JP4275343B2 - 表編集装置及び表編集方法並びに表編集プログラム及び記録媒体 - Google Patents

表編集装置及び表編集方法並びに表編集プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の文書処理システムにおける表編集装置及び表編集方法並びに表編集プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、文書処理システムの表編集装置おいては、セル情報としてセル単位でテキストデータを管理し、このセル情報を多数連結して表全体を構成することにより、セル単位の編集を可能とするものが知られており、例えば、特開平2−132549号公報、特開平2−255958号公報、特開平2−289057号公報、特開平3−123963号公報、特開平8−161306号公報、又は特開2000−11056号公報に記載の表編集装置が知られている。
【0003】
このうち、特開平3−123963号公報に記載の表編集装置は、矩形セルの組み合わせにより表現される表を編集する編集システムにおいて、セル内のデータの内容を比較する手段と、隣接する2つのセルを結合する手段とを有し、当該表を行列操作、あるいはセル内データを編集した結果、該セル内で、隣接する一辺が同じ長さを有する2つのセル内のデータの内容が等しい場合、2つのセルを結合して、1つのセルにする構成としたものである。
【0004】
図18は特開平3−123963号公報に記載の表編集装置におけるセルの結合処理の一例を示す図である。
【0005】
例えば、表の編集時において、3行3列の表の各セルに、図18(a)のようなデータが入力された場合、表編集装置は各セル内のデータを比較して、互いに隣接するセルのセル内に同一のデータが格納されている場合には、その2つのセルを結合して表示する。その結果、画面上には、図18(b)に示すように、同一のデータが格納された隣接するセル同士が結合された表が表示される。
【0006】
また、特開平3−123963号公報に記載の他の表編集装置は、上記表編集装置において、結合方向登録手段を有し、当該手段により登録された方向のセル間のみ内容データ比較手段で内容を判定し、その内容が等しい場合に、セルを結合する構成としたものである。
【0007】
また、その他の従来の表編集装置として、表内のある特定の範囲内のみを指定して、その範囲内において上記セルの結合処理を行う構成としたものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の表編集装置では、行方向と列方向の二つの方向に対して一度にセル連結を行うことができないため、流し込む際には、ある一方向の連結だけを行い、後で範囲選択して別方向の連結を行うか、あるいは、行列方向を指定して無条件に連結を行わせ、後で連結したくなかった連結を手動で解除しなければならなかった。また、特開平3−123963号公報に記載の表編集装置においては、結合方向を行列方向とすれば二つの方向に一度にセル連結を行うことができるが、二つの方向に優先順位を付けることができないため、データの同じセルが行方向及び列方向にも隣接して存在していてどちらの方向にも結合が可能な場合には、所望する方向の結合が得られない場合が発生する場合があった。ここで図19はセルの結合処理の一例を示す図で、例えば、図19(a)のように、2行2列の表の各セルのすべてに同一のデータが入力された場合、図19(c)又は(d)のような結合された表を得たい場合がある。しかし、特開平3−123963号公報に記載の表編集装置では、結合方向登録手段により、結合方向を行列方向として登録していた場合、当該表編集装置は各セル内のデータを比較して、互いに隣接するセルのセル内に同一のデータが格納されている場合には、その2つのセルを結合して表示する。その結果、図19(b)に示すように、画面上には、すべてのセル同士が結合された表が表示されることになり、操作者が所望した結果が得られない場合がある。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、セル内のデータが等しい隣接するセル同士を連結した表を作成する場合、行及び列方向の両方向についてセルの連結を行う場合でも、連結を行う方向に優先順位を設けることで、所望する方向の連結を優先して行うことが可能な表編集装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の表編集装置は、セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、前記設定情報が行方向を優先して結合する設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結し、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結する制御手段とを備えた構成としたものである。
【0011】
この構成により、セル内のデータが等しい隣接するセル同士を連結した表を作成する場合、行及び列方向の両方向についてセルの連結を行う場合でも、連結を行う方向に優先順位を設けることで、所望する方向の連結を優先して行うことが可能な表編集装置を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の表編集装置は、セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、前記設定情報が行方向を優先して結合する設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結し、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結する制御手段とを備えたこととしたものである。
【0013】
本発明の請求項2に記載の表編集装置は、セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、前記設定情報が列方向を優先して結合する設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結し、その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結する制御手段とを備えたこととしたものであり、この構成により、以下のような作用が得られる。
