JP4312619B2 - 雌コンタクト - Google Patents

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Description

本発明は、雄コンタクトをソケットに挿抜自在に収容して電気的に接触させる雌コンタクトに関し、より詳細には、ソケット内に板バネを有さずソケットの内壁で雄コンタクトを挟持する雌コンタクトに関する。
雌コンタクトとしては、雄コンタクトの収容空間を画定するソケット内に板バネを有し、板バネとソケットの内壁とによって雄コンタクトを挟持するものと、ソケット内に板バネを有さず、ソケットの内壁によって雄コンタクトを挟持するもの(特許文献1参照)とがある。前者の場合は板バネの弾性力により、後者の場合はソケットの一部に形成された接触部の弾性力により、それぞれ雄コンタクトを所定の接触圧にて導通可能に保持する。つまり、前者は雄コンタクトに弾性力を付与する機能を板バネが担い、後者はソケットに形成された接触部が担う。このため後者におけるソケットには、雄コンタクトに弾性力を付与して確実に保持できるよう、上述の接触部として、内壁の対向間隔が比較的小さい部分を形成する必要がある。
例えば上記文献における雌コンタクトのソケットは、略矩形の底壁、及び、当該底壁におけるソケット幅方向両端から互いに対向するよう延出した2つの側壁を含む。両側壁は、ソケットの長手方向中心軸に関して対称に、湾曲している。より詳細には、側壁の底壁との接続部から若干上側に、内側に凸となる屈曲部が雄コンタクト挿入方向に沿って形成されている。側壁におけるこの屈曲部より上側が、端部を近接させつつ外側に凸に湾曲し、この湾曲した部分に内側に凸になるよう窪んだ接触部が形成されている。また、対向方向に関する2つの側壁の外側面間隔は、側壁の底壁との接続部近傍において最も大きく、これより上側では当該接続部近傍よりも小さい。
実開平1−126069号公報
雌コンタクトは、ハウジング内に格納された状態で使用されるので、対応するハウジングに合った形状に設計する必要がある。上述した雌コンタクトのように、側壁の対向方向に関する外側面間隔が側壁の底壁との接続部近傍において最も大きい場合、一般に、この接続部近傍における外側面間隔をハウジングの内側面間隔と一致させる。このように設計された雌コンタクトがハウジング内に格納されると、ソケットの下部、より詳細にはソケットの底壁及び側壁の底壁との接続部近傍のみがハウジングとほぼ接触し、ソケットの上部はハウジングと接触せずに離隔する。このため、例えばソケット内に収容された雄コンタクトや、雌コンタクトに接続された電線に対して外力がかかった場合などに、この力が雌コンタクトに加わり、雌コンタクトがハウジング内でその横断面方向に横転してしまうことがある。雌コンタクトがハウジング内にて横転すると、接触不良などの問題が生じ得る。
そこで、本発明の目的は、ハウジング内において横断面方向に横転することなく安定して保持される雌コンタクトを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の雌コンタクトは、ハウジング内に格納可能であると共に、雄コンタクトの収容空間を有するソケットを備えており、前記ソケットが、底壁、及び、前記底壁における雄コンタクト挿抜方向と直交する方向の両端から互いに対向するよう延出した2つの側壁を含み、前記側壁がそれぞれ、前記底壁との接続部近傍を除いた位置に、弾性力を付与しつつ雄コンタクトと接触可能な接触部と、対向方向に関する互いの内側面間隔が前記接触部より大きく、前記ソケットの収容空間に収容された雄コンタクトから離隔する拡張部と、を有し、前記拡張部が、前記側壁の延出方向端部近傍を含む部分にあって、前記拡張部、及び、前記底壁との接続部近傍における、前記対向方向に関する前記側壁の外側面間隔が、それぞれ対応するハウジングの内側面間隔と実質的に等しい。
この構成による雌コンタクトがハウジング内に格納されると、ソケットの底壁及び側壁の底壁との接続部近傍に加え、側壁の延出方向端部近傍に設けられた拡張部もまた、ハウジングとほぼ接触する。このようにソケットがその上部及び下部両方においてハウジングとほぼ接触する場合、ソケットの収容空間内に収容された雄コンタクト、または雌コンタクトに接続された電線に外力がかかり、雌コンタクトにその横断面方向の力が加わっても、雌コンタクトのハウジング内での横転が防止される。つまり上記構成によると、雌コンタクトをハウジング内にて安定して保持することができる。
