カウンタ143は、記録制御部100の指示に基づいて、カウントアップまたはリセットを行う。
本装置では、図3に示すように、光ディスクの内周側から、3.3倍〜4倍の記録速度で記録を行う第1のゾーン、4倍〜6倍の記録速度で記録を行う第2のゾーン、および6倍〜8倍の記録速度で記録を行う第3のゾーンに分割して取り扱う。
次ぎに、実際の記録動作を図4〜図15を参照して説明する。
ホストコンピュータHCから記録命令と記録速度モードの指定を受けると、最適記録パワー値学習部110は、複数の記録パワー値で光ディスクにOPC(Optimum Power Calibration)処理を行って最適記録パワー値を学習する(ステップS11)。最適記録パワー値学習部110は、学習した最適記録パワーP(XOPC)から次式
P0(1)=P(XOPC)/(AXOPC 2+BXOPC+C)
(XOPCはOPC実行時の記録速度)
を用いて求めた記録パワー係数P0(1)をパワー値レジスタ102に保存する。追記可能型の光ディスクに対してOPC処理を行う場合、最適記録パワー値学習部110が、光ディスクに設けられたPCA(Power Calibration Area)に複数の記録パワー値でテスト記録を行った後に、アシンメトリ値算出部111が再生RF信号から記録パワー値毎に記録パワー値特性、例えばアシンメトリ値(或いはβ値)を求めて、アシンメトリ値(或いはβ値)の記録パワー値特性からROM130に格納された目標アシンメトリ値(或いはβ値)を満たすように記録パワー値を求める。又、書き換え可能なRW系の光ディスクのOPC場合には、最適記録パワー値学習部110が、変調度mとパワーPから求められるγ値から最適パワー値を推定する。OPC時、指定された記録速度に対応した試し書き速度、試し書き速度に対応したストラテジによって試し書きを行う。
記録開始アドレス検出部121は、光ディスクの記録開始アドレス(add)を検出し(ステップS12)、記録開始アドレス(add)が第1のゾーンであるか否かを判定する(ステップS13)。記録開始アドレス検出部121は、検出結果を記録速度算出部122に供給する。
記録開始位置が第1のゾーン(最内周ゾーン)の場合(ステップS13のYes)、記録開始アドレス(add)検出部121は、記録制御部100、および記録パワー値算出部123に記録開始アドレス、および記録開始アドレスが第1のゾーンである旨を通知する。
記録速度算出部122が、指定された記録モードに対応する記録開始アドレスにおける記録速度を算出し、算出結果を記録パワー値算出部123およびSTG算出部124に供給する(ステップS14)。
STG算出部124は、ステップS14の処理によって算出された記録速度および記録開始位置に対応するストラテジ(STG)をデフォルトのストラテジ133と補間式134を用い求め、STGレジスタ142に保存する(ステップS15)。
記録制御部100は、カウンタ143をリセットしカウント値を0にする(ステップS16)。
記録パワー値算出部123は、ステップS14の処理によって算出された記録速度、記録開始アドレス、及びPWレジスタに保存された記録パワー係数P0(n)から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS17)。
記録制御部100は、ステップS14で算出された記録速度、ステップS15においてSTGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS17において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データを光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS18)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(β値の代わりにアシンメトリ値を用いても等価であるが、以下の説明ではβ値を用いることとする)。(ステップS19)。
記録制御部100は、測定されたβ値が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS20)。例えば、ここでの処理では、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS20のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー係数P0(n+1)を算出する(ステップS21)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、
P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS22)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS23)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS24)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS24のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS25)。カウント値が5以下の場合(ステップST24のYes)、記録制御部100は、ステップS20の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS24の処理によってカウンタのカウント値が5以下であると判定されるまで、ステップS17〜ステップS24のループ処理をおこなう。
ステップS20の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップS20のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS26)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS27)。ステップS27の処理では、各信号(DVD(Digital Versatile Disc)の場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
記録パルスの先端位置と後端位置の読み取り方法とストラテジ補正方法としては、次の方法がある。
《記録パルスの先端位置と後端位置の読み取り方法》
例えば、図16に示すように、再生PLLクロック(再生PLLCLK)を基準として再生RF信号がアシンメトリ値或いはβ値の基準ラインを横切る位置を計測することで可能となる。例えば、各T毎に図16のAとBの値をT/32単位で測定し、更に、精度を上げるために、複数の同一Tのマークに関して測定を行い、平均値を求めればよい。
ここで、アシンメトリ値或いはβ値の基準ラインとは、RF信号を2値化するためのスライス回路のスライスレベル或いは、ACカップリングのゼロレベルである。
例えば、CD−R、DVD−Rの場合、ユーザーデータは最短マーク〜最長マーク、最短スペース〜最長スペースがランダム化されて記録されるので、比較的短い領域(DVD−Rの場合は100Hブロック程度)をスキャンすれば必要な項目(上記A、Bの値)を、所望の精度で測定することが可能である。
TOSHIBA製のLSI、TC9453FGには上記、再生PLLクロックを基準としてRF信号がシンメトリの基準ラインを横切る位置を計測する機能が内蔵されており、TC9453FGを用いれば、上記の計測を容易に行うことが可能である。
《ストラテジ補正方法》
