JP4272727B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の電源から電力の供給を受けて発光する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード211などの発光部をマトリクス状に多数備えた表示パネル210を複数枚並置し組み合わせた表示装置200では、図19および図20に示すように、電源201からブスバー202、203および電線204、205を通じてそれぞれの表示パネル210に電力供給を行っていた。
【0003】
すなわち、各表示パネル210の裏面から棒状を成した取り付け用のボス部212が立設されており、当該ボス部212の先端は、取付板220に開設された固定用孔221を通じて当該取付板220にねじ止めされている。こうして表示パネル210の固定された取付板220は、当該表示パネル210を本体部230との間に挟み込むようにして本体部230にねじ止めされる。
【0004】
本体部230には、並置された表示パネル210の上方と下方にこれらの表示パネル210の並ぶ方向と平行に正極用のブスバー202と負極用のブスバー203とが配置されている。各表示パネル210の裏面からは、電源の供給を受けるための電線204、205が出ており、これらの電線204、205は、取付板220に開設された貫通孔221を通じて、対応する極性のブスバー202、203にねじ止めされている。
【0005】
なお、表示内容を制御するための信号は、本体部に設けた信号用コネクタ240から並置された表示パネルのうち端に配置されたものに入力され、当該表示パネルを経由してその隣の表示パネルへと次々に伝送されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の表示装置では、本体部に表示パネルを固定して組み立てるため多数のねじを使用しなければならず、部品点数が多くなるとともに組み立て工数が嵩むという問題があった。たとえば、各表示パネルを取付板に取り付けるためにa本のねじを、また各表示パネルから延びる電線をブスバーに接続するためにb本のねじを、取付板を本体部に取り付けるためにc本のねじを、各ブスバーを本体部に取り付けるためにd本のねじをそれぞれ使用するものとすると、ねじの総本数は、次式で示すものとなり、多くのねじを要してしまう。
【0007】
ねじ数=(表示パネル数)×a+(表示パネル数)×b+取付板数×c+ブスバー数×d
また、近年は、多くの情報を表示することが望まれており、これに従って表示装置も大型化し内蔵される表示パネルの数が増える傾向にある。たとえば、上記の式において、a=4、b=2、c=4、d=2とし、表示パネルの数が20枚、取付板が1枚、ブスバーが2本であるとすると、ねじの数は128本になってしまい、かかるねじ数の増加とその組み立て工数の増加が大きな問題になっている。
【0008】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、部品点数および組み立て工数の低減された表示装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]所定の電源(12)から電力の供給を受けて発光する表示装置において、
本体部(11)と、発光部(21)を有する表示パネル(20)と、前記表示パネル(20)の裏面に立設された棒状を成すボス部(23、24)と、前記電源(12)から前記表示パネル(20)に電力を供給するための導通路となるブスバー(41、42)と、前記表示パネル(20)の取り付け位置を規制するための取付板(30)とを備え、
前記ボス部(23、24)は、導電性を有するとともに前記表示パネル(20)が電力の供給を受けるための電極として機能するものであり、
前記本体部(11)は、前記電源(12)と接続された電極部(14)を有し、
前記取付板(30)は、前記ボス部(23、24)を貫通させるためのボス貫通孔(33)を有し、
前記表示パネル(20)は、前記ボス部(23、24)を前記取付板(30)のボス貫通孔(33)に通すことで前記取付板(30)において位置決めされ、
前記ボス部(23、24)を前記ボス貫通孔(33)に貫通させて前記取付板(30)内で位置決めされた前記表示パネル(20)を前記本体部(11)との間に挟むようにして前記取付板(30)を前記本体部(11)に取り付け、
前記ブスバー(41、42)を、前記ボス貫通孔(33)から突出している前記ボス部(23、24)の端部に取り付けるとともに、当該ブスバー(41、42)を前記電極部(14)と接触する状態で前記本体部(11)に固定したことを特徴とする表示装置。
【0011】
[2]前記ボス部(23、24)は、所定の径を有する細径部(26a)と前記細径部(26a)の上下にあってその径が前記細径部(26a)よりも太い太径部(26b)とから成る嵌合部(26)を有し、前記ボス貫通孔(33)は、前記ボス部(23、24)の先端から前記細径部(26a)までを貫通し得る大孔部(33a)と前記細径部(26a)が貫通可能であって当該細径部(26a)の径とほぼ等しい幅の溝部(33b)とが連通した鍵穴形状を成しており、