本発明の雌コンタクトは、前記拡張部が、前記側壁における前記雄コンタクト挿抜方向のうち少なくともいずれか一方の末端に設けられていることが好ましい。この構成によると、側壁に拡張部を形成するにあたり、その雄コンタクト挿抜方向のうち少なくともいずれか一方の末端を適宜の器具で外側に押し広げるなどすればよく、拡張部を比較的簡単に形成することができる。
本発明の雌コンタクトは、前記接触部及び前記拡張部が、雄コンタクト挿入方向に沿って順に設けられており、前記2つの側壁の延出方向端部における前記対向方向に関する互いの内側面間隔が、前記接触部よりも、前記ソケットの雄コンタクト挿入口を画定する部分において大きいことが好ましい。この構成によると、ソケットの雄コンタクト挿入口において、2つの側壁の上記間隔が比較的大きいので、雄コンタクトをソケット内に挿入するとき、雄コンタクトの先端が雄コンタクト挿入口において側壁に当接するのが防止され、雄コンタクトの挿入作業を円滑に行うことができる。つまり、ソケットの雄コンタクト挿入口では側壁同士の内側面間隔を雄コンタクトの幅より大きくすることによって雄コンタクトを挿入しやすくすると共に、これより挿入方向下流側にある接触部では側壁同士の内側面間隔を小さくすることで、雄コンタクトに弾性力を付与しつつこれを挟持し、雄コンタクトとの接続信頼性を高めることができる。
本発明の雌コンタクトにおいて、前記ソケットは、雄コンタクト挿入方向から見て、前記延出方向の長さが前記対向方向の長さよりも大きいことが好ましい。この構成によると、ソケットにおける上記対向方向長さが上記延出方向の長さより小さくなるので、省スペース化に有効である。また、この構成のようにソケットの横断面が細長である場合、ハウジング内での雌コンタクトの安定性が確保されにくく、上述のような横転の問題が顕著になるが、本発明ではこのような場合でも雌コンタクトの横断面方向への横転を防止し、これを安定して保持することができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1、図2、図3、及び図4を参照しつつ、本実施形態に係る雌コンタクト1の全体構成について説明する。図1〜図4において互いに直交する矢印x,y,zは、それぞれ本実施の形態に係る雌コンタクト1の長手方向、幅方向、上下方向を示す。また、x,y,z方向はそれぞれ、雄コンタクトの挿抜方向、後述する雌コンタクトのソケットにおける側壁の対向方向、及び、ソケットにおける側壁の延出方向と一致する。
雌コンタクト1は、x方向に沿って、図1及び図2の右側から順に、当該x方向に細長い筒状のソケット10と、ソケット10の一端と連結部20aを介して接続された導体圧着部20と、導体圧着部20の連結部20aとは反対側の端部と連結部30aを介して接続された絶縁体圧着部30とを備えている。雌コンタクト1の各部は、いずれも同一の導電性材料、例えば比較的弾性の高い銅合金等からなる。より詳細には、雌コンタクト1の各部は、上記材料からなる1枚の平板を折り曲げるなどして形成されたものである。
ソケット10は、略長方形平面の底壁11と、底壁11の幅方向(y方向)両端から互いに対向するようz方向に延出した2つの側壁12とを含む。これら底壁11及び2つの側壁12に囲まれた空間がソケット10の雄コンタクト収容空間であり、また、2つの側壁12において図1及び図2の右側の端部ソケット10の雄コンタクト挿入口を画定する部分である。そしてこの挿入口から、x方向に沿って雄コンタクト100をソケット10の内に挿抜することができる。また、図1及び図2に示す太矢印Aは、雄コンタクト100の挿入方向である。本実施形態の雄コンタクト100は板状である。
ソケット10の底壁11には、A方向下流側に入れられた切込み11b(図1参照)を介して一部が下方に突出することにより、ランス11aが形成されている。ランス11aは、雌コンタクト1を格納する後述のハウジング40(図5(A),(B)及び図6参照)に当該雌コンタクト1を係止させるものであり、雌コンタクト1はハウジング40に係止され、ハウジング40からの抜け落ちが防止される。
ソケット10の各側壁12は、図2に示すように、下部が連結部20aと接続され、雄コンタクト収容空間の大部分を画定する略矩形の側壁本体12aと、側壁本体12aのA方向下流側末端の上端近傍からA方向に向けて連結部20aのx方向略中央に対応する位置まで延出された略台形の拡張部12bとを含む。拡張部12bの上端は側壁本体12aの上端と同一面上にあり、その下端はA方向下流側にいくにつれて上方に傾斜している。y方向から見て、側壁本体12aにおけるソケット10の雄コンタクト挿入口側(図2右側)端部、及び、拡張部12bのA方向下流側端部は、共に底壁11に対して垂直である。また、側壁本体12aにおける上端近傍のx方向略中央には、後に詳述する内側に凸となった接触部12xが形成されている。
ここで図3及び図4を参照しつつ、A方向から見た側壁12各部の形状について述べる。これらの図から、底壁11のy方向長さに比べて側壁12のz方向長さが大きく、ソケット10横断面z方向に細長であること、両側壁12はソケット10のx方向中心軸に関して対称形状であることなどがわかる。
各側壁本体12aは底壁11との接続部より若干上方において内側に屈曲し、x方向に沿った屈曲線(図2参照)が形成されている。そしてこれより上方は、上端に近づくほど互いのy方向に関する間隔が小さくなるよう、内側に傾斜している。換言すると、両側壁本体12aにおける上記屈曲線の上方は、横断面視でハの字状となっている。両側壁本体12aのy方向に関する外側面間隔は、底壁11との接続部近傍において最も大きく、これをDo1とする。Do1は底壁11の幅とほぼ等しい。
両側壁本体12aのy方向に関する内側面間隔は、接触部12xにおいて最も小さくなっており、これをDi3とする。Di3は雄コンタクト100のy方向長さ(即ち幅W、図1参照)より小さいので、接触部12xは後に詳述するように弾性力を付与しつつ雄コンタクト100と接触可能であって、これにより雄コンタクト100を所定の接触圧にて導通可能に保持することができる。
拡張部12bは底壁11に対してほぼ垂直であり、両拡張部12bのy方向に関する内側面間隔はDi3より大きい。そのため、後述のように雄コンタクト100を当該雌コンタクト1のソケット10内に収容した時、拡張部12bは雄コンタクト100から離隔する。両拡張部12bのy方向に関する外側面間隔をDo2とする。
上方から見ると(図1参照)、側壁12の上端が曲線を描いているのがわかる。より詳細には、両側壁12の上端は、接触部12xより雄コンタクト挿入口側(図1及び図2において右側)に近づくにつれて、また接触部12xから拡張部12bのA方向末端に近づくにつれて、y方向の内外両側面間隔が大きくなっている。特に側壁12の雄コンタクト挿入口側の上端部近傍は、壁厚が小さくなるように面取り加工されている。
導体圧着部20及び絶縁体圧着部30は、図1〜図3に示すように、いずれも上方が開放されたU字型に形成されている。導体圧着部20及び絶縁体圧着部30は、雌コンタクト1の使用時には、図5(A)及び図6に示すように、電線50の導体51及び絶縁体外皮52をそれぞれ圧着固定する。
次に、図5(A),(B)及び図6を参照しつつ、雌コンタクト1がハウジング40内に格納された状態、及び、雌コンタクト1内に雄コンタクト100が収容された状態について説明する。本実施形態において、ハウジング40は3つの雌コンタクト1を格納する。そこで図5(A)及び図6では3つの雌コンタクト1のうち紙面奥側の雌コンタクト1のみに符番を付し、その他紙面手前側の2つの雌コンタクト1についてはこれと同様として符番を省略する。
先ず、ハウジング40の構成について説明する。図5(A)に示すように、ハウジング40は、雌コンタクト1を格納するための略直方体状の雌コンタクト格納室41を3つ有している。各雌コンタクト格納室41は、x方向に延在し、図5(A)の左側にあるハウジング40のx方向一端に開口している。この開口から、ソケット10を先端として雌コンタクト1を挿入可能であると共に、雌コンタクト1が格納されたときには導体圧着部20及び絶縁体圧着部30で圧着固定された導線50が外部に引き出される。この開口のハウジング40端面近傍は、その周縁が切り欠かれることにより、開口面積が大きくなっている。
一方、図5(A)の右側にあるハウジング40のx方向他端には、各雌コンタクト格納室41に連通するように、雄コンタクト挿入口45が3つ形成されている。雄コンタクト挿入口45は、雄コンタクト100(図6参照)を挿抜可能なように雄コンタクト100の横断面より若干大きな相似形状を有すると共に、上記開口と同様にそのハウジング40端面近傍は切り欠かれて開口面積が大きくなっている。
各雌コンタクト格納室41は、ソケット10を保持する部分において、図5(B)に示すような横断面形状を有する。より詳細には、雌コンタクト格納室41は、下部に形成された幅広空間41aと上部に形成された幅狭空間41bとを有する。幅広空間41a及び幅狭空間41bの幅(即ちy方向の長さ)は、それぞれDo1(両側壁本体12aの底壁11との接続部近傍におけるy方向に関する外側面間隔)及びDo2(両拡張部12bのy方向に関する外側面間隔)にほぼ等しい。このような幅の異なる空間41a,41bにより、ハウジング40には段差が形成されている。幅広空間41a及び幅狭空間41bの高さ(即ちz方向の長さ)はほぼ同じであり、両方でソケット10の高さより若干大きくなっている。
雌コンタクト1が格納室41に格納された状態において、ソケット10の底壁11は幅広空間41aの下部に位置するハウジング40内壁に支持され、側壁本体12aにおける底壁11との接続部近傍は幅広空間41a両側のハウジング40内壁とほぼ接触している。これにより、ソケット10の下部は雌コンタクト格納室41内に安定して保持される。一方、ソケット10の上部については、拡張部12bが幅狭空間41b両側のハウジング40内壁にほぼ接触することになる。
雌コンタクト1と電気的に接触させる雄コンタクト100は、図6に示すように、予めハウジング140に係止されている。そしてハウジング40,140同士を係合させる作業に伴って、両コンタクト1,100間の電気的接触が実現される。より詳細には、雄コンタクト用ハウジング140が雌コンタクト用ハウジング40を覆うようにこれと係合するのに伴って、各雄コンタクト100はハウジング40の雄コンタクト挿入口45、雌コンタクト1のソケット10における側壁本体12aの間を順次通過し、さらに接触部12xと接触してこれを外側に押し広げつつ挿入され、ハウジング40,140同士の係合が完了する。このとき雄コンタクト100は、接触部12xが付与する弾性力によってソケット10内において確実に固定され、所定の接触圧にて導通可能に保持される。これにより、両コンタクト1、100間の良好な電気的接触が保たれる。一方、拡張部12bはこのとき雄コンタクト100と接触することなく離隔している。
以上に述べたように、本実施形態の雌コンタクト1によると、雌コンタクト1がハウジング40内に格納されると、図5(B)に示すように、ソケット10の底壁11及び側壁本体12aの底壁11との接続部近傍に加え、拡張部12bもハウジング40とほぼ接触する。このようにソケット10がその上部及び下部両方においてハウジング40とほぼ接触する場合、図6のようにソケット10の収容空間内に収容された雄コンタクト100、または雌コンタクト1に接続された電線50に外力がかかり、雌コンタクト1にその横断面方向の力が加わっても、雌コンタクト1のハウジング40内での横転が防止される。つまり本実施形態の構成によると、雌コンタクト1をハウジング40内にて安定して保持することができる。
また本実施形態の拡張部12bは、図1及び図2に示すように、側壁12のA方向末端に設けられている。この構成によると、側壁12に拡張部12bを形成するにあたり、その方向末端を適宜の器具で外側に押し広げるなどすればよく、拡張部12bを比較的簡単に形成することができる。
側壁12に形成された接触部12x及び拡張部12bはA方向に沿って順に設けられている。また側壁12の雄コンタクト挿入口側(図1及び図2において右側)の上端部近傍が面取り加工されていることにより、図1に示すように、2つの側壁12の上端におけるy方向に関する互いの内側面間隔が接触部12xよりも、ソケット10の雄コンタクト挿入口を画定する部分(即ち、図1及び図2において右側の端部)において大きい。したがって、雄コンタクト100をソケット10内に挿入するとき、雄コンタクト100の先端が雄コンタクト挿入口において側壁12に当接するのが防止され、雄コンタクト100の挿入作業を円滑に行うことができる。つまり、ソケット10の雄コンタクト挿入口では側壁12同士の内側面間隔を雄コンタクト100の幅Wより大きくすることによって雄コンタクト100を挿入しやすくすると共に、これよりA方向下流側にある接触部12xでは側壁12同士の内側面間隔を小さくすることで、雄コンタクト100に弾性力を付与しつつこれを挟持し、雄コンタクト100との接続信頼性を高めることができる。
また図3及び図4に示すように、ソケット10は、A方向から見て、z方向の長さがy方向の長さよりも大きい。換言すると、ソケット10横断面z方向に細長であり、ソケット10におけるy方向長さがz方向の長さよりも小さいので、省スペース化に有効である。さらにこの構成のようにソケット10の横断面が細長である場合、ハウジング40内での雌コンタクト1の安定性が確保されにくく、上述のような横転の問題が顕著になるが、本実施形態ではこのような場合でも雌コンタクト1の横断面方向への横転を防止し、これを安定して保持することができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。特に、以下のような変更が考えられる。
ソケット10は、A方向から見てz方向の長さがy方向の長さよりも大きく(即ち、横断面z方向に細長でなくてよい。
また、拡張部12bは側壁12のA方向末端(即ち、雄コンタクト挿入口とは反対側の末端)に設けられなくてもよいし、接触部12x及び拡張部12bはA方向に沿って順に設けられなくてもよい。つまり、拡張部12bは側壁12の上端近傍を含む部分にあればよく、拡張部12bのx方向に関する位置は特に限定されない。例えば雄コンタクト挿入口近傍において側壁12をy方向外側に広げることで拡張部12bを側壁12のA方向とは反対側の末端に形成してもよいし、接触部12xを側壁のz方向中央近傍に設けてその上端近傍をy方向外側に広げることで拡張部12bを形成してもよい。
上述の実施の形態では、雄コンタクト100の挿入作業を円滑に行えるように、2つの側壁12の上端におけるy方向に関する互いの内側面間隔が接触部12xよりも、ソケット10の雄コンタクト挿入口を画定する部分において大きいが、これに限定されない。例えばソケット10の雄コンタクト挿入口において、2つの側壁12の上記内側面間隔が雄コンタクト100の幅Wとほぼ同一であってもよい。
雄コンタクト100の形状は板状に限定されず、ピン状であってもよい。そして雄コンタクト100の形状に応じ、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、雌コンタクト1の形状、特にソケット10の形状を適宜変更してよい。
雌コンタクト1の各部は1枚の平板から形成されると説明したが、これに限定されず、例えばランス11aを別部材としてもよい。また、雌コンタクト1の各部は同一の材料からなることに限定されず、異なる材料からなってもよい。
本発明の一実施形態に係る雌コンタクトの平面図である。 図1の雌コンタクトを紙面手前側から見た側面図である。 図1の雌コンタクトを紙面右側(雄コンタクト挿入口側)から見た正面図で ある。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 (A)は、図1の雌コンタクトがハウジング内に格納された状態を示す部分 縦断面図である。(B)は、(A)のB−B線に沿う断面図である。 図1の雌コンタクト内に雄コンタクトが収容された状態を示す平面図である。
1 雌コンタクト
10 ソケット
11 底壁
12 側壁
12a 側壁本体
12b 拡張部
12x 接触部
40 ハウジング
100 雄コンタクト
x 雄コンタクト挿抜方向
y 側壁の対向方向
z 側壁の延出方向
A 雄コンタクト挿入方向

Claims (4)

  1. ハウジング内に格納可能であると共に、雄コンタクトの収容空間を有するソケットを備えており、
    前記ソケットが、底壁、及び、前記底壁における雄コンタクト挿抜方向と直交する方向の両端から互いに対向するよう延出した2つの側壁を含み、
    前記側壁がそれぞれ、前記底壁との接続部近傍を除いた位置に、弾性力を付与しつつ雄コンタクトと接触可能な接触部と、対向方向に関する互いの内側面間隔が前記接触部より大きく、前記ソケットの収容空間に収容された雄コンタクトから離隔する拡張部と、を有し、
    前記拡張部が、前記側壁の延出方向端部近傍を含む部分にあって、
    前記拡張部、及び、前記底壁との接続部近傍における、前記対向方向に関する前記側壁の外側面間隔が、それぞれ対応するハウジングの内側面間隔と実質的に等しいことを特徴とする雌コンタクト。
  2. 前記拡張部が、前記側壁における前記雄コンタクト挿抜方向のうち少なくともいずれか一方の末端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の雌コンタクト。
  3. 前記接触部及び前記拡張部が、雄コンタクト挿入方向に沿って順に設けられており、
    前記2つの側壁の延出方向端部における前記対向方向に関する互いの内側面間隔が、前記接触部よりも、前記ソケットの雄コンタクト挿入口を画定する部分において大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の雌コンタクト。
  4. 前記ソケットは、雄コンタクト挿入方向から見て、前記延出方向の長さが前記対向方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の雌コンタクト。
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