JP4262870B2 - 取り付け金具群及び可撓性膜起伏ゲート - Google Patents

取り付け金具群及び可撓性膜起伏ゲート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取り付け金具群及び可撓性膜起伏ゲートに関し、さらに詳しくは、流体の供給により起立して被取付構造物を閉塞し流体の排出により退避して被取付構造物を開放する可撓性膜起伏ゲートをこの被取付構造物に取り付けるために用いられる取り付け金具群と、この取り付け金具群を用いて被取付構造物に取り付けられた可撓性膜起伏ゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】
内部を液体や気体が流動する管路には、その内面に可撓性膜(例えばゴム膜)によって構成された可撓性膜起伏ゲートが取り付けられることがある。可撓性膜起伏ゲートは、流体(一般的には空気)が供給されることにより可撓性膜が管路内に起立して管路を閉塞し、管路内の液体や気体の流動を遮る。そして、流体が排出されると、可撓性膜が管路の内面に向かって倒伏して退避し、管路内は液体や気体が流動可能となる。
【0003】
図7には、この可撓性膜起伏ゲートを管路に取り付けるための取り付け金具群110が示されている。一般に可撓性膜118(図8参照)は、管路の長手方向に沿った略長方形状に形成されているため、取り付け金具群110は、可撓性膜118を挟持する複数の取り付け金具112、114、116が、全体として略長方形の枠状となるように連結され、可撓性膜118の外縁近傍に配置される。
【0004】
可撓性膜118が起立した状態では、管路長手方向に作用する張力が、これと直交する方向に作用する張力よりも大きい。従って、取り付け金具群110を構成する複数の取り付け金具のうち、管路長手方向に配置される取り付け金具112として、直交方向に配置される取り付け金具114の挟持力よりも大きな挟持力を有するものが必要とされる。このため、取り付け金具112の幅を、取り付け金具114の幅よりも広くしている。
【0005】
ところで、図8に示すように、取り付け金具112には、可撓性膜118を挟持した状態で屈曲させる1以上の凸部120が設けられており、取り付け金具112と可撓性膜118との摩擦力が増大するようになっている。同様の凸部120は、取り付け金具114にも設けられている。
【0006】
このように可撓性膜118の挟持は、主に可撓性膜118を屈曲させる凸部120によって行われるため、可撓性膜118の全周にわたって凸部120が連続している必要がある。このため、図7にも示すように、幅狭の取り付け金具114と幅広の取り付け金具112との接続部分には、順次幅が変化する(従って凸部120の幅も変化する)特殊な形状の取り付け金具116を使用する必要が生じてしまっている。
【0007】
しかも、このような問題点は、管路に可撓性膜起伏ゲートを取り付ける場合だけでなく、広く被取付構造物に可撓性膜を取り付ける場合であって、可撓性膜の部位によって異なる挟持力で挟持する場合に生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、特殊な金具を使用することなく、可撓性膜の全周にわたって凸部が連続し、且つ可撓性膜の部位によって異なる挟持力とすることが可能な取り付け金具群と、この取り付け金具群によって被取付構造物に取り付けられた可撓性膜起伏ゲートを得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、流体の供給により起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜起伏ゲートを被取付構造物に取り付けるために用いられ、可撓性膜の一方の面に接触すると共に被取付構造物に固着される複数の第1金具と、可撓性膜の他方の面に接触し挟持手段によって前記第1金具との間で可撓性膜を挟持する複数の第2金具とで構成される取り付け金具群であって、前記第1金具の一部及び前記第2金具の一部によって構成され、第1金具又は第2金具の少なくとも一方に前記可撓性膜を挟持した状態で屈曲させる1以上の凸部が形成された第1取り付け金具群と、前記第1金具の及び前記第2金具のうち前記第1取り付け金具群を構成していないものによって構成され、第1金具又は第2金具の少なくとも一方に前記可撓性膜を挟持した状態で屈曲させる1以上の凸部が前記第1取り付け金具群の凸部と同形状で且つ異なる数で形成された第2取り付け金具群と、
を有することを特徴とする。
【0010】
すなわち、第1金具の一部と第2金具の一部とで第1取り付け金具群が構成される。また、第1金具及び第2金具のうち、第1取り付け金具群を構成していないもので第2取り付け金具群が構成される。そして、これらの第1取り付け金具群及び第2取り付け金具群によって可撓性膜起伏ゲートが被取付構造物(例えば管路や河川堰)に取り付けられるので、可撓性膜への流体の供給又は排出によって、可撓性膜を起立又は倒伏させ、管路や河川を閉塞したり、開放したりできる。
