JP4285298B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外に設置される筐体で、内部に通信機器等の発熱体を有し、その発熱量が多いため冬季においても冷却を要し、また、温度、湿度、粉塵などが性能、寿命に影響を与えるような精密機器を有する筐体の冷却装置に関するものである。
従来、この種の冷却装置は、顕熱交換器としての伝熱板と循環用送風機としての内気吸込みファンと外気用送風機としての外気吸込みファンを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その冷却装置について、図15を参照しながら説明する。
冷却装置101は筐体としての制御盤の扉102の内面に取り付けられ、制御盤内空間103と制御盤外空間104に分離されている。105は冷却装置101のケースであり、縦長の箱状に形成され、扉102に取り付けるためのフランジA106が上下左右に形成されている。フランジA106の正面には扉102との気密のためパッキン107が張り付けられている。ケース105の底面には循環空気吸込口としての内気吸気孔108および循環空気吹出口としての内気排気孔109が設けられている。ケース105の中央部に収納された伝熱板110は薄板をコルゲート状に折り曲げ、多数の隔壁部が等間隔で形成され、その長手方向の両端部が交互に1つおきに橋絡部によって接続され、交互に位置する複数個の内気側矩形流路111と外気側矩形流路112とを形成している。ケース105の内気吸気孔108は内気側矩形流路111に連通し、内気排気孔109には循環用送風機としての内気吸い込みファン113が取り付け板114を介して取り付けられており、取り付け板114の上縁には内気の流れを偏向させるための傾斜部114Aが形成されている。扉102の中間には外気側矩形流路112に連通する外気吸込口としての外気吸気孔115が設けられており、上部には外気吹出口としての外気排気孔116が設けられ、外気用送風機としての外気吸込みファン117が取り付け板118を介して取り付けられている。119はケース105の上部と取り付け板114の上部に取り付けられた端子台で、内気吸込みファン113および外気吸込みファン117のリード線113A、117Aはそれぞれ端子台119の内側に接続され、外側において電線120でわたり配線されている。そして2個の端子台119のうちいずれか便利な方から電線に配線される。
冷却装置101を作動させると、制御盤内空間103の高温空気は矢印aで示すように内気吸気孔108から吸い込まれ、内気側矩形流路111内を分流して内気吸込みファン113によって再び制御盤内空間103に戻される。一方、制御盤外空間104の低温空気は矢印bで示すように外気吸気孔115から吸い込まれ、外気側矩形流路112内を分流して外気吸込みファン117によって制御盤外空間104に戻される。上記の強制対流により、伝熱板110の隔壁部を介して熱交換が行われ、制御盤内の空気が冷却される。
実開平5−8253号公報
このような従来の冷却装置では、内気吸込みファンすなわち循環用送風機および外気吸込みファンすなわち外気用送風機の一方が運転不可能な状態なった場合、一方の送風が行われなくなり冷却能力が低下し制御盤すなわち筐体内の空気の冷却が困難となるという課題があり、異常発生時の冷却能力の低下防止が要求されている。
また、故障時に備え複数の循環用送風機および複数の外気用送風機を備えた構成とし、循環用送風機または外気用送風機の吹出方向に顕熱交換器を配置した場合、循環用送風機から送風された筐体内空気が停止した循環用送風機の吹出口、吸込口を順次通過し顕熱交換器を通過せず冷却されない状態でそのまま筐体内へ戻され、また、外気用送風機から送風された外気が停止した外気用送風機の吹出口、吸込口を順次通過し顕熱交換器を通過せず筐体内空気との熱交換が行われないまま室外へ排気されるという短絡状態が発生する可能性があり、循環用送風機または外気用送風機の吸込方向に顕熱交換器を配置した場合、停止した循環用送風機の吹出口、吸込口を経由し顕熱交換器を通過せず冷却されていない状態の筐体内空気を駆動している循環用送風機が吸込みそのまま筐体内へ戻され、また、停止した外気用送風機の吹出口、吸込口を経由し顕熱交換器を通過せず筐体内空気との熱交換が行われていないない状態の外気を駆動している外気用送風機が吸込みそのまま室外へ戻されるという短絡状態が発生する可能性があり、駆動する送風機と停止した送風機間で筐体または室外が短絡することを防止することが必要である。
また、機器の発熱による高温度環境、雨水、塵埃等の苛酷な環境下で駆動手段を使用するため、駆動手段が故障する可能性が高くなり、製品寿命が短くなるという課題があり、製品寿命の長期化が要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、異常発生時においても正常時と同等の冷却能力を確保でき、駆動する送風機と停止した送風機間で筐体または室外が短絡することを防止することができ、製品寿命の長期化を行うことができる冷却装置を提供することを目的としている。
本発明の冷却装置は上記目的を達成するために、機器を収容した筐体に取り付けられ、顕熱交換器と循環用送風機と外気用送風機と前記循環用送風機および前記外気用送風機を動作させるための駆動手段を備え、前記筐体内に収容された前記機器の発熱により熱せられた筐体内空気を前記循環用送風機により筐体内空気吸込口から取り込み、前記顕熱交換器にて前記外気用送風機により外気吸込口から取り込まれた外気との顕熱交換により冷却した後、前記外気を外気排気口から屋外へ排気し、前記筐体内空気を筐体内空気吹出口より再び機器が収容されている前記筐体内へ送風し空気循環する冷却装置において、前記駆動手段の駆動状態を制御するための制御手段を備え、少なくとも1つ以上の前記循環用送風機と少なくとも1つ以上の前記外気用送風機を連結した前記駆動手段を複数備え、前記駆動手段を前記顕熱交換器の下流側の筐体内空気が送風される筐体側風路に配置し、前記駆動手段を外気が送風される外気風路から隔離した区画に配置したものである。
この手段により製品寿命の長期化を行うことができる冷却装置が得られる。
本発明によれば異常発生時においても正常時と同等の冷却能力を確保できるという効果のある冷却装置を提供できる。
また、駆動する送風機と停止した送風機間で筐体または室外が短絡することを防止することができるという効果のある冷却装置を提供できる。
また、製品寿命の長期化を行うことができる冷却装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、機器を収容した筐体に取り付けられ、顕熱交換器と循環用送風機と外気用送風機と前記循環用送風機および前記外気用送風機を動作させるための駆動手段を備え、前記筐体内に収容された前記機器の発熱により熱せられた筐体内空気を前記循環用送風機により筐体内空気吸込口から取り込み、前記顕熱交換器にて前記外気用送風機により外気吸込口から取り込まれた外気との顕熱交換により冷却した後、前記外気を外気排気口から屋外へ排気し、前記筐体内空気を筐体内空気吹出口より再び機器が収容されている前記筐体内へ送風し空気循環する冷却装置において、前記駆動手段の駆動状態を制御するための制御手段を備え、少なくとも1つ以上の前記循環用送風機と少なくとも1つ以上の前記外気用送風機を連結した前記駆動手段を複数備え、前記駆動手段を前記顕熱交換器の下流側の筐体内空気が送風される筐体側風路に配置し、前記駆動手段を外気が送風される外気風路から隔離した区画に配置したものであり、前記駆動手段を前記顕熱交換器の下流側の筐体内空気が送風される筐体側風路に配置することにより、前記駆動手段の周囲には前記顕熱交換器通過後の冷却された空気が送風されるため、前記循環用送風機に連結された前記駆動手段を前記顕熱交換器の上流側に配置した場合よりも、前記循環用送風機に連結された前記駆動手段の周囲温度を低い温度状態にでき、前記駆動手段を外気が送風される外気風路から隔離した区画に配置することにより、外気とともに雨水、塵埃等が外気風路に吸込まれた場合でも前記駆動手段は雨水、塵埃等の影響を受けないという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は冷却装置101の正面概略断面図、図2は筐体内空気側風路を示す側面概略断面図、図3は外気側風路を示す側面概略断面図である。
図1に示すように、ボディ1は中央部に顕熱交換器2およびファンユニット3の収容部分を分割する分割板4を備え、分割板4の上方に顕熱交換器2が収容され、分割板4の下方にはファンユニット3が収容され、ファンユニット3は循環用送風機としての循環用ファン5a、5bと、外気用送風機としての室外ファン6a、6bと駆動手段としてのDCモーター7a、7bと、外気用フィルター8a、8bを備え、循環用ファン5aと室外ファン6aがDCモーター7aに固定され、循環用ファン5bと室外ファン6bがDCモーター7bに固定され、DCモーター7a、7bはパッキン9a、9bを介してファンユニット3に備えられたモーター固定板10a、10bに固定されており、ファンユニット3の内部はモーター固定板10a、10bおよび仕切板11により循環用ファン区画12a、12bと室外ファン区画13a、13bの4区画に分割されており、外気用フィルター8a、8bはそれぞれ室外ファン区画13a、13bの底部に固定されている。
また、図2、図3に示すように、ボディ1は背面上部に筐体内空気吸込口14、背面下部に筐体内空気吹出口15、底面に外気吸込口16を備え、筐体内空気空気吸込口14の周囲にはフランジ17a、筐体内空気吸込口14の周囲にはフランジ17bが設けられ、ボディ1の背面のフランジ17aの内側にはDCモーター7a、7bを制御する制御回路を収容した電装ボックス18が取り付けられ、筐体内空気吸込口14には筐体内温度を検出するための温度センサー19が備えられている。
ボディー1の内部の上面および分割板4の上面には顕熱交換器2を固定するための固定板20a、20bが備えられ、固定板20a、20bにはそれぞれパッキン9c、9dが取り付けられ、またボディ1の内部の背面にはパッキン9eが取り付けられている。
ファンユニット3の正面にはファンユニットカバー21が取り付けられ、ボディ1の正面中央部には顕熱交換器2から循環用ファン区画12までの筐体側風路を形成するための顕熱交換器カバー22がボディ1に固定され、顕熱交換器カバー22の上端にはパッキン9fが取り付けられており、顕熱交換器カバー22をボディ1に固定する際、顕熱交換器2の上部コーナー部とパッキン9c、顕熱交換器2の下部コーナー部とパッキン9d、顕熱交換器2の背面とパッキン9e、顕熱交換器2の正面部分とパッキン9fが密接することにより、顕熱交換器2の筐体内空気流入区画23と筐体内空気流出区画24、外気流入区画25と外気流出区画26がそれぞれ独立して形成される。
室外ファン6の吹出口と連通している分割板4の開口部には、外気流入区画25方向へ開くダンパー27が備えられ、外気流入区画25にはダンパー27が上方へ開いた時、分割板4とダンパー27とのなす角度が90°以下、たとえば80°となる位置で当接するストッパー28が設けられ、ストッパー28にはダンパー27が開いた時に当接する位置に、ダンパー27とストッパー28が当接した際に発生する音を低減するためのゴムシート29が取り付けられている。
ボディ1の正面には正面全体を覆うようにフロントパネル30が取り付けられており、フロントパネル30は、正面中央に外気吹出口31が設けられ、外気吹出口31は外気ダクト32と連通し、外気ダクト32のボディ1側には外気用フィルター8cが備えられ、ボディ1とフロントパネル30の上部には、天板33が取り付けられ、天板33の上面は冷却装置101の正面下向きに傾斜している。
顕熱交換器2は、図4および図5に示すように、伝熱板A34と伝熱板B35を交互に積層することにより構成され、それぞれの伝熱板の表裏に風路A36と風路B37とが構成され、風路A36及び風路B37を流れる流体はそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行う。
実際は多数の伝熱板A34及び伝熱板B35が交互に積層されているが、簡略のため4枚の伝熱板を示している。
伝熱板A34及び伝熱板B35は平面形状が六角形をなし、厚さがたとえば0.2mmのポリスチレンシートの真空成形加工により成形されており、伝熱板A34は中空凸状に形成された略S字状の風路リブ38を略平行、略等間隔に備え、風路リブ38により略S字状の風路A36及び伝熱面39が形成される。
風路A36の出入口部分には伝熱板A34の縁を風路リブ38の凸方向とは逆方向へ折り曲げられた風路端面40を設け、風路リブ38の延長線上に風路端面40と近接して風路リブ38の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブ38の高さよりも高い高さの複数の突起A41を設け、伝熱板A34の外周縁部のうち対向流となる風路部分と略平行をなす一対の外周縁部に突起A41と等しい高さの外周リブA42を備え、伝熱板A34の外周縁部のうち斜交流となる風路部分と略平行をなす一対の外周縁部に風路リブ38と等しい高さの外周リブB43を備え、外周リブB43の外側側面の中央部には風路開口部44が形成されている。
伝熱板B35は伝熱板A34と鏡像関係をなしており、伝熱板B35の形状のうち伝熱板B35の外周リブA42の高さを風路リブ38の高さと等しい高さとし、また幅を伝熱板A34の外周リブA42の幅よりも広い幅とし、さらに伝熱板A34の外周リブA42と等しい幅の突起B45を3個備えるように形成されている。
伝熱板A34と伝熱板B35を交互に積層した際、伝熱板A34に形成された外周リブA42の上面および伝熱板B35に形成された突起B45の上面は上方に積層された伝熱板の外周リブA42に密接し、隣接する外周リブA42の外側側面の外面と内面が密接するように成形されており、また、風路リブ38は上面が上方に積層された伝熱板に当接するように形成されており、風路A36及び風路B37の風路高さを保持しており、その風路高さは通気抵抗などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから設計されている。
風路出入口では外周リブB43の上面が上方に積層された伝熱板と密接し、突起A41の上面が上方に積層された伝熱板の外周リブB43に密接し、風路出入口での風路高さを保持しており、外周リブB43の外側側面と上方に積層された伝熱板の風路端面の内面が密接するように成形されており、風路A36及び風路B37の出入口部分での密封が行われる。
さらに、積層された顕熱交換器2の外周側面は熱溶着により溶着され、風路A36および風路B37がそれぞれ独立して形成される。
上記のように構成された冷却装置101は、その背面の外周縁部にパッキン9gを備え、通信機器等を収容した筐体46の外壁に取り付けられ、図2に示すように筐体内空気は筐体内空気吸込口14より冷却装置101の筐体内空気流入区画23へ取り込まれ、顕熱交換器2、筐体内空気流出区画24を順に通過し、循環用ファン5により筐体内へ戻し循環する。一方、図3に示すように、外気は、外気吸込口16から外気用フィルター8を通過し、冷却装置101の室外ファン区画13へ取り込まれ、室外ファン6により外気流入区画25へ送り込まれ、顕熱交換器2、外気流出区画26、外気用フィルター8c、外気ダクト32を順次通過し、外気吹出口31より室外へ排出される。
通常、温度センサー19が所定の温度、例えば20℃以上の温度を検出した場合、2つのDCモーター7a、7bを同時に例えば1100r/minで回転させ、冷却装置101に備えられたすべての循環用ファン5a、5bおよび室外ファン6a、6bを回転させ、ダンパー27a、27bは室外ファン6a、6bから送風される空気により自動的に開き、冷却装置101は筐体内の高温空気と筐体内の空気よりも低い温度の外気を取り込み、顕熱交換気2において顕熱交換を行い、暖かくなった外気を排出し、冷却された空気を筐体内へ給気し、筐体内を冷却することにより、DCモーター1つのみを回転させる場合に比べ、DCモーター1つ当たりの回転数を低減できる。
一方、2つのDCモーター7a、7bの1つのDCモーター、例えばDCモーター7bに異常が発生し回転しない状況が発生した場合、電装ボックス18に収められた制御回路が異常を検出し、DCモーター7bへの通電を停止し、2つのDCモーター7a、7bが回転していたときに送風されていた風量、たとえば210m3/hを送風できるようにDCモーター7aの回転数を上昇、例えば1100r/minから1800r/minへ上昇させるように制御する。
このとき、回転しているDCモ−ター7aに取り付けられている循環用ファン5aと停止したDCモーター7bに取り付けられた循環用ファン5bはそれぞれ仕切板により仕切られた循環用ファン区画12a、12bに格納されているため、回転している循環用ファン5aは顕熱交換器2を通過し冷却された空気を筐体内へ送風することができ、停止している循環用ファン5bの吹出口から吸込口を逆流して筐体内空気を吸込み、冷却されないまま筐体46内へ戻すことを防止する。
一方、外気風路側では停止したDCモーター7bに取り付けられた室外ファン6bからの送風が停止するため、室外ファン6bの上方に位置するダンパー27bがダンパー27bの自重により停止した室外ファン6bの吹出口と連通する開口部を閉鎖し、室外ファン6aから送風された外気が顕熱交換器2を通過せずに停止している室外ファン6bの吹出口から吸込口へ逆流して室外へ排出されることを防止する。
ダンパー27bは分割板4とのなす角度が90°以下の80°の状態で開いているため、室外ファン6bからの送風が停止した場合、確実に室外ファン6bの吹出口と連通する開口部方向へ倒れ、室外ファン6bの吹出口と連通する開口部を閉鎖することができる。
このように、1つのDCモーター7bに異常が発生し停止した場合でも、2つのDCモーター7a、7bがそれぞれ1100r/minで回転していた場合と等しい風量の空気、たとえば210m3/hの筐体側空気および外気を顕熱交換器2を通過させ、通常時と同等の冷却能力を確保することができる。
また、DCモーター7a、7bはそれぞれ循環用ファン区画12a、12bに配置されるているため、雨水や塵埃等が冷却装置101内に取込まれた場合でも、雨水や塵埃にさらされることがなく、循環用ファン区画12a、12bには顕熱交換器2を通過した後の冷却された筐体内空気が流入するため、筐体側風路の他の部分に配置された場合に比べ、周囲温度は低くなる。
なお、本実施の形態ではDCモーター7bが異常により停止したが、DCモーター7aが異常により停止した場合でも同様の作用効果を得ることができる。
また、顕熱交換器2にポリスチレンシートの真空成形加工により成形された伝熱板を多数枚積層した略六角柱状の顕熱交換器を用いたが、2つの流体がそれぞれ独立した風路を流れ、顕熱交換行えるものであれば、その他の工法、材質および形状の顕熱交換器を用いても同様の作用効果を得ることができる。
また、駆動手段としてDCモーターを用いたが、ACモーター等、送風機を回転させることができるものであれば同様の作用効果をえることができる。
また、通風防止手段として仕切板および送風空気と自重により開閉可能なダンパーとしたが、電動式のダンパー、シャッター等、空気の流通をさえぎることができるものであれば同様の作用効果が得られる。
また、各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、冷却装置の性能面などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
参考の形態
図7は冷却装置101の正面概略断面図、図8は筐体内空気側風路を示す側面概略断面図、図9は外気側風路を示す側面概略断面図である。
なお、実施の形態1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、ボディ1は中央部に顕熱交換器2を備え、顕熱交換器2の上下には顕熱交換器2とファンユニット3の収容部分を分割する分割板4a、4bを備え、分割板4aの下方および分割板4bの上方にはファンユニット3a、3bが収容され、ファンユニット3aは循環用ファン5a、5bとDCモーター7a、7bを備え、ファンユニット3bは室外ファン6a、6bとDCモーター7c、7dを備え、循環用ファン5a、5bがDCモーター7a、7bに固定され、室外ファン6a、6bがDCモーター7c、7dに固定され、DCモーター7a、7bはパッキン9a、9bを介して、ファンユニット3aに備えられたモーター固定板10aに固定され、DCモーター7c、7dはパッキン9c、9dを介して、ファンユニット3bに備えられたモーター固定板10b、10cに固定され、ファンユニット3bの内部はモーター固定板10b、10dにより室外ファン区画13a、13bとDCモーター収容区画47に分割されている。
また、図2、図3に示すように、ボディ1は背面中央部に筐体内空気吸込口14、背面下部に筐体内空気吹出口15を備え、筐体内空気空気吸込口14の周囲にはフランジ17a、筐体内空気吸込口14の周囲にはフランジ17bが設けられ、ボディ1の背面のフランジ17bの内側にはDCモーター7a、7b、7c、7dを制御する制御回路を収容した電装ボックス18が取り付けられ、筐体内空気吸込口14には筐体内温度を検出するための温度センサー19が備えられている。
ボディ1の内部の筐体内空気吸込口14の上下にはパッキン9e、9fが取り付けられており、ファンユニット3aの正面にはファンユニットカバー21が取り付けられ、ファンユニットカバー21の上端にはパッキン9gがファンユニットカバー21をボディ1に取り付けた際、パッキン9gが顕熱交換器2の下端と当接するように設計されており、ボディ1の正面中央部には顕熱交換器2の外気吸込口を開口するように顕熱交換器カバー22がボディ1に固定され、顕熱交換器カバー22にはパッキン9hが取り付けられており、ファンユニットカバー21および顕熱交換器カバー22をボディ1に固定する際、顕熱交換器2とパッキン9e、9f、9g、9hが密接することにより、筐体内空気風路と外気風路がそれぞれ独立して形成される。
循環用ファン5a、5bおよび室外ファン6a、6bは吹出口にそれぞれ吹出方向へ開くダンパー27a、27b、27c、27dを備え、ファンユニット3aにはダンパー27a、27bが上方へ開いた時、循環用ファン5a、5bの吹出口とダンパー27a、27bとのなす角度が90°以下、たとえば80°となる位置で当接するストッパー28a、28bを備え、ストッパー28a、28bにはダンパー27a、27bが開いた時に当接する位置にゴムシート29a、29bが取り付けられ、ファンユニット3bにはダンパー27c、27dが上方へ開いた時、室外ファン6a、6bの吹出口とダンパー27c、27dとのなす角度が90°以下、たとえば80°となる位置で当接するストッパー28c、28dを備え、ストッパー28c、28dにはダンパー27c、27dが開いた時に当接する位置にゴムシート29c、29dが取り付けられている。
ボディ1の正面には正面全体を覆うようにフロントパネル30が取り付けられており、フロントパネル30は中央部に外気吸込口16、上部に外気吹出口31、外気吹出口31を覆うようにフード48を備え、外気吸込口16および外気吹出口31の内側には外気用フィルター8a、8bが備えられ、ボディ1とフロントパネル30の上部には、天板33が取り付けられ、天板33の上面は冷却装置101の正面下向きに傾斜している。
顕熱交換器2は、図10および11に示すように、伝熱板A34と伝熱板B35を交互に積層することにより構成され、それぞれの伝熱板の表裏に風路A36と風路B37とが構成され、風路A36及び風路B37を流れる流体はそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行う。
実際は多数の伝熱板A34及び伝熱板B35が交互に積層されているが、簡略のため4枚の伝熱板を示している。
伝熱板A34及び伝熱板B35は平面形状が長方形をなし、厚さがたとえば0.2mmのポリスチレンシートの真空成形加工により成形されており、伝熱板A34は中空凸状に形成された略L字状の風路リブ38を略平行、略等間隔に備え、風路リブ38により略L字状の風路A36及び伝熱面39が形成される。
風路A36の出入口部分には伝熱板A34の縁を風路リブ38の凸方向とは逆方向へ折り曲げられた風路端面40を設け、風路リブ38の延長線上に風路端面40と近接して風路リブ38の凸方向と同方向に中空凸状であり風路リブ38の高さよりも高い高さの複数の突起A41を設け、
伝熱板A34の短辺で風路Aの出入口が設けられていない外周縁部と、長辺で風路Aの出入口が設けられていない長辺の外周縁部のうち、他方の長辺に設けられた風路Aの出入口と伝熱板の中心に対して点対称となる部分に風路リブ38と等しい高さの外周リブB43を備え、風路Aの出入口が設けられた長辺のうち風路Aの出入口以外の外周縁部と、風路Aの出入口が設けられていない長辺の外周縁部のうち、外周リブA42以外の外周縁部に突起A41と等しい高さの外周リブA42を備え、外周リブB43の外側側面には風路開口部44が形成されている。
伝熱板B35は伝熱板A34の形状のうち、外周リブA42に複数の突起B45を4個備えた形状にされている。
伝熱板A34と伝熱板B35を交互に積層した際、伝熱板A34に形成された外周リブA42の上面および伝熱板B35に形成された突起B45の上面は上方に積層された伝熱板の外周リブA42に密接し、隣接する外周リブA42の外側側面の外面と内面が密接するように成形されており、また、風路リブ38は上面が上方に積層された伝熱板に当接するように形成されており、風路A36及び風路B37の風路高さを保持しており、その風路高さは通気抵抗などの熱交換器の性能面及び成形加工性などから設計されている。
風路出入口では外周リブB43の上面が上方に積層された伝熱板と密接し、突起A41の上面が上方に積層された伝熱板の外周リブB43に密接し、風路出入口での風路高さを保持しており、外周リブB43の外側側面と上方に積層された伝熱板の風路端面の内面が密接するように成形されており、風路A36及び風路B37の出入口部分での密封が行われる。
さらに、積層された顕熱交換器2の外周側面は熱溶着により溶着され、風路A36および風路B37がそれぞれ独立して形成される。
上記のように構成された冷却装置101は、その背面の外周縁部にパッキン9iを備え、通信機器等を収容した筐体46の外壁に取り付けられ、図8に示すように筐体内空気は筐体内空気吸込口14より冷却装置101へ取り込まれ、顕熱交換器2を通過し、循環用ファン5により筐体内へ戻し循環する。一方、図9に示すように、外気は、外気吸込口16から外気用フィルター8aを通過し冷却装置101へ取り込まれ、顕熱交交換器2を通過し室外ファン6により外気用フィルター8cを介して外気吹出口31より室外へ排出される。
通常、温度センサー19が所定の温度、例えば20℃以上の温度を検出した場合、2つのDCモーター7a、7cを同時に例えば1800r/minで回転させ、循環用ファン5aおよび室外ファン6aを回転させ、ダンパー27a、27cは循環用ファン5aおよび室外ファン6aから送風される空気により自動的に開き、所定の時間たとえば2時間が経過した時点で、DCモーター7a、7cの回転を停止させると同時に今まで停止していたDCモーター7b、7dを1800r/minで回転させ、循環用ファン5bおよび室外ファン6bを回転させ、ダンパー27b、27dは循環用ファン5bおよび室外ファン6bから送風される空気により自動的に開き、DCモーターの運転、停止を所定の時間間隔たとえば2時間間隔で行うことにより、冷却装置101は筐体内の高温空気と筐体内の空気よりも低い温度の外気を取り込み、顕熱交換気2において顕熱交換を行い、暖かくなった外気を排出し、冷却された空気を筐体内へ給気し、筐体内を冷却することにより、すべてのDCモーターを回転させる場合に比べ、DCモーター1つ当たりの運転時間を低減できる。
一方、循環用ファン5a、5bが固定されたDCモーター7a、7bの1つのDCモーター、例えばDCモーター7bに異常が発生し回転しない状況が発生した場合、電装ボックス18に収められた制御回路が異常を検出し、DCモーター7bへの通電を停止し、他方のDCモーター7aへを回転させ、以後DCモーター7aのみを運転するように制御する。
冷却装置101が運転される場合、循環用ファン5a、5bのうち1つおよびび室外ファン6a、6bのうち1つが停止した状態となるが、停止しているファンに設けられたダンパー27が停止しているファンの吹出口を吹出方向から閉鎖するため、回転しているファンが停止しているファンの吹出口から吸込口を逆流して筐体内空気を吸込み、冷却されないまま筐体46内へ戻すことを防止し、顕熱交換器2を通過し冷却された空気を筐体内へ送風することができる。
ダンパー27は循環用ファン5および室外ファン6の吹出口とのなす角度が90°以下の80°の状態で開いているため、循環用ファン5および室外ファン6からの送風が停止した場合、確実に循環用ファンおよび室外ファン6の吹出口方向へ倒れ、循環用ファン5および室外ファン6の吹出口を閉鎖することができる。
このように、通常時停止しているファンがあっても筐体側空気および外気を顕熱交換器2を通過させ冷却能力を確保し、DCモーターに異常が発生し停止しているファンがあっても筐体側空気および外気を顕熱交換器2を通過させ、通常時と同等の冷却能力を確保することができる。
また、室外ファン6a、6bが固定されたDCモーター7c、7dはそれぞれDCモーター収容区画47に配置されているため、雨水や塵埃等が冷却装置101内に取込まれた場合でも、雨水や塵埃にさらされることがなく、また、循環用ファン5a、5bが固定されたDCモーター7a、7bが配置されているファンユニット3aには顕熱交換器2を通過した後の冷却された筐体内空気が流入するため、筐体側風路の他の部分に配置された場合に比べ、周囲温度は低くなる。
なお、本参考の形態ではDCモーター7bが異常により停止したが、DCモーター7a、7b、7cが異常により停止した場合でも同様の作用効果を得ることができる。
また、顕熱交換器2にポリスチレンシートの真空成形加工により成形された伝熱板を多数枚積層した直方体の顕熱交換器を用いたが、2つの流体がそれぞれ独立した風路を流れ、顕熱交換行えるものであれば、その他の工法、材質および形状の顕熱交換器を用いても同様の作用効果を得ることができる。
また、駆動手段としてDCモーターを用いたが、ACモーター等、送風機を回転させることができるものであれば同様の作用効果をえることができる。
また、通風防止手段として送風空気と自重により開閉可能なダンパーとしたが、電動式のダンパー、シャッター等、空気の流通をさえぎることができるものであれば同様の作用効果が得られる。
また、各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、冷却装置の性能面などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
参考の形態
図12は冷却装置101の正面概略断面図、図13は筐体内空気側風路を示す側面概略断面図、図14は外気側風路を示す側面概略断面図である。
なお、実施の形態1および参考の形態1と同一部分は同一番号とし、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省略する。
図12、図13および図14に示すように、ボディ1は中央部に顕熱交換器2を備え、顕熱交換器2の上下には分割板4a、4bを備え、分割板4aの上方にはファンユニット3aが収容され、ファンユニット3aは循環用ファン5a、5bとDCモーター7a、7bを備え、分割板4bの下方には室外ファン6a、6bとDCモーター7c、7dを備え、循環用ファン5a、5bがDCモーター7a、7bに固定され、室外ファン6a、6bがDCモーター7c、7dに固定され、DCモーター7a、7bはファンユニット3aにそれぞれパッキン9a、9bを介して固定され、室外ファン6a、6bはファン固定板49にぞれぞれパッキン9c、9dを介して固定され、ファンユニット3aの内部は仕切板11により循環用ファン区画12a、12bに分割されている。
また、図2、図3に示すように、ボディ1は背面上部に筐体内空気吸込口14、背面中央部に筐体内空気吹出口15を備え、ボディ1の背面にはDCモーター7a、7b、7c、7dを制御する制御回路を収容した電装ボックス18が取り付けられ、筐体内空気吸込口14には筐体内温度を検出するための温度センサー19が備えられている。
ボディ1の内部の筐体内空気吹出口15の上下にはパッキン9e、9fが取り付けられており、ファンユニット3aの正面にはファンユニットカバー21が取り付けられ、ファンユニットカバー21の下端にはパッキン9gがファンユニットカバー21をボディ1に取り付けた際、パッキン9gが顕熱交換器2の上端と当接するように設計されており、ボディ1の正面中央部には顕熱交換器2の外気吸吹出口を開口するように顕熱交換器カバー22がボディ1に固定され、顕熱交換器カバー22にはパッキン9hが取り付けられており、ファンユニットカバー21および顕熱交換器カバー22をボディ1に固定する際、顕熱交換器2とパッキン9e、9f、9g、9hが密接することにより、筐体内空気風路と外気風路がそれぞれ独立して形成される。
室外ファン6a、6bは吹出口にそれぞれ吹出方向へ開くダンパー27a、27bを備え、分割板4bの下方の室外ファン6a、6bが収納される区間にはダンパー27a、27bが上方へ開いた時、室外ファン6a、6bの吹出口とダンパー27c、27dとのなす角度が90°以下、たとえば80°となる位置で当接するストッパー28a、28bを備え、ストッパー28a、28bにはダンパー27a、27bが開いた時に当接する位置にゴムシート29a、29bが取り付けられている。
ボディ1の正面には正面全体を覆うようにフロントパネル30が取り付けられており、フロントパネル30は下部に外気吸込口16、中央部に外気吹出口31、外周に固定フランジ50、外気吸込口16および外気吹出口31の内側には外気用フィルター8a、8bを備えている。
上記のように構成された冷却装置101は、固定用フランジ50と外気吸込口16および外気吹出口31の外周にパッキン9iを介して通信機器等を収容した筐体46の扉102の内側に取り付けられ、図13に示すように筐体内空気は筐体内空気吸込口14より冷却装置101へ取り込まれ、循環用ファン5により顕熱交換器2を通過し筐体内へ戻し循環する。
一方、図14に示すように、外気は、外気吸込口16から外気用フィルター8aを通過し冷却装置101へ取り込まれ、室外ファン6により顕熱交交換器2、外気用フィルター8cを順次通過して外気吹出口31より室外へ排出される。
通常、温度センサー19が所定の温度、例えば20℃以上の温度を検出した場合、2つのDCモーター7a、7cを同時に例えば1800r/minで回転させ、循環用ファン5aおよび室外ファン6aを回転させ、ダンパー27aは室外ファン6aから送風される空気により自動的に開き、所定の時間たとえば2時間が経過した時点で、DCモーター7a、7cの回転を停止させると同時に今まで停止していたDCモーター7b、7dを1800r/minで回転させ、循環用ファン5bおよび室外ファン6bを回転させ、ダンパー27bは室外ファン6bから送風される空気により自動的に開き、DCモーターの運転、停止を所定の時間間隔たとえば2時間間隔で行うことにより、冷却装置101は筐体内の高温空気と筐体内の空気よりも低い温度の外気を取り込み、顕熱交換気2において顕熱交換を行い、暖かくなった外気を排出し、冷却された空気を筐体内へ給気し、筐体内を冷却することにより、すべてのDCモーターを回転させる場合に比べ、DCモーター1つ当たりの運転時間を低減できる。
一方、室外ファン6a、6bが固定されたDCモーター7c、7dの1つのDCモーター、例えばDCモーター7dに異常が発生し回転しない状況が発生した場合、電装ボックス18に収められた制御回路が異常を検出し、DCモーター7dへの通電を停止し、他方のDCモーター7cを回転させ、以後DCモーター7cのみを運転するように制御する。
冷却装置101が運転される場合、循環用ファン5a、5bのうち1つおよびび室外ファン6a、6bのうち1つが停止した状態となるが、回転しているDCモ−ター7aに取り付けられている循環用ファン5aと停止しているDCモーター7bに取り付けられた循環用ファン5bはそれぞれ仕切板により仕切られた循環用ファン区画12a、12bに格納されているため、循環用ファン5aから送風された外気が顕熱交換器2を通過せずに停止している循環用ファン5bの吹出口から吸込口へ逆流して室外へ排出されることを防止する。
一方、停止している室外ファン6bに設けられたダンパー27bが停止しているファンの吹出口を吹出方向から閉鎖するため、回転している室外ファン6aが停止しているファンの吹出口から吸込口を逆流して筐体内空気を吸込み、冷却されないまま筐体46内へ戻すことを防止し、顕熱交換器2を通過し冷却された空気を筐体内へ送風することができる。
ダンパー27bは室外ファン6b吹出口とのなす角度が90°以下の80°の状態で開いているため、室外ファン6bからの送風が停止した場合、確実に室外ファン6bの吹出口方向へ倒れ、室外ファン6bの吹出口を閉鎖することができる。
このように、通常時停止しているファンがあっても筐体側空気および外気を顕熱交換器2を通過させ冷却能力を確保し、DCモーターに異常が発生し停止しているファンがあっても筐体側空気および外気を顕熱交換器2を通過させ、通常時と同等の冷却能力を確保することができる。
また、室外ファン6a、6bが固定されたDCモーター7c、7dは顕熱交換器2を通過する前の低い温度の外気が流入するため、外気風路の他の部分に配置された場合に比べ、周囲温度は低くなる。
なお、本参考の形態ではDCモーター7bが異常により停止したが、DCモーター7a、7b、7cが異常により停止した場合でも同様の作用効果を得ることができる。
また、顕熱交換器2にポリスチレンシートの真空成形加工により成形された伝熱板を多数枚積層した直方体の顕熱交換器を用いたが、2つの流体がそれぞれ独立した風路を流れ、顕熱交換行えるものであれば、その他の工法、材質および形状の顕熱交換器を用いても同様の作用効果を得ることができる。
また、駆動手段としてDCモーターを用いたが、ACモーター等、送風機を回転させることができるものであれば同様の作用効果をえることができる。
また、通風防止手段として仕切板および送風空気と自重により開閉可能なダンパーとしたが、電動式のダンパー、シャッター等、空気の流通をさえぎることができるものであれば同様の作用効果が得られる。
また、各部の寸法値及び個数は一例であり、特にその値に限定されることなく、冷却装置の性能面などから適宜設計された場合でも、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、移動電話基地局、簡易無線局等の屋外に設置される筐体で、内部に通信機器等の発熱体を有し、その発熱量が多いため冬季においても冷却を要し、温度、湿度、粉塵、雨水などが性能、寿命に影響を与えるような精密機器を有する筐体の冷却装置に関するものである。
本発明の実施の形態1による冷却装置の内部構造図 同筐体内空気風路を示す側面概略断面図 同外気風路を示す側面概略断面図 同顕熱交換器の概略分解斜視図 同顕熱交換器の積層時の概略斜視図 同ダンパー開閉状態を示す概略斜視図 参考の形態による冷却装置の内部構造図 同筐体内空気側風路を示す側面概略断面図 同外気側風路を示す側面概略断面図 同顕熱交換器の概略分解斜視図 同顕熱交換器の積層時の概略斜視図 参考の形態による冷却装置の内部構造図 同筐体内空気側風路を示す側面概略断面図 同外気側風路を示す側面概略断面図 従来の冷却装置を示す側面概略断面図
符号の説明
1 ボディ
2 顕熱交換器
3 ファンユニット
3a ファンユニット
3b ファンユニット
4a 分割板
4b 分割板
5 循環用ファン
5a 循環用ファン
5b 循環用ファン
6 室外ファン
6a 室外ファン
6b 室外ファン
7 DCモーター
7a DCモーター
7b DCモーター
8a 外気用フィルター
8b 外気用フィルター
8c 外気用フィルター
9a パッキン
9b パッキン
9c パッキン
9d パッキン
9e パッキン
9g パッキン
9g パッキン
9h パッキン
9i パッキン
10a モーター固定板
10b モーター固定板
10c モーター固定板
11 仕切板
12a 循環用ファン区画
12b 循環用ファン区画
13a 室外ファン区画
13b 室外ファン区画
14 筐体内空気吸込口
15 筐体内空気吹出口
16 外気吸込口
17a フランジ
17b フランジ
18 電装ボックス
19 温度センサー
20a 固定板
20b 固定板
21 ファンユニットカバー
22 顕熱交換器カバー
23 筐体内空気流入区画
24 筐体内空気流出区画
25 外気流入区画
26 外気流出区画
27 ダンパー
27a ダンパー
27b ダンパー
27c ダンパー
27d ダンパー
28 ストッパー
28a ストッパー
28b ストッパー
29 ゴムシート
29a ゴムシート
29b ゴムシート
29c ゴムシート
29d ゴムシート
30 フロントパネル
31 外気吹出口
32 外気ダクト
33 天板
34 伝熱板A
35 伝熱板B
36 風路A
37 風路B
38 風路リブ
39 伝熱面
40 風路端面
41 突起A
42 外周リブA
43 外周リブB
44 風路開口部
45 突起B
46 筐体
47 DCモーター収容区画
48 フード
49 ファン固定板
50 固定フランジ
101 冷却装置
102 扉

Claims (1)

  1. 機器を収容した筐体に取り付けられ、顕熱交換器と循環用送風機と外気用送風機と前記循環用送風機および前記外気用送風機を動作させるための駆動手段を備え、前記筐体内に収容された前記機器の発熱により熱せられた筐体内空気を前記循環用送風機により筐体内空気吸込口から取り込み、前記顕熱交換器にて前記外気用送風機により外気吸込口から取り込まれた外気との顕熱交換により冷却した後、前記外気を外気排気口から屋外へ排気し、前記筐体内空気を筐体内空気吹出口より再び機器が収容されている前記筐体内へ送風し空気循環する冷却装置において、前記駆動手段の駆動状態を制御するための制御手段を備え、少なくとも1つ以上の前記循環用送風機と少なくとも1つ以上の前記外気用送風機を連結した前記駆動手段を複数備え、前記駆動手段を前記顕熱交換器の下流側の筐体内空気が送風される筐体側風路に配置し、前記駆動手段を外気が送風される外気風路から隔離した区画に配置したことを特徴とする冷却装置。
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