【0014】
まず、連結方向設定手段は、セルの連結を行う方向を行方向のみ又は列方向のみ若しくは行及び列方向に設定する。ここで、セルの連結を行う方向が行及び列方向に設定された場合、優先方向設定手段は行方向と列方向の何れかを優先して連結を行う方向に設定する。
【0015】
ここで、セルの連結を行う方向が行方向のみ又は列方向のみの場合、セル連結手段は、オブジェクト記憶手段に格納された表オブジェクトについて、各セルごとに、セルの連結を行う方向の当該セルに隣接するセルのセルデータと当該セルのセルデータとが同一か否かを判定し、同一と判定したセル同士の連結属性を連結状態とする。
【0016】
一方、セルの連結を行う方向が行及び列方向に設定されている場合、セル連結手段は、まず、優先方向設定手段により優先して連結を行う方向として設定された方向について、各セルごとに上記連結処理を行った後に、他の方向について、まだ連結属性が連結状態ではないすべてのセルに対して上記連結処理を行う。
【0017】
以上の連結処理の後、表示手段は、上記連結処理がされた表オブジェクトを、連結属性が連結状態であるセル同士が結合された表として表示する。
【0018】
これにより、セルデータが同一な隣接するセル同士を連結した表が作成される。
【0019】
ここで、「セルデータ」とは、セルに格納されたデータをいい、例えば、セルに表示する文字列、数値等のデータをいう。「連結属性」とは、セルの連結に関する属性をいい、連結の有無、連結の方向、連結された一連のセル群の中に占める当該セルの位置等の属性をいう。「連結状態」とは、セルが他のセルと連結された状態をいう。「行方向」とは、表の行に沿った方向をいい、「列方向」とは、表の列に沿った方向をいう。
【0020】
尚、上記セル連結手段による処理は、具体的には、例えば、以下のように行われる。
【0021】
セルの連結を行う方向が行方向のみ又は列方向のみに設定されている場合には、セル連結手段は、まず、あるセルC1のセルデータとセルの連結を行う方向の当該セルC1に隣接するセルC2のセルデータとが同一であるか否かを判定し、同一と判定した場合には、さらに、セルの連結を行う方向先の次のセルC3について同様の判定を行う、というように、セルCn(n=2,3,4,・・・)のセルデータがセルC1のセルデータと同一でなくなるまで同様の判定を繰り返す。こうして、セル連結手段は、当該セルに関して、最終的に連結するセルの範囲を決定する。そして、セルデータが同一と判定した一連のセルC1,C2,・・・,Cn同士の連結属性を連結状態とする。この一連の処理を、表を構成する各セルについて行い、すべてのセルに対して行い、セルの連結処理が完了する。
【0022】
一方、セルの連結を行う方向が行及び列方向に設定されている場合には、セル連結手段は、優先方向設定手段により優先して連結を行う方向として設定された方向について、上記と同様の連結処理を行う。次に、他の方向については、セル連結手段は、まず、あるセルC1の連結属性が未連結状態(他のセルと連結されていない状態)にあるか否かを判定し、セルC1の連結属性が未連結状態の場合、セルの連結を行う方向の当該セルC1に隣接するセルC2のセルデータとセルC1のセルデータとが同一で、かつ、セルC2の連結属性が未連結状態であるか否かを判定し、同一かつ未連結状態と判定した場合には、さらに、連結方向設定手段により設定された方向先の次のセルC3について同様の判定を行う、というように、セルCn(n=2,3,4,・・・)のセルデータがセルC1のセルデータと同一でなくなるか又はセルCnの連結属性が未連結状態でなくなるまで同様の判定を繰り返す。こうして、セル連結手段は、当該セルに関して、最終的に連結するセルの範囲を決定する。そして、セルデータが同一かつ連結属性が未連結状態と判定した一連のセルC1,C2,・・・,Cn同士の連結属性を連結状態とする。この一連の処理を、表を構成する各セルについて行い、すべてのセルに対して行い、セルの連結処理が完了する。
【0029】
本発明の請求項3に記載の表編集プログラムは、コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、前記設定情報が行方向を優先して結合させる設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のセルを連結させる手順と、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結させる手順とをコンピュータに実行させることにより、請求項1記載の作用と同様の作用が得られる。
【0030】
本発明の請求項4に記載の表編集プログラムは、コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、前記設定情報が列方向を優先して結合させる設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のセルを連結させる手順と、その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結させる手順とをコンピュータに実行させることにより、請求項2記載の作用と同様の作用が得られる。
【0031】
本発明の請求項5に記載の記録媒体は、請求項3又は4に記載の表編集プログラムが記録された構成としたものであり、この記録媒体に記録された表編集プログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、請求項3又は4の作用と同様の作用が得られる。
【0032】
以下に本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0033】
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における表編集装置のブロック図である。
【0034】
図1において、本実施の形態における表編集装置は、装置の制御を行う中央演算装置(CPU)1、中央演算装置1が実行するプログラムを格納するリード・オンリー・メモリ(ROM)2、文書に存在するオブジェクトの情報などを格納するランダム・アクセス・メモリ(RAM)3、キーボード等の入力装置4、マウスなどのポインティング・デバイス5、CRT(陰極線管ディスプレイ)等の表示装置6、及び、作成した文書の情報をファイル形式で保存するための補助記憶装置7により構成されている。
【0035】
図2は本実施の形態における表編集装置の機能ブロック図である。
【0036】
図2において、表の作成及び表内のセルの連結並びに作成した表の表示等の制御を行う制御部8は、中央演算装置1、リード・オンリー・メモリ2及びランダム・アクセス・メモリ3によって実現される。表内の各セルの連結属性及び各セルのセルデータを含む表オブジェクトを格納するオブジェクト記憶手段9は、ランダム・アクセス・メモリ3により実現される。操作者が制御部8に対してデータ等の入力を行う入力部10は、入力装置4及びポインティング・デバイス5により実現される。また、表示部11は表示装置6により実現される。
【0037】
また、制御部8は、行列構造を持つ複数のセルから構成される表を作成する表作成手段12、セルの連結を行う方向を行方向のみ又は列方向のみ若しくは行及び列方向に設定する連結方向設定手段13、セルの連結を行う方向が行及び列方向に設定された場合、行方向又は列方向を優先して連結を行う方向に設定する優先方向設定手段14、セルの連結を行う方向が行方向のみ又は列方向のみに設定されている場合には、表オブジェクトに含まれる各セルについて、セルの連結を行う方向の当該セルに隣接するセルのセルデータと当該セルのセルデータとが同一か否かを判定し、同一と判定したセル同士の連結属性を連結状態とする連結処理を行い、セルの連結を行う方向が行及び列方向に設定されている場合には、優先して連結を行う方向として設定された方向について、表オブジェクトに含まれる各セルについて連結処理を行った後に、他の方向について、まだ連結属性が連結状態ではないすべてのセルに対して連結処理を行うセル連結手段15、及び、オブジェクト記憶手段9に記憶された表オブジェクトを、連結属性が連結状態にある一連のセル同士が結合した表として表示部11に表示するための処理を行う表示手段16、表に流し込むデータを格納するデータ記憶手段17からデータを読み出し、指定された順序に従って、オブジェクト記憶手段9に格納された表オブジェクトの各セルにデータを格納するセルデータ格納手段18を有している。尚、データ記憶手段17は、補助記憶装置7により実現され、表に流し込むための一列に配列された複数のデータを格納している。このデータは、入力部10を用いて、操作者によりデータ記憶手段17にあらかじめ格納されているものとする。
【0038】
次に、本実施の形態における表オブジェクトのデータ構造について図3を参照しながら説明する。尚、表オブジェクトとは、表に流し込むデータを組版する際の表の行数、列数、セルに格納されるデータ、セルの連結属性等の表の構造に関する情報を格納するオブジェクトをいう。
【0039】
図3は本実施の形態における表オブジェクトのデータ構造の例を示す図である。
【0040】
図3において、表オブジェクト30は、行数31、列数32、行情報リスト33から構成される。行数31は、表全体の行数を意味し、列数32は、表全体の列数を意味する。行情報リスト33は、表の各行の行情報34をリストで格納する。行情報リスト33の一単位である行情報34は、セル情報36をリストで格納するセルリスト35を格納している。
【0041】
セルリスト35の一単位であるセル情報36は、セルの持つ矩形領域37、セル内の文字サイズ・字送り・行送り・書体などの書式38、実際にセル内に格納する文字列を保持する文字情報39、セルの連結の有無を保持する連結フラグ40、セル連結する際の情報を保持する連結属性41を格納している。連結属性41には、連結位置42、行方向連結フラグ43、列方向連結フラグ44、連結行数45、連結列数46で構成されるが、これらのパラメータの詳細については後述する。尚、本発明では例として表の構造をリストで示しているが、これが配列など別の格納方式であってもよいことはいうまでもない。
【0042】
次に、連結フラグ40及び連結属性41の詳細について説明する。
【0043】
図4及び図5はセル情報36の連結フラグ及び連結属性の状態遷移を示す説明図であり、図4はセルの連結処理が行われる前における連結フラグ及び連結属性の一例を示す図、図5はセルの連結処理が行われた後における連結フラグ及び連結属性の一例を示す図である。
【0044】
図4(b)は、図4(a)に示すように、3行3列の表の各セルにデータが格納されている場合において、まだセルの連結が行われていない状態における連結フラグ及び連結属性の内容を表す。図5(b)は、図5(a)に示すように、図4(a)の表についてセルの連結処理が行われた状態における連結フラグ及び連結属性の内容を表す。
【0045】
図4及び図5において、セル情報36aa,36ab,36acは、それぞれ1行1列目,1行2列目,1行3列目のセル情報、セル情報36ba,36bb,36bcは、それぞれ2行1列目,2行2列目,2行3列目のセル情報、セル情報36ca,36cb,36ccは、それぞれ3行1列目,3行2列目,3行3列目のセル情報である。以下、同様に、1行1列目のパラメータには「aa」、1行2列目のパラメータには「ab」のように、添え字を付して表す。尚、図4(b)及び図5(b)において網の掛かった部分は無効な値であることを表している。
【0046】
連結フラグ40はそのセル自体が連結しているかどうかを示すフラグであり、1が連結あり、0が連結無しの状態を示している。具体的には、図4では、すべてのセルはまだ連結処理が行われていないため、連結フラグ40はすべて0である。また、図5では、1列目の各セル、及び2行目の各セルが連結されているため、これらのセルについては連結フラグ40は1となっている。
【0047】
連結位置42、行方向連結フラグ43、列方向連結フラグ44、連結行数45、連結列数46は、連結フラグ91が「1」のとき、すなわち連結しているときに有効な値である。
【0048】