例えば、上記方法で計測した5TマークのAとBの値が、A=2T/32で、B=3T/32の場合、補正前の5Tマークに対するパルスのスタート位置を時間軸ベースで2T/32だけ早め、5Tマークのパルスのエンド位置を3T/32だけ早めればよい。上記5Tと同様の補正を各T対して実施することでストラテジ補正が可能となる。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS28)。補正規模算出部は、例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS29)。ステップS29の処理では、例えば補正量の規模が所定値以内であるか否かを判定する。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS29のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS27で求められた補正値に変更し(ステップS30)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS31)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS32)。カウント値が5以下の場合(ステップS32のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップS17の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の記録データを光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS33)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS29の処理で規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS32の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS27〜ステップS33のループ処理をおこなう。
ステップS29の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS29のYes)、またはステップS32の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS32のNo)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されているストラテジ、およびステップS17で算出された記録パワー値を用いて未記録データの記録を開始する(ステップS34)。
未記録データが所定のアドレス長分より大きい場合(ステップS35のNo)、所定アドレス長文のデータを光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS36)。
そして、ステップS19に戻って、未記録データが所定のアドレス長分より小さくなるまで(ステップS35のYes)、ステップS19〜ステップS34のループ処理をおこなう。
未記録データが所定のアドレス長分より小さく、未記録データを全て記録し終わった場合(ステップS35のYes)、記録制御部100は記録処理を終了する(ステップS37)。
記録開始位置が第1のゾーンでは無い場合(ステップS13のNo)、記録開始アドレス検出部121は、記録開始アドレス(add)が第2のゾーンであるか否かを判定する(ステップS38)。記録開始アドレス検出部121は、検出結果を記録速度算出部122に供給する。
記録開始位置が第2のゾーンの場合(ステップS38のYes)、記録開始アドレス(add)検出部121は、記録制御部100、および記録パワー値算出部123に記録開始アドレス、および記録開始アドレスが第2のゾーンである旨を通知する。
STG算出部124は、4倍記録に対応するストラテジ(STG)をデフォルトのストラテジ133と補間式134を用い求め、STGレジスタ142に保存する(ステップS39)。
記録制御部100は、カウンタ143をリセットしカウント値を0にする(ステップS40)。
記録パワー値算出部123は、4倍の記録速度、及びPWレジスタ141に保存された記録パワー係数P0(n)から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS41)。
記録制御部100は、4倍速記録、ステップS39においてSTGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS41において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データを光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS42)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
ここで、記録開始アドレスにおける記録可能最高速XMAX(add)で記録開始しない理由は、XOPCとXMAX(add)との差が大きいため、XOPCに基づいて算出されたXMAX(add)におけるパワー予測値と実際の最適パワー値の誤差が大きくなることに伴って、記録品位が著しく悪化する箇所が生ずることを防ぐことを目的として、XOPCとXMAX(add)との間の速度で最適パワーの適正化を行うためである。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(ステップS43)。
記録制御部100は、測定されたβ値が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS44)。例えば、ここでの処理では、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS44のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー値P0(n+1)を算出する(ステップS45)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS46)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS47)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS48)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS48のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS49)。カウント値が5以下の場合(ステップS48のYes)、記録制御部100は、ステップS44の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS48の処理によってカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS41〜ステップS48のループ処理をおこなう。
ステップS44の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップS44のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS50)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS51)。ステップS51の処理では、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS52)。例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS53)。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS53のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS51で求められた補正値に変更し(ステップS54)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS55)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS56)。カウント値が5以下の場合(ステップS56のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップ42の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の記録データを光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS57)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS53の処理で規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS56の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS51〜ステップS57のループ処理をおこなう。
ステップS53の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS53のYes)、またはステップS56の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS56のNo)、記録制御部100は、カウンタ143をリセットしカウント値を0にする(ステップS58)。
記録速度算出部122は、指定されている記録モードに対応する繋ぎ記録開始アドレスにおける記録速度{4Xより速い速度:回転速度一定の場合は半径位置(アドレス)で記録速度が異なる}を計算する(ステップS59)。
STG算出部124は、STGレジスタに保存されたストラテジとステップS59の処理において算出された記録速度に基づいて、ストラテジを算出する(ステップS60)。STGレジスタ142に保存されているストラテジは、ステップS52からステップS57のループ処理によって、ストラテジの精度が上げられている。ステップS60の処理では、ステップS52からステップS57のループ処理によって精度の向上が図られたストラテジを元にストラテジを算出しているので、精度が向上する。
記録パワー値算出部123は、ステップS59の処理において記録速度算出部122によって算出された記録速度、及びPWレジスタ141に保存された記録パワー値から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS61)。
記録制御部100は、ステップS59の処理において記録速度算出部122によって算出された記録速度、ステップS60においてSTGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS61の処理において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データの一部を光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS62)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(ステップS63)。
記録制御部100は、測定されたβ値が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS64)。例えば、ここでの処理では、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS64のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー値P0(n+1)を算出する(ステップS65)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS66)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS67)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS68)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS68のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS69)。カウント値が5以下の場合(ステップS68のYes)、記録制御部100は、ステップS64の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS68の処理によってカウンタのカウント値が5以下では無いと判定されるまで、ステップS61〜ステップS68のループ処理をおこなう。
ステップS64の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップS64のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS70)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS71)。ステップS71の処理では、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS72)。例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS73)。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS73のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS71で求められた補正値に変更し(ステップS74)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS75)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS76)。カウント値が5以下の場合(ステップS76のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップS61の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の未記録データの一部を光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS77)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS73の処理で補正の規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS76の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS71〜ステップS77のループ処理をおこなう。
ステップS73の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS73のYes)、またはステップS76の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS76のNo)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されているストラテジ、およびステップS61で算出された記録パワー値を用いて未記録データの記録を開始する(ステップS78)。
未記録データが所定のアドレス長分より大きい場合(ステップS79のNo)、所定アドレス長文のデータを光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS80)。
そして、ステップS63に戻って、未記録データが所定のアドレス長分より小さくなるまで(ステップS79のYes)、ステップS63〜ステップS79のループ処理をおこなう。
未記録データが所定のアドレス長分の未記録データより小さく、未記録データを全て記録し終わった場合(ステップS79のYes)、記録制御部100は記録処理を終了する(ステップS81)。
ステップS38の処理において記録開始位置が第2のゾーンでは無いと判定した場合(ステップS38のNo)、記録開始アドレス検出部121は、記録開始アドレス(add)が第3のゾーンであると認識し、記録制御部100、および記録パワー値算出部に記録開始アドレス、および記録開始アドレスが第3のゾーンである旨を通知する。
