JP4278129B2 - ソケットコネクタ - Google Patents
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- H01R13/11—Resilient sockets
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型で、特に高電圧用コネクタに適したソケットコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等の液晶画面の光源となるバックライトの電源回路に使用される電気コネクタは、小型で、高電圧に対応できることが要求される。このような高電圧用コネクタとして、電線の端部に接続したソケットコンタクトをコネクタハウジングの収容室に個別に収容し、該ソケットコンタクトの底板部から打ち出したランスを前記コネクタハウジングに設けた係合孔又は係合突部に係止させて、前記ソケットコンタクトを前記ハウジング内に保持固定したソケットコネクタがある（例えば、特開平１０−１２５３８４号公報、特開２０００−２５２００５号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この種のソケットコンタクトに設けられるランスは概して小さく、コネクタの小型化に伴ってソケットコンタクトが小さくなると、ランスの係止保持力が著しく低下する。このため、コネクタハウジング内に収容したソケットコンタクトに接続している電線に引張りや引き回しなどの外力が作用すると、ソケットコンタクトが不測にコネクタハウジングから抜脱されるという問題があった。
【０００４】
一方、高電圧用コネクタにおいては、通電時の安全性を確保するためコネクタハウジング内に収容したソケットコンタクトは確実に保持固定されることが必要不可欠である。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトが小型化されて小さくても、ランスの剛性とばね性を高めることができ、コネクタハウジングに対する係止保持力が大きくて不測の抜脱を有効に防止できるソケットコネクタを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電線の端部に接続したソケットコンタクト（１）がコネクタハウジング（２５）の収容室（２６）に個別に収容されるソケットコネクタ（３５）であって、前記ソケットコンタクト（１）は、コンタクト本体（２）が、底板部（３）の両側に側板部（４，４）を曲げ起こして断面形状凵形に形成され、前記底板部（ ３）から打ち出して形成されるランス（１０）が、前記コンタクト本体（２）の側板部（４，４）の曲げ起こし箇所に打ち抜いた切除部（９，９）によって画定される両側縁（１３，１３）を有する幅広の矩形状に形成され、かつ、前記底板部（３）に連続する基端部（１１）において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位（１４）において前記底板部（３）側に傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性が高められていること、前記底板部（３）の先端部分に、前記コンタクト本体（２）の横幅とほぼ等しい幅を有する幅広部（１７）が形成されていること、前記コネクタハウジング（２５）は、前記収容室（２６）の上側内壁に、前記コンタクト本体（２）の前記側板部（４，４）の上端縁（４ａ，４ａ）が係合する凹溝（３０，３０）が設けられていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【０００８】
図１ないし図４は、本発明によるソケットコネクタ３５（後述）のソケットコンタクト１を示している。該ソケットコンタクト１は導電性金属薄板、例えばリン青銅の薄板をプレス加工して製造され、コンタクト本体２が底板部３の中央部両側に側板部４，４を曲げ起こして断面形状が凵形に形成されている。両側板部４，４の前端に連設した一対の接触ばね片５，５が互いに接近するように傾斜して底板部３の前端近傍まで延び、先端部分５ａ，５ａを外側方へ屈曲して、相手側コネクタのピンコンタクト（図示せず）と嵌合接続する接触部６，６が形成されている。また、底板部３及び両側板部４，４の後方には、Ｕ字形の圧着口輪部７，８が連設されている。口輪部７は後述する電線２０の芯線２１を圧着接続し、口輪部８は電線２０の被覆部２２を圧着接続する。