連結位置42は、当該セルが、一連の連結したセル群の中でどの位置に属するのかを表すパラメータであり、パラメータの種類としては、「先頭」、「中間」、「終端」の3つがある。「先頭」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで行及び列番号のもっとも小さいセルであることを意味する。「終端」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで行及び列番号のもっとも大きいセルであることを意味する。「中間」とは、当該セルが、上記「先頭」又は「終端」以外のセルであることを意味する。具体的には、図5において、1行1列,2行1列,3行1列目のセルが一連の連結したセル群であり、1行1列目のセルが行及び列番号のもっとも小さいセルなので連結位置42aaは「先頭」となり、3行1列目のセルが行及び列番号のもっとも大きいセルなので連結位置42caは「終端」となり、その間の2行1列目のセルの連結位置42baは「中間」となる。また、2行2列,2行3列目のセルが他の一連の連結したセル群であり、2行2列目のセルが行及び列番号のもっとも小さいセルなので連結位置42bbは「先頭」となり、2行3列目のセルが行及び列番号のもっとも大きいセルなので連結位置42bcは「終端」となる。
【0049】
行方向連結フラグ43は、一連の連結したセル群の中で、当該セルが、行方向においてどの位置に属するのかを表すパラメータであり、パラメータの種類としては、「先頭」、「中間」、「終端」の3つがある。この場合、「先頭」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで列番号のもっとも小さいセルであることを意味し、「終端」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで列番号のもっとも大きいセルであることを意味し、「中間」とは、当該セルが、上記「先頭」又は「終端」以外のセルであることを意味する。具体的には、図5において、2行2列,2行3列目の一連の連結したセル群では、2行2列目のセルが列番号のもっとも小さいセルなので連結位置42bbは「先頭」となり、2行3列目のセルが列番号のもっとも大きいセルなので連結位置42bcは「終端」となる。尚、1行1列,2行1列,3行1列目の一連の連結したセル群では、いずれも列番号が同一であるため、行方向連結フラグ43aa,43ba,43caは行方向に連結がないことを示す「なし」となる。
【0050】
列方向連結フラグ44は、一連の連結したセル群の中で、当該セルが、列方向においてどの位置に属するのかを表すパラメータであり、パラメータの種類としては、「先頭」、「中間」、「終端」の3つがある。この場合、「先頭」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで行番号のもっとも小さいセルであることを意味し、「終端」とは、当該セルが一連の連結範囲のうちで行番号のもっとも大きいセルであることを意味し、「中間」とは、当該セルが、上記「先頭」又は「終端」以外のセルであることを意味する。具体的には、図5において、1行1列,2行1列,3行1列目の一連の連結したセル群では、1行1列目のセルが行番号のもっとも小さいセルなので列方向連結フラグ44aaは「先頭」となり、3行1列目のセルが行番号のもっとも大きいセルなので列方向連結フラグ44caは「終端」となり、その間の2行1列目のセルの列方向連結フラグ44baは「中間」となる。尚、2行2列,2行3列目の一連の連結したセル群では、いずれも行番号が同一であるため、列方向連結フラグ43bb,43bcは列方向に連結がないことを示す「なし」となる。
【0051】
連結行数45及び連結列数46は、連結位置42が「先頭」であるセルでのみ有効な値で、列方向に連結しているセルの個数を連結行数に、また行方向に連結しているセルの個数を連結列数に格納する。具体的には、図5において、1行1列,2行1列,3行1列目の一連の連結したセル群では、1行1列目のセルの連結位置42が「先頭」であり、このセルの連結行数45aa及び連結列数46aaのみが有効である。この場合、セル群は3行にわたって連結しているため、連結行数45aaは「3」であり、また行方向には連結がないため、このセルの連結列数46aaは「0」である。一方、2行2列,2行3列目の一連の連結したセル群では、2行2列目のセルの連結位置42が「先頭」であり、このセルの連結行数45bb及び連結列数46bbのみが有効である。この場合、セル群は2列にわたって連結しているため、連結列数46bbは「2」であり、また列方向には連結がないため、このセルの連結行数45bbは「0」である。
【0052】
図5では、図4の状態であった表が、隣接するセル内に格納された文字列がそのセル内のものと等価である場合にセル連結が行われた状態を示している。この図において、具体的に1行1列目の内部の状態遷移について説明する。
【0053】
連結フラグ40aaは「1」となっており、このセルが連結されたことを示している。連結位置42aaは「先頭」となっており、このセルが一連の連結範囲において、行及び列番号が一番小さい先頭のセルであることを示している。連結されたセル内の文字列の表示には、実際にはこのセルの文字情報に格納された文字列「あいうえお」が表作成手段12によって表示されている。行方向連結フラグ43aaは「なし」となっており、行方向には連結がないことを示している。列方向連結フラグ44aaが「先頭」となっており、列方向に連結があり、このセルが連結の先頭であることを示している。連結行数45aaは「3」となっており、行方向にこのセルを開始として3行にわたって連結されていることを示している。連結列数46aaは「0」となっており、列方向には連結がないことを示している。このように、セルの連結は各セルの連結フラグ及び連結属性のデータを変更することによって表される。
【0054】
以上のように構成された本実施の形態の表編集装置において、以下、その表編集方法について説明する。
【0055】
図6は本実施の形態の表編集方法の全体の処理の流れを表すフローチャートである。
【0056】
図6において、まず、操作者により、例えば3行×3列の、まだ文字列が流し込まれていない表(表枠)が入力されると、制御部8の表作成手段12は、この操作者の入力に基づき表オブジェクト30を作成する(S1)。次に、操作者がこの表に文字列を流し込む段になると、制御部8は、図7に示すような、セル連結方向設定ウィンドウを表示装置6に表示する。
【0057】
図7はセル連結方向設定ウィンドウを表す図である。
【0058】
図7において、50はセル連結方向設定ウィンドウ、51a,51b,51c,51dはセルの連結を行う方向を指定するセル連結方向選択ボタンであり、51aは「列方向のみ」、51bは「行方向のみ」、51cは「列方向優先の両方向」、51dは「行方向優先の両方向」を設定するボタンであり、このうちの何れか1つのみを選択できる。52は設定が正しいことを確認する確認ボタン、53は設定を無効にするキャンセルボタンである。操作者が、セル連結方向選択ボタン51a,51b,51c,51dの何れか一を選択し、確認ボタン52を押すと、制御部8は、選択された連結方向を、内部に保有する連結方向変数Aに設定する(S2)。このとき制御部8の連結方向設定手段13は、選択された連結方向変数Aが「列方向のみ」である場合は自ら保持する連結方向を列方向とし、「行方向のみ」である場合は自ら保持する連結方向を行方向とし、「列方向優先の両方向」あるいは「行方向優先の両方向」である場合は自ら保持する連結方向を両方向とし、同時に制御部8の優先方向設定手段14は、選択された連結方向変数Aが「列方向優先の両方向」の場合は自ら保持する優先方向を「列方向」とし、「行方向優先の両方向」である場合は自ら保持する優先方向を「行方向」とする。この優先方向は、連結方向設定手段13が自ら保持する連結方向が「両方向」のときのみ有効である。次いで、制御部8による表へのデータの流し込みが行われる(S3)。ここで、表に流し込むデータは、例えば、CSV形式のデータの場合には図8に表に流し込むデータの一例を示す図をして示しているようなものであり、操作者によってあらかじめ補助記憶装置7等に保存されているものとする。
【0059】
ステップS3における表へのデータの流し込み処理は、図9のフローチャートに従って行われる。
【0060】
図9は表へのデータの流し込み処理を表すフローチャートである。図9において、制御部8は、まず表オブジェクト30の行情報34に格納されたセルリストを調べ、表中にデータを流し込むべき次のセルが存在するか否かを判定する(S11)。表中にまだデータを流し込むべきセルが存在する場合、制御部8は、流し込み方向に沿った次のセルを取得する(S12)。ここでは、流し込み方向は行方向に順次データを流し込み、1行のすべてのセルにデータの流し込みが行われた後に、次の行にデータの流し込みが行われる。
【0061】
次いで、制御部8は、流し込みデータが格納されたデータ記憶手段17中に、まだ流し込むべきデータが存在するか否かを判定し(S13)、存在する場合は、次に流し込むべき一単位のデータをデータ記憶手段17から取得する(S14)。そして、その取得した一単位のデータをセル情報36の文字情報39に設定した後に、再びステップS11の処理に移行する。ここで、「一単位のデータ」とは、例えば、図8のようなCSVデータの場合は、「,」や改行コードにより区切られたひとまとまりの文字列データのことをいう。
【0062】
ステップS13において、制御部8は、流し込みデータが格納されたファイル中に、流し込むべきデータが存在しないと判定すると、データの流し込み処理を終了する。
【0063】
また、すべてのセルにデータが流し込まれ、ステップS11において、制御部8が、表中にデータを流し込むべき次のセルが存在しないと判定した場合にも、データの流し込み処理を終了する。
【0064】
図6において、ステップS3で上述のようなデータの流し込み処理がされた後、制御部8は、操作者により設定された連結方向が、どの方向かを判定する(S4)。このために、制御部8は、内部に保持する連結方向変数Aに、連結方向設定手段13及び優先方向設定手段14より連結方向を設定する。すなわち連結方向設定手段13に設定された連結方向が「行方向」の場合は連結方向変数Aに「行方向のみ」を設定し、連結方向設定手段13に設定された連結方向が「列方向」の場合は連結方向変数Aに「列方向のみ」を設定し、連結方向設定手段13に設定された連結方向が「両方向」の場合は、優先方向設定手段14に設定された優先方向が「行方向」であるときは連結方向変数Aに「行方向優先の両方向」を設定し、優先方向設定手段14に設定された優先方向が「列方向」であるときは連結方向変数Aに「列方向優先の両方向」を設定する。このようにして設定された連結方向変数Aが「列方向のみ」の場合、セル連結手段15は、内部変数として保有する連結処理方向変数Bを「列方向」に設定し、一方向セル連結処理を行い(S5)、動作を終了する。連結方向変数Aが「列方向優先の両方向」の場合、制御部8は、連結処理方向変数Bを「列方向」に設定し、一方向セル連結処理を行った後(S6)、連結処理方向変数Bを「行方向」に設定し、一方向セル連結処理を行い(S7)、動作を終了する。連結方向変数Aが「行方向のみ」の場合、制御部8は、連結処理方向変数Bを「行方向」に設定し、一方向セル連結処理を行い(S8)、動作を終了する。連結方向変数Aが「行方向優先の両方向」の場合、制御部8は、連結処理方向変数Bを「行方向」に設定し、一方向セル連結処理を行った後(S9)、連結処理方向変数Bを「列方向」に設定し、一方向セル連結処理を行い(S10)、動作を終了する。
【0065】
次に、上述の一方向セル連結処理における動作の内容について説明する。
【0066】
図10は一方向セル連結処理の流れを表すフローチャートである。
【0067】
図10において、制御部8は、まず、内部変数として保有する作業用の行番号iを0に初期化する(S20)。
【0068】
次に、制御部8は、表オブジェクト30を参照し、表にまだ調べるべき行情報34が存在するか否かを判定する(S21)。
【0069】
まだ調べるべき行情報34が存在すると判定した場合、制御部8は、新しい行情報34を取得し、作業用の行番号iを1行加算し、さらに、内部変数として保有する作業用の列番号jを0に初期化する(S22)。
【0070】
次いで、制御部8は、取得した行情報34にまだ調べるべきセル情報36が存在するかどうかを判定する(S23)。まだ調べるべきセル情報36が存在する場合、制御部8は、新しいセル情報36を取得し、作業用の列番号jを1列加算する(S24)。
【0071】
次に、制御部8は、取得したセル情報36が既にセル連結済みであるかどうかを調べる(S25)。ここで、取得したセル情報36の連結フラグ40が0(まだ連結されていない)場合、制御部8は、内部変数として保有する連結終了行番号p及び連結終了列番号qを現在の行番号i及び列番号jに設定する(S26)。
【0072】
次に、制御部8は、連結処理方向変数Bが「行方向」か「列方向」かを判定する(S27)。ここで、連結処理方向変数Bが「行方向」の場合、制御部8は、行方向連結処理を行う(S28)。一方、連結処理方向変数Bが「列方向」の場合、制御部8は、列方向連結処理を行う(S29)。ここで、行方向連結処理及び列方向連結処理の詳細については後述する。
【0073】
次に、制御部8は、連結終了行番号pが行番号iよりも大きい又は連結終了列番号qが列番号jよりも大きいか否かを判定する(S30)。ここで、その判定結果が肯定的である場合には、行方向あるいは列方向にセル連結可能であることを示しているので、指定範囲のセルを連結する(S31)。具体的には、制御部8は、指定範囲にある全てのセルについて各セル情報36に格納された連結フラグ40及び連結属性41を変更する。例えば図4の1行1列目から3行1列目が指定範囲となった場合は、図5の同範囲の各セルのように、各セルの値を変更する。連結処理が終了した場合は、次のセルについて連結可能性を調べるべく、制御部8は、再度ステップS23の処理に移行する。
【0074】
一方、ステップS30において、判定の結果が否定的であった場合は、セル連結が不可能であったことを示しているので、制御部8は、次のセルについての連結可能性を調べるべく、ステップS23に移行する。
【0075】
上記ステップS25において、制御部8は、取得したセル情報36が既にセル連結済みであるかどうかを調べた結果、そのセルが既に連結済みである場合は、次のセルが存在するかどうかを調べるべく、ステップS23に移行する。これにより、既に行方向又は列方向に連結されたセルについては、その後さらに、列方向又は行方向に連結されることはなくなる。
【0076】
ステップS23において、取得した行情報34にはもう調べるべきセル情報36が存在しないと判定した場合、行情報34内の全てのセル情報36について調査が終了しているので、制御部8は、次の行情報34が存在するかどうかを調べるべく、ステップS21の処理に移行する。
【0077】
ステップS21において、表内の全ての行情報について調査が終了した場合は、制御部8は、一方向セル連結処理を終了する。
【0078】
次に、上述の行方向連結処理における動作の内容について説明する。
【0079】
図11は行方向連結処理の流れを表すフローチャートである。
【0080】
図11において、まず、制御部8は、行情報にまだ調べるべきセル情報36、すなわち、i行q+1列目のセル情報36が存在するかどうかを調べる(S40)。ここで、まだ調べるべきセル情報36が存在する場合は、そのセル情報(以下、「比較用セル情報36’」という。)を比較用として取得すべくステップS41に移行する。一方、行情報内の全てのセルについて調査が終了した場合は処理を終了する。
【0081】
ステップS41において、制御部8は、比較用セル情報36’を取得する。
【0082】
ステップS42において、制御部8は、行番号i,列番号jのセルのセル情報(以下、「対象セル情報36」という。)と比較用セル情報36’のそれぞれの文字情報に格納されているデータが互いに等価であるかどうかを調べる。ここで、両データが等価である場合は、連結終了列番号qを更新すべくステップS43に移行する。一方、両データが等価でなかった場合は処理を終了する。
【0083】
ステップS43において、連結終了列番号qを1列加算する。これは、対象のセル(i行j列目のセル)からの連結が行方向に1つ増加したことを示している。そして、制御部8は、再度ステップS40の処理に戻り、ステップS40〜S43の処理を繰り返す。
【0084】
次に、上述の列方向連結処理における動作の内容について説明する。
【0085】
図12は列方向連結処理の流れを表すフローチャートである。
【0086】
図12において、まず、制御部8は、表情報リスト33にまだ調べるべき行情報34、すなわち、p+1行目の行情報34が存在するかどうかを調べる(S44)。ここで、まだ調べるべき行情報34が存在する場合は、その行情報(以下、「比較用行情報34’」という。)を取得し、対象セルと同列番号のセルをその行情報から取得すべくステップS45に移行する。一方、表の全ての行情報34について調査が終了した場合は処理を終了する。
【0087】
ステップS45において、制御部8は、比較用行情報34’を取得し、対象セル(行番号i,列番号jのセル)と同じ列番号jのセルのセル情報36を比較用のセル(以下、「比較用セル情報36’」という。)としてその比較用行情報34’から取得する。
【0088】
ステップS46において、制御部8は、対象セル情報36と比較用セル情報36’のそれぞれの文字情報に格納されているデータが互いに等価であるかどうかを調べる。ここで、両データが等価である場合は、制御部8は、連結終了行番号pを更新すべくステップS47に移行する。一方、両データが等価でなかった場合は、制御部8は列方向連結処理を終了する。
【0089】
ステップS47において、制御部8は、連結終了行番号pを1行加算する(S47)。これは、対象のセル(i行j列目のセル)からの連結が列方向に1つ増加したことを示している。そして、制御部8は、再度ステップS44の処理に戻り、ステップS44〜S47の処理を繰り返す。
【0090】
以上が本実施の形態における表編集装置による表編集方法であるが、次に、実際に具体的な例を用いてこの表の編集過程を説明する。
【0091】
図13から図17は本実施の形態における表編集装置による表編集過程の一例を表す説明図である。図13は表のセルにデータが流し込まれた後セルの連結処理を行う前の状態を表す図であり、図14はセル連結方向を「列方向のみ」としてセル連結処理を実行した状態を表す図であり、図15はセル連結方向を「行方向のみ」としてセル連結処理を実行した状態を表す図であり、図16はセル連結方向を「列方向優先の両方向」としてセル連結処理を実行した状態を表す図であり、図17はセル連結方向を「行方向優先の両方向」としてセル連結処理を実行した状態を表す図である。
【0092】
まず、3行3列の表枠を作成した後、図8に示したようなCSVデータを表に流し込むと、図13のような表が作成される。
【0093】
この際、セル連結方向を「列方向のみ」とした場合、セル連結処理を実行した結果、図14のようになる。図14は、1行1列目から1行2列目の「あいうえお」が続くセルは、本来は連結可能なセル群であるが、連結方向設定手段13によって設定された連結方向とは異なる連結方向のため、連結されなかったことを示している。
【0094】
セル連結方向を「行方向のみ」とした場合、セル連結処理を実行した結果、図15のようになる。3列目の「かきくけこ」が続くセルは、本来は連結可能なセル群であるが、設定された連結方向とは異なる連結方向のため、連結されなかったことを示している。また、2行1列目から3行2列目までの「さしすせそ」が続くセルは、行方向にも列方向にも連結可能であるが、ここでは連結方向「行方向のみ」に沿って連結されたことを示している。
【0095】
セル連結方向を「列方向優先の両方向」とした場合、セル連結処理を実行した結果、図16のようになる。この連結方向では、まず「列方向」でのセル連結を行い、その次に、未連結であったセル群に対して「行方向」でのセル連結を行う。よってまず、「列方向」でのセル連結を行うので、図14のような中間結果となる。さらに、この表に対して続けて「行方向」でのセル連結を行うので、未処理だった1行1列目から1行2列目の「あいうえお」が続くセルが連結され、図16のような結果となるわけである。
【0096】
セル連結方向を「行方向優先の両方向」とした場合、セル連結処理を実行した結果、図17のようになる。この連結方向では、まず「行方向」でのセル連結を行い、その次に、未連結であったセル群に対して「列方向」でのセル連結を行う。よってまず、「行方向」でのセル連結を行うので、図15のような中間結果となる。さらに、この表に対して続けて「列方向」でのセル連結を行うので、未処理だった3列目の「かきくけこ」が続くセルが連結され、図17のような結果となるわけである。
【0097】
以上のように、本実施の形態の表編集装置においては、表に文字列を流し込んだ直後に、隣接したセル内の文字列が等価な場合にそのセル群を連結する際、あらかじめ事前に連結する方向を設定しておくことによって、その方向に沿ったセル群だけを連結することができるように構成したものである。これにより、所望の方向にだけセルの連結を行いたい場合や、さらには、一旦流し込んだ際に設定した方向とは異なる方向で、再度流し込んでセルを連結したい場合であっても、あらかじめ連結する方向を設定することにより、所望の方向にだけセルの連結を行ったり、簡単に文字列を再流し込みするだけでセル連結の方向を変更して文書を作成することが可能となる。
【0098】
ところで、本実施の形態においては、中央演算装置1はリード・オンリー・メモリ2に記憶されたプログラムを実行する形態としているが、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを補助記憶装置7等により読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0099】
このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク(フロッピーディスク)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードやROMなどを用いることができる。また、インターネット・プロバイダ等のサーバ上におかれたこれらの記録媒体にプログラムコードを格納し、インターネットを介してこのプログラムコードを提供する形態であっても本発明を構成する。
【0100】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0101】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合もいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の表編集装置は、セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、前記設定情報が行方向を優先して結合する設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結し、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結する制御手段とを備えたこととしたものであり、この構成により、セル内のデータが等しい隣接するセル同士を連結した表を作成する場合、行及び列方向の両方向についてセルの連結を行う場合でも、連結を行う方向に優先順位を設けることで、所望する方向の連結を優先して行うことが可能となる。また、セルの連結方向に優先順位を付け、一方向の連結がすんだ後に、さらに連続して他方の連結も行えるため、従来よりも効率よく表の編集作業を行うことができる。また、表にデータを再流し込みする際にも、連結方向を変更するだけで、前回と異なったセルの連結が行われた表が得られるため、連結状態を変更するためにデータを変更する手間が省かれる。
【0103】
請求項2に記載の発明は、セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、前記設定情報が列方向を優先して結合する設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結し、その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結する制御手段とを備えたこととしたものであり、この構成により、セル内のデータが等しい隣接するセル同士を連結した表を作成する場合、行及び列方向の両方向についてセルの連結を行う場合でも、連結を行う方向に優先順位を設けることで、所望する方向の連結を優先して行うことが可能となる。また、セルの連結方向に優先順位を付け、一方向の連結がすんだ後に、さらに連続して他方の連結も行えるため、従来よりも効率よく表の編集作業を行うことができる。また、表にデータを再流し込みする際にも、連結方向を変更するだけで、前回と異なったセルの連結が行われた表が得られるため、連結状態を変更するためにデータを変更する手間が省かれる。
【0106】
本発明の請求項に記載の表編集プログラムは、コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、前記設定情報が行方向を優先して結合させる設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のセルを連結させる手順と、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結させる手順とをコンピュータに実行させることにより、請求項1記載の効果と同様の効果が得られる。
【0107】
請求項に記載の発明は、コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、前記設定情報が列方向を優先して結合させる設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のセルを連結させる手順と、その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結させる手順とをコンピュータに実行させることにより、請求項2記載の効果と同様の効果が得られる。
【0108】
本発明の請求項5に記載の記録媒体は、請求項3又は4に記載の表編集プログラムが記録された構成としたものであり、この記録媒体に記録された表編集プログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、請求項3又は4の効果と同様の作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における表編集装置のブロック図
【図2】本実施の形態における表編集装置の機能ブロック図
【図3】本実施の形態における表オブジェクトのデータ構造の例を示す図
【図4】セルの連結処理が行われる前における連結フラグ及び連結属性の一例を示す図
【図5】セルの連結処理が行われた後における連結フラグ及び連結属性の一例を示す図
【図6】本実施の形態の表編集方法の全体の処理の流れを表すフローチャート
【図7】セル連結方向設定ウィンドウを表す図
【図8】表に流し込むデータの一例を示す図
【図9】表へのデータの流し込み処理を表すフローチャート
【図10】一方向セル連結処理の流れを表すフローチャート
【図11】行方向連結処理の流れを表すフローチャート
【図12】列方向連結処理の流れを表すフローチャート
【図13】表のセルにデータが流し込まれた後セルの連結処理を行う前の状態を表す図
【図14】セル連結方向を「列方向のみ」としてセル連結処理を実行した状態を表す図
【図15】セル連結方向を「行方向のみ」としてセル連結処理を実行した状態を表す図
【図16】セル連結方向を「列方向優先の両方向」としてセル連結処理を実行した状態を表す図
【図17】セル連結方向を「行方向優先の両方向」としてセル連結処理を実行した状態を表す図
【図18】特開平3−123963号公報に記載の表編集装置におけるセルの結合処理の一例を示す図
【図19】セルの結合処理の一例を示す図
【符号の説明】
1 中央演算装置
2 リード・オンリー・メモリ
3 ランダム・アクセス・メモリ
4 入力装置
5 ポインティング・デバイス
6 表示装置
7 補助記憶装置
8 制御部
9 オブジェクト記憶手段
10 入力部
11 表示部
12 表作成手段
13 連結方向設定手段
14 優先方向設定手段
15 セル連結手段
16 表示手段
17 データ記憶手段
18 セルデータ格納手段
30 表オブジェクト
31 行数
32 列数
33 行情報リスト
34 行情報
35 セルリスト
36,36aa,36ab,36ac,36ba,36bb,36bc,36ca,36cb,36cc セル情報
37 矩形領域
38 書式
39 文字情報
40,40aa 連結フラグ
41 連結属性
42,42aa 連結位置
43,43aa 行方向連結フラグ
44,44aa 列方向連結フラグ
45,45aa 連結行数
46,46aa 連結列数
50 セル連結方向設定ウィンドウ
51a,51b,51c,51d セル連結方向選択ボタン
52 確認ボタン
53 キャンセルボタン

Claims (5)

  1. セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、
    行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、
    前記設定情報が行方向を優先して結合する設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結し、その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結する制御手段と
    を備えた表編集装置。
  2. セル単位でデータを記憶し、前記セルを行方向と列方向とに連ねた行列構造のデータを編集する表編集装置であって、
    行と列との両方向の結合をする際に行方向と列方向とのどちらを優先して結合するかを示す設定情報を入力可能とする入力手段と、
    前記設定情報が列方向を優先して結合する設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結し、その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結する制御手段と
    を備えた表編集装置。
  3. コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、
    コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、
    前記設定情報が行方向を優先して結合させる設定であったとき、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの行方向に同一のセルを連結させる手順と、
    その後、行方向に連結されていないセルのうち、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの列方向に同一のデータのセルを連結させる手順と
    コンピュータに実行させるための表編集プログラム。
  4. コンピュータに、セル単位でデータを記憶させ、前記セルを行方向と列方向に連ねた行列構造のデータを編集させる表編集プログラムであって、
    コンピュータに、行と列との両方向の結合をさせる際に行方向と列方向のどちらを優先して結合させるかを示す設定情報を入力させる手順と、
    前記設定情報が列方向を優先して結合させる設定であったとき、列方向に隣接するセルのデータが同一のときは前記セルの列方向に同一のセルを連結させる手順と、
    その後、列方向に連結されていないセルのうち、行方向に隣接するセルのデータが同一のときは、前記セルの行方向に同一のデータのセルを連結させる手順と
    をコンピュータに実行させるための表編集プログラム。
  5. 請求項3あるいは4記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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