STG算出部124は、6倍速記録に対応するストラテジ(STG)をデフォルトのストラテジ133と補間式134を用い求め、STGレジスタ142に保存する(ステップS82)。
記録制御部100は、カウンタ143をリセットしカウント値を0にする(ステップS83)。
記録パワー値算出部123は、6倍速の記録速度、及びPWレジスタ141に保存された記録パワー係数P0(n)から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS84)。
記録制御部100は、倍速記録、ステップS82においてSTGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS84において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データの一部を光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS85)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
ここで、記録開始アドレスにおける記録可能最高速XMAX(add)で記録開始しない理由は、XOPCとXMAX(add)との差が大きいため、XOPCに基づいて算出されたXMAX(add)におけるパワー予測値と実際の最適パワー値の誤差が大きくなることに伴って、記録品位が著しく悪化する箇所が生ずることを防ぐことを目的として、XOPCとXMAX(add)との間の速度で最適パワーの適正化を行うためである。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(ステップS86)。
記録制御部100は、測定されたβ値が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS87)。例えば、ここでの処理では、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS87のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー値P0(n+1)を算出する(ステップS88)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS89)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS90)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS91)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS91のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS92)。カウント値が5以下の場合(ステップS91のYes)、記録制御部100は、ステップS87の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS91の処理によってカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS84〜ステップS91のループ処理をおこなう。
ステップS87の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップ87のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS93)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS94)。ステップS48の処理では、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS95)。例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が規格を満たしているか否かを判定する(ステップS96)。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS96のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS4で求められた補正値に変更し(ステップS97)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS98)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS99)。カウント値が5以下の場合(ステップS99のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップS84の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の未記録データの一部を光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS100)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS96の処理で補正の規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS99の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS94〜ステップS99のループ処理をおこなう。
ステップS96の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS96のYes)、またはステップS99の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS99のNo)、STG算出部124は、6倍記録に対応するストラテジ(STG)をSTGレジスタに保存されたストラテジとステップS84の処理において算出された記録速度に基づいて算出し、STGレジスタ142に保存する(ステップS101)。STGレジスタ142に保存されているストラテジは、ステップS96からステップS99のループ処理によって、ストラテジの精度が上げられている。ステップS1031処理では、ステップS96からステップS99のループ処理によって精度の向上が図られたストラテジを元にストラテジを算出しているので、精度が向上する。
記録制御部100は、カウンタをリセットする(ステップS102)。
記録パワー値算出部123は、6倍の記録速度、及びPWレジスタ141に保存された記録パワー係数P0(n)から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS103)。
記録制御部100は、6倍速記録、STGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS103において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データの一部を光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS104)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
ここで、記録開始アドレスにおける記録可能最高速XMAX(add)で記録開始しない理由は、X速とXMAX(add)との差が大きいため、Xで求めた最適パワー値に基づいて算出されたXMAX(add)におけるパワー予測値と実際の最適パワー値の誤差が大きくなることに伴って、記録品位が著しく悪化する箇所が生ずることを防ぐことを目的として、X速とXMAX(add)との間の速度で最適パワーの適正化を行うためである。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(ステップS105)。