【０００９】
底板部３から下方へ打ち出して形成されるランス１０は、底板部３の前端側に連続する基端部１１から斜め後方へ傾斜して延び、打ち出された端縁１２が後述する絶縁ハウジング２５に係止される構造は従来と同様である。該ランス１０は、図示のように、両側縁１３，１３が側板部４，４の曲げ起こし箇所に切除部９を打ち抜いて形成され、実質的に底板部３の横幅とほぼ等しい幅を有し、従来のこの種ランスに比較して幅広の矩形状に形成されている。また、該ランス１０は、底板部３に連続する基端部１１において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位１４において底板部３側へ傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性が高められ、大きな係止保持力を確保している。さらに、ランス１０を打ち出した底板部１３に形成される開口部の側縁１５をパンチなどで押しつぶして突片１６が設けられている。該突片１６は、ランス１０が外力を受けてコンタクト本体２の内側へ落ち込むのを阻止するために設けられるものである。
【００１０】
一方、底板部１３の先端は接触ばね片５，５の先端部分５ａ，５ａ近傍まで延び、該先端部分にコンタクト本体２の横幅とほぼ等しいか、僅かに狭い幅広部１７が形成されている。
【００１１】
図５ないし図１０は、上記構成を有するソケットコンタクト１を使用した本発明のソケットコネクタ３５を示している。ソケットコンタクト１に接続する電線２０は、芯線２１が口輪部７に圧着接続されると共に、被覆部２２が口輪部８に圧着接続される。このように電線２０の端部に接続されたソケットコンタクト１は、ナイロンなどの絶縁性プラスチック材料により成形されたコネクタハウジング２５のコンタクト収容室２６に後端開口２７から挿入し、個別に収容してソケットコネクタ３５が構成される。各収容室２６に収容されたコンタクト１は、ランス１０の端縁１２が収容室２６の内側壁面に突設した係止突部２８に係止して抜け出しが防止されると共に、底板部３の幅広部１７の前端縁が収容室２６の前壁２９に当接して挿入方向への抜け出しが防止され、収容室２６内に保持固定される。また、図１０によく示されているように、コンタクト本体２の側板部４，４の上端縁４ａ，４ａが、収容室２６の上側内壁の両端部分に沿って設けられた長手方向へ延びる凹溝３０，３０に係合して、コンタクト本体２ひいてはソケットコンタクト１全体の傾き及びがたつきが防止される。このようにコネクタハウジング２５の収容室２６に収容して保持固定されたソケットコンタクト１は、ランス１０が底板部３とほぼ等しい幅広で、かつ、基端部１１と中間部位１４に屈曲部が設けられ、剛性とばね性が高められているので、電線２０に作用する引張りや引き回しなどの外力によって、ランス１０が係止突部２８から離脱し、ソケットコンタクト１がハウジング２５から抜脱するのを有効に防止している。また、コンタクト本体２の両側板部４，４が凹溝３０，３０に係合すると共に、両側板部４，４と底板部３先端の幅広部１７の両側縁が収容室２６の内側壁面に近接しているので、ソケットコンタクト１が収容室２６内で傾いたり、がたついて、ランス１０が係止突部２８から離脱し、ソケットコンタクト１が収容室２６から抜脱するのを有効に防止している。したがって、ソケットコンタクト１が誤ってコネクタハウジング２５から抜脱するのが確実に防止できる。
【００１２】
上記構成を有するソケットコネクタ３５は、図示しない相手側コネクタのピンコンタクトを前壁２９に設けた開口３１から挿入して、両接触ばね片５，５間に嵌合し電気的に接続される。
【００１３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るソケットコネクタ３５は、ソケットコンタクト１が小さくても、実質的に底板部３の横幅とほぼ等しい幅広のランス１０を形成することができ、かつ、該ランス１０は、底板部３に連続する基端部１１において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位１４において底板部３側に傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性を高めることができ、また、前記底板部３の先端部分に、前記コンタクト本体２の横幅とほぼ等しい幅を有する幅広部１７が形成されていること、前記側板部４，４の上端縁４ａ，４ａが前記収容室２６の内壁に設けた凹溝３０，３０に係合することで、コネクタハウジング２５の収容室２６に個別に収容された前記ソケットコンタクト１が前記収容室２６内で傾いたり、がたついて前記ランス１０の係止が離脱するのを防止でき、全体として、コネクタハウジング２５に対するソケットコンタクト１の係止保持力が大きくて不測の抜脱を確実に防止することができる。したがって、本発明のソケットコネクタ３５は特に、小型で、高電圧に対応できることが求められる高電圧用コネクタに適している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のソケットコネクタに使用するソケットコンタクトの平面図である。
【図２】 同上ソケットコンタクトの正面図である。
【図３】 同上ソケットコンタクトの平面側からみた斜視図である。
【図４】 同上ソケットコンタクトの底面側からみた斜視図である。
【図５】 本発明によるソケットコネクタの平面図である。
【図６】 同上要部縦断正面図である。
【図７】 同上要部縦断平面図である。
【図８】 図７の要部拡大平面図である。
【図９】 図５の９−９線に沿う断面拡大図である。
【図１０】 図５の１０−１０線に沿う断面拡大図である。
【符号の説明】
１ ソケットコンタクト
２ コンタクト本体
３ 底板部
４ 側板部
４ａ 上端縁
５ 接触ばね片
５ａ 先端部分
６ 接触部
７，８ 口輪部
９ 切除部
１０ ランス
１１ 基端部
１２ 端縁
１３ 両側縁
１４ 中間部位
１７ 幅広部
２０ 電線
２５ コネクタハウジング
２６ コンタクト収容室
２８ 係止突部
２９ 前壁
３０ 凹溝
３５ ソケットコネクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型で、特に高電圧用コネクタに適したソケットコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等の液晶画面の光源となるバックライトの電源回路に使用される電気コネクタは、小型で、高電圧に対応できることが要求される。このような高電圧用コネクタとして、電線の端部に接続したソケットコンタクトをコネクタハウジングの収容室に個別に収容し、該ソケットコンタクトの底板部から打ち出したランスを前記コネクタハウジングに設けた係合孔又は係合突部に係止させて、前記ソケットコンタクトを前記ハウジング内に保持固定したソケットコネクタがある（例えば、特開平１０−１２５３８４号公報、特開２０００−２５２００５号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この種のソケットコンタクトに設けられるランスは概して小さく、コネクタの小型化に伴ってソケットコンタクトが小さくなると、ランスの係止保持力が著しく低下する。このため、コネクタハウジング内に収容したソケットコンタクトに接続している電線に引張りや引き回しなどの外力が作用すると、ソケットコンタクトが不測にコネクタハウジングから抜脱されるという問題があった。
【０００４】
一方、高電圧用コネクタにおいては、通電時の安全性を確保するためコネクタハウジング内に収容したソケットコンタクトは確実に保持固定されることが必要不可欠である。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトが小型化されて小さくても、ランスの剛性とばね性を高めることができ、コネクタハウジングに対する係止保持力が大きくて不測の抜脱を有効に防止できるソケットコネクタを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電線の端部に接続したソケットコンタクト（１）がコネクタハウジング（２５）の収容室（２６）に個別に収容されるソケットコネクタ（３５）であって、前記ソケットコンタクト（１）は、コンタクト本体（２）が、底板部（３）の両側に側板部（４，４）を曲げ起こして断面形状凵形に形成され、前記底板部（ ３）から打ち出して形成されるランス（１０）が、前記コンタクト本体（２）の側板部（４，４）の曲げ起こし箇所に打ち抜いた切除部（９，９）によって画定される両側縁（１３，１３）を有する幅広の矩形状に形成され、かつ、前記底板部（３）に連続する基端部（１１）において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位（１４）において前記底板部（３）側に傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性が高められていること、前記底板部（３）の先端部分に、前記コンタクト本体（２）の横幅とほぼ等しい幅を有する幅広部（１７）が形成されていること、前記コネクタハウジング（２５）は、前記収容室（２６）の上側内壁に、前記コンタクト本体（２）の前記側板部（４，４）の上端縁（４ａ，４ａ）が係合する凹溝（３０，３０）が設けられていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【０００８】
図１ないし図４は、本発明によるソケットコネクタ３５（後述）のソケットコンタクト１を示している。該ソケットコンタクト１は導電性金属薄板、例えばリン青銅の薄板をプレス加工して製造され、コンタクト本体２が底板部３の中央部両側に側板部４，４を曲げ起こして断面形状が凵形に形成されている。両側板部４，４の前端に連設した一対の接触ばね片５，５が互いに接近するように傾斜して底板部３の前端近傍まで延び、先端部分５ａ，５ａを外側方へ屈曲して、相手側コネクタのピンコンタクト（図示せず）と嵌合接続する接触部６，６が形成されている。また、底板部３及び両側板部４，４の後方には、Ｕ字形の圧着口輪部７，８が連設されている。口輪部７は後述する電線２０の芯線２１を圧着接続し、口輪部８は電線２０の被覆部２２を圧着接続する。
【０００９】
底板部３から下方へ打ち出して形成されるランス１０は、底板部３の前端側に連続する基端部１１から斜め後方へ傾斜して延び、打ち出された端縁１２が後述する絶縁ハウジング２５に係止される構造は従来と同様である。該ランス１０は、図示のように、両側縁１３，１３が側板部４，４の曲げ起こし箇所に切除部９を打ち抜いて形成され、実質的に底板部３の横幅とほぼ等しい幅を有し、従来のこの種ランスに比較して幅広の矩形状に形成されている。また、該ランス１０は、底板部３に連続する基端部１１において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位１４において底板部３側へ傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性が高められ、大きな係止保持力を確保している。さらに、ランス１０を打ち出した底板部１３に形成される開口部の側縁１５をパンチなどで押しつぶして突片１６が設けられている。該突片１６は、ランス１０が外力を受けてコンタクト本体２の内側へ落ち込むのを阻止するために設けられるものである。
【００１０】
一方、底板部１３の先端は接触ばね片５，５の先端部分５ａ，５ａ近傍まで延び、該先端部分にコンタクト本体２の横幅とほぼ等しいか、僅かに狭い幅広部１７が形成されている。
【００１１】
図５ないし図１０は、上記構成を有するソケットコンタクト１を使用した本発明のソケットコネクタ３５を示している。ソケットコンタクト１に接続する電線２０は、芯線２１が口輪部７に圧着接続されると共に、被覆部２２が口輪部８に圧着接続される。このように電線２０の端部に接続されたソケットコンタクト１は、ナイロンなどの絶縁性プラスチック材料により成形されたコネクタハウジング２５のコンタクト収容室２６に後端開口２７から挿入し、個別に収容してソケットコネクタ３５が構成される。各収容室２６に収容されたコンタクト１は、ランス１０の端縁１２が収容室２６の内側壁面に突設した係止突部２８に係止して抜け出しが防止されると共に、底板部３の幅広部１７の前端縁が収容室２６の前壁２９に当接して挿入方向への抜け出しが防止され、収容室２６内に保持固定される。また、図１０によく示されているように、コンタクト本体２の側板部４，４の上端縁４ａ，４ａが、収容室２６の上側内壁の両端部分に沿って設けられた長手方向へ延びる凹溝３０，３０に係合して、コンタクト本体２ひいてはソケットコンタクト１全体の傾き及びがたつきが防止される。このようにコネクタハウジング２５の収容室２６に収容して保持固定されたソケットコンタクト１は、ランス１０が底板部３とほぼ等しい幅広で、かつ、基端部１１と中間部位１４に屈曲部が設けられ、剛性とばね性が高められているので、電線２０に作用する引張りや引き回しなどの外力によって、ランス１０が係止突部２８から離脱し、ソケットコンタクト１がハウジング２５から抜脱するのを有効に防止している。また、コンタクト本体２の両側板部４，４が凹溝３０，３０に係合すると共に、両側板部４，４と底板部３先端の幅広部１７の両側縁が収容室２６の内側壁面に近接しているので、ソケットコンタクト１が収容室２６内で傾いたり、がたついて、ランス１０が係止突部２８から離脱し、ソケットコンタクト１が収容室２６から抜脱するのを有効に防止している。したがって、ソケットコンタクト１が誤ってコネクタハウジング２５から抜脱するのが確実に防止できる。
【００１２】
上記構成を有するソケットコネクタ３５は、図示しない相手側コネクタのピンコンタクトを前壁２９に設けた開口３１から挿入して、両接触ばね片５，５間に嵌合し電気的に接続される。
【００１３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るソケットコネクタ３５は、ソケットコンタクト１が小さくても、実質的に底板部３の横幅とほぼ等しい幅広のランス１０を形成することができ、かつ、該ランス１０は、底板部３に連続する基端部１１において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位１４において底板部３側に傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性を高めることができ、また、前記底板部３の先端部分に、前記コンタクト本体２の横幅とほぼ等しい幅を有する幅広部１７が形成されていること、前記側板部４，４の上端縁４ａ，４ａが前記収容室２６の内壁に設けた凹溝３０，３０に係合することで、コネクタハウジング２５の収容室２６に個別に収容された前記ソケットコンタクト１が前記収容室２６内で傾いたり、がたついて前記ランス１０の係止が離脱するのを防止でき、全体として、コネクタハウジング２５に対するソケットコンタクト１の係止保持力が大きくて不測の抜脱を確実に防止することができる。したがって、本発明のソケットコネクタ３５は特に、小型で、高電圧に対応できることが求められる高電圧用コネクタに適している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のソケットコネクタに使用するソケットコンタクトの平面図である。
【図２】 同上ソケットコンタクトの正面図である。
【図３】 同上ソケットコンタクトの平面側からみた斜視図である。
【図４】 同上ソケットコンタクトの底面側からみた斜視図である。
【図５】 本発明によるソケットコネクタの平面図である。
【図６】 同上要部縦断正面図である。
【図７】 同上要部縦断平面図である。
【図８】 図７の要部拡大平面図である。
【図９】 図５の９−９線に沿う断面拡大図である。
【図１０】 図５の１０−１０線に沿う断面拡大図である。
【符号の説明】
１ ソケットコンタクト
２ コンタクト本体
３ 底板部
４ 側板部
４ａ 上端縁
５ 接触ばね片
５ａ 先端部分
６ 接触部
７，８ 口輪部
９ 切除部
１０ ランス
１１ 基端部
１２ 端縁
１３ 両側縁
１４ 中間部位
１７ 幅広部
２０ 電線
２５ コネクタハウジング
２６ コンタクト収容室
２８ 係止突部
２９ 前壁
３０ 凹溝
３５ ソケットコネクタ
Claims (1)
- 電線の端部に接続したソケットコンタクト（１）がコネクタハウジング（２５）の収容室（２６）に個別に収容されるソケットコネクタ（３５）であって、
前記ソケットコンタクト（１）は、コンタクト本体（２）が、底板部（３）の両側に側板部（４，４）を曲げ起こして断面形状凵形に形成され、前記底板部（３）から打ち出して形成されるランス（１０）が、前記コンタクト本体（２）の側板部（４，４）の曲げ起こし箇所に打ち抜いた切除部（９，９）によって画定される両側縁（１３，１３）を有する幅広の矩形状に形成され、かつ、前記底板部（３）に連続する基端部（１１）において下向き斜め後方へ屈曲し、中間部位（１４）において前記底板部（３）側に傾いて後方へ屈曲することで、剛性とばね性が高められていること、前記底板部（３）の先端部分に、前記コンタクト本体（２）の横幅とほぼ等しい幅を有する幅広部（１７）が形成されていること、 前記コネクタハウジング（２５）は、前記収容室（２６）の上側内壁に、前記コンタクト本体（２）の前記側板部（４，４）の上端縁（４ａ，４ａ）が係合する凹溝（３０，３０）が設けられていることを特徴とするソケットコネクタ。
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