JP4278585B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
特開平11−9780号公報には、パチンコ遊技を楽しむことができる1つの構成として、遊技球が図柄表示部の前面に配置された障害体に当たりながら落下するように構成し、これによってバラエティーに富んだパチンコ遊技を提供している。
また特開平11−114193号公報においては、大当たり遊技中における各ラウンド毎の大入賞口への入賞個数を逐次、図柄変動表示器に表示させるようにして、遊技者にパチンコ遊技の楽しみを提供している。
実際問題として、発射された遊技球はわずかの時間で、遊技領域に設けられた入賞口に入賞するか、アウト口に誘導されアウト球として遊技盤の裏面に排出されるか、どちらかである。
特に大入賞口への入賞球などは入賞と同時に速やかにカウントし、速やかに排出するよう構成されているため、遊技者が実際に流下する遊技球を見ている時間はかなり短いし、入賞球もスイッチでの検知結果を信用するしかなく、視覚的な実感としてたくさん入賞したという印象は持てない。
また遊技球と図柄表示部での表示とを協同させて新規な表示態様を提供し、遊技者の遊技に新たな面白みと楽しみを与えることができるパチンコ遊技機の提供を目的とする。或いは遊技球が図柄表示部の表示を一時的に隠したりする状況を作り出すことで、遊技球が絡む面白くて楽しいパチンコ遊技を遊技者に与えることができるパチンコ遊技機の提供を目的とする。
図柄表示部20には、遊技状態の継続回数をラウンド数として指標するラウンド数指標Qと、前記特定の入賞装置への遊技球Bの入賞数を指標する入賞数指標Nとを少なくとも表示し、前記遊技球保持用空間30に導かれた遊技球Bの一部が前記ラウンド数指標Qの数値の前に重なって保持されることで現在のラウンド数を表示すると共に残る遊技球Bが前記入賞数指標Nの数値の前に重なって保持されることで、現ラウンドでの現時点の入賞個数を表示する構成としたことを第1の特徴としている。
また本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤面の遊技球Bが流下する遊技領域6に複数の図柄の他、文字、その他の表示を映像的に変動表示及び停止表示する図柄表示部20を備え、該図柄表示部20の前面に遊技球保持用空間30を構成し、一定の遊技条件において、前記遊技領域6に配置した特定の入賞装置に入賞した遊技球Bを前記遊技球保持用空間30に導いて保持することで、前記図柄表示部20での表示に前記遊技球保持用空間30に保持された遊技球Bが重なってなる複合表示を行うようにしたパチンコ遊技機であって、
図柄表示部20には、遊技状態の継続回数を指標するラウンド数指標Qを第1ラウンドから最終ラウンドまで表示してゆき、一方、前記遊技球保持用空間30に導かれる遊技球Bを、各ラウンド毎にそれぞれ対応するラウンド数指標Qの下に異なる列として保持させることで、ラウンド毎の入賞個数を一覧表示する構成としたことを第2の特徴としている。
そして図柄表示部での表示に前記遊技球保持用空間に保持された遊技球が重なってなる複合表示を行う構成としたことで、遊技者は図柄表示部による映像的な表示に実体である遊技球とが組み合わされた複合表示を見ることになり、結果として遊技球が遊技者の視界の中に印象付けられると共に、複合表示という新規な楽しさ、面白さを味わうことができる。
[概要]
先ず、本発明の第1の実施形態の概要について説明する。
本実施形態は、パチンコ遊技機の遊技領域の図形表示部の前面に遊技球保持用空間を構成し、特定の入賞装置である大入賞口に入賞した遊技球を遊技球保持用空間に導いて保持し、その保持された遊技球によって図柄表示部の表示を徐々に隠してゆく。即ち、大当り遊技期間中という一定の遊技条件において、大入賞口という特定の入賞装置に入賞した遊技球を遊技球保持用空間に導いて保持することで、図柄表示部による表示を覆い隠すように構成したものである。
また前記覆い隠した段階で図柄表示部の表示内容を変更する。そして、大当たり遊技状態における規定ラウンド消化時に保持を解除し、表示内容が見えるようにする。このとき遊技者は遊技球保持用空間に保持される遊技球が図柄表示部の一方に偏るように工夫することで、その表示内容が見え易くすることができる。
図1〜図5を参照して、第1の実施形態を詳細に説明する。