記録制御部100は、測定されたβ値が規格を満たしているか否かを判定する(ステップS106)。例えば、ここでの処理では、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS106のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー値P0(n+1)を算出する(ステップS107)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、
P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS108)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS109)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS110)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS110のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS111)。カウント値が5以下の場合(ステップS110のYes)、記録制御部100は、ステップS105の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS110の処理によってカウンタのカウント値が5以下では無いと判定されるまで、ステップS103〜ステップS110のループ処理をおこなう。
ステップS106の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップ106のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS112)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS113)。ステップS113の処理では、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS114)。例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が所定の条件(例えば規格)を満たしているか否かを判定する(ステップS115)。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS115のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS113で求められた補正値に変更し(ステップS116)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS117)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS118)。カウント値が5以下の場合(ステップS118のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップS103の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の未記録データの一部を光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS119)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS115の処理で補正の規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS118の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS113〜ステップS119のループ処理をおこなう。
ステップS115の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS115のYes)、またはステップS118の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS118のNo)、記録制御部100は、カウンタ143をリセットしカウント値を0にする(ステップS120)。
記録速度算出部122は、指定されている記録モードに対応する繋ぎ記録開始アドレスにおける記録速度{6Xより速い速度:回転速度一定の場合は半径位置(アドレス)で記録速度が異なる}を計算する(ステップS121)。
STG算出部124は、STGレジスタに保存されたストラテジとステップS121の処理において算出された記録速度に基づいてストラテジを算出し、算出されたストラテジをSTGレジスタ142に保存する(ステップS122)。STGレジスタ142に保存されているストラテジは、ステップS113からステップS119のループ処理によって、ストラテジの精度が上げられている。ステップS122の処理では、ステップS113からステップS129のループ処理によって精度の向上が図られたストラテジを元にストラテジを算出しているので、精度が向上する。
記録パワー値算出部123は、ステップS121の処理において記録速度算出部122が算出した記録速度、及びPWレジスタ141に保存された記録パワー値から記録開始アドレス(add)における記録パワー値を算出する(ステップS123)。
記録制御部100は、ステップS121の処理において記録速度算出部122によって算出された記録速度、ステップS122においてSTGレジスタ142に保存されたストラテジ、およびステップS123の処理において算出された記録パワー値を用いて、記録開始アドレスから微小アドレス(add)長(例えば200Hブロック)分の記録データの一部を光ディスクに記録して、記録処理を一時中断する(ステップS124)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。
記録制御部100は、記録中断アドレスの所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定のアドレス長(100Hブロック)のデータ部分を再生させると共に、アシンメトリ値(或いはβ値)算出部111に再生RF信号からβ値を求めさせる(ステップS125)。
記録制御部100は、測定されたβ値と目標βとの差の絶対値を算出し、絶対値が所定値(例えば1)未満であるか否かを判定する(ステップS126)。
絶対値が所定値未満ではなかった場合(ステップS126のNo)、記録制御部100は、次式より新たな記録パワー値P0(n+1)を算出する(ステップS127)。
P0(n+1) = { 1 + α( 目標β値 - 計測β値 ) }×P0(n)
ここで、P0(n)は、上記停止直前のパワーレジスタの値、αは定数(例えば、0.01)である。例えば、αが0.01、(目標β値−計測β値)=1%の場合、
P0(n+1)=1.01×P0(n)となる。
記録制御部100は、PWレジスタ141の値を求められたP0(n+1)を変更し(ステップS128)、カウンタ143のカウント値を一つあげる(ステップS129)。
記録制御部100は、カウンタ143のカウント値が所定の値(例えば5)以下であるか否かを判定する(ステップS130)。カウント値が5以下ではない場合(ステップS130のNo)、記録エラーとして、記録制御部100は、記録処理を止める(ステップS131)。カウント値が5以下の場合(ステップS130のYes)、記録制御部100は、ステップS126の処理によって算出β値と目標β値との差が1未満であると判定されるか、ステップS130の処理によってカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS123〜ステップS130のループ処理をおこなう。
ステップS126の処理において、目標β値と計測β値との差の絶対値が1未満の場合(ステップS126のYes)、記録制御部100はカウンタ143のカウント値をリセットする(ステップS132)。
記録制御部100は、記録中断アドレス(add)から所定のアドレス数(例えば150Hブロック)手前のブロックから所定の長(100Hブロック)のデータ部分を再生させ、STG補正部125は、再生RF信号から所定の方法でストラテジの補正量を算出する(ステップS133)。ステップS133の処理では、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の記録パルスの先端位置と後端位置の補正量(ストラテジの補正量)を計算する。
補正規模算出部126は、ストラテジの補正量の規模を算出する(ステップS134)。例えば、各信号(DVDの場合、3T〜11T)の先端/後端位置の補正量の二乗和を計算する。
記録制御部100は、補正規模算出部126で算出された補正量の規模が所定値以内であるか否かを判定する(ステップS135)。補正量の規模が所定値以内ではない場合(ステップS135のNo)、記録制御部100は、STGレジスタ142の設定値をステップS133で求められた補正値に変更し(ステップS136)、カウンタのカウント値を一つあげる(ステップS137)。記録制御部100は、カウント値が所定の値(例えば5以下)であるか否かを判定する(ステップS138)。カウント値が5以下の場合(ステップS138のYes)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されたストラテジ、およびステップS123の処理によって求められた記録パワー値を用いて、微小アドレス長(例えば200Hブロック)分の未記録データの一部を光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS139)。中断時、光ディスクの回転を変更せずに維持する。そして、記録制御部100は、ステップS135の処理で補正の規模が所定値以内であると判定されるまで、若しくはステップS138の処理でカウンタのカウント値が5以下ではないと判定されるまで、ステップS133〜ステップS139のループ処理をおこなう。
ステップS135の処理において補正量の規模が所定値以内であると判定された場合(ステップS135のYes)、またはステップS138の処理においてカウント値が5以下ではないと判定された場合(ステップS138のNo)、記録制御部100は、STGレジスタに保存されているストラテジ、およびステップS123で算出された記録パワー値を用いて未記録データの記録を開始する(ステップS140)。
未記録データが所定のアドレス長分の未記録データより大きい場合(ステップS141のNo)、所定アドレス長分のデータを光ディスクに書き込んで、書込みを一時中断する(ステップS142)。
そして、ステップS125に戻って、未記録データが所定のアドレス長分より小さくなるまで(ステップS141のYes)、ステップS125〜ステップS141のループ処理をおこなう。
未記録データが所定のアドレス長分より小さく、未記録データを全て記録し終わった場合(ステップS141のYes)、記録制御部100は記録処理を終了する(ステップS143)。
上述したように、データを記録しながらライトストラテジを補正することによって、記録速度が変化して好適なライトストラテジからずれても補正することができ、テスト記録を行わずに良好な記録品位を得ることが可能になる。
また、光ディスクの記録特性が、半径に依存して変化していることに伴い、記録中に好適なライトストラテジからずれても補正することができ、テスト記録を行わずに良好な記録品位を得ることが可能になる。
更に、記録中の周囲温度の変化に伴い好適なライトストラテジからずれても補正することができ、テスト記録を行わずに良好な記録品位を得ることが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施形態に係わる光ディスクドライブ装置のシステム構成を示すブロック図。 図1の光ディスクドライブ装置の光ディスクに情報を書き込むためのシステム構成を示すブロック図。 光ディスクのアドレスに対応する記録速度を示す図。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係わる記録処理の手順を示すフローチャート。 ストラテジ補正量測定の原理を説明するのに用いる図。
符号の説明
100…記録制御部,102…パワー値レジスタ,110…最適記録パワー値学習部,111…アシンメトリ値(或いはβ値)算出部,121…記録開始アドレス検出部,122…記録速度算出部,123…記録パワー値算出部,124…STG算出部,125…STG補正部,126…補正規模算出部,130…ROM,131…デフォルトパワー変換式,132…β値,133…ストラテジ,134…補間式,141…PWレジスタ,142…STGレジスタ,143…カウンタ

Claims (6)

  1. 記録開始アドレスを検出する開始アドレス検出手段と、
    前記開始アドレス検出手段により検出された前記記録開始アドレスに応じて記録速度を算出する記録速度算出手段と、
    前記記録速度に対応して、予め設定されたライトストラテジを補間処理して求められたライトストラテジが格納される記憶部と、
    予め設定される記録パワー係数が格納されるレジスタと、
    前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、および前記レジスタに格納される前記記録パワー係数から前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出する記録パワー算出手段と、
    前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、前記記憶部に格納された前記ライトストラテジ、前記記録パワー算出手段で算出された前記記録パワー値を用いて、光ディスクの前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを記録する記録制御手段と、を有し、
    前記記録制御手段は、
    前記記録後に処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して得られるFR信号から求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記比較結果が所定値以上であれば、新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記新たな記録パワー係数を受ける前記記録パワー算出手段からの新たな記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データの前記RF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、その補正量が所定値以内であれば前記記憶部の前記ライトストラテジと、前記記録パワー算出手段の前記記録パワー値を用いて残りの記録データを記録することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記記録制御手段は、さらに、
    前記再生した記録データの前記RF信号から算出された前記ライトストラテジの補正量が所定値以内でなければ、前記記憶部の設定値を前記補正量に基づき変更し、変更された前記記憶部のライトストラテジ、前記記録パワー算出手段からの前記記録パワー値を用いて微小アドレス長の記録データを記録し、その後中断し、中断前のデータを再生して前記補正量が所定値以内になることを判定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 記録開始アドレスを検出する開始アドレス検出手段と、
    前記開始アドレス検出手段により検出された前記記録開始アドレスに応じて記録速度を算出する記録速度算出手段と、
    前記記録速度に対応して、予め設定されたライトストラテジを補間処理して求められたライトストラテジが格納される記憶部と、
    予め設定される記録パワー係数が格納されるレジスタと、