【0011】
第1取り付け金具群及び第2取り付け金具群には、それぞれ可撓性膜を挟持した状態で屈曲させる凸部が形成されている。この凸部により、可撓性膜と第1金具又は第2金具との摩擦力が増大する。
【0012】
また、凸部は、第1取り付け金具群と第2取り付け金具群とで同形状で且つ異なる数とされている。従って、第1取り付け金具群と第2取り付け金具群との幅が異なっていても、これらの接続部分では、凸部の数が変化することで、第1取り付け金具群と第2取り付け金具群とを特殊な金具などを使用することなく直接的に連続させることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記第1取り付け金具群の凸部と前記第2取り付け金具群の凸部とが連続するように前記第1取り付け金具群及び前記第2取り付け金具群が配置されていることを特徴とする。
【0014】
このように、第1取り付け金具群の凸部と第2取り付け金具群の凸部とを連続させることで、第1取り付け金具群と第2取り付け金具群との接続部分で可撓性膜を確実に挟持できる。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1金具又は前記第2金具の前記凸部と対向する部分に、凸部との間で前記可撓性膜を局所的に挟持する突起、が設けられていることを特徴とする。
【0016】
突起によって可撓性膜に局所的な挟持力を作用させるので、可撓性膜をより強く挟持できる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記凸部の端部の角部がアール面取りされ、このアール面取りの曲率半径が、前記可撓性膜の外縁に向かうにしたがって小さくされていることを特徴とする。
【0018】
第1金具と第2金具とで可撓性膜を挟持するクランプ力は、可撓性膜に作用する張力と、第1金具及び第2金具との摩擦力との釣合いによって決定されるが、可撓性膜が起立した状態では、可撓性膜の張力の一部が第1金具と第2金具とを離間させる方向に働くことがある。また、可撓性膜のモジュラスが低い場合には、可撓性膜が引き伸ばされて薄くなることがある。これらの理由により、可撓性膜の第1金具と第2金具とで挟持されている部分は、張力が作用したときに外縁側よりも、張力が作用する側(可撓性膜の中心側)の端部付近の方が移動し易くなる。
【0019】
また、第1金具又は第2金具と可撓性膜との摩擦力を増大させるには、凸部の角部は鋭利なほど良いが、可撓性膜の移動量が大きいと、鋭利な部分を起点にして可撓性膜が破断する問題がある。
【0020】
本発明では、外周縁側に向かうにつれて凸部の角部のアール面取り寸法(曲率半径)が小さく設定されているので、大きな張力が作用したときにも、第1金具と第2金具とで挟持された可撓性膜は、張力作用側で若干移動はしても、反対側(外縁側)では移動を完全に阻止することが可能となる。しかも、凸部の角部のアール面取り寸法が、張力作用時に移動し難い可撓性膜外縁側に向かうにつれて小さく設定されているので、可撓性膜を破断させることが無い。
【0021】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記凸部が前記第1金具及び前記第2金具に交互に形成され、凸部とこの凸部が対向する第1金具又は第2金具の対向面との距離αよりも、隣接する凸部との距離βが長くされていることを特徴とする。
【0022】
すなわち、距離αよりも距離βが短い場合には、実質的に可撓性膜を締付手段によって締め付けることができず、距離αと距離βとが等しい場合であっても、挟持部分での面厚が分散するため、必要十分な挟持力を得ることが難しい。これに対し、距離αよりも距離βを長くすることで、凸部とこの凸部の対向面との間に局所的な挟持力を作用させて、可撓性膜を強く挟持することができる。
【0023】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記第2金具の、前記可撓性膜に対向すると共に可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第1アール部とされていることを特徴とする。
【0024】
可撓性膜が起立したときに、可撓性膜の内側部分(外縁と反対側の部分)のうち第2金具の近傍部分は斜め方向に引っ張られるため、第2金具に接触する。本発明では、第2金具の、可撓性膜に対向すると共に可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第1アール部とされており、鋭利な部分が存在しないので、撓性膜が接触しても局所的な応力が作用せず、可撓性膜の損傷や破断が防止される。
