JP4264234B2 - 地中接合用2液性充填材 - Google Patents

地中接合用2液性充填材 Download PDF

Info

Publication number
JP4264234B2
JP4264234B2 JP2002234860A JP2002234860A JP4264234B2 JP 4264234 B2 JP4264234 B2 JP 4264234B2 JP 2002234860 A JP2002234860 A JP 2002234860A JP 2002234860 A JP2002234860 A JP 2002234860A JP 4264234 B2 JP4264234 B2 JP 4264234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
liquid
water
filler
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002234860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004075746A (ja
Inventor
貴 宇野
要 青山
智 真鍋
寛昌 五十嵐
邦博 永森
昌弘 福田
正博 神尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2002234860A priority Critical patent/JP4264234B2/ja
Publication of JP2004075746A publication Critical patent/JP2004075746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4264234B2 publication Critical patent/JP4264234B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘削トンネルの地中接合工法の施工時における充填材供給作業に対する作業性の改善及び漏水の防止に効果的な地中接合用2液性充填材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シールド工法によるトンネル掘削において、掘削すべきトンネルの両端から一対のシールド掘削機を対向させて掘削し、両シールド掘削機がトンネルの接合位置に達すると、地中で直接トンネル同士を接合するシールド掘削トンネルの地中接合工法がある。
この工法には、トンネル同士の境界部の外周側に止水材あるいは固化材として用いられる材料を充填して外部からの漏水を防止し、機械的に境界部の接合を行なっている機械式接合工法がある。
【0003】
この機械式接合工法で止水材或いは固化材として用いられる充填材は、地中接合時に砂礫等がかみ込んだ場合にはシールド掘削機の内部から注入して接合箇所の漏水を止めるために充填する材料であって、地山条件により砂礫層等あらゆる土質に対応する必要があり、普通セメントや特殊セメントを用いた止水・補修用充填材(例えば、住友大阪セメント(株)製「ライオンシスイ」)、又は普通セメントや特殊セメントを用いたセメント止水系グラウト材(実公平4−23994)等を注入していた。
また、セメントベントナイトモルタルのように、水分分離を防止しつつ埋め戻しあるいは空洞充填に用いられているものを流用することもある。
これらの充填材は、接合箇所の近傍にて各組成物を全て混練してから接合箇所に搬送し充填する(以下、このような止水系充填材を1液性充填材と略称する)。
【0004】
〔従来技術の問題点〕
しかし、このような一液性充填材は、止水材の特性上、一般的に硬化時間が早く(30分程度)、使用時には注入場所直近にて混練して充填する必要があった。また、セメント止水系グラウト材は、混練後の可使時間が短く(流動性消失)、1度に多数箇所(数ヶ所から数十ヶ所)への注入が必要な場合には、注入量が予測できないから、その都度、必要量を混練せざるを得なかった。さらに流動性の消失が早いため、配管内で固結し易く、ポンプ閉塞などの不具合が逐次発生し、施工上好ましいとは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術における前記問題点に鑑みて成されたものであり、これらを解決するため具体的に設定した課題は、地中接合における必要な強度を有するとともにセメントグラウト材と同等の止水性能を有し、施工上の取扱性を大幅に改善できるようにした地中接合用2液性充填材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を効果的に解決できる具体的に構成された手段としての本発明における請求項1に係る地中接合用2液性充填材は、貫入側又は受入側のシールド掘削機のスキンプレート内面側より前記各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ注入し充填して接合部外周側との間を密封する充填材であって、合材を主剤とするA液と水ガラスを主剤とするB液とからなり、(イ)A液には結合材として、普通ポルトランドセメント、早強セメント、超早強セメント、またはジェットセメントを1種以上含む固化材と、混和材料としてのスメクタイト鉱物及びフライアッシュと、水とを含み、(ロ)B液の水ガラスは比重が1.20〜1.40以上であり、かつ二酸化珪素含有率23.0〜30.0%であり、かつ、酸化ナトリウム含有率6.0〜10.0%であり、(ハ)前記結合材1m 中に少なくとも3kg以上の短繊維を含むことを特徴とするものである。
【0007】
このような2液性充填材をトンネル間の境界部に設けられている各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ送出して、その混合物により空洞を密封するにあたり、接合部位の直近まで2液を混合することなく送出することによって、送出中の固化の恐れなくがなくなるとともに施工上の取扱性を向上し、2液性充填材を混合してから空洞に充填することにより地中接合における必要な強度を与えるとともにシール性を高めて、砂礫及び地下水等のシールド掘削機側への侵入を効果的に防止する。
【0008】
また、前記結合材は、セメント系結合材からなる固化材と、この固化材に添加する混和材料と、水とからなり、また前記急硬材は、水ガラス、スメクタイトを主成分とした珪酸塩鉱物、ポリ塩化アルミニウム等の塩化物、又は硫酸バンド等の硫化物の少なくとも1種と水とからなることを特徴とする。このような速効性が高く結合力の強いセメント系結合材と接着性の強い急硬材を用いることにより、地下水の漏出を速やかに防止でき、特に、速効性あるセメント系結合材の早強セメント→超早強セメント→ジェットセメントは、この順に、速効性がより高くなり、水密性が向上する。
【0009】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材が、普通ポルトランドセメント、高炉水宰スラグを含有するセメント、石炭灰が混合されたセメント、早強セメント、ジェットセメント又は超早強セメント等を1種以上含むことを特徴とする。このようにセメント系結合材を選択することによって、初期材令の強度向上と共に長期強度の向上を図ることができるようになる。
【0010】
請求項に係る地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材には、アーウィン系鉱物が含まれていることを特徴とする。このような鉱物の配合により、初期材令における強度が向上すると共に長期強度が向上する。
【0011】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材が含有されるA液には、助剤として粘土、セピオライト、カオリナイト等の粘土鉱物が1種以上含まれていることを特徴とする。これにより、セメント系結合材が含有されるA液の分離を少なくして、B液と混合して供給される2液性充填材の膨潤力を高めて、水密性を向上する。
【0012】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材が含有されるA液には、スメクタイト鉱物が含まれていることを特徴とする。これにより、モンモリロン石群鉱物のスメクタイト鉱物によりA液の分離を少なくし、B液と混合した2液性充填材の膨潤力を高め、水密性がより一層効果的に向上する。
【0013】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材が含有されるA液には、高炉水宰スラグ、フライアッシュなどの石炭灰、珪砂、石灰石フィラー等が1種以上含まれていることを特徴とする。これにより、B液と混合した2液性充填材の強度が向上し、密度が増加して、砂礫及び地下水等のシールド掘削機側への侵入を効果的に防止する。
【0014】
請求項に係る地中接合用2液性充填材は、前記セメント系結合材が含有されるA液には、石炭灰から分級されたフライアッシュが含まれていることを特徴とする。これにより、流動性及び強度が共に向上して、砂礫及び地下水等の侵入を効果的に防止する。
【0015】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記水ガラスの比重が1.20〜1.40以上であり、かつ二酸化珪素含有率23.0〜30.0%であり、かつ、酸化ナトリウム含有率6.0〜10.0%であることを特徴とする。これにより、水ガラスの攪拌混合性能を向上し、A液と混合した場合に適度な流動性とシール性とが得られる。
【0016】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記A液又は前記B液には、短繊維を配合したことを特徴とする。これにより、防水性をいっそう高め、砂礫及び地下水等の侵入を防止する止水性能が向上する。
【0017】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記短繊維が、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、鋼繊維等の無機繊維と、オレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、その他の合成繊維、パルプ繊維等の有機繊維と、木繊維、紙片等の廃棄繊維又は再生紙結合剤から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする。このような短繊維を配合することにより、2液性充填材の防水性を向上するとともに止水性能が効果的に向上する。
【0018】
また、本発明の地中接合用2液性充填材は、前記短繊維の配合量は結合材1m中に少なくとも3kg以上含有することを特徴とする。このように短繊維を配合することにより、強度保持と止水性の向上とが両方共に得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
なお、実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
【0020】
本発明の実施の形態における地中接合用の2液性充填材は、貫入側又は受入側のシールド掘削機のスキンプレート内面側より前記各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ注入し充填して接合部外周側との間を密封する充填材であり、この充填材は結合材を主剤とするA液と急硬材を主剤とするB液とからなる。
A液の結合材は、セメント系結合材からなる固化材と、この固化材に添加する混和材料と、水とからなる。
【0021】
セメント系結合材は、普通ポルトランドセメント、高炉水宰スラグを含有するセメント、石炭灰が混合されたセメント、早強セメント、ジェットセメント又は超早強セメント等を1種以上含み、なかでも、アーウィン系鉱物が含まれていることが好ましい。このようなセメント系結合材では、普通セメントよりも早強セメント→超早強セメント→ジェットセメントの順に速効性が高くなるので、特に、水密性を向上させて地下水の漏出を速やかに防止する等の速効性を必要とする場合には、早強セメント、ジェットセメント又は超早強セメントを用いることが好ましい。
【0022】
混和材料としては、セメント系結合材の活性化を促進する活性剤と、膨潤性を付加する助剤と、硬化速度を調整する遅延材と、固形成分が水溶液中で一様に分散されるようにする分散材との少なくとも1種以上が必要に応じて添加される。
例えば、活性剤としては微粉末粘土鉱物、炭酸カルシウム、フライアッシュを、遅延材としてはグルコン酸ナトリウム、マルトース等、助剤としてはベントナイト等のモンモリロナイトを含み膨潤するもの、分散材としてはポリカルボン酸、オキシカルボン酸等を例示することができる。特に、分離防止を目的として、粘土、セピオライト、カオリナイト等の粘土鉱物を1種以上含み、このうち、スメクタイト鉱物を含むことが好ましい。さらに、強度促進・密度増加を目的として、高炉水宰スラグ、フライアッシュなどの石炭灰、珪砂、石灰石フィラー等を1種以上含み、特に、石炭灰から分級されたフライアッシュを含むことが望ましい。
【0023】
また、B液の急硬材は、水ガラス、スメクタイトを主成分とした珪酸塩鉱物、ポリ塩化アルミニウム等の塩化物、又は硫酸バンド等の硫化物の少なくとも1つと、水とからなる。このうち、水ガラスとしては、通常、JIS3号水ガラス或いはそれを希釈したもの、又は4号水ガラス等を使用することができるが、特に、急硬材に用いる水ガラスは、比重が1.20〜1.40以上であり、かつ二酸化珪素含有率23.0〜30.0%であり、かつ、酸化ナトリウム含有率6.0〜10.0%であることが望ましい。JIS規格の(JIS1号〜JIS4号)水ガラスにつき、表1にまとめて示す。
【0024】
【表1】
Figure 0004264234
【0025】
また、A液又はB液の少なくともいずれか一方には、短繊維を配合する。
この短繊維の供給では、A液側だけでなく、B液側又はA液及びB液の両方に供給しても良い。
配合する短繊維は、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、鋼繊維等の無機繊維と、オレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、その他の合成繊維、パルプ繊維等の有機繊維と、木繊維、紙片等の廃棄繊維又は再生紙結合剤から選ばれた少なくとも1種以上であることが止水性能を向上させるためには望ましい。特に、防水性をいっそう高め、止水性能を効果的に向上させるためには、短繊維の配合量は、結合材1m中に少なくとも3kg以上含有することが、強度保持と止水性の向上とが両方ともに得られる点で好ましい。
【0026】
無機繊維のうち、炭素繊維はモルタルとの接着性が弱いので、予め炭素繊維表面に合成ゴム系のラテックスを付着させたり、ポリオキシアルキレンビスフェノールエーテルを塗布したりすることが望ましい。また、炭素繊維は導電性であるので、鉄筋や埋込み金具等の金属製品と炭素繊維が接触すると局部電池が形成されて金属が腐食するから、金属側に樹脂層を設けて絶縁層としたり、炭素より低い表面電位を示す金属の粉末によりエポキシ樹脂接着剤を用いて炭素表面を被覆することが望ましい。
【0027】
ガラス繊維は、素材のガラスがアルカリに弱く、セメントのアルカリ性によって劣化するから、耐アルカリガラス組成の繊維を使用する必要がある。さらに万全を期するためには、セメントを含む結合材にバリウム塩やリチウム塩、またはアクリル酸エステル系ポリマーディスパージョン等を添加したり、あるいはガラス繊維をフラン樹脂でコーティングすることが望ましい。
【0028】
鋼繊維は、最も曲げに強いが、海岸部や塩分濃度が高い所では錆の問題が生じる可能性があるため、鋼の合金成分を高耐食性の成分にすることが望ましい。
有機繊維のオレフィン繊維は、セメントとの接着性が全くないので、繊維の紡糸時に繊維状の石膏を入れて石膏繊維入りのポリプロピレン繊維としたり、表面にエンボス加工して凹凸を付けたり繊維表面に螺旋状突起を設けた繊維とすることが望ましい。
【0029】
このような2液性充填材を、貫入側又は受入側となるシールド掘削機のスキンプレート内面側より前記シールド掘削機の接合部位に形成せれた空洞へ注入し充填して、接合部外周側との間を密封するには、当該シールド掘削機のスキンプレート内面側の直近までA液とB液とを分離して搬送し、A液とB液とを混合して直ちに前記各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ注入し、充填して、接合部外周側と地山との間を密封する。
【0030】
このように、接合部直近まで2液を混合することなく送出することにより送出中における充填材の固化の恐れなくがなくなるとともに、接合部には全ての充填材組成物を混合してから充填することにより地中接合工法における砂礫及び地下水等のシールド掘削機側への侵入を効果的に防止できるようになる。
【0031】
また、この他に、2液性充填材は、セメントに石灰、無水石膏、2水石膏、フライアッシュ、炭酸カルシウム、高炉水宰スラグ、アーウィン鉱物等からなる固化材から選ばれる少なくとも1種類以上を混合したセメント系地盤改良材を流用したものであっても良い。
このセメント系地盤改良材となるセメントの配合例を表2に示す。これらの原材料は、充填剤として、どれも使用可能であり、またこれらの組合せも使用可能である。
【0032】
【表2】
Figure 0004264234
【0033】
【実施例】
〔止水性試験〕
シールド掘削機の接合部位に異物が入り込んで、シール部と縮径側スキンプレートとの間に空隙が生じ、土砂或いは砂礫が流入した状態を模した実験を行って、充填剤の特性を調べた。
【0034】
実験装置の構成は、図1に示すように、地山から流入する土砂或いは砂礫を模した模擬砂礫1を収容し、地下水の代わりに通常の水道水を導入することができるようにした地山側圧力室2と、止水材を注入できるようにした機内側圧力室3と、地山側圧力室2と機内側圧力室3との間に圧力室横断方向に移動可能に配置されてシール部と同一材料で形成された各圧力室の間を仕切るゲートになる模擬シール部4とを備えた圧力容器10を形成する。
【0035】
この圧力容器10の地山側圧力室2に地山側配管5を接続し、この地山側配管5に給水排水用の遮断弁6を設け、また機内側圧力室3に止水材注入管7を接続し、この止水材注入管7に止水材供給用の遮断弁8を設け、さらに遮断弁8の上流側には、2液性止水材のA液とB液とを混合するための混合機9を設け、この混合機9の上流側でA液専用の配管11とB液専用の配管12とを各独立に配管し、各配管11,12には流量を測定するA液流量計13及びB液流量計14と、これらの流量計13,14の上流側にA液とB液とをそれぞれ供給するための回転制御可能なA液ポンプ15及びB液ポンプ16を配設する。
また、圧力容器10には、地山側圧力室2と機内側圧力室3とのそれぞれに室内の圧力を測定する地山側圧力計17と機内側圧力計18とを取り付ける。
【0036】
このように構成した実験装置を用いて、模擬シール部4の下部に模擬砂礫1を置き、模擬シール部4の下部と圧力容器10の内面との間に模擬砂礫1が挟まり模擬シール部4が密閉できない状態を再現する。
それから地山側配管5を介して地山側圧力室2の内部に水を充填し、地山相当の圧力を加えて遮断弁6を閉じ、その圧力を保持する(図2(A))。
各圧力計17,18を確認しながら地山側の遮断弁6を開き、圧力を保持した状態で止水材注入管7を介して2液性止水材を機内側圧力室3へ充填する。充填時には機内側圧力計18と各流量計13,14の測定結果により機内側圧力室3への止水材充填量を把握しながら、所定の充填量になるまで定量的に2液性止水材を供給する(図2(B))。
【0037】
2液性止水材の充填完了後は、充填終了から2時間後に止水材供給用の遮断弁8を開放し、地山側圧力室2と機内側圧力室3とのそれぞれの室内圧力に差が生じるかどうかの計測を行う。
2液性止水材のA液とB液とはそれぞれを所定の配合で混練して、各ポンプ15,16により所定の比率で供給し、混合機9によりA液とB液とを混合して機内側圧力室3へ供給する。2液性止水材の充填には、圧力を保持しながら行い、所定の充填量を確認後に、数時間経過を見守りながら、地山側圧力室2と機内側圧力室3との圧力差の計測を行う。
【0038】
一般シールドで従来用いられている配合▲1▼と、同配合に繊維を混入させた配合▲2▼とを試験した。配合▲1▼と配合▲2▼との具体的な配合は表2にまとめて示す。
フライアッシュを添加して活性を高めた配合▲3▼と同配合にして繊維を混入させた配合▲4▼とを試験した。配合▲3▼と配合▲4▼との具体的な配合は表3にまとめて示す。
止水材の充填量は空洞部分の容積以上に充填しないようにした。
【0039】
【表3】
Figure 0004264234
【0040】
配合▲1▼と配合▲2▼との場合の経過時間に対する圧力差の変化の結果を図3,4に示す。また、配合▲3▼と配合▲4▼との場合の経過時間に対する圧力差の変化の結果を図5に示す。
図3に示すように、実験1−1(最大圧力差0.3MPa)では、繊維を使用した配合▲2▼の場合に多少の変化が見られたが、どちらの配合の場合も止水の確認はできなかった。
図4に示すように、実験1−2(最大圧力差0.7MPa)の水圧が大きい場合では、さらに顕著となり、どちらの配合の場合も止水の確認はできなかった。
図5に示すように、実験2(最大圧力差0.3MPa)では、繊維を使用していない配合▲3▼の場合は圧力差が生じても止水効果が確認できなかった。しかし、繊維を使用した配合▲4▼の場合は十分な止水効果が確認できた。
【0041】
〔硬化性試験〕
地中接合では、高水圧下や地下水が多量に含まれた地盤中あるいは海水中での注入作業になり、充填中の作業性、ハンドリングが重要視される。このため、硬化時間及び透水性を試験する。
【0042】
「配合C−1」
普通セメント200g、フライアッシュ(粘土)740g、遅延材10.5g、ビニロン繊維 5gに水を加えて1LとしたA液を調整し、B液としてJIS3号水ガラスの75Vol%水溶液50mLとし、A液とB液とを混合してゲルを得た。
【0043】
「配合C−2」
普通セメント200g、フライアッシュ(粘土)740g、遅延材10.5gに水を加えて1LとしたA液を調整し、B液としてJIS3号水ガラスの75Vol%水溶液50mLとし、A液とB液とを混合してゲルを得た。
【0044】
「配合C−3」
普通セメント200g、ベントナイト30g、遅延材 5gに水を加えて1LとしたA液を調整し、B液としてJIS3号水ガラスの75Vol%水溶液50mLとし、A液とB液とを混合してゲルを得た。
【0045】
「配合C−4」
止水材(住友大阪セメント(株)製「ライオンシスイ」)と水との重量比を1:0.3とし、混練直後に清水中へ投入した。
「配合C−5」
普通セメントと水との重量比を1:0.3とし、混練直後に清水中へ投入した。
【0046】
(試験条件)
試験方法:JIS A 1404
実験温度:20℃
硬化速度:混練開始後〜以後の硬化時間
これらの条件において水圧0.1及び 水圧3.0の場合における透水性と、硬化速度とを調査した。この結果を表4にまとめて示す。
【0047】
【表4】
Figure 0004264234
【0048】
〔可塑性試験〕
注入材は、空洞充填部に地下水や流水(以下、地下水等という)がある場合、地下水等に希釈されるのを防止するために、ゲル状の凝集体としての性状が求められる。このような性状を充填材の可塑性と呼び、地中接合用2液性充填材であっても、その可塑性を適正に判定する必要がある。
可塑性判定方法は、フォールコーンを充填材の試料に貫入させ、その貫入量により充填材の可塑性の値を得ることができる(特開2001−356082号公報)。
このため、地中接合用2液性充填材の可塑性試験にも、この特開2001−356082号公報に記載の可塑性試験方法及び可塑性判定方法を適用する。
【0049】
(試験条件、判定条件)
試験方法:特開2001−356082号公報記載の方法による
フロー値:混練、混合直後の状態を測定
判定基準:120mm以下を○とする。
この方法によって試験を行なった結果を表5にまとめて示す。
【0050】
【表5】
Figure 0004264234
【0051】
上記のような2液性充填剤の特性試験の他に、個々の充填剤成分の特性についても調べた。以下、その幾つかについて述べる。
まず、セメント系結合材のうち普通ポルトランドセメントおよびこのセメントに添加物4種を添加した場合の一軸圧縮強度につき試験した。
【0052】
試料として5種類の材料を用意した。この材料につき固化材:水=1:1(重量比)のミルクを製作し、土質工学会基準に基づき供試体を作製した後、恒温・恒湿で所定材令養生し、固化した材料を一軸圧縮強度試験機により試験した。
対象土は、含水比420%、湿潤密度1.107g/cmで、粒土分布は砂分3%、シルト分60%、粘土分37%にした。この結果を表5に示す。
この試験の結果、アーウィン系鉱物を添加したものが初期材令強度の向上が最も良く、長期強度においても最も良好な結果を示した。
【0053】
【表6】
Figure 0004264234
【0054】
分離防止を目的として添加する材料につきブリーディング試験を行なった。
配合は、セメント、安定剤、鉱物、水のうちセメントと安定剤を固定し、ブリーディングが1〜3%程度になるように鉱物添加量と水を変動させ、1mとなる配合で鉱物添加量の確認を行なった。
【0055】
使用材料は、以下のものを使用した。
セメント:普通ポルトランドセメント(住友大阪セメント(株)製)
安定剤 :グルコン酸ナトリウム25%水溶液
鉱 物 :各種、国産、輸入ベントナイト及び粘土
水 :上水道(千葉県船橋市)
この添加材料と1m当りの鉱物添加量とを表7に示す。
この結果、粘土を用いる場合よりもスメクタイト鉱物を用いる場合の方が少量の添加で分離が防止でき、さらにその中でも膨潤力が高い鉱物ほど効果的に分離防止効果を発揮する。
【0056】
【表7】
Figure 0004264234
【0057】
強度促進・密度増加を目的として添加する材料につきフロー値及び活性度指数等を調べた。
試験方法はJIS A (「コンクリートフライアッシュ」の品質規格)による。
この場合に、フロー値としては基準モルタル(水:セメント:砂=1:2:6)のフロー値に対する試験モルタル(水:セメント+フライアッシュ:砂=1:2(1.5+0.5):6)のフロー値の比をとり、また、活性度指数としては、基準モルタルの圧縮強度に対する試験モルタルの圧縮強度の比をとるものとする。この結果を表8に示す。
この結果、分級されたフライアッシュは、流動性、強度共に、他の粗粒フライアッシュよりも良好な結果を示すことができた。
【0058】
【表8】
Figure 0004264234
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に係る地中接合用2液性充填材では、このような2液性充填材をトンネル間の境界部に設けられている各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ送出して、その混合物により空洞を密封するにあたり、接合部位の直近まで2液を混合することなく送出することによって、送出中の固化の恐れなくがなくなるとともに施工上の取扱性を向上し、2液性充填材を混合してから空洞に充填することにより地中接合における必要な強度を与えるとともにシール性を高めて、砂礫及び地下水等のシールド掘削機側への侵入を効果的に防止することができる。
【0060】
また、速効性が高く結合力の強いセメント系結合材と接着性の強い急硬材を用いることにより、地下水の漏出を速やかに防止でき、特に、速効性あるセメント系結合材の早強セメント→超早強セメント→ジェットセメントは、この順に、速効性が高く、水密性を向上することができる。
また、セメント系結合材を選択することによって、初期材令の強度向上と共に長期強度の向上を図ることができる。
請求項に係る地中接合用2液性充填材では、アーウィン系鉱物の配合により、初期材令における強度が向上すると共に長期強度が向上する。
【0061】
A液に粘土鉱物が含まれている地中接合用2液性充填材では、セメント系結合材が含有されるA液の分離を少なくして、B液と混合して供給される2液性充填材の膨潤力を高めて、水密性を向上することができる。
また、モンモリロン石群鉱物のスメクタイト鉱物によりA液の分離を少なくし、B液と混合した2液性充填材の膨潤力を高め、水密性をより一層効果的に向上することができる。
また、フライアッシュにより、B液と混合した2液性充填材の強度が向上し、密度が増加して、砂礫及び地下水等のシールド掘削機側への侵入を効果的に防止する。
請求項に係る地中接合用2液性充填材では、流動性及び強度が共に向上して、砂礫及び地下水等の侵入を効果的に防止することができる。
【0062】
B液の水ガラスは比重が1.20〜1.40以上であり、かつ二酸化珪素含有率23.0〜30.0%であり、かつ、酸化ナトリウム含有率6.0〜10.0%であるため、水ガラスの攪拌混合性能を向上し、A液と混合した場合に適度な流動性とシール性とを得ることができる。
A液又はB液に短繊維を配合した地中接合用2液性充填材では、防水性をいっそう高め、砂礫及び地下水等の侵入を防止する止水性能を向上することができる。
また、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、鋼繊維等の無機繊維と、オレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、その他の合成繊維、パルプ繊維等の有機繊維と、木繊維、紙片等の廃棄繊維又は再生紙結合剤から選ばれた少なくとも1種以上の短繊維を配合することにより、2液性充填材の防水性を向上するとともに止水性能を効果的に向上することができる。
また、結合材1m 中に少なくとも3kg以上の短繊維を配合することにより、強度保持と止水性の向上とを両方共に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシールド掘削トンネルの地中接合工法における実施例の実験に用いられた装置構成を示す全体系統説明図である。
【図2】同上実施例の使用例を示す拡大断面説明図であり、(A)は水を充填した場合を示す拡大断面説明図、(B)は止水材を充填した場合を示す拡大断面説明図である。
【図3】同上実施例の第1実験例における圧力差の小さい場合の実験結果を示すグラフである。
【図4】同上実施例の第1実験例における圧力差の大きい場合の実験結果を示すグラフである。
【図5】同上実施例の第2実験例における圧力差の小さい場合の実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 模擬砂礫
2 地山側圧力室