    前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、および前記レジスタに格納される前記記録パワー係数から前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出する記録パワー算出手段と、
    前記記録速度算出手段で算出された前記記録速度、前記記憶部に格納された前記ライトストラテジ、前記記録パワー算出手段で算出された前記記録パワー値を用いて、光ディスクの前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを記録する記録制御手段と、を有し、
    前記記録制御手段は、
    前記記録後に処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記1回目の比較結果が所定値以上であれば、新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記新たな記録パワー係数を受ける前記記録パワー算出手段からの新たな記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記1回目の比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データのRF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、
    前記補正量が所定値以内であれば、指定されている記録モードに対応する繋ぎ記録開始アドレスにおける記録速度と、前記記憶部に格納される当該速度に基づくライトストラテジと、当該速度における記録パワー値とを取得して、前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行し、
    前記記録後に再度処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記2回目の比較結果が所定値以上であれば、次の新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記次の新たな記録パワー係数を受ける前記記録パワー算出手段からの記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記2回目の比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データの前記RF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、その補正量が所定値以内であれば前記記憶部からの前記ライトストラテジと、前記記録パワー算出手段からの前記記録パワー値を用いて残りの記録データを記録することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 記録開始アドレスを検出し、
    検出された前記記録開始アドレスに応じて記録速度を算出し、
    前記記録速度に対応して、予め設定されたライトストラテジを補間処理して求められたライトストラテジを記憶部に格納し、
    算出された前記記録速度、およびレジスタに予め設定される記録パワー係数から前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出し、
    算出された前記記録速度、前記記憶部に格納された前記ライトストラテジ、算出された前記記録パワー値を用いて、光ディスクの前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを記録し、
    前記記録後に処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記比較結果が所定値以上であれば、新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記新たな記録パワー係数を受けて新たな算出された記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データのRF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、その補正量が所定値以内であれば前記記憶部の前記ライトストラテジと、前記記録パワー値を用いて残りの記録データを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法。
  5. 前記再生した記録データの前記RF信号から算出された前記ライトストラテジの補正量が所定値以内でなければ、前記記憶部のライトストラテジを前記補正量に基づき変更し、変更された前記記憶部のライトストラテジ、前記記録パワー値を用いて微小アドレス長の記録データを記録し、その後中断し、中断前のデータを再生して前記補正量が所定値以内になることを判定することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置の記録方法。
  6. 記録開始アドレスを検出し、
    検出された前記記録開始アドレスに応じて記録速度を算出し、
    前記記録速度に対応して、予め設定されたライトストラテジを補間処理して求められたライトストラテジを記憶部に格納し、
    算出された前記記録速度、およびレジスタに予め設定される記録パワー係数から前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出し、
    算出された前記記録速度、前記記憶部に格納された前記ライトストラテジ、算出された前記記録パワー値を用いて、光ディスクの前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを記録し、
    前記記録後に処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記1回目の比較結果が所定値以上であれば、新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記新たな記録パワー係数を受けて算出された新たな記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記1回目の比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データのRF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、
    前記補正量が所定値以内であれば、指定されている記録モードに対応する繋ぎ記録開始アドレスにおける記録速度と、前記記憶部に格納される当該速度に基づくライトストラテジと、当該速度における記録パワー値とを取得して、前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行し、
    前記記録後に再度処理を一時的に中断すると共に、その中断前に記録した前記記録データを再生して求められたアシンメトリ値又はβ値を得て、前記アシンメトリ値又はβ値と予め設定された目標値とを比較し、
    前記2回目の比較結果が所定値以上であれば、次の新たな記録パワー係数を求めて前記レジスタを更新し、前記次の新たな記録パワー係数を受けて前記記録開始アドレスにおける記録パワー値を算出する記録パワー算出手段からの記録パワー値で前記記録開始アドレスから微小アドレス長の記録データを前記光ディスクに記録し、その後中断し、中断前の記録データを再生する処理を実行して、前記比較結果が所定値以内になるよう調整し、
    前記2回目の比較結果が所定値以内であれば、前記再生した記録データの前記RF信号から算出されたライトストラテジの補正量を得て、その補正量が所定値以内であれば前記記憶部からの前記ライトストラテジと、前記記録パワー算出手段からの前記記録パワー値を用いて残りの記録データを記録することを特徴とする光ディスク装置の記録方法。
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