JP2006097342A - 集合住宅の建物構造 - Google Patents

集合住宅の建物構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006097342A
JP2006097342A JP2004284985A JP2004284985A JP2006097342A JP 2006097342 A JP2006097342 A JP 2006097342A JP 2004284985 A JP2004284985 A JP 2004284985A JP 2004284985 A JP2004284985 A JP 2004284985A JP 2006097342 A JP2006097342 A JP 2006097342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
floor slab
floor
common
dwelling unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004284985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4234660B2 (ja
Inventor
Tsutomu Kiyousei
勉 教誓
Atsushi Hattori
敦志 服部
Masaya Kawasaki
賢哉 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2004284985A priority Critical patent/JP4234660B2/ja
Publication of JP2006097342A publication Critical patent/JP2006097342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4234660B2 publication Critical patent/JP4234660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 共用廊下の歩行性、施工時の利便性並びに経済性を向上しつつ、配管・配線に関してスケルトン・インフィルに基づく集合住宅を具現化すること。
【解決手段】 集合住宅において、各住戸の配管・配線と共用廊下の配管・配線とを接続するにあたり、各住戸を二重床として各住戸の配管・配線の配設スペースを形成し、各住戸の配管・配線を大梁の上を通して共用廊下を貫通させ、共用廊下の下の配管・配線と接続する。
【選択図】 図2

Description

本発明は集合住宅の建物構造に関し、特に、集合住宅における配管・配線技術に関するものである。
集合住宅の配管・配線技術として、例えば、各住戸内の横引き配管を各住戸内や各住戸に面する玄関周り等の共用部分に共用の竪配管を設け、ここに直接接続するものが提案されている。しかし、この方式では各住戸の専有空間が狭くなったり、又は、上階住戸内の排水音等が下階住戸内において聞こえるといった問題がある。
この方式の問題を解決するものとして、例えば、特許文献1には、各住戸の配管を住戸の壁及び共用廊下の床スラブを貫通させ、当該床スラブ下にある共用の横配管に接続し、更にこの横配管を階段室にある堅配管に接続する共同住宅の設備配管構造が開示されている。そして、特許文献1にはこの設備配管構造を採用することで、階段の工業化率を向上させ、室内に配管スペースを多くとらず、上階の給排水の影響を受けないという効果をもたらすことが記載されている。
しかし、特許文献1に記載のものは、いわゆるスケルトン・インフィルの考え方に基づいておらず、新築時やリニューアル時のいずれにおいても台所やトイレ等、水回りの位置に制約があり、一旦設置場所を決定すればその後の水回りの位置は事実上変更はできない。
スケルトン・インフィルとは、建物をスケルトン(構造体)とインフィル(内装・設備)とに別々に分けて設計する設計思想である。このことから、スケルトン・インフィルに基づく住宅は、レイアウトフリー、長寿命等に特長を有するとされている。スケルトン・インフィルに基づく集合住宅では、構造体そのものは変えずに、内装や設備は古くなったら交換したり、大幅な間取りの変更を容易に行うことができる。例えば、2住戸の戸境壁を取り払い、1住戸とするようなことも可能となる。スケルトン・インフィルに基づく集合住宅の構造体は、ラーメン構造と呼ばれる柱、大梁で構成され、住戸部分の壁は基本的には全て非耐力壁となる。
一方、このようなスケルトン・インフィルに基づく集合住宅に採用可能な配管・配線技術として特許文献2に記載のものが提案されている。特許文献2には共用廊下及び各住戸の床を二重床とし、二重床内の空間を配管・配線の配設空間とするものが開示されている。共用廊下の床スラブには配管・配線用の共同溝が形成され、ここに各階住戸に共通の配管・配線が配設される。そして、各住戸の二重床内の空間を通して各住戸用の配管・配線と共同溝内の各階共用の横配管・配線とが接続される。そして、特許文献2にはこの構造を採用することで新築時には各住戸毎に任意の場所で配管・配線でき、躯体工事完了後まで住戸の間取りの決定を延ばすことができるとされている。なお、特許文献2には明示されていないが、共用廊下と住戸の境の壁を非耐力壁としておくことで配管・配線場所の位置の変更を容易に行うことができる。つまり、その壁の下端部の任意の位置に配管・配線用の穴を開けることができ、大幅な間取り変更を伴うリニューアルも比較的容易である。
特開平6−128989号公報 特開平11−324039号公報
しかし、特許文献2の構造では、共用廊下の床スラブに共同溝を設け、この共同溝の上面全体を薄板で覆うことにより共用廊下を二重床とするものである。共用廊下全体が二重床となるため、一重床に比べてコストアップは否めない。また、歩行者は薄板上を歩行することになるため、歩行音が発生する場合があると共に、たわみが生じ易いので床スラブ上を歩行する場合よりも歩行感が劣るため、使用時の歩行性が必ずしもよくない。更に、建物の施工時においては共用廊下の工事が終わらないと共用廊下を資材の搬入通路として使用することが困難である。仮に、共用廊下の床スラブ上を歩行するとなると住戸の床スラブとの間に大きな段差があるので共用廊下と住戸との間の移動が不便である。また、共用廊下を二重床とすると雨水が共同溝内に溜まるおそれがあるため、現実的には共用廊下に雨が吹き込まないセンターコアタイプの集合住宅にしか適用できず、開放廊下には適用が難しい。
本発明は、上記のような問題を踏まえてなされたものであり、その目的は、共用廊下の歩行性、施工時の利便性並びに経済性を向上しつつ、配管・配線に関してスケルトン・インフィルに基づく集合住宅を具現化することにある。
本発明のよれば、集合住宅の共用廊下に、各階住戸に共通の配管・配線を配設し、当該各階住戸に共通の配管・配線から各住戸に個別の配管・配線を分配する、集合住宅の建物構造において、各住戸の床構造として少なくとも前記共用廊下に面する領域において形成され、第1床スラブと床材とからなる二重床と、前記第1床スラブを支持する大梁と、前記大梁に接続され、前記共用廊下を構成する第2床スラブと、を備え、前記共通の配管・配線が前記第2床スラブ下に配設され、前記個別の配管・配線が前記二重床内から前記大梁上及び前記第2床スラブを通過して前記共通の配管・配線に接続されるように、前記個別の配管・配線が通過する通過部を前記第2床スラブに設けたことを特徴とする集合住宅の建物構造が提供される。
この建物構造では各住戸の床構造として少なくとも共用廊下に面する領域を二重床とすることで各住戸内の配管・配線を任意の位置に配設できる。また、共用廊下の床スラブ下に各階住戸に共通の配管・配線を配設し、大梁上を通して各住戸に個別の配管・配線と接続するので、共用廊下を一重床とすることができる。従って、共用廊下の歩行性、施工時の利便性並びに経済性を向上しつつ、配管・配線に関してスケルトン・インフィルに基づく集合住宅を具現化することができる。
本発明においては、前記大梁上に、各住戸のメータボックスの収納スペースを設けることもできる。大梁上にメータボックスの収納スペースを設けることで、各住戸の専有面積をより広くとることができ、また、大梁に沿った任意の位置にメータボックスが収納できる。
また、本発明においては、前記通過部が、前記第2床スラブの一部を切り欠いて形成され、前記共通の配管・配線のための点検口として兼用される切り欠き部であり、更に、当該切り欠き部を覆う開閉可能な蓋部材を前記第2床スラブに設けることもできる。この構成によれば、配管・配線を点検するための構造を簡易に構成できる。
また、本発明においては、前記共用廊下が開放共用廊下であり、前記第2床スラブは、前記大梁を支持する柱に支持された片持ち梁に支持され、かつ、開放端側の第1の領域と、各住戸側の第2の領域と、を有し、前記第2床スラブが、前記片持ち梁と前記第1の領域とで前記柱に支持され、前記第2の領域を前記通過部が形成可能な構造とすることもできる。この構成によれば、前記通過部を前記第2の領域の任意の位置に形成でき、新設時だけでなく、竣工後のリニューアル時でも必要に応じて前記通過部の配設位置を設定できる。
また、本発明においては、前記集合住宅がセンターコア形式の建築物であり、前記第2床スラブはコア側の構造体に支持されてもよい。本発明はセンターコア形式の建築物にも適用できる。
本発明によれば、共用廊下の歩行性、施工時の利便性並びに経済性を向上しつつ、配管・配線に関してスケルトン・インフィルに基づく集合住宅を具現化することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る建物構造を採用した多層階の集合住宅のある階のレイアウト図である。この集合住宅はスケルトン・インフィルに基づく集合住宅を想定したもので、図1において破線L1は各住戸の区画の例を示している。各住戸を区画する壁として非耐力壁を採用することで各住戸の区画は任意に変更することができる。図1の集合住宅はそのセンタ部分が吹抜となっており、この吹抜の周囲を取り囲むように共用廊下1が設けられて開放廊下を形成している。そして、共用廊下1の周囲には各住戸が設けられている。
吹抜の各隅部には各階の共有堅配管又は共有配線の少なくともいずれか配設される堅配管・配線部5が設けられている。本実施形態は共用廊下1に、各階住戸に共通の配管・配線を配設し、当該各階住戸に共通の配管・配線から各住戸に個別の配管・配線を分配する構造を採用したものであり、各階を縦断する堅配管・配線部5内の堅配管・配線には共用廊下1下に配設される各階住戸に共通の配管・配線(横配管・横配線)が接続される。
次に、図2を参照して本発明の一実施形態に係る建物構造の要部について説明する。図2は図1の線XXに沿う概略断面図であり、特に、配管・配線構造を示す図である。同図は共有廊下1近傍の構成についておよそ2階分の構造を示している。本実施形態では、まず、各住戸の床構造として少なくとも共用廊下1に面する領域において二重床構造2が採用されている。この二重床構造2は、床スラブ21と床スラブ21の上方に配設された板状の床材22とから構成されている。
