JP2008063137A - 給送装置、記録装置、液体噴射装置および給送方法 - Google Patents

給送装置、記録装置、液体噴射装置および給送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被記録媒体を種類の異なり各ローラ間の送り量に差があるローラによって送る場合であっても、送り精度を安定させることができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(144)は、被記録媒体(P)をピックアップして給送する給送ローラ311と、該給送ローラ311の送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラ311から給送された被記録媒体(P)を記録領域(143)へ送る搬送ローラ対330と、前記給送ローラの軸302に備えられ、前記給送ローラ311と前記搬送ローラ対330とで被記録媒体(P)を搬送している状態において、前記給送ローラ311と前記搬送ローラ対330との送り量の差に起因する前記給送ローラ311の負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタ301と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録媒体をピックアップして給送する給送ローラと、該給送ローラの送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラから給送された被記録媒体を記録領域へ送る搬送ローラ対とを備えた給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置、並びに前記給送装置における給送方法に関する。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
また、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来のプリンタでは、記録紙を役割が異なる複数種のローラによって、記録を実行するヘッドまで送るように設けられていた。具体的には、特許文献1に示す如く、記録紙をフィードローラおよびプラテンローラの2種のローラによって、記録を実行するヘッドまで送るように設けられていた。
特開2001−199093号公報 特開2001−163495号公報
しかしながら、ローラの種類が異なると、大きさ、材質、摩擦係数等が異なるので、各ローラ間において、実際の送り量に差が生じる虞がある。即ち、各ローラ間において、必ずしも同期しない虞がある。また、異なるモータによって各ローラが駆動する場合も同期しない虞がある。従って、用紙の送り精度が不安定となる虞が生じる。そして、送り精度が不安定となることにより、用紙において記録されない領域が生じる虞がある。
また、特許文献2に示す如く、ロール紙軸にトルクリミッタを設けたものがあるが、ロール紙が回動した際、慣性で回動することを防止する限りであって、他のローラとの関係を規制するものではなかった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、被記録媒体を種類の異なり各ローラ間の送り量に差があるローラによって送る場合であっても、送り精度を安定させることができる給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置、並びに前記給送装置における給送方法を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、被記録媒体をピックアップして給送する給送ローラと、該給送ローラの送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラから給送された被記録媒体を記録領域へ送る搬送ローラ対と、前記給送ローラの軸に備えられ、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被記録媒体を搬送している状態において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタと、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送ローラの軸にトルクリミッタが備えられている。従って、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被記録媒体を搬送している状態において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいて、前記トルクリミッタをスリップさせることができる。その結果、前記送り量の差を吸収させることができる。
また、前記トルクリミッタは、ローラの摩耗等の経時変化による送り量の変化をも吸収することができる。
またさらに、前記給送ローラと被記録媒体との間でスリップを発生させるのではないので、被記録媒体にスリップ痕が生じる虞がない。表面に傷が生じやすい被記録媒体を使用する場合に有効である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記トルクリミッタは、被記録媒体が前記給送ローラのみによって送られている場合であって、前記搬送ローラ対の負荷以外の負荷の総和が前記給送ローラに対して作用しているとき、スリップせず、被記録媒体が前記給送ローラおよび前記搬送ローラ対によって送られている場合であって、前記負荷の総和に、前記送り量の差に起因する前記搬送ローラ対の負荷が加わって前記給送ローラに対して作用するとき、スリップするように構成されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記トルクリミッタは、被記録媒体が前記給送ローラのみによって送られている場合であって、前記搬送ローラ対の負荷以外の負荷の総和が前記給送ローラに対して作用しているとき、スリップせず、被記録媒体が前記給送ローラおよび前記搬送ローラ対によって送られている場合であって、前記負荷の総和に、前記送り量の差に起因する前記搬送ローラ対の負荷が加わって前記給送ローラに対して作用するとき、スリップするように構成されている。