JP4263977B2 - マッサージ機用カバー、フットレスト用カバー、及びこれらのカバーを用いたマッサージ機 - Google Patents

マッサージ機用カバー、フットレスト用カバー、及びこれらのカバーを用いたマッサージ機 Download PDF

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Description

この発明は、脚等の身体をマッサージするマッサージ機用カバー又はフットレスト用カバー、さらには、これらのカバーを備えたマッサージ機に関するものである。
身体をマッサージするマッサージ機には、使用者の身体に対して施療子等の施療機構を突出及び退行させ、押圧等を加えてマッサージを行うものがある。
このような出退動作機構を備えた施療機構を覆うカバーとして、特許文献1に記載ものがある。このカバーは、エアセル(エアー袋)の膨脹及び収縮により指圧子を備えた指圧駆動板を出退動作させる施療機構の側面を覆うものであり、1枚物の(縫い目や接合部分がなく連続した)シートを蛇腹状に折り曲げるとともに、その内側にゴム等の伸縮材を縫いつけてなるものである。かかる蛇腹状のシートは、エアセルの膨脹時には前記伸縮材の伸長を伴いつつ展開し、且つ、エアセルの収縮時には、前記伸縮材が縮むことにより折り畳まれることになる(特許文献1参照)。
かかる特許文献1のカバーは、施療機構の身体側を覆っておらず、当該身体側を避けて施療機構の側面を覆っている。これに対して、特許文献2では、施療機構の身体側を覆うカバーとして、伸縮性を有した布やゴムシート等の伸縮性素材を用いている。かかる伸縮性素材によれば、身体側に出退する施療機構の当該出退に対応して伸縮するカバーとすることができる(特許文献2参照)。
特開平8−112330号公報(第6図〜第8図)。 特開平10−295753号公報(第4頁、第1図、第2図)。
上記特許文献1では、エアセルの収縮時(施療機構の退行時)において折り畳まれたカバーの折り畳み部分は、マッサージを受ける使用者の身体側を支持する支持面側に設けられておらず、当該支持面側を避けた側面位置に配置されている。よって、このカバーは、使用者の身体側を支持する支持面を覆うものではない。また、この特許文献1のカバーは、使用者の身体側を支持する支持面内において出退動作をするマッサージ機の当該支持面内での突出及び退行に対応できない。
また、出退機構を有する施療機構の身体側を覆うことができ、当該出退動作に対応できるカバーとしては、特許文献2に記載のような伸縮性に優れた素材を用いたカバーがある。しかし、かかる伸縮性素材は、使用する間に伸縮の連続により伸縮性が損なわれ、カバーが伸びた状態で弛んでしまい美観が損なわれることがあった。
本発明は、使用者の身体を支持する支持面内における出退動作に対応でき、且つ、美観を維持できるカバー及びこのカバーを用いたマッサージ機を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明は、突出及び退行を伴う出退機構を有するマッサージ機を覆うカバーであって、前記突出に対応して展開でき且つ前記退行に対応して折り畳まれる折り畳み部を有するマッサージ機用カバーにおいて、前記マッサージ機用カバーは、当該カバーの表面部分を構成するように左右に並置された第一表面部及び第二表面部を有し、前記第一表面部及び第二表面部は、前記展開のために、当該第一表面部及び当該第二表面部が左右方向外方へ離反移動可能である展開可能範囲と、当該第一表面部及び当該第二表面部が左右方向外方へ離反移動しないように縫合された展開不能範囲と、を有し、前記折り畳み部は、折り畳み時において、前記展開可能範囲内における前記第一表面部又は前記第二表面部の裏側に位置するとともに、前記第一表面部又は前記第二表面部に対して略平行に折り畳まれる重複部を有して構成され、前記重複部は、前記折り畳み部の折り畳み時においては、近接した前記第一表面部及び前記第二表面部によって隠蔽され外側からほぼ見えず、前記第一表面部及び前記第二表面部は、前記展開不能範囲においては、当該第一表面部及び当該第二表面部間に隙間が存在しないように縫合されていることを特徴とするマッサージ機用カバーである。このカバーは、使用者に身体を支持する支持面内における出退動作に対応して展開及び折り畳みが可能とされているので、当該支持面を覆うカバーとして使用できる。また、折り畳み部を設けているので、伸縮性素材を用いる必要がなく、また伸縮性素材を用いた場合であっても伸縮の度合いを減らすことができるため、美観を維持できる。
前記折り畳み部は、複数の折り目を有するとともに、この折り目は、前記略平行に折り畳まれた状態で重ねられた前記第一表面部又は前記第二表面部と前記重複部とを当該折り目近傍において厚み方向に結合してなる構成とするのが好ましい。この場合、折り畳み部は単に折り畳まれているのではなく、重ねられた第一表面部又は第二表面部と重複部を厚み方向に結合しているので、重ねられた結合状態による拘束力が生じ、出退機構の突出により展開した折り畳み部が、出退機構の退行時において折り畳まれた状態に戻りやすくなる。
前記折り畳み部は、折り目線方向端部位置における展開が規制されているの好ましい。この場合、出退機構の突出により展開した折り畳み部において、当該規制により折り畳み状態への拘束力が生まれ、退行時において折り畳まれた状態に戻りやすくなる。
本発明のマッサージ機は、左右両脚を支持する支持面と、この支持面内において前記両脚側への突出及び退行を行う出退機構と、を有するフットレストを備えたマッサージ機であって、前記フットレストにおける前記支持面及び前記出退機構を、前記マッサージ機用カバーで覆っていることを特徴とするものである。
前記フットレストに設けられた前記出退機構は、前記退行時には前記支持面が略平坦となるものであるのが好ましい。
本発明に係るマッサージ機は、使用者の身体を支持する支持面と、前記支持面内において前記身体側への突出及び退行を行う出退機構と、を有し、前記支持面及び前記出退機構を、前記マッサージ機用カバーで覆っているものである。
