JP4273861B2 - 液圧制御装置および液圧制御方法 - Google Patents

液圧制御装置および液圧制御方法 Download PDF

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本発明は、液圧制御装置及び液圧制御方法に関し、特に電磁制御弁に供給すべき電流を制御する技術に関する。
自動車等の車両用の制動装置として、油圧導管の途中にモータ駆動されるオイルポンプを設け、そのオイルポンプの吐出側の作動液をアキュムレータに蓄積してアキュムレータ圧を高圧に保つものが知られている。この高圧の作動液は、運転者のブレーキペダル操作に応じ、各輪に対応して設けられた制御弁のうち増圧弁を介してホイールシリンダに導入され、所望の制動力が発揮される。ホイールシリンダ内の圧力は、マイクロコンピュータが増圧弁や減圧弁を含む各電磁制御弁を開閉制御することによって増減される(例えば特許文献1参照)。
特開2001−294140号公報
ここで、制御弁として用いられる電磁流量制御弁は、供給される電流に対する液圧変化の応答性にばらつきが生じやすい。これは、主に各制御弁の加工精度や制御弁の組み付け精度に基づく個体差に起因しており、これによりブレーキ制御遅れやオーバーシュートが生じる可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、各制御弁における応答性のばらつきを低減させた液圧制御装置及び液圧制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様における液圧制御装置は、供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する装置であって、前記指令電流を前記電磁流量制御弁に対して供給する電流供給手段と、前記電磁流量制御弁が開弁開始後の液圧変化の勾配を検出する勾配検出手段と、前記勾配検出手段により検出された前記液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくように前記指令電流の値を補正する電流値補正手段と、を有する。前記勾配検出手段は、前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間を前記液圧変化の勾配を示す値として検出し、前記電流値補正手段は、前記勾配検出手段が検出した前記指令電流の供給時間に基づいて前記指令電流の値を補正する。
ここで「指令電流の値を補正する」とは、指令電流の値を補正するために必要な値を算出する処理を示してもよいし、そのような算出処理によって得られた値に基づいて実際の指令電流の値を補正する処理を示してもよい。「液圧変化の勾配」は、指令電流の供給に対する電磁流量制御弁の応答特性を意味してもよい。「指令電流の供給時間」は、前記液圧を所定量変化させるための電磁流量制御弁の開弁から閉弁までの時間であってもよい。電磁流量制御弁は、液圧変化の勾配が基準より急峻であれば指令電流の供給時間は短く、液圧変化の勾配が基準より緩やかであれば指令電流の供給時間は長くなる特性を有する。
本態様の液圧制御装置によれば、指令電流の供給に対して電磁流量制御弁の動作に個体差が生じる場合に、あらかじめその応答特性を認識することができる。従って、この液圧制御装置は、制動時における電磁流量制御弁に対し、その電磁流量制御弁の応答特性に応じた値にて指令電流を供給できる。また、複数の電磁流量制御弁を有する装置においては、それら複数の電磁流量制御弁の間における応答特性のばらつきを解消又は低減させることができる。また、この液圧制御装置は、液圧を所定量変化させるための電流供給時間の長短に応じて、その電磁流量制御弁に供給すべき電流の値を補正するので、電磁流量制御弁ごとに応答特性に従った開閉制御が可能となる。
本発明のある態様において、前記電流供給手段は、閉弁状態の前記電磁流量制御弁が開弁状態に変化するよう前記供給する指令電流の値を徐々に増加または減少させるとともに、前記電磁流量制御弁が開弁開始後に供給された前記指令電流の値を検出してもよく、前記電流値補正手段は、前記電流供給手段が検出した前記指令電流の値を補正してもよい。電磁流量制御弁の開弁開始後に必要な指令電流の値が実測値として得られるので、この液圧制御装置はその実測値である指令電流の値を補正することにより、電磁流量制御弁ごとにその応答特性に沿ったより正確な開閉制御をすることができる。