この二重床構造2の内部空間は各住戸に個別の配管23、配線24の配設空間を構成する。床スラブ21と床材22との間隔、つまり、二重床構造2の内部空間の高さは配管23によって決定される。単に配管23を水平に配するだけであれば必要な高さは150mm程度である。配管23の勾配により自然排水を行う場合、二重床構造2の内部空間の高さは高いほど好ましいが、コストアップの要因となる。従って、住戸内のあらゆる場所(台所、浴室を共用廊下1から最も遠くに設置する場合等)から自然排水させるためには、共用廊下1の横配管から最短距離で接続した場合(横配管と配管23とを直交させる場合)であっても、二重床構造2の内部空間の高さを300mm以下にすることが望ましい。
なお、各住戸の床構造としては全域に渡って二重床構造とすることもできる。そうすることで任意の位置に配管23及び配線24を配設することができ、スケルトン・インフィルに基づく集合住宅により即したものとなる。しかし、各住戸において配管23、配線24が実際上ほとんど配設されることがない領域も存在するので、共用廊下1に面する必要な領域において二重床構造2を採用すればよいことになる。
次に、床スラブ21は大梁3により支持されている。大梁3上には各住戸のメータボックス31の収納スペース32が設けられている。収納スペース32は大梁3に沿って設けられ、共用廊下1と各住戸とを区画する非耐力壁33、34と、上下階の大梁3と、その階の左右の柱とにより形成されている。メータボックス31には各住戸の配線24が接続されている。本実施形態ではメータボックス31を大梁3上に収納することにより、メータボックス31が共用廊下1に突出しなくなるので、各住戸の専有面積をより広くとることができる。また、大梁3に沿った任意の位置にメータボックス31が収納できるのでスケルトン・インフィルに基づく集合住宅により即したものとなる。なお、収納スペース32内にメータボックス31を設置する位置が決まれば、収納スペース32内の残りのスペースは例えば物入れ等に使用できる。
次に、共用廊下1の構造について説明する。共用廊下1は大梁3に接続された床スラブ11を備える。但し、後述するように床スラブ11は大梁3には接続されているが、構造的には大梁3に支持されていない。床スラブ11はその住戸側の端部が大梁3上に重ねられるようにして大梁3に接続されている。床スラブ11の住戸側の端部上には非耐力壁33を立設するための支持部材33aが一体に設けられている。この支持部材33aも非耐力部材である。非耐力壁34は大梁3上に立設されているが、その下端の一部に切り欠き部34aが設けられており、この切り欠き部34aを配管23及び配線24が通過する。なお、図示していないが、非耐力壁34は防火区画として成り立つ必要があるので、切り欠き部34aは穴開きのブロック等を積んで形成し、この穴の中を配管・配線を通した後、隙間をモルタル等で充填することになる。
床スラブ11の下には、その階の各住戸に共通となる横配管12、横配線13が配設されており、共用廊下1の長手方向に渡って延在している。符号14は他の横配管又は横配線群を示している。これらの横配管、横配線の下側には床スラブ1にとりつけられ、これらの横配管、横配線を覆うカバー部材15が設けられている。カバー部材15は外部から横配管、横配線が見えないようにするための部材であり、共用廊下1の下の天井部を構成することになる。
床スラブ11には、各住戸に個別の配管23、配線24が二重床構造2内から大梁3上及び床スラブ11を通過して、横配管12、横配線13に接続されるように、配管23、配線24が通過する通過部11aが設けられている。本実施形態の場合、通過部11aは床スラブ11の一部(住戸側の端面の一部)を切り欠いて形成されており、横配管12、横配線13並びにこれらと配管23、配線24との接続部分を点検するための点検口として兼用されている。兼用することで配管・配線を点検するための構造を簡易に構成できる。
通過部11a上にはこれを覆う開閉可能な板状の蓋部材16が設けられている。蓋部材16はその閉鎖時において雨水等が床スラブ11上から通過部11aを通って下方へ流れ落ちないように通過部11aとの間でシール材等によりシールされることが望ましい。なお、共用廊下1の下の天井部を構成するカバー部材15にも必要に応じて点検口及びこれを塞ぐ開閉可能な蓋部材を設けることにより、日常的な点検はカバー部材15側から行うようにすることが望ましい。
本実施形態では大梁3上を配管・配線が通るため、本来であれば床スラブ11とこれらが干渉することになるが通過部11aを設けてここを通すことにより解決している。リニューアル時の移設を考慮しなければ、配管・配線類を床スラブ11内に交換可能に埋設してしまうのが最も簡単で低コストとなるが、スケルトン&インフィルの考え方から、点検口を兼ねた通過部11aを設けることにより、床スラブ11と配管類の取合いに必要な空間を確保することができる。
次に床スラブ11の支持構造について説明する。図3は図2の線YYに沿う概略断面図であり、共用廊下1の床スラブ11の支持構造を示す図である。従来の構造では、共用廊下1の床スラブ11は大梁3からの片持スラブとして配筋するのが最も効率がよくので、このような方法で実施される。しかしながら、この方法では、床スラブ11の住戸側の任意の位置に通過部11aを設けることはできない。本実施形態では、床スラブ11は開放端側の第1領域11bと破線L2で示す各住戸側の第2領域11cとを有し、それぞれ異なる構造を有する。床スラブ11は大梁3を支持する柱4に支持された片持ち梁17(破線L3で示す)に支持されるが、片持ち梁17による支持は第1領域11bのみとし、第1領域11bを、片持ち梁17間で支持される、一方向に荷重を負担できる鼻先小梁の形式のスラブとして形成している。