本発明によれば、使用者の身体を支持する支持面内における出退動作に対応でき且つ美観を維持できるカバー及びこのカバーを備えたマッサージ機を提供することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機用のカバー1を装着したマッサージ機の斜視図である。このマッサージ機は、使用者が着座する座部2と、使用者の背中を支持する背もたれ部3と、両脚を載せることができるフットレスト4と、左右両側の肘掛け部10とを有する椅子本体5を備えた椅子型マッサージ機とされている。
この椅子型マッサージ機には、カバー1が装着されている。このカバー1は、背もたれ部3を覆う背もたれカバー6と、この背もたれカバー6とは分離可能な別のカバーであって座部2とフットレスト4とを覆う下部カバー7とからなる。なお、座部2とフットレスト4とを覆うカバーを一体とせず、フットレスト4のみを覆う部分を分離したフットレスト用カバーとしてもよい。
カバー1の装着状態について説明する。背もたれカバー6は、背もたれ部3の身体載置面側全面を覆うとともにその上縁部分及び両側縁部分が背もたれ部3の背面側に折り返されている。そして、折り返された各縁部分の端部においてファスナーにより背もたれ部3の背面に固定されている。また、下部カバー7のうち座部2を覆う部分は、座部2の周縁部において面ファスナーにより座部2に固定されている。
また、下部カバー7のうちフットレスト4を覆う部分は、フットレスト4用カバーとして機能している部分であるが、図2の断面図に示すように、左右方向両端縁部30が裏側に回り込むように折り返されており、かつこの左右方向両端縁部30の上下側縁部と、これに対向する中央折り畳み部9の表側部分の上下側縁部とが互いに縫合により閉じられている。これにより、中央折り畳み部9の左右方向両端部分にはそれぞれポケット状の袋状部32が形成されている(図2参照)。この左右の袋状部32は、それぞれ中央折り畳み部9の裏面側において左右方向内側に開放された開口を有しており、この開口から、後述する立上り板13、上側エアセル15、受板22、及び指圧子23が袋状部32内に挿入されている。この立上り板13は、後述するように左右方向内方に向かって立ち上がった状態とすることができるが、前記挿入は、立上り板13が立ち上がった状態で行う。かかる挿入の後に立上り板13を左右方向外側に倒して退行させると、図2に示すように、左右方向両端縁部30が下側エアセル14と立上り板13との間に挟まれる状態となる。このように、下部カバー7のうちフットレスト4を覆う部分は、フットレスト4との間にファスナーや面ファスナーなどの手段を用いることなくフットレスト4に装着されている。そして、前記袋状部32が前記立上り板13等を収容しているため、フットレスト4から外れないようになっている。かかる構成とすることにより、容易に装着可能なフットレスト用カバーの構造となる。
また、このカバー1は、背もたれカバー6と下部カバー7のいずれも取外し可能とされている。
なお、この椅子型マッサージ機の左右両側の肘掛け部10の前方部分には、手のひら等の手部を挿通することのできるアーチ状の手部収容体11を設けている。この手部収容体11の内面にはエアセル(図示省略)等の施療機構が設けられており、手部のマッサージが可能とされている。
図10に示すように、椅子本体5のフットレスト4は、椅子本体5に座った使用者の左右両脚を支持する支持面18と、この支持面18内において両脚側への突出及び退行を行う出退機構と、を有している。この図10は、かかる出退機構8においてエアセルが膨脹していない状態での(退行時での)側面図であり、図11は全てのエアセルが膨脹した状態での(突出時での)側面図である。また、図9は出退機構8の平面図である。
図10及び図11に示すように、この出退機構8は、当該出退機構8の左右方向中央部に位置する中央エアセル11と、左右方向両縁部に位置する左右エアセル12とを有する。左右エアセル12は、立上り板13の下側(裏面側)に配置された下側エアセル14と、立上り板13の上側(表面側)に配置された上側エアセル15からなる。そして、使用者が脚のマッサージを受ける際には、これら中央エアセル11と左右エアセル12との間に左右の脚が載置される。図10及び図11では、この際に載置された左右の脚17の断面輪郭形状を破線で示している。
図9〜図11に示すように、立上り板13の左右方向内側には蝶番20が取り付けられ、基体16と立上り板13とがかかる蝶番20により取り付けられている。この蝶番20により、立上り板13は左右方向内方に向かって立ち上がることができるようになっている。また、蝶番20にはネジリバネ21が取り付けられており、このネジリバネ21により立上り板13は左右方向外方に向かって付勢されている。よって、エアセルによる外力が働かないときは、立上り板13は図10のように退行した状態となる。
立上り板13の上側(表側)には、蝶番20により受板22が取り付けられており、当該蝶番20は受板22の左右方向内側に配置されている。よって、受板22は、左右方向内方に向かって倒れ込むことができるようになっている。また、蝶番20にはネジリバネ21が取り付けられており、このネジリバネ21により、立上り板13は左右方向外方に付勢されている。よって、エアセルによる外力が働かないときは、立上り板13は図10のように退行した状態となる。かかる図10の退行状態においては、出退機構8の全体として略平坦な状態となっている。このように、使用者の両脚を支持する支持面18は、出退機構8はその退行時において全体的にみて略平坦とされている。
そして、すべてのエアセル11,14,15は、図11に示すように全て断面略扇形をなし、当該扇が開くようにして膨脹する。
中央エアセル11は、図9の平面図に示すように、平面視において上下方向に長い略長方形をなし、左右対称に一つずつ合計2つ設けられているが、図11に示すように、中央エアセル11は左右ともその断面扇形中心が左右方向外側になるように配置されている。よって、中央エアセル11が膨脹すると、当該左右の中央エアセル11はそれぞれ左右方向外側に向かって突出した状態となる。
