JP4271981B2 - ポンプ用架台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプと配管類とを接合するポンプ用架台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空調用の機械室などにおいて配管設備を構築する場合、ポンプと、当該ポンプを配置すべき固定基礎との間に、ポンプなどの振動が固定基礎側に伝わらないように防振台を設けてある。防振台は、ポンプ部(ポンプ、モータおよびカップリングなどを一体としたもの)を固定する。そして、ポンプと配管類との接合部には、ポンプなどの振動が配管に伝わらないようにフレキシブルジョイントを介在する。
【0003】
また、建物内の機械室に複数のポンプとポンプ廻りの配管設備を施工するに際して、機械室での施工前に、ポンプおよびポンプ廻り配管設備全体を複数の構成部分に分割し、この分割した構成部分ごとに一体としたポンプユニットを工場生産し、各ポンプユニットを機械室にて接続する施工方法がある。この場合、ポンプの機種、台数、機械室の配置および配管の取り回し方などを考慮して最適な構成に分割できるように建物ごとに設計する。そして、複数のポンプおよびポンプ廻りの配管設備を工場などにてユニットとして基枠体に組み付け、複数のポンプを含むある程度の大きさに分割し、現場に搬入、再接合する作業が行われる。このように、ポンプユニットを構成した場合でも、ポンプは防振台に載置してあり、ポンプと配管との間にはフレキシブルジョイントが必要である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2711566号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、防振台はポンプのみを防振するため、配管類に振動が伝わらないようにポンプの吐出口および吸込口の直近にフレキシブルジョイントを設置する必要がある。このため、フレキシブルジョイントの位置に制限が生じるので、フレキシブルジョイントに合わせた配管位置にしなければならず、フレキシブルジョイントから先の配管スペースが大きくなって定められた機械室内での配管設備設計の妨げとなる。
【0006】
また、配管設備を施工する際には、防振台にポンプ部を載置してフレキシブルジョイントを設置する。その後周辺配管を固定しフレキシブルジョイントに接合する。フレキシブルジョイントから先の配管は、床、壁あるいは天井などに支持部材を介して固定される。すなわち、先に固定したポンプおよびフレキシブルジョイントの位置に各配管の位置合わせを行うので手間がかかり施工工程の短縮が難しい。さらに、機械室ごとにポンプや配管のレイアウトを設計し、その都度各配管支持部材を設計して設置するため、設計、採寸、材料加工、組付けなどに多くの手間と時間がかかる。
【0007】
さらに、配管設備を施工する際には、上記のごとく配管を床、壁あるいは天井などに固定するため、配管の位置をポンプの位置に合わせて変更することが容易でない。すなわち、従来では、先にポンプおよびフレキシブルジョイントの位置を決めてから配管の施工を行うことになるため、配管の施工準備が整っている場合でもポンプの施工を待たなければならず施工工程を短縮することができない。
【0008】
一方、特許文献1にて例示したポンプユニットを構成する場合では、複数のポンプおよびポンプ廻りの配管設備をユニットにして組み上げ、かつ、移動できるようにポンプの間隔、弁類、ヘッダー管および配管を設計し、この設計に応じて基枠体を設計するため、ユニット1つごとに構造計算を行う必要があり多くの設計工数がかかり非効率である。また、配管の一部が変更された場合には、新たに構造計算(設計)をやり直す必要があるのでさらに非効率である。
【0009】
また、ポンプユニットは、機械室に合わせて設計するため、大規模な機械室であって多くの設計作業を行っても十分に合理化による利益のある場合でなければ上記のごとく非効率となるので実際に採用することが難しい。さらに、ポンプユニットは、消防設備など法規の制約またはマンション用小規模給水ポンプが数台のみといった規格化が容易で同型のユニットを大量生産する場合でなければ上記のごとく非効率となるので実際に採用することが難しい。いずれにしても、これらの設計は、複数のポンプ、あるいは法規で定められた呼水槽などの関連設備をひとまとまりとしている。
【0010】
さらに、ポンプユニットは、配管設備全体を複数に分割してユニット化しているので、設計したときの状況と現場搬入時の状況が、例えば搬入口となる扉が小さい場合や、搬入経路に障害物などが発見された場合など想定外に変化するとユニットが搬入できなくなる。このため、改めて基枠体や配管を切断するなどの工事が発生する。したがって、ユニット化した利点がなくなってしまうだけでなく、労務者の所属が複雑で多くの業者が入り乱れて作業する現場において、全体の工程を大きく乱すことになり、大変迷惑な手戻りである。
【0011】
本発明は、上記実情に鑑みて、ポンプと配管類との位置合わせを容易に行うことができ、また、ポンプの機種、ポンプの台数、機械室の配置および配管類の取り回し方などを自由に選択することができ、また、配管設備全体の小型化を図ることができるポンプ用架台を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るポンプ用架台は、ポンプの吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にして前記ポンプを固定するポンプ位置調整手段を有して基礎側に固定されるポンプ固定部と、前記ポンプの吐出口および吸込口の中心位置に対して当該吐出口および吸込口に接合すべき配管類の中心軸線を一致させて前記配管類を固定する配管位置調整手段を有して前記ポンプ固定部と一体に設けた配管類固定部とを備え、前記ポンプ位置調整手段は、板状の基準台と、前記基準台に設けられた前側調整機構及び後側調整機構とから構成され、前記前側調整機構は、前記基準台の前側に形成された円穴と、前記円穴に対して回動可能に係合する回動板と、前記回動板に設けられ、前記ポンプのポンプ台の前側に取り付けられた固定用ボルトを挿通させるための第1スリット穴とを備え、前記後側調整機構は、前記基準台の後側において前記基準台の前後方向に形成された長穴と、前記長穴に対してその長手方向に摺動可能に係合する摺動板と、前記摺動板に設けられ、前記ポンプのポンプ台の後側に取り付けられた固定用ボルトを挿通させるための第2スリット穴とを備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、ポンプ固定部ではポンプの吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にして当該ポンプを固定し、配管類固定部ではポンプの吐出口および吸込口の中心位置に対して当該吐出口および吸込口に接合すべき配管類の中心軸線を一致させる。このため、ポンプと配管類との互いの位置を位置決めして互いの接続が効率良く行える。さらに、本架台および配管類を先行して施工現場にて設置し、その後にポンプを設置することも可能になる。