一方、第2領域11cは片持ち梁17と大梁3とに接続されてはいるものの、通過部11aを形成可能な構造としている。端的に言えば、第2領域11cは床スラブ11上を歩行可能な強度は有するが第1領域11bよりも配筋量を少なくして穴や切り欠きが任意に設けられるような構造体とする。つまり、事後的にも第2領域11cの任意の位置で開口や切り欠きを設けられるような構造とする。そして、通過部11aとして必要な部分だけ切り欠き等を設けておき、残りの部分はコンクリートスラブで塞ぐことになる。各住戸の間取り計画段階でも、また、リニューアル時においても任意の位置に通過部11aを形成できる。こうすることで、スケルトン・インフィルに基づく集合住宅により即したものとなり、特に、リニューアル時の各住戸の間取りに従って通過部11aの位置を柔軟に変更できる。
なお、本実施形態の建物構造をセンターコアタイプの建築物に適用する場合は、床スラブ11をコア側の構造体に支持する構成を採用すればよい。この場合も第2領域11cは任意の位置で開口や切り欠きを設けられるような構造とし、第1領域11b側をコア側の構造体で支持することになる。例えば、第1領域11bにおいて、コア側の大梁からの片持ちスラブとし構成できる。
以上の構成によれば以下の利点がある。まず、共用廊下1が一重床となるので、雨の吹き込みが問題とならず、センターコアタイプの非開放共用廊下の場合だけでなく、開放共用廊下の場合にも適用できる。また、床スラブ11は住戸側の第2領域11cにおいて任意の位置に通過部11aを形成できるので、新設時だけでなく、竣工後のリニューアル時でも必要に応じて通過部11aの配設位置を設定できる。共用廊下1は一重床であり、廊下経由の資材搬入が容易であり、歩行音や歩行感は通常である。特に、共用廊下1の床スラブ11と住戸側の床スラブ21との間に大きな段差がないので、周辺躯体を施工しやすだけでなく、床スラブ11を資材搬入通路として使用できる。配管工事でも下階側の半分に足場を組むようにすれば、残りの部分を通路として確保できる。更に、スケルトン・インフィルの考え方を具現化していながら、施工しやすく、共用廊下1全体を二重床とする必要がないので、コストアップが最小限にとどめられる。
本発明の一実施形態に係る建物構造を採用した多層階の集合住宅のある階のレイアウト図である。 図1の線XXに沿う概略断面図であり、特に、配管・配線構造を示す図である。 図2の線YYに沿う概略断面図であり、共用廊下1の床スラブ11の支持構造を示す図である。
符号の説明
1 共用廊下
2 二重床構造
3 大梁
4 柱
11 床スラブ(第2床スラブ)
11a 通過部
12 横配管(各階住戸に共通の配管)
13 横配線(各階住戸に共通の配線)
21 床スラブ(第1床スラブ)
22 床材
23 配管(各住戸に個別の配管)
24 配線(各住戸に個別の配線)
31 メータボックス

Claims (5)

  1. 集合住宅の共用廊下に、各階住戸に共通の配管・配線を配設し、当該各階住戸に共通の配管・配線から各住戸に個別の配管・配線を分配する、集合住宅の建物構造において、
    各住戸の床構造として少なくとも前記共用廊下に面する領域において形成され、第1床スラブと床材とからなる二重床と、
    前記第1床スラブを支持する大梁と、
    前記大梁に接続され、前記共用廊下を構成する第2床スラブと、を備え、
    前記共通の配管・配線が前記第2床スラブ下に配設され、
    前記個別の配管・配線が前記二重床内から前記大梁上及び前記第2床スラブを通過して前記共通の配管・配線に接続されるように、前記個別の配管・配線が通過する通過部を前記第2床スラブに設けたことを特徴とする集合住宅の建物構造。
  2. 前記大梁上に、各住戸のメータボックスの収納スペースを設けたことを特徴とする請求項1に記載の集合住宅の建物構造。
  3. 前記通過部が、前記第2床スラブの一部を切り欠いて形成され、前記共通の配管・配線のための点検口として兼用される切り欠き部であり、
    更に、当該切り欠き部を覆う開閉可能な蓋部材を前記第2床スラブに設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅の建物構造。
  4. 前記共用廊下が開放共用廊下であり、
    前記第2床スラブは、
    前記大梁を支持する柱に支持された片持ち梁に支持され、かつ、開放端側の第1の領域と、各住戸側の第2の領域と、を有し、
    前記第2床スラブが、前記片持ち梁と前記第1の領域とで前記柱に支持され、前記第2の領域を前記通過部が形成可能な構造としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の集合住宅の建物構造。
  5. 前記集合住宅がセンターコア形式の建築物であり、
    前記第2床スラブはコア側の構造体に支持されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の集合住宅の建物構造。
JP2004284985A 2004-09-29 2004-09-29 集合住宅の建物構造 Active JP4234660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284985A JP4234660B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 集合住宅の建物構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284985A JP4234660B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 集合住宅の建物構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006097342A true JP2006097342A (ja) 2006-04-13
JP4234660B2 JP4234660B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=36237414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004284985A Active JP4234660B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 集合住宅の建物構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4234660B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104905A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Up Beat:Kk メーターボックス
JP2011149223A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Sekisui House Ltd 集合住宅における配管、配線類の収容構造
JP2018071160A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社竹中工務店 床スラブ構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104905A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Up Beat:Kk メーターボックス
JP2011149223A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Sekisui House Ltd 集合住宅における配管、配線類の収容構造
JP2018071160A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社竹中工務店 床スラブ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4234660B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2677504C2 (ru) Концептуальное здание, вертикальный канальный элемент и способ адаптивной компоновки пространств внутри здания
JP4234660B2 (ja) 集合住宅の建物構造
JP4082650B2 (ja) 高層集合住宅
JP2003184331A (ja) 中高層集合住宅の建物構造
JP2009127214A (ja) 多層建物の床スラブ
JP4031452B2 (ja) ユニット式建物およびそのユニット式建物の施工方法
KR101011402B1 (ko) 설비용 수직공간 최소화 및 접근성이 우수한 다방향 전이보 시스템
JP4632275B2 (ja) Si集合住宅
JP2000160675A (ja) 集合住宅
JP3584979B2 (ja) 集合住宅
JP2001254413A (ja) 集合住宅の配管構造
JP2006291547A (ja) 浮き床工法及び浮き床構造
JPH09217395A (ja) ユニット式建物の配管構造および配管方法
JPS6340583Y2 (ja)
JP2000017735A (ja) ユニット式建物
JP2007239256A (ja) 建物用排水システム
JPH07269138A (ja) 集合住宅
KR100189715B1 (ko) 지하구조물의 시공방법
JP3546900B2 (ja) コンクリ−ト建物の単位構造および凹所部材
JP2001090203A (ja) 建物ユニット及びこれを用いたユニット式建物
RU2112117C1 (ru) Каркасное здание
JP2022154595A (ja) 共同住宅とその施工方法
JP2020133388A (ja) 住戸ユニット
KR20220141175A (ko) 건축물의 전이층에 시공되는 설비 배관 구조 및 그 시공방법
JP6143441B2 (ja) 壁構造、扉の設置方法、扉の撤去方法、及び、建物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4234660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250