一方、左右の下側エアセル14は、基体16の左右縁部と立上り板13との間に配置されており、且つ、図11に示すように、その断面扇形中心が左右方向内側に向いている。よって、この下側エアセル14が膨脹すると、当該左右の下側エアセル14がそれぞれ左右方向内側に向かって突出し、立上り板13を裏側から押す。これにより立上り板13が左右方向内方に向かって立ち上がる。ここで更に上側エアセル15が膨脹すると、この上側エアセル15が受板22を裏側から押して受板22が左右方向内方に倒れ込む。受板22の表側には略半球状に突出した指圧子23が設けられており、この指圧子23と前記中央エアセル11とに挟み込まれて左右の脚17がマッサージされる。上側エアセル15の前記扇形中心は受板22を取り付ける蝶番20の側に向いているので、上側エアセル15が断面略扇形に膨脹することにより効率良く受板22を押すことができる。
なお、図9に示すように、上側エアセル15は、上下方向で2分割されて、脹脛(ふくらはぎ)用エアセル15aと足首用エアセル15bとからなり、それぞれ独立して出退動作できるようになっている。また、図9の平面図では、受板22や指圧子23等の記載を適宜省略している。
以上のように、椅子本体5のフットレスト4には出退機構8が設けられているが、この出退機構8を覆うのがカバー1のうちの下部カバー7である。この下部カバー7が出退機構8を覆っている状態の断面図を図2に示す。この図2に示すように、下部カバー7は、その左右方向中央部において、中央エアセル11の突出(膨脹)に対応して展開可能な折り畳み部としての中央折り畳み部9を有する。
出退機構8が退行した状態において、折り畳まれた状態となった中央折り畳み部9の拡大断面図が図3(a)である。同図に示すように、中央折り畳み部9は、下部カバー7の表面部分を構成する第一表面部9a及び第二表面部9bと、この第一表面部9aの裏側に配置された第一重複部9cと、さらにこの第一重複部9cの裏側に配置された第二重複部9dと、からなる。第一表面部9aの左右方向内側端t1と、第二表面部9bの左右方向内側端t2とは、スリット(隙間)Sを介して突き合わされた状態となっている。スリットSは、図1に示すように、左右両脚の間の位置で上下方向に延びている。そして、中央折り畳み部9が折り畳まれた状態となっている場合、第一重複部9c及び第二重複部9dは、第一表面部9a及び第二表面部9bに隠蔽され、外側からは見えない(ただし、スリットSから第二重複部9dのごく一部が見える。)。
なお、美観の観点からは、スリットSができるだけ狭くするのが好ましく、下部カバー7の寸法設計上はスリットSをほぼゼロとしておくのがよい。
中央エアセル11が膨脹して突出すると、中央折り畳み部9は、カバー表面の面積が大きくなるように左右方向に向かって展開する。図4の(a),(b)は、この中央折り畳み部9が展開する様子を示す外観図である。図4(a)に示すように、中央折り畳み部9が折り畳まれた状態では、僅かな間隔のスリットS部分を除いて第一重複部9c及び第二重複部9dが外側から見えない状態となっている。
中央エアセル11が膨脹して突出すると、中央折り畳み部9が展開し、第一重複部9c及び第二重複部9dがカバー表面側に露出する。これにより、下部カバー7のうちフットレスト4を覆う部分は、カバー表面の面積が広くなるように左右方向に延びる。
このように、中央折り畳み部9が展開することによってカバーが延びるので、カバーの素材として伸縮性素材を用いる必要がなく、例えば合成皮革や本革等の皮革などの非伸縮性素材を用いることができる。また、伸縮性素材を用いた場合であっても、折り畳み部が展開することによりカバーが延びるため、当該伸縮性素材自体の伸縮は少なくなる。よって、伸縮性素材を用いたとしても耐久性が向上し、美観が維持される。さらに、伸縮性素材は一般に合成皮革等の非伸縮性素材よりもコストが高いので、非伸縮性素材を用いることにより低コスト化が可能となる。かかるコストの観点からは、カバー素材としては合成皮革が好適である。
図3(a)の断面図に示すように、中央折り畳み部9を構成する第一表面部9a、第二表面部9b、第一重複部9c、第一重複部9cの4つのカバー部材は、中央折り畳み部9内においてはそれぞれ互いに切断されており、これら切断された各カバー部の端部同士が適宜縫合により結合されることにより連続した下部カバー7をなしている。具体的には、第一重複部9cの一端側端t3近傍と第一表面部9aの左右方向内側端t1近傍とが縫合されて第一折り目c1が形成されている。また、第一重複部9cの他端側端t4近傍と第二重複部9dの一端側端t5近傍とが縫合されて第二折り目c2が形成されている。さらに、第二重複部9dの他端側端t6近傍と第二表面部9bの左右方向内側端t2近傍とが縫合されて繋ぎ目gが形成されている。
なお、本実施例及び以下の各実施例においては、各折り目及び各繋ぎ目における結合手法としては、縫合が採用されているが、縫合に限られない。ただし、縫合可能なカバー部材を用いる場合には、結合手法としては結合強度が高く且つ低コストな縫合が好ましい。
第一及び第二折り目c1,c2と繋ぎ目gとは異なった構成を採っている。即ち、図3(a)の断面視において、折り目c1,c2は、縫合される2部材が当該折り目から同一方向に延在した構成(即ち、折り目状の構成)をなしているのに対し、繋ぎ目gは、縫合される2部材が当該繋ぎ目から互いに反対方向に延在した構成をなしている。かかる構成により、第一重複部9cと第二重複部9dとは同一の側(図3(a)では左側)に折り畳まれ、第一表面部9aの裏側に第一重複部9cが配置され、更に第一重複部9cの裏側に第二重複部9dが配置されるという構成を採っている。
そして、折り畳まれた状態において、第一表面部9a、第一重複部9c、第二重複部9d及び第二表面部9bは、全てカバー表面hと略平行となっている。ここで、カバー表面とは、当該中央折り畳み部9においてカバーの外面を構成する部分をいい、図3(a)の実施形態では、中央折り畳み部9における第一表面部9aの外側表面及び第二表面部9bの外側表面がカバー表面hである。
図3(b)は、中央折り畳み部9の変形例である。ここでは、図3(a)の実施形態において第二表面部9bと第二重複部9dとで分かれていた部材が一体となった第二表面部9bを用いることにより、図3(a)の実施形態において存在していた繋ぎ目gを設けない構成としている。この場合、折り畳まれた状態において外側から見える折り目又は繋ぎ目は第一折り目c1の一本のみとなり、スリットSが無くなるという外観上の利点を有する。
図3(a)の実施形態では、第一折り目c1や第二折り目c2のような折り目を設け、これら折り目c1,c2は、略平行に折り畳まれた状態で重ねられた各カバー部材9a,9c,及び9dを当該折り目c1,c2近傍において厚み方向に結合してなる。このようにすると、当該重ねられた結合状態による拘束力が生じるので、出退機構の突出により展開した折り畳み部が、出退機構の退行時において折り畳まれた状態に戻りやすくなる。かかる拘束力による効果の詳細は後述する。
一方、図3(a)のように繋ぎ目gを設けた場合は、前述のように当該繋ぎ目gの近傍kにおいて平行に重ねられた第二表面部9bと第二重複部9dとを厚み方向に結合しているので、平行に重ねられた部分の曲げ剛性が増加するので、一旦展開した後に折り畳まれた状態に戻りやすくなる。さらに、第一折り目c1とともに第三繋ぎ目gを設けることにより、第一表面部9aと第二表面部9bとがスリットSを介して突き合わされた状態となり、かかる第一表面部9aと第二表面部9bとが面一な状態になりやすくなるので、折り畳まれた状態におけるカバー表面の段差が比較的少なくなる。そうすると、美観が向上するとともに、使用者にとって邪魔な段差が最小限となる。
繋ぎ目gを設けることによるデザイン上の利点もある。図1の斜視図において、中央折り畳み部9のスリットSの両側には、ステッチライン25が設けられており、この2本のステッチライン25は左右方向中央のラインL2とともに背もたれ部3から座部2を経由して中央折り畳み部9の両側を通ってフットレスト4の最下部にまで至っている。
中央折り畳み部9の両側のステッチライン25のうちの一本は、図3の繋ぎ目gにおける第二表面部9bと第二重複部9dの縫合線である。つまり、かかる繋ぎ目gを設けてその近傍で縫合することにより、前記左右2本のステッチライン25を下部カバー7の座部被腹部からフットレスト被腹部の最下部分にまで連続して延在させることができ、デザイン性が向上する。仮に、図3(b)のように繋ぎ目gがない場合には、図3(a)における第二表面部9bと第二重複部9dとを縫合するステッチラインが無くなるので、中央折り畳み部9においてスリットSに沿って設けられるステッチライン25は、第一表面部9aと第一重複部9cとを縫合するステッチライン25の一本のみとなり、図1のようにスリットSの左右両側にステッチライン25が存在する状態とはならない。しかし、繋ぎ目gを縫合することによりスリットSの左右両側にステッチライン25が設けられ、デザイン性が向上する。このように、折り畳み部における結合を縫合とし、この縫合のステッチライン(縫合線)を他のステッチラインと連続するように設けることにより、デザイン性が向上する。
更に、第二表面部9bと第二重複部9dとを一体物とせずに互いに切断したことにより、第一表面部9aと第二表面部9bとが同じサイズとなり、同じ型紙を使用することができるという利点もある。
なお、下部カバー7とフットレスト4の支持面18との間には、図2に破線で示すような裏カバー31が設けられ、下部カバー7と適宜縫い合わされている。この裏カバー31は、例えばウエットスーツに用いられる素材のような伸縮性のある素材が用いられている。かかる裏カバー31の存在により、中央折り畳み部9が折り畳まれた状態に戻りやすくなる度合いがより一層高まる。また、出退機構8が直接的に下部カバー7に触れることがないので、出退機構8の突出時に下部カバー7が出退機構8に引っかかる等により下部カバー7bに強い応力が作用することが少なくなる。よって、下部カバー7の耐久性が向上する。
前記の折り目近傍kにおける縫合の縫合位置については、縫合される2部材の端位置と縫合位置との距離d(図3(a)参照)を3mm〜7mm程度とするのが良い。この距離dが小さすぎると、かかる縫合により重ねられて縫着された部分αが減少し、折り畳まれた状態に戻ろうとする効果が減少する傾向となる。また、距離dが大きすぎると、カバー部材の無駄が多くなる。
カバー部材の材質は特に問わないが、前記縫合により折り畳まれた状態に戻りやすくするためには、所定以上の曲げ剛性を有するカバー部材を用いるのが好ましい。ただし、曲げ剛性が高すぎると展開しにくくなるので、例えば厚みが0.4mm〜1mm程度、更には0.5mm〜0.75mm程度の皮革(合成皮革や本革など)を用いるのが好ましい。
そして、この中央折り畳み部9は、当該中央折り畳み部9のカバー表面hと略平行に折り畳まれた状態となり、且つ、中央折り畳み部9の支持面18は退行時に略平面となるので、当該折り畳み部の外側への突出が最小限に抑えられ平坦に近い状態となる。よって、使用者が両脚17を載せやすくなり、邪魔にならない。また美観に極めて優れたカバーとなる。
また、この下部カバー7が覆う出退機構8は、退行時において略平坦な支持面18(図10参照)を構成しており、中央折り畳み部9はこの支持面18の一部を覆っている。この場合、中央折り畳み部9は略平坦な支持面18に平行に折り畳まれることとなり、中央折り畳み部9によって支持面18の平坦性はほとんど損なわれることがない。したがって、使用者が支持面18上に脚17を載せる際に下部カバー7の中央折り畳み部9が邪魔にならない。また、フットレスト4をマッサージ機として使用せず単なる脚載せ台として使用する場合にも邪魔にならない。また、前述のように、略平坦な支持面18の平坦性を殆ど損なわないため、美観に優れたカバーとされている。
