JP4266434B2 - プリフォームの冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリフォームの冷却装置に関し、特に、射出成形されたプリフォームを効率よく追加冷却するためのプリフォームの冷却装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
従来のプリフォームを追加冷却するための装置として、例えば、特公平4−4129号公報に示すようなものが知られている。
【0003】
この装置は、射出成形装置により1列8個のプリフォームを2列同時に射出成形し、この2列のプリフォームの列ピッチに対応したピッチ3組6列のキャビティを有する冷却用のキャリアプレートをプリフォームの受取位置と射出成形装置外の取出位置間を移動させて、順次3回分の射出成形サイクルで成形されたプリフォームを取出し、冷却するようにしている。
【0004】
そして3回分の射出成形サイクルのプリフォームでキャリアプレートのキャビティが一杯になった時点で、キャリアプレートを回転させて、最初に保持した射出成形サイクルのプリフォームを落下させて排出するようになっている。
【0005】
この状態を繰り返すことで、順次、冷却と排出を行うようになっている。
【0006】
しかし、このような装置にあっては、冷却用のキャリアプレートをプリフォームの受取位置と射出成形装置外方の取出位置間を往復移動させなければならず、しかも、冷却用のキャリアプレートは、冷却のために構造が複雑となり、重量も重いもので、このようなキャリアプレートを往復駆動させるためには、その往復駆動機構が大掛かりなものとなって製造コストも高くなってしまうという問題がある。
【0007】
また、冷却用のキャリアプレートのような重量物を長い距離で往復移動させるため、往復移動に要する時間も長くなってしまうという問題がある。
【0008】
さらに、重量のある冷却用のキャリアプレートを回転させてプリフォームを排出するため、この回転駆動機構も大掛かりとなって時間もかかり、効率がよくないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、射出成形されたプリフォームを短時間で効率よく取出し、そのプリフォームを単純な動作で効率よく搬送して冷却し、排出することのできるプリフォームの冷却装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明のプリフォームの冷却装置は、射出成形装置により射出成形されたプリフォームを取り出す取出装置と、この取り出されたプリフォームを搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送されたプリフォームを冷却する冷却部と、前記搬送手段により搬送された冷却後のプリフォームを外部に排出する排出部とを有し、
前記取出装置は、前記射出成形装置からプリフォームを受け取って取り出す取出部材と、取出部材をプリフォームの受取位置と、プリフォームを前記射出成形装置外に取り出す取出位置との間を移動可能にする取出部材移動手段とを有し、
前記搬送手段は、前記プリフォームを前記取出位置から前記冷却部に受け渡す冷却用把持手段と、前記プリフォームを前記冷却部から前記排出部に受け渡す排出用把持手段と、前記冷却用把持手段及び排出用把持手段によりプリフォームを受け渡し可能に前記冷却用把持手段及び排出用把持手段を往復移動させる往復移動手段とを有し、
前記冷却部は、複数回分の成形個数のプリフォームを保持して冷却可能にされた保持手段と、プリフォームの収容回数分所定ピッチで前記保持手段の収容位置を可変にする位置可変手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、射出成形されたプリフォームを取出す取出装置と、取り出されたプリフォームを搬送する搬送手段とに分け、この搬送手段によりプリフォームを冷却部と排出部とに搬送することで、取出装置では、取出部材を取出部材移動手段によりプリフォームの受取位置とプリフォームを射出成形装置外の取出位置との間を往復移動させることにより、短時間で、かつ、効率よくプリフォームの取出しが可能となる。
【0012】
また、搬送手段では、プリフォームを取出位置から冷却部に受け渡す冷却用把持手段と、プリフォームを冷却部から排出部に受け渡す排出用把持手段とを往復移動手段により、往復移動させるだけで、冷却用把持手段を取出位置から冷却部へと移動させ、排出用把持手段を冷却部から排出部に移動させることができ、短時間で効率のよい搬送を行なうことができる。
【0013】
さらに、冷却部では、冷却用の保持手段を位置可変手段によりプリフォームの収容回数分所定ピッチで保持手段の収容位置を可変にすることで、複数回部分の成形個数のプリフォームを保持して冷却することができ、しかも、この移動距離は短くてすむため、構造も簡単で、コストも削減でき、短時間で効率よく収納を行なうことができる。
【0014】
本発明においては、前記取出部材は、前記射出成形装置で同時に射出成形された搬送方向と直交する方向の1列複数個の複数列のプリフォームを、列ピッチを維持したまま同時に受け取って前記取出位置に移動可能にされていることことが好ましい。
【0015】
このようにすることで、同時に射出成形された1列複数個の複数列のプリフォームを列ピッチを変換することなく、簡単な構成で、短時間に効率よく取出位置に取出すことができる。
【0016】
本発明においては、前記搬送手段は、冷却用把持手段及び排出用把持手段により、同時に射出成形された1列複数個の複数列のプリフォームを、列ピッチを維持したまま同時に把持して搬送することことが好ましい。
【0017】
このようにすることで、同時に射出成形された1列複数個の複数列のプリフォームを、列ピッチを変換することなく、簡単な構成で、短時間に効率よく冷却部及び排出部に搬送することができる。
【0018】
本発明においては、前記保持手段は、各プリフォームの胴部及び底部の外表面に接触して冷却することが好ましい。
【0019】
このようにすることで、保持手段によりプリフォームに接触して効率よくプリフォームを冷却することができる。
【0020】
本発明によれば、前記冷却用把持手段は、プリフォームを把持する第1の把持部材と、前記第1の把持部材を開閉可能にする第1の開閉手段とを有し、
前記排出用把持手段は、プリフォームを把持する第2の把持部材と、前記第2の把持部材を開閉可能にする第2の開閉手段とを有することが好ましい。
【0021】
このようにすることで、冷却用把持手段及び排出用把持手段を簡単な構成で効率よく作動させることができる。
【0022】
本発明においては、前記取出装置及び冷却部は、プリフォームを同一高さ位置で保持可能とされ、
前記搬送手段は、前記冷却用把持手段及び前記排出用把持手段を、前記取出装置及び冷却部のプリフォーム保持高さ位置と、搬送高さ位置との間で、昇降可能にする昇降手段を有することが好ましい。
【0023】
このようにすることで、昇降手段により冷却用把持手段及び排出用把持手段を取出部及び冷却部のプリフォーム保持高さ位置と搬送高さ位置との間で昇降させ、プリフォームの抜き取りと差し込みを簡単な構成で、効率よく行わせることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1〜図14は、本発明の一実施の形態に係るプリフォームの冷却装置を示す図である。
【0026】
図1は、射出成形装置10にプリフォームの冷却装置12を取り付けた状態を示す側面図で、図2は、図1のII−II線位置から下方を見た平面図を示している。
【0027】
射出成形装置10は、ベッド14上に固定された下部型締板16と、この下部型締板16に対し、図示せぬ型締シリンダにより、タイロッド18を介し昇降可能にされた上部型締板20とを有している。
【0028】
下部型締板16上には、射出装置22と接続されるホットランナー型24が設置され、このホットランナー型24上にプリフォーム36の搬送方向Aと直交する方向にわたる複数、例えば1列8個のプリフォーム36を搬送方向Aに2列成形するための16個のキャビティを有する射出キャビティ型26が設置されている。
【0029】
上部型締板20の下面側には、射出キャビティ型26の各キャビティ対応位置に16個の射出コア型28が固定され、この射出コア型28には、それぞれ割型からなるネックキャビティ型30が射出コア型28に対し型閉可能に設けられている。
【0030】
そして、型締シリンダにより、タイロッド18を介し、上部型締板20を下降させ、射出キャビティ型26に対し射出コア型28およびネックキャビティ型30を下降させて型締し、射出装置22より射出キャビティ型26内に溶融樹脂を射出することで16個のプリフォーム36を射出成形する。
【0031】
その後、上部型締板20を上昇させてプリフォーム36を射出キャビティ型26から離型させ、さらに、プリフォーム36と射出コア型28とを離型させ、ネックキャビティ型30を開くことによりプリフォーム36を落下させて取り出し得るようになっている。
【0032】
プリフォームの冷却装置12は、射出成形装置10により射出成形されたプリフォーム36を取り出す取出装置40と、この取出されたプリフォーム36を搬送する搬送手段42と、この搬送手段42により搬送されたプリフォーム36を冷却する冷却部44と、搬送手段42により冷却後のプリフォーム36を外部に排出する排出部46とを有している。
【0033】
取出装置40は、プリフォーム36の搬送方向Aと直交する方向に伸びる2枚の取出部材としての取出板48a、48bと、この取出板48a、48bを射出成形装置10からプリフォーム36を受け取る受取位置Bと、プリフォーム36を射出成形装置10外に取出す取出位置Cとの間を移動可能にする取出部材移動手段としての取出板移動機構50とを有している。
【0034】
取出板48a、48bは、それぞれ射出成形装置10における1列のプリフォーム36間の間隔に対応した間隔でプリフォーム36を通過可能な8個の孔を有し、各孔内にプリフォーム36の載置部材52を取り付け、各載置部材52内にプリフォーム36のネック部を露出した状態で挿入保持されるようになっている。
【0035】
取出板移動機構50は、取出板48a、48bの両端部位置で搬送方向Aに沿って配設された一対の取出ガイドレール54と、この取出ガイドレール54対応位置に配設された一対の取出シリンダ56とを有する。
【0036】
取出ガイドレール54は、それぞれ、下部型締板16上に立設されたガイドレール支持部材58と冷却部支持台60とに渡って取り付けられている。
【0037】
この取出ガイドレール54には、スライドガイド62を介して取付板支持部材64がスライド可能に係合し、この取付板支持部材64上に取付板48a、48bが取付け支持されている。
【0038】
取出シリンダ56は、取出シリンダロッド66の先端が取付板支持部材64に取り付けられ、この取出シリンダロッド66の進退動によって、取出ガイドレール54に沿い取出板支持部材64が受取位置Bと取出位置Cとの間を移動することで、各取出板48a、48bが受取位置Bと取出位置Cとの間を往復移動するようになっている。
【0039】
なお、取出位置Cには、ゲートカッタ駆動シリンダ67により、駆動されるゲートカッタ69が設けられ、この取出位置Cに移動したプリフォーム36のゲートをゲートカッタ69により切除するようにしている。
【0040】
搬送手段42は、プリフォーム36を取出位置Cから冷却部44に受け渡す冷却用把持手段である冷却用把持機構68と、プリフォーム36を冷却部44から排出部46に受け渡す排出用把持手段である排出用把持機構70と、これら冷却用把持機構68および排出用把持機構70を往復移動させる往復移動手段である往復移動機構72とを有する。
【0041】
冷却用把持機構68は、取出位置Cで取出板48a、48bの上方に位置し、取出板48a、48bにより取出されたプリフォーム36のネック部を把持してプリフォーム36を載置部材50内から抜き出すもので、取出板48a、48b上のプリフォーム36に対応した個数の第1の把持部材74をプリフォーム36の搬送方向Aと直交する方向に2列有しており、この第1の把持部材74を第1の開閉手段である第1の開閉シリンダ76により開閉可能にしている。
【0042】
各第1の把持部材74は、それぞれ一対の部材からなり、一方の部材が一対の連結ロッド78の一方に連結され、他方の部材が他方の連結ロッド78に連結されている。
【0043】
そして、これら連結ロッド78が、連結ロッド78に形成されたラックとラック間に配設されたピニオンを介して、第1の開閉シリンダ76の駆動により一対の連結ロッド78が互いに逆方向にスライドすることで、開閉可能な状態となっている。
【0044】
排出用把持機構70は、冷却用把持機構68に隣接して冷却部44側に一体的に配置され、冷却部44で冷却されたプリフォーム36のネック部を把持して取出すもので、冷却用把持機構68の第1の把持部材74と同様な配置とされた第2の把持部材80と、これら第2の把持部材を開閉可能にする第2の開閉シリンダ82とを有している。
【0045】
なお、この排出用把持機構70においても、冷却用把持機構68と同様にラック及びピニオンで連結された一対の連結ロッドを介して開閉駆動されるようになっている。
【0046】
往復移動機構72は、搬送用ガイドレール84と、搬送シリンダ86と、昇降シリンダ88とを有する。
【0047】
搬送用ガイドレール84は、冷却部支持台60上に立設した支柱90上に取出位置C、受取位置B、冷却部44及び排出部46にまたがって搬送方向Aに沿って一対配設された状態となっている。
【0048】
搬送シリンダ86は、一対の搬送用ガイドレール84にスライドガイド92を介してスライド可能に係合する搬送シリンダ固定板94上に搬送方向Aに沿って配置され、搬送シリンダロッド96を搬送用ガイドレール84の射出成形装置10側の端部に連結した状態となっている。
【0049】
昇降シリンダ89は、搬送シリンダ固定板94上に固定され、昇降シリンダロッド88を冷却用把持機構68及び排出用把持機構70に連結している。
【0050】
冷却用把持機構68及び排出用把持機構70は、昇降用ガイドロッド98を一体に有し、この昇降用ガイドロッド98を搬送シリンダ固定板94に取り付けたガイド部材100にガイドさせるようになっている。
【0051】
従って、昇降シリンダ88によって冷却用把持機構68及び排出用把持機構70は、取出装置40及び冷却部44のプリフォーム36の保持高さ位置Dと、搬送高さ位置Eとの間で昇降可能にされ、かつ、搬送シリンダ86により冷却用把持機構68が取出位置Cから冷却部44へと搬送可能にされ、さらに、排出用把持機構70が冷却部44から排出部46へと搬送可能にされている。
【0052】
冷却部44は、複数回、例えば3回分の成形個数のプリフォーム36を保持して冷却する冷却ブロック102と、プリフォーム36の収容回数、例えば3回分所定ピッチで冷却ブロックの収容位置を可変にする位置可変手段である位置可変機構104とを有している。
【0053】
冷却ブロック102は、搬送方向Aと直交する方向に一列8個の収容部106を6列有し、内部に冷却水を循環して、48個のプリフォーム36の外面に接触して同時に冷却可能にしている。
【0054】
また、この冷却ブロック102は、プリフォーム36の保持高さ位置Dが取出板48a、48bのプリフォーム36の保持高さ位置Dと一致するように、冷却部支持台60上に配置されている。
【0055】
したがって、昇降シリンダ88による昇降シリンダロッド97のストロークは、一定でよく、機構を簡略化することが可能となる。
【0056】
位置可変機構104は、冷却ブロックガイドレール108と、第1の位置可変シリンダ110及び第2の位置可変シリンダ112とを有する。
【0057】
冷却ブロックガイドレール108は、搬送方向に沿って一対配設され、各冷却ブロックガイドレール108に係合するリニアガイド114を介して冷却ブロック102が搬送方向Aに沿って移動可能にされている。
【0058】
第1の位置可変シリンダ110及び第2の位置可変シリンダ112は、一体的に形成され、第1の位置可変シリンダロッド116が冷却支持台60に連結され、第2の位置可変シリンダロッド118が冷却ブロック102に連結された状態となっている。
【0059】
したがって、第1及び第2の位置可変シリンダロッド116、118が共に伸びた状態で、冷却ブロック102が第1の位置Fに位置し、この状態から第1の位置可変シリンダロッド116が縮んだ状態で第2の位置Gに位置し、さらにこの状態から第2のシリンダロッド118が縮むと第3の位置Hに位置するようになっている。
【0060】
排出部46は、排出用把持機構70が搬送されてきた状態で、第2の把持部材80が開いて、落下されると、その下方に配置した排出用ベルトコンベア120によって、装置外方に搬出されるようになっている。
【0061】
次に、前述のプリフォームの冷却装置12の動作状態について、図3〜図14を参照して説明する。
【0062】
まず、図3に示すように、射出成形装置10側で射出コア型28及びネックキャビティ型30からプリフォーム36が離型されて落下すると、取出板48a、48bがその下方の受取位置Bで待機しており、プリフォーム36がそのまま載置部材52内に挿入されて、ネック部のみが露出した状態となる。
【0063】
この場合、搬送手段42では、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70が、取出位置C及び冷却部44にあり、かつ、昇降シリンダ88により、搬送高さ位置Eに上昇し、第1の把持部材74及び第2の把持部材80は開いた状態となっている。
【0064】
また、冷却部44では、冷却ブロック102の収容部106の全てにプリフォーム36が収容されて冷却された状態で、冷却ブロック102は第1及び第2の位置可変シリンダ110、112の第1及び第2の位置可変シリンダロッド116、118によって第1の位置Fに位置している。
【0065】
次に、図4に示すように、取出シリンダ56の駆動により取出ガイドレール54に沿って取出板支持部材64が移動し、取出板48a、48bが取出位置Cに移動する。
【0066】
この状態で、昇降シリンダ88の駆動により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70が保持高さDまで下降した後、第1及び第2の開閉シリンダ76、82の駆動により、第1及び第2の把持部材74、80が閉じて取出板48a、48bのプリフォーム36及び冷却ブロック102の最初に搬入されたプリフォーム36のネック部を把持する。
【0067】
次いで、この状態から昇降シリンダ88の駆動により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70を搬送高さ位置Eまで上昇させて、把持したプリフォーム36を抜き取った後、図5に示すように、搬送シリンダ86の駆動により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70を、それぞれ冷却部44及び排出部46上に搬送する。
【0068】
次に、図6に示すように、昇降シリンダ88の駆動により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70を保持高さ位置Cまで下降させた後、第1及び第2シリンダ76、82の駆動により、第1及び第2の把持部材74、80を開くと、冷却部44では、冷却ブロック102のプリフォーム36の抜き取られた位置に新たなプリフォーム36が収容され、排出部46では、冷却されたプリフォーム36が排出用ベルトコンベア120上に落下されて外部に搬出されることとなる。
【0069】
次いで、この状態から、昇降機構88により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70を搬送高さ位置Eまで上昇させた後、搬送シリンダ86の駆動により、冷却用把持機構68及び排出用把持機構70をそれぞれ取出位置C及び冷却部44上に移動させると、図3、図7と同じ状態となる。
【0070】
このとき、冷却部44では、第1の位置可変シリンダ110の駆動により、第1の位置可変シリンダロッド116が縮んで、冷却ブロック102は第1の位置Fから第2の位置Gに所定ピッチ移動して、冷却ブロック102の出し入れする収容部106の位置を1つ分変化させている。
【0071】
また、この間に射出成形装置10では、次の射出成形サイクルが終了してプリフォーム36の離型が可能な状態となっており、取出板48a、48bは、取出シリンダ56の駆動により、取出位置Cから受取位置Bへと移動している。
【0072】
そして図7〜図10に示すように、図3〜図6に示すと同様の工程を繰り返して、冷却ブロック102の次の収容部106に対するプリフォーム36の抜き取り、排出及び収容がなされることとなる。
【0073】
なお、図8では、図4と異なり、プリフォームを抜き取った状態を示している。
【0074】
そしてさらに、この工程が終了すると、図11〜図14に示すように、図7〜図10に示す状態から、さらに、第2の位置可変シリンダ112の駆動により、第2の位置可変シリンダロッド118が縮んで、冷却ブロック102は第2の位置Gからさらに第3の位置Hに所定ピッチ移動して、冷却ブロック102の出し入れする収容部106の位置をさらに1つ分変化させている。
【0075】
そして、この状態で、図3〜図6に示すと同様の工程を繰り返して、冷却ブロック102のさらに次の収容部106に対するプリフォーム36の抜き取り、排出及び収容がなされることとなる。
【0076】
そしてさらに、この工程が終了すると、第1及び第2の位置可変シリンダ110、112の駆動により、第1及び第2の位置可変シリンダロッド116、118が伸びて、図3からの工程が繰り返されることとなる。
【0077】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の形態に変形可能である。
【0078】
例えば、前記実施の形態では、一列8個のプリフォームを2列同時に射出成形して冷却する場合について説明したが、この例に限らず、射出成形されるプリフォームは複数でなく1個でもよい。
【0079】
また、プリフォームが複数の場合は2列に限らず一列あるいは3列以上であってもよい。
【0080】
さらに、冷却部では、冷却ブロックを用いているが、この例に限らず、複数回の射出成形分のプリフォームを保持できる保持部材を用い、冷却エアにより冷却するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの冷却装置を射出成形装置に取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】図1のII−II線位置から下方を見た平面図である。
【図3】冷却ブロックが第1の位置にある場合の取出板によるプリフォームの受け取り状態を示す部分側面図である。
【図4】図3の状態から取出板を取出位置に移動させて取出位置及び冷却部でそれぞれプリフォームを取り出す状態を示す部分側面図である。
【図5】図4の状態からプリフォームを冷却部及び排出部に搬送した状態を示す部分側面図である。
【図6】図5の状態から冷却ブロックにプリフォームを収容し、排出部で排出する状態を示す部分側面図である。
【図7】冷却ブロックが第2の位置にある場合の取出板によるプリフォームの受け取り状態を示す部分側面図である。
【図8】図7の状態から取出板を取出位置に移動させて取出位置及び冷却部でそれぞれプリフォームを取り出す状態を示す部分側面図である。
【図9】図8の状態からプリフォームを冷却部及び排出部に搬送した状態を示す部分側面図である。
【図10】図9の状態から冷却ブロックにプリフォームを収容し、排出部で排出する状態を示す部分側面図である。
【図11】冷却ブロックが第3の位置にある場合の取出板によるプリフォームの受け取り状態を示す部分側面図である。
【図12】図11の状態から取出板を取出位置に移動させて取出位置及び冷却部でそれぞれプリフォームを取り出す状態を示す部分側面図である。
【図13】図12の状態からプリフォームを冷却部及び排出部に搬送した状態を示す部分側面図である。
【図14】図13の状態から冷却ブロックにプリフォームを収容し、排出部で排出する状態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
10 射出成形装置
12 プリフォームの冷却装置
36 プリフォーム
40 取出装置
42 搬送手段
44 冷却部
46 排出部
48a、48b 取出板
50 取出板移動機構
56 取出シリンダ
68 冷却用把持機構
70 排出用把持機構
72 往復移動機構
74 第1の把持部材
76 第1の開閉シリンダ
80 第2の把持部材
82 第2の開閉シリンダ
86 搬送シリンダ
88 昇降シリンダ
102 冷却ブロック
104 位置可変機構
106 収容部
110 第1の位置可変シリンダ
112 第2の位置可変シリンダ
Claims (6)
- 射出成形装置により射出成形されたプリフォームを取り出す取出装置と、この取り出されたプリフォームを搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送されたプリフォームを冷却する冷却部と、前記搬送手段により搬送された冷却後のプリフォームを外部に排出する排出部とを有し、
前記取出装置は、前記射出成形装置からプリフォームを受け取って取り出す取出部材と、取出部材をプリフォームの受取位置と、プリフォームを前記射出成形装置外に取り出す取出位置との間を移動可能にする取出部材移動手段とを有し、
前記搬送手段は、前記プリフォームを前記取出位置から前記冷却部に受け渡す冷却用把持手段と、前記プリフォームを前記冷却部から前記排出部に受け渡す排出用把持手段と、前記冷却用把持手段及び排出用把持手段によりプリフォームを受け渡し可能に前記冷却用把持手段及び排出用把持手段を往復移動させる往復移動手段とを有し、
前記冷却部は、複数回分の成形個数のプリフォームを保持して冷却可能にされた保持手段と、プリフォームの収容回数分所定ピッチで前記保持手段の収容位置を可変にする位置可変手段とを有することを特徴とするプリフォームの冷却装置。 - 請求項1において、
前記取出部材は、前記射出成形装置で同時に射出成形された搬送方向と直交する方向の1列複数個の複数列のプリフォームを、列ピッチを維持したまま同時に受け取って前記取出位置に移動可能にされていることを特徴とするプリフォームの冷却装置。 - 請求項2において、
前記搬送手段は、冷却用把持手段及び排出用把持手段により、同時に射出成形された1列複数個の複数列のプリフォームを、列ピッチを維持したまま同時に把持して搬送することを特徴とするプリフォームの冷却装置。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記保持手段は、前記プリフォームの胴部及び底部の外表面に接触して冷却することを特徴とするプリフォームの冷却装置。 - 請求項4において、
前記冷却用把持手段は、プリフォームを把持する第1の把持部材と、前記第1の把持部材を開閉可能にする第1の開閉手段とを有し、
前記排出用把持手段は、プリフォームを把持する第2の把持部材と、前記第2の把持部材を開閉可能にする第2の開閉手段とを有することを特徴とするプリフォームの冷却装置。 - 請求項4または5において、
前記取出装置及び冷却部は、プリフォームを同一高さ位置で保持可能とされ、
前記搬送手段は、前記冷却用把持手段及び前記排出用把持手段を、前記取出装置及び冷却部のプリフォーム保持高さ位置と、搬送高さ位置との間で、昇降可能にする昇降手段を有することを特徴とするプリフォームの冷却装置。
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