前記ボス部(23、24)をその先端から前記細径部(26a)までを前記大孔部(33a)に貫通させてから、前記溝部(33b)内に前記細径部(26a)をはめ込むことによって、前記ボス部(23、24)を前記取付板(30)に位置決めしたことを特徴とする[1]記載の表示装置。
【0012】
[3]所定の電源(12)から電力の供給を受けて発光する表示装置において、
本体部(11)と、発光部(21)を有する表示パネル(20)と、前記表示パネル(20)の裏面に立設された棒状を成すボス部(61、62)と、前記電源(12)から前記表示パネル(20)に電力を供給するための導通路となるブスバー(41、42)とを備え、
前記ボス部(61、62)は、導電性を有するとともに前記表示パネル(20)が電力の供給を受けるための電極として機能するものであり、
前記本体部(11)は、前記電源(12)と接続された電極部(14)を有し、
前記ボス部(61、62)の端部を前記ブスバー(41、42)に取り付け、
前記電極部(14)と接触する状態で前記ブスバー(41、42)を前記本体部(11)に固定したことを特徴とする表示装置。
【0013】
[4]前記ボス部(81、91)の端部と前記ブスバー(83)との取り付けを、前記ボス部(81、91)の端部側から前記表示パネル(20)を前記本体部(11)との間に挟み込む状態で前記ブスバー(83)を前記本体部(11)に固定することによって行うことを特徴とする[1]、[2]または[3]記載の表示装置。
【0014】
[5]前記ボス部(23、24)と前記ブスバー(41、42)とをねじ止めすることを特徴とする[1]、[2]または[3]記載の表示装置。
【0015】
[6]前記ボス部(23、24)の端面に凹部(25)を形成し、前記ブスバー(101)のうち前記ボス部(23、24)側の面の所定箇所に前記凹部(25)に合わせた凸部(102)を形成し、前記凹部(25)と前記凸部(102)とを嵌合させた状態で前記ブスバー(101)と前記本体部(11)との間に前記表示パネル(20)を挟み込むことによって当該表示パネル(20)を固定することを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]または[5]記載の表示装置。
【0016】
[7]複数の表示パネル(20)を並置するとともに、隣り合う表示パネル(20)の裏面からそれぞれ同極性のボス部(71)をこれら表示パネル(20)の境界近傍に立設し、これら同極性のボス部(71)を共通のブスバー(74)に接続することを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、[5]または[6]記載の表示装置。
【0017】
本発明は、次のように作用する。
表示パネル(20)の裏面からは棒状を成したボス部(23、24)が立設されており、当該ボス部(23、24)は、導電性を有するとともに表示パネル(20)が電力の供給を受けるための電極として機能する。
【0019】
表示パネル(20)は、そのボス部(23、24)を取付板(30)に開設されたボス貫通孔(33)に通すことで当該取付板(30)上において位置決めされる。
【0020】
取付板(30)は、ボス部(23、24)をボス貫通孔(33)に貫通させて位置決めされた表示パネル(20)を本体部(11)との間に挟むようにして本体部(11)に取り付けられる。ブスバー(41、42)は、ボス貫通孔(33)から突出しているボス部(23、24)の端部に取り付けられるとともに、当該ブスバー(41、42)は、電極部(14)との電気的に接触された状態で本体部(11)に固定される。
【0021】
このように、取付板(30)のボス貫通孔(33)にボス部(23、24)を通すことによって表示パネル(20)の位置決めを行うとともに、各表示パネル(20)の最終的な本体部(11)への固定を、ブスバー(41、42)を通じて行うようにしたので、たとえば、ボス部(23、24)とブスバー(41、42)との取り付けをねじで行うようにすれば、当該ねじが導通用と表示パネル(20)の固定用とに兼用されるので、ねじ数の削減と組立工数の低減を図ることができる。
【0022】
また、ボス部(23、24)に、所定の径を有する細径部(26a)と前記細径部(26a)の上下にあってその径が前記細径部(26a)よりも太い太径部(26b)とから成る嵌合部(26)を設けるとともに、取付板(30)のボス貫通孔(33)を、ボス部(23、24)の先端から嵌合部の細径部(26a)までが貫通し得る大孔部(33a)と、細径部(26a)が貫通可能であって当該細径部(26a)の径とほぼ等しい幅の溝部(33b)とが連通した鍵穴形状にする。そして、ボス部(23、24)の先端から細径部(26a)までを大孔部(33a)に貫通させてから、溝部(33b)内にその細径部(26a)をはめ込むことによって、ボス部(23、24)を取付板(30)に位置決めする。これにより、取付板(30)に表示パネル(20)を簡単かつ確実に位置決めすることができる。
