JP4285628B2 - 画像処理方法および装置並びにプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像のざらつきを抑制しつつ鮮鋭度を向上させる画像処理を画像データに対して施す画像処理方法および装置並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラやデジタルビデオ等の撮像デバイスにより得られた画像データや、写真フイルムに記録された画像をスキャナにより読み取ることにより得られた画像データに対して種々の画像処理を施して、プリンタやモニタのような表示デバイスを用いて再生するシステムが知られている。
【0003】
とくにフイルムに記録された画像データに対して画像処理を施すシステムにおいて行われる画像処理として、フイルムの粒状に起因する画像の粒状度を抑制しつつ、鮮鋭度を向上させる画像処理が提案されている(特開平9−22460号公報)。この方法は、原画像を表す原画像データを、低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解し、中周波数成分および高周波数成分にゲインを乗算することにより、中周波数成分を抑制するとともに高間周波数成分を強調する強調抑制処理を行い、処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像データを得る方法である。
【0004】
ここで、中周波数成分および高周波数成分に乗算するゲインは、ある評価値に基づいて決定される。具体的には、中周波数成分および高周波数成分のRGB3色のうちの2色からなる少なくとも1組の色間における、相対応する画素についての相関値が評価値として用いられる。
【0005】
一方、フイルムに記録された画像を読み取ることにより得られた画像データに限らず、デジタルカメラにおいて得られた画像データについても、上記特開平9−22460号公報に記載された方法を適用して、フイルムに記録された画像を読み取ることにより得られた画像データと同様の周波数成分に強調抑制処理を施すことにより、ざらつきを抑えつつも鮮鋭度を向上させた画像を再生可能な処理済み画像データを得ることができる。
【0006】
ここで、一般的なデジタルの画像データに対して強調抑制処理を施すに際し、JPEG圧縮されている画像のように、色差成分については周波数の高い成分が元々少ない場合には、上述した強調抑制処理を、画像データの輝度成分に対してのみ適用することにより、画像のざらつきを抑制しかつ鮮鋭度を向上させつつも、演算量を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した相関値を評価値として用いるためには、RGB3色について中周波数成分および高周波数成分を生成し、さらにはRGB3色のうちの2色からなる少なくとも1組の色間における、相対応する画素についての相関値を算出する必要があるため、ゲインを決定するための演算に長時間を要する。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、画像のざらつきを抑制しつつ、鮮鋭度を向上させる画像処理を効率よく行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理方法は、画像データを少なくとも低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解し、該分解後、前記中周波数成分および前記高周波数成分のそれぞれの評価値を設定し、該各評価値に基づいて前記中周波数成分を抑制する中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分を強調する高周波数成分用ゲインをそれぞれ設定し、前記中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分用ゲインに基づいて、前記中周波数成分を抑制するとともに、前記高周波数成分を強調する強調抑制処理を行い、該処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像データを生成する画像処理方法において、
前記中周波数成分および前記高周波数成分それぞれの絶対値を前記各評価値として設定することを特徴とするものである。
【0010】
ここで、画像信号の低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分とは、例えば図2に示すように分布される周波数成分のことをいうものである。すなわち、中周波数成分とは、処理後のデータを可視像として再生する際の出力のナイキスト周波数(ここでは6cycle/mm)の1/3付近にピークを持って分布する周波数成分であり、低周波数成分とは、出力のナイキスト周波数が0となる周波数をピークとして分布する成分であり、高周波数成分とは出力のナイキスト周波数をピークとして分布する成分である。
【0011】
なお、画像データは低中高の3つの周波数成分のみならず、さらに多くの周波数成分に分解してもよい。このようにさらに多くの周波数成分に分解した場合は、複数の周波数成分から、低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分が選択される。
【0012】
なお、本発明による画像処理方法においては、前記画像データの輝度成分を生成し、
該輝度成分に基づいて、前記分解、前記ゲインの設定、前記強調抑制処理、および前記合成を行って輝度成分処理済み画像データを得、
該輝度成分処理済み画像データに基づいて、前記処理済み画像データを生成するようにしてもよい。
【0013】
また、本発明による画像処理方法においては、前記中周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記中周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記中周波数成分よりも大きく抑制して前記強調抑制処理を行うよう、前記中周波数成分用ゲインを設定するようにしてもよい。
【0014】
さらに、本発明による画像処理方法においては、前記高周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記高周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記高周波数成分よりも小さく強調して前記強調抑制処理を行うよう、前記高周波数成分用ゲインを設定するようにしてもよい。
【0015】
本発明による画像処理装置は、画像データを少なくとも低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解する手段と、該分解後、前記中周波数成分および前記高周波数成分のそれぞれの評価値を設定し、該各評価値に基づいて前記中周波数成分を抑制する中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分を強調する高周波数成分用ゲインをそれぞれ設定し、前記中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分用ゲインに基づいて、前記中周波数成分を抑制するとともに、前記高周波数成分を強調する強調抑制処理を行う強調抑制処理手段と、該処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像データを生成する生成手段とを備えた画像処理装置において、
前記強調抑制処理手段は、前記中周波数成分および前記高周波数成分それぞれの絶対値を前記各評価値として設定する手段であることを特徴とするものである。
【0016】
なお、本発明による画像処理装置においては、前記画像データの輝度成分を生成する輝度成分生成手段をさらに備えるものとし、
前記分解する手段、前記強調抑制処理手段および前記生成手段を、該輝度成分に基づいて、前記分解、前記ゲインの設定、前記強調抑制処理、および前記合成を行って輝度成分処理済み画像データを得、該輝度成分処理済み画像データに基づいて、前記処理済み画像データを生成する手段としてもよい。
【0017】
また、本発明による画像処理装置においては、前記強調抑制処理手段を、前記中周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記中周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記中周波数成分よりも大きく抑制して前記強調抑制処理を行うよう、前記中周波数成分用ゲインを設定する手段としてもよい。
【0018】
さらに、本発明による画像処理装置においては、前記強調抑制処理手段を、前記高周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記高周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記高周波数成分よりも小さく強調して前記強調抑制処理を行うよう、前記高周波数成分用ゲインを設定する手段としてもよい。
【0019】
なお、本発明による画像処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、評価値に基づいて高周波数成分を強調するとともに、中周波数成分を抑制する強調抑制処理を行うに際し、中周波数成分および高周波数成分の絶対値を各周波数成分の評価値としたため、上記特開平9−22460号公報に記載された方法のように、RGB3色のうちの2色からなる少なくとも1組の色間における相対応する画素についての相関値を算出する必要がなくなる。したがって、演算量を低減し、効率よく処理済み画像データを求めることができる。
【0021】
また、一般的なデジタルの画像データにおいてJPEG圧縮されている場合には、色差成分については周波数の高い成分が欠落していることが多いため、強調抑制処理を、画像データの輝度成分に対してのみ適用することにより、演算量を低減しつつも、画像のざらつきを抑制しつつ、鮮鋭度を向上させることができる。
【0022】
また、フイルム粒状に起因するざらつきは主として中周波数成分に現れるが低周波数成分との境界付近に相当する粒状は画像中とくに目立つものであり、中周波数成分の信号値としては比較的小さい値として表される。また、デジタルカメラにおいて得られた画像データにより表される画像についても、同様の周波数帯域における微小信号に起因するざらつきが目立ちやすい。したがって、中周波数成分の絶対値が、所定の閾値より小さい場合、その絶対値が得られた画素はとくに目立つざらつきに対応するものとみなして、その画素についてのみ他の画素と比較して中周波数成分を大きく抑制するようにすれば、目立つざらつきの抑制を効率よく行うことができる。
【0023】
また、画像データにより表される画像においては、フイルムに記録された画像を読み取ることにより得られたものであっても、デジタルカメラにおいて得られたものであっても、画像の高周波数成分と中周波数成分の周波数帯域における微小信号は、ざらつきの原因になりやすい。したがって、高周波数成分の絶対値が所定の閾値より小さい場合、その絶対値が得られた画素について他の画素と比較して高周波数成分の強調度を小さくすることにより、鮮鋭度の強調と同時にざらつきが強調されてしまうことを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による画像処理装置は、ネガフイルムあるいはリバーサルフイルムに記録された画像をフイルムスキャナ等の読取手段により読み取ることにより得られたRGBの3色データからなる画像データS0、あるいはデジタルカメラにおいて得られた画像データS0に対して画像処理を施すものであり、画像データS0に対して色処理および階調処理を施して色階調処理済みの画像データS1を得る色階調処理手段1と、色階調処理済みの画像データS1に対して粒状抑制処理および鮮鋭度強調処理を施して処理済み画像データS2を得る強調抑制処理手段2を備えるものである。
【0025】
色階調処理手段1は、画像データS0に基づいて、画像データS0に対して施す色処理および階調処理のパラメータを決定し、このパラメータを用いて画像データS0に対して色処理および階調処理を施して、色階調処理済みの画像データS1を得る。
【0026】
強調抑制処理手段2は、画像データS1を構成するRGB色データから輝度成分Yを生成する輝度成分生成手段21、輝度成分Yに対して11×11ローパスフィルタ(LPF)によるフィルタリング処理を施して、輝度成分Yの低周波数成分YLを得るフィルタリング手段22、輝度成分Yに対して3×3ローパスフィルタ(LPF)によるフィルタリング処理を施して、輝度成分Yの低中周波数成分YLMを得るフィルタリング手段23、輝度成分Yの中周波数成分YMおよび高周波数成分YHを生成し、これらの成分YM,YHに対してゲイン処理を行うゲイン処理手段24、およびゲイン処理後の中周波数成分YM′および高周波数成分YH′から処理済み画像データS2を生成する生成手段25を備える。
【0027】
輝度成分生成手段21は、画像データS1を構成するRGB色データR1,G1,B1に対して下記の式(1)に示す演算を施すことにより輝度成分Yを生成する。
Y=0.3R1+0.59G1+0.11B1 (1)●
ゲイン処理手段24は、下記の式(2)に示すように、フィルタリング手段23において得られた低中周波数成分YLMからフィルタリング手段22において得られた低周波数成分YLを減算することにより中周波数成分YMを生成する。また、下記の式(3)に示すように輝度成分Yから低中周波数成分YLMを減算することにより高周波数成分YHを生成する。
YM=YLM−YL (2)
YH=Y−YLM (3)●
ここで、低周波数成分YL、中周波数成分YMおよび高周波数成分YHとは、図2に示すように分布される周波数成分のことをいうものである。すなわち、中周波数成分YMとは、処理済み画像データS2を可視像として再生する際の出力のナイキスト周波数(ここでは6cycle/mm)の1/3付近にピークを持って分布する周波数成分をいうものであり、低周波数成分YL とは、0周波数にピークを持って分布する成分をいい、高周波数成分YHとは出力のナイキスト周波数にピークを持って分布する成分をいうものである。
【0028】
さらに、ゲイン処理手段24は、下記の式(4)に示すように、中周波数成分YMに、中周波数成分YMを抑制するゲインGMを乗算して処理済み中周波数成分YM′を得るとともに、下記の式(5)に示すように、高周波数成分YHに、高周波数成分YHを強調するゲインGHを乗算して処理済み高周波数成分YH′を得る。
YM′=YM×GM (4)
YH′=YH×GH (5)●
ここで、ゲインGM,GHは、中周波数成分YMおよび高周波数成分YHの絶対値|YM|,|YH|に基づいて設定される。図3は、中周波数成分YMの絶対値|YM|とゲインGMとの関係を表すテーブルT1、図4は高周波数成分YHの絶対値|YH|とゲインGHとの関係を表すテーブルT2を示す図である。
【0029】
図3に示すようにゲインGMは、中周波数成分YMの絶対値|YM|が所定の閾値Th1より小さい画素に対する中周波数成分YMを、絶対値|YM|が所定の閾値Th1より大きい画素に対する中周波数成分YMよりも大きく抑制するものである。
【0030】
ここで、フイルムに記録された画像を読み取ることにより得られた画像データS0の場合、フイルム粒状に起因するざらつきは主として画像中の中周波数成分YMに現れるが低周波数成分YLとの境界付近に相当する粒状は画像中とくに目立つものであり、中周波数成分YMの絶対値|YM|としては比較的小さい値として表される。また、デジタルカメラにおいて得られた画像データS0により表される画像ついても、同様の周波数帯域における微小信号に起因するざらつきが目立ちやすい。したがって、本実施形態においては、中周波数成分YMを抑制するものであるが、絶対値|YM|が、所定の閾値Th1より小さい場合、その絶対値|YM|が得られた画素はとくに目立つざらつきに対応するものとみなして、その画素についてのみ他の画素と比較して中周波数成分YMを大きく抑制することにより、目立つざらつきの抑制を効率よく行うようにしたものである。
【0031】
一方、図4に示すようにゲインGHは、高周波数成分YHの絶対値|YH|が所定の閾値Th2より小さい画素に対する高周波数成分YHを、絶対値|YH|が所定の閾値Th2より大きい画素に対する高周波数成分YHよりも小さく強調するものである。
【0032】
ここで、画像データS0により表される画像においては、フイルムに記録された画像を読み取ることにより得られたものであっても、デジタルカメラにおいて得られたものであっても、画像の高周波数成分YHと中周波数成分YMの周波数帯域における微小信号は、ざらつきの原因になりやすい。したがって、本実施形態においては、高周波数成分YHを強調するものであるが、高周波数成分YHの絶対値|YH|が所定の閾値Th2より小さい場合、その絶対値|YH|が得られた画素について他の画素と比較して高周波数成分YHの強調度を小さくすることにより、鮮鋭度の強調と同時にざらつきが強調されてしまうことを防止することができる。
【0033】
そして、このようなテーブルT1,T2を参照することにより、中周波数成分YMの絶対値|YM|および高周波数成分YHの絶対値|YH|に基づいて、ゲインGM,GHがそれぞれ設定される。
【0034】
生成手段25は、式(6)に示すように処理済み中周波数成分YM′および処理済み高周波数成分YH′を加算して、処理済み中高周波数成分YMH′を得る。
YMH′=YM′+YH′ (6)●
また、下記の式(7)に示すように、処理済み中高周波数成分YMH′および低周波数成分YLを加算して、処理済み輝度成分Y′を得る。
Y′=YMH′+YL (7)●
さらに、下記の式(8)に示すように、処理済み輝度成分Y′から輝度成分Yを減算して、加算成分Yaを得る。
Ya=Y′−Y (8)●
そして、加算成分Yaを画像データS1に加算することにより、処理済み画像データS2を得る。なお、加算成分Yaは、画像データS1を構成する各色データR1,G1,B1に対して、下記の式(9)に示すように加算されて、処理済み画像データS2を構成する色データR2,G2,B2が得られる。
R2=R1+Ya
G2=G1+Ya (9)
B2=B1+Ya●
次いで、本実施形態の動作について説明する。図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、画像データS0に対して色階調処理手段1において色階調処理が施されて、色階調処理済みの画像データS1が得られる(ステップS1)。画像データS1は強調抑制処理手段2に入力され、まず輝度成分生成手段21において画像データS1の輝度成分Yが生成される(ステップS2)。輝度成分Yは、フィルタリング手段22において、11×11ローパスフィルタによりフィルタリング処理が施されて低周波数成分YLが得られるとともに、フィルタリング手段23において、3×3ローパスフィルタによりフィルタリング処理が施されて低中周波数成分YLMが得られる(ステップS3)。
【0035】
ゲイン処理手段24においては、輝度成分Y、低周波数成分YLおよび低中周波数成分YLMから、中周波数成分YMおよび高周波数成分YHが生成され(ステップS4)、中周波数成分YMの絶対値|YM|および高周波数成分YHの絶対値|YH|に基づいて、ゲインGMおよびゲインGHがそれぞれ設定される(ステップS5)。次いで、中周波数成分YMおよび高周波数成分YHにゲインGMおよびゲインGHがそれぞれ乗算されて、処理済み中周波数成分YM′および処理済み高周波数成分YH′が得られる(ステップS6)。
【0036】
生成手段25においては、処理済み中周波数成分YM′、処理済み高周波数成分YH′、低周波数成分YLおよび輝度成分Yに基づいて、加算成分Yaが生成される(ステップS7)。加算成分Yaは画像データS1に加算されて処理済み画像データS2が生成され(ステップS8)、処理を終了する。処理済み画像データS2は、モニタやプリンタにおいて再生に供される。
【0037】
このように、本実施形態においては、中周波数成分YMを抑制し、高周波数成分YHを強調するような処理を行っているため、処理済み画像データS2を再生することにより得られる処理済み画像を、鮮鋭度が強調されるとともにざらつきが抑制された画像とすることができる。
【0038】
とくに、ゲインGM,GHを決定するための評価値として、中周波数成分および高周波数成分の絶対値を用いているため、上記特開平9−22460号公報に記載された方法のように、ゲインGM,GHを決定するための評価値として、RGB3色のうちの2色からなる少なくとも1組の色間における相対応する画素についての相関値を算出する必要がなくなる。したがって、演算量を低減し、効率よく処理済み画像データS2を求めることができる。
【0039】
また、一般的なデジタルの画像データにおいてJPEG圧縮されている場合には、色差成分については周波数の高い成分が欠落していることが多いため、強調抑制処理を、画像データS1の輝度成分Yに対してのみ適用することにより、演算量を低減しつつも、画像の粒状度を抑制し、かつ鮮鋭度を向上させることができる。
【0040】
なお、上記実施形態においては、輝度成分Yを低周波数成分YL、中周波数成分YMおよび高周波数成分YHの3つの成分に分解しているが、さらに多くの成分に分解してもよい。この場合、分解された成分から、低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分が選択される。
【0041】
また、上記実施形態においては、画像データS1から輝度成分Yを生成し、輝度成分Yの中周波数成分YMおよび高周波数成分YHにゲインGM,GHを乗算しているが、画像データS1を構成する各色データR1,G1,B1の中周波数成分RM,GM,BMおよび高周波数成分RH,GH,BHを生成し、各色毎に処理済み中周波数成分RM′,GM′,BM′および処理済み高周波数成分RH′,GH′,BH′を生成して処理済み画像データS2を生成してもよい。この場合、中周波数成分RM,GM,BMおよび高周波数成分RH,GH,BHに乗算するゲインは、中周波数成分RM,GM,BMおよび高周波数成分RH,GH,BHの絶対値に基づいて設定される。
【0042】
また、上記実施形態においては、画像データS0をRGBの色データからなるものとしているが、YCCやLab等の標準色空間のデータからなる画像データS0に対しても、同様に粒状を抑制しつつも鮮鋭度を強調する処理を施すことができる。なお、標準色空間においては輝度成分が既成の成分として存在するため、その輝度成分を用いることにより、画像データS0から輝度成分を生成することなく処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】低・中・高周波数成分の分布を表すグラフ
【図3】中周波数成分のゲインを設定するテーブルを示す図
【図4】高周波数成分のゲインを設定するテーブルを示す図
【図5】本実施形態の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 色階調処理手段
2 強調抑制処理手段
21 輝度成分生成手段
22,23 フィルタリング手段
24 ゲイン処理手段
25 生成手段

Claims (12)

  1. 画像データにより表される画像を少なくとも低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解し、該分解後、前記中周波数成分および前記高周波数成分のそれぞれの評価値を前記画像の各画素毎に設定し、該各評価値に基づいて前記中周波数成分を抑制する中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分を強調する高周波数成分用ゲインを前記画像の各画素毎にそれぞれ設定し、前記中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分用ゲインに基づいて、前記中周波数成分を抑制するとともに、前記高周波数成分を強調する強調抑制処理を行い、該処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像を表す処理済み画像データを生成する画像処理方法において、
    前記各画素に設定される前記中周波数成分および前記高周波数成分の評価値が、前記中周波数成分および前記高周波数成分それぞれにおける各画素の絶対値であることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記画像データの輝度成分を生成し、
    該輝度成分に基づいて、前記分解、前記ゲインの設定、前記強調抑制処理、および前記合成を行って輝度成分処理済み画像データを得、
    該輝度成分処理済み画像データに基づいて、前記処理済み画像データを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記中周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記中周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記中周波数成分よりも大きく抑制して前記強調抑制処理を行うよう、前記中周波数成分用ゲインを設定することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。
  4. 前記高周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記高周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記高周波数成分よりも小さく強調して前記強調抑制処理を行うよう、前記高周波数成分用ゲインを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理方法。
  5. 画像データにより表される画像を少なくとも低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解する手段と、該分解後、前記中周波数成分および前記高周波数成分のそれぞれの評価値を前記画像の各画素毎に設定し、該各評価値に基づいて前記中周波数成分を抑制する中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分を強調する高周波数成分用ゲインを前記画像の各画素毎にそれぞれ設定し、前記中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分用ゲインに基づいて、前記中周波数成分を抑制するとともに、前記高周波数成分を強調する強調抑制処理を行う強調抑制処理手段と、該処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像データを生成する生成手段とを備えた画像処理装置において、
    前記各画素に設定される前記中周波数成分および前記高周波数成分の評価値が、前記中周波数成分および前記高周波数成分それぞれにおける各画素の絶対値であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記画像データの輝度成分を生成する輝度成分生成手段をさらに備え、
    前記分解する手段、前記強調抑制処理手段および前記生成手段は、該輝度成分に基づいて、前記分解、前記ゲインの設定、前記強調抑制処理、および前記合成を行って輝度成分処理済み画像データを得、該輝度成分処理済み画像データに基づいて、前記処理済み画像データを生成する手段であることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記強調抑制処理手段は、前記中周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記中周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記中周波数成分よりも大きく抑制して前記強調抑制処理を行うよう、前記中周波数成分用ゲインを設定する手段であることを特徴とする請求項5または6記載の画像処理装置。
  8. 前記強調抑制処理手段は、前記高周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記高周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記高周波数成分よりも小さく強調して前記強調抑制処理を行うよう、前記高周波数成分用ゲインを設定する手段であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の画像処理装置。
  9. 画像データにより表される画像を少なくとも低周波数成分、中周波数成分および高周波数成分に分解する手順と、該分解後、前記中周波数成分および前記高周波数成分のそれぞれの評価値を前記画像の各画素毎に設定し、該各評価値に基づいて前記中周波数成分を抑制する中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分を強調する高周波数成分用ゲインを前記画像の各画素毎にそれぞれ設定する手順と、前記中周波数成分用ゲインおよび前記高周波数成分用ゲインに基づいて、前記中周波数成分を抑制するとともに、前記高周波数成分を強調する強調抑制処理を行う手順と、該処理後の各周波数成分およびそれ以外の周波数成分を合成して処理済み画像データを生成する手順とを有する画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記各画素に設定される前記中周波数成分および前記高周波数成分の評価値が、前記中周波数成分および前記高周波数成分それぞれにおける各画素の絶対値であることを特徴とするプログラム。
  10. 前記画像データの輝度成分を生成する手順をさらに有し、
    前記分解する手順、前記ゲインを設定する手順、前記強調抑制を行う手順、および前記処理済み画像データを生成する手順は、前記該輝度成分に基づいて、前記分解、前記評価値の設定、前記ゲインの設定、前記強調抑制処理、および前記合成を行って輝度成分処理済み画像データを得、該輝度成分処理済み画像データに基づいて、前記処理済み画像データを生成する手順である請求項9記載のプログラム。
  11. 前記ゲインを設定する手順は、前記中周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記中周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記中周波数成分よりも大きく抑制して前記強調抑制処理を行うよう、前記中周波数成分用ゲインを設定する手順である請求項9または10記載のプログラム。
  12. 前記ゲインを設定する手順は、前記高周波数成分の前記絶対値が所定の閾値より小さい画素に対する前記高周波数成分を、該絶対値が該所定の閾値より大きい画素に対する前記高周波数成分よりも小さく強調して前記強調抑制処理を行うよう、前記高周波数成分用ゲインを設定する手順である請求項9から11のいずれか1項記載のプログラム。
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