JP4264722B2 - 自動給送装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

自動給送装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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本発明は、給送用トレイ上に載置した所定枚数の被記録材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被記録材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置及び該自動給装装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられる自動給送装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、インクジェット式記録装置あるいは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタを採り上げて説明する。インクジェットプリンタには下記特許文献1に示すように、側面視D形状の給送用ローラが使用されている。給送用ローラの周胴部はホッパとの挟圧送り作用によって被記録材を搬送方向下流側に位置する搬送用ローラに向けて搬送する役割を有している。
一方、給送用ローラの平坦部は逆に挟圧送り作用を奏しない部分であり、自動給送装置がリセット位置(第2待機位置でもある。)にある図1の状態では、当該平坦部は分離作用部の一例であるリタードローラ側に面しており、重送されてきた被記録材のうち当該記録に使用しない被記録材を給送用トレイ側に戻す戻しレバーと給送用ローラとの間には比較的広めの空隙、即ち進入開口部が形成されている。
特開平10−181905号公報
ところで、このように比較的広めの進入開口部が形成されている状態で給送用トレイ上に被記録材が載置されると、その一部が上記進入開口部から搬送経路内に進入する場合があり、被記録材の搬送トラブルや記録位置のズレ等の記録不良を生じさせていた。
そこで本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、給送用ローラ等の構造を大きく変更することなく、進入開口部への被記録材の不慮の進入を防止でき、これにより常に確実で、安定した給送動作が行なえ、延いては高精度の記録の実行を可能にする自動給送装置及び該自動給送装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る自動給送装置は、給送用トレイ上に載置した所定枚数の被記録材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被記録材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置であって、前記自動給送装置は、給送用トレイに被記録材を載置する際、給送動作を開始する際、あるいは電源ON、OFF時において、側面視D形状の給送用ローラを所定の角度回転させて、給送用ローラ下方に形成される被記録材の進入開口部の高さを狭くした第1待機位置を採るようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、進入開口部からの被記録材の不慮の進入が予想される給送用トレイに被記録材を載置する際、給送動作を開始する際、あるいは電源ON、OFF時において、進入開口部の高さは狭められているから、給送用ローラ等の構造はそのままで、進入開口部からの被記録材の不慮の進入が防止される。これにより常に確実で、安定した給送動作が行なえ、高精度の記録が実行される。
本発明の第2の態様に係る自動給送装置は、第1の態様において、前記自動給送装置は1枚目の被記録材の給送動作が終了し、2枚目以降の被記録材の給送動作を行うに際しては、前記高さ規制を行なわない第2待機位置を採るようにしたことを特徴とするものである。本発明の第2の態様によれば、進入開口部への被記録材の不慮の進入が生じない、あるいは生じるおそれの少ない2枚目以降の被記録材の給送動作を迅速に行うことが可能となり、特に複数枚の被記録材に対して一挙に記録を実行する連続記録時の記録時間の大幅な短縮を図ることができる。
本発明の第3の態様に係る自動給送装置は、第1または第2の態様において、前記高さ規制は重送されてきた被記録材のうち当該記録に使用しない被記録材を給送用トレイ側に戻す戻しレバーと、第1待機位置にある側面視D形状の給送用ローラとによって実現されることを特徴とするものである。本発明の第3の態様によれば、給送用ローラと戻しレバーの構造はそのままで、側面視において両者の間に形成される進入開口部を閉鎖でき、装置幅方向から見た状態でも給送用ローラと戻しレバーは千鳥配置され、進入開口部はジグザグに形成されているから平坦な被記録材の進行は妨げられており、結果的に進入開口部は狭められ、被記録材の不慮の進入は防止される。
本発明の第4の態様に係る自動給送装置は、第1または第2の態様において、前記高さ規制は給送用ローラが分離作用部に対して直接当接することによって実現されることを特徴とするものである。本発明の第4の態様によれば、給送用ローラは分離パッドあるいはリタードローラ等の分離作用部に対して直接当接するから、進入開口部は完全に閉鎖された状態となり、被記録材の不慮の進入は確実に防止される。
本発明の第5の態様に係る自動給送装置は、第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記自動給送装置は給送動作を開始するに先立って給送用ローラの位相変更フラグをONにするか否かの判断を行ない、ONにする場合には給送用ローラを所定のステップ数回転させて第1待機位置を採った後、当該ステップ数を差し引いた残りのステップ数によって被記録材を給送し、一方、給送用ローラの位相変更フラグをONにしない場合には給送用ローラは、前記ステップ数の差し引きをしないでそのまま通常のステップ数によって被記録材を給送するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、例えば1枚目の被記録材を給送する場合には、給送用ローラの位相変更フラグをON、2枚目以降の被記録材を給送する場合には、位相変更フラグをOFFにすることで、被記録材の進入開口部への不慮の進入を防止すると共に、連続記録時における記録時間の大幅な短縮を図ることができる。また給送用ローラの位相変更が実行され、これに対応して給送用ローラの回転に要するステップ数が調整されるから、被記録材の給送量(送り長さ)は常に一定に保たれている。
本発明の第6の態様に係る自動給送装置は、第1〜第5のいずれか1つの態様において、前記自動給送装置は電源をONあるいはOFFにすることによって、給送用ローラを所定のステップ数回転させて第1待機位置を採り、給送用ローラの位相変更フラグをONにするようにしたことを特徴とするものである。本発明の第6の態様によれば、例えば、被記録材が搬送経路内で詰まってしまったり、記録中、動作不良が生じ、止む無く電源をOFFにした場合、動作不良等の原因を取り除き、再び電源をONにする等の通常の操作とは相違する操作が行なわれた場合であっても、常に一旦、進入開口部を狭め給送用ローラの位相変更フラグをONにするから被記録材の進入開口部への不慮の進入は防止される。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、給送用トレイ上に載置した所定枚数の被記録材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被記録材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置を備えた記録装置であって、前記自動給送装置は第1〜第6のいずれか1つの自動給送装置であることを特徴とするものである。本発明の第7の態様によれば、進入開口部への被記録材の不慮の進入が防止されるから、給送動作が確実で安定し、延いては高精度の記録が実行される。
本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、給送用トレイ上に載置した所定枚数の被液体噴射材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被液体噴射材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置を備えた液体噴射装置であって、前記自動給送装置は、給送用トレイに被液体噴射材を載置する際、給送動作を開始する際、あるいは電源ON、OFF時において、側面視D形状の給送用ローラを所定の角度回転させて、給送用ローラ下方に形成される被液体噴射材の進入開口部の高さを狭くした第1待機位置を採るようにしたことを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る自動給送装置及び該自動給送装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置の一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタを採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。図1は給送用ローラが第2待機位置にあるときのインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図、図2は給送用ローラが第1待機位置にあるときのインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。
インクジェットプリンタ100には、被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう。)に記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向(図1、2において紙面に直交する方向)に往復可能にキャリッジガイド軸によって軸支された図しないキャリッジが設けられている。そして、該キャリッジには用紙P等に液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を行なう液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。またキャリッジには液体カートリッジの一例であるインクカートリッジが装着されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙P等との間のギャップを規定するプラテン28が設けられている。そしてキャリッジとプラテン28との間に用紙P等を主走査方向と直交する副走査方向(図1、2において左右方向)に所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向に一往復させる間に記録ヘッド13から用紙P等にインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって用紙P等に記録が行われる。
次に用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の構成を更に説明する。先ず最も搬送方向上流側に用紙Pを積畳する被液体噴射材積畳部の一例である図示しない給送用トレイが設けられている。また給送用トレイには用紙Pの側端面に当接し、副走査方向への円滑な搬送を案内する図示しないエッジガイドが設けられている。給送用トレイ上の用紙Pは給送用ローラ14の回転軸の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。