図1は第1実施形態のパチンコ遊技機の正面図、図2は図柄表示部付近の縦断面図、図3は大当たり遊技状態における大入賞口処理を示すフローチャート、図4は大当たり遊技状態、保持部材の動作、大入賞口の開閉動作、特定領域の通過状態の表示、図柄表示内容の状態を示すタイミングチャート、図5は図柄表示部付近の縦断面図で、(A)はソレノイドのオンにより遊技球が保持部材により遊技球保持用空間に保持されている状態を示し、(B)はソレノイドのオフにより保持部材が解除された状態を示す。図6はそれぞれ遊技者から図柄表示部を見た場合の表示状態を示す図である。
遊技盤2の遊技領域6には、その中央付近のやや上部に変動入賞装置として大入賞口10が設けられ、また遊技領域6の中央付近には図柄表示部20及びその前面に遊技球保持用空間30が透明のケース31によって構成されている。
また図柄表示部20の下方に第1種始動口41aを有する普通電動役物41が配置され、その両横にはゲート42、42が配置され、また下方の両横には普通入賞装置である普通入賞口43、43が設けられている。
大入賞口10に入賞した遊技球Bは排出路11を通って、図柄表示部20の前面の遊技球保持用空間30に導入される。遊技球保持用空間30の下部に設けられた保持部材50のソレノイド51がオンの場合には、前記遊技球Bは遊技球保持用空間30内に保持される。また前記ソレノイド51がオフの場合には、遊技球Bは遊技球保持空間30から排出される。
そして大入賞口10の開放中に遊技球Bが大入賞口10の特定領域を通過すれば、特定領域フラグをオンに設定する(S6、S7)。
大入賞口10の開放中に遊技球Bが10個入賞或いは大入賞口10の開放から30秒経過した場合は、大入賞口10を閉鎖する(S8、S9、S10)。
そして、大入賞口10の開放回数r=0であれば、特定領域フラグをオフに設定し、保持部材50を解除して、遊技球保持用空間30から遊技球Bを排出し、処理を終了する(S11、S14、S15)。
大入賞口10の開放回数r=0でなく、特定領域フラグがオフであれば、保持部材50を解除して、遊技球保持用空間30から遊技球Bを排出し、処理を終了する(S12、S15)。
大入賞口10の開放回数r=0でなく、特定領域フラグがオンであれば、特定領域フラグをオフに設定し(S13)、S4〜S10の処理を繰り返す。
以上のような大入賞口処理を行うことで、大当たり遊技期間中において、大入賞口10に入賞した全ての遊技球Bが遊技球保持用空間30に蓄積される。例えば1ラウンド毎に10個入賞するとして、第8ラウンドまでいくと、80個の遊技球Bが遊技球保持用空間30に並び、図柄表示部20の大部分を覆い隠すことになる。即ち、大当り遊技期間中という一定の遊技条件において、大入賞口10という特定の入賞口に入賞した遊技球Bを遊技球保持用空間30に導いて保持することで、図柄表示部20の表示を覆い隠す構成としている。
なお以後の説明において、大当り遊技期間は、図柄表示部が同一図柄(例えば「777」)が確定表示された時点から大当り終了ディレーが終了するまでとする。終了ディレーとは大入賞口10の閉鎖から次の図柄の変動が開始されるまでの期間を言う。
大当り遊技実行直後(大当り開始ディレーの時)、保持部材50を解除状態から保持状態に変更する(t1)。開始ディレーとは図柄表示部20で同一図柄(例えば「777」)が確定表示された時点から大入賞口10が開放されるまでの期間を言う。
大入賞口10が開放されると(t2)、第1ラウンドが開始し、また保持部材50が保持状態となっているため、大入賞口10に入賞した遊技球Bは図柄表示部20の前の遊技球保持用空間30に保持されてゆく。そして大入賞口10への入賞遊技球Bが特定領域を通過すると、特定領域フラグがオンし、図柄表示部20の表示内容が変更される(t3)。
所定個数若しくは所定時間の経過により大入賞口10を閉鎖すると(t4)、第1ラウンドが終了する。このとき図柄表示部20の表示内容はインターバル内容に変更される。一方、保持部材50は引き続き保持状態を維持する。
以後、最終ラウンドが終了するまで、遊技球Bが大入賞口10の特定領域を通過すると、図柄表示部20の表示内容を変更する(t5〜t7)。
最終ラウンドが終了して大入賞口10が閉鎖されると、保持部材50を保持状態から解除状態に変化させ、遊技球保持用空間30に保持されている遊技球Bを排出する(t7)。
今、大当り遊技が開始されると、図柄表示部20には先ず「1R」と表示される(A)。そして大入賞口10に入賞した遊技球Bは図柄表示部20の前面の遊技球保持用空間30に導入され、保持される。保持の位置は限定されず、自由な位置に下から溜まって行くことになる。
1R目に大入賞口10に入賞した遊技球Bが特定領域を通過すると、図柄表示部20による表示内容を「1R」から「222」に変更する(B)。
1R目において、大入賞口10への入賞が10個若しくは30秒経過すると(本態様では10個入賞)、第1ラウンドを終了する(C)。
大入賞口10の第2回目が開き、大当り遊技の第2ラウンドが開始されると、図柄表示部20の表示が「2R」と表示される(D)。そして大入賞口10への入賞が特定領域を通過すると(この態様の場合は1球目の入賞が特定領域を通過した。)、図柄表示部20による表示内容が「2R」から「222」に変更される(E)。
以上の各ラウンドが繰り返され、大当り遊技状態が第7ラウンドまで進むと、(F)に示すように遊技球保持用空間30に保持される遊技球Bの数が多くなり、図柄表示部20の前面の過半領域が遊技球Bで覆い隠される状態となる。
遊技者は、遊技球保持用空間30に保持される遊技球Bの状態に左右されて、前記「確変」の表示を見たいにもかかわらず、うまく見えない場合が生じる(F)、(G)。勿論、この場合、保持されている遊技球Bの数が少ない場合や、またある程度多数保持されている場合でも、その保持されている遊技球Bの積み重なり状態によっては、前記「確変」の表示をうまく見ることができる場合もある。よって遊技者は、遊技球保持用空間30に保持される遊技球Bが図柄表示部20の前面の一方に偏るように工夫することで、その表示内容を見え易くすることが可能となる。
大当り遊技状態が最終ラウンドに入ると、図柄表示部20は一旦、表示内容を「最終R」と表示した(H)後、「確変」の表示になされる(I)。しかし既述したように、これらの表示は実際には多くの遊技球Bによって隠されており、遊技者には見ることができない場合が多い。但し遊技者において、遊技球Bの間から垣間見ることができる文字の断片からその文字を当てることが努力によって可能になる場合がある。
最終ラウンドが終了して、保持部材50による保持状態が解除されると、遊技球Bが遊技球保持用空間30から排除されるので、前記「確変」の文字を遊技者は見ることができる(J)。
なお前記における確変状態とは、パチンコ遊技機1の制御部で遊技状態を選択する抽選において、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態を引き当てる確率が高い状態を言う。また時短状態とは、大当たり遊技状態ではない(通常の遊技状態である)が、遊技状態を決定する各抽選において、その各抽選での抽選結果をパチンコ遊技機1の表示部において図柄の変動と停止とにより表示する際の所要時間を通常よりも短くした遊技状態を言う。
[概要]
先ず、本発明の第2の実施形態の概要について説明する。
本実施形態は、パチンコ遊技機1の遊技領域6の図形表示部20の前面に遊技球保持用空間30を構成し、特定の入賞装置である大入賞口10に入賞した遊技球Bを遊技球保持用空間30に導いて保持し、その保持された遊技球Bによって、大当り遊技期間中という一定の遊技条件において、各ラウンドという遊技状態の表示と各ラウンドでの入賞個数の表示を、遊技球保持用空間30に実際に保持される遊技球Bと図柄表示部20の表示とで協同して表示し、よって遊技者に入賞の実感を印象づけるものである。
図7〜図10を参照して、第2の実施形態を詳細に説明する。
図7は大当たり遊技状態における大入賞口処理を示すフローチャート、図8は大当たり遊技状態、保持部材の動作、大入賞口の開閉動作、特定領域の通過状態の表示、図柄表示内容の状態を示すタイミングチャート、図9は遊技球保持用空間の縦断面図、図10はそれぞれ遊技者から図柄表示部を見た場合の表示状態を示す図である。
先ず図7を参照して、パチンコ遊技機1の制御としての大入賞口処理を説明する。今、図柄表示部20に表示される特別図柄が同一図柄(例えば「777」)で確定すれば、大当りが発生する(S100)。すると大入賞口10の特定領域(特定領域スイッチ)を通過した遊技球Bを保持するための図示しないソレノイドをオンして、第1保持部材50a(図9参照)を作動させる(S101)。これにより前記特定領域を通過した遊技球Bが第1の遊技球保持用空間30aに導入されて保持される。但し、特定領域を通過した遊技球Bは、その最初の1球だけが第1の遊技球保持用空間30aに導入され、それ以外は特定領域を通過して第2の遊技球保持用空間30bに導かれる構成としている。