図1に示すように、椅子本体5を覆うカバー1には、デザイン性をも考慮して、背もたれカバー6から下部カバー7にかけて上下方向に3本のラインL1,L2,L3が設けられている。中央折り畳み部9は、これらのうち左右方向中央の中央ラインL2の下方延長部分に沿って設けられており、中央折り畳み部9の第一折り目c1と繋ぎ目g(図3(a)参照)とでラインL2の下方部分を構成している。そして、図1に示すように、中央ラインL2の両側には、当該L2に沿ったステッチライン25が下部カバー7の最下部まで設けられている。
図4に示すように、中央折り畳み部9の折り目c1が形成する折り目線の延長線方向両側に位置する中央折り畳み部9の近傍33において、前記各カバー部材(第一表面部9a、第二表面部9b、第一重複部9c、第二重複部9d)が互いに展開不能となるように縫合されている。これにより、中央折り畳み部9は、折り目線方向端部位置における展開が規制されている。したがって、中央折り畳み部9は折り畳み状態に拘束され、中央エアセル11の退行時において折り畳まれた状態に戻りやすくなっている。なお、本実施形態では中央折り畳み部9の折り目線方向両側の近傍を展開不能としているが、折り目線方向の一方側のみを展開不能としてもよい。
展開不能とされた中央折り畳み部9の近傍33の位置は、中央エアセル11の配置と関連して設定されている。即ち、図4(a)に示すように、スリットSを構成する折り目c1の折り目線方向長さLcは、当該中央折り畳み部9の近傍に設けられた出退機構としての中央エアセル11の前記折り目線方向長さLeよりも長くされている。このようにすると、展開不能な近傍33により中央エアセル11の突出が制約されることがほとんどなくなる。
なお、この場合、出退機構である中央エアセル11は、中央折り畳み部9の折り目線方向中央位置に配置するのが好ましい。この場合、中央エアセル11と展開不能部分(近傍33)との距離が中央エアセル11の両側で均等になるので、折り畳み状態への拘束力も均等とできる。
また、フットレスト4を使用者の脚17の位置に合わせて上下方向にスライド可能とし、下部カバー7と中央エアセル11との上下方向相対位置を変動可能としてもよい。この場合、中央エアセル11のスライド範囲の全てにおいて中央エアセル11の上下方向両端位置が中央折り畳み部9の上下方向両端位置よりも内側に(上下方向中央寄りに)なるように、前記長さLcを前記長さLeよりも長くしておくのが好ましい。
図1に示すように、本実施形態においては、ラインL1,L2,L3の3本のラインがあるが、図2に示すように、本実施形態では、下部カバー7のフットレスト4を覆う部分において、ラインL1,L3の存在位置に折り畳み部は存在しない。つまり、これらL1及びL3は折り目や繋ぎ目ではなく、中央折り畳み部9の左右両側に位置するL1及びL3は主としてデザイン上の要請から設けられたものである。
図2に示すように、中央折り畳み部9は、施療される身体としての左右の脚17が載置される位置を避け、脚17が載置されない位置、即ち、左右の脚17の間に配置されている。このようにすると、中央折り畳み部9が脚17と出退機構8(マッサージ機)との間に挟まることがないので、中央エアセル11の突出(膨脹)時に中央折り畳み部9が円滑に展開できる。また、当該突出時に脚17と出退機構8との間で中央折り畳み部9が展開することによる違和感を無くすことができる。
このように、前記折り畳み部は、使用者の前記身体が載置されない位置に配置されているのが好ましい。なお、「施療される身体が載置されない位置」とは、マッサージ機として通常使用する場合の身体を載置すべき位置以外の位置のことである。
また、中央折り畳み部9は中央エアセル11の近傍に配置され、更には、中央エアセル11を覆うように配置されている。仮に、中央折り畳み部9が中央エアセル11から離れて配置されているとすると、中央エアセル11の膨脹に引きずられて、中央折り畳み部9から中央エアセル11の方向に向かってカバーが移動することになる。この場合、当該引きずられた部分に脚17が載置されている場合には、当該カバーの移動によって脚17が本来の施療目的と異なる外力を受け、違和感を覚えてしまう。また、中央折り畳み部9の展開に伴うカバーの移動が大きいため、当該展開が円滑に行われない。しかし、本実施形態では、中央折り畳み部9が中央エアセル11の近傍に配置されているので、中央エアセル11が膨脹して中央折り畳み部9が展開する際のカバーの移動を最小限とすることができる。よって、中央折り畳み部9が円滑に展開可能となり、且つ、身体とマッサージ機との間でカバーが移動することによる使用者の違和感を無くすことができる。
このように、折り畳み部は、出退機構の突出部近傍、より好ましくは出退機構の突出部上に配置されているのが好ましい。この場合、カバーの展開時においてカバーが移動する部分を最小限とすることができる。よって、折り畳み部が円滑に展開可能となり、また身体とマッサージ機との間でカバーが移動することによる違和感を少なくすことができる。
折り畳まれた状態において、中央折り畳み部9の第一重複部9c及び第二重複部9dは、カバー表面hの裏面側、換言すれば、第一表面部9a及び第二表面部9bの裏面側(内部)、に収容されている。つまり、中央折り畳み部9は、カバー表面hの裏面側に収容されるように折り畳まれている。よって、折り畳まれた第一重複部9c及び第二重複部9dがカバーの裏面側に収容されて目立たなくなり、美観に優れる。また、折り畳まれて弛んだ状態の第一重複部9c及び第二重複部9dが表側(外側)露出して使用者の邪魔になることがない。
なお、図2に示すように、かかる第一実施形態の下部カバー7の左右方向両端部分には、蛇腹状折り畳み部26が設けられている。この蛇腹状折り畳み部26は、主として、出退機構8の下側エアセル14及び上側エアセル15が膨脹して立上り板13及び受板22が突出する際に展開されて延びる。前述の様に、下部カバー7はフットレスト4との間では特に固着されていないので、仮に蛇腹状折り畳み部26がない場合には、受板22の突出(あるいは上側エアセル15の膨脹)に下部カバー7が追随できず、下部カバー7がフットレスト4から外れてしまったり、あるいは下部カバー7のフットレスト4に対する被覆位置がズレてしまったりする恐れがある。しかし、蛇腹状折り畳み部26の存在によりかかる下部カバー7の外れやズレが防止される。
この蛇腹状折り畳み部26は、通常の蛇腹状のカバーと異なり、折り畳まれた状態に戻りやすいようになっている。図5は蛇腹状折り畳み部26の拡大断面図であるが、同図に示すように、折り畳まれた状態において、蛇腹状折り畳み部26を構成する各カバー部材である表面部26a、第一重複部26b、第二重複部26c、第三重複部26d、第四重複部26e、第五重複部26f、第六重複部26g、及び裏側部26hは、退行時における出退機構8の支持面18と略平行に折り畳まれている。そして、これら各カバー部材26a〜26hは、折り目cの近傍kにおいて、折り畳まれた状態の各カバー部材26a〜26hを厚み方向に結合(縫合)してなる。よって、前述の中央折り畳み部9と同様、出退機構8の退行時において折り畳まれた状態に戻りやすくなり、美観が向上する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る下部カバー7が退行時の出退機構8を覆っている状態を示す断面図である。この第二実施形態では、出退機構8の支持面18上を当該支持面18と略平行に折り畳まれて形成されている折り畳み部として、中央折り畳み部9の他、左右折り畳み部19を備えている。また、前記の第一実施形態における蛇腹状折り畳み部26は備えていない。
この第二実施形態における中央折り畳み部9の拡大断面図を図7に示す。この第二実施形態における中央折り畳み部9では、第一表面部9aと第二表面部9bとがスリットSを介して突き合わされている。そして、第一表面部9aのスリットS側端部と第一重複部9cのスリットS側端部とが縫合され第一折り目c1を形成している。また、第二表面部9bのスリットS側端部と第三重複部9eのスリットS側端部とが縫合され第四折り目c4を形成している。さらに、これら重複部9c,9eのスリットS側と反対側の端部と第二重複部9dの両端部がそれぞれ縫合され、第二折り目c2及び第三折り目c3を形成している。第一重複部9c及び第三重複部9eの左右方向幅は同一とされるとともに、第二重複部9dの左右方向幅はこれら重複部9c,9eの左右方向幅の略2倍となっている。そして、折り畳まれた状態においては、すべてのカバー部材9a〜9eがカバー表面hと略平行となっている。
左右折り畳み部19は、例えば図3(b)に示す実施形態の折り畳み構造とされている。この図6に示す実施形態の下部カバー7の斜視図も図1のようになり、上下方向にL1〜L3の3本のラインを有するが、これらのラインのうち中央折り畳み部9の左右に位置するラインL1及びラインL3は、左右折り畳み部19の第一折り目c1(図3(b)参照)からなるスリットである。
このように、折り畳んだ状態における折り畳み部の折り目からなる折り目線をカバー1上で外観される他のラインの延長線上に設けることにより、当該折り目線がラインと一体化して目立たなくなるばかりでなく、デザイン性の向上に寄与する。逆に、折り畳み部を複数設ける場合に、当該複数の折り畳み部により生ずる複数の折り目から生ずる折り目線の延長線上にカバー1上で外観される他のラインを設けても良い。かかる折り目からなる折り目線及びこれら折り目線をその一部とするラインの数や方向は特に限定されない。
本実施形態においても、前記の第一実施形態における中央折り畳み部9と同様、出退機構8の退行時において折り畳まれた状態に戻りやすいように構成されている。全てのカバー部材9a〜9eは縫合部において切断されているが、全ての折り目c1〜c4は、互いに略平行に折り畳まれた状態で重ねられた各カバー部材9a〜9eを各折り目c1〜c4の近傍kにおいて厚み方向に縫合してなる。したがって、本第二実施形態の中央折り畳み部9も、前述の第一実施形態に係る中央折り畳み部9と同様、折り畳まれた状態に戻りやすくなる。
また、折り畳まれた状態において、折り畳まれて弛む部分である第一重複部9c、第二重複部9d及び第三重複部9eは、カバー表面hの裏側即ち第一表面部9a及び第二表面部9bの裏面側に収容されるので、美観に優れ、且つ弛んだ部分が使用者の邪魔にならない。
次に、この第二実施形態を例として、出退機構8が出退動作した際の当該カバー7の展開の様子を説明する。中央エアセル11が収縮した状態(退行状態)では、図12(a)に示すように中央折り畳み部9は折り畳まれた状態となっている。これに対して、中央エアセル11が膨脹した状態(突出状態)では、図12(b)に示すように中央折り畳み部9が展開した状態となる。よって、中央エアセル11の膨脹(突出)に対応して展開可能な下部カバー7とされている。
ここで、前述のように、中央折り畳み部9の縫製は、第一折り目c1〜第四折り目c4近傍において、略平行に折り畳まれた状態で重ねられたカバー部材9a〜9eが厚み方向に縫合されてなる。よって、この縫合の拘束力により、図12(b)の展開状態において、第一重複部9cは、その左右方向両端部分(第一折り目c1及び第二折り目c2近傍)において略U字状に湾曲した状態となる。この点、第三重複部9eの左右方向両端部分(第三折り目c3及び第四折り目c4近傍)も同様に略U字状に湾曲している。これら第一重複部9cや第三重複部9eなどのカバー部材は所定値の曲げ剛性を有し、曲げられた場合には略平坦な状態に戻ろうとする力が作用とする。そして、前記湾曲した状態のように、曲げの度合い(曲率)が大きいほど略平坦に戻ろうとする力が大きくなる。そして、前記縫合による拘束力により、展開時におけるカバー部材の曲率が大きくなるので、折り畳まれた状態に戻ろうとする傾向が強くなる。したがって、図12(b)の展開状態から再び中央エアセル11が収縮した場合に、中央折り畳み部9は折り畳まれた状態に戻り易くなる。
一方、左右折り畳み部19は、左右エアセル12のうちの上側エアセル15の膨脹(突出)に対応して展開する。図13はこの左右折り畳み部19の展開の様子を示す図である。なお、図13においては、下側エアセル14、受板22、指圧子23等の記載を適宜省略している。
下側エアセル14(図示省略)が膨脹することにより立上り板13が立ち上がった状態(図13(a))では、左右折り畳み部19はほとんど展開しない。というのも、前述の通り下部カバー7の左右方向両端縁部30は立上り板13と下側エアセル14との間に挟まれており、且つフットレスト4側との固定もされていないので、下部カバー7が立上り板13の立上りに伴い引っ張られることがないからである。そして、図13(b)に示すように上側エアセル15が膨脹(突出)すると、これに対応して左右折り畳み部19が展開することになる。かかる左右折り畳み部19が設けられていない場合、下部カバー7の左右方向両端縁部30が上側エアセル15の膨脹に引きずられて移動し、下部カバー7がフットレスト4から外れたりズレたりしてしまうが、左右折り畳み部19が展開することによりそのようなことはない。
図13(b)の展開した状態において、左右折り畳み部19の第一折り目c1及び第二折り目c2の近傍においてカバー部材が湾曲した状態となるので、前述の如くこれが略平坦状に戻ろうとする力が働き、折り畳まれた状態に戻りやすくなっている。
なお、図14は、左右折り畳み部19の変形例における展開の様子を示しており、この変形例の左右折り畳み部19は図7に示す実施形態の中央折り畳み部9と同様の構成とされている。この左右折り畳み部19も、上側エアセル15の膨脹時において図14(b)のように展開し、各折り目c1〜c4においてカバー部材が湾曲した状態となるので、元に戻ろうとする力が働くので、折り畳まれた状態に戻りやすくなる。
なお、図7の本第二実施形態に係る中央折り畳み部9は、左右方向に対称な構成とされているので、左右に均等に展開しやすい。よって、図6に示すように、左右対称に突出する突出機構である2つの中央エアセル11の突出対称軸と、折り畳み部の対称軸との位置を互いに略一致させることにより、展開がより円滑となる。
図8(a),(b)は、中央折り畳み部9の変形例である。但し、これら折り畳み構造は左右折り畳み部19等あらゆる位置の折り畳み部に用いられることはもちろんである。
図8(a)の実施形態は、図3(a)の実施形態と比較して、繋ぎ目gが第一表面部9a及び第一重複部9cの裏側(下側)となっている点が異なる。つまりここでは、繋ぎ目gがカバー表面hの裏側に収容されている。このようにすると、折り畳まれた状態では繋ぎ目gが隠れるので、第一折り目c1が一本しか見えずスリットS(図3(a)参照)が生じないという利点がある。ただし、図3(a)の実施形態のように第一表面部9aと第二表面部9bとが突き合わされた状態とならず、第一折り目c1の部分が段差となる。
また、図8(b)に示す実施形態は、前記図7に示す実施形態と似た構成であり、折り目状の折り目c1〜c4を有するが、第四折り目c4が第一表面部9a及び第一重複部9cの裏側(下側)となっており、カバー表面hの裏面側に収容されている点で図7に示す実施形態と異なる。このようにすると、図7の実施形態のように第一折り目c1と第四折り目c4とが突き合わされた状態とならず、第一折り目c1の部分が段差となってしまうが、一方、折り畳まれた状態では第四折り目c4が隠れるので、外側から見える折り目は第一折り目c1の一本のみとなり、スリットS(図7参照)が生じないという利点もある。
折り畳み部においては、折り畳まれた状態において重なるカバー部材の最大重複枚数を4枚以下、更には3枚以下とすると、折り畳まれた状態における当該折り畳み部の突出が最小限となる点で好ましい。即ち、例えば図3(a)に示す中央折り畳み部9の実施形態では、前記最大枚数は3枚(つまり第一表面部9a、第一重複部9c、及び第二重複部9dの3枚)とされている。この点、図7に示す実施形態の中央折り畳み部9も同じく3枚である。これに対して、図8(a)に示す実施形態では4枚(つまり第一表面部9a、第一重複部9c、第二重複部9d及び第二表面部9bの4枚)であり、図8(b)に示す実施形態では5枚である。この最大重複枚数が多くなるほど、カバーが大きく盛り上がってしまい、身体を載せるのに邪魔となり、美観の観点からも不利となる。一方、折り畳み部を構成するためには通常3枚以上のカバー部材を重複させる必要があることから、カバーの平坦性という観点からは、前記最大重複枚数は3枚〜4枚が好ましく、更には3枚がより好ましい。
以上に述べた各実施形態におけるマッサージ機は、フットレスト4において左右両脚を支持する支持面18と、この支持面18内において脚17側への突出及び退行を行う出退機構8と、この支持面18を覆っており、前記突出に対応して展開でき且つ前記退行に対応して折り畳まれうる中央折り畳み部9を有するカバー1とを備えている。このマッサージ機では、身体を支持し且つ出退機構を有する支持面18をカバーで覆うことが可能となる。また、出退動作に対応して展開及び折り畳み可能な折り畳み部を設けることにより、カバーに伸縮性のある素材を用いる必要がなくなり、伸縮性素材を用いた場合であっても伸縮の度合いが減少する。伸縮性素材は、使用している間に伸縮の連続によって伸縮性が失われ、伸びた状態で弛んでしまう場合がある。しかし、上記構成によれば伸縮性のある素材を用いる必要がなくなり、または伸縮の度合いが減少するので、美観を維持できるマッサージ機となっている。
また、前記各実施形態において、下部カバー7のうちフットレスト4を覆う部分は、フットレスト用カバーとして機能している。このフットレスト用カバーは、左右両脚を支持する支持面18と、この支持面18内において脚17側への突出及び退行を行う出退機構と、を有するフットレスト4を覆うものである。そして、この支持面18の左右方向中央部上に配置され前記出退機構の突出及び退行に応じて拡縮しうる拡縮部として中央折り畳み部9を備えている。
フットレスト4において左右両脚のマッサージを可能とするためには、左右の脚をそれぞれ独立して施療する必要から、左右両脚の間に分離壁を設けて左右両脚のそれぞれを内側から支持するのが一般的であるが、この分離壁があると脚が載せにくくなる。よって、左右両脚の間で突出する出退機構を設けると前記分離壁を無くすことができ、脚が載せやすくなり好ましい。この場合、前記拡縮部を支持面18の左右方向中央部上に配置することにより、かかる中央部での突出に応じて拡張し、かつ退行に応じて縮小されるカバーとすることができる。このカバーは退行に応じて縮小するので、退行時において脚を載せる際に邪魔になりにくい。またこの拡縮部は、左右両脚17の載置位置を避けて、左右両脚間に位置する左右方向中央部に設けられているので、前述のように円滑に拡縮可能で且つ使用者への違和感が最小限とされている。
さらに、出退機構の退行時において、フットレスト4の両脚支持面18を略平坦とすると、両脚がより一層載せやすくなり且つ美観にも優れる。
この拡縮部の材質は問わず、例えば各種伸縮性素材を用いても良い。ただし、伸縮性素材は使用している間に伸縮の連続によって伸縮性が損なわれ、伸びた状態で弛んでしまう場合がある。よって、美観を維持するためには、皮革(合成皮革など)をはじめとする非伸縮性素材を用い且つ前述の中央折り畳み部9のような折り畳み部とするのが好ましい。そして、この折り畳み部をカバー表面hと略平行に折り畳まれうる構造とすると、フットレスト4の支持面18上でカバーの突出が最小限となり、脚が載せやすくなり且つ美観に優れたカバーとできる。この効果は、支持面18が略平坦である場合により高まることは前述の通りである。
以上に述べた中央折り畳み部9や左右折り畳み部19の折り畳み構造は、フットレスト4を覆う部分に限定されず、マッサージ機におけるあらゆる部位の折り畳み部として用いることができることはもちろんである。例えば、背もたれ部3、肘掛け部10、座部2等あらゆる部位に適用することができる。また、本発明は椅子型マッサージ機に限定されず、出退動作を伴うあらゆるマッサージ機に応用できる。また、出退動作は、マッサージ動作に限定されない。
本発明の第一実施形態に係るカバーが装着された椅子型マッサージ機の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るカバーが両脚施療機構を覆っている状態の断面図である。 (a)は、本発明の第一実施形態に係るカバーの折り畳み部の拡大断面図であり、(b)はその変形例の拡大断面図である。 (a)本発明の第一実施形態に係るカバーの折り畳み部が折り畳まれた状態を示す外観図であり、(b)は、同折り畳み部が展開した様子を示す外観図である。 蛇腹状折り畳み部の拡大断面図である 本発明の第二実施形態に係るカバーが両脚施療機構を覆っている状態を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るカバーにおける中央折り畳み部の拡大断面図である。 折り畳み部の変形例の拡大断面図である。 両脚施療機構の平面図である。 両脚施療機構の退行時での側面図である。 両脚施療機構の突出時での側面図である。 中央折り畳み部の展開の様子を示す図である。 左右折り畳み部の展開の様子を示す図である。 左右折り畳み部の変形例の展開の様子を示す図である。
符号の説明
1 カバー
4 フットレスト
7 下部カバー(フットレスト用カバー)
8 出退機構
9 中央折り畳み部(折り畳み部)
17 脚(使用者の身体)
18 支持面
19 左右折り畳み部(折り畳み部)
c1〜c3 折り目

Claims (5)

  1. 突出及び退行を伴う出退機構を有するマッサージ機を覆うカバーであって、前記突出に対応して展開でき且つ前記退行に対応して折り畳まれる折り畳み部を有するマッサージ機用カバーにおいて、
    前記マッサージ機用カバーは、当該カバーの表面部分を構成するように左右に並置された第一表面部及び第二表面部を有し、
    前記第一表面部及び第二表面部は、前記展開のために、当該第一表面部及び当該第二表面部が左右方向外方へ離反移動可能である展開可能範囲と、当該第一表面部及び当該第二表面部が左右方向外方へ離反移動しないように縫合された展開不能範囲と、を有し、
    前記折り畳み部は、折り畳み時において、前記展開可能範囲内における前記第一表面部又は前記第二表面部の裏側に位置するとともに、前記第一表面部又は前記第二表面部に対して略平行に折り畳まれる重複部を有して構成され、
    前記重複部は、前記折り畳み部の折り畳み時においては、近接した前記第一表面部及び前記第二表面部によって隠蔽され外側からほぼ見えず、
    前記第一表面部及び前記第二表面部は、前記展開不能範囲においては、当該第一表面部及び当該第二表面部間に隙間が存在しないように縫合されている
    ことを特徴とするマッサージ機用カバー。
  2. 前記折り畳み部は、複数の折り目を有するとともに、この折り目は、前記略平行に折り畳まれた状態で重ねられた前記第一表面部又は前記第二表面部と前記重複部とを当該折り目近傍において厚み方向に結合してなることを特徴とする請求項記載のマッサージ機用カバー。
  3. 左右両脚を支持する支持面と、
    この支持面内において前記両脚側への突出及び退行を行う出退機構と、
    を有するフットレストを備えたマッサージ機であって、
    前記フットレストにおける前記支持面及び前記出退機構を、請求項1又は2記載のマッサージ機用カバーで覆っていることを特徴とするマッサージ機。
  4. 前記フットレストに設けられた前記出退機構は、前記退行時には前記支持面が略平坦となるものである請求項3記載のマッサージ機。
  5. 使用者の身体を支持する支持面と、
    前記支持面内において前記身体側への突出及び退行を行う出退機構と、
    を有し、
    前記支持面及び前記出退機構を、請求項1又は2記載のマッサージ機用カバーで覆っていることを特徴とするマッサージ機。
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