JP4286677B2 - レーザマーキング装置及びレーザマーキング方法 - Google Patents

レーザマーキング装置及びレーザマーキング方法 Download PDF

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Description

従来、特許文献1に示すように、ベルトコンベア等の搬送装置により搬送される搬送ワークにマーキングパターンをマーキングすることができるレーザマーキング装置がある。
ここで、レーザマーキング装置におけるレーザ光を照射可能な範囲は、ガルバノミラーの角度や使用する収束レンズによって定まるため限界があり、それに伴ってマーキングパターンをマーキング可能な範囲(マーキングエリア)も所定の範囲内のみがマーキング可能となっている。
特許第3311452号公報
しかしながら、上記した構成では、搬送方向においてマーキングエリアよりも長いマーキングパターンをマーキングしたい場合には、このマーキングパターンのうちマーキングエリアを超える部分についてマーキングすることができなかった。ここで、マーキングエリアよりも長いマーキングパターンを、マーキングエリアよりも搬送方向に長い搬送ワークにマーキングする必要がある場合には、例えば、マーキングエリアに相当する長さの部分のマーキングパターンを作業者が作業開始点を設定してマーキングした後に、マーキングパターンのうちマーキングしたい残りの部分については、当該残りの部分の作業開始点を作業者が再び設定してマーキングする必要があり、これでは作業工数が増加してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業工数を増加させずにマーキングエリアを超えるマーキングパターンをマーキング可能なレーザマーキング装置及びレーザマーキング方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、文字、図形、記号等のマーキングパターンに対応させてレーザ光の照射点を所定のマーキングエリア内で走査するように照射させ、当該マーキングエリア内を連続的に搬送される搬送ワークに対しその搬送方向において前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンをマーキングするためのレーザマーキング装置であって、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されるレーザ光の方向を換えて前記マーキングエリア内で前記レーザ光の照射点を走査するガルバノスキャナと、前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンが、前記マーキングエリア内に収まる複数の分割パターンとされ、これら各分割パターン毎に、それを構成する線要素の始点及び終点を含む複数点に対応した前記マーキングエリア上の各位置に前記レーザ光の照射点を移動させるよう前記ガルバノスキャナを駆動させるための複数の座標データが記憶されるデータ記憶手段と、前記データ記憶手段で記憶された前記複数の分割パターンの座標データを、前記搬送ワーク上におけるマーキング位置が下流側の分割パターンの座標データから順に前記ガルバノスキャナに与えるデータ付与手段と、前記搬送ワークの搬送速度または前記搬送ワークを搬送するための搬送手段の搬送速度に応じた速度信号が入力される搬送速度入力手段と、前記各分割パターン毎に、前記搬送速度入力手段で入力される速度信号と、前記マーキングエリアに対する、前記搬送ワーク上の前記各分割パターンのマーキング位置の移動量とに応じて変化する補正信号を前記ガルバノスキャナに与えて、前記レーザ光の照射点が、前記データ記憶手段で記憶された座標データに基づく位置から前記補正信号に応じて前記搬送方向の下流側にずらした位置に補正するための補正手段とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記搬送速度入力手段は、前記搬送手段の搬送速度を検出する搬送速度検出手段から出力される速度信号が入力される構成になっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記搬送速度入力手段は、前記搬送ワークの搬送速度を検出するワーク速度検出手段から出力される速度信号が入力される構成になっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のものにおいて、作業者が前記搬送ワークの搬送速度を設定可能な設定手段が備えられ、前記搬送速度入力手段は、この設定手段により設定された搬送速度に応じた速度信号が入力される構成になっているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、作業者が前記マーキングパターンを、前記マーキングエリアに収まるパターン(分割パターン)毎に設定するためのパターン設定手段(分割パターン設定手段)と、前記パターン設定手段(分割パターン設定手段)で設定された各パターン(分割パターン)毎にそれに対応する前記座標データを生成し、前記マーキングエリアに収まるパターン(分割パターン)毎に前記データ記憶手段に記憶するデータ生成手段とを備えているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記複数の分割パターンは、前記マーキングパターンを、それを構成する線要素単位を基準として前記マーキングエリア内に収まるように分割されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記補正手段は、前記搬送手段の搬送速度と、前記各分割パターンの前記搬送方向における長さとに基づき定められる時間により、前記分割パターンに対する補正動作から次の分割パターンに対する補正動作に切り替えるところに特徴を有する。
請求項8の発明は、レーザ光源から出射されるレーザ光の照射点を所定のマーキングエリア内において文字、図形、記号等からなるマーキングパターンをガルバノスキャナによって走査するように照射させ、当該マーキングエリア内を連続的に搬送される搬送ワークに対しその搬送方向において前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンをマーキングするためのレーザマーキング方法であって、前記マーキングエリアを超えるマーキングパターンが、前記マーキングエリア内に収まる複数の分割パターンとされ、これら各分割パターン毎に、それを構成する線要素の始点及び終点を含む複数点に対応した前記マーキングエリア上の各位置に前記レーザ光の照射点を移動させるよう前記ガルバノスキャナを駆動させるための複数の座標データをデータ記憶手段に記憶し、この記憶された前記複数の分割パターンの座標データを、前記搬送ワーク上におけるマーキング位置が下流側の分割パターンの座標データから順に前記ガルバノスキャナに与えるとともに、前記各分割パターン毎に、入力される前記搬送ワークの搬送速度と、前記マーキングエリアに対する、前記搬送ワーク上の前記各分割パターンのマーキング位置の移動量とに応じて変化する補正信号を前記ガルバノスキャナに与えて、前記レーザ光の照射点が、前記データ記憶手段で記憶された座標データに基づく位置から前記補正信号に応じて前記搬送方向の下流側にずらした位置に補正するところに特徴を有する。
<請求項1の発明及び請求項8の発明>
本構成によれば、補正手段により、搬送速度入力手段で入力される速度信号と、マーキングエリアに対する、搬送ワーク上のマーキング位置の移動量とに応じて変化する補正信号をガルバノスキャナに与えて、レーザ光の照射点が、データ記憶手段で記憶された座標データに基づく位置から搬送方向の下流側にずらした位置に補正されるから、マーキングエリア内を通過する搬送ワークに対し、レーザ光の照射点を搬送ワークの移動方向(下流側)に追従させることができる。また、搬送ワークの搬送方向においてマーキングエリアを超えるマーキングパターンを、マーキングエリア内に収まる複数の分割パターンとし、この分割パターン毎に、レーザ光の照射点が補正される構成となっている。したがって、搬送ワークに分割パターンの一つをマーキングした後に、次の分割パターンをマーキングする際には補正信号に応じてレーザ光の照射点が補正されるから搬送方向においてマーキングエリアを超えるマーキングパターンであっても、マーキングすることができる。
<請求項2の発明>
例えば、作業者の入力操作によって速度信号を搬送速度入力手段に入力する構成では、実際の搬送速度との誤差が生じるおそれがある。そこで、本構成によれば、搬送速度入力手段は、搬送速度検出手段からの搬送手段の実際の搬送速度に応じて変化する速度信号が入力される構成であるから、実際の搬送手段の搬送速度変化に対応した補正信号に基づき搬送ワークの移動に対してより正確に追従させたマーキングを行うことができる。
<請求項3の発明>
搬送手段の振動等により搬送ワーク自身が搬送方向において搬送手段に対して相対的に移動することから、搬送手段の搬送速度と実際の搬送ワークの搬送速度とは若干の誤差が生じる場合がある。そこで、本構成によれば、搬送速度入力手段は、ワーク速度検出手段からの搬送ワークの実際の搬送速度に応じて変化する速度信号が入力される構成であるから、実際の搬送ワークの搬送速度変化に対応した補正信号に基づき搬送ワークの移動に対してより正確に追従させたマーキングを行うことができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、作業者が設定手段により搬送ワークの搬送速度を設定する。これにより、搬送速度入力手段には、この設定手段により設定された搬送速度に応じた速度信号が入力される。
<請求項5の発明>
本構成によれば、作業者は、パターン設定手段にて前記マーキングパターンをマーキングエリアに収まるパターン(分割パターン)毎に設定する。すると、データ生成手段によってマーキングエリアに収まるパターン毎に、パターン設定手段で設定された各パターンに対応する座標データが生成されデータ記憶手段に記憶される。そして、上記各パターン毎の座標データが、搬送ワークにマーキングする順に順次ガルバノスキャナに与えられることで搬送ワークに上記マーキングパターンがマーキングされる。
