JP2000291197A - ビル構造 - Google Patents

ビル構造

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JP2000291197A
JP2000291197A JP11101816A JP10181699A JP2000291197A JP 2000291197 A JP2000291197 A JP 2000291197A JP 11101816 A JP11101816 A JP 11101816A JP 10181699 A JP10181699 A JP 10181699A JP 2000291197 A JP2000291197 A JP 2000291197A
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common
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slab
beams
floor
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JP11101816A
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Masatoshi Morita
昌利 守田
Kenji Yamada
健司 山田
Yoshihiko Tano
好彦 田野
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PUROTEKKU KK
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PUROTEKKU KK
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水回り設備の配置も含めて専有部分の間取りを
自由に変更できるビル構造を提供する。 【解決手段】少なくとも専有部分1には逆梁工法による
床構造を採用し、この梁3〜6に構造上許容される範囲
で複数の貫通孔9をあらかじめ孔設し、この梁3〜6と
スラブ8によって形成される床下空間において専有部分
1用の設備配管12(排水管等)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特定の入居利用
者がもっぱら利用する専有部分と複数の入居利用者が共
同で利用する共用部分とからなるビル構造に関する。と
くに、逆梁工法を利用したビル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なビル構造においては、設
備配管が専有部分を縦に貫通するパイプスペースに収納
されており、トイレやキッチン、風呂などの水回り設備
をこのパイプスペースに近接して配置しなければならな
いという制約がある。このため、設計段階において専有
部分の間取り設計の自由度が低く、改装時における間取
り変更もきわめて限られた範囲でしかできず、時代の変
化や生活様式の変化に対応できないビル構造となってい
る。ビル全体の設備の更新もすべての入居者の同意を得
なければ実施できず、ビル管理上の大きな制約となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、かかる背
景に鑑みてなされたものであり、水回り設備の配置も含
めて専有部分の間取りを自由に変更できるビル構造を提
供することを目的としている。
【0004】本発明は、さらに、共用部分の設備配管に
ついては専有部分に影響を及ぼすことなくメンテナンス
できるようにし、ビル本来の耐用年数にわたってビルの
躯体と設備を専有部分使用者がインフラとして活用しつ
づけることができるようにすることを目的としている。
【0005】さらに、逆梁工法を採用したときに発生す
る問題点のうち、工事期間中にスラブ上に雨水がたまる
問題と、床フトコロが大きくなって望ましい基準階高が
確保しにくいという問題を解決するとともに、逆梁だか
らこそ可能な型枠の再利用の方法を確立し、これらによ
り逆梁工法のコストを低下させることも本発明の課題で
ある。
【0006】また、逆梁工法による床構造における防音
性能を向上させることも本発明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、少なくとも専有部分には逆梁工法による
床構造を採用し、この梁に構造上許容される範囲で複数
の貫通孔をあらかじめ孔設し、この梁とスラブによって
形成される床下空間において当該専有部分用設備配管を
行うことを特徴としている。