【0015】
また、この発明によれば、例えばポンプの機種が変わって当該ポンプの固定位置が変わっても、この固定位置に対応して吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にしてポンプを固定する。
【0016】
本発明の請求項2に係るポンプ用架台は、上記請求項1において、前記配管類固定部は、前記ポンプ固定部に固定されるポンプを囲む態様で前記ポンプ固定部上に立設された複数の支柱と、各支柱の上端を連結する支持枠体とを備え、前記配管位置調整手段は、前記支持枠体の内側に配置された筒状の接続基準管と、前記支持枠体に固定され、前記接続基準管が取り付けられる調整機構と、複数のボルトとを有してなり、前記接続基準管は、その周面から径外方向に延在して設けられた固定板材と、前記固定板材に形成され、前記ボルトを挿通させるための複数の固定用穴とを備え、前記調整機構は、前記固定板材と当接した状態で配置される調整板材と、前記調整板材において水平方向に延在し、かつ、前記固定板材に形成された各固定用穴に重なる位置に形成され、重なり合う前記固定用穴とともに前記ボルトを挿通させるための複数の調整用長穴とを備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、固定すべき配管類の口径が変わっても、この口径に対応して配管類の中心軸線をポンプの位置に合わせる。
【0020】
本発明の請求項3に係るポンプ用架台は、上記請求項1又は2において、前記配管類に接続される外部配管類を支持する支持部を備え、前記支持部を前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部に着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、外部配管類がポンプ固定部あるいは配管類固定部に支持されるので、従前天井、壁あるいは床に固定していた外部配管類と配管類との接続が容易に行え、また、配管設備全体の小型化が図られる。
【0022】
本発明の請求項に係るポンプ用架台は、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部に取り付けられて、前記ポンプ固定部を囲う架設部を備えたことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、架設部を用いてポンプのメンテナンス、他の配管の支持あるいは足場などを設置し得る。
【0024】
本発明の請求項に係るポンプ用架台は、上記請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記ポンプ固定部は、前記ポンプと前記基礎側との間の振動の伝わりを防ぐ防振機構を有し、前記配管類固定部は、前記ポンプと前記配管類との間の振動の伝わりを防ぐ防振連結材を含む前記配管類を固定することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、ポンプと配管類とを一体的に接続しつつ、外部との間での振動の伝わりが防止される。
【0026】
本発明の請求項に係るポンプ用架台は、上記請求項において、前記ポンプ固定部に取り付けられて、前記ポンプと前記防振連結材との間に設けた前記外部配管類を支持する補助支持部を備えたことを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、ポンプと防振連結材との間に設けた外部配管類をポンプとともに防振機構で支持する。例えば外部配管類としての曲管をポンプの吸込口の直近に設けて、この曲管に防振連結材を接続した場合では、補助支持部によって曲管や、曲管にかかる水圧および水そのものの負荷を受ける。
【0028】
本発明の請求項に係るポンプ用架台は、上記請求項1〜6のいずれか一つにおいて、前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部は、他のポンプ固定部あるいは他の配管類固定部に対して互いに連結し得る連結手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、一体的に接続したポンプと配管類とからなる1構成を複数連結することで複合した配管設備を容易に得る。また、基から位置合わせした構成を複数連結することで各配管類を接続するヘッダー管などが位置合わせの必要もなく容易に取り付けられる。また、複数の連結によってポンプおよび配管類を固定するための剛性が増して前記ヘッダー管などの荷重が支えられる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るポンプ用架台の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1(a)は本実施の形態におけるポンプ用架台の前面図、図1(b)はポンプ用架台の側面図、図2はポンプ位置調整手段を示す平面図、図3はポンプ用架台にポンプおよび配管類を固定した側面図、図4はポンプ用架台にポンプおよび配管類を固定した前面図、図5(a)は配管位置調整手段を示す上面図、図5(b)は配管位置調整手段を示す側面図、図5(c)は配管位置調整手段を示す斜視図である。
【0031】
本実施の形態におけるポンプ用架台は、例えば空調用の機械室などにおいて配管設備を構築する際に、ポンプと配管類とを接合するものである。図1(a)および(b)に示すように、ポンプ用架台は、ポンプ固定部1と配管類固定部2とを備えている。
【0032】
まず、図1(a)および(b)に示すように、ポンプ固定部1は、本実施の形態では断面略コ字形状の鉄骨材11Aを接合して四辺に設けた基枠体11を有している。この基枠体11をなす鉄骨材11Aには、水平方向に貫通する連結用穴(連結手段)11Aaが複数設けてある。基枠体11の上には、防振部材(防振機構)12が設けてあり、さらに防振部材12の上にポンプ位置調整手段13が設けてある。
【0033】
防振部材12は、ゴムあるいはバネなどの弾性材からなり、基枠体11とポンプ位置調整手段13との間に複数介在してある。
【0034】