3 機内側圧力室
4 模擬シール部
5 地山側配管
6 遮断弁
7 止水材注入管
8 遮断弁
9 混合機
10 圧力容器
11 A液専用の配管
12 B液専用の配管
13 A液流量計
14 B液流量計
15 A液ポンプ
16 B液ポンプ

Claims (3)

  1. 貫入側又は受入側のシールド掘削機のスキンプレート内面側より前記各シールド掘削機の接合部位に形成された空洞へ注入し充填して接合部外周側との間を密封する充填材であって、
    合材を主剤とするA液と水ガラスを主剤とするB液とからなり、
    (イ)A液には結合材として、普通ポルトランドセメント、早強セメント、超早強セメント、またはジェットセメントを1種以上含む固化材と、混和材料としてのスメクタイト鉱物及びフライアッシュと、水とを含み、
    (ロ)B液の水ガラスは比重が1.20〜1.40以上であり、かつ二酸化珪素含有率23.0〜30.0%であり、かつ、酸化ナトリウム含有率6.0〜10.0%であり、
    (ハ)前記結合材1m 中に少なくとも3kg以上の短繊維を含むことを特徴とする地中接合用2液性充填材。
  2. 前記A液にはアーウィン鉱物が含まれていることを特徴とする請求項1記載の地中接合用2液性充填材。
  3. 前記A液中の前記フライアッシュが、ブレーン比表面積5000cm /g以上の分級フライアッシュであることを特徴とする請求項1又は2記載の地中接合用2液性充填材。
JP2002234860A 2002-08-12 2002-08-12 地中接合用2液性充填材 Expired - Fee Related JP4264234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234860A JP4264234B2 (ja) 2002-08-12 2002-08-12 地中接合用2液性充填材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234860A JP4264234B2 (ja) 2002-08-12 2002-08-12 地中接合用2液性充填材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004075746A JP2004075746A (ja) 2004-03-11
JP4264234B2 true JP4264234B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=32019542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002234860A Expired - Fee Related JP4264234B2 (ja) 2002-08-12 2002-08-12 地中接合用2液性充填材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4264234B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257281A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Kyokado Eng Co Ltd 可塑性注入材、地盤強化方法、地盤注入管理方法並びに注入管理装置
JP5390060B2 (ja) * 2005-04-01 2014-01-15 強化土エンジニヤリング株式会社 地盤強化方法
JP2010168421A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Toda Constr Co Ltd 可塑性グラウト材
CN101906976A (zh) * 2010-07-12 2010-12-08 中铁四局集团第五工程有限公司 一种暗挖施工砂质围岩注浆加固方法
JP6009293B2 (ja) * 2012-09-20 2016-10-19 鹿島建設株式会社 トンネル施工方法
CN105503123A (zh) * 2015-12-10 2016-04-20 江苏省电力公司连云港供电公司 一种固废物注浆材料及其制备方法
CN107502362B (zh) * 2017-08-29 2020-06-05 泰谷生态科技集团股份有限公司 用造纸黑液制备酸性土壤调理剂的方法及其应用
CN108585745A (zh) * 2018-03-30 2018-09-28 沈阳工业大学 用于软土路基加固的双液注浆材料及方法
CN109678429A (zh) * 2019-01-31 2019-04-26 青岛市地铁一号线有限公司 一种tbm隧道用无筋钢纤维混凝土管片的制备方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610399A (en) * 1979-07-09 1981-02-02 Chichibu Cement Co Ltd Solidifying treating material for improvement of foundation, sludge. noxious waste, etc.
JPS6018570A (ja) * 1983-07-11 1985-01-30 Chichibu Cement Co Ltd 軟弱地盤改良用固化材
JP2585365B2 (ja) * 1988-04-28 1997-02-26 前田建設工業株式会社 シールド工法
JPH07109157B2 (ja) * 1989-03-02 1995-11-22 株式会社熊谷組 シールド掘進機を利用する地盤改良方法
JP2832861B2 (ja) * 1990-06-22 1998-12-09 日本セメント株式会社 止水材
JP3450420B2 (ja) * 1994-04-18 2003-09-22 太平洋セメント株式会社 裏込め注入材料
JP2914606B2 (ja) * 1994-05-18 1999-07-05 鹿島建設株式会社 物体の恒久埋設処理法
JP2822899B2 (ja) * 1994-11-21 1998-11-11 株式会社大林組 地盤注入工法
JPH09118557A (ja) * 1995-10-25 1997-05-06 Chichibu Onoda Cement Corp 裏込め材料
JP3112063B2 (ja) * 1996-02-22 2000-11-27 鹿島建設株式会社 シールド工法用の裏込注入材
JPH09227199A (ja) * 1996-02-26 1997-09-02 Chichibu Onoda Cement Corp 中込め充填材
JP3143583B2 (ja) * 1996-04-08 2001-03-07 日本化学工業株式会社 土木用材料およびこれを用いた施工方法
JP4005161B2 (ja) * 1996-09-04 2007-11-07 太平洋セメント株式会社 中込め注入材
JPH10131145A (ja) * 1996-10-25 1998-05-19 Houjiyun Yoko:Kk 止水工法
JPH10279937A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Nippon Cement Co Ltd セメント系固化材
JP3502292B2 (ja) * 1999-03-31 2004-03-02 住友大阪セメント株式会社 可塑性注入材
JP4548880B2 (ja) * 1999-11-05 2010-09-22 宇部興産株式会社 軟弱地盤の深層混合処理方法
JP2002029815A (ja) * 2000-07-21 2002-01-29 Kubota Corp 裏込材用又は中込材用組成物、及びこれを用いた裏込材並びに中込材
JP3957459B2 (ja) * 2001-01-12 2007-08-15 住友大阪セメント株式会社 可塑性注入材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004075746A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101709125B1 (ko) 하수관거 충진용 속경형 가소성 뒤채움재 및 이를 이용한 시공방법
KR20070005645A (ko) 콘크리트 조성물과 그 제조 방법, 점성 조정 방법, 및 이콘크리트 조성물을 사용한 현장 치기 콘크리트 파일의 구축방법
CN101575196A (zh) 盾构同步注浆浆液
CN108716410B (zh) 机械法联络通道高强弹性壁后注浆浆液及注浆方法
Sharghi et al. An experimental study of the performance of two-component backfilling grout used behind the segmental lining of a tunnel-boring machine
JP4264234B2 (ja) 地中接合用2液性充填材
CN109437771A (zh) 一种矿用柔性封孔注浆材料
CN103102128A (zh) 用于地下结构堵水的注浆材料及其制备方法
JP3686888B2 (ja) 空隙充填材および空隙充填工法
André et al. Improvement of two-component grouts by the use of ground granulated blast furnace slag
CA1315563C (en) Tunnel grouting method and apparatus
CN106673541A (zh) 糜棱岩破碎带盾构施工防突涌注浆材料及其制备方法
Perret et al. Repair of 130-year old masonry bridge using high-performance cement grout
CN107235688A (zh) 一种gil综合管廊背后防水注浆料及其注浆方法
KR102531968B1 (ko) 터널 시공을 위한 강관 동시주입 그라우팅 공법
JP2000054794A (ja) 空洞部の充填工法およびこれに用いる注入材料
Di Giulio et al. A preliminary study of the parameters influencing the perfomance of two-component backfill grout
JP4976073B2 (ja) 地中充填材および土構造物の補修工法
KR102131123B1 (ko) 차수특성을 보유하는 복합 주입재를 이용하는 표준화 품질관리 시스템 적용 그라우팅공법
KR100979180B1 (ko) 급결형 마이크로시멘트 조성물
JP2020164396A (ja) 耐酸性ロックボルト定着材
JPH11124574A (ja) グラウト材及びグラウト注入工法
CN115030733A (zh) 一种防止地层土量损失或地表沉降的注浆方法
JP3999602B2 (ja) 機械式地中接合工法および2液式充填システム
KR101861326B1 (ko) 내구성 및 자기 치유성 경량 그라우트재 조성물 및 이를 이용한 그라우팅 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4264234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees