JP4266380B2 - 積層型フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、複数のフィルタ素子を備える積層型フィルタに関するものである。
積層型フィルタは、電気絶縁性や電気半導性などを有する複数の機能層が積層された素体内に、インダクタ導体とコンデンサ電極導体とが形成されてなるフィルタ素子を備えている。特許文献1には、素体内に4個のフィルタ素子が並列に設けられた積層型フィルタが記載されている。この積層型フィルタでは、4個のコンデンサのグランドのために、フィルタ素子の併設方向に延びた一本のコンデンサ電極導体が形成されている。
特開2005−64267号公報
積層型フィルタでは、インダクタ導体のための機能層の組成成分とコンデンサ電極導体のための機能層の組成成分とが異なるので、焼成の際にこれらの機能層の間で成分拡散が生じる。例えば、インダクタ導体のための機能層に比べて誘電率が大きいコンデンサ電極導体のための機能層の組成成分が、インダクタ導体のための機能層へ拡散する。その結果、インダクタ導体のための機能層の誘電率が大きくなり、インダクタ導体とコンデンサ電極導体との間の寄生容量値が増加してしまう。
ところで、この成分拡散量は、積層型フィルタにおける側部から内部へ向けて多くなる傾向がある。そのために、素体内に複数のフィルタ素子が並列に設けられた積層型フィルタにおいて、特許文献1に記載の積層型フィルタのようにコンデンサ電極導体が一本である場合、外側のフィルタ素子に比べて内側のフィルタ素子ほど、インダクタ導体とコンデンサ電極導体との間の寄生容量値の増加量が大きくなる。その結果、このような積層型フィルタでは、周波数に対する減衰特性に素子バラツキが生じてしまう。
そこで、本発明は、複数のフィルタ素子を併設しても、周波数に対する減衰特性の素子バラツキを低減することが可能な積層型フィルタを提供することを目的としている。
本発明の積層型フィルタは、(a)複数の機能層が積層された素体と、(b)素体内において、複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置された4体のインダクタ導体と、(c)素体内において、複数の機能層の積層方向に対向するように配された複数の内部電極と、を備えている。(d)素体は、4体のインダクタ導体が配される第1の領域と複数の内部電極が配される第2の領域とを、複数の機能層の積層方向に沿って有している。(e)複数の内部電極は、(e1)4体のインダクタ導体のうち異なるいずれかのインダクタ導体に接続されると共に、複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置された4体の第1の電極導体と、(e2)4体の第1の電極導体のうち該4体の第1の電極導体の併置方向の外側に位置する第1の電極導体と内側に位置する第1の電極導体とをそれぞれ含む2つの電極導体対ごとに配されると共に、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体に対向するようにそれぞれ延びる2体の第2の電極導体と、を有している。
この積層型フィルタによれば、素体の第2の領域における4体の第1の電極導体と2体の第2の電極導体とが、4体のコンデンサのためのコンデンサ電極導体を構成しており、この4体の第1の電極導体が、素体の第1の領域における4体のインダクタ導体のうち異なるいずれかのインダクタ導体に接続されているので、素体内には4個のフィルタ素子が形成されている。
4体のコンデンサのための2体の第2の電極導体は、4体の第1の電極導体のうち該4体の第1の電極導体の併置方向の外側に位置する第1の電極導体と内側に位置する第1の電極導体とをそれぞれ含む2つの電極導体対ごとに配されると共に、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体に対向するようにそれぞれ延びているので、隣り合う内側のコンデンサの間には電極導体が存在しないこととなる。そのために、内側のフィルタ素子は、外側のフィルタ素子に比べて、インダクタ導体とコンデンサのための第2の電極導体との電界結合量が小さい。
したがって、この積層型フィルタによれば、素体の焼成の際に、インダクタ導体のための第1の領域の機能層より誘電率が大きいコンデンサ電極導体のための第2の領域の機能層から第1の領域の機能層へ成分拡散が生じて、積層型フィルタにおける側部から内部へ向けて大きくなるような傾斜を有して第1の領域の機能層の誘電率が増加すると、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との電界結合量を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との電界結合量と同程度にすることができる。その結果、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との間の寄生容量値を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との間の寄生容量値と同程度にすることができる。故に、この積層型フィルタによれば、寄生容量値の素子バラツキが低減され、周波数に対する減衰特性の素子バラツキが低減される。
本発明の別の積層型フィルタは、(a)複数の機能層が積層された素体と、(b)素体内において、複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置されたN体のインダクタ導体(Nは4以上の偶数)と、(c)素体内において、複数の機能層の積層方向に対向するように配された複数の内部電極と、を備えている。(d)素体は、N体のインダクタ導体が配される第1の領域と複数の内部電極が配される第2の領域とを、複数の機能層の積層方向に沿って有している。(e)複数の内部電極は、(e1)N体のインダクタ導体のうち異なるいずれかのインダクタ導体に接続されると共に、複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置されたN体の第1の電極導体と、(e2)N体の第1の電極導体のうち該N体の第1の電極導体の併置方向に隣り合う2体の第1の電極導体をそれぞれ含むN/2個の電極導体対ごとに配されると共に、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体に対向するようにそれぞれ延びるN/2個の第2の電極導体と、を有している。
この積層型フィルタによれば、素体の第2の領域におけるN体の第1の電極導体とN/2体の第2の電極導体とが、N体のコンデンサのためのコンデンサ電極導体を構成しており、このN体の第1の電極導体が、素体の第1の領域におけるN体のインダクタ導体のうち異なるいずれかのインダクタ導体に接続されているので、素体内にはN個のフィルタ素子が形成されている。
N体のコンデンサのためのN/2体の第2の電極導体は、N体の第1の電極導体のうち該N体の第1の電極導体の併置方向に隣り合う2体の第1の電極導体をそれぞれ含むN/2個の電極導体対ごとに配されると共に、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体に対向するようにそれぞれ延びているので、隣り合う第2の電極導体の間には電極導体が存在しないこととなる。すなわち、内側のフィルタ素子における第2の電極導体のどちらか一方には電極導体が存在しない領域がある。そのために、内側のフィルタ素子は、素体の外側面に隣り合うフィルタ素子に比べて、インダクタ導体とコンデンサのための第2の電極導体との電界結合量が小さい。
したがって、この積層型フィルタによれば、素体の焼成の際に、インダクタ導体のための第1の領域の機能層より誘電率が大きいコンデンサ電極導体のための第2の領域の機能層から第1の領域の機能層へ成分拡散が生じて、積層型フィルタにおける側部から内部へ向けて大きくなるような傾斜を有して第1の領域の機能層の誘電率が増加すると、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との電界結合量を、素体の外側面に隣り合うフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との電界結合量と同程度にすることができる。その結果、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との間の寄生容量値を、素体の外側面に隣り合うフィルタ素子におけるインダクタ導体と第2の電極導体との間の寄生容量値と同程度にすることができる。故に、この積層型フィルタによれば、寄生容量値の素子バラツキが低減され、周波数に対する減衰特性の素子バラツキが低減される。
上記の積層型フィルタの一例として、複数の機能層のうち第1の領域となる機能層が電気絶縁性を有する材料からなり、複数の機能層のうち第2の領域となる機能層が電圧非直線特性を発現する材料からなる積層型フィルタがある。この構成によれば、素体の第1の領域には複数のインダクタが形成されると共に、素体の第2の領域には複数のバリスタが形成されることによって、複数のサージ吸収素子を備える積層型サージ吸収部品が構成される。この積層型サージ吸収部品によれば、上述したように、インダクタ導体とバリスタのための第2の電極導体との間の寄生容量値の素子バラツキが低減され、周波数に対する減衰特性の素子バラツキが低減される。
本発明によれば、複数のフィルタ素子を並列に設けても、周波数に対する減衰特性の素子バラツキを低減することが可能な積層型フィルタが提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る積層型フィルタを示す斜視図である。図1に示す積層型フィルタ10は、インダクタとコンデンサとからそれぞれ構成された4個のL型フィルタ素子が並列に設けられた積層型フィルタアレイ部品である。積層型フィルタ10は、略直方体の形状の素体12、四対の端子電極14a,16aと、14b,16bと、14c,16cと、14d,16d、および、一対のグランド端子電極18a,18bから構成されている。
端子電極14a,14b,14c,14dは、素体12の側面である第1の面12aに順に設けられており、それぞれ素体12の積層方向に延びた形状をなしている。同様に、端子電極16a,16b,16c,16dは、素体12に対して第1の面12aと反対側の側面である第2の面12bに順に設けられており、それぞれ素体12の積層方向に延びた形状をなしている。すなわち、端子電極14a,14b,14c,14dと端子電極16a,16b,16c,16dとは、それぞれ一対の端子電極をなしており、互いに対向するように素体12の外表面に設けられている。
グランド端子電極18aは、素体12に対して第1の面12aおよび第2の面12bに直交する側面である第3の面12cの中央部に設けられており、素体12の積層方向に延びた形状をなしている。同様に、グランド端子電極18bは、素体12に対して第3の面12cと反対側の側面である第4の面12dの中央部に設けられており、素体12の積層方向に延びた形状をなしている。すなわち、グランド端子電極18aとグランド端子電極18bとは、それぞれ一対のグランド端子電極をなしており、互いに対向するように素体12の外表面に設けられている。
素体12には複数の機能層が積層されており、素体12は、これら複数の機能層の積層方向に沿って第1の領域Aと第2の領域Bとを有している。素体12における第1の領域Aと第2の領域Bとには、それぞれ異なる機能を有する機能層が積層されている。以下では、素体12の構成を詳細に説明する。
図2は、図1に示す素体を層ごとに分解して示す分解斜視図である。素体12の第1の領域Aには、複数の機能層20,21,22,23,24,25,22,23,26が順に積層されている。機能層20〜26は電気絶縁性を有する材料からなる。例えば、機能層20〜26の材料には、ZnOを主成分とするセラミック材料が適用可能である。機能層を構成するセラミック材料は、ZnOのほか、添加物としてPr、K、Na、Cs、Rb等の金属元素を含有していてもよい。
素体12の第2の領域Bには、複数の機能層27,28,29,30が順に積層されている。機能層27〜30は誘電性を有する材料からなる。本実施形態では、機能層27〜30は電圧非直線特性を発現する誘電性材料からなっている。例えば、機能層20〜26の材料には、ZnOを主成分とするセラミック材料が適用可能である。このセラミック材料中には、添加物として、Pr及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素、CoおよびAlが更に含まれている。
ここで、機能層27〜30は、Prに加えてCoを含むことから、優れた電圧非直線特性、高い誘電率(ε)を有するものとなる。また、Alを更に含むことから、低抵抗となる。機能層27〜30は、更なる特性の向上を目的として、添加物として上述したもの以外の金属元素等(例えば、Cr、Ca、Si、K等)を更に含有していてもよい。
なお、実際の素体12では、機能層20〜26と機能層27〜30とは、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
次に、素体12の第1の領域Aの構成を詳細に説明する。複数の機能層21,22,23,24,25,22,23,26の一方の主面上には、それぞれ、導体パターン41,42,43,44,45,42,43,46が4体ずつ設けられている。4体の導体パターン41は、それぞれ、機能層20〜26の積層方向に直交する方向であって一対のグランド端子電極18a〜18bの対向方向に併置されている。同様に、導体パターン42〜46も、それぞれ4体ずつ、一対のグランド端子電極18a〜18bの対向方向に併置されている。
導体パターン41,46は端子電極引き出しのために設けられており、導体パターン42〜45はインダクタンスを大きくするためにコイル状をなしている。換言すれば、導体パターン42〜45は、略長方形の辺に沿って形成されたコの字状をなしている。
4体の導体パターン41の一端41aは、それぞれ、図1に示す第1の面12aの一部を形成する機能層21の一縁に沿って設けられており、図1に示す端子電極14a,14b,14c,14dにそれぞれ接続されている。4体の導体パターン41の他端41bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン42の一端42aにそれぞれ接続されている。4体の導体パターン42の他端42bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン43の一端43aにそれぞれ接続されており、4体の導体パターン43の他端43bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン44の一端44aにそれぞれ接続されている。また、4体の導体パターン44の他端44bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン45の一端45aにそれぞれ接続されており、4体の導体パターン45の他端45bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン42の一端42aにそれぞれ接続されている。
同様に、4体の導体パターン42の他端42bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン43の一端43aにそれぞれ接続されており、4体の導体パターン43の他端43bは、スルーホール導体を介して4体の導体パターン46の一端46aにそれぞれ接続されている。4体の導体パターン46の他端46bは、それぞれ、図1に示す第2の面12bの一部を形成する機能層26の一縁に沿って設けられており、図1に示す端子電極16a,16b,16c,16dにそれぞれ接続されている。
このように、素体12の積層方向に隣り合う導体パターン42〜46同士がそれぞれ直列に接続されて、4体のインダクタ導体48a,48b,48c,48dを形成している。
次に、素体12の第2の領域Bの構成を詳細に説明する。機能層27〜30の間には、機能層27〜30の積層方向に対向するように複数の内部電極51,52,53,54,55,56が配されている。具体的には、機能層29の一方の主面上には4体の第1の電極導体51,52,53,54が設けられており、機能層28の一方の主面上には2体の第2の電極導体55,56が設けられている。
4体の第1の電極導体51〜54は、機能層27〜30の積層方向に直交する方向であって一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に併置されている。4体の第1の電極導体51〜54の一端51a,52a,53a,54aは、それぞれ、図1に示す第2の面12bの一部を形成する機能層29の一縁に沿って設けられており、図1に示す端子電極16a,16b,16c,16dにそれぞれ接続されている。すなわち、4体の第1の電極導体51〜54の一端51a〜54aは、それぞれ異なる4体のインダクタ導体48a〜48dの一端に接続されている。
第1の電極導体51の他端部51bおよび第1の電極導体52の他端部52bは、機能層27〜30の積層方向に第2の電極導体55と対向している。すなわち、第1の電極導体51〜54の併置方向の外側に位置する第1の電極導体51と内側に位置する第1の電極導体52とは1つ電極導体対を形成している。
同様に、第1の電極導体53の他端部53bおよび第1の電極導体54の他端部54bは、機能層27〜30の積層方向に第2の電極導体56と対向している。すなわち、第1の電極導体51〜54の併置方向の外側に位置する第1の電極導体54と内側に位置する第1の電極導体53とは1つ電極導体対を形成している。
換言すれば、2体の第2の電極導体55,56は、上記した2つの電極導体対ごとに配されており、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体51,52の他端部51b,52bと、2体の第1の電極導体53,54の他端部53b,54bとにそれぞれ対向するように一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に延びている。第2の電極導体55の一端55aと第2の電極導体56の一端56aとは、一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に離間している。すなわち、第2の電極導体55と第2の電極導体56との間には、電極導体が存在しない領域Cがある。第2の電極導体55の他端55bは、図1に示す第3の面12cの一部を形成する機能層28の一縁に沿って設けられており、図1に示すグランド端子電極18aに接続されている。また、第2の電極導体56の他端56bは、図1に示す第4の面12dの一部を形成する機能層28の一縁に沿って設けられており、図1に示すグランド端子電極18bに接続されている。
このようにして、第1の電極導体51の一端部51b、第2の電極導体55の一部55c、およびこれらの間の機能層28によってサージ吸収素子58aが形成されており、第1の電極導体52の一端部52b、第2の電極導体55の一部55d、およびこれらの間の機能層28によってサージ吸収素子58bが形成されている。同様に、第1の電極導体53の一端部53b、第2の電極導体56の一部56c、およびこれらの間の機能層28によってサージ吸収素子58cが形成されており、第1の電極導体54の一端部54b、第2の電極導体56の一部56d、およびこれらの間の機能層28によってサージ吸収素子58dが形成されている。
図3は、第1の実施形態に係る積層型フィルタを示す回路図である。積層型フィルタ10には、インダクタ導体48a,48b,48c,48dとサージ吸収素子58a,58b,58c,58dとからそれぞれ構成された4個のL型フィルタ素子が形成される。
次に、上述した積層型フィルタ10の製造方法について説明する。まず、素体12の第1の領域Aにおける機能層20〜26となる複数のインダクタグリーンシートを用意する。これらのインダクタグリーンシートは、例えば、ZnO、Pr611、Cr23、CaCO3、SiO2及びK2CO3の混合粉を原料としたスラリーを、例えば厚さが20μm程度となるようにドクターブレード法によりフィルム上に塗布することで形成される。
また、素体12の第2の領域Bにおける機能層27〜30となる複数のバリスタグリーンシートを用意する。これらのバリスタグリーンシートは、例えば、ZnO、Pr611、CoO、Cr23、CaCO3、SiO2、K2CO3及びAl23の混合粉を原料としたスラリーを、例えば厚さが30μm程度となるようにドクターブレード法によりフィルム上に塗布することで形成される。
続いて、機能層21〜25となるインダクタグリーンシートの所定の位置(すなわち、導体パターン41〜46に対してスルーホールを形成すべき位置)に、レーザー加工等によってスルーホールを形成する。
続いて、機能層21〜26となるインダクタグリーンシート上に、インダクタ導体48a〜48dのための導体パターン41〜46を形成する。この導体パターン41〜46は、Ag及びPdを主成分とする導体ペーストをインダクタグリーンシート上にスクリーン印刷することで、例えば、焼成後の厚さが14μm程度となるように形成される。なお、機能層21〜25となるインダクタグリーンシートに形成されたスルーホール内には、インダクタグリーンシート上への導体ペーストのスクリーン印刷によって、スルーホール導体のための導体ペーストが充填される。
また、機能層28,29となるバリスタグリーンシート上に、第2の電極導体55,56および第1の電極導体51〜54に対応する導体パターンを形成する。この導体パターンは、Ag及びPdを主成分とする導体ペーストをバリスタグリーンシート上にスクリーン印刷することで、例えば、焼成後の厚さが3μm程度となるように形成される。
続いて、機能層20〜26となるインダクタグリーンシートと、機能層27〜30となるバリスタグリーンシートとを所定の順序で積層して圧着し、チップ単位に切断する。その後、所定の温度(例えば、1100〜1200℃程度の温度)で焼成して、素体12を得る。
続いて、素体12の外表面に、4対の端子電極14a〜14d,16a〜16dおよび一対のグランド端子電極18a,18bを形成して、積層型フィルタ10を完成させる。端子電極14a〜14d、端子電極16a〜16d、およびグランド端子電極18a,18bは、素体12の外表面に、Agを主成分とする導体ペーストを転写して所定の温度(例えば、700℃〜800℃の温度)で焼付けを行い、更に、Ni/Sn、Cu/Ni/Sn、Ni/Au、Ni/Pd/Au、Ni/Pd/Ag、又はNi/Agを用いた電気めっきを施すことで、形成される。積層型フィルタ10の完成寸法は、長さ2.0mm、幅1.0mm、厚さ0.8mmである(2010タイプ)。
ところで、素体12の焼成の際、機能層27〜30におけるCo及びAlが機能層20〜26へ拡散してしまう。その結果、機能層20〜26の誘電率が大きくなってしまう。この成分拡散量は、素体12における側部から内部へ向けて多くなるような傾斜を有する傾向があるので、機能層20〜26の誘電率の大きさは、機能層20〜26における側部から内部へ向けて大きくなるような傾斜を有する傾向がある。
図4に、図1におけるIII−III線に沿った素体の断面図を示す。図4(a)には本実施形態における素体12の断面図が示されており、図4(b)には従来における素体60の断面図が示されている。
図4(b)に示される従来の素体60は、素体12において2体の第2の電極導体55,56の代わりに1体の第2の電極導体61を有している点で素体12と異なっている。すなわち、素体60における第2の電極導体61は、分離されておらず、1本の電極導体である。このような素体60では、4対のインダクタ導体48a〜48dに対する第2の電極導体61の電界結合面積61a,61b,61c,61dは、それぞれ同様の大きさである。したがって、素体60では、上記した誘電率の傾斜特性に起因して、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48b,48cと第2の電極導体61との電界結合量すなわち寄生容量値は、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48a,48dと第2の電極導体61との電界結合量すなわち寄生容量値が大きくなる。
一方、図4(a)に示される本実施形態の素体12では、2体の第2の電極導体55,56が離間しており、第2の電極導体55,56の間には電極導体が存在しない領域Cがあるので、インダクタ導体48bに対する第2の電極導体55の電界結合面積55fおよびインダクタ導体48cに対する第2の電極導体56の電界結合面積56eは、インダクタ導体48aに対する第2の電極導体55の電界結合面積55eおよびインダクタ導体48dに対する第2の電極導体56の電界結合面積56fに比べて小さい。したがって、素体12では、上記した誘電率の傾斜特性に起因して、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48bと第2の電極導体55との電界結合量すなわち寄生容量値を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48aと第2の電極導体55との電界結合量すなわち寄生容量値と同程度にすることができる。同様に、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48cと第2の電極導体56との電界結合量すなわち寄生容量値を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48dと第2の電極導体56との電界結合量すなわち寄生容量値と同程度にすることができる。
寄生容量を含めた4個のサージ吸収素子における静電容量値の一測定結果によれば、素体60におけるサージ吸収素子62a,62b,62c,62dにおける静電容量値がそれぞれ16.99pF、18.63pF、18.84pF、16.49pF(1MHz/1V)であったのに対して、素体12におけるサージ吸収素子58a,58b,58c,58dにおける静電容量値はそれぞれ16.49pF、16.62pF、16.65pF、16.33pF(1MHz/1V)であった。
図5は、本実施形態の積層型フィルタおよび従来の積層型フィルタにおける減衰特性の測定結果である。図5(a)には本実施形態の積層型フィルタ10における周波数に対する減衰特性が示されており、図5(b)には素体60を用いた従来の積層型フィルタにおける周波数に対する減衰特性が示されている。
図5(b)における曲線65は外側のフィルタ素子の減衰特性であり、曲線66は内側のフィルタ素子の減衰特性である。このように、従来の積層型フィルタでは、成分拡散に起因した寄生容量値の増加によって、外側のフィルタ素子に比べて内側のフィルタ素子の減衰特性が低下していることがわかる。
一方、図5(a)における曲線63は外側のフィルタ素子の減衰特性であり、曲線64は内側のフィルタ素子の減衰特性である。このように、積層型フィルタ10では、成分拡散が生じても、内側のフィルタ素子の寄生容量値を外側のフィルタ素子の寄生容量値と同程度にすることができるので、外側のフィルタ素子に比べて内側のフィルタ素子の減衰特性が低下していないことがわかる。
このように、本実施形態の積層型フィルタ10によれば、4個のサージ吸収素子58a,58b,58c,58dのための2体の第2の電極導体55,56の間に電極導体が存在しない領域Cがあるので、素体12の焼成の際に第2の領域Bの機能層27〜30から第1の領域Aの機能層20〜26へ成分拡散が生じて、積層型フィルタ10における側部から内部へ向けて大きくなるような傾斜を有して第1の領域Aの機能層20〜26の誘電率が増加すると、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48bと第2の電極導体55との電界結合量およびインダクタ導体48cと第2の電極導体56との電界結合量を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48aと第2の電極導体55との電界結合量およびインダクタ導体48dと第2の電極導体56との電界結合量と同程度にすることができる。
その結果、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48bと第2の電極導体55との間の寄生容量値およびインダクタ導体48cと第2の電極導体56との間の寄生容量値を、外側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48aと第2の電極導体55との間の寄生容量値およびインダクタ導体48dと第2の電極導体56との間の寄生容量値と同程度にすることができる。故に、本実施形態の積層型フィルタ10によれば、寄生容量値の素子バラツキが低減され、周波数に対する減衰特性の素子バラツキが低減される。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る積層型フィルタ10Aについて説明する。積層型フィルタ10Aは、4個のπ型フィルタ素子が並列に設けられた積層型フィルタアレイ部品である。積層型フィルタ10Aは、図1において素体12に代えて素体12Aを備えている点で第1の実施形態と異なっている。積層型フィルタ10Aのその他の構成は第1の実施形態と同一である。
図6は、第2の実施形態に係る素体を層ごとに分解して示す分解斜視図である。素体12Aは、素体12において機能層29と機能層30との間に機能層70,71を更に備えている点で第1の実施形態と異なっている。素体12Aのその他の構成は第1の実施形態と同一である。
機能層70,71は、機能層27〜30と同一な材料からなっている。機能層70,71の主面上には、機能層27〜30の積層方向に対向するように複数の内部電極72,73,74,75,76,77が配されている。具体的には、機能層71の一方の主面上には4体の第1の電極導体72,73,74,75が設けられており、機能層70の一方の主面上には2体の第2の電極導体76,77が設けられている。
4体の第1の電極導体72〜75は、一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に併置されている。4体の第1の電極導体72〜75の一端72a,73a,74a,75aは、それぞれ、図1に示す第2の面12bの一部を形成する機能層71の一縁に沿って設けられており、図1に示す端子電極14a,14b,14c,14dにそれぞれ接続されている。すなわち、4体の第1の電極導体72〜75の一端72a〜75aは、それぞれ異なる4体のインダクタ導体48a〜48dの一端に接続されている。
第1の電極導体72の他端部72bおよび第1の電極導体73の他端部73bは、機能層27〜30の積層方向に第2の電極導体76と対向している。すなわち、第1の電極導体72〜75の併置方向の外側に位置する第1の電極導体72と内側に位置する第1の電極導体73とは1つ電極導体対を形成している。
同様に、第1の電極導体74の他端部74bおよび第1の電極導体75の他端部75bは、機能層27〜30の積層方向に第2の電極導体77と対向している。すなわち、第1の電極導体72〜75の併置方向の外側に位置する第1の電極導体75と内側に位置する第1の電極導体74とは1つ電極導体対を形成している。
換言すれば、2体の第2の電極導体76,77は、上記した2つの電極導体対ごとに配されており、各電極導体対に含まれる2体の第1の電極導体72,73の他端部72b,73bと、2体の第1の電極導体74,75の他端部74b,75bとにそれぞれ対向するように一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に延びている。第2の電極導体76の一端76aと第2の電極導体77の一端77aとは、一対のグランド端子電極18a,18bの対向方向に離間している。すなわち、第2の電極導体76と第2の電極導体77との間には、電極導体が存在しない領域Dがある。第2の電極導体76の他端76bは、図1に示す第3の面12cの一部を形成する機能層70の一縁に沿って設けられており、図1に示すグランド端子電極18aに接続されている。また、第2の電極導体77の他端77bは、図1に示す第4の面12dの一部を形成する機能層70の一縁に沿って設けられており、図1に示すグランド端子電極18bに接続されている。
このようにして、第1の電極導体72の一端部72b、第2の電極導体76の一部76c、およびこれらの間の機能層70によってサージ吸収素子78aが形成されており、第1の電極導体73の一端部73b、第2の電極導体76の一部76d、およびこれらの間の機能層70によってサージ吸収素子78aが形成されている。同様に、第1の電極導体74の一端部74b、第2の電極導体74の一部74c、およびこれらの間の機能層70によってサージ吸収素子78cが形成されており、第1の電極導体75の一端部75b、第2の電極導体77の一部77d、およびこれらの間の機能層70によってサージ吸収素子78dが形成されている。
図7は、第2の実施形態に係る積層型フィルタを示す回路図である。積層型フィルタ10Aには、インダクタ導体48a,48b,48c,48d、サージ吸収素子58a,58b,58c,58d、およびサージ吸収素子78a,78b,78c,78dからそれぞれ構成された4個のπ型フィルタ素子が形成される。
本実施形態の積層型フィルタ10Aによれば、第1の実施形態の積層型フィルタ10の利点に加えて、4個のサージ吸収素子78a,78b,78c,78dのための2体の第2の電極導体76,77の間に電極導体が存在しない領域Dがあるので、素体12Aの焼成の際に、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48bと第2の電極導体76との間の寄生容量値およびインダクタ導体48cと第2の電極導体77との間の寄生容量値をも、内側のフィルタ素子におけるインダクタ導体48aと第2の電極導体76との間の寄生容量値およびインダクタ導体48dと第2の電極導体77との間の寄生容量値と同程度にすることができる。故に、本実施形態の積層型フィルタ10Aによれば、第1の実施形態の積層型フィルタ10と同様に、寄生容量値の素子バラツキが低減され、周波数に対する減衰特性の素子バラツキが低減される。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。
本実施形態では、4個のフィルタ素子を含む積層型フィルタを例示したが、4個以上のフィルタ素子を含む積層型フィルタであっても本発明の思想が適用可能である。
また、本実施形態では、L型積層型フィルタとπ型積層型フィルタとを例示したが、T型積層型フィルタであっても本発明の思想が適用可能である。
また、本実施形態では、インダクタとサージ吸収素子とを有する積層型フィルタを例示したが、インダクタとコンデンサとを有する一般的な積層型フィルタであっても本発明の思想が適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る積層型フィルタを示す斜視図である。 図1に示す素体を層ごとに分解して示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る積層型フィルタを示す回路図である。 図1におけるIII−III線に沿った素体の断面図を示す。 積層型フィルタにおける減衰特性の測定結果である。 本実施形態の積層型フィルタおよび従来の積層型フィルタにおける減衰特性の測定結果である。 第2の実施形態に係る積層型フィルタを示す回路図である。
符号の説明
10…積層型フィルタ、12…素体、14a〜14d,16a〜16d…端子電極、18a,18b…グランド端子電極、20〜30…機能層、41〜46…導体パターン、48a〜48d…インダクタ導体、51〜54…第1の電極導体(内部電極)、55,56…第2の電極導体(内部電極)、58a〜58d…サージ吸収素子、A…第1の領域、B…第2の領域。

Claims (1)

  1. 複数の機能層が積層された素体と、
    前記素体内において、前記複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置された4体のインダクタ導体と、
    前記素体内において、前記複数の機能層の積層方向に対向するように配された複数の内部電極と、を備え、
    前記素体は、前記4体のインダクタ導体が配される第1の領域と前記複数の内部電極が配される第2の領域とを、前記複数の機能層の積層方向に沿って有しており、
    前記複数の機能層のうち前記第1の領域となる機能層が、電気絶縁性を有する材料からなり、
    前記複数の機能層のうち前記第2の領域となる機能層が、電圧非直線特性を発現する材料からなり、
    前記複数の内部電極は、
    前記4体のインダクタ導体のうち異なるいずれかのインダクタ導体に接続されると共に、前記複数の機能層の積層方向に直交する方向に併置された4体の第1の電極導体と、
    前記4体の第1の電極導体のうち該4体の第1の電極導体の併置方向の外側に位置する第1の電極導体と内側に位置する第1の電極導体とをそれぞれ含む2つの電極導体対ごとに配されると共に、前記各電極導体対に含まれる前記2体の第1の電極導体に対向するようにそれぞれ延びる2体の第2の電極導体と、を有する、
    積層型フィルタ。
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