ポンプ位置調整手段13は、図2に示すように、防振部材12の上に設けた枠体13Aを有し、当該枠体13Aの上に固定した板状の基準台13Bに1対の前側調整機構13Cと1対の後側調整機構13Dとが設けてある。
【0035】
基準台13Bには、基準位置Sがある。基準位置Sは、前後方向に延在する基準線S1と、当該基準線S1の前側で直交して左右方向に延在する基準線S2との交点にある。
【0036】
前側調整機構13Cは、基準台13Bの前側に設けた円形状の円穴13Baに対して回動可能に係合した円板状の回動板13Caを有している。回動板13Caには、その径方向に沿うスリット穴13Cbが設けてある。また、回動板13Caの底側には、基準台13Bの円穴13Baの底縁に係合する支持体13Ccが固定してある。このように構成した前側調整機構13Cは、基準台13Bの前側で基準線S1を中心とした線対称の位置に設けてある。
【0037】
後側調整機構13Dは、基準台13Bの前後方向であって後側向けて側方に斜めに設けた長穴13Bb対して、その長手方向に摺動可能に係合した摺動板13Daを有している。摺動板13Daは、摺動方向と交差するスリット穴13Dbが設けてある。また、摺動板13Daの底側には、基準台13Bの長穴13Bbの底縁に係合する支持体13Dcが固定してある。このように構成した後側調整機構13Dは、基準台13Bの後側で基準線S1を中心とした線対称の位置に設けてある。なお、摺動板13Daは、図2において円形に示しているが、長穴13Bbの長手方向に摺動すればよく円形に限らない。また、長穴13Bbも長円形に限らない。
【0038】
図3および4に示すように、上記ポンプ位置調整手段13には、ポンプ部14を固定する。ポンプ部14は、本実施の形態ではポンプ14A、モータ14Bおよびカップリング14Cなどをポンプ台14Dの上に載置して固定したものである。ポンプ台14Dには、前後左右の4箇所の位置に固定用ボルト14Daが取り付けてある。この固定用ボルト14Daは、各前側調整機構13Cの回動板13Caに設けたスリット穴13Cb、および各後側調整機構13Dの摺動板13Daに設けたスリット穴13Dbに挿通係合する。
【0039】
そして、各固定用ボルト14Daをそれぞれスリット穴13Cbおよびスリット穴13Dbに挿通し、回動板13Caおよび摺動板13Daと、ポンプ台14Dとの間を各固定用ボルト14Daで締め込む。これにより、回動板13Caおよび摺動板13Daの支持体13Cc,13Dcが基準台13Bの底に掛かるのでポンプ部14が基準台13Bに固定される。
【0040】
この際、固定用ボルト14Daで締め込む前に、基準位置Sに対してポンプ14Aの吐出口14Aaの中心位置である中心軸線P1を位置合わせするとともに、基準線S1に対してポンプ14Aの吸込口14Abの中心位置である中心軸線P2を平行にして位置合わせする。これらの位置合わせは、回動板13Caの回動、摺動板13Daの摺動、および各スリット穴13Cb,13Dbに沿う固定用ボルト14Daの移動によって行う。その後、各固定用ボルト14Daで締め込めば、基準台13B(ポンプ固定部1)の所定の位置にポンプ部14が固定されることになる。
【0041】
なお、ポンプ14Aは、製造メーカや型式などに応じて様々な機種がある。そして、ポンプ14Aの機種を変更するとモータ14B、カップリング14Cおよびポンプ台14Dにも変更が生じる。ポンプ14Aの変更に伴って変更する各ポンプ台14Dは、固定用ボルト14Daの位置(固定位置)が異なる。本実施の形態におけるポンプ位置調整手段13は、回動板13Caの回動、摺動板13Daの摺動、および各スリット穴13Cb,13Dbに沿う固定用ボルト14Daの移動によって各ポンプ台14Dの変更に対応してポンプ台14Dを固定する。すなわち、ポンプ位置調整手段13は、ポンプ14Aに変更があっても、当該ポンプ14Aを固定し、基準位置Sに対して当該ポンプ14Aの吐出口14Aaの中心位置である中心軸線P1を位置合わせするとともに、基準線S1に対して当該ポンプ14Aの吸込口14Abの中心位置である中心軸線P2を平行にして位置合わせすることが可能である。
【0042】
また、配管設備を設計する際には、ポンプ14Aの製造メーカや型式などを予め選択することができる。この場合、モータ14B、カップリング14Cおよびポンプ台14Dも予め選択でき、ポンプ台14Dの固定用ボルト14Daの位置(固定位置)を予め決めることができる。このため、ポンプ位置調整手段13では、防振部材12の上に設ける枠体13Aと、当該枠体13Aの上に固定する板状の基準台13Bとを備え、当該基準台13Bに上述した前側調整機構13Cおよび後側調整機構13Dを設けることなく、予め決められたポンプ台14Dの固定用ボルト14Daの位置(固定位置)に対応した穴部を設ければよい。この穴部は、ポンプ14Aを固定し、基準位置Sに対して当該ポンプ14Aの吐出口14Aaの中心位置である中心軸線P1を位置合わせするとともに、基準線S1に対して当該ポンプ14Aの吸込口14Abの中心位置である中心軸線P2を平行にして位置合わせするための位置にある。さらに、後述にて図6で示すように本実施の形態のポンプ用架台を複数連結する場合において、例えば配管設備の設計の時点で各ポンプ14Aの製造メーカや型式などを予め選択しておき、かつ、各ポンプ14Aが同一のものであれば、上記穴部を設けたポンプ位置調整手段13をポンプ用架台に応じて予め複数用意することができる。
【0043】
次に、図1(a)および(b)に示すように、配管類固定部2は、本実施の形態では断面略四角形状の鉄骨材21Aを垂直とした態様で、その下端をポンプ固定部1の基枠体11に接合した支柱21を有している。支柱21は、ポンプ固定部1に固定するポンプ14Aを囲む態様で基準線S1および基準線S2を中心とした対称位置の4箇所に設けてある。支柱21をなす鉄骨材21Aには、左右方向に貫通する連結用穴(連結手段)21Aaが複数設けてある。各支柱21の上端には、当該支柱21の互いに対向する部位を連結する態様で断面略四角形状の鉄骨材22Aを水平にした両端を接合してなる支持枠体22が設けてある。また、支柱21および支持枠体22の接合部分と、支柱21の中途部分との間には、筋かい20が設けてあり4辺形に組まれた軸組を補強してある。
【0044】
支持枠体22には、配管位置調整手段23が設けてある。図5(a)〜(c)に示すように、配管位置調整手段23は、接続基準管23Aと調整機構23Bとを有してなる。
【0045】
接続基準管23Aは、筒状の接続管23Aaの上下開口縁にそれぞれフランジ23Abが設けてある。フランジ23Abは、配管類との接続に用いられる。また、接続管23Aaの外側部には、相反する径外(水平)方向に延在する縦板からなる固定板材23Acが設けてある。固定板材23Acには、板厚を貫通する固定用穴23Adが上下に複数設けてある。
【0046】
調整機構23Bは、固定板材23Acの面に当接し得る縦板からなる調整板材23Baを有している。調整板材23Baには、板厚を貫通する調整用穴23Bbが設けてある。調整用穴23Bbは、水平方向に延在する長穴をなし、固定板材23Acの固定用穴23Adと同じく上下に複数設けてあり、また、当該上下に複数設けた一組が水平方向に同じくして設けてある。調整用穴23Bbは、固定板材23Acの固定用穴23Adに重なり、かつ、固定板材23Acが水平方向に移動しても重なる。また、調整板材23Baの上端および下端には、固定板材23Acの上端縁および下端縁に当接し得る上下支持片23Bcが設けてある。
【0047】
さらに、調整板材23Baの水平方向の一端には、当該調整板材23Baに対して鉛直となる水平方向に延在する縦板からなる取付板材23Bdが一体に設けてある。この取付板材23Bdの上端には、調整板材23Baとは相反する水平方向に延在する横板からなる上支持板材23Beが一体に設けてある。また、上支持板材23Beの延在端下面には、当該下面と対面し得る断面略L字形状の下支持部材23Bfが別体で設けてある。
【0048】
調整機構23Bは、配管類固定部2の上側にある支持枠体22をなす前後に対向する各鉄骨材22Aにそれぞれ設けられる。具体的には、図5に示すように、各鉄骨材22Aが対向する内側面と取付板材23Bdとの間に弾性部材23Caを介在するとともに、鉄骨材22Aの上面と上支持板材23Beとの間に弾性部材23Cbを介在する。この状態で、鉄骨材22Aおよび取付板材23Bdをボルト23Dで固定し、さらに上支持板材23Beと下支持部材23Bfとの間に弾性部材23Cbを介在して当該上支持板材23Beおよび下支持部材23Bfをボルト23Dで固定する。これにより、調整機構23Bが支持枠体22に固定される。
【0049】
接続基準管23Aは、調整機構23Bに取り付けられる。具体的には、図5に示すように、固定板材23Acの面を調整機構23Bの調整板材23Baの面に当接し、互いに重なり合う固定用穴23Adおよび調整用穴23Bbにボルト23Dを通して固定板材23Acを調整板材23Baに固定する。この際、接続管23Aaの中心位置を上述したポンプ固定部1の基準位置Sに上下に一致させるように調整用穴23Bbの延在方向に移動して調整する。これにより、先にポンプ固定部1に位置合わせして固定したポンプ14Aにおける吐出口14Aaの中心軸線P1に対して接続管23Aaの中心位置が位置合わせされることになる。
【0050】
上記のごとくポンプ固定部1にポンプ部14を固定し、配管類固定部2に配管位置調整手段23を固定した後、図3および図4に示すように、ポンプ14Aの吐出口14Aaに対して配管類としてのフレキシブルジョイント(防振連結材)24A、逆止弁24Bおよび開閉弁24Cが取り付けられる。
【0051】
フレキシブルジョイント24Aは、吐出口14Aaとの間で口径を合わせるための接続配管25Aを介在して当該吐出口14Aaに接続される。逆止弁24Bは、フレキシブルジョイント24Aとの間に配管位置調整手段23を構成する接続配管25Bを介在して当該フレキシブルジョイント24Aに接続される。さらに、逆止弁24Bは、接続基準管23Aの接続管23Aaの下側に接続される。開閉弁24Cは、接続基準管23Aの接続管23Aaの上側に接続される。
【0052】
このように、ポンプ14Aに接続された配管類は、上述のごとくポンプ14Aの吐出口14Aaの中心位置と、接続基準管23Aの接続管23Aaの中心位置とが一致するように位置合わせしてあるため、上記の接続を行うだけで各々の中心位置が一致することになる。また、フレキシブルジョイント24Aの上側に接続した接続配管25Bおよび逆止弁24Bは、配管位置調整手段23を介して支持枠体22に固定した接続管23Aaで支持されているため、当該接続配管25Bおよび逆止弁24Bの負荷がフレキシブルジョイント24Aにかかることがない。
【0053】
また、配管位置調整手段23は、調整機構23Bの調整板材23Baの面で接続基準管23Aの固定板材23Acの面を支持するだけでなく、調整機構23Bの上下支持片23Bcによって固定板材23Acの上下端縁を当接支持する。これにより、配管類を確実に支えることができる。
【0054】
さらに、上述のごとくポンプ14Aの機種を変更した場合には、当該ポンプ14Aに接続する配管類の口径(例えば100A〜250Aなど)が変更する。そこで、本実施の形態では、配管位置調整手段23における接続基準管23Aおよび接続配管25Bを変えることにより、配管類の異なる口径に対応することができる。
【0055】
上述したように、一体としたポンプ固定部1および配管類固定部2に対し、ポンプ固定部1にポンプ部14を位置合わせして固定し、配管類固定部2に配管類としてのフレキシブルジョイント24A、逆止弁24Bおよび開閉弁24Cなどを位置合わせして固定することにより、上記各構成を基本としたポンプ用架台ユニットU(以下ユニットと言う)が構築できる。ユニットUは、従前、機械室の天井、壁および床に固定していた配管類をポンプ部14に一体にしている。当該ユニットUは、ポンプ固定部1の基枠体11を機械室などの基礎側に対してアンカーなどで固定することでポンプ部14と配管類とを共に機械室に固定できる。
【0056】
以下、ユニットUの実施の形態について説明する。図6はポンプ用架台を連結した状態を示している。上述したように、ポンプ固定部1の基枠体11に対して配管類固定部2の支柱21は垂直にして接合してある。このため、ユニットUのポンプ固定部1に設けた連結手段としての連結用穴11Aaは、他のユニットUの連結用穴11Aaと重なり合い、互いにボルト31で連結できる。また、ユニットUの配管類固定部2に設けた連結手段としての連結用穴21Aaは、他のユニットUの連結用穴21Aaと重なり合い、互いにボルト31で連結できる。
【0057】
このように、複数(本実施の形態では4つ)のユニットUを連結した状態では、各ユニットUにおいてポンプ14Aの吐出口14Aaの中心軸線P1が互いに平行な関係になり、かつ、同一平面上にのる。このため、各ユニットUの上部にある開閉弁24Cに対して各ポンプ14Aの流量を満たす外部配管類としてのヘッダー管32を容易に接続することができる。
【0058】
また、各ユニットUは、基枠体11、支柱21、支持枠体22および筋かい20によって各々十分な剛性を得ており、これらユニットUを連結することで、全体での剛性が増すことになる。すなわち、上記のごとく接続したヘッダー管32の荷重を連結したユニットUで支持することができる。従前では、ヘッダー管32は、機械室の天井への吊下げあるいは床や壁から支える必要があるが、上述のユニットUではヘッダー管32を別途支持する構成が必要なく耐震支持できる。この結果、従前、機械室の壁、床および天井に固定していた外部配管類であるヘッダー管32をポンプ部14とともに一体的に固定したので、ポンプ部14を含めた配管設備の小型化を図ることができ、かつ、ヘッダー管32などの外部配管類の取り付けを効率良く行うことができる。
【0059】
さらに、上述のごとくポンプ14Aは、製造メーカや型式などに応じて様々な機種がある。そして、ポンプ14Aの機種を変更した場合に、ポンプ固定部1では、ポンプ位置調整手段13によって吐出口14Aaの中心軸線P1を位置合わせすることができる。しかしながら、中心軸線P1の軸線方向に関しては、ポンプ14Aの吐出口14Aaの高さ位置が変更するために各ユニットにおいてヘッダー管32に接続する高さ位置が変更することが想定できる。そこで、本実施の形態では、配管位置調整手段23における接続基準管23Aあるいは接続配管25Bを変えることにより、ポンプ14Aの吐出口14Aaの高さ位置を各ユニットUで統一することが可能である。配管位置調整手段23は、配管類の中心軸線P1方向の位置も位置合わせすることができる。
【0060】
すなわち、複数のユニットを連結するだけで、複数のポンプ14Aを複合した配管設備を容易に得ることができる。
【0061】
なお、上記ポンプ用架台では、様々な外部配管類の接続をなし得る構成を備えている。以下、外部配管類を接続する実施の形態について説明する。図7〜11はポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示している。
【0062】
図7では、ポンプ14Aの吸込口14Abに外部配管類を接続してある。この場合、吸込口14Abには、外部配管類としてフレキシブルジョイント(防振連結材)33A、開閉弁33Bおよびヘッダー管33Cが取り付けてある。
【0063】
フレキシブルジョイント33Aは、吸込口14Abとの間で口径を合わせるための接続配管34を介在して当該吸込口14Abに接続される。開閉弁33Bは、フレキシブルジョイント33Aに接続される。ヘッダー管33Cは、開閉弁33Bに接続される。上記外部配管類は、吸込口14Abの中心軸線P2沿っている。このような形態において、ポンプ固定部1には、第1支持部41が固定してある。
【0064】
第1支持部41は、固定台41Aと支持台41Bとを有している。固定台41Aは、ポンプ固定部1の基枠体11と同様に、鉄骨材を接合して四辺に設けた枠体をなしている。支持台41Bは、鉄骨材を接合して下向き略コ字型にしてなり、その下端部を固定台41Aに接合してなる。
【0065】
第1支持部41は、固定台41Aをボルトなどでポンプ固定部1の基枠体11に連結することで、支持台41Bがヘッダー管33Cの下側に当接して当該ヘッダー管33Cを下側から支える。これにより、ヘッダー管33Cとともに開閉弁33Bが第1支持部41によって支えられるため、当該ヘッダー管33Cおよび開閉弁33Bの負荷がフレキシブルジョイント33Aにかかることがない。また、第1支持部41は、ポンプ固定部1に固定してあるので、ユニットUに一体にして外部配管類を接続することができる。この結果、従前、機械室の壁、床および天井に固定していた外部配管類をポンプ部14とともに一体的に固定したので、ポンプ部14を含めた配管設備の小型化を図ることができ、かつ、配管設備の施工を容易に行うことができる。また、外部配管類を接続するための設計をその都度行う必要がない。
【0066】
図8では、ポンプ14Aの吸込口14Abに外部配管類を接続してある。この場合、吸込口14Abには、外部配管類としてフレキシブルジョイント(防振連結材)33A、曲管33D、開閉弁33B、曲管33Eおよび直管33Fが取り付けてある。
【0067】
フレキシブルジョイント33Aは、吸込口14Abとの間で口径を合わせるための接続配管34を介在して当該吸込口14Abに接続される。曲管33Dは、フレキシブルジョイント33Aに接続される。開閉弁33Bは、曲管33Dに接続される。曲管33Eは、開閉弁33Bに接続される。直管33Fは、曲管33Eに接続される。上記外部配管類は、フレキシブルジョイント33Aまでは吸込口14Abの中心軸線P2沿っており、曲管33D,33Eによって下方に曲げられて直管33Fがポンプ固定部1の下側を通過している。このような形態において、ポンプ固定部1には、第2支持部42が固定してある。
【0068】
第2支持部42は、固定台42Aと支持台42Bとを有している。固定台42Aは、ポンプ固定部1の基枠体11と略同形状であり、鉄骨材を接合して四辺に設けた枠体をなしている。また、固定台42Aの鉄骨材には、水平方向に貫通する連結用穴(連結手段)42Aaが複数設けてある。支持台42Bは、鉄骨柱の上端を基枠体11に接合し、下端を固定台42Aに接合して、基枠体11の下側に間隔をおいて固定台42Aを配置している。この場合、固定台42Aを機械室などの基礎側に対してアンカーなどで固定する。
【0069】
第2支持部42は、基枠体11と固定台42Aとの間の間隔に直管33Fを挿通して固定する。これにより、曲管33D、開閉弁33B、曲管33Eおよび直管33Fが第2支持部42によって支えられるため、当該曲管33D、開閉弁33B、曲管33Eおよび直管33Fの負荷がフレキシブルジョイント33Aにかかることがない。また、第2支持部42は、ポンプ固定部1に固定してあるので、ユニットUに一体にして外部配管類を接続することができる。さらに、第2支持部42は、固定台42Aに連結用穴42Aaが複数設けてあるので、上述のごとく各ユニットUの連結に際して第2支持部42も同様にして連結することができる。この結果、従前、機械室の壁、床および天井に固定していた外部配管類をポンプ部14とともに一体的に固定したので、ポンプ部14を含めた配管設備の小型化を図ることができ、かつ、配管設備の施工を容易に行うことができる。また、外部配管類を接続するための設計をその都度行う必要がない。
【0070】
図9では、ポンプ14Aの吸込口14Abに外部配管類を接続してある。この場合、吸込口14Abには、外部配管類としてフレキシブルジョイント(防振連結材)33A、曲管33D、開閉弁33B、曲管33E、直管33F、曲管33G、直管33Hおよびヘッダー管33Iが取り付けてある。
【0071】
フレキシブルジョイント33Aは、吸込口14Abとの間で口径を合わせるための接続配管34を介在して当該吸込口14Abに接続される。曲管33Dは、フレキシブルジョイント33Aに接続される。開閉弁33Bは、曲管33Dに接続される。曲管33Eは、開閉弁33Bに接続される。直管33Fは、曲管33Eに接続される。曲管33Gは、直管33Fに接続される。直管33Hは、曲管33Gに接続される。ヘッダー管33Iは、直管33Hに接続される。上記外部配管類は、フレキシブルジョイント33Aまでは吸込口14Abの中心軸線P2沿っており、曲管33D,33Eによって下方に曲げられて直管33Fがポンプ固定部1の下側を通過し、曲管33Gによって直管33Hおよびヘッダー管33Iがポンプ固定部1の後側で上方に立ち上げられている。このような形態において、ポンプ固定部1には、第2支持部42が固定してあり、さらに第2支持部42に第3支持部43が固定してある。
【0072】
第2支持部42は、固定台42Aと支持台42Bとを有している。固定台42Aは、ポンプ固定部1の基枠体11と略同形状であり、鉄骨材を接合して四辺に設けた枠体をなしている。また、固定台42Aの鉄骨材には、水平方向に貫通する連結用穴(連結手段)42Aaが複数設けてある。支持台42Bは、鉄骨柱の上端を基枠体11に接合し、下端を固定台42Aに接合して、基枠体11の下側に間隔をおいて固定台42Aを配置している。この場合、固定台42Aを機械室などの基礎側に対してアンカーなどで固定する。
【0073】
第2支持部42は、基枠体11と固定台42Aとの間の間隔に直管33Fを挿通して固定する。これにより、曲管33D、開閉弁33B、曲管33Eおよび直管33Fが第2支持部42によって支えられるため、当該曲管33D、開閉弁33B、曲管33Eおよび直管33Fの負荷がフレキシブルジョイント33Aにかかることがない。また、第2支持部42は、ポンプ固定部1に固定してあるので、ユニットUに一体にして外部配管類を接続することができる。さらに、第2支持部42は、固定台42Aに連結用穴42Aaが複数設けてあるので、上述のごとく各ユニットUの連結に際して第2支持部42も同様にして連結することができる。
【0074】
第3支持部43は、固定台43Aと支持台43Bとを有している。固定台43Aは、ポンプ固定部1の基枠体11と同様に、鉄骨材を接合して四辺に設けた枠体をなしている。支持台43Bは、鉄骨柱の下端を固定台43Aに接合してある。
【0075】
第3支持部43は、固定台43Aをボルトなどで第2支持部42の固定台42Aに連結する。これにより、支持台43Bがヘッダー管33Iの下側に当接して当該ヘッダー管33Iを下側から支える。これにより、ヘッダー管33Iとともに直管33Hおよび曲管33Gが第3支持部43によって支えられる。また、第3支持部43は、第2支持部42を介してポンプ固定部1に固定してあるので、ユニットUに一体にして外部配管類を接続することができる。
【0076】
このように、第2支持部42および第3支持部43によって上記のごとく外部配管類を接続した場合、従前、機械室の壁、床および天井に固定していた外部配管類をポンプ部14とともに一体的に固定したので、ポンプ部14を含めた配管設備の小型化を図ることができ、かつ、配管設備の施工を容易に行うことができる。また、外部配管類を接続するための設計をその都度行う必要がない。
【0077】
図10および11では、ポンプ14Aの吸込口14Abに外部配管類を接続してある。この場合、吸込口14Abには、外部配管類として曲管33J、フレキシブルジョイント(防振連結材)33A、直管33K、開閉弁33Bおよびヘッダー管33Cが取り付けてある。
【0078】
曲管33Jは、吸込口14Abとの間で口径を合わせるための接続配管34を介在して当該吸込口14Abに接続される。フレキシブルジョイント33Aは、曲管33Jに接続される。直管33Kは、フレキシブルジョイント33Aに接続される。開閉弁33Bは、直管33Kに接続される。ヘッダー管33Cは、開閉弁33Bに接続される。上記外部配管類は、曲管33Jに至るまでは吸込口14Abの中心軸線P2沿っており、曲管33Jによって上方に曲げられてフレキシブルジョイント33A、直管33Kおよび開閉弁33Bが、ポンプ14Aの吐出口14Aaの中心軸線P1と平行な中心軸線P3上に位置する。このような形態において、配管類固定部2には、第4支持部44が固定してあり、またポンプ固定部1には、補助支持部としての第5支持部45が固定してある。
【0079】
第4支持部44は、固定台44Aと支持材44Bとを有している。固定台44Aは、鉄骨材を接合して四辺に設けた枠体44Aaを有し、当該枠体を鉄骨腕44Abで配管類固定部2の前側に接合してある。支持材44Bは、横向き略U字形状とした鋼線であり、その端部に設けたネジ部を枠体44Aaに挿通してナットで取り付けてなる。支持材44Bの端部の枠体44Aaへの挿通はナットの締め込みで可変できる。
【0080】
第4支持部44は、直管33Kの外周に支持材44Bの曲部を巻回し、ナットの締め込みによって当該直管33Kを固定台44Aに取り付ける。これにより、直管33Kとともに開閉弁33Bおよびヘッダー管33Cが第4支持部44によって支えられるため、当該直管33K、開閉弁33Bおよびヘッダー管33Cの負荷がフレキシブルジョイント33Aにかかることがない。また、第4支持部44は、配管類固定部2に固定してあるので、ユニットUに一体にして外部配管類を接続することができる。
【0081】
第5支持部45は、鉄骨材を接合して下向き略コ字型にしてなり、その下端部をポンプ固定部1において防振部材12の上にある枠体13Aに接合してなる。第5支持部45は、接続配管34の下側に当接して当該接続配管34を下側から支える。これにより、曲管33Jをポンプ部14とともに防振部材12の上で支持するので、当該曲管33Jを吸込口14Abの直近に設けて、この曲管33Jにフレキシブルジョイント33Aを接続することができる。しかも、接続配管34とともに曲管33Jが第5支持部45によって支えられるため、上方から曲管33Jにかかる水圧および水そのものの負荷を受けることができる。
【0082】
すなわち、第4支持部44および第5支持部45によって上記のごとく外部配管類を接続した場合、ポンプ14Aの吸込口14Abに対してフレキシブルジョイント33Aよりも先に曲管33Jを接続することが可能となる。例えば図8では、吸込口14Abに対してフレキシブルジョイント33Aが接続されて、当該フレキシブルジョイント33Aに曲管33Dが接続されている。このようにすると、フレキシブルジョイント33Aがある分、ポンプ14Aの吸込口14Ab側(前側)に外部配管類が大きく延在する。上述のごとく第4支持部44および第5支持部45によって外部配管類を接続した場合では、吸込口14Abから直近に曲管33Jを接続してフレキシブルジョイント33Aを接続するので吸込口14Ab側(前側)に延在する外部配管類の寸法を短くすることができる。さらに、従前、機械室の壁、床および天井に固定していた外部配管類をポンプ部14とともに一体的に固定したので、ポンプ部14を含めた配管設備の小型化を図ることができ、かつ、配管設備の施工を容易に行うことができる。また、外部配管類を接続するための設計をその都度行う必要がない。
【0083】
なお、上述したポンプ用架台では、ポンプ部14に係わる設備などを伴う構成を備えている。以下、上記構成の実施の形態について説明する。図12〜14はポンプ用架台にて各種設備を伴う構成を示している。
【0084】
図12では、ポンプ固定部1の上方を囲う架設部51を有している。架設部51は、鉄骨柱51Aの下端をポンプ固定部1の基枠体11に接合し、当該鉄骨柱51Aの上端と配管類固定部2の支柱21との間に鉄骨梁51Bを架け渡して接合してある。鉄骨梁51Bには、H型鋼あるいはI型鋼などからなる支持梁52が設けてある。この場合、支持梁52を用いてポンプ部14の構成などをチェーンブロックなどで吊下げて設置あるいは交換する設備を得ることができる。
【0085】
図13では、上記架設部51の鉄骨梁51Bの上に、ポンプ部14に係わる電気配管や他の配管(例えばヘッダー管からの分岐配管)などの周辺配管を支持する設備を得ることができる。
【0086】
図14では、上記架設部51の鉄骨柱51Aの上部を短くして、鉄骨梁51Bの高さを低くしてある。そして、当該鉄骨梁51Bの上に通路となる設備を得ることができる。
【0087】
なお、上述した全ての実施の形態では、ポンプ部14、ポンプ14Aに必要な配管類、外部配管類および架設部51などを、ポンプ固定部1および配管類固定部2に対して接続しユニットを形成して搬送し機械室に固定できるため、ポンプ14Aを固定する場所の準備状況に先行してその他の配管設備が行えるなど、確実で効率の良い配管を行うことができる。また、上記構成を分解した状態で搬入しても各接続が確実かつ容易に行えるので、搬入時の現場の状況に応じて最適な効率で作業を行うことができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係るポンプ用架台によれば、ポンプ固定部においてポンプの吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にして当該ポンプを固定し、配管類固定部においてポンプの吐出口および吸込口の中心位置に対して当該吐出口および吸込口に接合すべき配管類の中心軸線を一致させる。このため、ポンプと配管類との互いの位置を位置決めして互いの接続を効率良く行うことができる。また、ポンプ固定部と配管類固定部とが一体であるため、位置合わせしたポンプおよび配管類を容易に設置することができる。
【0089】
さらに、本発明の請求項1にかかるポンプ用架台によれば、本架台および配管類を先行して施工現場にて設置し、その後にポンプを設置することも可能になる。このため、配管の施工準備が整っている場合にはポンプよりも先に配管の施工が行えるので施工工程を短縮することができる。
【0090】
さらに、本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、例えばポンプの機種が変わって当該ポンプの固定位置が変わっても、この固定位置に対応して吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にしてポンプを固定することができる。
【0091】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、固定すべき配管類の口径が変わっても、この口径に対応して配管類の中心軸線をポンプの位置に合わせることができる。
【0092】
また、本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、例えばポンプの機種や配管類が変わることによって配管類に接続する外部配管類との接続位置が変わっても、この接続位置に対応して配管類の中心軸線方向の位置を合わせることができる。
【0093】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、支持部によって外部配管類がポンプ固定部あるいは配管類固定部に支持されるので、従前天井、壁あるいは床に固定していた外部配管類と配管類との接続を容易に行うことができる。また、外部配管類がポンプ固定部あるいは配管類固定部に一体的に支持されるので配管設備全体の小型化を図ることができる。
【0094】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、ポンプ固定部を囲う架設部を用いて、ポンプのメンテナンス、他の配管の支持あるいは足場などを設置することができる。
【0095】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、ポンプと配管類とを一体的に接続したうえで外部との間での振動の伝わりを防止することができる。
【0096】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、補助支持部によってポンプと防振連結材との間に設けた外部配管類をポンプとともに防振機構で支持する。このため、例えば外部配管類としての曲管などをポンプの吸込口の直近に設けて、この曲管に防振連結材を接続することができる。しかも、曲管が補助支持部によって支えられるため、曲管にかかる水圧および水そのものの負荷を受けることができる。さらに、ポンプの吸込口から直近に曲管を接続して防振連結材を接続するので、従前、ポンプの吸込口の直近に接続した防振連結材に曲管を接続する構成と比較して吸込口側に延在する外部配管類の寸法を短くすることができる。
【0097】
本発明の請求項に係るポンプ用架台によれば、一体的に接続したポンプと配管類とからなる1構成を複数連結することで複合した配管設備を容易に得ることができる。また、基から位置合わせした構成を複数連結することで各配管類を接続するヘッダー管などを位置合わせの必要もなく容易に取り付けることができる。また、複数の連結によってポンプおよび配管類を固定するための剛性が増すので前記ヘッダー管などの荷重を支えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施の形態におけるポンプ用架台の前面図、(b)はポンプ用架台の側面図である。
【図2】ポンプ位置調整手段を示す平面図である。
【図3】ポンプ用架台にポンプおよび配管類を固定した側面図である。
【図4】ポンプ用架台にポンプおよび配管類を固定した前面図である。
【図5】(a)は配管位置調整手段を示す上面図、(b)は配管位置調整手段を示す側面図、(c)は配管位置調整手段を示す斜視図である。
