JP2005231959A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の要望に応じて、合わせガラス、樹脂板等の被加工物を所望する寸法形状に適宜加工することができる、加工装置を提供することである。
【解決手段】加工装置10は、複数の加熱ユニット12を有する。各加熱ユニット12は、それぞれ、断面が楕円の一部に形成され、楕円の長軸を中心軸とする楕円面鏡14を含む。楕円面鏡14の内側には、楕円の一方の焦点f1に直線状の熱源18が配置される。楕円面鏡14および熱源18は、開放部26を有するハウジング24によって覆われる。熱源18の発熱体から輻射された熱は、複数の加熱ユニット12の開放部26から放出され、その輻射熱は、楕円面鏡14によって楕円の他方の焦点f2にライン状に集熱される。この場合、各加熱ユニット12からの熱線が略同一直線上にライン状に連なって集熱し、被加工物Wの被加熱部位Pを加熱するように、複数の加熱ユニット12が配置されている。
【選択図】図4

Description

本願発明は、加工装置に関し、例えば、住宅等各種建築物に取付けられる窓ガラス、あるいは、自動車,鉄道,船舶,飛行機等の窓ガラス、その他、各種機械機器等の窓部(開口部)に取付けられる窓ガラスないしカバー、等々に用いられる合わせガラス等の被加工物を切断したり、あるいは、熱可塑性樹脂からなる樹脂板等の被加工物を折り曲げ加工するのに好適な加工装置に関する。
本願発明の背景となる従来技術には、2枚のガラスを合わせ中間膜により接着した合わせガラスを切断するにあたり、ガラスを切線に沿って折り割りした後、合わせ中間膜を熱により溶断する装置があった(例えば、特許文献1参照。)。この装置は、1つの電熱ヒータと1つの反射板とで1つの加熱ユニットが構成され、加熱ユニットは、切台の近傍に固定して配置されている。
この従来の装置では、先ず、合わせガラスが切台の上に載置され、ガラスカッターによりガラスに切線が入れられる。次に、切線に沿ってガラスが折り割りされる。そして、切線の下方に電熱ヒータおよび反射板が配置され、合わせ中間膜が加熱されることによって、合わせ中間膜が切線に沿って溶断される。この場合、合わせガラスの一端を若干持ち上げるようにして引くことにより容易に合わせ中間膜が溶断される。
特開平7−69663号公報(補1頁−補2頁、図1)
しかしながら、このような従来の装置では、電熱ヒータの発光長の長さによって、合わせガラスの溶断長さが決定されるので、切断される合わせガラスの寸法が、電熱ヒータの発光長に応じたものに特定されるものであった。したがって、この従来の装置では、合わせガラスの切断寸法が電熱ヒータの発光長よりも長い寸法を有する、所謂、長尺ものの場合、合わせガラスの合わせ中間膜をより効率的に加熱して溶断するには不向きなものであった。
そこで、合わせガラスの溶断箇所に、電熱ヒータの光をライン状に集光させてより速くより効率よく加熱するには、電熱ヒータの発光長を長くするために、全長の長い長尺の電熱ヒータを特別に作製し、それに応じて、大きな反射板を作製する必要があるが、1つの加熱ユニットが大きくなるので、精度を確保するのが困難であった。しかも、1つの加熱ユニットを大きくした場合、電熱ヒータによる熱がガラス自体に影響を及ぼして、その結果、ガラスの割れや歪等、熱による二次的損傷が発生する恐れがあった。
そのため、合わせガラスからなる1つの窓ガラスを製作する場合、最終形状となる窓ガラスの寸法に応じてガラスを切断加工した後、ガラスの合わせ面の間にポリビニルブチラール等の合わせ中間膜を挟み込み、その状態のものを真空炉で加熱することによって、合わせガラスを製造しているのが現状となっている。
一方、合わせガラスの供給メーカーとしては、例えば、長尺で定尺の合わせガラスを出荷して、窓ガラスを取付ける建築施工現場ないし建築施工現場近くの代理店等で該合わせガラスを切断加工することによって、顧客の多様な要求に適宜対応できるようにすることが切望されている。