JPH0577311A - 射出延伸吹込成形装置 - Google Patents

射出延伸吹込成形装置

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JPH0577311A
JPH0577311A JP3269088A JP26908891A JPH0577311A JP H0577311 A JPH0577311 A JP H0577311A JP 3269088 A JP3269088 A JP 3269088A JP 26908891 A JP26908891 A JP 26908891A JP H0577311 A JPH0577311 A JP H0577311A
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blow
mold
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injection
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康司 竹内
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/06Injection blow-moulding
    • B29C49/061Injection blow-moulding with parison holding means displaceable between injection and blow stations
    • B29C49/062Injection blow-moulding with parison holding means displaceable between injection and blow stations following an arcuate path, e.g. rotary or oscillating-type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C2049/023Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison using inherent heat of the preform, i.e. 1 step blow moulding

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネック型の個数を低減でき、且、装置の小型
化を実現できる射出延伸吹込成形装置を提供すること。 【構成】 回転盤20には、回転角度で180度離れた
2ヵ所にプリフォーム移送部材25,25が配置され
る。この回転盤20が停止した際のプリフォーム移送部
材25,25と対向する位置には、それぞれ射出成形ス
テーション10および吹込成形ステーション12が配置
される。回転盤20を180度ごとに間欠回転駆動する
ことで、2ヵ所に配置されたプリフォーム移送部材を交
互に各ステーション10,12に停止させることができ
る。吹込成形ステーション12からの中空体の取出し
は、吹込成形動作終了後でかつ回転盤20の回転開始前
に、取出装置70を駆動することで実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリフォームの射出成
形から延伸吹込成形までを連続的に実施できる、いわゆ
る1ステージの成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形装置では、プリフォームま
たはボトルのネック部を支持するプリフォーム移送部材
を有し、このネック型を回転機構によって、必要なステ
ーションに回転搬送するものである。この種の成形装置
としては、4ステーションおよび3ステーションのもの
が知られている。4ステーションのものは、特公昭53
−22096号公報に開示され、図10に示すように、
ネック型200を射出,温調,吹込成形および取出の各
ステーション210〜216に順次回転搬送するもので
ある。一方、3ステーションの成形装置は、特開平3−
142220号公報に示すものにあっては、図11に示
すように温調ステーション212が省略され、特開昭6
0−247541号公報に示すものにあっては、吹込成
形ステーションに吹込キャビティと温調キャビティとを
移動自在に並設したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来装置
ではいずれも、3ステーション以上のステーションにネ
ック型を搬送しなければならず、必然的にネック型の数
が3組以上必要となる。このネック型は、プリフォーム
のネック部外壁を成形するキャビティを有するものであ
るから高価であり、この価格は成形取り個数が増大する
ほど高価となり、ネック型の数を減少することが望まれ
ていた。
【0004】さらに、この種の1ステージの成形装置で
のサイクルタイムは、最も動作時間が長くかかる射出成