このように、作業者がマーキングパターンをマーキングエリアに収まるパターン(分割パターン)毎に設定する構成であれば、レーザマーキング装置側でマーキングパターンを分割する処理が必要なくなり処理の簡略化を図ることができる。
<請求項6の発明>
例えば、マーキングパターンをそれを構成する文字、記号、図形等単位を基準に分割して複数の分割パターンとする構成も考えられる(上記請求項1に含まれる構成)。しかし、本構成のように、線要素単位を基準として分割する構成の方が各分割パターンの搬送方向における長さ偏差を抑えることができる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、補正手段は、搬送手段の搬送速度と、各分割パターンの搬送方向における長さとに基づき定められる時間により、分割パターンに対する補正動作から次の分割パターンに対する補正動作に順次切り替わるようになっている。
<実施形態1>
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態のレーザマーキング装置1は、文字、図形、記号等(以下、「文字等」)のマーキングパターン6に対応させてレーザ光の照射点を所定のマーキングエリア5内で走査するように照射させ、当該マーキングエリア5内を通過する搬送ワークWに対しその搬送方向において上記マーキングエリア5を超える長さのマーキングパターン6をマーキングするためのものである。
1.レーザマーキング装置の概要説明
本実施形態のレーザマーキング装置1は、図1に全体が示されており、同図において、符号は、レーザ光源10であって、ここから出射されたレーザ光Lはガルバノスキャナ20によって向きが変更される。ガルバノスキャナ20は、一対のガルバノミラー20V,20W、駆動手段20X、20Y及び収束レンズ20Zを備えており、一方のガルバノミラー20Vは、駆動手段Xによって縦方向に角度を変移させることができ、他方のガルバノミラー20Wは、駆動手段20Yによって横方向に角度を変移させることができる。他方のガルバノミラー20Wからのレーザ光Lが収束レンズ20Zで収束されて搬送ワークW上にレーザ光Lの照射点が形成される。そして、これら両ガルバノミラー20V,20Wにより、レーザ光Lが方向に向きを変えられ、上記照射点が、搬送ワークW上を二次元的に移動するようになっている。
制御部30は、後述するように、コンソール35により設定したマーキングパターン6に基づいてそれを構成する線要素について始点及び終点を含む複数点に対応した上記マーキングエリア5上の各位置にレーザ光Lの照射点を移動させるようガルバノスキャナを駆動させるための複数の座標データと、オンオフ制御信号を生成する。
そして、制御部30は、複数の座標データを所定のタイミングで順次ガルバノスキャナ20に与えて各ガルバノミラー20V,20Wの回動角度を制御するとともに、オンオフ制御信号をレーザ光源10に与えてオンオフ動作を制御する。
以上の構成により搬送ワークW上に上記文字等をマーキングすることができる。
2.搬送ラインの説明
図1に示すように、搬送ラインは同図の右から左に向かって所定の速度vで流れるように制御されており、ベルトコンベア40(本発明の「搬送手段」に相当する)上を搬送ワークWが搬送される。ベルトコンベア40途中の上方にはレーザマーキング装置1本体が配置されており、搬送されてくる搬送ワークWにレーザ光Lを照射して順次マーキングするようになっている。尚、ベルトコンベア40の搬送速度vは、例えば、コンソール35等に設けられた設定手段(図示しない)により設定できるようになっている。
また、ベルトコンベア40上方においてレーザマーキング装置1本体よりも搬送方向の上流側には、光電センサを備えたワーク検出装置53を設け、搬送ワークWが光電センサの検出領域に進出したときにワーク検出信号Jを出力するようになっている。
ベルトコンベア40を駆動するコンベア駆動手段の軸部分にはロータリエンコーダ51(本発明の「搬送速度検出手段」に相当する)が取付けられており、コンベア駆動手段の回転速度(搬送速度v)に応じたパルス信号S(本発明の「速度信号」に相当する)を入出力回路33を介してレーザマーキング装置1本体の制御部30に出力する。
なお、前記レーザマーキング装置1本体に備えられた制御部30は、次のようにして遅延時間算出手段として機能するようにプログラムがロードされる。すなわち、前述のように制御部30にはロータリエンコーダ51からベルトコンベア40の搬送速度vに対応するパルス信号Sが入力されており、かつ、収束レンズ20Zの中心位置と、ワーク検出装置53の検出位置との間の距離は既知の値として制御部30に入力されているから、制御部30はE(ワーク検出装置53の検出位置と収束レンズ20Zの中心位置との間の距離)/v(搬送速度)の演算を行うことで、搬送ワークWがワーク検出装置53の検出位置から収束レンズ20Zの中心位置の真下のマーキング位置に移動するまでに要する遅延時間tを算出する。
3.各ユニットの詳細説明
