JP4267640B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP4267640B2
JP4267640B2 JP2006143999A JP2006143999A JP4267640B2 JP 4267640 B2 JP4267640 B2 JP 4267640B2 JP 2006143999 A JP2006143999 A JP 2006143999A JP 2006143999 A JP2006143999 A JP 2006143999A JP 4267640 B2 JP4267640 B2 JP 4267640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
chamber
ultrasonic
recording head
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006143999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007313707A (ja
Inventor
千秋 田沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2006143999A priority Critical patent/JP4267640B2/ja
Priority to US11/752,554 priority patent/US7597428B2/en
Priority to CN2007101051566A priority patent/CN101077652B/zh
Publication of JP2007313707A publication Critical patent/JP2007313707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4267640B2 publication Critical patent/JP4267640B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14209Structure of print heads with piezoelectric elements of finger type, chamber walls consisting integrally of piezoelectric material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッドに関する。特に、インクジェット記録ヘッドの内部でインクを循環させる構造に関する。
近年、記録媒体にインク滴を吐出して印刷するインクジェット記録ヘッドが搭載された記録装置が、各種産業分野や一般家庭分野などへ幅広く拡大している。インクジェット記録ヘッドは、多階調化やカラー化が容易でしかもランニングコストが安いことから将来性が注目されている。
上記したインクジェット記録ヘッドとして、ドロップ・オン・デマンド型が主流になっている。この方式のインクジエット記録ヘッドについて特許文献1を参照して説明する。この特許文献1の段落[0016]乃至[0019]や図1にインクジェット記録ヘッドの構造やインク滴の吐出原理が記載されている。このようなインクジェット記録ヘッドの印字動作中に誤動作によってインク吐出口38から圧力室37内に気泡が入り込んだ場合、圧力室37にインク吐出パルスが印加されてもインク滴を吐出させる圧力がこの気泡によって吸収され、インク滴の不吐出現象が生ずるといった問題があった。また、圧力室37内に加工屑や異物が付着したり、インク中に異物が混入していると、これらの加工屑や異物がインク吐出口38に詰まり、同様にインク滴の不吐出現象が生ずるといった問題もあった。
側壁30の電極27に電圧パルスが印加され、繰り返し側壁30が変形すると、側壁30がわずかながら熱を発生し、発生した熱によって圧力室37内のインクの温度が上昇し、インクの粘度が低下する。このようなインク粘度の変化によってインク滴の吐出特性が変化し、その結果として記録される文字や画像の品質が安定しないといった問題があった。
特許文献2に、同様にドロップ・オン・デマンド型のインクジエット記録ヘッドが開示されている。この文献の図12に示されているように、2列に配列されたピエゾ電気ラミネートの条片110a、110bに多数のチャンネルが形成されたインクジェットプリントヘッドの製造方法が詳細に開示されている。また、特許文献3には、インク吐出孔4の目詰まりと、気泡によるインク滴の吐出性能の劣化を防止するために、インク流路2内のインクを循環させる循環機構が設けられたインクジェット記録ヘッドが開示されている。
特開平11−207972号公報 特表2002−529289号公報 特開2001−162795号公報
しかしながら、特許文献3に記載されているインクを循環させる循環機構には、インクを循環させる専用のポンプ21が設けられているのでこのポンプ21の制御装置が必要であり、また定期的な保守点検も行う必要がある。また、当該ポンプ21の設置スペースの確保をしなければならず、また、インク循環機構は、メインタンク22、ポンプ21、フィルタ24、サブタンク23やそれぞれの構成要素を接続するインクチューブなどの多数の部品で構成されるため、インクチューブや接続部の煩雑な管理が必要となる。さらに、インクチューブが長くなることでインクチューブ内に充填するインク量が増大し無駄なインクを消費しなければならないという問題点を抱えている。
そこで本願発明は、このような問題点を解決し簡単な構成でインク不吐出のような現象が発生しない印字品質の良好な印刷が可能なインクジェット記録ヘッドを供することを目的としている。
電極を備えた圧電材料で形成され隔壁によって仕切られた複数の圧力室と、前記圧力室と連通する複数のノズルと、前記圧力室にインクを供給するための前記圧力室の両端に設けられた共通インク室と、前記圧力室を挟んで前記ノズルと反対側に設けられたインク流路と、前記圧力室と前記共通インク室と前記インク流路を通してインクを循環させるインクジェット記録ヘッドであって、前記圧力室は、2列に配列され、前記共通インク室は、前記2列の圧力室に挟まれた第1の共通インク室と前記2列の圧力室の外側に位置する第2の共通インク室とで構成され、前記インク流路と前記第1の共通インク室とを連通する第1のインク流通孔と、前記インク流路と前記第2の共通インク室とを連通する第2のインク流通孔が形成され、前記インク流路の一部であって前記第1のインク流通孔と対向する位置に超音波放射手段を備え、前記超音波放射手段から放射される超音波による圧力によってインクを循環させるようにした。
本願発明により簡単な構成でインク不吐出のような現象が発生せず印字品質の良好な印字が可能なインクジェット記録ヘッドを供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明に係るインクジェット記録ヘッドの一部を破断した斜視図を示し、図2は、図1のA−A断面の断面図を示す。また図3は、図1のB−B断面の一部に係る断面図である。インクジェット記録ヘッド1の主要部として、インク滴を吐出させる複数の圧力室15が所定のピッチで形成されている圧電体ブロック2の2列が基板5の一面に接着により固定されている。基板5はアルミナや石英などの材料を機械加工によって形成され、圧電体ブロック2は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT系)、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN系)やニッケルニオブ酸鉛(PNN系)などを主成分とする圧電セラミックで形成されている。圧電体ブロック2は、図3に示されるように分極された圧電体2aと圧電体2bの分極方向(矢印P)が互いに対向するように貼り合わされ、その後、機械加工により所定のピッチで溝13と溝13同士を仕切る隔壁11が同時に形成される。隔壁11は所定長さに切断され、その長さ方向の両端部に端面(13a、13b、13cおよび13d)を有する構造になっている。その隔壁11のピッチおよび長さは、インクジェット記録ヘッド1の印字の解像度や吐出されるインク滴の大きさなどにより設計的に決定される。なお、圧電体ブロック2を基板5の一面に固定する構成に代えて、基板5と圧電体ブロック2とを一体的に形成した圧電体ブロックのみで形成してもよい。
ノズル板3が隔壁11の頂部に接着により取り付けられ、このノズル板3と溝13の両側の隔壁11と溝13の底部とで閉塞された空間が圧力室15となる。圧力室15は、溝13の両端部が開放され共通インク室14a、14bへ繋がる構造になっている。ノズル板3にはインクが吐出されるノズル4が各溝13の底部と対向する位置に形成されている。ノズル4は、ノズル列4aとノズル列4bの2列に形成されている(図1参照)。本実施の形態では、2列の溝13の配置が互いに半ピッチずれるように配置されているのでインクジェット記録ヘッド1がプリンタに搭載されて印字が行われる場合、印字密度は溝13のピッチの2倍で印字することができる。
2列の溝13を形成する各隔壁11の内面に駆動電極9が形成されている(図3参照)。各隔壁11の駆動電極9は、配線パターンによって基板5の端部に設けられている端子部9aにそれぞれ引き出されて外部の駆動回路と接続される(図1参照)。この駆動電極9は、例えばニッケルの無電界メッキやアルミ、ニッケルや金などを蒸着やスパッタリングで形成される。駆動電極9にインク吐出パルスが印加されたときに、隔壁11に剪断力が生じて、いわゆるシェア・モードによる変形により圧力室15の容積が変化し、ノズル4よりインク滴が吐出される。
圧力室15の両端部に設けられた共通インク室14は、2列の圧力室15に挟まれた共通インク室を14aと呼び、2列の圧力室の外側の共通インク室14bとする。これらの共通インク室14aと14bは、ノズル板3と側板8と基板5とで閉塞され、圧力室15の両端部と隣接している。インクは、外部のインク供給タンク12(図4参照)から共通インク室14aと14bを介して圧力室15に供給される。
インク流路10は、基板5の圧力室15を挟んでノズル4と反対側の面と、この面を囲む外囲器6とで形成されている。言い換えれば、インク流路10は、圧力室15を挟んでノズル4と反対側に設けられている。基板5には共通インク室14aと共通インク室14bのそれぞれとインク流路10とを連通するインク流通孔10aとインク流通孔10bが形成されている。このような構成によって、共通インク室14a、圧力室15、共通インク室14b、インク流通孔10b、インク流路10、およびインク流通孔10aからなるインク循環路が形成され、インクは共通インク室14aから圧力室15へ流れ、さらに共通インク室14b、インク流通孔10b、インク流路10、インク流通孔10a、共通インク室14aへと順次循環することが可能になっている。
インク循環をさせるための超音波放射手段7が、外囲器6の内面で、インク流通孔10aと対向する位置に設けられている。この超音波放射手段7からインク流通孔10aに向けて放射される超音波の圧力によってインク流路10のインクがインク流通孔10aから共通インク室14aへ押し出され(図2に示す矢印a)、圧力室15を通過し、さらに共通インク室14bからインク流通孔10b(図2に示す矢印b)を通過して再びインク流路10に戻りインクが循環される。このように圧力室15内に充填されているインクを強制的に循環させることが可能になる。
上記インクジェット記録ヘッド1は、圧力室15が2列に配列された構成となっている。2列に代えて、図5に示すように圧力室15が1列に配列された構成も可能である。上記した圧力室15が2列に配列されている場合と同様にインク流路10のインク流通孔10aに対向する位置に超音波放射手段7が配置されている。この超音波放射手段7からインク流通孔10aに向けて放射される超音波の圧力によって、共通インク室14aのインクは圧力室15を経由して共通インク室14bへ押し出されて、さらにインク流通孔10bからインク流路10へ循環される。
インク流路10を基板5の背面に設ける代わりに、インク流路10は、図6に示すようなパイプ40を用いて形成してもよい。パイプ40の内面に超音波放射手段7を取付け、超音波が放射される方向にインクが押され、循環するようになっている。なお、上記した実施形態では、超音波放射手段7をインク流路10の一部に設けた場合について例示したが、これに限ることはなく、例えば、共通インク室14の一部に設けてもよい。
本発明の効果として、圧力室15内に気泡や異物が入り込んでも、インクの循環機構によって、圧力室15内のインクを循環させることができ、これらの気泡や異物を容易に圧力室15から排出させることができる。この結果、インク滴のが不吐出を起こす現象の発生を防止することができる。
また、インク吐出に伴う隔壁11の繰返しの変形動作による隔壁のわずかな熱の発生によるインクの温度上昇があっても、上記したインクの循環機構によって圧力室15に温度上昇したインクを排出させて新たなインクを供給することができるので、インクの温度上昇に伴うインク粘度の変化によるインク滴の吐出特性の変化を防止することができ、その結果として記録される文字や画像の品質を安定させることができる。
超音波放射手段7は、小型で偏平に形成することが可能であり、またインク循環路の形状に合わせてそのまま内部に配置することができるので、インク循環路の小型化が可能になり、インクジェット記録ヘッドの小型化を実現することができる。また、インク循環路の小型化により、インク循環路に充填するインク量も少なくて済むので無駄なインクの消費を防止することができる。
インク循環経路に設けられた超音波放射手段7の具体的な実施例について説明する。
[実施例1]
図7に、インク流路10に設けられている超音波放射手段7の断面図を示す。超音波放射手段7は、外囲器6の内面でインク流通孔10aと対向する位置に取り付けられている。外囲器6は、金属、樹脂、ガラスやセラミックスなどの材料で形成される。
超音波放射手段7には、超音波の発生源として圧電振動子20が用いられる。圧電振動子20の両面に形成された電極(図示しない。)に駆動信号が印加されることにより圧電振動子20の両面から超音波が放射される。駆動信号は、外部に設けられた超音波振動子駆動回路16からリード線27を介して圧電振動子20に印加される。なお、超音波振動子駆動回路16は、信号発生器31と高周波増幅器32とで構成されている(図18参照)。信号発生器31により発生される信号は、圧電振動子20の共振周波数付近の周波数を有し、高周波増幅器32によって所望の出力に増幅される。また、圧電振動子20から放射される超音波の出力は、圧電振動子20に印加される電力に応じて制御される。例えば、1〜20W程度の電力が印加される。
上記した圧電振動子20の変形例を図19に示す。この圧電振動子20には、自励発振方式の電極として励振電極33とフィードバック電極34が設けられている。フィードバック電極34は、圧電振動子20の片方の電極の一部に、長さ方向の中心に向って細長形状に形成されている。フィードバック電極34を通じて超音波振動子駆動回路16へ信号をフィードバックすることで、図18に示す信号発生器31を省略することができる。自励発振回路としては、様々な方法があり適宜選択すればよい。
超音波放射手段7は、超音波を放射する圧電振動子20と圧電振動子20とインク間に設けられた整合部材21との積層体になっている。この整合部材21は、圧電振動子20から放射される超音波の伝搬ロスを小さく抑えるために設けられる。圧電振動子20から放射される超音波がインクに伝搬される際に圧電振動子20の固有音響インピーダンスとインクの固有音響インピーダンスの値の差が大きいと伝搬ロスは大きくなる。
伝搬ロスを低減させるための整合部材21の設計について説明する。超音波が固有音響インピーダンスの異なる物質同士が成す境界に入射すると、一部は透過し一部が反射する。一般に物質の密度と音速の積(物質の密度ρ×音速v)をその物質の「固有音響インピーダンス」と呼ぶ。いま固有音響インピーダンスがそれぞれ、Z、Zである二つの物質の境界面に超音波が垂直に入射したとする。このときの振幅反射率Rは、式(1)で与えられる。本実施の形態では、媒質Iは圧電振動子20であり、媒質IIは整合部材21である。また媒質IIIは搬送されるインクである。
Figure 0004267640
図20に示すように,媒質Iと媒質IIIの間に,媒質の厚さLの中間層IIが挟まれている。媒質Iに強さIiの超音波が入射したとき,中間層IIを通りぬけて,媒質IIIに透過する超音波の強さIt、媒質I,II,IIIの各々の音速,密度をc1,c2,c3,ρ1,ρ2,ρ3とする。平面境界における超音波の入射透過と同様の扱いにより次式の結果を得る。
Figure 0004267640
ここで、λ2は、λ2=C2/f2である。(λはそれぞれ媒質IIを通る超音波の波長と周波数を示す。)
図21に示すように、L=λ/4、Z=√Zの条件が成立する場合には、τI=It/Ii=1が得られ,入射波は無損失で(反射がない状態で)媒質IIIに透過する。理想的には,L=λ/4、Z=√Zの条件が成立するように中間層である整合部材7を挿入することにより,媒質I、すなわち圧電振動子20から放射された超音波のエネルギーをそのまま伝搬ロスを生じさせることなく媒質III、すなわち搬送されるインクに伝搬させることができる。
このように固有音響インピーダンスは、式(1)および式(2)を満たす材質や厚みにより決定することができる。しかし、固有音響インピーダンスは、物質に固有のものであるので上記の関係式を満足させる材料を選定することは容易でない。少なくとも媒質Iである圧電振動子20と搬送されるインクのそれぞれの固有音響インピーダンスの値の中間値となるような整合部材の材質と厚みを選択することにより超音波の伝搬ロスを低減させることができ、整合部材としての効果を発揮させることができる。
次に、整合部材21の他の実施例を図10に示す。複数の固有音響インピーダンスが異なる整合部材を積層したものである。具体的な例として、アクリル樹脂とシリコーン樹脂を組み合わせることで、例えば、三層に積層された整合部材21a、21b、21cの固有音響インピーダンスをそれぞれZ、Z、Zとし、また、圧電振動子20とインクの固有音響インピーダンスをそれぞれZ、Zとしたとき、Z>Z>Z>Z>Zなる関係を満足するように、アクリル樹脂とシリコーン樹脂を組み合わせて整合部材21の各層を形成する。このような固有音響インピーダンスが段階的に小さくなるような材料を積層した整合部材21は、一層のみで形成した整合部材に比べて、超音波の伝搬ロスをさらに低減させることができる。
超音波放射手段7は、インク側へ超音波を放射すると同時に外囲器6側にも放射する。圧電振動子20の外囲器6に面する側から放射された超音波は、外囲器6によって反射されて再び圧電振動子20に戻り、圧電振動子20からインク流通孔10a方向に放射される超音波と干渉を起こすことがある。これらの超音波の伝搬する位相が互いに異なると、超音波の振動が不均一になり圧電振動子20からインク流通孔10aの方向に伝搬する超音波のエネルギーが低下してしまう。
その超音波振動の不均一を防止するために、図8に示すように圧電振動子20と外囲器6の内面の間に超音波吸収部材22を介在させることによって外囲器6側へ放射される超音波の反射を低減させることができる。超音波吸収部材22としては、外囲器6の材料より超音波の吸収係数の大きい材料が選定される。
他の変形例を図9に示す。外囲器6のインク流通孔10aに対向する部位に孔25が形成され、超音波放射手段7によってこの孔25が封止される。この孔部25によって圧電振動子20のインク流通孔10aと反対方向が開放されて、この孔部25の方向に放射される超音波は、空気層に伝搬するのでインク流通孔10a方向へ反射されることはなく、圧電振動子20によるインク流通孔10a方向へ伝搬する超音波に影響を及ぼすことはない。
[実施例2]
次に本発明の実施例2について図を用いて説明する。図11に示すように超音波放射手段7は圧電振動子20と整合部材21が積層された積層体7aからなり、この積層体7aから放射される超音波がインク流通孔10aの方向に集束するように放射面が凹面状に加工されている。このような形状の積層体7aは、超音波を集束させる、いわゆる“音響レンズ”をなす。このように積層体7aから放射される超音波は、インク流通孔10a付近に集束されるのでインクの搬送効率を高めることができる。なお、積層体7aは、底部に超音波吸収材22が充填されたケース24に収納され、外囲器6の内面に取り付けられる。なお、積層体7aは、外囲器6の取付け面を凹面状に加工し、加工された面に圧電振動子を取り付けた構成としてもよい。
実施例2の変形例を図12に示す。外囲器6のインク流通孔10a対向する内面に、圧電振動子20と整合部材21の積層体7aで構成されている超音波放射手段7が取り付けられている。整合部材21は、積層体7aから放射される超音波の放射面がインク流通孔10a付近に超音波が集束されるように凹面状に形成され、いわゆる音響レンズをなしている。この整合部材21は、例えばアクリル樹脂で形成され、圧電振動子20の一面に接着されている。このような音響レンズをなす構造により超音波放射手段7から放射される超音波はインク流通孔10a付近に集束されるので、インクの搬送効率が高められる。
実施例2の他の変形例を図13に示す。上記した図12に示した実施例と同様な部分の説明を省略し異なる部分のみ説明する。外囲器6のインク流通孔10aに対向する部位に孔25が形成され、超音波放射手段7によって封止されている。この孔部25によって圧電振動子20のインク流通孔10aと反対方向が開放されているので、この孔部25の方向に放射される超音波は、空気層に伝搬しインク流通孔10a方向へ反射されることはなく、圧電振動子20によるインク流通孔10a方向への超音波の伝搬に影響を及ぼすことはない。
実施例2の他の変形例を図14に示す。超音波放射手段7を構成する圧電振動子20のインク流通孔10a側の面に音響レンズとしてフレネルレンズ23が積層されている。このフレネルレンズ23の上面図を図15−Aに示し、そのC−C断面を図15−Bに示す。フレネルレンズ23は、圧電振動子20から放射される超音波をインクの流通孔10a付近に集束させるように溝30が所定の間隔で形成されている。フレネルレンズ23の材料は、例えばアクリル樹脂が好適な材料の一つとして用いられる。アクリル樹脂が適する理由は、アクリル樹脂の固有音響インピーダンスは、圧電セラミックの固有音響インピーダンスとインクの固有音響インピーダンスの中間の値を有するからである。上記したフレネルレンズの溝は、公知の次式で計算される。
Figure 0004267640
Figure 0004267640
Figure 0004267640
フレネルレンズ23は、アクリル樹脂を機械加工して作製される。幅が20mmの矩形状のアクリル樹脂に表1に示された幅に従って溝30が形成されている。溝30の深さは、0.84mm、レンズ全体の厚みは、1.12mmとした。このように加工したフレネルレンズ23は、溝30の深さと、全体の厚みを適当に合わせることと音響レンズを構成する材料の固有音響インピーダンスを適当に合わせることで、整合部材の機能を備えることができる。すなわち、音響レンズ全体の厚みから溝30の深さを差し引いた加工残りの厚みをλ/4とすることで、整合層としての機能を発揮することができる。上記したように超音波はフレネルレンズ23によってインク流通孔10a付近に集束されるのでインクの搬送効率が高められる。
図16にフレネルレンズ23を用いた他の変形例を示す。上記した変形例と主要部が同様な構造である。相違するところは外囲器6の超音波放射手段7と対向する部位に孔25が形成されている。上記した図13に示した実施例と同様に、この孔部25によって圧電振動子20のインク流通孔10aと反対方向が開放されているので、この孔部25方向に放射される超音波は、空気層に伝搬しインク流通孔10a方向へ反射されることはなく、圧電振動子20によるインク流通孔10a方向への超音波の伝搬に影響を及ぼすことはない。
[実施例3]
本発明の実施例3について図17を用いて説明する。この実施例では、圧電振動子20が、外囲器6のインク流通孔10aに対向する部位の外面に取り付けられ、その内面に凹面27が形成されている。言い換えれば、超音波放射手段7は、圧電振動子20と外囲器6の一部とで形成されている。外囲器6の圧電振動子20が取り付けられている面と反対側の面(内面)が圧電振動子20から放射される超音波をインクの流通孔10aに集束させるように凹面27となっている。この場合、外囲器6の固有音響インピーダンスが圧電振動子20の固有音響インピーダンスより小さく、インクの固有音響インピーダンスより大きくなるように、外囲器の材質を選択することが好ましい。何故なら、外囲器が整合部材としての機能を有するからである。なお、圧電振動子20が取り付けられている外囲器6の内面が凹面状に形成されている場合について例示したが、この面が平面状の場合は、超音波放射手段7からインク流通孔10aへ放射される超音波が集束されないのでインク流通孔10aの方向へインクを搬送するインクの流速が集束される場合に比べて小さくなるが、インクの循環速度をそれほど要しない場合は、凹部27は平面状でもかまわない。圧電振動子20を外囲器の外面に設けた構成では、圧電振動子20がインク流路10のインクと接触することがなくインクによって浸食されることもないので、圧電振動子20の表面に保護膜を設ける必要がない。
上記説明では圧電材料で形成された隔壁の変形によってインクを吐出させるインクジェット記録ヘッドを例示したが、インクが圧力室を通過して循環することが可能なものであれば他の方式のインクジェット記録ヘッドでも同様に適用することができる。また、超音波放射手段として圧電振動子に代えて、電歪素子や磁歪素子などを用いることも可能である。
本発明に係るインクジェット記録ヘッドを示す一部を破断した斜視図である。 図1のA−A断面を示す断面図である。 図1のB−B断面を示す断面図である。 本発明の主要構成のブロック図である。 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの他の例の断面図である。 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの他のインク流路を示す断面図である。 実施例1に係る超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例1に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である 実施例1に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例1に係る超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例2に係る超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例2に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例2に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例2に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例2に係るフレネルレンズの正面図である。 図15−AのC−C断面を示す断面図である。 実施例2に係る他の超音波放射手段が設けられている部位の断面図である。 実施例3に係る超音波放射手段が設けられている部位の断面図である 圧電振動子を駆動する構成のブロック図である。 他の駆動方法に用いられる圧電振動子の変形例である。 異なる媒質の音速と密度の関係を示す図である。 異なる媒質の固有音響インピーダンスの関係を示す図である。
符号の説明
1 インクジェット記録ヘッド
2 圧電体ブロック
3 ノズル板
4 ノズル
5 基板
6 外囲器
7 超音波放射手段
8 側板
9 駆動電極
9a 電極引出し端子部
10 インク流路
10a インク流通孔
11 隔壁
12 インク供給タンク
13 溝
14 共通インク室
15 圧力室
20 圧電振動子
21 整合部材
22 超音波吸収部材
23 フレネルレンズ
24 ケース
25 孔部
40 パイプ

Claims (5)

  1. 電極を備えた圧電材料で形成され隔壁によって仕切られた複数の圧力室と、前記圧力室と連通する複数のノズルと、前記圧力室にインクを供給するための前記圧力室の両端に設けられた共通インク室と、前記圧力室を挟んで前記ノズルと反対側に設けられたインク流路と、前記圧力室と前記共通インク室と前記インク流路を通してインクを循環させるインクジェット記録ヘッドであって、
    前記圧力室は、2列に配列され、
    前記共通インク室は、前記2列の圧力室に挟まれた第1の共通インク室と前記2列の圧力室の外側に位置する第2の共通インク室とで構成され、
    前記インク流路と前記第1の共通インク室とを連通する第1のインク流通孔と、前記インク流路と前記第2の共通インク室とを連通する第2のインク流通孔が形成され、
    前記インク流路の一部であって前記第1のインク流通孔と対向する位置に超音波放射手段を備え、前記超音波放射手段から放射される超音波による圧力によってインクを循環させることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記超音波放射手段は、前記インク流路を構成している外囲器の内面に設けられていることを特徴とする請求項記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記超音波放射手段は、超音波をインクの循環方向へ集束させる音響レンズを含むことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記超音波放射手段は、前記インク流路を構成している外囲器の外面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記超音波放射手段に対向する前記外囲器の内面に、前記超音波をインクの循環方向に集束させるように音響レンズが形成されていることを特徴とする請求項のインクジェット記録ヘッド。
JP2006143999A 2006-05-24 2006-05-24 インクジェット記録ヘッド Expired - Fee Related JP4267640B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006143999A JP4267640B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 インクジェット記録ヘッド
US11/752,554 US7597428B2 (en) 2006-05-24 2007-05-23 Ink jet head
CN2007101051566A CN101077652B (zh) 2006-05-24 2007-05-24 喷墨头

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006143999A JP4267640B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 インクジェット記録ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007313707A JP2007313707A (ja) 2007-12-06
JP4267640B2 true JP4267640B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=38848012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006143999A Expired - Fee Related JP4267640B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 インクジェット記録ヘッド

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7597428B2 (ja)
JP (1) JP4267640B2 (ja)
CN (1) CN101077652B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8113613B2 (en) * 2008-05-01 2012-02-14 Videojet Technologies Inc. System and method for maintaining or recovering nozzle function for an inkjet printhead
GB0910924D0 (en) * 2009-06-25 2009-08-05 Xennia Technology Ltd Inkjet printers
JP2012051253A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Toshiba Tec Corp インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JP5462772B2 (ja) * 2010-11-25 2014-04-02 東芝テック株式会社 インクジェットヘッドの製造方法
JP2013129117A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Sii Printek Inc 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
JP2013132810A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Sii Printek Inc 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの製造方法
US9193161B2 (en) 2012-04-19 2015-11-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid circulation within chamber
JP6161411B2 (ja) * 2012-06-22 2017-07-12 キヤノン株式会社 液体吐出装置の製造方法
EP2828081B1 (en) * 2012-07-24 2019-10-09 Hewlett-Packard Company, L.P. Fluid ejection device with particle tolerant thin-film extension
JP5775045B2 (ja) * 2012-09-24 2015-09-09 株式会社東芝 インクジェットヘッド
US9707754B2 (en) * 2012-12-20 2017-07-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection device with particle tolerant layer extension
US9895885B2 (en) 2012-12-20 2018-02-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection device with particle tolerant layer extension
ES2551661B1 (es) * 2014-05-20 2016-09-14 Bsh Electrodomésticos España, S.A. Método para producir un componente de aparato doméstico con un recubrimiento de color de tinta, y componente de aparato doméstico
US9694581B2 (en) 2015-04-09 2017-07-04 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge head, liquid discharge device, liquid discharge apparatus, and image forming apparatus
US10029473B2 (en) * 2016-01-08 2018-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Liquid discharge head and recording apparatus
EP3210779B1 (en) * 2016-02-25 2018-12-12 OCE-Technologies B.V. Jetting device
CN106739495A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 韦翔 新型超声式喷墨打印技术
JP7057071B2 (ja) * 2017-06-29 2022-04-19 キヤノン株式会社 液体吐出モジュール
CN111204136A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 东芝泰格有限公司 液体喷出头及流路部件
CN113352758B (zh) * 2021-05-28 2023-05-12 杭州电子科技大学 一种基于磁致伸缩效应的高速打印机喷墨头及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3485296B2 (ja) 1998-01-28 2004-01-13 東芝テック株式会社 インクジェットプリンタヘッド
MXPA01004840A (es) 1998-11-14 2004-09-06 Xaar Technology Ltd Aparato para la deposicion de gotas.
JP2001162795A (ja) 1999-12-13 2001-06-19 Kyocera Corp インクジェット記録ヘッド
KR100682917B1 (ko) * 2005-01-18 2007-02-15 삼성전자주식회사 압전 방식의 잉크젯 프린트헤드 및 그 제조방법
US7527361B2 (en) * 2005-07-27 2009-05-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid transporting apparatus, actuator unit, and method of producing liquid transporting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007313707A (ja) 2007-12-06
US20080036823A1 (en) 2008-02-14
US7597428B2 (en) 2009-10-06
CN101077652B (zh) 2010-12-01
CN101077652A (zh) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4267640B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
US7008049B2 (en) Inkjet head
US20060181582A1 (en) Piezoelectric actuator and liquid transporting apparatus
JP2007176161A (ja) 吐出タイミング決定方法及び液滴吐出方法
JP2007175921A (ja) 液滴吐出ヘッドの駆動方法
JP2022107048A (ja) 液滴噴射装置
US7766460B2 (en) Liquid-droplet jetting apparatus
JP6210472B2 (ja) 液体吐出ヘッド、および記録装置
JP2007203610A (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP7371381B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2001347660A (ja) 圧電振動子ユニット、及び、これを用いたインクジェット式記録ヘッド
JP4453965B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、および記録装置
JP4203085B2 (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットヘッド
JP5391655B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4763418B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動方法、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
JP3173561B2 (ja) 積層型インクジェット式記録ヘッド、及びこれの駆動方法
JP2005246663A (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの駆動方法
JP2007320061A (ja) 液滴吐出装置
JPH1191113A (ja) インクジェット記録装置
JP2016049682A (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2013116566A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2715969B2 (ja) インクジェットプリントヘッド
JP4935939B2 (ja) 液滴吐出装置
JP5568854B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007105924A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees