JP4273018B2 - 加工装置 - Google Patents
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Description
そこで、合わせガラスの溶断箇所に、電熱ヒータの光をライン状に集光させてより速くより効率よく加熱するには、電熱ヒータの発光長を長くするために、全長の長い長尺の電熱ヒータを特別に作製し、それに応じて、大きな反射板を作製する必要があるが、1つの加熱ユニットが大きくなるので、精度を確保するのが困難であった。しかも、1つの加熱ユニットを大きくした場合、電熱ヒータによる熱がガラス自体に影響を及ぼして、その結果、ガラスの割れや歪等、熱による二次的損傷が発生する恐れがあった。
そのため、合わせガラスからなる1つの窓ガラスを製作する場合、最終形状となる窓ガラスの寸法に応じてガラスを切断加工した後、ガラスの合わせ面の間にポリビニルブチラール等の合わせ中間膜を挟み込み、その状態のものを真空炉で加熱することによって、合わせガラスを製造しているのが現状となっている。
一方、合わせガラスの供給メーカーとしては、例えば、長尺で定尺の合わせガラスを出荷して、窓ガラスを取付ける建築施工現場ないし建築施工現場近くの代理店等で該合わせガラスを切断加工することによって、顧客の多様な要求に適宜対応できるようにすることが切望されている。
請求項1にかかる本願発明では、複数の加熱ユニットにおいて、各楕円面鏡の一方の焦点に配置された直線状の熱源から熱が輻射される。該熱は、複数の加熱ユニットの開放部から放出され、各楕円面鏡の他方の焦点に集熱される。この場合、複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱を楕円面鏡で楕円の他方の焦点に集熱させ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱させるように複数の加熱ユニットが配置されている。この場合、各加熱ユニットの輻射熱は開放部から放出された後、それぞれ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱され、しかも、ライン状に集熱された各熱線は、略一直線上に連続して連なるものとなる。そのため、ライン状に集熱された輻射熱によって、被加工物の被加熱部位が加熱される。
また、請求項1にかかる本願発明では、特に、複数の加熱ユニットの熱源として、赤外放射ヒータが含まれるので、赤外放射ヒータから放出される赤外線が高効率な熱エネルギーとなって輻射される。しかも、赤外放射ヒータは、長さ方向を有する発熱部がハウジング内に配置され、発熱部の両側に位置する非発熱部がハウジング外に配置された状態でハウジングに支持され、且つ、複数の加熱ユニットが傾いた状態で隣り合うように配置されるので、隣り合う複数の加熱ユニットの楕円面鏡および赤外放射ヒータは、互いに干渉しない位置に配置される。この場合、各加熱ユニットから放出された輻射熱の各熱線は、それぞれ、被加熱部位にライン状に集熱され、且つ、ライン状に集熱された各熱線は、略一直線上に連続して連なるものとなる。そのため、隣り合う各加熱ユニットの赤外放射ヒータの発熱部から輻射された熱は、被加工物の被加熱部位に効率よくライン状に集熱される。
したがって、請求項1にかかる本願発明によれば、適宜、被加工物の被加熱部位を加熱することによって、被加工物を溶断・切断したり、折り曲げたりして、被加工物を所望する寸法形状に適宜加工することが可能となる。なお、加熱ユニットの個数を増加させることによって、各加熱ユニットから放出されて被加熱部位に集熱される熱線全体のライン長さを長くすれば、被加熱部位の長さを長くすることができる。この場合、例えば長尺寸法の被加工物の加工等、多様な加工寸法に適宜対応することが可能となる。
また、請求項1にかかる本願発明は、特に、例えば、合わせガラスの合わせ中間膜を加熱して溶断するなどの被加工物の切断加工、あるいは、熱可塑性樹脂からなる樹脂板等を加熱して折り曲げたりするなどの被加工物の折り曲げ加工に用いて好適なものとなる。なお、加熱ユニットの個数を増加ないし減少させることによって、各加熱ユニットから放出されて被加熱部位に集熱される熱線全体のライン長さを調節すれば、被加熱部位の長さを調節することができる。この場合、例えば長尺寸法のものを含め、多様な加工寸法に適宜対応することが可能となる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する加工装置であって、複数の加熱ユニットを保持する保持部材および保持部材で保持された各加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベースをさらに含み、支持ベースは、複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱がライン状に集熱される被加熱部位と間隔を隔てて対向して配置されることを特徴とする、加工装置である。
請求項2にかかる本願発明では、複数の加熱ユニットの各加熱ユニットが保持部材により保持される。保持部材で保持された各加熱ユニットは、支持ベースによって、傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持される。支持ベース部材は、複数の加熱ユニットの赤外放射ヒータから輻射された熱がライン状に集熱される被加工物の被加熱部位に対して、間隔を隔てて対向するように配置される。
したがって、請求項2にかかる本願発明によれば、複数の加熱ユニットからの輻射熱が被加工物の被加熱部位にライン状に正確に集熱され、より正確でより効率的に被加熱部位をライン状に加熱することが可能となる。
本実施形態にかかる加工装置10は、たとえば6つの加熱ユニット12を含む。6つの加熱ユニット12は、隣り合うようにして、所定の方向に配置される。各加熱ユニット10は、それぞれ、同一の構成を有するので、ここでは、1つの加熱ユニット12についてのみ説明する。図5は、図1〜図4に示す加工装置に用いられる1つの加熱ユニットの詳細を示す正面図解図である。図6は、図5の側面図解図であり、図7は、図5の底面図解図である。
ハウジング24の開放部26は、楕円の他方の焦点f2に向いて開口するものである。そのため、熱源18から輻射された熱は、楕円面鏡14によって反射され、開放部26から放出された後、楕円の他方の焦点f2に集熱される。この場合、熱源18が直線状に配置されているので、熱源18から輻射された熱は、焦点f2にライン状に集熱される。
楕円面鏡14は、その長手方向の一端部がハウジング24の正面壁部材28に支持され、その長手方向の他端部が正面壁部材28と対向配置された背面壁部材36に支持される。
この場合、正面壁部材28には、その左右方向に所定の間隔を隔てて、たとえば4つの係止部材38が配設される。4つの係止部材38は、それぞれ、正面壁部材28の上下方向に延びて配設され、その上下方向の下端部に、たとえば断面U字状のフック部40を有するものである。そして、各係止部材38の上下方向の上端部には、それぞれ、各係止部材38をその上下方向に変位可能に調節する調整手段42が配設される。調整手段42は、たとえば調節ねじ44を含み、取付ブラケット46を介してハウジング24に支持されている。
また、背面壁部材36には、該背面壁部材36の左右方向に所定の間隔を隔てて、且つ、該背面壁部材36の上下方向に延びて、たとえば4つの係止部材48が配設される。各係止部材48の上下方向の下端部には、それぞれ、たとえば断面U字状のフック部50が配設される。
このようにして、熱源18の長さ方向の中間部に位置する発熱部20は、左側面壁部材32および右側面壁部材34間に配置されることになり、つまり、ハウジング24の内部に配置される。また、熱源18の長さ方向の両端側間部に位置する非発熱部22は、左側面壁部材32および右側面壁部材34の外側に配置されることになり、つまり、ハウジング24の外部に配置される。
この場合、6つの隣り合う各加熱ユニット12の各ハウジング24は、それぞれ、互い違いに傾斜するように、2つの保持部材56の間に挟持された状態で保持される。なお、2つの保持部材56は、図4に示すように、それぞれ、たとえば3つのボルト・ナット等の締結手段60で取外し自在に取着される。
6つの加熱ユニット12のハウジング24は、支持ベース58の長さ方向に沿って隣り合うように配置される。6つの加熱ユニット12は、支持ベース58の一方主面側および他方主面側に互い違いに配置される。つまり、3つのハウジング24が支持ベース58の一方主面側に配置され、他の3つのハウジング24が支持ベース58の他方主面側に配置される。2つの保持部材56の間に挟持された各ハウジング24は、それぞれ、各保持部材56の他方端側が支持ベース58に取着されることによって、支持ベース58に支持される。この場合、6つの加熱ユニット12のハウジング24は、支持ベース58の長さ方向に沿って、互い違いに傾いた状態で千鳥状に支持される。各ハウジング24は、たとえば2つのボルト・ナット等の締結手段62で取外し自在に取着される。
さらに、上述した本実施形態にかかる加工装置10では、保持部材56で保持された各加熱ユニット12を傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベース58が、複数の加熱ユニット12の開放部26から放出された熱線がライン状に集熱される被加熱部位Pと間隔を隔てて垂直に対向して配置されているので、複数の加熱ユニット12からの輻射熱が被加工物Wの被加熱部位Pにライン状に正確に集熱され、より正確でより効率的に被加熱部位Pをライン状に加熱することができる。
12 加熱ユニット
14 楕円面鏡
16 部分楕円柱面部
18 熱源
20 発熱部
22 非発熱部
24 ハウジング
26 開放部
28 正面壁部材
30 天面壁部材
32 左側面壁部材
34 右側面壁部材
36 背面壁部材
38,48 係止部材
40,50 フック部
42 調整手段
44 調整ねじ
46 取付ブラケット
52 支持ブラケット
54 カバーケース
56 保持部材
57 切欠き部
58 支持ベース
60,62 締結手段
f1 楕円の第一焦点
f2 楕円の第二焦点
W 被加工物
P 被加熱部位
Claims (2)
- 複数の加熱ユニットを含み、
各前記加熱ユニットは、それぞれ、
断面が楕円の一部に形成され、前記楕円の長軸を中心軸とする楕円面鏡、
前記楕円面鏡の内側で前記楕円の一方の焦点に直線状に配置された熱源、および
前記楕円面鏡,前記熱源を覆うと共に、前記熱源から輻射された熱を放出させる開放部を有するハウジングを含み、
前記複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱を前記楕円面鏡で前記楕円の他方の焦点に集熱させ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱させるように前記複数の加熱ユニットを配置し、
前記複数の加熱ユニットの前記熱源は、それぞれ、長さ方向を有する発熱部とその両側に位置する非発熱部とを備えた直管形の赤外放射ヒータを含み、
前記赤外放射ヒータは、前記発熱部が前記ハウジング内に配置され、前記非発熱部が前記ハウジング外に配置されるように、前記ハウジングに支持され、
1つの前記加熱ユニットの前記楕円面鏡および前記赤外放射ヒータと、前記1つの加熱ユニットと隣り合う他の1つの前記加熱ユニットの前記楕円面鏡および前記赤外放射ヒータとが、互いに干渉しないように、且つ、前記複数の加熱ユニットの前記開放部から放出された熱が、前記被加工物の被加熱部位にライン状に集熱されるように、前記複数の加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように配置したことを特徴とする、加工装置。 - 前記複数の加熱ユニットを保持する保持部材および前記保持部材で保持された各加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベースをさらに含み、前記支持ベースは、前記複数の加熱ユニットの前記開放部から放出された熱がライン状に集熱される前記被加熱部位と間隔を隔てて対向して配置されることを特徴とする、請求項1に記載の加工装置。
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