【図6】ポンプ用架台を連結した状態を示す前面図である。
【図7】ポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示す側面図である。
【図8】ポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示す側面図である。
【図9】ポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示す側面図である。
【図10】ポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示す側面図である。
【図11】ポンプ用架台に各種外部配管類を接続した状態を示す前面図である。
【図12】ポンプ用架台にて各種設備を伴う構成を示す側面図である。
【図13】ポンプ用架台にて各種設備を伴う構成を示す側面図である。
【図14】ポンプ用架台にて各種設備を伴う構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ固定部
2 配管類固定部
11 基枠体
11A 鉄骨材
11Aa 連結用穴
12 防振部材
13 ポンプ位置調整手段
13A 枠体
13B 基準台
13Ba 円穴
13Bb 長穴
13C 前側調整機構
13Ca 回動板
13Cb スリット穴
13Cc 支持体
13D 後側調整機構
13Da 摺動板
13Db スリット穴
13Dc 支持体
14 ポンプ部
14A ポンプ
14Aa 吐出口
14Ab 吸込口
14B モータ
14C カップリング
14D ポンプ台
14Da 固定用ボルト
21 支柱
21A 鉄骨材
21Aa 連結用穴
22 支持枠体
22A 鉄骨材
23 配管位置調整手段
23A 接続基準管
23Aa 接続管
23Ab フランジ
23Ac 固定板材
23Ad 固定用穴
23B 調整機構
23Ba 調整板材
23Bb 調整用穴
23Bc 上支持片,下支持片
23Bd 取付板材
23Be 上支持板材
23Bf 下支持部材
23Ca,23Cb 弾性部材
23D ボルト
24A フレキシブルジョイント
24B 逆止弁
24C 開閉弁
25A 接続配管
25B 接続配管
31 ボルト
32 ヘッダー管
33A フレキシブルジョイント
33B 開閉弁
33C ヘッダー管
33D 曲管
33E 曲管
33F 直管
33G 曲管
33H 直管
33I ヘッダー管
33J 曲管
33K 直管
34 接続配管
41 第1支持部
41A 固定台
41B 支持台
42 第2支持部
42A 固定台
42Aa 連結用穴
42B 支持台
43 支持部
43A 固定台
43B 支持台
44 第4支持部
44A 固定台
44Aa 枠体
44Ab 鉄骨腕
44B 支持材
45 第5支持部
51 架設部
51A 鉄骨柱
51B 鉄骨梁
52 支持梁
P1,P2,P3 中心軸線
S 基準位置
S1,S2 基準線
U ポンプ用架台ユニット

Claims (7)

  1. ポンプの吐出口および吸込口の中心位置を所定の位置にして前記ポンプを固定するポンプ位置調整手段を有して基礎側に固定されるポンプ固定部と、
    前記ポンプの吐出口および吸込口の中心位置に対して当該吐出口および吸込口に接合すべき配管類の中心軸線を一致させて前記配管類を固定する配管位置調整手段を有して前記ポンプ固定部と一体に設けた配管類固定部とを備え、
    前記ポンプ位置調整手段は、
    板状の基準台と、前記基準台に設けられた前側調整機構及び後側調整機構とから構成され、
    前記前側調整機構は、
    前記基準台の前側に形成された円穴と、前記円穴に対して回動可能に係合する回動板と、前記回動板に設けられ、前記ポンプのポンプ台の前側に取り付けられた固定用ボルトを挿通させるための第1スリット穴とを備え、
    前記後側調整機構は、
    前記基準台の後側において前記基準台の前後方向に形成された長穴と、前記長穴に対してその長手方向に摺動可能に係合する摺動板と、前記摺動板に設けられ、前記ポンプのポンプ台の後側に取り付けられた固定用ボルトを挿通させるための第2スリット穴とを備えたことを特徴とするポンプ用架台。
  2. 前記配管類固定部は、前記ポンプ固定部に固定されるポンプを囲む態様で前記ポンプ固定部上に立設された複数の支柱と、各支柱の上端を連結する支持枠体とを備え、
    前記配管位置調整手段は、前記支持枠体の内側に配置された筒状の接続基準管と、前記支持枠体に固定され、前記接続基準管が取り付けられる調整機構と、複数のボルトとを有してなり、
    前記接続基準管は、
    その周面から径外方向に延在して設けられた固定板材と、
    前記固定板材に形成され、前記ボルトを挿通させるための複数の固定用穴とを備え、
    前記調整機構は、
    前記固定板材と当接した状態で配置される調整板材と、
    前記調整板材において水平方向に延在し、かつ、前記固定板材に形成された各固定用穴に重なる位置に形成され、重なり合う前記固定用穴とともに前記ボルトを挿通させるための複数の調整用長穴とを備えたことを特徴とする請求項に記載のポンプ用架台。
  3. 前記配管類に接続される外部配管類を支持する支持部を備え、
    前記支持部を前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ用架台。
  4. 前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部に取り付けられて、前記ポンプ固定部を囲う架設部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のポンプ用架台。
  5. 前記ポンプ固定部は、前記ポンプと前記基礎側との間の振動の伝わりを防ぐ防振機構を有し、前記配管類固定部は、前記ポンプと前記配管類との間の振動の伝わりを防ぐ防振連結材を含む前記配管類を固定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のポンプ用架台。
  6. 前記ポンプ固定部に取り付けられて、前記ポンプと前記防振連結材との間に設けた前記外部配管類を支持する補助支持部を備えたことを特徴とする請求項に記載のポンプ用架台。
  7. 前記ポンプ固定部あるいは前記配管類固定部は、他のポンプ固定部あるいは他の配管類固定部に対して互いに連結し得る連結手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のポンプ用架台。
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