【0025】
請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第2金具の、前記可撓性膜に対向する部分の反対側で且つ可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第2アール部とされていることを特徴とする。
【0026】
可撓性膜が起立し、さらに可撓性膜に外力が作用したときに、可撓性膜は、第2金具に対して、この第2金具の可撓性膜と対向している部分の反対側まで回り込んでしまうことがある。本発明では、第2金具の、可撓性膜に対向する部分の反対側で且つ可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第2アール部とされており、鋭利な部分が存在しないので、撓性膜が接触しても局所的な応力が作用せず、可撓性膜の損傷や破断が防止される。
【0027】
請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7に記載の発明において、前記固定手段がボルトとされ、このボルトの頭部に表面が湾曲したキャップが被せられていることを特徴とする。
【0028】
可撓性膜が起立し、ボルトの頭部に接触した場合でも、本発明ではボルトの頭部に表面が湾曲したキャップが被せられており、鋭利な部分が存在しないので、可撓性膜の損傷や破断が防止される。
【0029】
請求項9に記載の発明では、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の取り付け金具群と、前記取り付け金具群によって被取付構造物に取り付けられた可撓性膜と、を有することを特徴とする。
【0030】
このように、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の取り付け金具群を使用して可撓性膜を被取付構造物に取り付けているので、第1取り付け金具群と第2取り付け金具群とを特殊な金具などを使用することなく直接的に連続させることができる。また、凸部により、可撓性膜と第1金具又は第2金具との摩擦力が増大する。
【0031】
可撓性膜が被取付構造物に取り付けられた状態では、可撓性膜起伏ゲートが構成されるので、流体の供給又は排出によって、被取付構造物(例えば管路や河川堰)を閉塞したり、開放したりできる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の一実施形態の取り付け金具群10によって管路18に取り付けられた可撓性膜起伏ゲート16が示されている。可撓性膜起伏ゲート16は、2枚の可撓性膜20、22(例えばゴム膜、図5及び図6参照)を重ね合わせ、管路18の内面に添って(管路18の底壁18Lから側壁18Sの一部にかけて)配置することにより構成されている。そして、これらの可撓性膜20、22のが取り付け金具群10によって密着挟持され、可撓性膜20、22の間に空気室が構成されている。通常状態では、図1に実線で示すように、可撓性膜起伏ゲート16は管路18の内面に沿った形状であり、管路18内を閉塞することはないが、図示しない給排気装置によって可撓性膜起伏ゲート16(可撓性膜20と可撓性膜22の間の空気室)に空気を供給すると、可撓性膜起伏ゲート16(可撓性膜22)は二点鎖線で示すように管路18内に起立して、管路18を閉塞する。これにより、管路18内の流体の流動を阻止することができる。また、給排気装置によって可撓性膜起伏ゲート16から空気を排出させると、可撓性膜起伏ゲート16は実線で示す位置へと倒伏し、管路18内を流体が流動可能となる。なお、可撓性膜20は管路18側へ空気が漏れないように(及び内部に水が進入しないように)するために設けられているが、気密性、水密性が得られれば無くても良い。
【0033】
図2には、取り付け金具群10の全体像が示されている。また、図3及び図4には、取り付け金具群10を構成する第1取り付け金具群12及び第2取り付け金具群14がそれぞれ示されている。さらに、図5及び図6には、第1取り付け金具群12及び第2取り付け金具群14が、管路18への取り付け状態で断面図にて示されている。
【0034】
図1及び図2から分かるように、可撓性膜20、22は、管路18の長手方向が長辺となるように略長方形状に形成されており、管路18内に起立した状態で、十分な高さを確保して上壁18Uに密着し、管路18内を確実に閉塞できるようになっている。そして、このように可撓性膜20、22を略長方形状に形成したことで、可撓性膜起伏ゲート16の起立時に可撓性膜22の長手方向に作用する張力が、これと直交する方向の張力よりも大きくなる。このため、取り付け金具群10を構成する第1取り付け金具群12及び第2取り付け金具群14のうち、長手方向の張力が作用する第1取り付け金具群12を、これと直交する方向の張力が作用する第2取り付け金具群14よりも幅広に形成している。
【0035】
図3及び図4に示すように、第1取り付け金具群12及び第2取り付け金具群14は、それぞれ、管路18に接触配置される下押さえ金具24、26と、この下押さえ金具24、26との間で可撓性膜20を挟持する上押さえ金具28、30とで構成されている。下押さえ金具24、26と上押さえ金具28、30にはアンカーボルト32が挿通されており、ナット34をアンカーボルト32に螺合させて締めつけることによって、可撓性膜20、22が下押さえ金具24、26と上押さえ金具28、30との間に挟持された状態で管路18に据付固定されている。また、ナット34の螺合によって下押さえ金具24、26と上押さえ金具28、30とは互いに接近する方向へ移動し、可撓性膜20、22を挟持できるようになっている。アンカーボルト32の頭部及びナット34には、これらを覆うキャップ36が装着されている。
【0036】
下押さえ金具24、26と上押さえ金具28、30とのそれぞれの対向面には、金具長手方向(図3及び図4の紙面裏表方向)に沿って延びる複数の凸部38、40が、幅方向(矢印E方向)に沿って所定間隔をあけて、交互に形成されている。凸部38、40の対応する部分には、対応する凹部42、44が形成されている。このような凸部38、40及び凹部42、44を形成したことで、可撓性膜20、22は下押さえ金具24、26と上押さえ金具28とで挟持された状態でジグザグ状に屈曲される。これにより、凸部38、40が接触する位置では可撓性膜20は局所的な挟持力により挟持されるため、このような凸部38、40及び凹部42、44が形成されていないものと比較して、大きな挟持力を得ることができる。
【0037】
ここで、図3と図4とを比較すればわかるように、第1取り付け金具群12を構成する下押さえ金具24及び上押さえ金具28の凸部38、40は、第2取り付け金具群14を構成する下押さえ金具26及び上押さえ金具30の凸部38、40よりも多く形成されている(本実施形態では一例として、第1取り付け金具群12の凸部38、40は合計で7つとし、第2取り付け金具群14の凸部38、40は合計で5つとしている)。このように、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14とで凸部38、40の数を買えることで、それぞれの凸部38、40の間隔は略一定に維持したまま、第1取り付け金具群12の幅を第2取り付け金具群14よりも幅広とし、より大きな挟持力を得ることが可能になっている。
【0038】
また、下押さえ金具24、26の凸部38の角部はアール面取りがなされており、その曲率半径は、可撓性膜20、22の外周縁側(矢印E方向側)へ向かうに従って、順に小さくなっている。同様に、上押さえ金具28、30の凸部40の角部もアール面取りがなされており、その曲率半径は、可撓性膜20、22の外周縁側(矢印E方向側)へ向かうに従って、順に小さくなっている。
【0039】
図3〜図6に示すように、凹部42、44のそれぞれには、対抗する凸部38、40の角部に対応する位置に、突起46が形成されている。この突起46により、凸部38、40と対応する凹部42との間で可撓性膜20、22を挟持するとき、局所的な挟持力を可撓性膜20、22に作用させ、大きな挟持力で可撓性膜20、22を挟持できるようになっている。なお、突起46は、凸部42、44の長手方向に沿って連続的に形成されていてもよいし、所定間隔をあけて断続的に形成されていてもよい。
【0040】
また、図2からわかるように、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14とは、接続部分10Jにおいてそれぞれの幅方向内側(可撓性膜20,22の中心に近い側)を一致させて接続されている。従って、第1取り付け金具群12の凸部38、40と第2取り付け金具群14の凸部38、40とで、対応するものどうし(特に、可撓性膜20、22内の内圧に対するシール性を発揮する部分)は、略同一形状とされている(例えば、図3及び図4からわかるように、第1取り付け金具群12の凸部38Aと第2取り付け金具群14の凸部40A、第1取り付け金具群12の凸部38Bと第2取り付け金具群14の凸部40B、及び凸部38Bに対応して形成された突起46、はそれぞれ略同一形状の端面とされている)。これにより、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14との接続部分10Jにおいて、対応する凸部38、40どうしを連続させたときに、可撓性膜20、22が過度に折れ曲ったり、挟持されなくなったりすることなく、所望の挟持力で挟持される。また、可撓性膜20、22が滑らかに連続するので、可撓性膜20、22の内圧に対するシール性を高く維持した状態で可撓性膜20、22を保持できる。