【0023】
このほか、ボス部(61、62)の端部をブスバー(41、42)に取り付け、電極部(14)と接触する状態でブスバー(61、62)を本体部(11)に固定するものでは、取付板(30)を用いることなく、ブスバー(61、62)によって電力供給と表示パネル(20)の本体部(11)への取り付けの双方を行うことができるので、より一層部品点数の削減と組み立て工数の低減を図ることができる。
【0024】
さらに、ボス部(81、91)の端部とブスバー(83)との取り付けを、ボス部(81、91)の端部側から表示パネル(20)を本体部(11)との間に挟み込む状態でブスバー(83)を本体部(11)に固定することによって行う。これにより、ボス部(81、91)とブスバー(83)とを取り付けるためのねじが不要になり、部品点数と組み立て工数のさらなる低減を図ることができる。なお、ボス部(23、24)とブスバー(41、42)とをねじ止めすることで、確実な取り付けと導通を得ることができる。
【0025】
またボス部(23、24)の端面に凹部(25)を形成し、ブスバー(101)のうちボス部(23、24)側の面の所定箇所に先の凹部(25)に合わせた形状の凸部(102)を形成し、ボス部(23、24)側の凹部(25)とブスバー(101)に設けた凸部(102)とを嵌合させた状態でこのブスバー(101)と本体部(11)との間に表示パネル(20)を挟み込むことによって、当該表示パネル(20)を固定する。これにより、表示パネル(20)の固定をより確実なものにすることができる。
【0026】
さらに、複数の表示パネル(20)を並置するとともに、隣り合う表示パネル(20)の裏面からそれぞれ同極性のボス部(71)をこれら表示パネル(20)の境界近傍に立設し、これら同極性のボス部(71)を共通のブスバー(74)に接続するようにしたものでは、ブスバー(74)の本数が減り、部品点数と組み立て工数等の低減を進めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる表示装置10の内部を背面側から見た様子を、図1は、表示装置10の側方における部分断面を示し、図3は、表示装置10の外観を示している。表示装置10は、細長い箱形形状を成した本体部11と、当該本体部の表示面側の内側一端部に取り付けられた電源供給手段12と、マトリクス状に配置された多数の発光ダイオード21を有する矩形平板状の表示パネル20と、取付板30と、正極用ブスバー41と、負極用ブスバー42と、各部を取り付けるためのねじ50とから構成されている。なお、本体部11は、背面側が開放可能になっている。
【0028】
図4に示すように、表示パネル20の裏面であって左右両端部の近傍側には、それぞれ表示内容を制御するための信号を入出力するための信号入出力手段22(コネクタ)が配置されている。また表示パネル20の裏面の左上部と右下部には、本来、取付腕としての機能を果たす棒状のボス部23、24が立設されている。
【0029】
ボス部23、24は、図5に示すように内部にねじ溝25の切られた円筒状を成し、かつその内部は導電性を有している。正極用ボス部23は、表示パネル20の有する図示しない表示回路における正極側電源入力端子になっている。一方負極用ボス部24は、回路の接地端子になっている。ボス部23、24の端部近傍には、所定の径を有する細径部26aとその上下にあって径が細径部26aよりもやや大きい太径部26bとから成る嵌合部26が設けて有る。当該嵌合部26は、絶縁性の部材で構成されている。
【0030】
ブスバー41、42は、図6に示す通り、細長い平板状の金属片であり、両端部にブスバー41、42自体を本体部11に取り付けるためのねじ孔(固定用孔43)が開設されている。また中間の適所には、ボス部23、24を取り付けるためのねじ孔(ボス用孔44)が開設されている。
【0031】
取付板30は、図1、図2および図7に示すように、長形の平板を断面コの字型に折り曲げ、さらに当該コの字の両端を外向きに折り曲げた形状を成している。断面コの字を成した収容部31の天井面部分には、ボス部23、24を貫通させるためのボス貫通孔33が開設されている。また外向きに折り曲げて得た台座部32のうち取付板30の四隅に該当する箇所には、当該取付板30を本体部11に取り付けるためのねじ孔(取付用孔36)が開設されている。取付板30は、図2に示すように表示パネル20を横一列に3つ並べた状態で収容し得るようになっている。
【0032】
ボス貫通孔33は、図8に示すように、ボス部23、24の嵌合部26の太径部26bが貫通し得る径の大孔部33aと、嵌合部26の細径部26aが貫通可能であって太径部26bが貫通できないように細径部26aの径とほぼ等しい幅を成した溝部33bとが連通した鍵穴形状を成している。
【0033】
本体部11には、図9に示すように、取付板30の取付用孔36と対応する箇所に取付板30をねじ止めするための4つのねじ孔(取付板用孔13)と、ボス部23、24の固定用孔43に対応する箇所にボス部23、24をねじ止めするための4つのねじ孔(ブスバー用孔14)とが開設されている。本体部11の左端部には、電源供給手段12が取り付けられており、当該電源供給手段12寄りに配置された2つのブスバー用孔14は、電源供給手段12と電気的に導通しており、ボス部23、24と接触するための電極として機能するようになっている。また本体部11上には、表示パネル20との間で表示制御用の信号を授受するための信号入出力手段15(コネクタ)が配置されている。
【0034】
次に作用を説明する。
表示装置10を組み立てるには、まず、取付板30に複数の表示パネル20を取り付けた後、当該取付板30を本体部11に取付板用孔13および取付用孔36を通じてねじ止めする。なお、表示パネル20は、図10aおよび図10bに示すように、裏面に立設されたボス部23、24をボス貫通孔33の大孔部33aにその先端から嵌合部26の細径部26aまでを通し(図10a)、この状態でボス部23、24をボス貫通孔33の溝部33b側に移動させることで取付板30に位置決めして取り付けられる。
【0035】
取付板30を本体部11に取り付けた後、各ボス用孔44からねじを通しブスバー41、42をそれぞれボス部23、24の先端にねじ止めする。最後に、ブスバー41、42を本体部11に固定用孔43およびブスバー用孔14を通じてねじ止めする。
【0036】
このようにブスバー41、42を、電線等を介さずに直接、ボス部23、24にねじ止めして接続するので、これらの接続作業が簡略化され、組み立て工数の低減を図ることができる。また、取付板30のボス貫通孔33にボス部23、24を通すことによって表示パネル20の位置決めを行うとともに、各表示パネル20の最終的な本体部11への固定を、ボス部23、24およびブスバー41、42を介して行うようにし、ボス部23、24とブスバー41、42とを固定するためのねじを電力供給用と表示パネル20の固定用とに兼用するので、ねじ数の削減と組立工数の低減が図られる。
【0037】
さらに、ボス部23、24に嵌合部26を設け、当該嵌合部26の細径部26aをボス貫通孔33の溝部33bにはめ込むようにしたので、取付板30に表示パネル20を簡単かつ確実に位置決めすることができる。
【0038】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11及び図12は、第2の実施の形態にかかる表示装置10aを示している。表示装置10aは、第1の実施の形態で示したものに比して、取付板30を具備しない点と、ボス部61、62に嵌合部26を設けていない点で相違する。したがって、表示装置10aでは、ボス部61、62をブスバー41、42にねじ止めし、その状態でブスバー41、42を本体部11にねじ止めすることによって、表示パネル20の位置決めと本体部11への固定とが行われるようになっている。
【0039】
このように、ブスバー41、42によって表示パネル20を位置決めし固定するようにしたので、取付板30が不要になり、これを取り付けるための手間とねじとが削減される。また、取付板30を用いないので、少なくとも台座部32の分だけ、表示装置10を細幅に形成することが可能になっている。
【0040】
本発明の第3の実施の形態にかかる表示装置10bでは、図13に示すように、表示パネル20を縦に複数段併置している。上下に隣り合う表示パネル20の裏面からはそれぞれ同極性のボス部71をこれら上下に隣り合う表示パネル20の境界寄りの端部に近接して立設してあり、他方の極性のボス部72は反対側の端部近傍に立設してある。
【0041】
そして、上下にそれぞれ1本ずつブスバー73を配置するとともに、上下に隣り合う表示パネル20の境界部の真上に幅広のブスバー74を設け、これら上下に隣り合う表示パネル20の境界近傍に立設されたボス部71を、共通のブスバー74にねじ止めしている。これにより、縦方向に表示パネル20を複数段重ねて配置する場合に必要となるブスバーの本数が減り、部品点数と組み立て工数等の低減を進めることができる。
【0042】
第4の実施の形態では、図14に示すように、表示パネル20の裏面から立設されたボス部81の先端に、電極面としての機能を果たす接面部82を設け、当該接面部82をブスバー83で上方から押圧し、ねじ止めすることなく、ブスバー83とボス部81との導通を確保している。
【0043】
なお、ブスバー83の断面を、2枚の平板をずらして重ねたような段差を有する形状とし、当該段差83aの上側に位置する平板部分83bでボス部81の接面部82を上方から押圧するとともに、段差83aを構成する垂直な壁面部分を接面部82に横から突き当てて、表示パネル20の位置決めと固定を行っている。
【0044】
たとえば、第1の実施の形態で示したように鍵穴形状のボス貫通孔33を備えた取付板30によって表示パネル20を位置決めする場合には、ボス部23、24が溝部33b側から大孔部33a側へ移動することをブスバーによって防止すれば、全ての方向への移動を規制して表示パネル20を固定することができる。そこで、図14に示すものでは、溝部33b側から大孔部33a側に向かう移動をブスバー83の有する段差83aで規制するようになっている。
【0045】
また、図15に示すように、取付板30を用いない場合には、段差83aの突き当て方向を、表示パネル20の両端に配置した2本のブスバー83で逆方向にすればよい。図示していないが、この例では、上下2本のブスバー91によって接面部92の側方をそれぞれ表示パネル20の内側から外側に向かって押圧することで表示パネル20の位置を規制し固定している。なお図15に示したものでは、取付板30が無いので、その分ボス部91が短く形成されている。またブスバー83とボス部91とをねじ止めしないので、ねじ山の厚みを割愛でき、表示装置自体をさらに薄型に構成することが可能になっている。
【0046】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図16は、第5の実施の形態にかかる表示装置10cの内部を背面側から見た様子を、図17は、表示装置10cの側面から見た様子の一部を示している。また、図18は、表示装置10cの特徴部分を拡大図示したものである。これらに図示するように、本実施の形態で使用するブスバー101には、表示パネル20側を向く面の数箇所にボス用凸部102が設けて有る。表示パネル20の裏面には、図20に示すものと同様に、4本のボス部が各表示パネルの四隅に立設されており、一方の対角線上に配置された2つのボス部は、ボス用孔44を介してブスバー101にねじ止めされる。
【0047】
他方の対角線上に配置された2本のボス部の端面には、ボス用凸部102をはめ込むための凹部(実際には、図5に示すようにボス部が円筒形状を成しているので、中心に凹部が生まれている)が形成されており、ブスバー101を取り付けた際に、ボス用凸部102がボス部先端の凹部に嵌合するようになっている。これにより表示パネル20の固定がより確実なものになっている。
【0048】
以上説明した実施の形態では、表示パネル20を3個あるいは6個取り付けるようにしたが、表示装置10に取り付ける表示パネル20の個数は、これに限定されず、たとえば20個等であってもよい。また、第3の実施の形態では、ブスバーによって表示パネル20を位置決めし固定するようにしたが、第1の実施の形態で示したように取付板30を介在させるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明にかかる表示装置によれば、表示パネルの取付腕として裏面から立設されたボス部に導電性を持たせ、ブスバーを電線等を介さずに直接、ボス部に接続するようにしたので、たとえば、ボス部とブスバーとの取り付けをねじで行うようにすれば、当該ねじが導通用と表示パネルの固定用に兼用され、ねじ数の削減と組立工数の低減を図ることができる。
【0050】
また、ボス部の端部をブスバーで本体部側に押圧し、表示パネルをブスバーと本体部とで挟み込むようにして固定したものでは、ボス部をブスバーに固定するためのねじが不要になり、部品点数と組み立て工数をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の側方における部分断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の内部を背面から見た様子を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の有する表示パネルを示す背面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の有する表示パネルの裏面から立設されたボス部を示す部分断面部である。
【図6】本発明の第1の一実施の形態に係る表示装置の有するブスバーを示す上面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の有する取付板を示す上面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の有する取付板のボス貫通孔を示す正面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の有する本体部を示す背面図である。
【図10】ボス貫通孔に表示パネルのボス部を貫通させ嵌合させる状態を示す説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の内部を背面から見た様子を示す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の側方における部分断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置の内部を背面から見た様子を示す説明図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置においてボス部とブスバーとの接続状態を示す説明図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置においてボス部とブスバーとの接続状態の他の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置の内部を背面から見た様子を示す説明図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置の一部を示す側面図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置の一部を拡大して示す側面図である。
【図19】従来から使用されている表示装置の側方における部分断面図である。
【図20】従来から使用されている表示装置10の内部を背面から見た様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c…表示装置
11…本体部
12…電源供給手段
13…取付板用孔
14…ブスバー用孔
15…信号入出力手段
20…表示パネル
21…発光ダイオード
22…信号入出力手段
23、24、61、62、71、72、81、91…ボス部
25…ねじ溝
26…嵌合部
26a…細径部
26b…太径部
30…取付板
33…ボス貫通孔
33a…大孔部
33b…溝部
36…取付用孔
41、42、73、74、83、101…ブスバー
43…固定用孔
44…ボス用孔
50…ねじ
82、92…接面部
102…ボス用凸部
Claims (7)
- 所定の電源から電力の供給を受けて発光する表示装置において、
本体部と、発光部を有する表示パネルと、前記表示パネルの裏面に立設された棒状を成すボス部と、前記電源から前記表示パネルに電力を供給するための導通路となるブスバーと、前記表示パネルの取り付け位置を規制するための取付板とを備え、
前記ボス部は、導電性を有するとともに前記表示パネルが電力の供給を受けるための電極として機能するものであり、
前記本体部は、前記電源と接続された電極部を有し、
前記取付板は、前記ボス部を貫通させるためのボス貫通孔を有し、
前記表示パネルは、前記ボス部を前記取付板のボス貫通孔に通すことで前記取付板において位置決めされ、
前記ボス部を前記ボス貫通孔に貫通させて前記取付板内で位置決めされた前記表示パネルを前記本体部との間に挟むようにして前記取付板を前記本体部に取り付け、
前記ブスバーを、前記ボス貫通孔から突出している前記ボス部の端部に取り付けるとともに、当該ブスバーを前記電極部と接触する状態で前記本体部に固定したことを特徴とする表示装置。 - 前記ボス部は、所定の径を有する細径部と前記細径部の上下にあってその径が前記細径部よりも太い太径部とから成る嵌合部を有し、前記ボス貫通孔は、前記ボス部の先端から前記細径部までを貫通し得る大孔部と前記細径部が貫通可能であって当該細径部の径とほぼ等しい幅の溝部とが連通した鍵穴形状を成しており、
前記ボス部をその先端から前記細径部までを前記大孔部に貫通させてから、前記溝部内に前記細径部をはめ込むことによって、前記ボス部を前記取付板に位置決めしたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 所定の電源から電力の供給を受けて発光する表示装置において、
本体部と、発光部を有する表示パネルと、前記表示パネルの裏面に立設された棒状を成すボス部と、前記電源から前記表示パネルに電力を供給するための導通路となるブスバーとを備え、
前記ボス部は、導電性を有するとともに前記表示パネルが電力の供給を受けるための電極として機能するものであり、
前記本体部は、前記電源と接続された電極部を有し、
前記ボス部の端部を前記ブスバーに取り付け、
前記電極部と接触する状態で前記ブスバーを前記本体部に固定したことを特徴とする表示装置。 - 前記ボス部の端部と前記ブスバーとの取り付けを、前記ボス部の端部側から前記表示パネルを前記本体部との間に挟み込む状態で前記ブスバーを前記本体部に固定することによって行うことを特徴とする請求項1、2または3記載の表示装置。
- 前記ボス部と前記ブスバーとをねじ止めすることを特徴とする請求項1、2または3記載の表示装置。
- 前記ボス部の端面に凹部を形成し、前記ブスバーのうち前記ボス部側の面の所定箇所に前記凹部に合わせた凸部を形成し、前記凹部と前記凸部とを嵌合させた状態で前記ブスバーと前記本体部との間に前記表示パネルを挟み込むことによって当該表示パネルを固定することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の表示装置。
- 複数の表示パネルを並置するとともに、隣り合う表示パネルの裏面からそれぞれ同極性のボス部をこれら表示パネルの境界近傍に立設し、これら同極性のボス部を共通のブスバーに接続することを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の表示装置。
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