JPH0611045Y2 - フィルタエレメント - Google Patents

フィルタエレメント

Info

Publication number
JPH0611045Y2
JPH0611045Y2 JP2749488U JP2749488U JPH0611045Y2 JP H0611045 Y2 JPH0611045 Y2 JP H0611045Y2 JP 2749488 U JP2749488 U JP 2749488U JP 2749488 U JP2749488 U JP 2749488U JP H0611045 Y2 JPH0611045 Y2 JP H0611045Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter medium
filter element
dimples
concavo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2749488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01132205U (ja
Inventor
登 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Roki Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Roki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Roki Co Ltd filed Critical Tokyo Roki Co Ltd
Priority to JP2749488U priority Critical patent/JPH0611045Y2/ja
Publication of JPH01132205U publication Critical patent/JPH01132205U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0611045Y2 publication Critical patent/JPH0611045Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、フィルタエレメントに関し、更に詳細には、
長尺濾材を折り曲げ、第1部分と第2部分とからなるV
字状構造となし、これらの第1部分と第2部分のうち、
少なくとも一方の部分を凹凸部となし、該濾材を渦巻状
に巻き上げて構成したフィルタエレメントに関するもの
である。
《従来の技術》 上記した種類のフィルタエレメントとしては、例えば、
特開昭56−144713号公報に開示されているもの
が知られている。この公開特許公報に開示されたもの
は、濾材をV字状に折り曲げ、対をなす一方を平板部
に、他方の部分を所定のピッチで上記平板部方向に突出
する突起部を形成した凹凸部となし、該濾材を渦巻状に
巻き上げて構成したものである。このフィルタエレメン
トにおいては、上記凹凸部の突起部として、凹凸部の自
由辺から折曲辺に延びる峰状のものを用いている。この
フィルタエレメントは、まず、濾材の凹凸部を、その峰
状の突起の頂部に接着剤を塗布して、その部分における
平板部に接着して、V字状の濾材を構成し、この後、こ
れを巻き上げると同時に、隣合った巻き辺同士を接着す
ることによって、形成されている。
《考案が解決しようとする課題》 従って、従来のフィルタエレメントにおいては、最低で
も2回の接着工程が必要であり、このためその製造に時
間がかかるという問題があった。そこで、本考案は、容
易に、かつ効率よく製造することのできる構造を有する
フィルタエレメントを提供することを目的とするもので
ある。
《課題を解決するための手段》 本考案は、長尺濾材を折り曲げ、第1部分と第2部分と
からなるV字状構造となし、これらの第1部分と第2部
分のうち、少なくとも一方の部分を凹凸部となし、該濾
材を渦巻状に巻き上げて構成したフィルタエレメントで
あって、前記凹凸部を、濾材の長手方向および幅方向に
連続した小単位のディンプルを形成することによって形
成するとともに、前記凹凸部へのディンプルの形成を該
凹凸部の自由辺部分を接着代として残した状態で行い、
この接着代の部分において、その濾材の一方の部分を、
次に巻かれる濾材の平板部に接着することによって構成
されることを特徴とするものである。
《実施例》 以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ましい実施例
によるフィルタエレメントを説明する。
第1図は、本考案の実施例によるフィルタエレメントを
組み込んだ液体フィルタの垂直方向断面図であり、この
図において、符号1は液体フィルタを示す。この液体フ
ィルタ1は、金属容器1aおよびフィルタエレメント2
を備え、フィルタエレメント2と金属容器1aとは接着
剤2aによってシールされている。
容器1aの上記開口には、上蓋3が巻き締めにより一体
的に結合され、この上蓋3には、液体導入(図示せ
ず)、例えば自動車の燃料管と隣接する入口ユニオン4
がねじ止めされている。容器1aの下部には、液体流出
管(図示せず)と接続する出口ユニオン5がねじ止めさ
れている。
上記フィルタエレメント2は、第2図に示したような濾
材10から構成されている。この濾材10は、ほぼその
長手方向の中心線を中心として、二つ折りにされて第1
部分11と第2部分12とからなるV字状に形成される
ものであり(第3図参照)、この第1部分11と第2部
分12の何れか一方、もしくは双方がレリーフ加工され
て、その表面に濾材の長手方向および幅方向に連続した
小単位のディンプル13(第4図参照)が形成されてい
る。すなわち、第1部分11と第2部分12の少なくと
も一方が、凹凸部とされている。上記ディンプル13の
形成は、部分11,12の上辺部分を接着代14として
残した状態で行なわれる。フィルタエレメント2の形成
は、上記V字形状に構成された濾材10を第5図に示す
ように巻き、この巻き作業の間に、上記接着代14にお
いて、既巻回の濾材の一方の部分を、次に巻かれる濾材
の自由辺部分に接着することによって行われる。この接
着部を第6図に符号aで示した。なお、第2図から第6
図の実施例においては、第1部分11のみにディンプル
13を形成したものを示した。このように、第1部分1
1のみにディンプル13を形成する場合には、このディ
ンプル13は、その巻回中の濾材10の第2部分12と
は反対側に突出させるか、あるいは凹凸状に形成し、こ
の第1部分11を次に巻く濾材10の第2部分12に接
着した状態で、その第1部分11と第2部分12とが密
着しないようにしておき、濾過性能を妨げないようにす
る。このように構成された濾材では、これを巻回すると
ディンプル13が平らな部分12に接触するので、濾紙
同士が密着したとしても、流体が通過できる隙間が形式
され、流体はこの隙間を通って第1図および第6図に矢
印で示すように濾材を通って流れる。
上記ディンプル13が部分11,12の双方に形成され
る場合には、上記接着代14も、上記2つの自由辺部分
の双方に必ず形成するものとする。従って、上記部分1
1,12のいずれにもディンプル13が形成された場合
には、それらの上方部分に接着代14が設けられ、これ
らの接着代14同士を接着してフィルタエレメント2を
形成するものとする。また、この場合には、接着される
2つの部分に形成されるディンプルは、上記した濾過性
能の目的から互いに突出部分が対向するようにして形成
する。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案のフィルタエレメントにお
いては、濾材へのディンプルの形成を、自由辺部分を接
着代として残した状態で行い、この接着代の部分におい
て、その濾材の一方の部分を、次に巻かれる濾材の他方
の部分に接着して、フィルタエレメントを構成するよう
にしたので、1度の接着でフィルタエレメントを製造す
ることができ、能率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例によるフィルタエレメントを
組み込んだ液体フィルタの垂直方向断面図、第2図は、
本考案の実施例によるフィルタエレメントに使用される
濾材の一部を示す斜視図、第3図は、上記濾材をフィル
タエレメントに形成するために、折り畳んだ状態を示す
図、第4図は、第2図の線A−Aに沿う断面図、第5図
は、上記濾材を巻いた状態で示す斜視図、第6図は、上
記濾材を巻き、接着した状態で示した斜視図である。 1……液体フィルタ、2……フィルタエレメント 10……濾材、11……第1部分 12……第2部分、13……ディンプル 14……接着代、a……接着部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺濾材を折り曲げ、第1部分と第2部分
    とからなるV字状構造となし、これらの第1部分と第2
    部分のうち、少なくとも一方の部分を凹凸部となし、該
    濾材を渦巻状に巻き上げて構成したフィルタエレメント
    であって、前記凹凸部を、濾材の長手方向および幅方向
    に連続した小単位のディンプルを形成することによって
    形成するとともに、前記凹凸部へのディンプルの形成を
    該凹凸部の自由辺部分を接着代として残した状態で行
    い、この接着代の部分において、その濾材の一方の部分
    を、次に巻かれる濾材の平板部に接着することによって
    構成されることを特徴とするフィルタエレメント。
JP2749488U 1988-03-03 1988-03-03 フィルタエレメント Expired - Lifetime JPH0611045Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2749488U JPH0611045Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 フィルタエレメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2749488U JPH0611045Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 フィルタエレメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01132205U JPH01132205U (ja) 1989-09-07
JPH0611045Y2 true JPH0611045Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31250036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2749488U Expired - Lifetime JPH0611045Y2 (ja) 1988-03-03 1988-03-03 フィルタエレメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611045Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047783A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 株式会社 東芝 洗浄機器用の濾過装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01132205U (ja) 1989-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2786846B2 (ja) 一方向にのみ可撓性を有する折りたたみ型フィルタパック
JP6568174B2 (ja) 溝付きフィルタ装置における圧縮を排除するための方法および装置
JP3790803B2 (ja) プリーツ付きフィルタ組立体
US4728426A (en) Filter pack
US4075106A (en) Filtering device
EP0206182B1 (en) Fluid filter with pleated filter medium
JP2006205133A (ja) フィルタエレメント
JP3033109B2 (ja) ▲ろ▼過エレメントおよびその製造方法
JPS5938005B2 (ja) 変速機用流体フイルタ
JP2004353783A (ja) 自動変速機用オイルフィルタ
JPH0611045Y2 (ja) フィルタエレメント
JPH0622407Y2 (ja) ロールハニカム形の濾過エレメント
JPS5982516U (ja) 薬液用フイルタの濾過エレメント
JPH039769Y2 (ja)
JPH0622403Y2 (ja) ▲ろ▼過エレメント
JPH0728891Y2 (ja) 濾過エレメント
JPH0510900Y2 (ja)
JP2747813B2 (ja) エアクリーナ
JPS6143531Y2 (ja)
JP2747806B2 (ja) エアクリーナ
JPS6012918Y2 (ja) 内燃機関用エア−クリ−ナのフイルタエレメント
JPH0612286Y2 (ja) 自動変速装置用流体フィルタ装置
JP2557560Y2 (ja) 濾過エレメント
JPH0557011B2 (ja)
JPH0622406Y2 (ja) フィルタエレメント