【0041】
また、図5及び図6に示すように、可撓性膜20、22を挟持した状態での、凸部38、40と、対応する凹部42、44との距離α(挟持力が発揮される方向の長さ)よりも、隣接する凸部38(または凸部40)との距離βが大きくなるように、凸部38、40の形状が決められている。これにより、可撓性膜20、22を挟持するとき、局所的な挟持力を可撓性膜20、22に作用させ、大きな挟持力で可撓性膜20、22を挟持できるようになっている。
【0042】
上押さえ金具28、30には、可撓性膜22の内側(矢印Eと反対方向側)で、且つ可撓性膜22に対向する部分に、一定値以上の曲率半径R1で湾曲する第1アール部48が形成されている。また、上押さえ金具28、30には、可撓性膜22の内側(矢印Eと反対方向側)で、且つ可撓性膜22に対向する部分の反対側の部分も、一定値以上の曲率半径R2で湾曲する第2アール部50とされている。第1アール部48及び第2アール部50は、上押さえ金具28と上押さえ金具30とで同一形状とされている。
【0043】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0044】
可撓性膜20、22の間の空気室に、図示しない給排気装置から空気を供給すると、図1に二点鎖線で示すように可撓性膜22が膨出し、可撓性膜起伏ゲート16が起立する。これにより、管路18内を閉塞し、流体の流動を阻止することができる。
【0045】
可撓性膜起伏ゲート16が起立すると、可撓性膜22に張力が作用する。この張力は、可撓性膜22の長手方向に沿った方向が、これと直交する方向よりも大きい。本実施形態の取り付け金具群10では、図2からわかるように、可撓性膜22の長手方向に位置する第1取り付け金具群12を、これと直交する方向に位置する第2取り付け金具群14よりも幅広に形成している。そして、可撓性膜20、22により大きな摩擦力を作用させる凸部38、40を、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14とで、形状を同じくして、その数を変えることで、第1取り付け金具群12を第2取り付け金具群14よりも幅広とし、より大きな挟持力が得られるようにしている。これにより、従来であれば、幅広の取り付け金具群と幅狭の取り杖金具群との間に、順次幅が変化する特殊な金具が必要であったが、本実施形態ではそのような特殊な金具が不要になり、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14とを直接的に接続できるので、取付コストを低くすることが可能になる。
【0046】
しかも、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14との接続部分10Jにおいて、対応する凸部38、40どうしが連続しているので、可撓性膜20、22に過度な挟持力が作用したり、逆に挟持力が弱くなったりすることなく、所望の挟持力で可撓性膜20、22を挟持できる。
【0047】
また、本実施形態の取り付け金具群10では、凸部38、40の角部と対向する相手側金具に、突起46を形成している。この突起46により、可撓性膜20、22を挟持するとき、局所的な挟持力を可撓性膜20、22に作用させ、大きな挟持力で可撓性膜20、22を挟持できる。
【0048】
加えて、本実施形態の取り付け金具群10では、可撓性膜20、22を挟持した状態での、凸部38、40と、対応する凹部42、44との距離αよりも、隣接する凸部38(または凸部40)との距離βが大きい。これによっても、可撓性膜20、22を挟持するとき、局所的な挟持力を可撓性膜20、22に作用させ、大きな挟持力で可撓性膜20、22を挟持できる。
【0049】
また、本実施形態の取り付け金具群10では、下押さえ金具24、26の凸部38及び上押さえ金具28、30の凸部40角部は、曲率半径が可撓性膜20、22の外周縁側(矢印E方向側)へ向かうに従って、次第に小さくなっている。従って、可撓性膜22に張力が作用したときに、下押さえ金具24、26と上押さえ金具28、30とで挟持された可撓性膜20、22は張力作用側(矢印Eとは反対側)で若干移動はしても、外周縁側(矢印E方向側)では移動が完全に阻止される。しかも、凸部38、40の角部のアール面取り寸法が、張力作用時に移動し難い可撓性膜20、22の外周縁側に向かうにつれて小さく設定されているので、可撓性膜3A,3Bの破断を防止できる。加えて、凸部38、40の角部のアール面取り寸法が可撓性膜20、22の外周縁側に向かうにつれて小さく設定されているので、図5及び図6のアンカーボルト10を中心とした反時計周り方向のモーメントが張力作用時に上押さえ金具28に作用して上押さえ金具28の張力作用側(図5及び図6の右側)が開くことが抑えられる。なお、凸部38、40の角部の曲率半径を可撓性膜20、22の外周縁側(矢印E方向側)へ向かうに従って次第に小さくすることによる作用及び効果は、第1取り付け金具群12または第2取り付け金具群14それぞれ単独でも奏する作用及び効果である。
【0050】
また、本実施形態の取り付け金具群10では、上押さえ金具28に、第1アール部48及び第2アール部50が形成されている。可撓性膜22は膨出時にその上押さえ金具28の近傍部分が斜め方向に引っ張られ、上押さえ金具28の第1アール部48に接触する。さらに、この状態で管路18内の流体の流動によって圧力が作用すると、図5に二点鎖線で示すように、可撓性膜22はさらに変形して第2アール部50に接触することがある。第1アール部48及び第2アール部50はそれぞれ一定値以上の曲率半径で湾曲されており、鋭利な部分が存在しないので、可撓性膜22に局所応力が作用せず、可撓性膜22の破断や損傷が防止される。
【0051】
第1アール部48及び第2アール部50は、上押さえ金具28と上押さえ金具30とで同一形状とされており、第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14との接続部分10J(図2参照)において、段差が存在しないようになっている。従って、接続部分10Jの近傍において可撓性膜22が上押さえ金具28又は上押さえ金具30に接触しても、損傷を受けることはない。
【0052】
なお、このように第1取り付け金具群12と第2取り付け金具群14との接続部分10Jにおいて段差が存在しないようにするためには、必ずしも第1アール部48及び第2アール部50を、上押さえ金具28と上押さえ金具30とで厳密に同一形状とする必要はない。すなわち、例えば接続部分10Jを構成する上押さえ金具28又は上押さえ金具30のいずれか一方の第1アール部48及び第2アール部50に、他方の第1アール部48及び第2アール部50に向かって漸近するテーパー部を設ける構成でもよい。
【0053】
さらに、本実施形態の取り付け金具群10では、アンカーボルト32の頭部にキャップ36を装着している。従って、可撓性膜22が膨出してアンカーボルト32に接近しても、アンカーボルト32に直接接触することなく、キャップ36に接触する。キャップ36は略半球状に形成されており、その表面に鋭利な部分が存在していないので、可撓性膜22に局所応力が作用せず、可撓性膜22の破断や損傷が防止される。なお、このように可撓性膜22の破断や損傷を防止するためには、キャップ36には鋭利な部分が存在しなければ、その形状は特に限定されない。また、材質も特に限定されないが、例えばゴムなどの弾性材料で構成すると、より確実に可撓性膜22の破断や損傷を防止でき、好ましい。
【0054】
なお、上記説明では、本発明の可撓性膜起伏ゲート16の例として、管路18に取り付けられるものを揚げたが、本発明の可撓性膜起伏ゲート16はこれに限定されるものではない。たとえば、河川の河床及び堤防に連続して配置され、河川の水流を塞き止め可能なもの(可撓性膜堰など)であってもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明の取り付け金具群は上記構成としたので、従来の特殊な金具を必要とすることなく、可撓性膜の全周にわたって凸部が連続し、且つ可撓性膜の部位によって異なる挟持力とすることが可能となる。
【0056】
また、本発明の可撓性膜起伏ゲートは上記構成としたので、可撓性膜の全周にわたって凸部が連続し、且つ可撓性膜の部位によって異なる挟持力とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の可撓性膜起伏ゲートと、この可撓性膜起伏ゲートが取りつけられた管路とを、管路を一部破断して示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の取り付け金具群を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態の第1取り付け金具群を上押さえ金具と下押さえ金具とに分解して示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態の第2取り付け金具群を上押さえ金具と下押さえ金具とに分解して示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態の第1取り付け金具群が可撓性膜を挟持した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の第2取り付け金具群が可撓性膜を挟持した状態を示す断面図である。
【図7】従来の取り付け金具群を示す平面図である。
【図8】従来の取り付け金具群を構成する取り付け金具が可撓性膜を挟持した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 取り付け金具群
12 第1取り付け金具群
14 第2取り付け金具群
16 可撓性膜起伏ゲート
24 上押さえ金具(第1金具)
26 上押さえ金具(第1金具)
28 下押さえ金具(第2金具)
30 下押さえ金具(第2金具)
36 キャップ
38 凸部
40 凸部
46 突起
48 第1アール部
50 第2アール部

Claims (11)

  1. 流体の供給により起立し流体の排出により倒伏する可撓性膜起伏ゲートを被取付構造物に取り付けるために用いられ、可撓性膜の一方の面に接触すると共に被取付構造物に固着される複数の第1金具と、可撓性膜の他方の面に接触し挟持手段によって前記第1金具との間で可撓性膜を挟持する複数の第2金具とで構成される取り付け金具群であって、
    前記第1金具の一部及び前記第2金具の一部によって構成され、第1金具又は第2金具の少なくとも一方に前記可撓性膜を挟持した状態で屈曲させる1以上の凸部が形成された第1取り付け金具群と、
    前記第1金具の及び前記第2金具のうち前記第1取り付け金具群を構成していないものによって構成され、第1金具又は第2金具の少なくとも一方に前記可撓性膜を挟持した状態で屈曲させる1以上の凸部が前記第1取り付け金具群の凸部と同形状で且つ異なる数で形成された第2取り付け金具群と、
    を有することを特徴とする取り付け金具群。
  2. 前記第1取り付け金具群の凸部と前記第2取り付け金具群の凸部とが連続するように前記第1取り付け金具群及び前記第2取り付け金具群が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の取り付け金具群。
  3. 前記第1金具又は前記第2金具の前記凸部と対向する部分に、凸部との間で前記可撓性膜を局所的に挟持する突起、が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取り付け金具群。
  4. 前記凸部の端部の角部がアール面取りされ、このアール面取りの曲率半径が、前記可撓性膜の外縁に向かうにしたがって小さくされていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の取り付け金具群。
  5. 前記凸部が前記第1金具及び前記第2金具に交互に形成され、凸部とこの凸部が対向する第1金具又は第2金具の対向面との距離αよりも、隣接する凸部との距離βが長くされていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の取り付け金具群。
  6. 前記第2金具の、前記可撓性膜に対向すると共に可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第1アール部とされていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の取り付け金具群。
  7. 前記第2金具の、前記可撓性膜に対向する部分の反対側で且つ可撓性膜の内側に位置する部分が、一定値以上の曲率半径で湾曲する第2アール部とされていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の取り付け金具群。
  8. 前記第2金具の、前記可撓性膜をシールすると共に可撓性膜の内側に位置する部分が、前記第1取り付け金具群と前記第2取り付け金具群とで同一形状とされていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の取り付け金具群。
  9. 前記第2金具に設けられ、前記第1取り付け金具群と前記第2取り付け金具群との接続部分において少なくとも前記可撓性膜の内側に位置する部分を連続させるテーパー部、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の取り付け金具群。
  10. 前記固定手段がボルトとされ、このボルトの頭部に表面が湾曲したキャップが被せられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の取り付け金具群。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の取り付け金具群と、
    前記取り付け金具群によって被取付構造物に取り付けられた可撓性膜と、
    を有することを特徴とする可撓性膜起伏ゲート。
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