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、顧客の要望に応じて、合わせガラス、樹脂板等の被加工物を所望する寸法形状に適宜加工することができる、加工装置を提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、複数の加熱ユニットを含み、各加熱ユニットは、それぞれ、断面が楕円の一部に形成され、楕円の長軸を中心軸とする楕円面鏡と、楕円面鏡の内側で楕円の一方の焦点に直線状に配置された熱源と、楕円面鏡および熱源を覆うと共に、熱源から輻射された熱を放出させる開放部を有するハウジングとを含み、複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱を楕円面鏡で楕円の他方の焦点に集熱させ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱させるように複数の加熱ユニットを配置したことを特徴とする、加工装置である。
請求項1にかかる本願発明では、複数の加熱ユニットにおいて、各楕円面鏡の一方の焦点に配置された直線状の熱源から熱が輻射される。該熱は、複数の加熱ユニットの開放部から放出され、各楕円面鏡の他方の焦点に集熱される。この場合、複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱を楕円面鏡で楕円の他方の焦点に集熱させ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱させるように複数の加熱ユニットが配置されている。この場合、各加熱ユニットの輻射熱は開放部から放出された後、それぞれ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱され、しかも、ライン状に集熱された各熱線は、略一直線上に連続して連なるものとなる。そのため、ライン状に集熱された輻射熱によって、被加工物の被加熱部位が加熱される。
したがって、請求項1にかかる本願発明によれば、適宜、被加工物の被加熱部位を加熱することによって、被加工物を溶断・切断したり、折り曲げたりして、被加工物を所望する寸法形状に適宜加工することが可能となる。なお、加熱ユニットの個数を増加させることによって、各加熱ユニットから放出されて被加熱部位に集熱される熱線全体のライン長さを長くすれば、被加熱部位の長さを長くすることができる。この場合、例えば長尺寸法の被加工物の加工等、多様な加工寸法に適宜対応することが可能となる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する加工装置であって、複数の加熱ユニットの熱源は、それぞれ、長さ方向を有する発熱部とその両側に位置する非発熱部とを備えた直管形の赤外放射ヒータを含み、赤外放射ヒータは、発熱部がハウジング内に配置され、非発熱部がハウジング外に配置されるように、ハウジングに支持され、1つの加熱ユニットの楕円面鏡および赤外放射ヒータと、1つの加熱ユニットと隣り合う他の1つの加熱ユニットの楕円面鏡および赤外放射ヒータとが、互いに干渉しないように、且つ、複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱が、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱されるように、複数の加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように配置したことを特徴とする、加工装置である。
請求項2にかかる本願発明では、特に、複数の加熱ユニットの熱源として、赤外放射ヒータが含まれるので、赤外放射ヒータから放出される赤外線が高効率な熱エネルギーとなって輻射される。しかも、赤外放射ヒータは、長さ方向を有する発熱部がハウジング内に配置され、発熱部の両側に位置する非発熱部がハウジング外に配置された状態でハウジングに支持され、且つ、複数の加熱ユニットが傾いた状態で隣り合うように配置されるので、隣り合う複数の加熱ユニットの楕円面鏡および赤外放射ヒータは、互いに干渉しない位置に配置される。この場合、各加熱ユニットから放出された輻射熱の各熱線は、それぞれ、被加熱部位にライン状に集熱され、且つ、ライン状に集熱された各熱線は、略一直線上に連続して連なるものとなる。そのため、隣り合う各加熱ユニットの赤外放射ヒータの発熱部から輻射された熱は、被加工物の被加熱部位に効率よくライン状に集熱される。
したがって、請求項2にかかる本願発明は、特に、例えば、合わせガラスの合わせ中間膜を加熱して溶断するなどの被加工物の切断加工、あるいは、熱可塑性樹脂からなる樹脂板等を加熱して折り曲げたりするなどの被加工物の折り曲げ加工に用いて好適なものとなる。なお、請求項2にかかる加工装置においても、請求項1にかかる加工装置と同様に、加熱ユニットの個数を増加ないし減少させることによって、各加熱ユニットから放出されて被加熱部位に集熱される熱線全体のライン長さを調節すれば、被加熱部位の長さを調節することができる。この場合、例えば長尺寸法のものを含め、多様な加工寸法に適宜対応することが可能となる。
請求項3にかかる本願発明は、請求項2にかかる発明に従属する加工装置であって、前記複数の加熱ユニットを保持する保持部材および前記保持部材で保持された各加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベースをさらに含み、前記支持ベースは、前記複数の加熱ユニットの前記開放部から放出された熱がライン状に集熱される前記被加熱部位と間隔を隔てて対向して配置されることを特徴とする、加工装置である。
請求項3にかかる本願発明では、複数の加熱ユニットの各加熱ユニットが保持部材により保持される。保持部材で保持された各加熱ユニットは、支持ベースによって、傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持される。支持ベース部材は、複数の加熱ユニットの赤外放射ヒータから輻射された熱がライン状に集熱される被加工物の被加熱部位に対して、間隔を隔てて対向するように配置される。
したがって、請求項3にかかる本願発明によれば、複数の加熱ユニットからの輻射熱が被加工物の被加熱部位にライン状に正確に集熱され、より正確でより効率的に被加熱部位をライン状に加熱することが可能となる。
本願発明にかかる加工装置によれば、顧客の要望に応じて、合わせガラス、樹脂板等の被加工物を所望する寸法形状に適宜加工することができる、加工装置が得られる。
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は、本願発明にかかる加工装置の実施形態の一例を示す斜視図解図である。図2は、図1の正面図解図であり、図3は、図1の平面図解図である。図4は、図2の線A−Aにおける断面図解図である。
本実施形態にかかる加工装置10は、たとえば6つの加熱ユニット12を含む。6つの加熱ユニット12は、隣り合うようにして、所定の方向に配置される。各加熱ユニット10は、それぞれ、同一の構成を有するので、ここでは、1つの加熱ユニット12についてのみ説明する。図5は、図1〜図4に示す加工装置に用いられる1つの加熱ユニットの詳細を示す正面図解図である。図6は、図5の側面図解図であり、図7は、図5の底面図解図である。
1つの加熱ユニット12は、断面が楕円の一部に形成され、楕円の長軸を中心軸とする楕円面鏡14を含む。楕円面鏡14は、第一焦点および第二焦点を有する部分楕円柱面部16を含む。部分楕円柱面部16は、楕円柱面の一部分の曲面で形成される。部分楕円柱面部16は、ステンレス等の金属材料で形成される。楕円面鏡14の内側には、楕円の一方の焦点f1に、熱源18が直線状に配置される。熱源18には、ハロゲンヒータ等の直管形の赤外放射ヒータが用いられる。本実施形態では、例えば、赤外放射ヒータとして、ハロゲンヒータが用いられている。ハロゲンヒータは、ハロゲンランプから発光される光を熱として利用したもので、ハロゲンランプから発光される光のほとんどが赤外線であり、熱源18として高効率のエネルギー源である。
熱源18は、長さ方向を有する発熱部20および該発熱部20の両端側に位置する非発熱部22とを備える。本実施形態では、熱源18にハロゲンヒータが用いられるため、発熱部20が石英ガラス管内の長さ方向に配設されるフィラメント、内部リード、サポータ等を含み、非発熱部22が石英ガラス管の両端側のシール部、接着接続部、引出しリード部等を含む。なお、ハロゲンヒータは、ハロゲンランプから発光される光を熱として利用したものであるので、本実施形態では、発熱部20が発光部に相当し、非発熱部22が非発光部に相当するものとして読みかえることも可能である。
また、加熱ユニット12は、楕円面鏡14および熱源18を覆うように収容するボックス状のハウジング24を含む。ハウジング24は、その一部に開放部26を有する。本実施形態では、ハウジング24がたとえばその底面側に開放部26を有する直方体状に形成される。すなわち、ハウジング24は、たとえば図1,図2,図3に示すように、正面壁部材28、天面壁部材30、左側面壁部材32、右側面壁部材34および背面壁部材36で囲まれて、底面側が開放された直方体状に形成される。
ハウジング24の開放部26は、楕円の他方の焦点f2に向いて開口するものである。そのため、熱源18から輻射された熱は、楕円面鏡14によって反射され、開放部26から放出された後、楕円の他方の焦点f2に集熱される。この場合、熱源18が直線状に配置されているので、熱源18から輻射された熱は、焦点f2にライン状に集熱される。
楕円面鏡14および熱源18は、特に、たとえば図5,図6,図7に示すように、ハウジング24に支持される。そこで、先ず、楕円面鏡14の支持構造について説明する。
楕円面鏡14は、その長手方向の一端部がハウジング24の正面壁部材28に支持され、その長手方向の他端部が正面壁部材28と対向配置された背面壁部材36に支持される。
この場合、正面壁部材28には、その左右方向に所定の間隔を隔てて、たとえば4つの係止部材38が配設される。4つの係止部材38は、それぞれ、正面壁部材28の上下方向に延びて配設され、その上下方向の下端部に、たとえば断面U字状のフック部40を有するものである。そして、各係止部材38の上下方向の上端部には、それぞれ、各係止部材38をその上下方向に変位可能に調節する調整手段42が配設される。調整手段42は、たとえば調節ねじ44を含み、取付ブラケット46を介してハウジング24に支持されている。
また、背面壁部材36には、該背面壁部材36の左右方向に所定の間隔を隔てて、且つ、該背面壁部材36の上下方向に延びて、たとえば4つの係止部材48が配設される。各係止部材48の上下方向の下端部には、それぞれ、たとえば断面U字状のフック部50が配設される。
楕円面鏡14は、その一端部が一方の4つの係止部材38のフック部40に係止され、その他端部が他方の4つの係止部材48のフック部50に係止されることでハウジング24に支持されている。そして、楕円面鏡14の一端部は、調整手段42の調節ねじ44によって楕円面鏡14の支持具合を調節することができる。
次に、熱源18の支持構造について説明する。熱源18は、その長さ方向の一端側が左側面壁部材32に支持され、その長さ方向の他端側が右側面壁部材34に支持される。つまり、熱源18の一方の非発熱部22が左側面壁部材32に支持され、熱源18の他方の非発熱部22が右側面壁部材34に支持される。この場合、一方の非発熱部22および他方の非発熱部22は、それぞれ、左側面壁部材32および右側面壁部材34の外側面に突出した状態で配置される。そして、その突出した一方の非発熱部22および他方の非発熱部22は、それぞれ、たとえばケース形の支持ブケット52によって、左側面壁部材32および右側面壁部材34に支持される。双方の非発熱部22は、それぞれ、支持ブラケット52にねじ留めされる。さらに、支持ブラケット52は、カバーケース54によりカバーされている。
このようにして、熱源18の長さ方向の中間部に位置する発熱部20は、左側面壁部材32および右側面壁部材34間に配置されることになり、つまり、ハウジング24の内部に配置される。また、熱源18の長さ方向の両端側間部に位置する非発熱部22は、左側面壁部材32および右側面壁部材34の外側に配置されることになり、つまり、ハウジング24の外部に配置される。
上述した6つの隣り合う加熱ユニット12は、1つの加熱ユニット12の楕円面鏡14および熱源18と、該1つの加熱ユニット12と隣り合う他の1つの加熱ユニット12の楕円面鏡14および熱源18とが互いに当接することがなく物理的に干渉し合うことのない位置に配置されるように、且つ、各加熱ユニット12の各開放部26から放出された熱が、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱されるように、6つの隣り合う加熱ユニット12が互い違いに傾いた状態で千鳥状に配置されていることを特徴とするものである。
すなわち、6つの隣り合う各加熱ユニット12のハウジング24は、図1〜図4等に示すように、それぞれ、たとえば2つの保持部材56によって、支持ベース58に支持される。2つの保持部材56は、図4に示すように、それぞれ、たとえば縦長プレート状に形成される。2つの保持部材56は、それぞれ、その一方端側に逆U字状の切欠き部57を有する。一方の保持部材56の切欠き部57の周辺部がハウジング24の左側面壁部材32の外面に取着され、他方の保持部材56の切欠き部57の周辺部がの右側面壁部材34の外面に取着される。ハウジング24は、2つの保持部材56の間に挟持された状態で保持される。
この場合、6つの隣り合う各加熱ユニット12の各ハウジング24は、それぞれ、互い違いに傾斜するように、2つの保持部材56の間に挟持された状態で保持される。なお、2つの保持部材56は、図4に示すように、それぞれ、たとえば3つのボルト・ナット等の締結手段60で取外し自在に取着される。
さらに、各加熱ユニット12は、互い違いに傾斜するように、2つの保持部材56の間に保持された状態でもって、支持ベース58に支持される。支持ベース58は、図1に示すように、たとえば断面矩形で棒状に形成される。支持ベース58は、図4に示すように、複数の加熱ユニット12の熱源18から輻射された熱線がライン状に集熱される被加工物Wの被加熱部位Pに対して、間隔を隔てて垂直に対向するように配置される。
6つの加熱ユニット12のハウジング24は、支持ベース58の長さ方向に沿って隣り合うように配置される。6つの加熱ユニット12は、支持ベース58の一方主面側および他方主面側に互い違いに配置される。つまり、3つのハウジング24が支持ベース58の一方主面側に配置され、他の3つのハウジング24が支持ベース58の他方主面側に配置される。2つの保持部材56の間に挟持された各ハウジング24は、それぞれ、各保持部材56の他方端側が支持ベース58に取着されることによって、支持ベース58に支持される。この場合、6つの加熱ユニット12のハウジング24は、支持ベース58の長さ方向に沿って、互い違いに傾いた状態で千鳥状に支持される。各ハウジング24は、たとえば2つのボルト・ナット等の締結手段62で取外し自在に取着される。
上述した本実施形態にかかる加工装置10では、複数の加熱ユニット12の熱源18として、ハロゲンヒータが用いられているため、ハロゲンヒータから放出される赤外線が高効率な熱エネルギーとなって輻射される。さらに、ハロゲンヒータは、その発熱部20がハウジング内に配置され、その非発熱部22がハウジング24外に配置された状態でハウジング24に支持され、且つ、複数の加熱ユニット12が傾いた状態で隣り合うように千鳥状に配設されるため、隣り合う複数の加熱ユニット12の楕円面鏡14およびハロゲンヒータは、互いに物理的に干渉しない位置に配設される。したがって、各加熱ユニット12から放出された輻射熱の熱線は、それぞれ、被加熱部位Pにライン状に集熱される。しかも、ライン状に集熱された各熱線は、被加熱部位P上の略一直線上に連続して連なるものとなる。そのため、隣り合う各加熱ユニット12のハロゲンヒータの発熱部20から輻射された熱線は、被加工物Wの被加熱部位Pに効率よくライン状に集熱される。
上述した本実施形態にかかる加工装置10では、特に、例えば、合わせガラスの合わせ中間膜を加熱して溶断するなどの被加工物Wの切断加工に好適なものとなる。この場合、加熱ユニット12の個数を増加ないし減少させることによって、各加熱ユニット12から放出されて被加熱部位Pに集熱される熱線全体のライン長さを調節すれば、被加熱部位Pの長さを調節することができる。この場合、例えば長尺寸法のものを含め、多様な加工寸法に、適宜、合わせガラス等の被加工物Wを溶断・切断加工することができる。
さらに、上述した本実施形態にかかる加工装置10では、保持部材56で保持された各加熱ユニット12を傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベース58が、複数の加熱ユニット12の開放部26から放出された熱線がライン状に集熱される被加熱部位Pと間隔を隔てて垂直に対向して配置されているので、複数の加熱ユニット12からの輻射熱が被加工物Wの被加熱部位Pにライン状に正確に集熱され、より正確でより効率的に被加熱部位Pをライン状に加熱することができる。
上述した加工装置10では、ハロゲンヒータのフィラメントの巻径が例えば1mm程度のものを用いることによって熱源18の発熱体を細く形成すれば、被加工物Wの被加熱部位Pに集熱(集光)される集熱径(集光径)を狭くすることができる。この場合、加工装置10は、特に、合わせガラスの合わせ中間膜等の溶断・切断加工の用途に適用して好適なものとなる。つまり、合わせガラスのガラス部分をできるだけ加熱しないで、合わせ中間膜部分だけを集中的に加熱することができる。そのため、該ガラス部分の急加熱や急冷による割れ等の損傷を防止することができる。
反対に、加工装置10の熱源18に例えばシーズヒータを用いたり、あるいは、発熱体が炭化珪素等のセラミック発熱体で形成されたセラミックヒータ等を用いることによって、熱源18の発熱体を太く形成すれば、被加工物Wの被加熱部位Pに集熱(集光)される集熱径(集光径)を比較的広く加熱することができる。この場合、加工装置10は、特に、アクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂等の熱可塑性樹脂板の折り曲げ加工の用途に適用して好適なものとなる。該樹脂板の折り曲げ部分をある程度の幅をもって加熱することができる。そのため、該樹脂板を加熱しながら被加工物を折り曲げることにより、例えば、被加工物を容易に鋭角状に曲げたり、円筒状に曲げたりすることができる。
本願発明にかかる加工装置では、例えば、熱源となる発熱体の種類や形状,構造を適宜変更することによって、合わせガラス等の被加工物を所望する寸法に溶断・切断する切断加工に適用したり、あるいは、樹脂板等の被加工物を所望する形状に適宜折り曲げる折り曲げ加工に適用するなど、その利用範囲を目的に応じて適宜選択することが可能となる。
本願発明にかかる加工装置の実施形態の一例を示す斜視図解図である。 図1の正面図解図である。 図1の平面図解図である。 図2の線A−Aにおける断面図解図である。 図1〜図4に示す加工装置に用いられる1つの加熱ユニットの詳細を示す正面図解図である。 図5の側面図解図である。 図5の底面図解図である。
符号の説明
10 加工装置
12 加熱ユニット
14 楕円面鏡
16 部分楕円柱面部
18 熱源
20 発熱部
22 非発熱部
24 ハウジング
26 開放部
28 正面壁部材
30 天面壁部材
32 左側面壁部材
34 右側面壁部材
36 背面壁部材
38,48 係止部材
40,50 フック部
42 調整手段
44 調整ねじ
46 取付ブラケット
52 支持ブラケット
54 カバーケース
56 保持部材
57 切欠き部
58 支持ベース
60,62 締結手段
f1 楕円の第一焦点
f2 楕円の第二焦点
W 被加工物
P 被加熱部位

Claims (3)

  1. 複数の加熱ユニットを含み、
    各前記加熱ユニットは、それぞれ、
    断面が楕円の一部に形成され、前記楕円の長軸を中心軸とする楕円面鏡、
    前記楕円面鏡の内側で前記楕円の一方の焦点に直線状に配置された熱源、および
    前記楕円面鏡,前記熱源を覆うと共に、前記熱源から輻射された熱を放出させる開放部を有するハウジングを含み、
    前記複数の加熱ユニットの開放部から放出された熱を前記楕円面鏡で前記楕円の他方の焦点に集熱させ、被加工物の被加熱部位にライン状に集熱させるように前記複数の加熱ユニットを配置したことを特徴とする、加工装置。
  2. 前記複数の加熱ユニットの前記熱源は、それぞれ、長さ方向を有する発熱部とその両側に位置する非発熱部とを備えた直管形の赤外放射ヒータを含み、
    前記赤外放射ヒータは、前記発熱部が前記ハウジング内に配置され、前記非発熱部が前記ハウジング外に配置されるように、前記ハウジングに支持され、
    1つの前記加熱ユニットの前記楕円面鏡および前記赤外放射ヒータと、前記1つの加熱ユニットと隣り合う他の1つの前記加熱ユニットの前記楕円面鏡および前記赤外放射ヒータとが、互いに干渉しないように、且つ、前記複数の加熱ユニットの前記開放部から放出された熱が、前記被加工物の被加熱部位にライン状に集熱されるように、前記複数の加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように配置したことを特徴とする、請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記複数の加熱ユニットを保持する保持部材および前記保持部材で保持された各加熱ユニットを傾いた状態で隣り合うように千鳥状に支持する支持ベースをさらに含み、前記支持ベースは、前記複数の加熱ユニットの前記開放部から放出された熱がライン状に集熱される前記被加熱部位と間隔を隔てて対向して配置されることを特徴とする、請求項2に記載の加工装置。
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