本実施形態では、図2に示すように、レーザ光源10が筐体内に収容されてレーザ出射ユニット12としてユニット化されている。また、ガルバノスキャナ20が筐体内に収容されて走査ユニット22としてユニット化され、更に、制御部30が筐体内に収容されてコントローラユニット32としてユニット化されている。そして、これらのレーザ出射ユニット12、走査ユニット22及びコントローラユニット32は、同種または異種のものと相互に交換可能となっている。
(1)レーザ出射ユニット
具体的には、レーザ出射ユニット12は、レーザマーキング装置1において筐体内に、レーザ光源10とともに、外部との信号のやり取りを行うための入出力回路13とが収容されて構成されている。入出力回路13は、発振器用電源18から駆動電流が供給されるレーザ発振器17に電気的に接続されている。また、レーザ光源10からのレーザ光Lは、例えば筐体壁部に形成された開口部を介して挿通された光ファイバケーブルを介して外部に導かれるようになっている。
(2)走査ユニット
走査ユニット22は、筐体内に、ガルバノスキャナ20とともに、外部との信号のやり取りを行うための入出力回路23と、D/A変換器24と、サーボ回路25と、近接状態検出部と、印字エリア情報記憶部27と、補正回路29(本発明の「補正手段」相当する)とが収容されて構成されている。入出力回路23は、D/A変換器24、近接状態検出部及び印字エリア情報記憶部27のそれぞれと電気的に接続されている。また、筐体には、レーザ出射ユニット12から導出された光ファイバケーブルの先端側を挿入させるための開口部が形成され、この開口部によって光ファイバケーブルの先端が位置決めされ、この先端からの出射レーザ光Lがガルバノミラー20V,20W側に導かれるようになっている。なお、収束レンズ20Zは、筐体に貫通形成された装着口に嵌着されている。
次いで、D/A変換器24は、前記コントローラユニット32側から入出力回路23,33を介して送られてきた複数の座標データを、それぞれに対応する電圧に変換する。サーボ回路25は、D/A変換器24からの電圧に基づいて、前記ガルバノミラー20V,20Wの駆動手段X,Y(図1参照)を制御する。したがって、D/A変換器24が本発明のデータ付与手段に相当する。
近接状態検出部は、コンパレータ26A、ウィンドウコンパレータ26B、角度センサ26C及び微分回路26Dから構成されている。そして、D/A変換器24からの各座標データに対応する電圧と、前記ガルバノミラー20V,20Wの回動角度に対応する電圧とに基づいてマーキングされる各線分の始点及び終点である端点の座標データに対する照射点の接近状態を検出し、サーボ回路25に信号を与える。
さて、補正回路29は、ロータリエンコーダ51から入出力回路23,33を介して入力される搬送速度vに応じたパルス信号Sと、制御部30から入出力回路23,33を介して各分割パターン3A〜3Dのマーキング開始時間毎に入力されるマーキング開始信号Tとを受けると、縦軸を搬送速度vに応じた電圧(電流)レベル、横軸を時間として分割パターン3A〜3Dの開始時間ごとに繰り返す三角波状の補正信号Pを生成し、この補正信号Pをコンパレータ26Aとサーボ回路25に出力する(図6参照)。
この補正信号Pが補正回路29から出力されると、D/A変換器24から出力される座標データの信号に、この補正信号Pが加算されて、レーザ光Lの照射点が、メモリ34で記憶された座標データに基づく位置から搬送方向の下流側にずらした位置に補正されるようになっている。
そして、補正された座標データがサーボ回路25に出力されることにより、レーザ光Lの照射点が、メモリ34で記憶された座標データに基づく位置から補正信号Pに応じて前記搬送方向の下流側にずらした位置に補正される。
なお、各分割パターン3A〜3Dのマーキング開始時間は、搬送速度vと、マーキングエリア5に対する、搬送ワークW上の各分割パターン3A〜3Dのマーキング位置の移動量とから求めることができる。
印字エリア情報記憶部27には、印字エリア情報が記憶されている。これは、収束レンズ20Zの特性の相違、ガルバノミラー20V,20Wの大きさ、その回動角度範囲や回動特性の相違などによって変動する。従って、印字エリア情報としては、収束レンズ20Zの特性、ガルバノミラー20V,20Wの大きさ回動角度範囲や回動特性に関する情報、或いは、それらに基づいて定まるマーキングエリア5そのものの範囲を示す情報であってもよい。
(3)コントローラユニット
コントローラユニット32は、上記本体ケース内において取り外し可能に設けられた筐体内に、制御部30とともに、外部との信号のやり取りを行うための入出力回路33と、メモリ34(本発明の「データ記憶手段」に相当する)とが収容されている。入出力回路33は、制御部30と電気的に接続されるとともに、レーザ出射ユニット12の入出力回路13及び走査ユニット22の入出力回路23それぞれと例えばコネクタ40,41を介して着脱可能であって、信号伝達可能に(電気的に)接続されている。
また、コントローラユニット32にはマーキングパターン6を設定可能なコンソール35の表示部が設けられており、ここで印字したいマーキングパターン6を設定するようになっている。なお、このコンソール35の表示部には、搬送方向においてマーキングエリア5を超える長さのマーキングパターン6を設定できるようになっている。