形ステーションの動作時間により決定されるが、その他
のステーション特に取出ステーションでは極めて短時間
に動作が終了できる。従って、特に取出ステーションで
は、なにも作動せずに停止している無駄な時間があっ
た。
【0005】このように動作時間の極めて短い取出ステ
ーションを独立して配置している結果、回転搬送スペー
スにおける取出ステーションの占有スペースが、他のス
テーションの占有スペースに大きく影響し、装置の小型
化の妨げとなっていた。
【0006】その理由を図10,11を参照して説明す
る。各図に示すように、3ステーション又は4ステーシ
ョン有する場合、ある回転半径Rの回転エリアa内の中
心エリアbが無駄スペースとなっていることが明らかで
ある。そして、ネック型取り付けスペースの長さLが大
きくなるほど、すなわち、同時成形取り個数が増大する
ほど中心の無駄スペースbが大きくなることが分かる。
【0007】この無駄スペースbが大きいことによる弊
害は、装置の占有スペースが増大することにのみ止まら
ない。射出成形ステーション210では、型締めのため
に離間配置される少くとも2本のタイバー220が必要
となる。この各タイバー220は、ネック型200の回
転搬送時におけるネック型200との干渉を防止するた
めに、回転半径Rの外側に配置せざるを得ない。従来の
3ステーションおよび4ステーションタイプの装置で
は、中心領域に無駄スペースbがあるため回転半径Rが
比較的大きく、タイバー220間距離を大きくせざるを
得ない。タイバー間距離が大きいと、所定の型締圧力を
かたけ際の変形を防止するため、タイバー220および
その付帯構造物がかなりの機械的強度を持たなければな
らず、このことに起因して装置の価格が高価となる弊害
があった。
【0008】上記のような問題は、ネック型を用いない
タイプの成形装置、例えばインジェクションブロー成形
の場合も同様である。
【0009】そこで、本発明の目的とするところは、1
ステージ装置において、回転搬送経路に2ステーション
のみを配置し、その2つのステーションにて、少なくと
も射出成形,吹込延伸成形および中空体の取出しを可能
とする射出延伸吹込成形装を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転角度で1
80度離れた2か所にプリフォーム移送部材を支持した
回転板と、この回転板が停止した際の前記2か所のプリ
フォーム移送部材と対向する位置に配置された射出成形
ステーション及び吹込成形ステーションと、前記回転板
を180度毎に間欠回転駆動して、2か所の前記プリフ
ォーム移送部材を交互に前記各ステーションに停止させ
る回転駆動手段と、前記吹込成形ステーションでの型開
き後であって、前記回転板の回転開始前に、成形された
中空体を前記吹込成形ステーション外に取り出す取出装
置と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、射出成形ステーションにて射出成
形されたプリフォームを、プリフォーム移送部材に支持
しながら、回転板を180度回転させて吹込成形ステー
ションに移送する。ここで、プリフォームを延伸吹込成
形して中空体を成形する。さらに、回転板の回転移送前
に、取出装置によって中空体を吹込成形ステーション外
に搬出しておく。その後、回転板を180度回転させる
ことで、1サイクルの成形動作が完了する。回転角度で
180度離れた2か所に、ネック型又はコアピン(イン
ジェクションブローの場合)等のプリフォーム移送部材
が配置されるので、2か所のプリフォーム移送部材の対
向間距離を短くして配置でき、回転半径を小さくして装
置の小型化が実現できる。また、同時成形取り個数を増
大させても、回転エリア中心側の無駄スペースが狭いた
め、装置の占有面積の増大を最少限に止どめることがで
き、タイバー間距離も短くできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例装置を図面を参照し
て具体的に説明する。
【0013】図1は、実施例に係る1ステージの成形装
置の平面図であり、射出成形ステーション10および吹
込成形/取出ステーション12が、回転角度で180度
離れた位置に対向して配置されている。装置架台を構成
するベッド14の上面には下部基盤16が固定され、こ
の下部基盤16と対向する上方には、上部基盤18が固
定されている。上部基盤18は、その周縁部に支持案内
片22を複数配置し、この支持案内片22によって回転
板20を回転可能に支持している。この回転板20は、
上部基盤18の上面ほぼ中心に固定されたロータリーア
クチュエータ24からの駆動力の伝達を受けて回転す
る。回転板20の下面には、回転角度で180°離れた
2つの領域に、それぞれプリフォーム移相部材25,2
5が支持されている。
【0014】本実施例では、一つのプリフォーム移相部
材25が複数のネック型26を有して構成され、各ネッ
ク型を構成する割り型が回転板20に開閉可能に支持さ
れている。
【0015】本実施例では、上部基盤18全体が昇降可
能であり、このため四隅において上部基盤用可動ロッド
28の上端が上部基盤18に連結され、各ロッドの下端
は前記下部基盤16に固定されている。さらに、射出成
形ステーション10での型締めを行うために、2本のタ
イバー30,30が離間配置され、このタイバー30,
30の上端はベッド14に連結されている。
【0016】まず、前記射出成形ステーション10につ
いて説明すると、下部基板16上には、射出キャビティ
型34およびホットランナー型36が積み重ねて配置さ
れ、ホットランナー型36にノズルタッチ可能に射出装
置38が配置されている。射出キャビティ型34の上方
には射出コア型40が昇降可能に配置されている。すな
わち、タイバー30,30に連結された固定板32に
は、型締めシリンダ42が固定され、この型締めシリン
ダ42によって昇降する可動板44が設けられ、この可
動板44と共に前記射出コア型40が昇降駆動される。
【0017】一方、吹込成形/取出ステーション12で
は、下部基盤16上にて、一対の割り型50a,50b
からなる吹込キャビティ型50が設けられ、各割り型5
0a,50bは、一方に配置された吹込型締めシリンダ
52により型締めおよび型開きが可能である。
【0018】本実施例では、吹込キャビティ型50が昇
降可能となっている。即ち、図2に示すように、吹込キ
ャビティ型50を搭載する昇降盤55aが設けられ、こ
の昇降盤55aは油圧シリンダ55bにより昇降可能で
ある。そして、昇降盤55aの上面は、吹込成形時の高
さ位置h1 と、退避時における高さ位置h2 とに亘って
高さ位置が可変である。
【0019】この吹込キャビティ型50の上方には、吹
込コア型54および延伸ロッド56が配置されている。
吹込コア型54は可動板58に連結され、この可動板5
8は吹込コア型54の軸心とは離れた位置に設けられた
コア駆動シリンダ60により昇降駆動される。延伸ロッ
ド56は吹込コア型54および可動板58を貫通して上
方に伸び、それと同軸の進退ロッドを有するロッド駆動
シリンダ62によって昇降駆動される。
【0020】さらに、吹込成形/取出ステーション12
と対向する上部基盤18には、エジェクト部材が配置さ
れている。このエジェクト部材は、図3に示すように、
上部基盤18の上面に固定されたエジェクトシリンダ6
4と、先端が楔状であり前記シリンダ64により進退駆
動されるエジェクトカム66とから構成される。このエ
ジェクトカム66の先端が、ネック型26を構成する割
り型の切欠部(図示せず)に挿入されることで、一対の
割り型が開放駆動され、吹込成形された中空体例えばボ
トル4がネック型26より離脱することになる。
【0021】次に、ネック型26より離脱されたボトル
4を、吹込成形/取出ステーション12より外部に取出
す取出装置70について説明する。
【0022】この取出装置70は、図4に示すように、
ネック型26より離脱された複数のボトル4を収納可能
な取出し容器72を有し、この容器72を、型締め方向
(図4の矢印C方向)と直交する矢印D方向に進退駆動
するものである。この取出し容器72は、例えば四方の
側壁72aと、底壁72bとを有し、ネック型26の直
下よりボトル4を搬出した後、側壁72aまたは底壁7
2bのいずれか1つが開放駆動され、成形されたボトル
4を所定の位置に取出し可能となっている。取出し容器
72は、例えば2本のレール74に沿って図4の矢印D
方向に移動可能である。このレール74と平行にロッド
レスシリンダ76が配置され、このロッドレスシリンダ
76の可動部76aが取出し容器72の一部に固定さ
れ、シリンダ76の駆動に伴い取出し容器72を矢印D
方向に進退駆動可能である。
【0023】次に、上記実施例装置の作用について説明
する。
【0024】まず、吹込キャビティ型50の割型を型締
めし、かつ、昇降盤55aを高さ位置h1 に設定した状
態にて、上部基盤18を下降させる。そうすると、射出
成形ステーション10では、ネック型26が射出キャビ
ティ型40の開口部に配置され、吹込成形/取出ステー
ション12では、ネック型26が吹込キャビティ型50
の開口部に配置される。さらに、射出成形ステーション
10では、射出コア型46が型締めシリンダ42の駆動
により下降駆動され、射出キャビティ型34内部に配置
されて型締め状態が完了する。一方、吹込成形/取出ス
テーション12では、コア駆動シリンダ60の駆動によ
り吹込コア型54が下降駆動し、ネック型26と接した
状態で型締めされる。また、これと同じタイミングで、
ロッド駆動シリンダ62の駆動に伴い、延伸ロッド56
の先端がネック型26に支持されたプリフォーム2の口
部より挿入される。
【0025】次に、射出成形ステーション10では、射
出装置38より射出されたプリフォーム成形用樹脂が、
ホットランナー46を介して、射出キャビティ型34内
部に充填されてプリフォーム2の射出成形が行われる。
なお、射出キャビティ型34はキャビティ周囲を冷却し
ており、プリフォーム2の射出成形後はただちに、射出
キャビティ型34内部にてプリフォーム2の冷却が実施
されることになる。
【0026】この射出成形ステーション10での射出成
形動作時間内に、吹込成形/取出ステーション12での
吹込成形および取出が行われる。すなわち、吹込キャビ
ティ型50内部では、プリフォーム2が延伸ロッド56
および吹込コア54からの吹込エアにより二軸延伸さ
れ、ボトル4が吹込成形されることになる。そして、ボ
トル4の成形後に、吹込型締めシリンダ52の駆動によ
り、吹込キャビティ型50の型開き駆動が行われること
になる。さらに昇降盤55aが高さ位置h2 まで下降し
て、ボトル4の周囲より下方にブローキャビティ型50
が退避される。
【0027】これと同時に、吹込成形/取出ステーショ
ン12では、シリンダ60,62の駆動により、吹込コ
ア型54及び延伸ロッド56がボトル4より離脱される
ことになる。その後ただちに、取出装置70のロッドレ
スシリンダ76が駆動され、取出し容器72がボトル4
を保持した各ネック型26と対向する下方位置に配置さ
れる。この後、エジェクトシリンダ64の駆動によりエ
ジェクトカム66が下降し、その先端楔状部分により一
対の割形からなるネック型26を解放駆動することで、
ボトル4が取出し容器72内に落下することになる。こ
の後、ロッドレスシリンダ76が逆方向に駆動され、取
出し容器72が、上部基盤18の回転駆動時に干渉しな
い位置まで搬出されることになる。取出し容器72から
のボトル4の取出しは、上述したように側壁72aまた
は底壁72bのいずれか1つを開放すればよい。
【0028】射出成形ステーション10において、射出
キャビティ型34内でのプリフォーム2の冷却が終了す
ると、上部基盤18が上昇駆動され、ネック型26に支
持された状態でプリフォーム2が射出キャビティ型34
より離脱される。その後さらに、射出コア型40が上方
に移動し、プリフォーム2の取り出しが完了する。
【0029】次に、図1において、回転板20を矢印A
方向に180°回転させる。そうすると、プリフォーム
2を保持したネック型26は吹込成形/取出ステーショ
ン12に搬送され、ボトル4をエジェクトしたネック型
26が射出成形ステーション10に搬送される。以降
は、同様にして各ステーション10,12において上述
した動作を行うことで、プリフォーム2およびボトル4
が成形されることになる。この後の回転板20の回転
は、図1に示す矢印A方向、すなわち前回と同一方向に
回転駆動してもよいが、本実施例では矢印B方向、すな
わち逆方向に回転駆動している。このように、ネック型
26を交互に逆方向に回転駆動する理由は下記の通りで
ある。
【0030】すなわち、ネック型26はプリフォーム2
のネック部のキャビティを構成する成形型の1つである
ため、このネック型26内部に冷却媒体を循環させて、
プリフォーム2のネック部を冷却する場合がある。この
場合、回転板20を同一方向に回転させたとすれば、ネ
ック型26に接続される冷媒供給用の配管が捩じれてし
まい、ネック型26の冷却機構を実現することが困難で
あった。本実施例のように、180°毎の回転を正逆方
向に交互に行うことで、そのような配管がフレキシビリ
ティ性を有していれば、捩じれが生ずること無く、連続
した冷媒の供給が可能となる。
【0031】このように本実施例装置によれば、1ステ
ージ装置に2ステーションのみを有するだけで、プリフ
ォームの射出成形からボトルの吹込成形に至る1サイク
ルの動作を完了することができる。この際、回転板20
の下方に配置されるステーションが2ステーションのみ
であるため、従来の3ステーションまたは4ステーショ
ンタイプに比べて構成部材が格段に減少する。しかも、
図8に示すように中心の無駄なスペースが減少するた
め、、ネック型26の回転半径をより小さくすることが
でき、回転板20の直径が小さくなり、装置全体がかな
り小型化される。また、図8に模式的に示す本実施例の
レイアウトによれば、ネック型26の回転半径Rが小さ
くできる理由から、射出成形ステーション10に置ける
2本のタイバー30,30の間の距離(タイバースパ
ン)を従来よりも大幅に短くできる。このタイバースパ
ンは、そのスパンが長いほど、機械的強度を高くする必
要があるため、本実施例装置では、射出成形ステーショ
ン10における構造強度をも低減できる効果がある。換
言すれば、従来と同一の占有スペースを有する装置の場
合には、複数配列されたネック型26の取り付けスペー
スの長手方向長さLを大きくでき、同時成形取り個数を
増大できる。
【0032】なお、本実施例装置では、ネック型26の
回転搬送途中に温調ステーションが存在しない。しかし
ながら、射出成形ステーション10におけるプリフォー
ム2の取出し温度を適宜設定すれば、その後ただちに吹
込成形ステーションにて二軸延伸吹込成形しても良好な
ボトル4が成形されることが確認されており、本実施例
装置においても良好な強度および形状を持つボトル4を
成形することが可能である。
【0033】次に、取出装置の変型例について図5〜図
7を参照して説明する。
【0034】図5に示す取出装置100は、吹込成形/
取出ステーション12における吹込キャビティ型50の
型締め方向であるC方向と同一方向にアームを進退させ
て、成形されたボトル4をステーション12の外部へ取
出すものである。
【0035】この取出装置100は、基台102の上方
に上部固定板104を固定し、両者間に複数本のガイド
ロッド106を取付けている。このガイドロッド106
に沿って昇降可能な昇降アーム108が設けられてい
る。昇降アーム108の駆動系として、基台102側に
は従動ローラ110が、上部固定板104には駆動ロー
ラ112が配置され、各ローラ110,112にベルト
114が掛渡されている。昇降アーム108は、ベルト
114の一部を固定することで、ガイドロッド106に
沿って昇降可能である。
【0036】この昇降アーム108には、リニアベアリ
ング116aを介して第1アーム116が水平移動可能
に支持されている。さらに、第1アーム116には、リ
ニアベアリング118aを介して第2アーム118が水
平移動可能に支持されている。第1アーム116の水平
駆動系として、昇降アーム108側に固定されたシリン
ダ120が設けられ、この進退ロッド122の先端が第
1アーム116に固定されている。さらに、図7に詳図
するように、第1アーム116には回転軸124が回転
可能に支持され、その一端にはピニオン126が固着さ
れている。一方、昇降アーム108の長手方向に沿って
ラック128が形成され、このラック128はピニオン
126と噛合している。したがって、第1アーム116
が昇降アーム108に沿って水平移動すると、ラック−
ピニオン機構により回転軸124が回転駆動されること
になる。この回転軸124には第1プーリ130が固着
され、第1アーム116の先端側には第2プーリ132
が回転可能に支持され、両プーリ130,132間にベ
ルト134が掛渡されている。このベルト134の所定
位置は、ベルト固定板136を介して第2アーム118
の基端側と接続されている。
【0037】吹込成形/取出ステーション12におい
て、ボトル4の成形が終了し、吹込キャビティ型50,
吹込コア型54および延伸ロッド56の離型された後、
取出装置100が駆動される。即ち、第2アーム118
の先端に取付けられたフック118bが、成形されたボ
トル4のネック部とほぼ同一高さ位置に設定されるよう
に、昇降アーム108を駆動ローラ112の駆動により
所定高さ位置に設定しておく。その後、シリンダ120
の進退ロッド122を前進駆動させる。そうすると、第
1アーム116はリニアベアリング116aを介して昇
降アーム108に沿って前進駆動する。このとき、ラッ
ク128およびピニオン126の係合により、回転軸1
24が回転駆動されて第1プーリ130が回転する。こ
の第1プーリ130の回転力はベルト134を介してベ
ルト固定板136に伝達され、第2アーム118が第1
アーム116に対して前進駆動することになる。そし
て、第2アーム118の先端に設けられたフック118
bが、成形されたボトル4のネック下と対向する位置ま
で移動することになる。その後、前述したエジェクト機
構を作動させることで、ネック型26よりボトル4が離
脱され、この離脱されたボトル4のネック部がフック1
18bにより受け止められることになる。その後、シリ
ンダ120の進退ロッド122を後退駆動させること
で、前述した前進駆動時とは逆の駆動が実現される。こ
の結果、昇降アーム108,第1,第2アーム116,
118が重なりあう位置まで駆動され、ボトル4が水平
搬送されて吹込成形/取出ステーション12の外部に取
出されることになる。この後、昇降アーム108が下降
駆動され、ボトル4を所定の排出位置まで搬送すること
になる。このとき、フック118bを駆動系により開放
駆動して、ボトル4の離脱を行ってもよい。
【0038】この実施例における取出装置100は、吹
込成形/取出ステーション12における吹込キャビティ
型50の型締め方向Cと同一方向にアームを進退駆動し
ているので、同時成形取り個数が多い場合、即ちネック
型26を連ねた長手方向長さLが大きい場合にも、その
進退ストロークを比較的短くできる点で有利である。
尚、図5〜図7に示す取出装置100の駆動系を用いる
場合、第2アーム118は、その先端にフック118b
を有する場合に代えて、第1実施例のような取出容器7
2を有することもできる。例えば各ステーション10,
12におけるネック型26の配列を複数列、例えば2列
にした場合には、フック118bを有する場合には、2
回の取出動作をその進退ストロークを代えて行わなけれ
ばならないが、取出容器72を設けた場合には、1回の
取出動作によって多数本のボトル4の取出しを終了する
ことができる。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可
能である。例えば、プリフォーム移送部材として、上述
した各実施例ではネック型26を用いる場合について説
明したが、ダイレクトブロー成形の場合には、射出成形
ステーション10ではコア型として機能し、吹込成形ス
テーション12ではブローコア型として機能するコアピ
ンを設けることができる。また、取出装置についても、
上記各実施例のような取出装置70,100の構成に限
らず、吹込成形/取出ステーション12外部に中空体を
搬出できる他の種々の構成を採用できる。また、上記実
施例では吹込キャビティ型50を昇降可能としたが、図
9に示すように構成すれば、昇降機構は不要である。図
9に示す装置は、割型50a,50bにそれぞれ型締シ
リンダ52a,52bを接続したもので、割型50a,
50bを開放すれば、それらを下降しなくてもボトル4
の下方に取出容器72を設定可能である。なお、図2及
び図9に示す構成では、射出成形ステーションでの動作
終了前に、ボトル4を取り出すことが可能であり、ボト
ル4の取出のための時間が、サイクルタイムを長くする
ように悪影響を与えることがない点で好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転盤の回転搬送経路途上に取出ステーションを設けず、
回転搬送経路に射出成形ステーションおよび吹込成形ス
テーションからなる2ステーションのみを有するので、
2ステーションを近接配置して回転搬送エリア内におけ
る無駄スペースを省略でき、装置の小型化を実現するこ
とができる。また、同時成形取り個数を増大させても、
従来の3,4ステーション装置と比較して装置の小型化
が維持でき、且、タイバー間距離も短くできるので、構
造強度が過度に要求されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である射出延伸吹込成形装置
の概略平面図である。
【図2】図1に示す装置の概略側面図である。
【図3】吹込成形ステーションにおけるエジェクト動作
を説明するための概略説明図である。
【図4】取出装置における取出動作を説明するための概
略説明図である。
【図5】他の実施例に係る取出装置の概略正面図であ
る。
【図6】図5に示す取出装置の一部を示す平面図であ
る。
【図7】昇降アーム,第1,第2アームの接続関係を示
す概略断面図である。
【図8】本発明における2ステーションの配置レイアウ
トを模式的に示す概略説明図である。
【図9】昇降機構を有しない吹込キャビティ型の構成例
を示す概略説明図である。
【図10】従来の3ステーションタイプの成形装置を模
式的に示す概略説明図である。
【図11】従来の4ステーションタイプの成形装置を模
式的に示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 射出成形ステーション 12 吹込成形/取出ステーション 20 回転盤 25 プリフォーム移送部材 26 ネック型 30 タイバー 70,100 取出装置
NS011501

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角度で180度離れた2か所にプリ
    フォーム移送部材を支持した回転板と、 この回転板が停止した際の前記2か所のプリフォーム移
    送部材と対向する位置に配置された射出成形ステーショ
    ン及び吹込成形ステーションと、 前記回転板を180度毎に間欠回転駆動して、2か所の
    前記プリフォーム移送部材を交互に前記各ステーション
    に停止させる回転駆動手段と、 前記回転板の回転開始前に、成形された中空体を前記吹
    込成形ステーション外に取り出す取出装置と、を有する
    ことを特徴とする射出延伸吹込成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記回転駆動手段は、前記回転板を180度の回転角度
    で交互に正逆方向に間欠回転するものである射出延伸吹
    込成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記吹込成形ステーションは、吹込キャビティ型を型開
    きした後、前記吹込キャビティ型を吹込成形時の高さ位
    置よりも下降させる昇降機構を有することを特徴とする
    射出延伸吹込成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記取出装置は、前記吹込成形ステーションに設けられ
    た吹込キャビティ型の型締方向と直交する方向に進退す
    る中空体取出用アームを有する射出延伸吹込成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記取出装置は、前記吹込成形ステーションに設けられ
    た吹込キャビティ型の型締方向と平行な方向に進退する
    中空体取出用アームを有する射出延伸吹込成形装置。
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