【0008】このような構造とすることにより、梁にあ
らかじめ孔設した複数の貫通孔を利用して床下において
自由に設備配管を配置することができ、専有部分では水
回りの配置も含めて自由に設計変更することが可能とな
る。
【0009】本発明のビル構造においては、さらに、上
記のようにして専有部分の床下空間に配置された専有部
分用設備配管とビル外とを接続する共用設備配管を、共
用廊下に設けた共同溝の中に設置した横行共用設備配管
と、これと接続する縦行共用設備配管とから構成し、こ
の縦行共用設備配管を共用部分のフロア間を縦に貫通す
る共同シャフトの中に設置することを特徴としている。
このような構造とすることにより、共用設備配管を専有
部分に影響を及ぼすことなく保守、点検、修繕、取替等
することができ、ビル本来の耐用年数にわたってビルの
躯体と設備を専有部分使用者がインフラとして活用しつ
づけることが可能となる。
【0010】配管の自由度を確保するためには、排水管
のために床下空間内で適切な水勾配を確保することが必
要である。本発明のビル構造においては、梁にあらかじ
め孔設する貫通孔を直径Rの円筒形に形成するととも
に、共用廊下に最も近い梁に孔設した貫通孔の上頂部と
梁頂面との垂直距離をD3、共用廊下に最も遠い梁に孔
設した貫通孔の上頂部と梁頂面との垂直距離をD1、こ
れらの貫通孔を貫通して配置される排水管の直径をd、
これら梁間の水平距離をLとしたとき、D1≦D3+R
−d−L÷50が成り立つ位置関係に孔設することによ
って、この課題を解決している。すなわち、貫通孔の配
置を上記の式が成り立つようにすることにより、二つの
梁を貫通する直径dの排水管に50分の1という望まし
い水勾配を持たせることが可能となるのである。
【0011】工事期間中にスラブと梁によってプール状
の空間が形成され、雨水がたまるという課題について
は、梁に水抜き穴を設けることによって解決する。水抜
き穴は水が流れる程度の大きさであればよく、梁の強度
に影響を及ぼさない程度に小さい穴とする。この水抜き
穴は、工事完成後における配管からの水漏れを共有部分
またはビル外部から検知するためにも使用できる。
【0012】床の防音性能を向上させるために、通常は
スラブ上の馬によって支持する配管を、梁間に掛け渡し
た大引から吊り下げる方式とするとともに、この大引と
梁との間にゴムパッキン等の緩衝部材を挟む。これによ
り排水音の伝わりを緩衝部材によって吸収するととも
に、緩衝部材を通過した振動も高質量の梁によって吸収
することができる。
【0013】逆梁工法においては、スラブ下面は平坦で
あって、下階の天井面を構成し、その形状は下階の床面
と同一である。このため、スラブ下面用の型枠は、はず
したらそのまま下階の床の下地材として使用することが
可能である。これにより、型枠の搬出・廃棄に伴うコス
トが省略されるとともに下地材の材料費が節約できると
いうメリットがある。
【0014】階高が高くなるためコスト増につながると
いう逆梁工法の問題点については、スラブとスラブの間
の高さを通常階高の2フロア分乃至3フロア分の高さと
し、この空間において専有部分所有者がフロア数やフロ
アの高さを自由に設定できるようにすることによって一
気に解決することができる。以下、図7および図8を参
照しつつ説明する。図7は本発明に係わるビル構造を示
すものであり、図8は従来の通常的なビル構造を示すも
のである。
【0015】すなわち、本発明では、スラブ間の空間S
Hに多層の空間を構成することにより、スラブを含む階
間フトコロFが通常のビル構造における階間フトコロ
F’よりも多少大きくなってスラブ間の高さがその分小
さくなったとしても、スラブ間の空間を仕切る床厚Qは
通常の木造家屋並で十分であるから、スラブ間の空間に
形成される各フロアの高さPは通常の高さP’と同じか
またはより大きくすることが可能となる。なお、このよ
うなビル構造とすることにより、共用部分の占める割合
が相対的に減少し、コスト圧縮につながる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜6を
参照しつつ説明する。
【0017】本実施形態は、本発明に係るビル構造を共
同住宅に適用したものである。図1はフロア断面図であ
って、専有部分1が逆梁工法により、共用部分(共用廊
下)2が順梁工法により構成されている。すなわち、梁
3,4,5,6は専有部分1のスラブ8の上面に突出す
る形で構成され、梁6,7は共用廊下2のスラブ26の
下面に突出する形で構成されている。
【0018】梁せいHは70センチメートル、スラブ厚
Sは15センチメートルである。
【0019】梁3,4,5,6には、複数個の円筒状貫
通孔9が約60センチメートルのピッチであらかじめ孔
設されている。貫通孔9の直径Rは20センチメートル
となっている。
【0020】この梁の配筋構造は、本出願と同日付の同
出願人の特許出願に従うものであり、梁面の四隅近傍に
梁長手方向に沿って配設された4本の主筋32と、この
主筋に対して直交するように巻回された複数の帯筋33
と、梁の長手方向側面において一対の対向する主筋32
の間に配設された一対の斜行補強筋34とで構成されて
いる。
【0021】斜行する補強筋34は約90度の角度を持
ってジグザク状に屈曲されており、主筋32に対して4
5度で斜行する部分を備えている。それぞれの斜行補強
筋34は各屈曲部に接合部35を備え、ここで主筋32
に接合される。この結果、斜行補強筋34は、梁側面か
ら見た場合に、上下の主筋の間に正方形が連続するトラ
ス状の斜め格子を構成する。
【0022】梁せいHが70センチメートルの場合、こ
の正方形格子の対角線は約60センチメートルとなり、
貫通孔9をこの正方形の中に配置することにより、梁の
力学的強度を損なうことなく、芯芯で約60センチのピ
ッチで複数の貫通孔を孔設することができるのである。
【0023】貫通孔9は、鉄筋の耐腐食性能を確保する
ため、鉄筋からこの貫通孔9までの最低コンクリート厚
が5センチメートル以上となるように配置されなければ
ならない。この要請を満たすための貫通孔9の配置は、
梁頂面から貫通孔9の上頂部までの距離D1,D2,D
3で、21センチメートル乃至29センチメートルであ
る。
【0024】また、貫通孔9は、共用廊下2のスラブ2
6下に共用配管20を設置し、この共用配管から最も遠
いバルコニー27寄りに風呂、洗面、キッチン、トイレ
等の水回り設備を設置したときに、排水管12に50分
の1の水勾配を確保できるよう各梁において位置決めし
なければならない。
【0025】同じ排水管12を貫通させる可能性のある
最も遠い梁間の距離をL、排水管12の直径をd、貫通
孔9の直径をR、共用廊下に一番近い梁6における梁頂
面から貫通孔9の上頂部までの距離をD3、共用廊下か
ら一番遠い梁4における梁頂面から貫通孔9の上頂部ま
での距離をD1とすると、D1の許容最大値は、D3+
R−d−L÷50の算式で得られる。
【0026】この実施形態においては、共用廊下2に一
番近い梁6からバルコニー27に一番近い梁3までの長
さが10.8メートルであり、各梁間の距離が3.6メ
ートルである。したがって、排水管を貫通させる可能性
のある最も遠い梁間の距離Lは、梁4と梁6の間の距離
7.2メートルとなる。排水管の直径dは一般的には6
0ミリメートル乃至100ミリメートルであり、貫通孔
の直径Rが20センチメートルである。したがって、D
3を最大の29センチメートルとしたとき、D1の最大
許容値は24.6センチメートルとなる。
【0027】この実施形態においては、余裕をもって配
管ができるよう、D1は21センチメートル、D2は2
5センチメートル、D3は29センチメートルとしてい
る。
【0028】図4は、共用配管の概念図である。各専有
部分から導出された排水管12は、共用廊下2のスラブ
26下を共用廊下に沿って伸びる横行共用排水管20に
接続する。このスラブ26下には、給水管、電気配線、
ガス配管、各種通信回線等が並行して配設されており、
実質的に共同溝30となっている。共同溝30に収納さ
れた横行共用排水管20などの横行共用設備配管は、共
用廊下2に接して設けられた共同シャフト29に収納さ
れた縦行共用排水管28などの縦行共用設備配管に接続
している。縦行共用設備配管は、それぞれビル外の地域
設備配管に接続している。共同溝30と共同シャフト2
9は、いずれも共用廊下2側から開閉可能な扉によって
保守、点検、修繕、取替等が可能な構造となっている。
【0029】各梁3,4,5,6のスラブ上面に近接す
る位置には、梁強度に影響を及ぼさない程度の大きさの
水抜き穴14が貫通孔9と同ピッチで貫設されている。
本実施形態においては、水抜き穴の位置は、梁の主筋3
2と帯筋33と補強筋34の斜行部がスラブ側において
形成する小三角形のほぼ中心部となっている。この水抜
き穴14は、施工過程においてはスラブ8と梁3,4,
5,6が形成するプール状の空間にたまる雨水を排出す
る穴として機能する。また、竣工後においては、配管等
からの水漏れがあった時に漏れた水を排出し、早期に水
漏れを検知する機能を発揮する。
【0030】梁3,4,5,6の上縁部にはL字型の切
欠が設けられており、この切欠に複数本の大引15が掛
け渡されている。大引15の上には、大引15と直交す
るように複数本の根太16が設置され、その上に床下地
材17、床材18が順次設置されて床組が構成される。
大引15と梁3,4,5,6上縁部の切欠との間には、
緩衝部材19が挟置されている。これにより、床に加え
られる衝撃が直接梁3,4,5,6やスラブ8に伝わる
ことなく、緩衝部材19によって吸収され、下階の静粛
性を保つことができる。緩衝部材19によって吸収され
なかった振動も、梁3,4,5,6の十分な質量によっ
て吸収される。
【0031】床下空間に設置される設備配管12は、ス
ラブ上に設置した馬に載置するのではなく、大引15に
懸架された懸垂部材13によって支えられている。これ
によって、排水音等の振動は、直接スラブに伝わること
なく、大引15を介して緩衝部材19において吸収さ
れ、下階の静粛性を保つことができる。
【0032】図6は、コンクリート打設時における型枠
の配置を示している。逆梁工法であるため、スラブ8用
の型枠22は単純な平板により構成される。この平板状
の型枠22は、周縁部においては側壁乃至柱20用の型
枠21の上端に載置されることによって支持される。周
縁部以外においては、格子状に組み合わされた鉄パイプ
23,24によって支持され、これらの鉄パイプ24は
可変支柱25によって支持される。
【0033】本発明のビル構造においては、天井型枠2
2は床面と同一の形状をしているため、型枠としての使
用が終わったらそのまま床下地材として利用される。こ
のため、所定の養生期間経過後まで、型枠22と鉄パイ
プ23.24、可変支柱25は型枠22とともにそのま
まの状態で存置されて差し支えない。側壁乃至柱20用
型枠21は、別のフロアで再利用するために型枠存置期
間経過後撤去しても良い。
【0034】通常の工法においては、天井用型枠22に
ついても別のフロアにおいて再利用するために、型枠存
置期間経過後ただちにいわゆる「盛り替え」という作業
が行われていた。
【0035】すなわち、一度鉄パイプ23,24と可変
支柱25を撤去して型枠22を取り外し、再び一度鉄パ
イプ23,24と可変支柱25を設置するのである。
【0036】本発明の構成によれば、型枠の有用部品と
しての再利用がなされ、材料費と使用済み型枠の搬出と
廃棄に伴うコストが削減されるだけでなく、「盛り替
え」に伴う工数が削減でき、大きなメリットがある。
【0037】図7は、本発明の第2の実施形態にかかる
ビル構造を断面図で示している。スラブ間の高さSHは
図8に示す通常のビル構造におけるスラブ間の高さS
H’の2倍に設定されている。具体的には、SHは5.
8メートルであり、SH’は2.9メートルである。
【0038】図8に示す通常のビル構造では、梁を天井
に露出させることにより床フトコロF’を50センチメ
ートルに節約してあり、実質的な天井高P’は2メート
ル40センチとなっている。しかも天井に梁が25セン
チメートル露出し、梁下では2メートル15センチメー
トルの天井高となってしまう。
【0039】これに対して本発明のビル構造では、床フ
トコロが梁せいHに根太と床下地材、床材の厚さを加え
た75センチメートルあるが、専有空間31に2層のフ
ロアを木造で構成するため、専有空間内床厚Qは25セ
ンチメートル程で十分である。このため実質天上高Pは
2メートル40センチと、通常と同一の天井高を確保す
ることができる。
【0040】しかも天井に梁の露出が一切なく、どの場
所をとっても天井高に変化がないので、間仕切りや家具
の設置や移動が容易である。
【0041】図には示していないが、スラブ間の高さS
Hを図8に示す通常のビル構造におけるスラブ間の高さ
SH’の3倍に設定すれば、実質的な天上高は2メート
ル48センチを確保できることになる。
【0042】したがって、このような構成をとることに
より、逆梁工法によるビル構造が階高のためにコスト高
につながるという問題点は解消される。
【0043】また、図7と図8に示したように専有部分
31,31’の空間体積と共用部分36,36’の空間
体積の比率を見ると、同じ専有空間を得るために必要と
される共用空間は本発明の構成のほうがはるかに小さ
く、コスト的にはむしろ有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うビル構造の一実施形態を示す断面
図。
【図2】図1のA−A’断面図。
【図3】図2のB−B’断面図。
【図4】本発明に従うビル構造の設備配管の構成を示す
平面概念図。
【図5】図1の一部拡大断面図。
【図6】本発明に従うビル構造を建設する過程に於ける
型枠の設置方法を示す断面図。
【図7】本発明に従うビル構造のもう一つの実施形態を
示す断面図。
【図8】従来のビル構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1…専有部分、2…共用部分(共用廊下)、3,4,
5,6,7…梁、8…スラブ、9…貫通孔、12…専有
設備配管(排水管)、13…懸垂部材、14…水抜き
穴、15…大引、16…根太、17…床下地材、18…
床材、19…緩衝部材、20…横行共用設備配管、21
…側壁または柱用型枠、22…スラブ用型枠、23,2
4…型枠支持鉄パイプ、25…支柱、26…共用廊下ス
ラブ、27…バルコニー、28…縦行共用設備配管、2
9…共用シャフト、30…共同溝、31,31’…専有
空間、32…主筋、33…帯筋、34…斜行補強筋、3
5…接合部、36,36’…共用空間、37…側壁また
は柱、H…梁せい、D1,D2,D3…梁上頂面と貫通
孔上頂部との距離、R…貫通孔の直径、S…スラブ厚、
SH,SH’…スラブ間高さ、F,F’…床フトコロ、
P,P’…実質天井高、Q…専有空間内床厚。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の入居利用者がもっぱら利用する専有
    部分と複数の入居利用者が共同で利用する共用部分とか
    らなるビル構造において、少なくとも専有部分にはスラ
    ブの上面に梁を設置する逆梁工法による床構造を採用
    し、この梁に構造上許容される範囲で複数の貫通孔をあ
    らかじめ孔設し、この梁とスラブによって形成される床
    下空間において当該専有部分用設備配管を行うことを特
    徴とするビル構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のビル構造において、専有
    部分用設備配管とビル外とを接続する共用設備配管を、
    共用廊下に設けた共同溝の中に設置した横行共用設備配
    管と、これと接続する縦行共用設備配管とから構成し、
    この縦行共用設備配管を共用部分のフロア間を縦に貫通
    する共同シャフトの中に設置することを特徴とするビル
    構造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のビル構造において、梁に
    あらかじめ孔設する貫通孔を直径Rの円筒形に形成する
    とともに、共用廊下に最も近い梁に孔設した貫通孔の上
    頂部と梁頂面との垂直距離をD3、共用廊下に最も遠い
    梁に孔設した貫通孔の上頂部と梁頂面との垂直距離をD
    1、これらの貫通孔を貫通して配置される排水管の直径
    をd、これら梁間の水平距離をLとしたとき、D1≦D
    3+R−d−L÷50が成り立つ位置関係に孔設するこ
    とを特徴とするビル構造。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のビル構造において、各梁
    のスラブ上面に近接する位置に梁強度に影響を及ぼさな
    い程度の水抜き穴を貫設したことを特徴とするビル構
    造。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のビル構造において、専有
    部分用の設備配管を梁間に掛け渡した大引から吊り下
    げ、大引と梁の間には緩衝部材を挟置することを特徴と
    するビル構造。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のビル構造において、天井
    スラブを打設するために使用した型枠を床下地材として
    再利用することを特徴とするビル構造。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のビル構造において、スラ
    ブとスラブの間の高さを通常階高の2フロア分乃至3フ
    ロア分の高さとしたことを特徴とするビル構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529735A (ja) * 2010-06-28 2013-07-22 ガルシア、アルベルト アラルコン 設備をアクセス可能に設置可能なスラブ、または類似した軽量構造部材
JP2018071160A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社竹中工務店 床スラブ構造
CN109440921A (zh) * 2018-12-14 2019-03-08 重庆迈高电梯有限公司 一种电梯廊桥

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