そして、作業者がこのコンソール35の表示部で、例えば、搬送方向においてマーキングエリア5の4倍の長さからなるマーキングパターン6を印字する順(図3の左側から右側へ)に順次設定すると、このマーキングパターン6に応じた信号がコンソール35から制御部30に送信される。
このマーキングパターン6に応じた信号を制御部30が受けると、制御部30では、図4に示すように、入出力回路23,33を介して印字エリア情報記憶部27からガルバノスキャナ20がマーキング可能なマーキングエリア5を読み出し(S1)、設定されたマーキングパターン6が搬送方向においてマーキングエリア5を超えるものか判断する(S2)。そして、マーキングエリア5を超える場合にはマーキングパターン6を先に入力した情報から順にマーキングエリア5と同じ大きさの分割パターン3A〜3Dに分割し(S3)、この各分割パターン3A〜3Dの座標データをメモリ34に記憶させる(S4)。
また、制御部30は、分割パターン3A〜3D毎に、コンソール35にて入力された、所望の文字等及びマーキング位置についてのデータに基づいて、フォント情報記憶手段であるメモリ34内のフォント記憶領域に記憶されたフォント情報を読み出して所定の線要素に分けてマーキングデータとして生成し、このマーキングデータを所定の換算係数に基づいて実際のマーキングエリア5上の位置関係を示す複数の座標データに変換する。そして、設定されているマーキング速度に応じた所定のタイミングで順次各座標データを入出力回路33及び走査ユニット22の入出力回路23を介してD/A変換器24に送る。
さらに、制御部30は、ロータリエンコーダ51から出力されたベルトコンベア40の搬送速度vに応じたパルス信号Sを入出力回路33を介して受ける。従って、この入力出力回路33は、本発明の「搬送速度入力手段」に相当する。制御部30は、パルス信号Sと、後述する各分割パターン3A〜3Dのマーキング開始信号Tとを補正回路29に送信する。
以下、上記構成に係るレーザマーキング装置1の制御部30の動作について説明する。レーザマーキング装置1を起動させると制御部30は図5のフローチャートに示す手順に従って動作する。
<搬送ワークW検出時>
制御部30には、ロータリエンコーダ51からの搬送速度vに応じたパルス信号Sが入力され続けるともに、ワーク検出装置53からのワーク検出信号Jの監視を行う。また、制御部30はワーク検出信号Jを受けると、遅延時間tと、遅延時間t経過して搬送ワークWの先端が収束レンズ20Zのの中心位置の真下に位置した後に最初の分割パターン3A〜3Dの開始位置に達する時間となるまで待機する。
<マーキング開始時>
次に、制御部30は分割パターンの順番を初期化して最初の分割パターン3Aとし(S11)、経過時間のカウントを開始する(S12)。最初の分割パターン3Aでは(S13で「Y」)、搬送ワークWが最初にマーキングする分割パターン3Aの開始位置に達する時間が経過すると(S14)、制御部30はマーキング開始信号Tを入出力回路23,33を介して補正回路29に出力する(S15)。
そして、制御部30は、最初の分割パターン3Aの座標データをメモリ34から読み出し、この座標データを入出力回路23,33を介してD/A変換器24に順次出力しつつ、レーザ発振器17をオンオフ制御するための出力信号をレーザ発振器17に与えるとともに、パルス信号Sを入出力回路23,33を介して補正回路29に出力する動作を開始する(S16)。そして、このパルス信号Sに基づいて、ガルバノミラーを回動させる電圧レベルが増加して最初の分割パターン3Aの左側の文字から順に搬送ワークWの移動に追従するようにしてマーキングが行われる。
次に、制御部30は、分割パターン3Aが最後の分割パターン3Dでないことを判断した後に(S17で「Y」)、現在の分割パターン3Aの順番を加算して分割パターン3Bとする(S18)。そして、二番目の分割パターン3Bの開始位置に達する時間が経過するまで分割パターン3Aのマーキングが続けられたのち(S13で「N」,S19)、制御部30はマーキング開始信号Tを入出力回路23,33を介して補正回路29に出力する(S15)。このマーキング開始信号Tが補正回路29に入力されると、補正回路29から出力される補正信号Pの電圧レベルが下がり、レーザ光Lの出射位置が新たな分割パターン3Bの開始位置に移動する。
そして、制御部30は、二番目の分割パターン3Bの座標データをメモリ34から読み出し、この座標データを入出力回路23,33を介してD/A変換器24に順次出力しつつ、レーザ発振器17をオンオフ制御するための出力信号をレーザ発振器17に与えるとともに、パルス信号Sを入出力回路23,33を介して補正回路29に出力する動作を開始する(S16)。これにより、二番目の分割パターン3Bにおいても、搬送ワークWの移動に追従するようにしてマーキングが行われる。