またこれらの給送用トレイ、給送用ローラ14及びホッパ16を含む装置が本発明の自動給送装置1であり、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に給送用ローラ14近傍に設けられる分離作用部の一例であるリタードローラ3等や戻しレバー5等の力を借りて単位数ずつピックアップして搬送方向下流に向かって送られる。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)が設けられており、検出レバーの下流には搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、搬送用従動ローラ用のローラホルダ18の下流側において軸支され、当該ローラホルダ18は、回転軸を中心に回動可能に設けられ、かつ図示しないねじりコイルばねによって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは記録ヘッド13の下方の記録ポジション26に導かれ、上述のキャリッジ及び用紙Pの動作によって用紙Pの記録面のほぼ全面に亘って所望の記録が実行される。記録ヘッド13とその下方において、これと対向して設けられるプラテン28とのギャップは高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には排出用駆動ローラ20aと、排出用ギザローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられ、この排出用ローラ20によって排出された用紙Pは更に下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である図示しない排出用スタッカ上の載置面に排出されるようになっている。
排出用ギザローラ20bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、排出用ギザローラ用のローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。排出用ギザローラ20bの上流には補助ギザローラ22が設けられ、用紙Pは該補助ギザローラ22によってやや下方に押し付けられるようになっている。また搬送用従動ローラ19bは搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置がやや下流側に配設されていて、更に排出用ギザローラ20bは排出用駆動ローラ20aよりその軸芯位置がやや上流側に配設されている。
このような構成によって用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態となり、記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pはプラテン28に押し付けられ、これにより用紙Pの浮き上がりが防止され、正常に記録が実行されるようになっている。尚、補助ギザローラ22は排出用ギザローラ20bと同様に歯付きローラから構成されており、補助ギザローラ用のローラホルダに軸支されている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して適用される本願発明に係る自動給送装置の構成を中心にその作用態様と併せて説明する。図3は自動給送装置の給送時の作動態様を示すフローチャート、図4は自動給送装置の電源ON、OFF時の作動態様を示すフローチャートである。
自動給送装置1の構成部材としては、上述したように給送用ローラ14とホッパ16、リタードローラ3と戻しレバー5等が存在する。このうち給送用ローラ14とホッパ16は挟圧送り作用を奏する部位であり、給送用ローラ14の周胴部30の周長によって搬送用ローラ19に向けての用紙Pの給送量(送り長)が設定される。
またリタードローラ3と戻しレバー5は分離作用を奏する部位であり、重送されてきた用紙Pを分離し、当該記録に使用しない不要の用紙Pを給送用トレイに戻す役割を有している。そしてこれらの作用によって自動給送装置1は最上面に位置する用紙Pから順番に単位数ずつピックアップして給送し得るように構成されている。
また給送用ローラ14は図1、2に示すように側面視D形状を呈しており、上述の周胴部30の他、平坦部31を有している。自動給送装置1がリセット状態にある時は、図1に示すように給送用ローラ14は平坦部31をリタードローラ3側に向けた姿勢で待機しており、これを本明細書において第2待機位置と定義する。第2待機位置では給送用ローラ14と戻しレバー5との間に比較的広めの空隙が形成されている。本明細書ではこの空隙を進入開口部32と定義する。
自動給送装置1は給送用トレイに用紙Pを載置する際、給送動作を開始する際、あるいは電源ON、OFF時において、給送用ローラ14を所定の角度(図3中、ステップ数N2で示す)回転させて、図2に示すように進入開口部32の高さを狭めた姿勢に移行させる。このような行為を本明細書において、高さ規制と定義し、移行した位置を第1待機位置と定義する。
因みにこのような場合において、第1待機位置を採ることとしたのは、進入開口部32への用紙Pの不慮の進入のおそれがある場合であり、当該不慮の進入を回避するためである。また用紙Pの不慮の進入が起こるのは、1枚目の用紙Pの給送動作を行う際がほとんどであると考えられる。そこで2枚目以降の給送動作を行うに際しては上記高さ規制は行なわず、図1に示す第2待機位置を採るようにすることが望ましい。
次に給送時と電源ON、OFF時に分けて、自動給送装置1の作動態様について説明する。
(1)給送時(図3参照)
先ずステップS1にて、パネル操作または印刷実行データの存在が確認されると、ステップS2において、給送用ローラ14の位置変更フラグをONにするか否かの判断が行われる。ONにすると判断した場合には、ステップS3において、給送用ローラ14の通常のステップ数N1から上述の第1待機位置を採るために要したステップ数N2を差し引いたステップ数が現行ステップ数N3として設定される。
一方、ONにしないと判断した場合には、ステップS4において、現行ステップ数N3はそのまま通常のステップ数N1となる。そしてステップS5において、当該位相変更フラグは終了し、ステップS6において、給送用ローラ14等が設定した上記現行ステップ数N3分の回転を開始し、給送動作に入る。
次にステップS7において、記録・排出動作の終了が確認された後、ステップS8において、給送用トレイ上に次ページの用紙Pが存在するか否かの判断が行われる。用紙Pが存在すると判断された場合には、ステップS2に戻り、給送用ローラ14の位置変更フラグをONにするか否かの判断が行なわれ、用紙Pが存在しないと判断された場合には、ステップS9に移行し、給送用ローラ14をステップ数N2分回転させ、高さ規制を行なって第1待機位置とする。
(2)電源ON、OFF時(図4参照)
電源がONまたはOFFになると、ステップT1において、自動給送装置1がリセット状態となり、ステップT2において、給送用ローラ14はステップ数N2分回転し、高さ規制が行なわれ、第1待機位置に移行する。そしてステップT3において、給送用ローラ14の位置変更フラグがONとなって終了するか、上述の給送時の作動態様へと移行する。
[他の実施例]
本願発明に係る自動給送装置及び該自動給送装置を備えた記録装置等は以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、前記の実施例では、高さ規制を戻しレバー5と、第1待機位置にある側面視D形状の給送用ローラ14とによって実現したが、図5に示すようにリタードローラ3等の分離作用部に対して直接、給送用ローラ14を当接させることによって実現することも可能である。
この場合には、第1待機位置に至るまでの回転角度が多少大きくなるが、進入開口部32を完全に閉鎖できるため進入開口部32への用紙Pの不慮の進入は確実に防止できる。また図示は省略するが、分離パッドと給送用ローラ14とによって高さ規制を実現することも可能であり、高さ規制用の部材を別途設け、その部材と給送用ローラ14とによって高さ規制を実現することも勿論可能である。
本願発明は、インクジェットプリンタ等の記録装置の製造分野、より具体的には側面視D形状の給送用ローラを使用した自動給送装置において、被記録材が不慮に進入開口部に進入するのを防止する場合に利用できる。
第2待機位置のプリンタの内部構造を示す側断面図である。 第1待機位置のプリンタの内部構造を示す側断面図である。 給送時の自動給送装置の作動態様を示すフローチャートである。 電源ON、OFF時の作動態様を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例を示す側断面図である。
符号の説明
1 自動給送装置、 3 リタードローラ(分離作用部)、 5 戻しレバー、
13 記録ヘッド、14 給送用ローラ、16 ホッパ、
18 ローラホルダ(搬送用従動ローラの)、19 搬送用ローラ、
19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、20 排出用ローラ、
20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用ギザローラ、22 補助ギザローラ、
26 記録ポジション、28 プラテン、30 周胴部、31 平坦部、
32 進入開口部、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、
P 用紙(被記録材)

Claims (6)

  1. 給送用トレイ上に載置した所定枚数の被記録材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被記録材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置であって、
    前記自動給送装置は、給送用トレイに被記録材を載置する際、給送動作を開始する際、あるいは電源ON、OFF時において、側面視D形状の給送用ローラを所定の角度回転させて、給送用ローラ下方に形成される被記録材の進入開口部の高さを狭くした第1待機位置を採るように構成され、
    前記自動給送装置は給送動作を開始するに先立って給送用ローラの位相変更フラグをONにするか否かの判断を行ない、ONにする場合には給送用ローラを所定のステップ数回転させて第1待機位置を採った後、当該ステップ数を差し引いた残りのステップ数によって被記録材を給送し、一方、給送用ローラの位相変更フラグをONにしない場合には給送用ローラは、前記ステップ数の差し引きをしないでそのまま通常のステップ数によって被記録材を給送するようにしたことを特徴とする自動給送装置。
  2. 請求項1において、前記自動給送装置は1枚目の被記録材の給送動作が終了し、2枚目以降の被記録材の給送動作を行うに際しては、前記高さ規制を行なわない第2待機位置を採るようにしたことを特徴とする自動給送装置。
  3. 請求項1または2において、前記高さ規制は、重送されてきた被記録材のうち当該記録に使用しない被記録材を給送用トレイ側に戻す戻しレバーと、第1待機位置にある側面視D形状の給送用ローラとによって実現されることを特徴とする自動給送装置。
  4. 請求項1または2において、前記高さ規制は、給送用ローラが分離作用部に対して直接当接することによって実現されることを特徴とする自動給送装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項において、前記自動給送装置は電源をONあるいはOFFにすることによって、給送用ローラを所定のステップ数回転させて第1待機位置を採り、給送用ローラの位相変更フラグをONにするようにしたことを特徴とする自動給送装置。
  6. 給送用トレイ上に載置した所定枚数の被記録材を給送用ローラとホッパとによる挟圧送り作用と、分離作用部における分離作用とによって、最上面に位置する被記録材から順番に単位数ずつピックアップして給送し得るようにした自動給送装置を備えた記録装置であって、
    前記自動給送装置は請求項1〜のいずれか1項に記載の自動給送装置であることを特徴とする記録装置。
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