従って、前記送り量に差があるとき、確実に前記トルクリミッタ内でスリップを発生させることができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記搬送ローラ対は、動力伝達を受けて駆動する搬送駆動ローラと、該搬送駆動ローラと外接し従動回転する搬送従動ローラと、を備え、該搬送従動ローラは、搬送方向に並列に配列され、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラと、搬送方向下流側の第2搬送従動ローラと、を備えていることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記搬送従動ローラは、搬送方向に並列に配列され、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラと、搬送方向下流側の第2搬送従動ローラと、を備えている。従って、前記第1搬送従動ローラが、前記搬送駆動ローラと協働して前記送り量の差により前記給送ローラから伝わってくる振動(衝撃力)を吸収し、前記第2搬送従動ローラが、前記搬送駆動ローラと協働して被記録媒体を確実かつ正確に搬送することができる。
また、並列に配列したことにより、被記録媒体の前記搬送駆動ローラに対する巻き付き角が大きくなるので、搬送精度を向上させることができる。
本発明の第4の態様は、積層部から被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、給送された被記録媒体にインクを吐出して記録を実行する記録部と、記録された被記録媒体を排出する排出部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第3のいずれかの態様の給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、前記記録装置の前記給送部は、上記第1から第3のいずれかの態様の給送装置を備えているので、前記記録装置において、上記第1から第3のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様の液体噴射装置は、被液体噴射媒体をピックアップして給送する給送ローラと、該給送ローラの送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラから給送された被液体噴射媒体を液体噴射領域へ送る搬送ローラ対と、前記液体噴射領域で被液体噴射媒体に対し液体を噴射する液体噴射部と、前記給送ローラの軸に備えられ、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被液体噴射媒体を搬送している状態において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタと、を備えていることを特徴とする。
本発明の第6の態様の給送方法は、給送ローラによって被記録媒体をピックアップして給送し、給送された被記録媒体を、前記給送ローラの送り量より小となる送り量の搬送ローラ対によって記録領域へ送る給送方法であって、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被記録媒体を搬送する搬送工程中、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいて、前記給送ローラの軸に設けられたトルクリミッタをスリップさせる送り量差吸収工程を実行するように構成されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録材としての用紙Pが積層される積層部としてのホッパ101が、上方を支点に揺動可能に設けられている。ホッパ101の最上位に積層された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、積層された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ311(図3参照)によりピックアップされて、左右の用紙ガイド103、103に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対330(図3参照)へと給送される。搬送ローラまで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送駆動ローラ331(図3参照)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方側に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、本発明に係る給送装置の概略を示す側面図である。
図3に示す如く、給送装置の一例である給送部144には、前述したようにホッパ101から用紙Pをピックアップする給送ローラ311が設けられている。そして、重送された用紙Pを分離し重送を防止する分離部312が設けられている。また、給送ローラ311によって送られる用紙Pを搬送ローラ対330へ案内する案内経路部320が設けられている。
ここで、本実施形態の分離部312は、所謂、土手分離を採用しているが、一定の負荷を伴って回転する所謂、リタードローラであってもよいのは勿論である。
案内経路部320は、分離部312および基体部側間口334近傍における給送ローラ311と用紙Pとの接点を第1ニップ点313とし、搬送駆動ローラ331と搬送従動ローラ332とのニップ点を第2ニップ点333とした場合、第1ニップ点313と第2ニップ点333とを結ぶ直線を基準に、第1ニップ点313における接線と、第2ニップ点333における接線とが交差する側に退避するように設けられている。
また、搬送ローラ対330は、搬送駆動ローラ331と、搬送従動ローラ332とを備えている。そして、用紙Pは、搬送ローラ対330によって記録部143へ搬送され、下方からプラテン105によって支持されながら記録ヘッド106によって記録されるように設けられている。
給送ローラ311の回転および搬送駆動ローラ331の回転は、制御部310によって制御されている。
ところが、ローラの種類が異なる等のため、給送ローラ311の回転および搬送駆動ローラ331の回転は、必ずしも同期しない虞がある。
そこで、本実施形態では、前提として給送ローラ311の送り量が、搬送ローラ対330の送り量より大となるように設けられている。そして、給送ローラ311と、給送用モータ104の動力が伝達される給送ローラの軸302との間に、給送ローラ311の送り量と、搬送ローラ対330の送り量との差を吸収する送り量差吸収手段300として、所定の負荷を超えたときにスリップを発生させるトルクリミッタ301が設けられている。
以下、トルクリミッタ301の効果について説明する。
先ず、用紙Pが給送ローラ311によってピックアップされると、第1ニップ点313で挟持される。そして、給送ローラ311に送られた用紙Pは、案内経路部320によって搬送ローラ対330まで案内され、第2ニップ点333で挟持される。その後、用紙Pが給送ローラ311および搬送ローラ対330によって送られる。
本実施形態において、トルクリミッタ301は、搬送ローラ対330の負荷以外の負荷の総和が給送ローラ311に対して作用しているとき、スリップしないように構成されている。そして、前記負荷の総和に、給送ローラ311と搬送ローラ対330との送り量の差に起因する搬送ローラ対330の負荷が加わって給送ローラ311に対して作用するとき、スリップするように構成されている。
ここで、「搬送ローラ対330の負荷以外の負荷の総和」とは、ホッパ101が給送ローラ311に押圧することによって生じるバックテンション、第1ニップ点313における用紙Pと用紙Pとの間の摩擦力等の負荷の総和をいう。
また、本実施形態において、給送ローラ311の送り量は、搬送ローラ対330の送り量より大となるように設けられている。従って、用紙Pは、送られることに従って第1ニップ点313と第2ニップ点333との間において、案内経路部320に押し付けられるように徐々に撓む。そして、用紙Pがそれ以上撓むことができなくなったとき、搬送ローラ対330が給送ローラ311に対して負荷として作用する。このとき、前述したように給送ローラ311と給送ローラの軸302との間に設けられたトルクリミッタ301がスリップする。即ち、トルクリミッタ301の内部でスリップが生じる。
従って、給送ローラ311および搬送ローラ対330は、用紙Pを精度良く送ることができる。即ち、トルクリミッタ301は、搬送ローラ対330の送り量と、給送ローラ311の送り量との差を吸収することができる。従って、送ローラ対および給送ローラ311の実際の送り量を安定させることができる。その結果、良好な記録を実行することができる。
尚、こしの強い用紙Pであった場合は、用紙Pが撓むことなく、トルクリミッタ301が作用するものとする。また、前記スリップは、微少なスリップであって継続的または断続的に発生するように構成してもよい。
本実施形態の給送装置(144)は、被記録媒体としての用紙Pをピックアップして給送する給送ローラ311と、給送ローラ311の送り量より小となる送り量で回転され、給送ローラ311から給送され分離部312によって分離された用紙Pを記録領域である記録部143へ送る搬送ローラ対330と、給送ローラの軸302に備えられ、給送ローラ311と搬送ローラ対330とで用紙Pを搬送している状態において、給送ローラ311と搬送ローラ対330との送り量の差に起因する給送ローラ311の負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタ301と、を備えていることを特徴とする。
本実施形態の給送装置(144)において、トルクリミッタ301は、用紙Pが給送ローラ311のみによって送られている場合であって、搬送ローラ対330の負荷以外の負荷の総和が給送ローラ311に対して作用しているとき、スリップせず、用紙Pが給送ローラ311および搬送ローラ対330によって送られている場合であって、前記負荷の総和に、前記送り量の差に起因する搬送ローラ対330の負荷が加わって給送ローラ311に対して作用するとき、スリップするように構成されていることを特徴とする。
また、本実施形態の記録装置100は、積層部としてのホッパ101から用紙Pをピックアップして給送する給送部144と、給送された用紙Pにインクを吐出して記録を実行する記録部143と、記録された用紙Pを排出する排出部と、を備えた記録装置100であって、給送部144は、上記の給送装置(144)を備えていることを特徴とする。
本実施形態の給送装置(144)における給送方法は、給送ローラ311によって用紙Pをピックアップして給送し、給送された用紙Pを、給送ローラ311の送り量より小となる送り量の搬送ローラ対330によって記録部143へ送る給送方法であって、給送ローラ311と搬送ローラ対330とで用紙Pを搬送する搬送工程中、給送ローラ311と搬送ローラ対330との送り量の差に起因する給送ローラ311の負荷増加量に基づいて、給送ローラの軸302に設けられたトルクリミッタ301をスリップさせる送り量差吸収工程を実行するように構成されていることを特徴とする。
[他の実施形態]
図4に示すのは、他の実施形態の給送装置の概略を示す側面図である。
図4に示す如く、他の実施形態の搬送従動ローラ432は、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラ432aと、下流側の第2搬送従動ローラ432bとから構成されている。即ち、第1搬送従動ローラ432aおよび第2搬送従動ローラ432bは、搬送方向に並列に配設されている。その他の部材については、前述した実施形態と同じであるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
給送ローラ311の送り量は、搬送ローラ対330の送り量より大となるように設けられている。従って、給送ローラ側から搬送ローラ対側へ向かって押し出すように衝撃力が伝わる虞がある。
そこで、前述したように搬送従動ローラ432は、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラ432aと、下流側の第2搬送従動ローラ432bとから構成されている。
従って、前記衝撃力が発生した場合であっても、第1搬送従動ローラ432aは、給送ローラ311からの衝撃力を吸収することができる。そして、第2搬送従動ローラ432bは、搬送駆動ローラ331と協働し、用紙Pを挟持し精度良く用紙Pを送ることができる。即ち、第1搬送従動ローラ432aと搬送駆動ローラ331との協働による送り量が変化した場合であっても、第2搬送従動ローラ432bと搬送駆動ローラ331との協働によって、精度良く用紙Pを送ることができる。
また、第1搬送従動ローラ432aおよび第2搬送従動ローラ432bを並列に設けたことによって、用紙Pが搬送駆動ローラ331に巻き付く角度が増加したので、送り精度をより一層安定させることができる。
さらに、プラテン上において用紙Pの浮き上がりを防止するため、案内経路部320の形状に関わらず、第2搬送従動ローラ432bを、用紙Pがプラテン105に対して押圧される押圧力が増すように配設することができる。
他の実施形態の給送装置において、搬送ローラ対330は、動力伝達を受けて駆動する搬送駆動ローラ331と、搬送駆動ローラ331と外接し従動回転する搬送従動ローラ432と、を備え、搬送従動ローラ432は、搬送方向に並列に配列され、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラ432aと、搬送方向下流側の第2搬送従動ローラ432bと、を備えていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 本発明に係る給送装置の概略を示す側面図。 他の実施形態に係る給送装置の概略を示す側面図。
符号の説明
100 記録装置、101 ホッパ、102 キャリッジモータ、103 用紙ガイド、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、300 送り量差吸収手段、
301 トルクリミッタ、302 給送ローラの軸、310 制御部、
311 給送ローラ、312 分離部、313 第1ニップ点、320 案内経路部、
330 搬送ローラ対、331 搬送駆動ローラ、332 搬送従動ローラ、
333 第2ニップ点、334 基体部側間口、
432 (他の実施形態の)搬送従動ローラ、432a 第1搬送従動ローラ、
432b 第2搬送従動ローラ、P 用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体をピックアップして給送する給送ローラと、
    該給送ローラの送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラから給送された被記録媒体を記録領域へ送る搬送ローラ対と、
    前記給送ローラの軸に備えられ、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被記録媒体を搬送している状態において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタと、を備えていることを特徴とする給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、
    前記トルクリミッタは、
    被記録媒体が前記給送ローラのみによって送られている場合であって、
    前記搬送ローラ対の負荷以外の負荷の総和が前記給送ローラに対して作用しているとき、スリップせず、
    被記録媒体が前記給送ローラおよび前記搬送ローラ対によって送られている場合であって、
    前記負荷の総和に、前記送り量の差に起因する前記搬送ローラ対の負荷が加わって前記給送ローラに対して作用するとき、スリップするように構成されていることを特徴とする給送装置。
  3. 請求項1または2に記載の給送装置において、
    前記搬送ローラ対は、
    動力伝達を受けて駆動する搬送駆動ローラと、
    該搬送駆動ローラと外接し従動回転する搬送従動ローラと、を備え、
    該搬送従動ローラは、
    搬送方向に並列に配列され、搬送方向上流側の第1搬送従動ローラと、
    搬送方向下流側の第2搬送従動ローラと、を備えていることを特徴とする給送装置。
  4. 積層部から被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、給送された被記録媒体にインクを吐出して記録を実行する記録部と、記録された被記録媒体を排出する排出部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給送装置を備えていることを特徴とする記録装置。
  5. 被液体噴射媒体をピックアップして給送する給送ローラと、
    該給送ローラの送り量より小となる送り量で回転され、該給送ローラから給送された被液体噴射媒体を液体噴射領域へ送る搬送ローラ対と、
    前記液体噴射領域で被液体噴射媒体に対し液体を噴射する液体噴射部と、
    前記給送ローラの軸に備えられ、前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被液体噴射媒体を搬送している状態において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいてスリップするトルクリミッタと、を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
  6. 給送ローラによって被記録媒体をピックアップして給送し、
    給送された被記録媒体を、前記給送ローラの送り量より小となる送り量の搬送ローラ対によって記録領域へ送る給送方法であって、
    前記給送ローラと前記搬送ローラ対とで被記録媒体を搬送する搬送工程中、
    前記給送ローラと前記搬送ローラ対との送り量の差に起因する前記給送ローラの負荷増加量に基づいて、前記給送ローラの軸に設けられたトルクリミッタをスリップさせる送り量差吸収工程を実行するように構成されていることを特徴とする給送方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015019294A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 富士ゼロックス株式会社 画像読み取り装置および画像検査装置

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