そして、上記動作を最後の分割パターンN(4)の順番となるまで繰り返し、最後の分割パターンN(4)となった場合には(S17で「Y」)、最後の分割パターン3Dの終了位置に到達する時間が経過した後(S20)、制御部30は、座標データのD/A変換器24への出力、レーザ発振器17をオンオフ制御するための出力信号、パルス信号Sの補正回路29への出力を停止する(S21)。
これにより、搬送ワークW上へのマーキングパターン6のマーキングが終了する。
具体的には、搬送ワークWがマーキングエリア5内に入ると、補正信号Pにより、ガルバノミラーを回動させる電圧レベルが搬送速度vに比例して増加する。したがって、例えば、図6の文字Aをマーキングしようとする場合には、補正信号Pの大きさの電圧レベル(搬送ワークの下に示す図)とD/A変換器24からの出力電圧レベルとを加算した電圧によりガルバノミラーが回動される。すると、レーザ光Lの照射位置が搬送ワークWの移動に追従しつつ順に印字され(図6(a))、分割パターン3Aのマーキングが終了し、マーキングする位置が次の分割パターン3Bに移動する時間で電圧レベルが補正され(図6(b))、次の分割パターン3Bがマーキングされる(図6(c))。以後、各分割パターン毎に電圧レベルの補正が繰り返される。
このように、補正回路29により、入出力回路33で入力されるパルス信号Sと、マーキング時間に応じて変化する補正信号Pをガルバノスキャナ20に与えて、レーザ光Lの照射点が、メモリ34で記憶された座標データに基づく位置から搬送方向の下流側にずらした位置に補正されるから、マーキングエリア5内を通過する搬送ワークWに対し、レーザ光Lの照射点を搬送ワークWの移動方向(下流側)に追従させることができる。
また、搬送ワークWの搬送方向においてマーキングエリア5を超えるマーキングパターン6を、マーキングエリア5内に収まる複数の分割パターン3A〜3Dとし、この分割パターン3A〜3D毎に、レーザ光Lの照射点が補正される構成となっている。したがって、搬送ワークWに分割パターン3A〜3Cの一つをマーキングした後に、次の分割パターン3B〜3Dをマーキングする際には補正信号Pに応じてレーザ光Lの照射点が補正されるから搬送方向においてマーキングエリア5を超えるマーキングパターン6であっても、マーキングすることができる。
また、例えば、作業者の入力操作によって設定された搬送速度を、パルス信号Sとして入出力回路33に入力する構成では、実際の搬送速度との誤差が生じるおそれがあるが、ロータリエンコーダ51から搬送速度vに応じたパルス信号Sが出力される構成としたので、ロータリエンコーダ51の搬送速度変化に対応したパルス信号Sに基づき搬送ワークWの移動に対してより正確に追従させたマーキングを行うことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
実施形態1では、マーキングエリア5と搬送方向に同じ長さDの分割パターン3A〜3Dでマーキングパターン6を分割する場合について説明したが、実施形態2では、マーキングエリア5と同じ長さDで分割しようとすると、隣接する分割パターンの境界部分がマーキングしようとする文字に触れてしまうため、マーキングエリア5よりも搬送方向に小さい長さD´の分割パターンを形成するものであり、その他の点は前記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図7(a)に示すように、マーキングエリア5と搬送方向に同じ長さDの分割パターン3Aとした場合には、文字Cが触れてしまうため、文字Cに触れない長さD´まで分割パターン3Aを短くたものである。なお、次の分割パターン3A〜3Dで再び文字に触れてしまう場合には(図7(a)で文字E)、再び文字に触れない長さまで分割パターン3Bを短くしたものである。他の分割パターン3C,3Dについても同様である。
1文字が隣接する分割パターンの境界部分に位置した状態でマーキングした場合には、この境界部分にマーキングのずれ等が生じることがあるが、本実施形態によれば、マーキングのずれ等が生じない。
なお、分割パターンの搬送方向における長さを小さくする場合には、補正信号Pの繰り返しの時間間隔が短くなる。
図7(b)では、最初の分割パターン3Aを上記と同様に短くした後に、残りのマーキングパターン6を文字に触れない長さAで均等に分割したものである。
<実施形態3>
図8は本発明の実施形態3を示す。
実施形態3では、マーキングすべき文字が所定の線要素単位で構成されており(例えば、図8(a)の文字Aを構成する各線要素単位a1,a2,a3,a4,a5)、この線要素単位でマーキングエリア5と同じ大きさの分割パターン3A〜3Dでマーキングパターン6を分割することが可能である場合には、その大きさで分割する(図8(a))。一方、マーキングエリア5と同じ長さDで分割パターン3A〜3Dを構成できない場合には、線要素単位で分割できる長さD´まで分割パターン3Aを小さくするものである。なお、他の分割パターンについても同様である。このように、線要素単位を基準として分割する構成の方が各分割パターンの搬送方向における長さ偏差を抑えることができる。
<実施形態4>
実施形態4では、搬送速度vを検出する手段として、ロータリエンコーダ51に代えて、図1の二点鎖線に示すように、搬送方向のA地点及びB地点に光電センサを備えた速度検出装置52(本発明の「ワーク速度検出手段」に相当する)を設け、このAB間の所定の距離と、BからAに到達するまでの時間とから搬送ワークWの実際の速度を検出し、この検出した速度をパルス信号Uとして入出力回路33に入力するようにしたものである。
搬送手段の振動等により搬送ワーク自身が搬送方向においてベルトコンベア40に対して相対的に移動することから、ベルトコンベア40の搬送速度vと実際の搬送ワークの搬送速度vとは若干の誤差が生じる場合がある。そこで、入出力回路33は、速度検出装置52からの搬送ワークの実際の搬送速度に応じて変化するパルス信号Sが入力される構成であるから、実際の搬送ワークの搬送速度変化に対応した補正信号Pに基づき搬送ワークWの移動に対してより正確に追従させたマーキングを行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ベルトコンベア40の搬送速度vをロータリエンコーダ51によって自動的に検出するようにしたが、これに限らず、例えばコンソール35において作業者が設定した搬送速度を入力する構成でもよい。
(2)上記実施形態では、マーキングパターン6は4つの分割パターンに分割することとしたが、これ以上若しくはこれ以下の数に分割してもよい。
(3)上記実施形態では、分割パターン3A〜3D毎に、制御部30から、パルス信号Sと、マーキング開始信号Tを補正回路29に与える構成としたが、マーキング開始信号Tに代えて、マーキングエリア5に対する、搬送ワークW上の前記各分割パターン3A〜3Dのマーキング位置の移動量を制御部30から補正回路29に与える構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、作業者が入力したマーキングパターン6は、制御部30の処理によって分割パターン3A〜3Dに分割されるこことしたが、予め作業者がマーキングエリア5を超える長さのマーキングパターン6を、マーキングエリア5内に収まる複数の分割パターン3A〜3Dとして定め、これを作業者がコンソール35等で設定することにより、各分割パターン3A〜3D毎の座標データがメモリ34に記憶されるようにしてもよい。なお、このコンソール35が本発明のパターン設定手段に相当する。
(5)搬送方向においてマーキングエリア5を超える長さのマーキングパターン6を設定する方法としては、コンソール35の表示部の表示倍率を作業者自身が、例えば、搬送速度vに応じて変更できるようにしておき、この倍率でマーキングパターン6の全体を表示可能とし、作業者がマーキングパターン6を設定できるようにしてもよい。
また、コンソール35の表示部にマーキングパターン6の一部を表示させ、この一部について設定できるようにしておき、この表示部をスクロールさせることによって、マーキングパターン6の全体が設定できるようにしてもよい。
ここで、作業者がマーキングパターン6と分割パターン3A〜3Dの搬送方向における長さとを設定し、制御部30により分割パターン3A〜3Dの座標データをメモリ34に記憶させる構成としてもよく、また、作業者がマーキングパターン6のみ設定し、制御部30にてマーキングエリア5を超える長さのマーキングパターン6を分割パターン3A〜3Dに分割させ、この分割パターン3A〜3Dの座標データをメモリ34に記憶させる構成としてもよい。
本発明の実施形態1に係るレーザマーキング装置の全体構成図 各ユニットのブロック図 分割パターンに分割されたマーキングパターンの図 マーキングパターン設定時における制御部の処理を示すフローチャート マーキングパターン時における制御部の処理を示すフローチャート 搬送ワークの印字態様とその時の補正信号 本発明の実施形態2に係る搬送ワークの印字態様とその時の補正信号 本発明の実施形態3に係る文字の線要素、搬送ワークの印字態様とその時の補正信号
符号の説明
5…マーキングエリア
6…マーキングパターン
10…レーザ光源
17…レーザ発振器
20…ガルバノスキャナ
20V,20W…ガルバノミラー
20X、20Y…ガルバノ駆動手段
24…D/A変換器(データ付与手段)
25…サーボ回路
27…印字エリア情報記憶部
29…補正回路(補正手段)
30…制御部
33…入出力回路(搬送速度入力手段)
34…メモリ(データ記憶手段)
35…コンソール
40…ベルトコンベア(搬送手段)
50…ロータリエンコーダ
53…ワーク検出装置
P…補正信号
S…パルス信号(速度信号)

Claims (8)

  1. 文字、図形、記号等のマーキングパターンに対応させてレーザ光の照射点を所定のマーキングエリア内で走査するように照射させ、当該マーキングエリア内を連続的に搬送される搬送ワークに対しその搬送方向において前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンをマーキングするためのレーザマーキング装置であって、
    レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されるレーザ光の方向を換えて前記マーキングエリア内で前記レーザ光の照射点を走査するガルバノスキャナと、
    前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンが、前記マーキングエリア内に収まる複数の分割パターンとされ、これら各分割パターン毎に、それを構成する線要素の始点及び終点を含む複数点に対応した前記マーキングエリア上の各位置に前記レーザ光の照射点を移動させるよう前記ガルバノスキャナを駆動させるための複数の座標データが記憶されるデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段で記憶された前記複数の分割パターンの座標データを、前記搬送ワーク上におけるマーキング位置が下流側の分割パターンの座標データから順に前記ガルバノスキャナに与えるデータ付与手段と、
    前記搬送ワークの搬送速度または前記搬送ワークを搬送するための搬送手段の搬送速度に応じた速度信号が入力される搬送速度入力手段と、
    前記各分割パターン毎に、前記搬送速度入力手段で入力される速度信号と、前記マーキングエリアに対する、前記搬送ワーク上の前記各分割パターンのマーキング位置の移動量とに応じて変化する補正信号を前記ガルバノスキャナに与えて、前記レーザ光の照射点が、前記データ記憶手段で記憶された座標データに基づく位置から前記補正信号に応じて前記搬送方向の下流側にずらした位置に補正するための補正手段とを備えたことを特徴とするレーザマーキング装置。
  2. 前記搬送速度入力手段は、前記搬送手段の搬送速度を検出する搬送速度検出手段から出力される速度信号が入力される構成になっていることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキング装置。
  3. 前記搬送速度入力手段は、前記搬送ワークの搬送速度を検出するワーク速度検出手段から出力される速度信号が入力される構成になっていることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキング装置。
  4. 作業者が前記搬送ワークの搬送速度を設定可能な設定手段が備えられ、前記搬送速度入力手段は、この設定手段により設定された搬送速度に応じた速度信号が入力される構成になっていることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキング装置。
  5. 作業者が前記マーキングパターンを、前記マーキングエリアに収まるパターン毎に設定するためのパターン設定手段と、
    前記パターン設定手段で設定された各パターン毎にそれに対応する前記座標データを生成し、前記マーキングエリアに収まるパターン毎に前記データ記憶手段に記憶するデータ生成手段とを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のレーザマーキング装置。
  6. 前記複数の分割パターンは、前記マーキングパターンを、それを構成する線要素単位を基準として前記マーキングエリア内に収まるように分割されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレーザマーキング装置。
  7. 前記補正手段は、前記搬送手段の搬送速度と、前記各分割パターンの前記搬送方向における長さとに基づき定められる時間により、前記分割パターンに対する補正動作から次の分割パターンに対する補正動作に切り替えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のレーザマーキング装置。
  8. レーザ光源から出射されるレーザ光の照射点を所定のマーキングエリア内において文字、図形、記号等からなるマーキングパターンをガルバノスキャナによって走査するように照射させ、当該マーキングエリア内を連続的に搬送される搬送ワークに対しその搬送方向において前記マーキングエリアを超える長さのマーキングパターンをマーキングするためのレーザマーキング方法であって、
    前記マーキングエリアを超えるマーキングパターンが、前記マーキングエリア内に収まる複数の分割パターンとされ、これら各分割パターン毎に、それを構成する線要素の始点及び終点を含む複数点に対応した前記マーキングエリア上の各位置に前記レーザ光の照射点を移動させるよう前記ガルバノスキャナを駆動させるための複数の座標データをデータ記憶手段に記憶し、この記憶された前記複数の分割パターンの座標データを、前記搬送ワーク上におけるマーキング位置が下流側の分割パターンの座標データから順に前記ガルバノスキャナに与えるとともに、
    前記各分割パターン毎に、入力される前記搬送ワークの搬送速度と、前記マーキングエリアに対する、前記搬送ワーク上の前記各分割パターンのマーキング位置の移動量とに応じて変化する補正信号を前記ガルバノスキャナに与えて、前記レーザ光の照射点が、前記データ記憶手段で記憶された座標データに基づく位置から前記補正信号に応じて前記搬送方向の下流側にずらした位置に補正することを特徴とするレーザマーキング方法。
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