本発明のある態様において、前記電流値補正手段は、前記指令電流の値の補正に用いる補正係数を保持してもよく、前記電流供給手段は、前記補正係数に基づいて補正された値にて前記指令電流を前記電磁流量制御弁に供給してもよい。前記補正係数は、電磁流量制御弁の特性に基づいて定まる値であり、前記電流値補正手段は、電磁流量制御弁ごとの補正係数をROMなどの不揮発性記憶媒体に格納してもよい。この液圧制御装置は、電磁流量制御弁ごとの補正係数をあらかじめ記憶しておくことにより、実際の制動時において制動要求に応じた電磁流量制御弁ごとの最適な電流値を容易に決定することができる。
本発明のある態様において、前記電磁流量制御弁は、車両の制動力を発生させる制動力発生機構に対して液圧源から供給される液圧を調圧するために複数設けられ、前記電流値補正手段は、前記複数設けられた電磁流量制御弁のそれぞれについて前記指令電流の値を個別に補正してもよい。ここで「制動力発生機構」の例はホイールシリンダである。「液圧源」とは、液圧の発生、監視、制御等に関する任意の構成である。この液圧制御装置が複数の電磁流量制御弁を有する車両用制動装置の一部として適用される場合、その電磁流量制御弁ごとの応答ばらつきが解消又は低減され、車両全体における制動制御のバランスが安定化される。
本発明の別の態様もまた、液圧制御装置である。この装置は、供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する液圧制御装置であって、前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間によって示される前記電磁流量制御弁の開弁開始後における液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくよう前記指令電流の供給時間に基づいてあらかじめ補正された値にて前記指令電流を前記電磁流量制御弁に供給する電流供給手段を有する。
本態様の液圧制御装置によれば、例えば製品出荷前の製造段階等において電磁流量制御弁ごとに補正係数が算出され内部に保持されているので、実際の制動時には制動要求に応じて各電磁流量制御弁に供給すべき最適な指令電流の値を、電磁流量制御弁ごとの補正係数に基づいて個別かつ容易に決定することができる。
本発明のさらに別の態様は、液圧制御方法である。この方法は、供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する液圧制御方法であって、前記電磁流量制御弁に対し、その電磁流量制御弁が閉弁状態から開弁状態に変化するよう徐々に値を増加または減少させながら指令電流を供給するステップと、前記電磁流量制御弁が開弁開始後の液圧変化の勾配を検出するステップと、前記検出された液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくように前記指令電流の値を補正するステップと、を有する。前記検出するステップは、前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間を前記液圧変化の勾配を示す値として検出してもよく、前記補正するステップは、前記検出するステップにて検出された前記指令電流の供給時間に基づいて前記指令電流の値を補正する。
本態様の液圧制御方法によれば、指令電流の供給に対して電磁流量制御弁の動作に個体差が生じる場合に、あらかじめその応答特性を認識することができる。従って、この液圧制御方法によれば、制動時における電磁流量制御弁に対し応答特性に応じた値にて指令電流を供給できるとともに、複数の電磁流量制御弁に対してはそれらの間における応答特性のばらつきを解消又は低減させることができる。
本発明の液圧制御装置及び液圧制御方法によれば、液圧制御装置に含まれる各制御弁における応答性のばらつきを低減させることができる。
本実施の形態に係る液圧制御装置は、その構成に含まれる複数の電磁流量制御弁に生ずる液圧変化応答のばらつきを解消又は低減させるために、それぞれに供給すべき指令電流の値を個別に補正する。電磁流量制御弁に供給する指令電流の値の補正は、例えば製品出荷前の製造段階等において電磁流量制御弁ごとに補正に必要な値が算出され、算出された値が補正係数として個別に装置内部へ格納される。その場合、製品出荷後は内部に格納された補正値に応じて電磁流量制御弁ごとに最適な流量制御がなされる。
図1は、油圧システム100と電子制御ユニット200の全体構成を示す。油圧システム100は主にアクチュエータ80とアクチュエータ80以外のマスタシリンダ14などを備える。なお、以下の説明において、電子制御ユニット200単独で液圧制御装置と捉えてもよいし、油圧システム100またはその一部と電子制御ユニット200の組合せを液圧制御装置と捉えてもよい。
ブレーキペダル12にはその踏み込みストロークを検出するストロークセンサ46が設けられている。マスタシリンダ14は、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応じ、作動液であるブレーキオイルを外部に圧送する。ブレーキペダル12とマスタシリンダ14との間にはドライストロークシミュレータ13が設けられている。
マスタシリンダ14には右前輪用のブレーキ油圧制御導管16及び左前輪用のブレーキ油圧制御導管18の一端が接続され、これらのブレーキ油圧制御導管はそれぞれ、右前輪及び左前輪の制動力を発揮する右前輪用及び左前輪用のホイールシリンダ20FR、20FLに接続されている。右前輪用及び左前輪用のブレーキ油圧制御導管16、18の途中にはそれぞれ通常は開状態(以下これを「常開型」という)の右電磁開閉弁22FR及び左電磁開閉弁22FLが間挿され、また、それぞれ右前輪側及び左前輪側のマスタシリンダ圧を計測する右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLが設けられている。運転者によってブレーキペダル12が踏まれたとき、ストロークセンサ46によりその踏み込みが検出されるが、ストロークセンサ46の故障を想定し、右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLによるマスタシリンダ圧の計測によってもブレーキペダル12の踏み込みが検出される。マスタシリンダ圧をふたつの圧力センサで監視するのは、フェイルセイフの観点による。
マスタシリンダ14にはリザーバタンク26が接続され、また、開閉弁23を介してウェットストロークシミュレータ24が接続され、リザーバタンク26には油圧給排導管28の一端が接続される。油圧給排導管28にはモータ32により駆動されるオイルポンプ34が設けられている。オイルポンプ34の吐出側は高圧導管30になっており、アキュムレータ50とリリーフバルブ53が設けられている。アキュムレータ50はオイルポンプ34によって例えば16〜21.5MPaという範囲(以下「制御範囲」という)の高圧にされたブレーキオイルを蓄積する。リリーフバルブ53は、アキュムレータ圧が異常に高く、例えば30MPaといった高圧になったとき開き、油圧給排導管28へ高圧のブレーキオイルを逃がす。
高圧導管30にはアキュムレータ圧を計測するアキュムレータ圧センサ51が設けられる。後述の電子制御ユニット200はアキュムレータ圧センサ51の出力であるアキュムレータ圧を入力し、このアキュムレータ圧が制御範囲に収まるようモータ32を制御をする。
高圧導管30は、それぞれ通常は閉じた状態(これを「常閉型」という)にあり、必要なときにホイールシリンダの増圧用に利用される電磁流量制御弁、すなわちリニア弁である増圧弁40FR、40FL、40RR、40RLを介し、右前輪のホイールシリンダ20FR、左前輪のホイールシリンダ20FL、右後輪用のホイールシリンダ20RR、左後輪用のホイールシリンダ20RLに接続されている。
右前輪のホイールシリンダ20FRと左前輪のホイールシリンダ20FLは、それぞれ常閉型で、必要なときに減圧用に利用される電磁流量制御弁、すなわちリニア弁である減圧弁42FR、42FLを介して油圧給排導管28へ接続されている。また、右後輪用のホイールシリンダ20RR、左後輪用のホイールシリンダ20RLは、それぞれ常開型の減圧弁42RR、42RLを介して油圧給排導管28へ接続されている。
右前輪、左前輪、右後輪、左後輪のホイールシリンダ20FR、20FL、20RR、20RL付近には、それぞれホイールシリンダ内の油圧を計測する右前輪用、左前輪用、右後輪用、左後輪用の圧力センサ44FR、44FL、44RR、44RLが設けられている。
電子制御ユニット200は、電磁開閉弁22FR、22FL、モータ32、4個の増圧弁40FR、40FL、40RR、40RL、および4個の減圧弁42FR、42FL、42RR、42RLを制御する。電子制御ユニット200はマイクロコンピュータによる演算ユニット202、各種制御プログラム及び各種データを格納するROM204、およびデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM206を備える。
詳細は図示しないが、演算ユニット202には、右前輪用、左前輪用、右後輪用、左後輪用の圧力センサ44FR、44FL、44RR、44RLより、それぞれ、右前輪のホイールシリンダ20FR内の圧力信号、左前輪のホイールシリンダ20FL内の圧力信号、右後輪用のホイールシリンダ20RR内の圧力信号、左後輪用のホイールシリンダ20RL内の圧力信号(以下、総括的にホイールシリンダ圧信号という)が入力され、ストロークセンサ46よりブレーキペダル12の踏み込みストロークを示す信号(以下ストローク信号という)が入力され、右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLよりマスタシリンダ圧を示す信号(以下マスタシリンダ圧信号という)、アキュムレータ圧センサ51よりアキュムレータ圧を示す信号(以下アキュムレータ圧信号という)が入力される。
電子制御ユニット200のROM204は所定の制動制御フローを記憶している。演算ユニット202はストローク信号とマスタシリンダ圧信号に基づき車両の目標減速度を演算し、演算された目標減速度に基づき各輪の目標ホイールシリンダ圧を演算し、各輪のホイールシリンダ圧が目標ホイールシリンダ圧になるよう制御する。
ROM204はさらに、所定のアキュムレータ圧制御フローを記憶している。演算ユニット202はアキュムレータ圧が制御範囲の下限値未満であるときにはオイルポンプ34を駆動してアキュムレータ圧を昇圧し、アキュムレータ圧が制御範囲に入っていれば、オイルポンプ34を停止させる。
ROM204はさらに、所定の電流値補正フローを記憶している。この電流値補正フローは、主に製品出荷前にあらかじめ実行される。演算ユニット202は、4個の増圧弁40FR、40FL、40RR、40RL、および4個の減圧弁42FR、42FL、42RR、42RL(以下、総括的にリニア弁という)のそれぞれに対して指令電流を所定のスイープ速度で供給し、各リニア弁に対応する各ホイールシリンダ内の液圧変化勾配をホイールシリンダ圧信号に基づいて検出する。演算ユニット202は、各リニア弁について検出された液圧変化勾配に基づき、その応答特性のばらつきが解消又は低減されるよう各リニア弁に供給すべき指令電流の値について補正係数を算出する。演算ユニット202は、リニア弁ごとの補正係数をROM204に格納する。電流値補正フローの詳細は図4以降で説明する。
ROM204はさらに、所定のリニア弁制御フローを記憶している。演算ユニット202は、ROM204に格納された補正係数を用い、リニア弁ごとに供給すべき指令電流の値を補正する。演算ユニット202は、補正後の値にて指令電流を各リニア弁に供給する。
以上の構成における制動制御の概要を説明する。まず、運転者がイグニションスイッチをオンにする前、すなわち各電磁弁に対する通電前においては、各電磁弁は内蔵しているバネの付勢力により、図1の状態にある。このとき、マスタシリンダ14から大気圧のブレーキオイルが右および左電磁開閉弁22FR、22FLを介して、それぞれ右前輪と左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLに達している。一方、右後輪と左後輪のホイールシリンダ20RR、20RLにも、油圧給排導管28と常開型の減圧弁42RR、42RLを介して、リザーバタンク26内の液圧と同じ大気圧のブレーキオイルが到達している。この時点では、4つすべてのホイールシリンダ圧が大気圧であり、制動力は発生しない。ただし、通電前であっても、運転者がブレーキペダル12を踏めば、その踏込力に応じた制動力が右前輪と左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLに直接作用し、これら右前輪と左前輪には制動力が生じる。
運転者がイグニションスイッチをオンすると、必要に応じてモータ32が作動し、アキュムレータ圧が制御範囲に入る。この後、通常走行に入ったときも各電磁弁は図1の状態にある。つづいて、運転者がブレーキペダル12を踏むと、まずマスタシリンダ14が押し込まれ、マスタシリンダ14とリザーバタンク26の連通が遮断される。また、右および左電磁開閉弁22FR、22FLが閉じられ、開閉弁23が開かれ、マスタシリンダ14から右前輪および左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLへの大気圧のブレーキオイルの連通が遮断される。また、右後輪用、左後輪用の減圧弁42RR、42RLが閉じられ、4個の増圧弁40FR、40FL、40RR、40RLが開けられる。各電磁弁の開度は、各種演算を経て算出された各輪の目標ホイールシリンダ圧をもとに制御される。
図2は、電流値補正フローにおいて常閉型の増圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す。縦軸は、補正対象の増圧弁に対応するホイールシリンダ圧を上部に示し、その増圧弁に供給する指令電流の値を下部に示す。横軸は、指令電流の供給時間を示す。
演算ユニット202は、増圧弁に対する指令電流の供給を時間A1から開始する。供給開始時の指令電流の値C1は増圧弁の開弁に必要な電流値より小さい値である。演算ユニット202は所定のスイープ速度にて増圧弁に指令電流を供給する。すなわち、演算ユニット202は供給開始から時間あたり一定の増分にて指令電流を増加させる。したがって、図2において増圧弁へ供給する指令電流の値の増減推移を示す線306は傾きが一定である。
増圧弁に供給する指令電流の値が増加し、その電流値が増圧弁の開弁に必要な値に到達したとき、演算ユニット202はその到達時を示す時間A2と、時間A2における指令電流の値C2と、そのときのホイールシリンダ圧を検出し、それぞれをROM204又はRAM206に格納する。増圧弁は、時間A2において開弁を開始するとともに、対応するホイールシリンダ圧は増圧を開始する。このとき、補正対象となっている増圧弁についての増圧勾配は線300に示されるが、他の増圧弁においては個体差に応じて線302のような比較的急峻な増圧勾配となる場合や、線304のような比較的緩やかな増圧勾配となる場合がある。このように、電磁流量制御弁には、個体差による応答特性のばらつきが生じ得る。
増圧弁に対応するホイールシリンダ圧が増圧する間、演算ユニット202は所定の制御サイクル時間ごとにそのホイールシリンダ圧を検出する。演算ユニット202は、検出されたホイールシリンダ圧と増圧開始時のホイールシリンダ圧との差を示す変化分ΔPが所定量に達したことを検出したときに、増圧弁への指令電流の供給を停止してその増圧弁を閉弁させるとともに、その時間A3を検出する。増圧弁の増圧開始時を示す時間A2と指令電流の供給停止時を示す時間A3との間の時間を、補正対象である増圧弁の開弁時間ΔTとする。演算ユニット202は開弁時間ΔTをROM204又はRAM206に格納する。
増圧弁に対する指令電流の供給停止により、対応するホイールシリンダ圧の増圧が停止した後、演算ユニット202は増圧弁に対する指令電流の供給を時間B1から再開する。時間B1において増圧弁に供給再開する指令電流の値はその増圧弁の開弁に必要な電流値より小さい値であり、その指令電流の値の増減推移は線308に示される。演算ユニット202は所定のスイープ速度にて増圧弁に指令電流を供給し、増圧弁が開弁したときの時間B2、そのときの指令電流の値、及びホイールシリンダ圧を検出する。ホイールシリンダ圧が変化分ΔPだけ増圧したときに、演算ユニット202は、増圧弁への指令電流を供給停止し、そのときの時間B3を検出する。演算ユニット202は、増圧弁の開弁から閉弁までの時間を示す開弁時間ΔTを算出する。以上のように開弁時間ΔT、Tをはじめとする開弁時間(以下、総括的にΔTという)を複数回繰り返し測定してその平均値ΔTmavgをその増圧弁についての測定結果とすることにより、測定結果の信頼度を高める。
ここで、本実施の形態におけるアクチュエータ80の構成に採用するリニア弁の規格として設定されている液圧変化勾配の範囲のうち、その範囲中央に液圧変化勾配が位置する特性を持ったリニア弁を基準品のリニア弁(以下、基準リニア弁という)とする。電流値補正フローにおいて、演算ユニット202は補正対象の増圧弁と基準リニア弁との比較によって補正係数を算出する。基準リニア弁における平均開弁時間をΔTsavgとすると、基準リニア弁と補正対象の増圧弁との平均変化勾配比KはΔTsavg/ΔTmavgとなる。基準リニア弁より増圧の応答が速い増圧弁に対しては供給する指令電流の値を低く設定し、基準リニア弁より増圧の応答が遅い増圧弁に対しては供給する指令電流の値を高く設定すれば、それぞれ基準リニア弁の応答特性に近づけることができる。すなわち、平均変化勾配比Kの逆数を増圧弁に供給すべき指令電流の値に乗する補正をすればよいので、その増圧弁についての補正係数Cは平均変化勾配比Kの逆数である1/Kとなる。
図3は、電流値補正フローにおいて常閉型の減圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す。本図における電流値補正フローは、線312及び線314に示される指令電流の値の増加に伴って補正対象の減圧弁が開弁することにより、その減圧弁に対応するホイールシリンダ圧が減圧される点を除き、図2における電流値補正フローと同様の処理を実行する。ホイールシリンダ圧の減圧は、線310に示される。
演算ユニット202は、減圧弁の開弁に必要な電流値より小さい値C1の指令電流をその減圧弁に対して所定のスイープ速度で時間A1から供給開始し、その指令電流の値が減圧弁の開弁に必要な値に到達したとき、その到達時間A2、指令電流の値C2、及びホイールシリンダ圧を検出してこれらをROM204又はRAM206に格納する。時間A2において、減圧弁は開弁を開始し、対応するホイールシリンダ圧は減圧を開始する。演算ユニット202は、ホイールシリンダ圧の変化分ΔPが所定量に達したときに減圧弁への指令電流を供給停止して減圧弁を閉弁させるとともに、減圧開始時間A2と指令電流の供給停止時間A3との間の開弁時間ΔTを算出してこれをROM204又はRAM206に格納する。演算ユニット202は、同様の電流値補正フローを繰り返して複数の開弁時間ΔTを検出してその平均値ΔTmavgを求め、基準リニア弁と補正対象の減圧弁との平均変化勾配比Kを算出し、その逆数である補正係数Cを求め、これをROM204に格納する。
図4は、電流値補正フローにおいて常開型の減圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す。本図における電流値補正フローは、線322に示される指令電流値の減少に伴って減圧弁が開弁することにより、その減圧弁に対応するホイールシリンダ圧が減圧される点を除き、図2における電流値補正フローと同様の処理を実行する。ホイールシリンダ圧の減圧は、線320に示される。
演算ユニット202は、減圧弁の閉弁を維持するのに最低限必要な電流値より大きな値C1にて減圧弁へ初期的に指令電流を供給してその減圧弁をいったん閉弁させ、その供給する指令電流の値を時間A1から所定のスイープ速度で減少させる。演算ユニット202は、指令電流の値が減圧弁の閉弁を維持するのに必要な値を下回ったときに、その時間A2、指令電流の値C2、及びホイールシリンダ圧を検出してこれらをROM204又はRAM206に格納する。時間A2において、減圧弁は開弁を開始し、対応するホイールシリンダ圧は減圧を開始する。演算ユニット202は、ホイールシリンダ圧の変化分ΔPが所定量に達したときに減圧弁への指令電流の値をC1に高めてその減圧弁を閉弁させるとともに、減圧開始時間A2と指令電流の減少停止時間A3との間の開弁時間ΔTを算出してこれをROM204又はRAM206に格納する。演算ユニット202は、同様の電流値補正フローを繰り返して複数の開弁時間ΔTを測定してその平均値ΔTmavgを求め、基準リニア弁と補正対象の減圧弁との平均変化勾配比Kを算出し、その逆数である補正係数Cを求め、これをROM204に格納する。
図5は、電流値補正フローにおける演算ユニット202の全体処理を示すフローチャートである。演算ユニット202は、各リニア弁について開弁時間ΔTを検出する工程の回数をiとし(S100)、後述する図6の検出工程を実行して(S102)、回数iをインクリメントする(S104)。演算ユニット202は、回数iが所定回数xに達すればS108に移行し(S106Y)、回数iが所定回数xに満たなければS102、S104の処理を繰り返す(S106N)。演算ユニット202は、x個の開弁時間ΔTに基づいて平均開弁時間ΔTmavgを算出し(S108)、基準リニア弁における平均開弁時間ΔTsavgと補正対象のリニア弁における平均開弁時間ΔTmavgとにより平均変化勾配比Kを算出する(S110)。演算ユニット202は、平均変化勾配比Kの逆数である補正係数Cを求め(S112)、これをROM204に格納する。
図6は、常閉型のリニア弁に対する補正係数を求める場合における図5のS102を詳細に示すフローチャートである。ここでいう常閉型のリニア弁は、増圧弁又は減圧弁である。演算ユニット202は、リニア弁に対して指令電流の供給を開始するとともに(S120)、リニア弁へ供給する指令電流の電流値を所定のスイープ速度にて徐々に増加させ(S122)、リニア弁の開弁が開始するまで所定の制御サイクル時間ごとにS122を繰り返し(S124N)、リニア弁の開弁が開始した場合(S124Y)、その時間A2又はB2とそのときの指令電流の電流値C2を検出するとともに(S126)、ホイールシリンダ圧を検出する(S128)。その後も演算ユニット202はリニア弁へ供給する指令電流の電流値を徐々に増加させ続け(S130)、ホイールシリンダ圧の変化分ΔPが所定量に達するまで所定の制御サイクル時間ごとにS128、S130の処理を繰り返し(S132N)、変化分ΔPが所定量に達したときに(S132Y)、その時間A3又はB3を検出し(S134)、指令電流の供給を停止してリニア弁を閉弁させる(S136)。
図7は、常開型のリニア弁に対する補正係数を求める場合における図5のS102を詳細に示すフローチャートである。ここでいう常開型のリニア弁は減圧弁である。演算ユニット202は、指令電流を初期的に供給し(S140)、指令電流の電流値を所定のスイープ速度にて減少させ(S142)、リニア弁の開弁が開始するまで所定の制御サイクルタイムごとにS142を繰り返し(S144N)、リニア弁の開弁が開始した場合(S144Y)、その時間A2又はB2とそのときの指令電流の電流値C2を検出するとともに(S146)、ホイールシリンダ圧を検出する(S148)。その後も演算ユニット202は指令電流の電流値を減少させ続け(S150)、ホイールシリンダ圧の変化分ΔPが所定量に達するまで所定の制御サイクルタイムごとにS148、S150の処理を繰り返し(S152N)、変化分ΔPが所定量に達したときに(S152Y)、その時間A3又はB3を検出し(S154)、リニア弁に供給する指令電流を初期的な値まで増加してそのリニア弁を閉弁させる(S156)。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。なお本発明はこの実施の形態に限定されることなく、その様々な変形例もまた本発明の態様として有効である。以下、変形例をいくつか説明する。
本発明の実施の形態においては、一つの電磁流量制御弁について複数の開弁時間ΔTを求めてその平均から一つの平均変化勾配比Kを算出する構成を説明した。変形例においては、演算ユニット202は一つの電磁流量制御弁について複数の開弁時間ΔTを求め、これらをもとにホイールシリンダ圧のレベル別に変化勾配比を求めることにより、ホイールシリンダ圧のレベルごとに補正係数Cを算出してもよい。この場合の液圧制御装置は、制動時に実際のホイールシリンダ圧ごとにより適した補正係数を利用して電流値を補正できるので、精度の高い補正が可能となる。
本発明の実施の形態においては、製品出荷前において電流値補正フローを実行する例を説明した。変形例においては、演算ユニット202が製品出荷後の所定のタイミングにて電流値補正フローを自動実行し、補正係数を格納又は更新してもよい。これにより、リニア弁の経年変化にも対応した電流値の補正が可能となる。
本発明の実施の形態においては、演算ユニット202はROM204に補正係数を格納することとして説明した。変形例においては、演算ユニット202は平均変化勾配比K、平均開弁時間ΔTmavgなどの他の値を格納してもよいし、目標液圧と補正後の電流値の関係をテーブルの形で格納してもよい。
油圧システムと電子制御ユニットの構成を示す図である。 電流値補正フローにおいて常閉型の増圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す図である。 電流値補正フローにおいて常閉型の減圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す図である。 電流値補正フローにおいて常開型の減圧弁を開弁させる場合の電流−液圧変化特性のグラフを示す図である。 電流値補正フローにおける演算ユニットの全体処理を示すフローチャートである。 常閉型のリニア弁に対する補正係数を求める場合における図5のS102を詳細に示すフローチャートである。 常開型のリニア弁に対する補正係数を求める場合における図5のS102を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
20FL ホイールシリンダ、 20FR ホイールシリンダ、 20RL ホイールシリンダ、 20RR ホイールシリンダ、 22FL 左電磁開閉弁、 22FR 右電磁開閉弁、 40FR 増圧弁、 40FL 増圧弁、 42FR 減圧弁、 42FL 減圧弁、 42RR 減圧弁、 42RL 減圧弁、 44FR 圧力センサ、 44FL 圧力センサ、 48FR 右マスタ圧力センサ、 48FL 左マスタ圧力センサ、 80 アクチュエータ、 100 油圧システム、 200 電子制御ユニット、 202 演算ユニット、 204 ROM、 206 RAM。

Claims (6)

  1. 供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する液圧制御装置であって、
    前記指令電流を前記電磁流量制御弁に対して供給する電流供給手段と、
    前記電磁流量制御弁が開弁開始後の液圧変化の勾配を検出する勾配検出手段と、
    前記勾配検出手段により検出された前記液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくように前記指令電流の値を補正する電流値補正手段と、
    を有し、
    前記勾配検出手段は、前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間を前記液圧変化の勾配を示す値として検出し、
    前記電流値補正手段は、前記勾配検出手段が検出した前記指令電流の供給時間に基づいて前記指令電流の値を補正することを特徴とする液圧制御装置。
  2. 前記電流供給手段は、閉弁状態の前記電磁流量制御弁が開弁状態に変化するよう前記供給する指令電流の値を徐々に増加または減少させるとともに、前記電磁流量制御弁が開弁開始後に供給された前記指令電流の値を検出し、
    前記電流値補正手段は、前記電流供給手段が検出した前記指令電流の値を補正することを特徴とする請求項1に記載の液圧制御装置。
  3. 前記電流値補正手段は、前記指令電流の値の補正に用いる補正係数を保持し、
    前記電流供給手段は、前記補正係数に基づいて補正された値にて前記指令電流を前記電磁流量制御弁に供給することを特徴とする請求項1または2に記載の液圧制御装置。
  4. 前記電磁流量制御弁は、車両の制動力を発生させる制動力発生機構に対して液圧源から供給される液圧を調圧するために複数設けられ、
    前記電流値補正手段は、前記複数設けられた電磁流量制御弁のそれぞれについて前記指令電流の値を個別に補正することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の液圧制御装置。
  5. 供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する液圧制御装置であって、
    前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間によって示される前記電磁流量制御弁の開弁開始後における液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくよう前記指令電流の供給時間に基づいてあらかじめ補正された値にて前記指令電流を前記電磁流量制御弁に供給する電流供給手段を有することを特徴とする液圧制御装置。
  6. 供給される指令電流の値に応じた電磁流量制御弁の開閉状態の変化により液圧を調圧する液圧制御方法であって、
    前記電磁流量制御弁に対し、その電磁流量制御弁が閉弁状態から開弁状態に変化するよう徐々に値を増加または減少させながら指令電流を供給するステップと、
    前記電磁流量制御弁が開弁開始後の液圧変化の勾配を検出するステップと、
    前記検出された液圧変化の勾配が所定の基準勾配に近づくように前記指令電流の値を補正するステップと、
    を有し、
    前記検出するステップは、前記液圧を所定量変化させるために要した前記指令電流の供給時間を前記液圧変化の勾配を示す値として検出し、
    前記補正するステップは、前記検出するステップにて検出された前記指令電流の供給時間に基づいて前記指令電流の値を補正することを特徴とする液圧制御方法。
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