JP3233999B2 - 画像信号復号化装置 - Google Patents
画像信号復号化装置Info
- Publication number
- JP3233999B2 JP3233999B2 JP23701492A JP23701492A JP3233999B2 JP 3233999 B2 JP3233999 B2 JP 3233999B2 JP 23701492 A JP23701492 A JP 23701492A JP 23701492 A JP23701492 A JP 23701492A JP 3233999 B2 JP3233999 B2 JP 3233999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- color difference
- difference signal
- image
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Description
を再生する画像処理装置に係り、特に画像データの復号
時のノイズ発生を抑圧する画像信号復号化装置に関す
る。
れる固体撮像装置等により撮像された画像信号をメモリ
カード、磁気ディスクあるいは、磁気テープ等の記憶装
置にデジタルデータとして記憶する場合、そのデータ量
は膨大なものとなる。このため、前記データは、何らか
の高能率な圧縮処理を行われ、限られた記憶容量の範囲
内で記憶されている。
て、特開昭62−196990号公報に記載されるよう
な直交変換符号化を利用した方式が一般に広く知られて
いる。この方式において、圧縮率は量子化の量子化幅を
変化させることによって制御されるのが一般的で、圧縮
率が高くなるほど、量子化幅は大きくなり、従って量子
化誤差が大きくなり再生画像の画質劣化が目立つように
なる。
おいて主に、2種類の歪みとして、現れる傾向にある。
その一方は、ブロック境界部分に不連続が発生するいわ
ゆるブロック歪みであり、原画には存在しなかったブロ
ックの境界が見えてくるといったものである。もう一方
の歪みについて、それが色信号に対して、発生した場合
を図を用いて説明する。
木の枝がのびている構図の画像のそれぞれの輝度信号及
び色差信号を1次元で表した原信号を示す図であり、図
4(b)はその従来の復号信号を示す図である。
信号を復号・再生すると、図4(b)に示すように、急
峻な変化が鈍って、もともと平坦であった部分(斜線
部)に変化が生じる。この斜線部が視聴者の視覚に色に
じみや色付きのパターンとして受け取られる。この現象
は、色差信号の変化(ノイズ)が急でコントラストが大
きいほど、顕著になる傾向がある。
量子化誤差の影響が逆変換によってブロック全体に出た
ために起こるモスキートノイズと呼ばれるものである。
このモスキートノイズは、DCT係数の各シーケンス毎
の量子化誤差が原因であり、非常に低い周波数成分から
高い周波数成分までを含んでいる可能性がある。
近にもやもやとしたパターンが現れる傾向にある。これ
ら2種類の歪みは視覚的に目立つために、たとえS/N
が良好であっても主観的な印象は悪くなってしまう。
れた画像を低域通過(ローパス)フィルタに通す歪み除
去処理を施し、高周波を含んだ歪みを比較的良好に除去
していた。
なフィルタによる歪み除去では、ブロック境界の不連続
による歪みのような比較的高い周波数成分を含むものに
対しては効果があるが、モスキートノイズのようにブロ
ック内でゆっくりと変化する歪みを除去することは出来
ない欠点があった。
色差信号の感度が低いため、一般的な画像圧縮では、色
差信号に割り当てられる情報量が、輝度信号の情報量よ
りも少なくなるようにして、圧縮率を上げている。
度信号のものよりも大きくなり、発生する歪み量も大き
くなっている。特に、モスキートノイズに対しては、低
い周波数のノイズとして現われやすくなり、その結果、
画像中に色にじみや色付きのパターンとして目立つこと
が問題となっている。
の復号化によって発生する色差信号のモスキートノイズ
を除去する画像信号復号化装置を提供することを目的と
する。
するために、入力した圧縮符号化された画像信号の復号
を行い、分離された輝度信号及び色差信号を得る画像信
号復号化装置において、前記輝度信号に基づき、前記色
差信号の飽和画素部分を除き、近傍の不飽和画素部分を
所定ブロックサイズで平均化した色差信号に変更する色
差信号変更手段と、前記色差信号変更手段により平均化
された色差信号と変更前の色差信号との差が、前記圧縮
符号化された画像信号の圧縮時の誤差の範囲内か判定す
る判定手段と、前記判定手段の誤差の範囲内になるま
で、前記色差信号変更手段からの色差信号を帰還させる
色差信号帰還手段とで構成された画像信号復号化装置を
提供する。
ば、圧縮復号された画像信号を輝度信号に基づいて、飽
和画素の部分を除く領域が平均化され、画像中に生じる
色差信号のモスキートノイズの歪みが除去される。
に説明する。図1は、本発明の実施例として、画像符号
化装置の構成例を示すブロック図である。
像は、圧縮信号が復号されて得られた色差信号Cb であ
って、これをオリジナル信号0(x)として、DCTし
て量子化し、周波数uのDCT係数を表しているF
(u)をIDCTして、信号f(x)と表現することに
する。。
き、信号f(x)から後述するように信号f´(x)を
求める。判定部3では、図示しないDCT回路によっ
て、この信号f´(x)をDCTし、DCT係数F´
(u)が求められる。
DCT係数F(u)と前記DCT係数F´(u)とが判
定部3で比較され、後述する式1が成り立てば、スイッ
チ5を介してF´(x)が出力され、不成立の場合に
は、色差信号変更部1に戻り、前記DCT係数F´
(u)を再度、求める。
正処理を1次元に簡略化した例を示す。図2(a)に示
されるオリジナル信号の輝度信号Y及び色差信号Cは、
例えば、青空に黒い木の枝が伸びている構図の場合であ
り、輝度信号Yが枝の部分mで急に変化しており、色差
信号Cも青から黒に変化している。
ると、図2(b)に示すように変化する。この場合に
は、色差信号Cb 、輝度信号Yb に比べて圧縮の度合い
が大きいため、歪みの発生量が大きくなる。この図2
(b)に示す画像信号は、圧縮信号を復号した1ブロッ
ク分の画像信号の例である。
とすると、色差信号Cb として、前記オリジナル信号0
(x)によるDCT係数F(u)をIDCTして、信号
f(x)が得られる。ここで、前記DCT係数F(u)
は、前記オリジナル信号0(x)をDCTし量子化して
得られる、周波数uのDCT係数を表している。この信
号f(x)をオリジナル信号0(x)に復号すれば、モ
スキートノイズは除去することができる。
ることができる情報としては、信号f(x)または、そ
れを表現するためのDCT係数F(u)及び輝度信号Y
b のみである。ここで、輝度信号Yb に相当する信号
(破線)をg(x)と表す。
イズと見なせる信号が小さくなるように、f(x)の値
を所定のブロックサイズdの矩形で近似して、信号f´
(x)を得る。この変更されたf´(x)をDCTして
得られるF´(u)とF(u)を次式により比較する。
と見なし、f(x)の代わりの色差信号Cc とする。
は、色差信号の変更をやり直す。すなわち、図3に示す
平均化のブロックサイズdの幅を小さくして、再度、信
号f´(x)を得る。
の中心をとり、DCT係数の量子化幅の半分の値である
ものとする。つまり各周波数u毎の量子化誤差の取り得
る最大値を示している。次に、変更された信号f´
(x)の求め方について説明する。
の画素の輝度が非常に大きいかまたは非常に小さいかを
判断し、飽和画素(輝点部または黒つぶれ部)であるか
否か判定できる。
れた部分mは、色差信号Cb の信号値に拘らず、黒また
は白の色差“0”に近い値(図3に示す部分n)であっ
たことがわかる。
黒つぶれのような飽和画素の部分の色差信号を“0”に
近い値(図3に示すボトム値p若しくは、0〜255の
場合に20)に置き換えて、それ以外の部分(図2
(d)に示すCd )を、近傍の飽和していない色差信号
の値の平均化して、図2(f)に示す平均値にする。具
体的には、
の値を、
ようなステップ状の信号Cc を得る手法もある。色差信
号の飽和画素部nの色差信号変更に関する他の実施例を
説明する。
引くと、枝部の信号Ce の波形だけが抜き出されること
になる。これをCd にローパスフィルタリングを行った
信号(Cf)に加えることにより、図2(g)に示す色
差信号Cgを得る。この色差信号Cgの信号をf´
(x)とする。この信号f´(x)を修正色差信号とし
て、判定部3へ送る。この判定部3による判定は、前述
した式1が成り立てば、f´(x)を用いて、画像を再
生する。
ロックサイズdの幅を小さくして、具体的には、Cfを
求めたときのローパスフィルタの度合いをゆるめて、つ
まり通過帯域を広くして、色差信号Cfを求め直して、
それに対して、色差信号Ceを加えて、色差信号Cgと
する。これを式1が成り立つまで、スイッチ5を切り替
えて、色差信号変更部1に再入力して繰り返し行う。
復号化装置は、画像データの復号化の際に、再生される
画像中に生じる色にじみや色付きパターンノイズとして
知覚される色差信号のモスキートノイズにようなブロッ
ク内でゆっくりと変化する歪み除去することができる。
この処理は前述のYb の信号から飽和画素が存在すると
判断されたブロックのみに行ってもよいし、画面全体で
色差信号にローパスをかけるようにして、特に、飽和画
素を含むブロックのローパスを強くするように構成して
もよい。また本発明は、前述した実施例に限定されるも
のではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形や応用が可能であることは勿論である。
圧縮された画像データの復号化によって発生する色差信
号のモスキートノイズを除去する画像信号復号化装置を
提供することができる。
の概略的な構成を示すブロック図である。
示す図である。
dの矩形で近似する例を示す図である。
ている画像のそれぞれの輝度信号及び色差信号を1次元
で表した原信号を示す図であり、図4(b)はその従来
の復号信号を示す図である。
判定部、4…色差信号DCT係数、5…スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力した圧縮符号化された画像信号の復
号を行い、分離された輝度信号及び色差信号を得る画像
信号復号化装置において、 前記輝度信号に基づき、前記色差信号の飽和画素部分を
除き、近傍の不飽和画素部分を所定ブロックサイズで平
均化した色差信号に変更する色差信号変更手段と、 前記色差信号変更手段により平均化された色差信号と変
更前の色差信号との差が、前記圧縮符号化された画像信
号の圧縮時の誤差の範囲内か判定する判定手段と、 前記判定手段の誤差の範囲内になるまで、前記色差信号
変更手段からの色差信号を帰還させる色差信号帰還手段
とを具備することを特徴とする画像信号復号化装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23701492A JP3233999B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 画像信号復号化装置 |
US08/054,844 US5479211A (en) | 1992-04-30 | 1993-04-29 | Image-signal decoding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23701492A JP3233999B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 画像信号復号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686328A JPH0686328A (ja) | 1994-03-25 |
JP3233999B2 true JP3233999B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=17009114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23701492A Expired - Fee Related JP3233999B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-09-04 | 画像信号復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233999B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1416717A4 (en) | 2001-06-06 | 2010-09-29 | Sharp Kk | BILDCODE PROCESS AND PICTURE DEVICE |
JP5150224B2 (ja) * | 2006-11-29 | 2013-02-20 | パナソニック株式会社 | 画像処理方法および画像処理装置 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23701492A patent/JP3233999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686328A (ja) | 1994-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5479211A (en) | Image-signal decoding apparatus | |
US7907787B2 (en) | Enhancing the quality of decoded quantized images | |
JP4004089B2 (ja) | ビデオ信号復号化システムおよびノイズ抑圧方法 | |
US7400779B2 (en) | Enhancing the quality of decoded quantized images | |
US8229004B2 (en) | Image signal processing apparatus with code amount control for inter-frame and intra-frame encoding | |
US20080123979A1 (en) | Method and system for digital image contour removal (dcr) | |
KR19980086812A (ko) | 비디오 화상 데이터를 필터링 하기 위한 방법 및 장치 | |
US20070003151A1 (en) | Image-sensing apparatus | |
EP1506525B1 (en) | System for and method of sharpness enhancement for coded digital video | |
JP2000232651A (ja) | ブロック変換符号化された画像表現から復号した電子的画像の中の歪を除去する方法 | |
EP1933556A2 (en) | TV user interface and processing for personal video players | |
JP3365784B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
KR20030005219A (ko) | 비디오 개선을 위한 코딩 정보에 기초한 유용성 메트릭제공 방법 및 장치 | |
JPH1013717A (ja) | ノイズ低減に関する改良 | |
JP3233999B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
JP3081658B2 (ja) | 画像信号符号化装置及び画像信号復号化装置 | |
JP2919986B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
EP2410731B1 (en) | Edge correction apparatus, edge correction method, program, and storage medium | |
JP3317982B2 (ja) | 画像信号復号化装置 | |
US7373010B2 (en) | Method and device for post-processing digital images | |
US11032547B2 (en) | Image encoding apparatus, control method thereof, and non-transitory computer-readable storage medium | |
JP2003522488A (ja) | ブロッキングアーティファクトを減少させる方法 | |
JP2859274B2 (ja) | 画像雑音除去方法 | |
JP2005260989A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
KR100839916B1 (ko) | 휘도-색도간 상관관계를 고려한 컬러 번짐 제거 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010904 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |