JP4267772B2 - 牽引車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、牽引車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の牽引車として図9に図示する牽引車がある。この牽引車は、車両1の後端部にアーム2を起伏可能に枢支させており、起伏駆動手段3により格納時には略鉛直姿勢にし作業時には略水平姿勢とするようアーム2を起伏可能にしている。またアーム2には昇降手段4を備え、略水平姿勢のアーム2を地面より上昇あるいは地面に下降可能にしている。
【0003】
すなわち、図10および図11に図示するように、車両1の後端部に斜め下方に向けて外筒5を車両1に取付け、外筒5内に嵌挿させた内筒6を摺動自在に配置し、外筒5と内筒6間を連結し外筒5より内筒6を伸縮駆動可能にする油圧シリンダ7を内筒6内に配置している。また内筒6内には油圧シリンダ7の他に油圧シリンダ8を配置し、シリンダ側を内筒6にロッド側をアーム2の基端部に突出させたブラケット9の一端にそれぞれ連結している。そして内筒6の先端部とアーム2の基端部に突出させたブラケット9の他端部とを枢支点2cにて連結させている。
【0004】
このように構成することにより、油圧シリンダ8を伸長させることでアーム2を略鉛直姿勢にし、油圧シリンダ8を縮小させることでアーム2を略水平姿勢とすることができる。また、アーム2を略水平姿勢にさせた状態で、油圧シリンダ7を伸長させることで、外筒5より内筒6を伸長させてアーム2を地面に下降させ、油圧シリンダ7を縮小させることで、外筒5より内筒6を縮小させてアーム2を地面から上昇させることができる。すなわち、油圧シリンダ7,外筒5,内筒6は前記昇降手段4に該当し、油圧シリンダ8は前記起伏駆動手段3に該当する。
【0005】
アーム2は、外アーム2aと、外アーム2aに内挿された内アーム2bと,外アーム2aより内アーム2bを伸縮駆動させる伸縮シリンダ2d(図示しない)で構成している。
【0006】
図12に図示するように、アーム2bの先端部にはサポート11をピン12により連結し、サポート11を介してアーム2に直交するビーム13,14を左右に突出させている。よってピン12による連結によりアーム2に対してビーム13,14を左右に揺動可能にしている。
【0007】
ビーム13,14の中央部から先端にかけて後側面に沿ってホルダー15,16をそれぞれ取付けてある。前記ビーム13,14の略中央にそれぞれL字状ホルダー17,18の一端を枢支17a,18aさせ格納時にはL字状ホルダー17,18の一辺17b,18bをビーム13,14に平行に沿わせ、作業時にビーム13,14に略直交するように枢動可能に配置している。したがって、L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bをビーム13,14に平行に沿わせた時には、左右一対のL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cどうしが合致するようになっている。L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bがビーム13,14に略直交するようにした時は、ホルダー15,16とL字状ホルダー17,18で略コの字状を形成させるようにしてある。
【0008】
L字状ホルダー17,18の一端には、揺動アーム19,20を取付け、揺動アーム19,20と前記ビーム13,14間にビーム13,14に沿って配置した一対の油圧シリンダ21,22によりL字状ホルダー17,18を回動させるようにしている。
【0009】
このように構成した従来の牽引車は、次のようにして使用される。まず牽引される車両の前に車両1を牽引準備させるための距離だけ離間させて位置させる。次に倒立状態にあるアーム2を油圧シリンダ8を縮小させて水平状態にさせる。そして油圧シリンダ7を伸長させて外筒5より内筒6を伸長させ水平状態にあるアーム2を地面に近づける。その後牽引される車両のタイヤにホルダ15,16が当接するまで伸縮シリンダ2dを伸長させて外アーム2aより内アーム2bを伸長させる。
【0010】
その後油圧シリンダ21,22を伸長させてL字状ホルダー17,18を回動させ、牽引する車両のタイヤをホルダ15,16とL字状ホルダー17,18とで挟み込む。油圧シリンダ7を縮小させて外筒5より内筒6を縮小させ地面に近づけた状態にあるアーム2を地面より上昇させる。するとホルダ15,16とL字状ホルダー17,18とで挟まれた牽引する車両のタイヤは持ち上げられ、更に油圧シリンダ8を若干伸長してアーム2を水平状態から傾ける。牽引する車両のタイヤは更に若干持ち上げられる。この状態で牽引車により牽引する車両を牽引する。
【0011】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、上記牽引車は軽自動車から2〜3t車クラス(すなわち車幅の狭い車両から広い車両まで)の車両を牽引させる必要があることから、次のような課題を有していた。
【0012】
すなわち、車幅の狭い車両のタイヤを前記ホルダ15,16とL字状ホルダー17,18とで挟み込むようにするためには、枢支点17a,18aを中央寄り位置に位置させL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを長くさせる必要がある。
【0013】
しかし、枢支点17a,18aを中央寄り位置に位置させると、L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bを短くさせることになり、ホルダー15,16とL字状ホルダー17,18で略コの字状を形成させタイヤを挟む幅が狭くなって2〜3t車クラスの車両のタイヤを略コの字状にしたホルダーで保持できなくなる。(2〜3t車クラスの車両のタイヤ径に対し、略コの字状にしたホルダー間隔が狭くなり過ぎる。)
また、L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを長くさせると、略コの字状にしたホルダーの外側で車幅の広い車両のタイヤを保持させるようになり、しかもそれらの車両は比較的重量のある車両であるから、L字状ホルダー17,18に作用するモーメントが大きくなり、このモーメントに耐えられるようL字状ホルダー17,18を比較的強固なものにしなければならなくなる。
【0014】
更に、L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを長くさせると、次のような課題を有している。すなわち、L字状ホルダー17,18を格納状態にした時は、L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bをビーム13,14に平行に沿わせ、左右一対のL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cどうしが合致させた状態にしてある。そして牽引しない時はアーム2は倒立状態にしているが、L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを長くしてあることにより、図9に図示するように牽引車の車高より突出してしまうことになり、結局牽引車の車高を高くしてしまうものである。
【0015】
一般に牽引車Aの運転キャブ幅は荷台部分の幅より狭くなっており、牽引車Aが右折,左折する際に曲がり易くしている。ところで牽引する車両は牽引車Aの荷台部分の車幅より広い車幅の車両を牽引する場合がある。ところがビーム13,14は牽引車Aの車幅いっぱいに設定してあり、それ以上長くすると牽引していない時も牽引車Aの車幅よりビーム13,14が突出することになり、牽引車Aの荷台部分の車幅より広い車幅の車両を牽引することはできなかった。
【0016】
本発明は、こうした課題を解決した牽引車提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の牽引車は、車両の後端部に格納時には略鉛直姿勢にし作業時には略水平姿勢とするようその基端部を起伏可能に枢支させたアームと、当該アームを起伏駆動させる起伏駆動手段と、略水平姿勢のアームを昇降させるアーム昇降手段と、前記アームの先端部にアームに直交して左右に突出させたビームと、当該ビーム適所に一端を枢支させ格納時にはその一辺を前記ビームに平行に沿わせ作業時にビームに略直交するように枢動可能に左右一対配置させたL字状ホルダーと、当該各L字状ホルダーの一端に取付けられた揺動アームと、前記ビームに沿って配置され当該揺動アームと前記ビーム間にL字状ホルダーを回動させる一対の油圧シリンダを備えた牽引車において、
前記ビームを、アームに取付けた内箱ビームと、当該内箱ビームに外嵌させ内箱ビームに対して摺動自在に配置した左右一対の外箱ビームと、当該内箱ビームと外箱ビーム間に配置され内箱ビームに対して外箱ビームを伸縮駆動させる伸縮駆動手段とで構成するとともに、前記L字状ホルダー,前記揺動アーム,前記油圧シリンダを当該外箱ビーム上にそれぞれ配置したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の牽引車について、図1〜図8に基づいて以下に説明する。なお、本発明の実施形態を説明するに当たって、従来の技術で説明した牽引車Aに適用した場合を例に以下に説明する。よって、図9〜図12に図示し説明した符号は、以下の説明においても同じものとして用い、詳細な説明は省略する。
【0019】
図1において、Cは、本発明に係る牽引車である。牽引車Cは従来の技術で説明した牽引車Aのビーム13,14を伸縮式とした点,L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cの長さを短く形成している点,L字状ホルダー17,18を回動させる油圧シリンダ21,22が伸長で格納し縮小で張出すようになっており従来のものと逆になっている点で異なっている。
【0020】
すなわち、図2〜図5において、25,26は、前記サポート11より左右にそれぞれ突出させたビームであって、内箱ビーム25a,26aと外箱ビーム25b,26bと伸縮駆動手段25c,26cで構成している。
【0021】
内箱ビーム25a,26aは、図4および図5に図示するようにサポート11より左右に突出するように一端をサポート11にそれぞれ取付けている。外箱ビーム25b,26bは、内箱ビーム25a,26aにそれぞれ外嵌させ、内箱ビーム25a,26aに対してそれぞれ摺動自在に配置している。伸縮駆動手段25c,26cは、内箱ビーム25a,26aと外箱ビーム25b,26b間に配置され内箱ビーム25a,26aに対して外箱ビーム25b,26bを伸縮駆動させる手段であって、本実施形態ではネジ式のものが採用されている。
【0022】
このネジ式の伸縮駆動手段25c,26cは、次のようになっている。すなわち、図6および図7に図示するように、内箱ビーム25a,26aの他端内部には右ネジと左ネジにそれぞれメネジ25e,26eを加工している。外箱ビーム25b,26bの外端にはメネジ25e,26eにネジ込まれるオネジ25f,26fを貫通させる穴25g,26gをそれぞれ設けている。オネジ25f,26fは、両端部を右ネジと左ネジにそれぞれネジ加工しており、オネジ25f,26fはメネジ25e,26eにそれぞれネジ込まれ両端を外箱ビーム25b,26bの穴25g,26gより突出させ、両端にはコの字状のブラケット25h,26hを止着させている。オネジ25f,26f間には連結棒27が連結しており、いずれか一方のコの字状のブラケット25hまたは26hから回転させれば、他方のオネジ25f,26fも回転させることが可能にしてある。
【0023】
図2〜図5に図示するように、L字状ホルダー17,18は、前述したとおり従来のものより他辺17c,18cの長さを短くしている。L字状ホルダー17,18の一端には揺動アーム19,20を一体に連結させている。L字状ホルダー17,18の枢支点17a,18aは、外箱ビーム25b,26bの中央部に設けている。油圧シリンダ21,22は外箱ビーム25b,26bに沿って配置され、外箱ビーム25b,26bにシリンダ側を連結ピン21a,22aで連結している。油圧シリンダ21,22のロッド側は、リンク28,29を介してそれぞれ揺動アーム19,20の一端にピン連結している。したがつて、L字状ホルダー17,18と揺動アーム19,20と油圧シリンダ21,22は、外箱ビーム25b,26b上に配置されている。
【0024】
なお、サポート11の前端部にはストッパー30を突出させて止着してあり、伸縮シリンダ2d縮小させて内アーム2bを外アーム2a内に格納した時、前記ストッパー30が外アーム2aの外端に当接させるようにしている。すなわち、内アーム2bを外アーム2aより伸長している時はピン12による枢支点を中心にビーム25,26を左右に揺動可能にし、内アーム2bを外アーム2aに格納して時はピン12による枢支点を中心にビーム25,26を左右に揺動するのを規制するようにしてある。このようにすることにより、アーム2を倒立状態にした時にビーム25,26を水平に保ち左右に揺動させなくして、牽引車Cが牽引していない時の走行を安定にさせるようにしてある。
【0025】
このように構成された本発明の牽引車Cは、次のように作用する。まず牽引する車両の前に牽引車Cを牽引準備させるための距離だけ離間させて位置させる。次に倒立状態にあるアーム2を油圧シリンダ8を縮小させて水平状態にさせる。そして油圧シリンダ7を伸長させて外筒5より内筒6を伸長させ水平状態にあるアーム2を地面に近づける。
【0026】
その後コの字状のブラケット25h,26hの一方を専用の工具を用いて回転させて内箱ビーム25a,26aに対して外箱ビーム25b,26bを伸縮させ、牽引する車両のタイヤにホルダ15,16が当接する幅となるよう左右のホルダー15,16間の幅を調節する。そして伸縮シリンダ2dを伸長させて外アーム2aより内アーム2bを伸長させ、後牽引する車両のタイヤにホルダ15,16を当接させる。
【0027】
次に油圧シリンダ21,22を縮小させてL字状ホルダー17,18を回動させ、牽引する車両のタイヤをホルダ15,16とL字状ホルダー17,18とで挟み込む。そして油圧シリンダ7を縮小させて外筒5より内筒6を縮小させ地面に近づけた状態にあるアーム2を地面より上昇させる。するとホルダ15,16とL字状ホルダー17,18とで挟まれた牽引する車両のタイヤは持ち上げられる。すなわち、ホルダー15,16とL字状ホルダー17,18で略コの字状を形成させた部分に牽引する車両のタイヤをのせて保持させるものである。
【0028】
更に油圧シリンダ8を若干伸長してアーム2を水平状態から傾ける。すると牽引する車両のタイヤは更に若干持ち上げられる。この状態で牽引車により牽引する車両を牽引する。
【0029】
逆に牽引する車両を牽引車から離す場合は、上記の逆に操作をすればよいので説明は省略する。そして牽引しない場合は、図5に図示するように油圧シリンダ21,22を伸長させてL字状ホルダー17,18を回動させ、L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bを外箱ビーム25b,26bに沿わせた状態にする。
【0030】
その後コの字状のブラケット25h,26hの一方を専用の工具を用いて回転させて内箱ビーム25a,26aに対して外箱ビーム25b,26bを縮小させ図3の状態にする。この状態で油圧シリンダ7を縮小させて外筒5より内筒6を縮小させ水平状態で地面に近づけたアーム2を地面より上昇させ、油圧シリンダ8を縮小させてアーム2を水平状態から倒立状態にさせ図1のような状態にする。
【0031】
以上のように本発明の牽引車Cは構成し作用てあるものだから、軽自動車から2〜3t車クラス(すなわち車幅の狭い車両から広い車両まで)の車両を牽引させることができる。すなわち、ビーム25,26を内箱ビーム25a,26a,外箱ビーム25b,26b,伸縮駆動手段25c,26cで構成し、伸縮式としてあるので、牽引する車両のタイヤ幅に調整可能にすることができ、車幅の狭い車両から広い車両まで牽引可能にすることができる。
【0032】
しかもビーム25,26を伸縮式としたものであるからL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを長くさせる必要がなくその分L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bの長さを車幅の狭い車両から広い車両までのタイヤ径に合う適度の長さに選定できる。
【0033】
また、L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを短くしてあるものだからL字状ホルダー17,18に作用するモーメントも小さくなり、L字状ホルダー17,18を比較的強固なものを使用しないで済む。
【0034】
更に、L字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを短くしているものだから、L字状ホルダー17,18の一辺17b,18bをビーム25,26に平行に沿わせ、左右一対のL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cどうしが合致させた状態にしてアーム2は倒立状態にした時、牽引車の車高よりL字状ホルダー17,18の他辺17c,18cを突出させることなく、結局牽引車Cの車高を低くすることができる。
【0035】
また本発明の牽引車Cは、牽引車Cの運転キャブ幅は荷台部分の幅より狭くなっており、牽引車Cが右折,左折する際に曲がり易くしているが、ビーム25,26を上記したように伸縮式としているものだから、格納時にはビーム25,26の幅を荷台部分の幅より狭く設定(牽引車Cの運転キャブ幅にまで短く設定)でき、牽引するために内箱ビーム25a,26aより外箱ビーム25b,26bを伸長させた時には、牽引車Cの荷台部分の幅より広く設定できる。よって牽引車Cは、牽引車Cの荷台部分の車幅より広い車幅の車両を牽引することも可能にする。
【0036】
なお、上記実施形態では、ビーム25,26の内箱ビーム25a,26aと外箱ビーム25b,26b間をネジによる伸縮駆動手段で説明したが、内箱ビーム25a,26aと外箱ビーム25b,26b間にそれぞれ油圧シリンダを配置してこの油圧シリンダで伸縮させる伸縮駆動手段で構成したものであってもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、アーム2は外アーム2aと内アーム2bによる伸縮式としたが、伸縮しない固定式のものであってもよい。この場合アーム2を水平状態にして前記ホルダー15,16を牽引する車両のタイヤに近づける時は、車両1(牽引車C)を後進させて近づけるようにすればよい。
【0038】
更に、上記実施形態では、L字状ホルダー17,18の一端には揺動アーム19,20を一体に連結させたが、L字状ホルダー17,18の一端に揺動アーム19,20を取付けたものであってもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、外箱ビーム25b,26bにホルダー15,16を取付け、ホルダー15,16とL字状ホルダー17,18とでコの字状を形成しこの部分に牽引する車両のタイヤをのせるようにしたが、ホルダー15,16を設けずに直接外箱ビーム25b,26bとL字状ホルダー17,18とでコの字状を形成しこの部分に牽引する車両のタイヤをのせるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上の如く構成し作用する本発明の牽引車は、軽自動車から2〜3t車クラス(すなわち車幅の狭い車両から広い車両まで)の車両を牽引させることができる。すなわち、ビームを内箱ビーム,外箱ビーム,伸縮駆動手段で構成し、伸縮式としてあるので、牽引する車幅に調整可能にしてあるものだから、車幅の狭い車両から広い車両まで牽引可能にすることができる。
【0041】
しかもビームを伸縮式としたものであるからL字状ホルダーの他辺を長くさせる必要がなくその分L字状ホルダーの一辺の長さを車幅の狭い車両から広い車両までのタイヤ径に合う適度の長さに選定できる。
【0042】
また、L字状ホルダーの他辺を短くしてあるものだからL字状ホルダーに作用するモーメントも小さくなり、L字状ホルダーを比較的強固なものを使用しなくてもよい。
【0043】
更に、L字状ホルダーの他辺を短くしているものだから、L字状ホルダーの一辺をビームに平行に沿わせ、左右一対のL字状ホルダーの他辺どうしが合致させた状態にして、アームは倒立状態にした時牽引車の車高よりL字状ホルダーの他辺を突出させることなく、結局牽引車の車高を低くすることができる。
【0044】
また本発明の牽引車は、ビームを伸縮式としているものだから、格納時にはビームの幅を荷台部分の幅より狭く設定でき、牽引するために内箱ビームより外箱ビームを伸長させた時には、牽引車の荷台部分の幅より広く設定できる。よって牽引車は、牽引車の荷台部分の車幅より広い車幅の車両を牽引することも可能にする。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の牽引車を説明する説明図である。
【図2】本発明の牽引車を説明する説明図で、ビーム25,26を縮小した状態でL字状ホルダー17,18を回動させた状態を示す説明図である。
【図3】本発明の牽引車を説明する説明図で、ビーム25,26を縮小した状態でL字状ホルダー17,18を格納させた状態を示す説明図である。
【図4】本発明の牽引車を説明する説明図で、ビーム25,26を伸長した状態でL字状ホルダー17,18を回動させた状態を示す説明図である。
【図5】本発明の牽引車を説明する説明図で、ビーム25,26を伸長した状態でL字状ホルダー17,18を格納させた状態を示す説明図である。
【図6】本発明の牽引車を説明する説明図で、ネジ式伸縮駆動手段25c,26cにより内箱ビーム25a,26aより外箱ビーム25b,26b伸長させた状態を示す説明図である。
【図7】本発明の牽引車を説明する説明図で、ネジ式伸縮駆動手段25c,26cにより内箱ビーム25a,26aより外箱ビーム25b,26b縮小させた状態を示す説明図である。
【図8】本発明の牽引車を説明する説明図で、サポート11に取付けたストッパー30を説明する説明図である。
【図9】従来の牽引車を説明する説明図である。
【図10】牽引車のアーム2の起伏駆動手段3と昇降手段4を説明する説明図である。
【図11】起伏駆動手段3に油圧シリンダ8を使用し、昇降手段4に外筒5,内筒6,油圧シリンダ7を使用した説明図である。
【図12】従来の牽引車に使用されるL字状ホルダー17,18をを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 車両
2 アーム
3 起伏駆動手段
4 昇降手段
17 L字状ホルダー
18 L字状ホルダー
19 揺動アーム
20 揺動アーム
21 油圧シリンダ
22 油圧シリンダ
25 ビーム
26 ビーム
25a 内箱ビーム
26a 内箱ビーム
25b 外箱ビーム
26b 外箱ビーム
25c 伸縮駆動手段
26c 伸縮駆動手段
C 牽引車

Claims (1)

  1. 車両の後端部に格納時には略鉛直姿勢にし作業時には略水平姿勢とするようその基端部を起伏可能に枢支させたアームと、当該アームを起伏駆動させる起伏駆動手段と、略水平姿勢のアームを昇降させるアーム昇降手段と、前記アームの先端部にアームに直交して左右に突出させたビームと、当該ビーム適所に一端を枢支させ格納時にはその一辺を前記ビームに平行に沿わせ作業時にビームに略直交するように枢動可能に左右一対配置させたL字状ホルダーと、当該各L字状ホルダーの一端に取付けられた揺動アームと、前記ビームに沿って配置され当該揺動アームと前記ビーム間にL字状ホルダーを回動させる一対の油圧シリンダを備えた牽引車において、
    前記ビームを、アームに取付けた内箱ビームと、当該内箱ビームに外嵌させ内箱ビームに対して摺動自在に配置した左右一対の外箱ビームと、当該内箱ビームと外箱ビーム間に配置され内箱ビームに対して外箱ビームを伸縮駆動させる伸縮駆動手段とで構成するとともに、前記L字状ホルダー,前記揺動アーム,前記油圧シリンダを当該外箱ビーム上にそれぞれ配置したことを特徴とする牽引車。
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