大入賞口10の開放回数、即ち規定ラウンド数rを8に設定し、大入賞口10の開放回数rから1減算し、減算結果をrとして(S103)、大入賞口10の一般領域(カウントスイッチ)を通過した遊技球Bを保持するため、図示しないもう一つのソレノイドをオンして第2保持部材50b(図9参照)を作動させ(S104)、更に大入賞口10を開放する(S105)。これにより前記一般領域を通過した遊技球Bが第2の遊技球保持用空間30bに導入されて保持される。
大入賞口10の開放中に大入賞口10に入賞した遊技球Bが特定領域を通過すると、特定領域フラグをオン(S106、S107)し、また遊技球Bが10個入賞或いは大入賞口10の開放から30秒経過した場合は、大入賞口10を閉鎖する(S108、S109、S110)。そして第2保持部材50bによる保持状態を解除して(S111)、そのラウンドにおいて前記一般領域を通過して第2保持部材50bによって保持されている遊技球Bを第2の遊技球保持用空間30bから排出する。第1保持部材50aはそのまま保持状態を続ける。
そして大入賞口10の開放回数r=0であれば、特定領域フラグをオフに設定し、第1保持部材50aを解除して、第1の遊技球保持用空間30aから遊技球Bを排出し、処理を終了する(S112、S115、S116)。
大入賞口10の開放回数r=0でなく、特定領域フラグがオフであれば、第1保持部材50aを解除して、第1の遊技球保持用空間30aから遊技球Bを排出し、処理を終了する(S113、S116)。
大入賞口10の開放回数r=0でなく、特定領域フラグがオンであれば、特定領域フラグをオフに設定し(S114)、S103〜S111の処理を繰り返す。
以上のような大入賞口処理を行うことで、大当たり遊技期間中において、各ラウンド毎に、大入賞口10の一般領域に入賞した遊技球Bが第2の遊技球保持用空間30bに保持されて蓄積される。また各ラウンドを通じて、大入賞口10の特定領域に入賞した最初の遊技球Bが第1の遊技球保持用空間30aに保持されて蓄積される。
大当り遊技実行直後(大当り開始ディレーの時)、第1保持部材50a、第2保持部材50bを解除状態から保持状態に変更する(t1)。
大入賞口10が開放されると(t2)、第1ラウンドが開始し、また第1、第2保持部材50a、50bが保持状態となっているため、大入賞口10に入賞した遊技球Bは、特定領域を通過したものはその最初の1球が第1の遊技球保持用空間30aに保持され、特定領域を通過した2球目以降の遊技球B及び一般領域を通過したものは第2の遊技球保持用空間30bに保持されてゆく。
そして大入賞口10への入賞遊技球Bが特定領域を通過すると、特定領域フラグがオンし、図柄表示部20の表示内容が変更される(t3)。
所定個数若しくは所定時間の経過により大入賞口10を閉鎖すると(t4)、第1ラウンドが終了する。このとき図柄表示部20の表示内容はインターバル内容に変更される。また第2保持部材50bによって第2の遊技球保持用空間30bに保持されている遊技球Bは排出される。一方、第1保持部材50aは引き続き保持状態を維持し、第1の遊技球保持用空間30aの遊技球Bを引き続き保持する。
以後、最終ラウンドが終了するまで、遊技球Bが大入賞口10の特定領域を通過すると、図柄表示部20の表示内容を変更する(t5〜t8)。
最終ラウンドが終了して大入賞口10が閉鎖されると、第1、第2保持部材50a、50bを保持状態から解除状態に変化させ、第1、第2の遊技球保持用空間30a、30bに保持されている全ての遊技球Bを排出する(t8)。
また大入賞口10に入賞した遊技球Bが一般領域を通過した場合は、第2の排出路11bから第2の遊技球保持用空間30bに導入されて保持される。
第1の遊技球保持用空間30aに保持された遊技球Bは大当り遊技状態における各ラウンドを経て継続的に保持される。一方、第2の遊技球保持用空間30bに保持された遊技球Bは各ラウンドが終了する都度、排出される。
遊技者は第1の遊技球保持用空間30aに保持された遊技球Bの数を視認することで、現在のラウンド数がわかる。また第2の遊技球保持用空間30bに保持される遊技球Bの数を視認することで、現ラウンドでの現時点の大入賞口10への入賞数がわかる。
今、大当り遊技が開始されると、パチンコ遊技機1の制御部により図柄表示部20には先ず「777」と表示される(A)。そして大入賞口10に入賞した遊技球Bが特定領域を通過すると、図面上の図柄表示部20の左側に沿って、例えば1〜8の数字を下から上へ遊技球Bの間隔で表示したラウンド数指標Qが表示され、且つ図柄表示部20の右側に沿って、例えば1〜9の数字を下から遊技球の間隔で表示した入賞数指標N及び規定個数(10個)の入賞を表示する三角矢印からなる規定数指標Pとが表示される。前記第1の遊技球保持用空間30aがラウンド数指標Qの前に位置し、前記第2の遊技球保持用空間30bが入賞数指標Nの前に位置することになる。
最初に大入賞口10の特定領域を通った遊技球Bは第1の遊技球保持用空間30aに導かれ、ラウンド数指標Qの数字1の前に重なって保持される。これによって遊技者は第1ラウンドであることを視認することができる(B)。
即ち、図柄表示部20が表示するラウンド数指標Qと保持された遊技球Bとが協同して、遊技状態としての大当り遊技におけるラウンド数を表示しているのである。
その後、第1ラウンド中に大入賞口10に入賞した遊技球Bは第2の遊技球保持用空間30bに導かれ、入賞数指標Nの数値1〜9の前に順次重なって保持されて行く。これによって遊技者はそのラウンドでの大入賞口10への入賞個数を視認することができる。
即ち、図柄表示部20が表示する入賞数指標Nと遊技球Bとが協同して、当該遊技状態における入賞個数を表示しているのである。
そして遊技球Bが入賞数指標Nの表示の前に9個保持されると、入賞数指標Nの1〜9の全数字が隠れ、且つ規定数指標Pの位置に保持遊技球Bが達する(C)。これによって遊技者は大入賞口10に規定数の10個(特定領域1個、一般領域9個)が入ったことを視認することができる。尚、入賞数指標Nの表示として、この態様では1〜9の数字としたが、代わりに2〜10としてもよい。
第1ラウンド目において、大入賞口10への入賞が10個若しくは30秒経過すると(本態様では10個入賞)、第1ラウンドを終了する(C)。
そして開放されている大入賞口10に入賞した遊技球Bが特定領域を通過すると、図柄表示部20の表示がラウンド数指標Q、入賞数指標N及び規定数指標Pが表示されたものに変る(E)。このとき前記特定領域を通過した遊技球Bは第1の遊技球保持用空間30aに導かれ、ラウンド数指標Qの数字5を覆い隠す。これによって遊技者は第5ラウンドであることを視認できる。
その後において、(F)の状態では、第5ラウンドで且つ入賞数指標Nが数字7まで遊技球Bで覆い隠されており、よって大入賞口10への入賞個数が8個の状態であることがわかる。
その後、(I)の状況では、遊技球Bが第2の遊技球保持用空間30bに10個保持された状態となって、規定数指標Pを超えた状態となっている。これは例えば規定数10個を検出して大入賞口10を閉鎖している間に遊技球が入賞し、規定数10個を超す入賞を果たした幸運な場合を示すものである。
[概要]
先ず、本発明の第3の実施形態の概要について説明する。
本実施形態では、パチンコ遊技機1の遊技領域6の図形表示部20の前面に遊技球保持用空間30を複数の列に分割して構成し、特定の入賞装置である大入賞口10に入賞した遊技球Bをラウンド毎に対応する遊技球保持用空間に導いて保持し、一方、図柄表示部には前記分割された各遊技球保持用空間に対応して、それぞれラウンド数を表示するようにすると共に、規定数指標Pを表示する。大当り遊技期間中という一定の遊技条件において、各ラウンドという遊技状態の表示と各ラウンドでの入賞個数の表示を、遊技球保持用空間30に実際に保持される遊技球Bと図柄表示部20の表示とで協同して一覧的に表示するようにし、よって遊技者に入賞の実感を印象づけるものである。
図11を参照して、第3の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態では、遊技球保持用空間を、規定ラウンド数(8ラウンド)と同数に分割して、図柄表示部20の前面に8列に構成する。即ち,図9に示すような第1、第2の遊技球保持用空間30a、30bを8列にして構成する。そして図示しない振り分け手段により、大入賞口10に入賞した遊技球Bをラウンド毎に対応する列の遊技球保持用空間に導いて保持する。よって大入賞口10に入賞した遊技球Bがラウンド毎に異なる列となって保持される。
図11は遊技者側から見た図柄表示部20の状態を示す。(A)では、第1ラウンドにおいて、遊技球Bが大入賞口10に規定数(10個)入賞したことを、実体である10個の遊技球Bと図柄表示部20のラウンド数指標Qの「1R」及び規定数指標Pとによって協同で表示している。そして1ラウンドが終了すると、図示しない振り分け手段が大入賞口10に入賞した遊技球Bを第2列目の遊技球保持用空間に導入するように作動させる。第2ラウンドが開始されると、図柄表示部20に「2R」を表示すると共に、この「2R」の表示に対応する第2列目の遊技球保持用空間に対して大入賞口10に入賞した遊技球Bが導入され、保持されて行くようにする。また第1ラウンドでの入賞の良否を、規定数に達しておれば「○」として表示「1R」の隣に表示する(B)。
第3ラウンドに進んで、(C)に示す状態では、第3ラウンドにおいて大入賞口10への入賞数が規定数10を超えて11個となっていることがわかる。これは例えば規定数10個を検出して大入賞口を閉鎖している間に遊技球が入賞したためで、遊技者はこの結果を見て大いに喜ぶことになる。一方、第2ラウンドでは入賞数が規定数に達せず、「×」印が「1R」の横に表示されているのがわかる。
(D)は第7ラウンド目を示し、(E)は最終ラウンド(第8ラウンド)を示す。最終ラウンドまで進んだ時点で、第1ラウンドから最終ラウンドまでの全ての結果が、図柄表示部20の表示と遊技球Bとによって協同されて、一覧的に表示される。
2 遊技盤
3 発射用ハンドル
4 レール
5 助走路
6 遊技領域
10 大入賞口
11 排出路
11a 第1の排出路
11b 第2の排出路
20 図柄表示部
30 遊技球保持用空間
30a 第1の遊技球保持用空間
30b 第2の遊技球保持用空間
31 ケース
41 普通電動役物
41a 第1種始動口
42 ゲート
43 普通入賞口
50 保持部材
50a 第1保持部材
50b 第2保持部材
51 ソレノイド
B 遊技球
Q ラウンド数指標
N 入賞数指標
P 規定数指標
Claims (2)
- 遊技盤面の遊技球(B)が流下する遊技領域(6)に複数の図柄の他、文字、その他の表示を映像的に変動表示及び停止表示する図柄表示部(20)を備え、該図柄表示部(20)の前面に遊技球保持用空間(30)を構成し、一定の遊技条件において、前記遊技領域(6)に配置した特定の入賞装置に入賞した遊技球(B)を前記遊技球保持用空間(30)に導いて保持することで、前記図柄表示部(20)での表示に前記遊技球保持用空間(30)に保持された遊技球(B)が重なってなる複合表示を行うようにしたパチンコ遊技機であって、
図柄表示部(20)には、遊技状態の継続回数をラウンド数として指標するラウンド数指標(Q)と、前記特定の入賞装置への遊技球(B)の入賞数を指標する入賞数指標(N)とを少なくとも表示し、前記遊技球保持用空間(30)に導かれた遊技球(B)の一部が前記ラウンド数指標(Q)の数値の前に重なって保持されることで現在のラウンド数を表示すると共に残る遊技球(B)が前記入賞数指標(N)の数値の前に重なって保持されることで、現ラウンドでの現時点の入賞個数を表示する構成としたことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 遊技盤面の遊技球(B)が流下する遊技領域(6)に複数の図柄の他、文字、その他の表示を映像的に変動表示及び停止表示する図柄表示部(20)を備え、該図柄表示部(20)の前面に遊技球保持用空間(30)を構成し、一定の遊技条件において、前記遊技領域(6)に配置した特定の入賞装置に入賞した遊技球(B)を前記遊技球保持用空間(30)に導いて保持することで、前記図柄表示部(20)での表示に前記遊技球保持用空間(30)に保持された遊技球(B)が重なってなる複合表示を行うようにしたパチンコ遊技機であって、
図柄表示部(20)には、遊技状態の継続回数を指標するラウンド数指標(Q)を第1ラウンドから最終ラウンドまで表示してゆき、一方、前記遊技球保持用空間(30)に導かれる遊技球(B)を、各ラウンド毎にそれぞれ対応するラウンド数指標(Q)の下に異なる列として保持させることで、ラウンド毎の入賞個数を一覧表示する構成としたことを特徴とするパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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