JP4266050B2 - 入口自動化システムおよび通行券発行方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば高速道路などの有料道路の料金所に導入される入口自動化システムおよび通行券発行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路などの有料道路の料金所、例えば入口料金所などには複数の入口車線が設置され、各入口車線毎に通行券を自動的に発行する入口自動化システムが導入されている。
【0003】
従来の入口自動化システムでは、各入口車線に進入した車両の車種を自動的に判別し、車種、料金所番号、進入した入口、月日、時分を記録した通行券を通行券自動発行機で自動的に交付するようにしている。
【0004】
通常、入口自動化システムでは、通行券は通行券自動発行機の所定位置に設けられた発券口から発券されるため、入口車線に進入した車両のドライバーは、車両を運転操作して、通行券自動発行機の前の発券口の位置まで進行させて停止させ、車両の窓をあけて発券口まで手を伸ばして通行券を抜き取る必要がある。
【0005】
ところで、入口車線に進入する車両すべてのドライバーが運転操作になれた人とは限らず、車両の運転操作に自信のない人、不慣れな人などもおり、車両を通行券自動発行機の所定位置まで寄せられないことがある。
【0006】
この場合、車両から手を伸ばしても通行券を抜き取ることができず、ドライバーは車両から一旦降りて通行券を取ることになり、これでは通行券の受け取りに時間がかかると共に、せっかく自動化された機器が有効に利用されず渋滞の元となる。
【0007】
また、車両のドライバーが運転操作を誤ったり、通行券自動発行機から発行された通行券に気づかずに、通行券自動発行機の位置を通り越してしまった場合は、さらに大事になる。
【0008】
すなわち、通行券は発券口から抜き取られないまま次の後続車両が検知された場合や所定時間以上抜き取られなかった場合は、通行券自動発行機によって自動的に回収されるため、一旦、通行券自動発行機の位置を通過してしまった場合は、後戻りできず、その車両のドライバーは後続車両の邪魔にならない場所まで車両を移動させて駐車させ、通行券自動発行機のところまで歩いていって、そこに設置された係員呼び出しボタンあるいはインターフォン子機で係員にその旨を知らせて、処置を待つことになる。
【0009】
この場合、高速道路などの場合、入口車線の先では、車両が高速に走行しそこをドライバーが横切って行くことになり、他の車両のドライバーに迷惑がかかると共に、歩行するドライバー自信も危険を伴う。また、せっかくの無人設備に対して係員が対応しなければならず、係員の手間もかかる。
【0010】
また、上記のような対処方法を知らないドライバーも多く、通行券を取り損ねたまま有料道路を走行してしまう場合もあり、この場合、出口の料金所でトラブルを起こす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の入口自動化システムでは、有料道路の入口でドライバーが通行券自動発行機にて通行券を取り損ねたり、取り忘れたりした場合に、上記さまざまな問題が発生し、ドライバーにとってもシステムを運営する側にとっても良いことではない。
【0012】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、有料道路の入口で通行券を自動的に発行する際にドライバー側の通行券の取り損ねや取り忘れに、安全にかつトラブルなく対処することのできる入口自動化システムおよび通行券発行方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明の入口自動化システムは、有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が抜き取られなかったことを検知する検知手段と、前記車両の進行方向前方に設けられ、前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段とを具備したことを特徴としている。
【0015】
請求項2記載の発明の入口自動化システムは、有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が抜き取られなかったことを検知する検知手段と、前記車両の進行方向前方に設けられ、前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を再発行する旨を案内する案内手段と、前記所定位置から少なくとも前記車両が進行する前方位置に配置され、前記通行券再発行対象の車両に対して前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段とを具備したことを特徴としている。
【0016】
請求項3記載の発明の入口自動化システムは、有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が所定時間以上抜き取られなかったことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を回収する手段と、前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券が回収されると、前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段とを具備したことを特徴としている。
【0017】
請求項4記載の発明の入口自動化システムは、有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、前記第1の通行券発行手段により発行された通行券の抜き取りを検知する検知手段と、前記検知手段により前記通行券が所定時間以上抜き取られなかったことが検知された場合、前記通行券を回収する手段と、前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券が回収されると、前記通行券を再発行する旨を案内する案内手段と、前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段とを具備したことを特徴としている。
【0023】
本発明では、入口車線に進入した車両のドライバーが第1の通行券発行手段から通行券を取り損ねた場合に、他の場所での処置を報知するので、第1の通行券発行手段の位置でのトラブル応答を回避すると共に他の車両の通行を妨げることもなくなる。
【0024】
また、他の場所に移動すると、ドライバーはそこに設置された第2の通行券発行手段から再発行された通行券を受け取れるので、第1の通行券発行手段の位置でのトラブルおよび係員の対応がなくなり、他の車両の通行を妨げることがなくなると共に、無人化を推進することができる。
【0025】
さらに、通行券が取られなかった場合、所定時間が経過すると、第1の通行券発行手段は発行した通行券を回収するので、後続車両が先行車両の通行券を間違って取得するようなトラブルも回避できる。
【0026】
これにより、有料道路の入口で通行券を自動的に発行する際にドライバー側の通行券の取り損ねや取り忘れに、安全にかつトラブルなく対処することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は本発明に係る第1実施形態の入口自動化システムの構成を示す図、図2はこの入口自動化システムの機器構成を示す図、図3は通行券補助発行機の外観を示す図である。
【0029】
図1、2に示すように、この入口自動化システムは、例えば高速道路などの有料道路に設置されている入口ゲートあるいは出入口を兼ねた料金所などへの進入車線(以下入口車線と称す)に進入した車両に対して通行券を発行する車線側機器10と、この車線側機器10を監視および管理する事務所側機器30とをから構成されている。車線側機器10は通路を分離して入口車線を形成するように複数列設された島1とその近傍に設けられている。事務所側機器30は料金所管理事務所などの建屋に設置されている。
【0030】
車線側機器10は軸数・軸輪検知器11、車高検知器12、車長検知器13、車両検知用踏板14、車両分離器15などの検知手段とこれらの検知情報を基に車種を判別する例えばCPUなどの車種判別部(図示せず)からなる車種判別装置16と、通行券自動発行機17と、通行券補助発行機18と、撮像機19と、監視カメラ20と、ITVカメラ21と、蛍光表示板22と発進検知用踏板23とを有している。軸数・軸輪検知器11は進入車両の軸数・軸輪を検知する。車高検知器12は進入車両の車高を検知する。車長検知器13は進入車両の車長を検知する。車両検知用踏板14および発進検知用踏板23は板部材の表面に複数の押圧検知スイッチを列設して構成されている。車両検知用踏板14は車両分離器15の対向線上に車両が通行する路面に埋設されており、車両の車輪(タイヤ)が通過したときの押圧を受けた押圧検知スイッチの部位により車両の軸数などを検出する。車両分離器15は各ブースの入口と出口に設置されている。この車両分離器15は投光器と受光器との対が通行路の対向する位置にそれぞれ設置されたセンサであり車両の切れ目を識別する。車種判別装置16の車種判別部は通過する車両のトレッド,タイヤ幅を検出する機能を有しており、上記検出情報(ナンバープレート情報、軸数、車幅、タイヤ幅、車高、車長)を基に入口車線に進入した車両の車種を自動的に判別し通行券自動発行機17に通知する。
【0031】
例えば車両分離器15が遮蔽され、タイヤによる車両検知用踏板14への適正な押圧が加わったことで車種判別装置16は車両の進入を検知し、その後、車両分離器15の遮蔽が解除されることにより車両の通過を検出する。通行券自動発行機17は車種判別装置16よりの車種情報、つまり車種番号、車両番号、この料金所の料金番号、入口料金所通過日付、時分などを自動的に記録および印字して利用者に発行(交付)する。この通行券自動発行機17は内部のプログラムによって前述した車種判別装置16と発進側検知用踏板23の車両進入、発進などの情報を基に、車線内を通行する車両に対する処理を順次行う。またこの通行券自動発行機17は発行した通行券の抜き取りを検知する抜取検知機能と通行券の発行と共に時間を計時するタイマ機能とを有している。
【0032】
なお図示はしていないがこのシステムには通行券自動発行機17として左ハンドル車用発券機も設置されており、左ハンドル車の場合に通行券を発行する。通行券補助発行機18は各島1から脱出した場所、例えば料近所内の車両が安全に寄せられるようにスペースに設けられている。
【0033】
通行券補助発行機18は通行券自動発行機17の通行券発行動作を補助する通行券発行装置であり、通行券自動発行機17の位置で通行券の交付が不可能であった場合に通行券を発行する。撮像機19は入口車線の進入位置付近に設置されており、進入車両の前面画像を撮影し画像処理装置31へ転送する。ITVカメラ21は各入口車線の通行券自動発行機17付近を撮影するように設置されており、通行券自動発行機17の動作状況の映像を入口監視盤32に伝送する。蛍光表示板22は通行券自動発行機17からドライバーへのメッセージを表示するものである。発進検知用踏板23は各車線の発進側(各島1の出口付近)に設置され、車両が入口車線から発進するのを検知するものである。
【0034】
事務所側機器30は画像処理装置31と、入口監視盤32と、通行券補助監視盤33とを有している。画像処理装置32は撮像機19によって撮影された車両前面画像よりナンバープレートの解析を行う。入口監視盤32はモニタを有しており、このモニタにITVカメラ20から伝送されてきた映像を映す。また、この入口監視盤32は異常発生などの有事の際に人手による通行券の発行操作および機器の状態などを表示する表示ランプを有している。通行券補助監視盤33は監視カメラ21にて通行券補助発行機18の動作状況を監視する。
【0035】
図3に示すように、通行券補助発行機18は通行券発行可能ランプ40、車両・車種番号入力テンキー41、操作方法表示部42、通行券発行口43および係員呼び出し釦44などを備えている。
【0036】
通行券発行可能ランプ40はこの発行機が通行券を発行可能な状態のときに点滅あるいは点灯し、通行券を発行不可能な状態のときに消灯する。車両・車種番号入力テンキー41はこの発行機を利用するドライバーが、自身の運転する車両のナンバープレートの情報(同図参照)を入力するためのものである。この例の場合、車種番号として、「73」、車両番号として「0000」を入力することになる。操作方法表示部42にはこの発行機を利用するドライバーに対する操作案内が表示される。通行券発行口43は上記操作内容が正しい場合に通行券を発行する窓である。係員呼び出し釦44はこの発行機の操作が分からない人、あるいは所定の操作を行っても通行券が発行されない場合に係員を呼び出す釦である。 続いて、図4,5を参照してこの第1実施形態の入口自動化システムの動作を説明する。
この入口自動化システムでは、有料道路の入口ゲートのある入口車線に車両が進入すると、車種判別装置16によって進入車両が検知される(S101)。
【0037】
そして、車両が各検知器の位置を進行する過程で、車両のナンバープレート情報、軸数、車高、車幅、タイヤ幅、車長などの情報が車種判別装置16の車種判別部により取得されて車両の車種が判別され(S102)、車種判定結果である車種判別データ、つまり車種番号、車両番号などの車種情報が通行券自動発行機17に送信される(S103)。
【0038】
通行券自動発行機17は車種判別装置16から受け取った車種情報(車種番号、車両番号など)と、現在の年月日時分、入口ゲートを示す番号、車線番号などを入口情報として通行券に記録し発券口から発行(発券)する(S104)。
【0039】
ここで、通行券自動発行機17は内部のタイマーのカウントをスタートさせ、所定時間以内に通行券が抜き取られると(S105のYES)、蛍光表示板22より「ご利用ありがとうございました」の表示を行う(S106)。
【0040】
所定時間以内に通行券が抜き取られずに(S105のNO)、タイマーがタイムアウトするか(S107のYES)、あるいは車両が発進検知用踏板23を乗り越えたことが検知されると(S108のYES)、通行券自動発行機17は発行口の通行券を回収すると共に(S109)、車両分離器15より車両のデータを受け取る。
【0041】
そして、通行券自動発行機17は蛍光表示板23を制御して、蛍光表示板23より「車両をそのまま進ませて左側に寄せ、通行券補助発行機で通行券を入手してください。」などの案内表示を行わせると共に(S110)、通行券補助発行機18に車両のデータを転送する。
【0042】
通行券補助発行機18は通行券自動発行機17より車種データを受け取ると、通行券発行可能ランプ40を点滅させると共に、操作方法表示部42に操作方法の案内として、例えばドライバーへ車両番号または車種番号を入力する旨などの表示を行う(S111)。
【0043】
そして、ここまで車両を進ませてきたドライバーが車両を停車させて、車両番号または車種番号を入力すると(S112)、通行券補助発行機18は入力された車両番号または車種番号と車両のデータとを比較あるいは照合して、互いのデータが一致した場合に、通行券自動発行機17が回収したものと同じ通行券を再発行する(S113)。
【0044】
通行券補助発行機18が動作中は、その動作状況が監視カメラ21で撮影されており、その映像は通行券補助監視盤33にてモニタの画面上で係員によって監視される。
【0045】
一方、入口車線に進入した車両のドライバーが通行券を取らないまま、車両が発進側の車種判別装置16を超えてしまった場合は(S114のYES)、通行券自動発行機17は発行した通行券を回収する(S115)。
【0046】
また入口車線に進入した車両のドライバーが通行券を取らず、しかも車両が発進側の車種判別装置16を超えていない場合(S114のNO)、通行券自動発行機17は入口監視盤32に通知し、警報および表示を行う(S116)。
【0047】
なお、同一車両番号の車両が通行券を取り損ねた場合、車種番号も入力するよう指示を促す。また、車両番号・車種番号とも同一の車両が通行券を取り損ねた場合は、車両番号のみの入力を促し、通行券には車種不明のデータを書き込んで発行する。さらに、該当車両が発進検知用踏板23を通過してから時間のカウントを始めて所定時間以内に通行券補助発行機18の操作が行われない場合は通行券補助発行機18での通行券発行の処理は行わない。
【0048】
ここで、車両側の動作について説明する。
図5に示すように、車両側では、入口ゲートに進入して(S201)、通行券自動発行機17の発券口から通行券が発券されると、その通行券をとることになる。
【0049】
ここで、スムーズに通行券をとることができれば(S202)、入口ゲートは開き、そのまま発進できる(S203)。
【0050】
一方、通行券自動発行機17の発券口付近に車両を寄せることができず、あるいはその位置を通り越してしまい、通行券をとることができなければ(S204)、蛍光表示板22に表示された案内を見ることで(S205)、入口ゲートをそのまま進み(S206)、通行券補助発券機18の設置場所へ移動させて(S207)駐車し、そのドライバーは下車し(S208)、通行券補助発券機18を操作して(S209)通行券を受け取る(S210)。その後、ドライバーは車両に乗車して車両を発進させる(S211)。
【0051】
このようにこの第1施形態の入口自動化システムによれば、通行券自動発行機17から通行券をとれなかったドライバーに対して、蛍光表示板22に「そのまま進行して別の場所で通行券を受け取る」旨の表示を行うことで、通行券自動発行機17の位置で車両が停車したままになることがなくなり、通行券を取り損ねたドライバーに対して効率良く通行券を発行することができると共に、車両の流れを円滑にし、入口車線の渋滞を防ぐことができる。また係員の対応も不要になり、入口車線の無人化を推進することができる。さらに、運転が未熟なドライバーでも安心して有料道路に進入できる。
【0052】
また、発行した通行券が通行券自動発行機17から所定時間以上抜き取られなかった場合に、通行券自動発行機17はその通行券を回収するので、後続車両のドライバーが誤ってとってしまうようなこともなくなる。
【0053】
さらに、入口車線の各島1とは異なり、そこを通りすぎた場所、つまり図1に示した車両の通行のない比較的安全なエリアに通行券補助発券機18を設けたことで、ドライバーが降車して通行券を受け取るときの安全性も確保できる。
【0054】
また、通行券補助発券機18に操作方法表示部42を設けたことで、始めてのドライバーも操作でき、係員の応対を不用とすることができる。車両・車種番号入力テンキー41にてドライバーに自身の運転車両の情報を入力させるようにしたことで、通行券を間違えなく発行することができる。
【0055】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
【0056】
例えば、図6に示すように、島1の発進側の位置に通行券補助発行機18を配置しても良い。
【0057】
この場合、運転に不慣れなドライバーというよりも、誤って通行券自動発行機17の位置を通過してしまったような場合などに、車線に沿って配置された通行券補助発行機18で発券することで、ドライバーは車両をそのまま前進させるだけで通行券を取得できるので、他のエリアまで移動させて下車して発券操作を行う必要がなくなる。
【0058】
上記の結果、有料道路の入口で通行券を自動的に発行する際にドライバー側の通行券の取り損ねや取り忘れに、安全にかつトラブルなく対処することができる。 また、上記実施形態では、通行券自動発券機17と通行券補助発行機18とが連携動作する例について説明したが、通行券補助発行機18を独立動作させても良い。この場合、ドライバーが入力する車両番号や車種番号などを監視カメラ21や通行券補助監視盤33で十分監視する必要がある。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、入口車線に進入した車両のドライバーが第1の通行券発行手段から通行券を取り損ねた場合に、他の場所での処置を報知するので、第1の通行券発行手段の位置でのトラブル応答を回避すると共に他の車両の通行を妨げることもなくなる。
【0060】
また、他の場所に移動すると、ドライバーはそこに設置された第2の通行券発行手段から通行券を受け取れるので、第1の通行券発行手段の位置でのトラブルおよび係員の対応がなくなり、他の車両の通行を妨げることがなくなると共に、無人化を推進することができる。
【0061】
さらに、通行券が取られなかった場合、所定時間が経過すると、第1の通行券発行手段は通行券を回収するので、後続車両が先行車両の通行券を間違って取得するようなトラブルも回避できる。
【0062】
この結果、有料道路の入口で通行券を自動的に発行する際にドライバー側の通行券の取り損ねや取り忘れに、安全にかつトラブルなく対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の入口自動化システムの構成を示す図。
【図2】この入口自動化システムの機器構成を示す図。
【図3】通行券補助発行機の外観を示す図。
【図4】この入口自動化システムの動作を示すフローチャート。
【図5】車両側の手順を示すフローチャート。
【図6】応用例の入口自動化システムの構成を示す図。
【符号の説明】
1…島、10…車線側機器、11…車軸・軸輪検知器、12…車高検知器、13…車長検知器、14…車両検知用踏板、15…車両分離器、16…車種判別装置、17…通行券自動発行機、18…通行券補助発行機、19…撮像機、20…ITVカメラ、21…、22…蛍光表示板、23…発進検知用踏板、30…事務所側機器、31…画像処理装置、32…入口監視盤、33…通行券補助監視盤。
Claims (4)
- 有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、
前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が抜き取られなかったことを検知する検知手段と、
前記車両の進行方向前方に設けられ、前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段と
を具備したことを特徴とする入口自動化システム。 - 有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、
前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が抜き取られなかったことを検知する検知手段と、
前記車両の進行方向前方に設けられ、前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を再発行する旨を案内する案内手段と、
前記所定位置から少なくとも前記車両が進行する前方位置に配置され、前記通行券再発行対象の車両に対して前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段と
を具備したことを特徴とする入口自動化システム。 - 有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、
前記第1の通行券発行手段により発行された通行券が所定時間以上抜き取られなかったことを検知する検知手段と、
前記検知手段の検知に基づいて前記通行券を回収する手段と、
前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券が回収されると、前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段と
を具備したことを特徴とする入口自動化システム。 - 有料道路の入口車線の所定位置において前記有料道路を利用する車両に対して通行券を発行する第1の通行券発行手段と、
前記第1の通行券発行手段により発行された通行券の抜き取りを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記通行券が所定時間以上抜き取られなかったことが検知された場合、前記通行券を回収する手段と、
前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券が回収されると、前記通行券を再発行する旨を案内する案内手段と、
前記車両の進行方向前方に設けられ、前記通行券を再発行する第2の通行券発行手段とを具備したことを特徴とする入口自動化システム。
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