JP4204308B2 - プリフォームの冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形されたプリフォームを追加冷却するためのプリフォームの冷却装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来のプリフォームを追加冷却するためのプリフォームの冷却装置は、例えば、射出成形された複数のプリフォームを射出成形金型の型開中に型締板間から取り出す取出装置と、取出装置によって取り出された複数のプリフォームを冷却手段に受け渡すための搬送手段と、搬送手段によって受け渡された複数のプリフォームを追加冷却する冷却手段と、を有するものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
一般に、射出成形されたプリフォームは、円筒状の胴部と、胴部を閉塞する底部と、底部に数ミリ例えば4mm程度突出する円錐台形状のゲート部とが形成される。ゲート部は、ホットランナから射出金型へ溶融樹脂を射出する流路によって形成されるものであり、本来、製品としては不要な部分である。
【0004】
従来のプリフォームの冷却装置は、射出成形装置により射出成形されたプリフォームを受取位置と取出位置の間で移動させる取出装置を有している。そして、取出装置によって射出成形装置の外に取り出されたプリフォームは、その上方に配置された搬送手段によって抜き出され、抜き出されたプリフォームは、その位置でゲートカット装置によってゲートを切り落としている。ゲートカットされたプリフォームは、搬送手段によって搬送方向へ移動させ、冷却手段の冷却ブロックに差し込んで、追加冷却を行っている。
【0005】
冷却ブロックは、射出成形サイクル3回分、例えば48個のプリフォームを収容することができる収容部を有している。冷却ブロックの収容部が一杯になった時点で、最初に差し込まれたプリフォームは、搬送手段によって冷却装置の外へ排出する排出部へ搬送され、排出するようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−289098(第1−7頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなプリフォームの冷却装置にあっては、プリフォームが射出成形装置から取り出された後であって、かつ、冷却手段へ挿入するまでの間でゲートカットを行っていたため、迅速にプリフォームを冷却手段へ挿入することができなかった。また、ゲートカット装置を冷却手段と射出成形金型の間に配置しなければならなかった。
【0008】
本発明の目的は、ゲートカットを行いながらも射出成形されたプリフォームを素早く冷却手段へ挿入することができるプリフォームの冷却装置を提供することにある。また、省スペースを実現したゲートカット装置を有するプリフォームの冷却装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一態様のプリフォームの冷却装置は、射出成形されたプリフォームを射出成形装置から取り出す取出装置と、取り出された前記プリフォームを冷却する冷却手段と、前記取出装置から前記冷却手段へ前記プリフォームを受け渡す搬送手段と、を有するプリフォームの冷却装置において、
前記冷却手段は、前記プリフォームの胴部と底部の少なくとも一部と接触する内面を有する収容部と、前記収容部を冷却する冷却媒体を流通させる冷却流路と、を有し、
前記収容部は、該収容部の上端に前記プリフォームの胴部を挿通可能な第1開口部と、該収容部の下端に前記プリフォームの底部に形成されたゲート部を該収容部から突出させる第2開口部と、を備え、
前記冷却手段の下方には、前記第2開口部から突出した前記ゲート部を切除するためのゲートカット装置が配置される。
【0010】
本発明の一態様によれば、射出成形装置から取り出されたプリフォームのゲートカットを待つことなく、プリフォームを取出手段から冷却手段に受け渡すことができ、迅速にプリフォームの冷却を開始することができる。また、第2開口部から突出したゲート部をゲートカット装置によって切除するため、ゲート部を切除する間もプリフォームを継続的に冷却することができる。さらに、ゲートカット装置を冷却手段の下方に配置することができるので、射出成形装置と冷却手段との間にゲートカット装置を配置するスペースが必要なく、省スペース化できる。またさらに、冷却手段の下方にゲートカット装置を配置したことで、切除されたゲート部が冷却手段内に飛び込むことで、次サイクルのプリフォームが完全に冷却手段内に挿入できないということもない。
【0011】
ここで、本発明の一態様のプリフォームの冷却装置において、前記射出成形装置は、1サイクルでN個の前記プリフォームを同時に成形する射出金型を有し、
前記冷却手段は、N×n(n≧2)個の前記収容部を有することができる。
【0012】
このような構成とすることで、射出成形されたプリフォームを冷却手段によって冷却する時間を十分にとることができる。特に、ゲートカット装置を冷却手段の下方に配置させたので、射出成形装置と冷却手段との間のスペースを有効に利用して、従来より多くのプリフォームを収容することができる。
【0013】
さらに、本発明の一態様のプリフォームの冷却装置において、前記冷却手段は、前記収容部を水平移動させる第1の水平移動手段を有し、前記ゲートカット装置は、前記ゲート部を切除する刃を備えたゲートカッタと、該ゲートカッタを前記第2開口部から突出した前記ゲート部に対して昇降させる昇降手段とを有することができる。
【0014】
このような構成とすることで、冷却手段は、搬送手段から冷却手段へプリフォームを受け渡す際に、第1の水平移動手段によって冷却手段を移動できるので、受け渡し位置の自由度が高くなる。
【0015】
ここで、本発明の一態様のプリフォームの冷却装置において、前記射出成形装置は、1サイクルでN個の前記プリフォームを同時に成形する射出金型を有し、
前記冷却手段は、N×n(n≧2)個の前記収容部を有し、
前記ゲートカット装置は、N個のゲートカッタと、前記ゲートカッタを前記第2開口部から突出した前記ゲート部に対応する位置へ水平移動する第2の水平移動手段を有することができる。
【0016】
このような構成とすることで、ゲートカッタを第2の水平移動手段によってゲート部を切除されていないプリフォームの位置に移動でき、したがって収容部より少ない数のゲートカッタを用意するだけで、ゲート部を確実にカットすることができる。
【0017】
本発明の一態様のプリフォームの冷却装置は、射出成形されたプリフォームを冷却する冷却手段を有し、
前記冷却手段は、前記プリフォームの胴部と底部の少なくとも一部と接触する内面を有する収容部と、前記収容部を冷却する冷却媒体を流通させる冷却流路と、を有し、
前記収容部は、該収容部の上端に前記プリフォームの胴部を挿通可能な第1開口部と、該収容部の下端に前記プリフォームのゲート部を該収容部から突出させる第2開口部と、を備え、かつ、前記プリフォームの底部の少なくとも一部と接触してプリフォームを支持する。
【0018】
本発明の一態様によれば、収容部は、プリフォームの底部の少なくとも一部と接触してプリフォームを支持しつつ、ゲート部を第2開口部から突出させることができる。したがって、収容部から突出したゲート部をゲートカット装置等によって切除することができるので、ゲート部を切除する間もプリフォームを支持しつつ冷却することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1〜図8は、本発明の一実施の形態に係るプリフォームの冷却装置12を示す図である。
【0021】
図1は、射出成形装置10にプリフォームの冷却装置12を取り付けた状態を示す一部切欠き側面図である。図2〜図5は、プリフォームの冷却装置12の動作を説明する図である。図6は、プリフォームの冷却装置12の一部切欠き正面図である。図7は、冷却手段60の収容部61cの断面図、図8は、その一部拡大図である。
【0022】
射出成形装置10は、図1に示すように、合成樹脂例えばポリエチレンテレフタレート樹脂を溶融し射出する射出装置22と、下部型締板16と、をベッド14上に固定している。そして、射出成形装置10は、この下部型締板16に対し、ベッド14内に配置した図示せぬ型締シリンダにより、4本のタイバー18を介し昇降可能にされた上部型締板20とを有している。下部型締板16上には、射出装置22と接続されるホットランナブロック24が設置され、このホットランナブロック24上にプリフォーム36の搬送方向Aと直交する方向にわたって複数例えば1列12個のプリフォーム36を搬送方向Aに4列成形するための48個のキャビティを有する射出キャビティ型26が設置されている。上部型締板20の下面側には、射出キャビティ型26の各キャビティ対応位置に48個の射出コア型28とそれぞれ割型からなるネックキャビティ型30が取り付けられている。
【0023】
そして、図示せぬ型締シリンダにより、タイバー18を介し、上部型締板20を下降させ、射出キャビティ型26に対し射出コア型28およびネックキャビティ型30を下降させて型締し、射出装置22より射出キャビティ型26内に溶融樹脂を射出することで48個のプリフォーム36を射出成形する。その後、上部型締板20を上昇させてプリフォーム36を射出キャビティ型26から離型させ、さらに、プリフォーム36と射出コア型28とを離型させ、ネックキャビティ型30を開くことによりプリフォーム36を落下させて取り出す。
【0024】
一般に、射出キャビティ型26、射出コア型28およびネックキャビティ型30からなる射出金型内でプリフォーム36を冷却する時間を短縮することで、射出成形装置のサイクルタイムを短縮させ、プリフォームの生産能力を向上させる。その短縮された冷却時間を補うものが、プリフォームの冷却装置12である。プリフォーム36は、図7に示すように、開口するネック部36aと、円筒状の胴部36bと、胴部36bを閉じる半球状の底部36cと、底部36cから突出するゲート部36dと、を有している。
【0025】
プリフォームの冷却装置12は、図1に示すように、射出成形装置10のベッド14上であって、下部型締板16の左側に固定される。プリフォームの冷却装置12は、射出成形装置10により射出成形されたプリフォーム36を取り出す取出装置40と、プリフォーム36を冷却する冷却手段60と、プリフォーム36を取出装置40から冷却手段60へと搬送して受け渡す搬送手段50とを有している。また、プリフォームの冷却装置12は、冷却後のプリフォーム36を装置外へ排出する排出部70を有し、搬送手段50は、冷却後のプリフォーム36を冷却手段60から排出部70へと搬送する。なお、図1は、プリフォームの冷却装置12の手前側にあるフレーム等の一部を切り欠いて、各動作部を説明しやすくしている。
【0026】
取出装置40は、プリフォーム36の搬送方向Aに延びる第1のフレーム43に進退自在に取り付けられている取出板41と、取出板41を進退させる駆動装置46とを有している。取出板41を進退させる駆動装置46は、電動モータからなる第1のモータ45と、第1のモータ45によって駆動される複数の無端状のベルトを連結してなる第1のベルト44とを有している。第1のモータ45を回転させることで、第1のベルト44に固定された取出板41は、第1のフレーム43に設けられた図示せぬガイドレールに沿って射出成形装置10の受取位置と、プリフォーム冷却装置12の取出位置との間を進退移動する。
【0027】
取出板41は、射出成形装置10で同時成形される48個のプリフォーム36を受容可能な48個の孔を有している。取出板41は、図1及び図2に示すように、射出成形装置内に進入し、48個の孔の上面にプリフォーム36のネック部36a下端のサポートリング36eを載せ、図3に示すように、プリフォーム36をプリフォームの冷却装置12の取出位置まで後退する。そして、48個のプリフォーム36は、搬送手段50によって、冷却手段60に受け渡される。
【0028】
搬送手段50は、プリフォーム36を取出板41から冷却手段60に受け渡す第1の把持機構51と、プリフォーム36を冷却手段60から排出部70に移動させる第2の把持機構52と、これら第1の把持機構51および第2の把持機構52を往復移動させる駆動手段56と、を有する。第1の把持機構51および第2の把持機構52は、48個のプリフォーム36のネック部36aを把持する把持部材51a,52aと、把持部材51a,52aを昇降させる昇降手段51b、52b、例えばエアシリンダと、を有している。
【0029】
第1の把持機構51および第2の把持機構52を往復移動させる駆動手段56は、電動モータからなる第2のモータ55と、第2のモータ55によって駆動される複数の無端状のベルトを連結してなる第2のベルト54とを有している。第2のモータ55を回転させることで、第2のベルト54に固定された第1の把持機構51および第2の把持機構52は、第2のフレーム53に設けられた図示せぬガイドレールに沿ってプリフォーム36の搬送方向に往復移動する。
【0030】
搬送手段50の動作については、図2〜図5を参照して説明する。まず、図2に示すように、第1の把持機構51および第2の把持機構52は、プリフォーム36を保持せずに待機位置にある。次に、図3に示すように、取出板41が48個のプリフォーム36を取出位置まで取り出してくると、第1の把持機構51が下降して、プリフォーム36を把持するとともに、第2の把持機構52が下降して、4サイクル時間の間冷却された最初のプリフォーム36を把持する。
【0031】
次に、図4に示すように、第1の把持機構51および第2の把持機構52が上昇し、取出板41と冷却手段60からプリフォーム36を抜き出す。さらに、図5に示すように、第1の把持機構51および第2の把持機構52は、第2のモータ55を回転させることで、第2のベルト54によって、プリフォームの搬送方向Aに移動する。そして、第1の把持機構51は、下降し、把持していたプリフォーム36を、第2の把持機構52によってプリフォーム36を抜き出すことによって空いた冷却手段60の収容部61cに挿入し、プリフォーム36を開放する。また、同時に第2の把持機構52に把持されたプリフォーム36は、排出部70のシュータ71上でプリフォーム36を開放し、プリフォーム36を外部へ排出する。そして、第1の把持機構51および第2の把持機構52は、図2の待機位置へと戻る。
【0032】
冷却手段60は、図1に示すように、プリフォーム36を冷却する冷却ブロック61と、冷却ブロック61をプリフォームの搬送方向Aに沿って往復移動させる第1の水平移動手段65とを有している。冷却ブロック61は、は、搬送方向Aと直交する方向に一列12個の冷却筒61aを16列有している。したがって、冷却ブロック61は、複数サイクル分、例えば4サイクル分の射出成形個数(192個)のプリフォーム36を冷却する。図7に示すように、収容筒61aは、プリフォーム36を挿通可能な第1開口部61bと、プリフォーム36の外面に接触して保持する収容部61cと、プリフォーム36のゲート部63dを挿通する第2開口部61dを有している。さらに、収容筒61aは、内部に冷却水を循環させる冷却水路61eを有している。
【0033】
収容部61cは、プリフォーム36の胴部36bと底部36cの外形とほぼ同じ大きさに形成されている。プリフォーム36の胴部36bの内ネック部36a下方の薄肉部を除く外表面は、収容部61cと接触して冷却される。また、プリフォーム36の底部36cの外表面は、収容部61cの底部36c対応表面と接触して冷却されるとともに、収容部61cの底部36c対応表面によって保持されることでプリフォーム36全体を支持している。
【0034】
第2開口部61dは、図8に拡大して示すように、プリフォーム36のゲート部36dの最大外径よりも多少大きな外径に形成されている。ゲートカット後に底部36cに残る短いゲート部36dと第2開口部61dの隙間は狭く、切除されたゲート部36dが入りこむことができない。また、第2開口部61dの高さは、ゲート部36dのほとんど全長を収容筒61aから突出できるように、非常に低く形成されている。したがって、ゲート部36dの根元(すなわち底部36cとの接続部分)付近までゲートカッタ81によって、切除することができる。なお、プリフォーム36の底部36cの外表面は、収容部61cの底部36c対応表面と接触しているので、切除されたゲート部36dが収容部61c内に入りこんで、次サイクルのゲートカット不良を起こすことがない。
【0035】
冷却ブロック61をプリフォームの搬送方向Aに沿って往復移動させる第1の水平移動手段65は、例えば電動モータからなる第3のモータ64と、第3のモータ64によって回転するねじ軸によって冷却ブロックを移動させるボールねじ機構63と、第3のフレーム62上に設置された図示せぬガイドレールと、を含んでいる。すなわち、第3のモータ64を回転させることで、ボールねじ機構63のねじ軸が回転し、ねじ軸に螺合するボールナットと一体の冷却ブロック61が第3のフレーム62に沿って水平移動する。そして、冷却ブロック61を水平移動することにより、搬送手段50の受渡し位置を一定としても、少ないスペースであっても複数位置で冷却ブロック61にプリフォーム36を受け渡すことができる。また、取出板41と冷却ブロック61を高さ方向で干渉しない位置に設定することで、取出板41の水平移動するスペースの下方まで冷却ブロック61を移動させることができ、省スペースを達成しながら、多くのプリフォーム36を同時に冷却ブロック61で収容・冷却することができる。
【0036】
ゲートカット装置80は、図1及び図6に示すように、冷却ブロック61の下方に設置されている。そして、ゲートカット装置80は、ニッパ状の刃81a(図8参照)によってプリフォーム36のゲート部を切除するゲートカッタ81と、ゲートカッタ81を冷却ブロック61に対して昇降させる昇降手段である昇降シリンダ82と、ゲートカッタ81及び昇降シリンダ82をプリフォームの搬送方向Aに沿って移動させる第2の水平移動手段である水平移動シリンダ83と、を有している。昇降シリンダ82と水平移動シリンダ83は、例えば低圧エアで駆動するエアシリンダであり、特に水平移動シリンダ83は、ロッドレスシリンダである。ゲートカッタ81は、図1に示すように、冷却ブロック61に収容されたプリフォーム36に対応する様に2列(図6に示すように1列は12個)設けられている。したがって、射出成形された新しいプリフォーム36が冷却ブロック61に運ばれてくると、図5に示すように、まず射出成形装置10側の2列のプリフォーム36のゲート部36dに対して、ゲートカッタ81を昇降シリンダ82によって上昇させ、ゲート部36dを切除し、ゲートカッタ81を下降させる。次に、残りの2列のプリフォーム36のゲート部36dの下方へ水平移動シリンダ83によってゲートカッタ81を移動させ、ゲートカッタ81を昇降シリンダ82によって上昇させ、ゲート部36dを切除し、ゲートカッタ81を下降させる。このように、1サイクル分(4列)のプリフォーム36のゲート部36dを切除するために、2回のゲートカット工程が行われる。
【0037】
ゲートカッタ81によって切り落とされたゲート部36dは、エアブローによって図6に示すシュータ84に押し出され、装置外へ排出される。
【0038】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の形態に変形可能である。
【0039】
例えば、前記実施の形態では、ゲートカッタ81は、ニッパ状の刃81aで構成されていたが、刃付き円板を回転させるタイプでも、レーザーカッターのタイプでもよい。
【0040】
また、ゲートカッタ81の個数は、射出成形によって同時に成形されるプリフォーム36の半分であったが、1サイクル分のゲートカッタ81を用意してもよく、その場合、水平移動シリンダ83は必要ない。
【0041】
さらに、前記実施の形態では、取出板41は、単にプリフォームを搬送するだけであったが、冷却水によって冷却された円筒状の冷却筒を用いることで、取出の際にもプリフォームを冷却することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの冷却装置を射出成形装置に取り付けた状態を示す一部切欠き側面図である。
【図2】取出板が射出成形装置内でプリフォームを受け取る状態を示す概略側面図である。
【図3】搬送手段がプリフォームを受け取る状態を示す概略側面図である。
【図4】搬送手段がプリフォームを保持して上昇した状態を示す概略側面図である。
【図5】搬送手段がプリフォームを冷却ブロックに受渡し、かつプリフォームを排出する状態を示す概略側面図である。
【図6】排出部側から見たプリフォームの冷却装置の一部切欠き正面図である。
【図7】冷却手段の収容部の断面図である。
【図8】冷却手段の収容部の断面図の拡大図である。
【符号の説明】
10 射出成形装置
12 プリフォームの冷却装置
36 プリフォーム
36d ゲート部
40 取出装置
41 取出板
50 搬送手段
51 第1把持機構
52 第2把持機構
60 冷却手段
61 冷却ブロック
61a 収容筒
61b 第1開口部
61c 収容部
61d 第2開口部
80 ゲートカット装置
81 ゲートカッタ
82 昇降シリンダ
83 水平移動シリンダ

Claims (2)

  1. 射出成形されたプリフォームを射出成形装置から取り出す取出装置と、取り出された前記プリフォームを冷却する冷却手段と、前記取出装置から前記冷却手段へ前記プリフォームを受け渡す搬送手段と、を有するプリフォームの冷却装置において、
    前記冷却手段は、前記プリフォームの胴部と底部の少なくとも一部と接触する内面を有する収容部と、前記収容部を冷却する冷却媒体を流通させる冷却流路と、を有し、
    前記収容部は、該収容部の上端に前記プリフォームの胴部を挿通可能な第1開口部と、該収容部の下端に前記プリフォームのゲート部を該収容部から突出させる第2開口部と、を備え、
    前記冷却手段の下方には、前記第2開口部から突出した前記ゲート部を切除するためのゲートカット装置が配置され
    前記冷却手段は、前記収容部を水平移動させる第1の水平移動手段を有し、
    前記ゲートカット装置は、前記ゲート部を切除する刃を備えたゲートカッタと、該ゲートカッタを前記第2開口部から突出した前記ゲート部に対して昇降させる昇降手段とを有することを特徴とするプリフォームの冷却装置。
  2. 請求項において、
    前記射出成形装置は、1サイクルでN個の前記プリフォームを同時に成形する射出金型を有し、
    前記冷却手段は、N×n(n≧2)個の前記収容部を有し、
    前記ゲートカット装置は、N個のゲートカッタと、前記ゲートカッタを前記第2開口部から突出した前記ゲート部に対応する位置へ水平移動する第2の水平移動手段を有することを特徴とするプリフォームの冷却装置。
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