JP4260666B2 - 電子機器制御装置 - Google Patents

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本発明は、電子機器制御装置に関し、特に複数の電子機器の機器情報を入力し、その複数の電子機器の組み合わせに応じた動作を選択して当該複数の電子機器に動作指令を発令できる電子機器制御装置に関する。
近年、テレビセット、ビデオデッキ、コンパクトディスクプレーヤ(以下CDプレーヤと呼ぶ)及びデジタルバーサタイルディスクプレーヤ(以下DVDプレーヤと呼ぶ)等の電子機器は、それぞれの機器単体だけでなく複数の機器を組み合わせて使用され又は複数の機能を有する複合装置として製造されてきている。これらの場合、例えばビデオデッキとテレビモニタとを組み合わせて録画又は再生動作を実行する場合は、通常、各々の機器毎に専用のリモートコントロールユニットを用いて動作を指定する又は事前に動作予約をしている。特に、各々の機器の製造メーカが異なる場合には、製造メーカ毎のコントロールコードが共通でない場合が多いため、各々の機器毎に専用のリモートコントロールユニットを用いる必要がある。
上述のように複数の電子機器を組み合わせて用いる場合に1台の制御ユニットのみで動作の制御を行う装置として、特許文献1に示すように、チャンネルメモリと識別符号メモリと記録指示手段と制御手段と送信回路とを有するリモートコントロール送信機が開示されている。また、製造メーカの異なる複数の電子機器を制御するための装置として、特許文献2に示すように、キーボードとマイクロコンピュータとリモートコントロールコード信号送信機とを含むリモートコントローラが開示されている。
特開平9−284689号公報 特開平10−333811号公報
特許文献1に開示されたリモートコントロール送信機は、テレビが受信するチャンネル情報を記憶するチャンネルメモリとテレビ及びビデオデッキのリモートコントロール識別符号を記憶する識別符号メモリと録画を指示する記録指示手段とリモートコントロール信号を送信する送信回路とを有し、制御手段がチャンネルメモリに記憶されたチャンネル情報に識別符号メモリに記憶されたビデオデッキのリモートコントロール識別符号を合わせて出力した後に、ビデオデッキの録画開始を指示する符号を出力するように構成される。このような構成によれば、テレビ側の映像及び音声出力端子をビデオデッキ側の映像及び音声入力端子に予め接続することなく、視聴中のテレビ番組を同時録画することが可能となる。
特許文献2に開示されたリモートコントローラは、図1(a)に示すように、キーボード2とマイクロコンピュータ3とコード信号送信機とを含み、複数の装置に対応する個別の目標装置モードを記憶するとともにこれらの目標装置モードを選択することによって複数の装置を制御するように構成される。このような構成によれば、キーボード2の入力に応じてマイクロコンピュータ3が目標装置毎のコードフォーマットに合わせたリモートコントロール信号を生成し、目標装置に対して信号出力するため、制御されるべき複数の装置の数に対応する複数の目的装置モードを有する汎用型リモートコントローラを実現することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示されたリモートコントロール送信機は、テレビとビデオデッキとの組み合わせによる視聴中の番組の同時録画すなわち一発録画を実現するための装置であり、例えばDVDプレーヤ等の別の映像出力装置を追加した場合には追加した出力装置のリモートコントローラが必要となるため、既定の装置の組み合わせ以外には使用できないという問題点があった。
また、特許文献2に開示されたリモートコントローラ1は、図1(b)に示すように、電源ボタン5の他に、装置毎の数字コードを入力するための数字ボタン6と、装置の動作の実行を指令する入力ボタン7と、音量調節及び装置選択等の機能を有する選択ボタン8とによって構成され、例えば2つの製造メーカの異なる装置を組み合わせて使用する場合、各々の装置毎に決められた数字コードを入力してから装置の動作を入力ボタン7によって出力する必要があるため、リモートコントローラ1自体の操作方法が複雑になってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力できる電子機器制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1記載のように、個体識別が可能な識別情報を含む識別タグを有する複数の電子機器から前記識別情報を読み取って前記複数の電子機器の動作を制御する制御装置本体と入力装置とからなる電子機器制御装置であって、前記入力装置は、前記識別タグから前記識別情報を読み取る情報読取部と、読み取った前記識別情報に応じた入力信号を前記制御装置本体へ送信する情報送信部と、前記識別情報から前記入力信号を生成する入力装置制御部とを有し、前記制御装置本体は、前記入力信号を受信する情報受信部と、前記複数の電子機器に動作指令を出力する信号出力部と、入力信号に応じた動作の組み合わせを記憶するデータベースと、前記制御装置本体の全体の動作を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記入力信号に含まれる前記複数の電子機器の前記識別情報の組み合わせに基づいて前記データベースから対応する動作を選択し、前記複数の電子機器に動作指令を出力するように構成される。このような構成によれば、複数の電子機器にそれぞれの機器を識別するためのタグ情報を記憶する識別タグを設け、入力装置から複数の電子機器のタグ情報を読み取り、これらの組み合わせ及び入力順序に応じて制御部が電子機器の動作を決定して各々の電子機器に起動指令を出力するため、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力することが可能である。
請求項1記載の電子機器制御装置は、例えば請求項2記載のように、前記制御部が、前記入力信号に含まれる前記複数の電子機器の前記識別情報の組み合わせ及び入力順序に基づいて前記データベースから対応する動作を選択し、前記複数の電子機器に動作指令を出力するように構成することもできる。
請求項1又は2記載の電子機器制御装置は、例えば請求項3記載のように、前記入力装置及び前記制御装置本体が、情報を送受信する情報送受信部をそれぞれ有し、前記入力装置と前記制御装置本体とが双方向通信可能であるように構成することもできる。
請求項1から3のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置は、例えば請求項4記載のように、前記入力装置と前記制御装置本体との間の通信は、無線通信技術によって実行されるように構成することもできる。
請求項1から4のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置は、例えば請求項5記載のように、前記入力装置及び前記制御装置本体の少なくとも一方が、文字情報等を表示する情報表示部を有し、前記情報表示部が、前記制御部が選択した前記複数の電子機器の動作を使用者に提示することによって、使用者が所望の動作を決定するように構成することもできる。
請求項1から5のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置は、例えば請求項6記載のように、前記データベースは、追加又は更新可能であるように構成しても良い。
本発明によれば、複数の電子機器にそれぞれを識別するための識別情報を記憶する識別タグを設け、入力部から複数の電子機器の識別情報を読み取り、これらの組み合わせ及び入力順序に応じて制御部が電子機器の動作を決定して各々の電子機器に起動指令を出力するため、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力できる電子機器制御装置を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図2は、本実施例1による電子機器制御装置100の構成を示すブロック図である。電子機器制御装置100は、大別すると入力装置101と制御装置本体111とによって構成されている。入力装置101は、タグ情報読取部102と、マイクロコンピュータ103と、情報送信部104とを含む。タグ情報読取部102は、電子機器131aに設けられた識別タグ103a及び電子機器131bに設けられた識別タグ130bに記憶されているタグ情報を読み取る。マイクロコンピュータ103は、タグ情報読取部102及び情報送信部104と接続され、タグ情報読取部102で読み取られたタグ情報の機器種別及び読み取られた順序を信号に変換し、情報送信部104から制御装置本体111に送信する。
制御装置本体111は、情報受信部112と、制御部113と、信号出力部114と、メモリ115と、データベース116とを含み、制御部113は、情報受信部112、信号出力部114、メモリ115及びデータベース116と接続されている。情報受信部112は、入力装置101の情報送信部104から送信された信号を受信し制御部113に送る。信号出力部114は、制御部113からの指令に応じて電子機器131a及び131bに動作起動信号を出力する。メモリ115は、後述する動作ルーチンを記憶するとともに、入力装置101から受信した信号に含まれる情報等を一時保存する。データベース116は、後述する複数の電子機器の種別と組み合わせとに応じた動作の情報をデータテーブルとして記憶しており、例えばメモリカード等を用いて情報を追加又は更新することが可能である。制御部113は、情報受信部112で受信した信号及びデータベース116の動作情報に基づいて、各々の機器に指令すべき動作を選択しその指令信号を生成して信号出力部114に送る。
図2の構成において、入力装置101から制御装置本体111への情報は、例えばIrDA規格、ブルートゥース(Bluetooth)技術、あるいは無線LAN(Local Area Network)等によって送信される。制御装置本体111から電子機器131a及び131bへの信号は、有線又は無線のLANによって送信される。電子機器131a及び131bは、例えば所定の接続コード又はケーブル等によって予め接続されている。
また、識別タグ130a及び130bは、電子機器の一部として構成されるか、又は着脱自在に貼付する構成でも良い。識別タグ130a及び130bは、タグが設けられる電子機器131a及び131bを個別に識別できるように、例えばRF−ID技術又はバーコード技術等を用いた識別コードを記憶する。
次に、図2に示されたデータベース116に記憶されているデータテーブルについて説明する。図3は、テンプレートデータベース116に記憶されている複数の電子機器の種別と組み合わせとに応じた動作情報のデータテーブルの一例である。本実施例1では、例えばビデオデッキ、テレビモニタ、ハードディスクドライブレコーダ(以下HDDレコーダと呼ぶ)等の電子機器を2つ選択した場合の動作を表すデータベースを示している。図3に示すように、入力装置101によって第1に選択された機器と第2に選択された機器との組み合わせに応じて、各々の機器が実行する動作が設定されている。例えば、第1選択機器としてテレビモニタを入力し、続いて第2選択機器としてビデオデッキを入力した場合、制御部113はテレビモニタの映像をビデオデッキで録画する指令を選択する(図3のNo.2の組み合わせ)。同様に、第1選択機器としてDVDプレーヤを入力し、続いて第2選択機器としてテレビモニタを入力した場合、制御部113はDVDプレーヤからテレビモニタに映像出力する指令を選択する。
次に、図4に、図2に示された入力装置101のマイクロコンピュータ103が実行するタグ情報読取ルーチンのフローチャートを示す。タグ情報読取ルーチンにおいて、マイクロコンピュータ103は、まず入力装置101の入力ボタン(詳細は後述するため図示せず)からの第1の入力指令を検知する(ステップS1)。この入力指令に応じてタグ情報読取部102から第1の電子機器に設けられた識別タグからタグ情報を読み取り(ステップS2)、読み取った第1の電子機器のタグ情報を一時保存する(ステップS3)。続いて、入力ボタンからの第2の入力指令を検知する(ステップS4)。この入力指令に応じてタグ情報読取部102から第2の電子機器に設けられた識別タグからタグ情報を読み取り(ステップS5)、読み取った第2の電子機器のタグ情報を一時保存する(ステップS6)。次に、入力装置101の送信ボタン(詳細は後述するため図示せず)からの送信指令を検知する(ステップS7)。この送信指令に応じてステップS3及びステップS6で一時保存した第1の電子機器及び第2の電子機器の各々のタグ情報に対応する信号を制御装置111へ送信して(ステップS8)、ルーチンを終了する。
次に、図5に、図2に示された制御装置本体111の制御部113が実行する動作選択ルーチンのフローチャートを示す。動作選択ルーチンにおいて、制御部113は、まず情報受信部112で入力装置101の情報送信部104からの信号を受信する(ステップS11)。続いて制御部113は、受信した信号に含まれる2つのタグ情報すなわち第1の電子機器のタグ情報及び第2の電子機器のタグ情報が同一か否かを判別する(ステップS12)。ステップS12で2つのタグ情報が同一であると判別した場合、制御部113は、対応する電子機器へ電源切替指令を出力する、すなわち電源がONのときはOFFにOFFのときはONに切り替える指令を発する(ステップS13)。この動作は、図3に示したデータベースに記憶された組み合わせの動作に関係なく、同一の機器を連続して入力した場合に電源の入切を切り替える機能を設けたものである。
ステップS12で2つのタグ情報が同一でないと判別した場合、制御部113は、第1の電子機器及び第2の電子機器のタグ情報の組み合わせをデータベース116で検索する(ステップS14)。続いて制御部113は、ステップS14での検索の結果、第1の電子機器と第2の電子機器との組み合わせに応じた動作をデータベース116から決定できたか否かを判別する(ステップS15)。ステップS15で指令すべき動作を決定できたと判別した場合、決定された所定動作の指令を第1の電子機器に出力する指令を信号出力部114に発し(ステップS16)、続いて決定された所定動作の指令を第2の電子機器に出力する指令を信号出力部114に発して(ステップS17)、ルーチンを終了する。これに対して、ステップS15で指令すべき動作を決定できなかったと判別した場合は、入力したタグ情報が識別不能である又は入力時にミスがあったと判断し、動作エラー警告を出力して(ステップS18)、ルーチンを終了する。ステップS18で出力された動作エラー警告は、例えば制御装置本体に設けられた警告灯(図示せず)を点滅させること、又はブザーあるいはチャイム等の音声を出力すること等によって使用者に提示される。
次に、本実施例1による電子機器制御装置100の使用例を説明する。図6は、本実施例1による電子機器制御装置100の入力装置101の構成及び実際の電子機器への使用方法を示している。本実施例1による入力装置101は、図6(a)に示すように、入力ボタン141と、取消ボタン142と、送信ボタン143とを有する。また、入力装置101の側面には、タグ情報を読み取りかつ制御装置本体に信号を送信する読取送信部144が設けられている。ここで、読取送信部144は、読み取り動作及び送信動作を同一の端末で実行する構成として示されているが、読み取り動作及び送信動作を実行する端末を個別に設ける構成にしても良い。入力装置101は、読取送信部144を目標の識別タグの方向に向けた状態で入力ボタン141を押すことによってタグ情報を入力し、読取送信部144を制御装置本体の方向に向けた状態で送信ボタン143を押すことによって入力した情報に対応する信号を送信する。
図6(b)に示すように、識別タグ130cが設けられたビデオデッキ151と識別タグ130dが設けられたテレビモニタ152を、接続手段153を介して接続して組み合わせて使用する場合、まず入力装置101を識別タグ130cに向けて入力し続いて識別タグ130dに向けて入力すると、入力した機器の組み合わせは第1の電子機器としてビデオデッキ151、第2の電子機器としてテレビモニタ152となる。この組み合わせに対応する信号を入力装置101から制御装置本体に送信すると、制御装置本体の制御部は、図5に示されたルーチンを実行して動作を決定し、ビデオデッキ151及びテレビモニタ152にそれぞれ動作を起動する信号を出力する。上記の組み合わせの場合は、制御部は図3のデータテーブルからビデオ再生動作を選択し、ビデオデッキ151とテレビモニタ152とにビデオ再生を開始する指令を発することになる。また、ビデオデッキ151とテレビモニタ152との入力の順序を入れ替えた場合は、上述のように、図3のデータテーブルからビデオ録画動作を選択し、この動作を開始する指令を発する。
また、変形例として、図6(c)に示すように、例えば自動車内に小型携帯用のポータブルDVDプレーヤ154を持ち込んで、車内に設けられたナビゲーション装置等の車内モニタ155と組み合わせて使用する場合の制御を実行することも可能である。すなわち、入力装置101を用いて第1の選択機器としてポータブルDVDプレーヤ154に設けられた識別タグ130eのタグ情報を入力し、続いて第2の選択機器として車内モニタ155に設けられた識別タグ130fのタグ情報を入力して、車内に設けられた制御装置本体にこれらの機器の組み合わせ情報の信号を送信すると、制御装置本体の制御部は、図5に示されたルーチンを実行して動作を決定し、ポータブルDVDプレーヤ154及び車内モニタ155にそれぞれ動作を起動する信号を出力する。上記の組み合わせの場合は、制御部は図3のデータテーブルからDVD再生動作を選択し、ポータブルDVDプレーヤ154と車内モニタ155とにDVD再生を開始する指令を発することになる。
以上のような構成及び動作とすることによって、本実施例1による電子機器制御装置100は、複数の電子機器にそれぞれの機器を識別するためのタグ情報を記憶する識別タグを設け、入力装置101から複数の電子機器のタグ情報を読み取り、これらの組み合わせ及び入力順序に応じて制御部が電子機器の動作を決定して各々の電子機器に起動指令を出力するため、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力することが可能である。
次に、本発明による実施例2について図面を用いて詳細に説明する。図7は、本実施例2による電子機器制御装置100の構成を示すブロック図である。電子機器制御装置100は、大別すると入力装置101と制御装置本体111とによって構成されている。入力装置101は、タグ情報読取部102と、マイクロコンピュータ103と、情報表示部105と、情報送受信部106とを含む。タグ情報読取部102は、電子機器131aに設けられた識別タグ103a及び電子機器131bに設けられた識別タグ130bに記憶されているタグ情報を読み取る。マイクロコンピュータ103は、タグ情報読取部102、情報表示部105及び情報送受信部106と接続され、タグ情報読取部102で読み取られたタグ情報の機器種別及び読み取られた順序を信号に変換し、情報送受信部106から制御装置本体111に送信する。情報表示部105は、タグ情報読取部102で読み取った機器情報及び後述する制御装置本体からの動作情報を文字等で表示して使用者に知らせる機能を有する。
制御装置本体111は、情報送受信部112と、制御部113と、信号出力部114と、メモリ115と、データベース116とを含み、制御部113は、情報送受信部112、信号出力部114、メモリ115及びデータベース116と接続されている。情報送受信部112は、入力装置101の情報送受信部106から送信された信号を受信して制御部113に送るとともに、制御部113の指令に応じて電子機器の動作情報を入力装置101に送信する。信号出力部114は、制御部113からの指令に応じて電子機器131a及び131bに動作起動信号を出力する。メモリ115は、後述する動作ルーチンを記憶するとともに、入力装置101から受信した信号に含まれる情報等を一時保存する。データベース116は、複数の電子機器の種別と組み合わせとに応じた動作の情報を図3に示されたもとの同様のデータテーブルとして記憶しており、例えばメモリカード等を用いて情報を追加又は更新することが可能である。制御部113は、情報受信部112で受信した信号及びデータベース116の動作情報に基づいて、各々の機器に指令すべき動作を選択しその指令信号を生成して信号出力部114に送る。
図7の構成において、入力装置101から制御装置本体111への情報は、例えばIrDA規格、ブルートゥース技術、あるいは無線LAN等によって送信される。制御装置本体111から電子機器131a及び131bへの信号は、有線又は無線のLANによって送信される。電子機器131a及び131bは、例えば所定の接続コード又はケーブル等によって予め接続されている。
また、識別タグ130a及び130bは、電子機器の一部として構成されるか、又は着脱自在に貼付する構成でも良い。識別タグ130a及び130bは、タグが設けられる電子機器131a及び131bを個別に識別できるように、例えばRF−ID技術又はバーコード技術等を用いた識別コードを記憶する。
次に、図8に、図7に示された制御装置本体111の制御部113が実行する動作選択ルーチンのフローチャートを示す。ここで、入力装置101のマイクロコンピュータ103が実行するタグ情報読取動作については、図4に示したタグ情報読取ルーチンと同様の動作を実行するため説明を省略する。本実施例2による動作選択ルーチンにおいて、制御部113は、まず情報送受信部112で入力装置101の情報送受信部106からの信号を受信する(ステップS21)。続いて制御部113は、受信した信号に含まれる2つのタグ情報すなわち第1の電子機器のタグ情報及び第2の電子機器のタグ情報が同一か否かを判別する(ステップS22)。ステップS22で2つのタグ情報が同一であると判別した場合、制御部113は、対応する電子機器へ電源切替指令を出力する、すなわち電源がONのときはOFFにOFFのときはONに切り替える指令を発する(ステップS23)。この動作は、図3に示したデータベースに記憶された組み合わせの動作に関係なく、同一の機器を連続して入力した場合に電源の入切を切り替える機能を設けたものである。
ステップS22で2つのタグ情報が同一でないと判別した場合、制御部113は、第1の電子機器及び第2の電子機器のタグ情報の組み合わせをデータベース116で検索する(ステップS24)。続いて制御部113は、ステップS24での検索の結果、第1の電子機器と第2の電子機器との組み合わせに応じた動作をデータベース116から決定できたか否かを判別する(ステップS25)。ステップS25で指令すべき動作を決定できたと判別した場合、制御部113は、情報送受信部112から選択された電子機器の組み合わせによる動作情報を入力装置101に送信し(ステップS26)、続いて入力装置101からの動作選択信号を受信する(ステップS27)。その後、選択された所定動作の指令を第1の電子機器に出力する指令を信号出力部114に発し(ステップS28)、続いて決定された所定動作の指令を第2の電子機器に出力する指令を信号出力部114に発して(ステップS29)、ルーチンを終了する。これに対して、ステップS25で指令すべき動作を決定できなかったと判別した場合は、入力したタグ情報が識別不能である又は入力時にミスがあったと判断し、動作エラー警告を出力して(ステップS30)、ルーチンを終了する。ステップS30で出力された動作エラー警告は、例えば制御装置本体に設けられた警告灯(図示せず)を点滅させること、ブザーあるいはチャイム等の音声を出力すること、あるいは入力装置101の情報表示部105に警告の旨を表示すること等によって使用者に提示される。
次に、本実施例2による電子機器制御装置100の使用例を説明する。図9は、本実施例2による電子機器制御装置100の入力装置101の構成及び実際の電子機器への使用方法を示している。本実施例2による入力装置101は、図9(b)に示すように、情報表示部105と、入力ボタン141と、取消ボタン142と、送信ボタン143とを有する。入力ボタン141及び取消ボタン142は、後述する動作選択の際に選択ボタンとしても機能する。また、入力装置101の側面には、タグ情報を読み取りかつ制御装置本体と信号やり取りする読取送受信部145が設けられている。ここで、読取送受信部145は、読み取り動作及び送信動作を同一の端末で実行する構成として示されているが、読み取り動作及び送信動作を実行する端末を個別に設ける構成にしても良い。入力装置101は、読取送受信部145を目標の識別タグの方向に向けた状態で入力ボタン141を押すことによってタグ情報を入力し、読取送信部144を制御装置本体の方向に向けた状態で送信ボタン143を押すことによって入力した情報に対応する信号を送信する。
本実施例2による電子機器制御装置100は、図9(a)に示すように、例えば2つの車内モニタ155a及び155bを備えた自動車内に小型携帯用のポータブルDVDプレーヤ154を持ち込んで組み合わせて使用する場合に、映像を表示する車内モニタを選択して動作を実行させることも可能である。すなわち、入力装置101を用いて第1の選択機器としてポータブルDVDプレーヤ154に設けられた識別タグのタグ情報を入力し、続いて第2の選択機器として車内モニタ155aに設けられた識別タグのタグ情報を入力して、車内に設けられた制御装置本体111にこれらの機器の組み合わせ情報の信号を送信すると、制御装置本体111の制御部は、図8に示されたルーチンを実行して動作を決定し、その動作情報を入力装置101に送信する。入力装置101は動作情報を受信すると、例えば図9(b)に示すように、情報表示部105に運転席側の車内モニタ155aと後部席側の車内モニタ155bのどちらを選択するかを表示する。使用者は表示された動作の中から1つを選択し、送信ボタン143を押して制御装置本体111に選択した動作情報を送信する。例えば、使用者が後部席側の車内モニタ155bを選択した場合、制御装置本体111の制御部は、選択された動作情報に基づいて、ポータブルDVDプレーヤ154及び車内モニタ155bにそれぞれ動作を起動する信号を出力する。上記の組み合わせの場合は、ポータブルDVDプレーヤ154と車内モニタ155bとにDVD再生を開始する指令を発することになる。
以上のような構成及び動作とすることによって、本実施例2による電子機器制御装置100は、複数の電子機器にそれぞれの機器を識別するためのタグ情報を記憶する識別タグを設け、入力装置101から複数の電子機器のタグ情報を読み取り、これらの組み合わせ及び入力順序に応じて制御部が電子機器の動作を決定し、その動作情報を使用者に表示して動作選択をさせ、選択された動作に基づいて各々の電子機器に起動指令を出力するため、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力することが可能である。また、入力した機器の組み合わせに応じた選択可能な動作が1つしかない場合は、その動作情報を入力装置の情報表示部に表示し、使用者にその動作を起動する確認をさせることができる。
更に、本実施例2では情報表示部105が入力装置101に設けられた構成を示しているが、情報表示部105は、制御装置本体111に設けても良いし、入力装置101及び制御装置本体111の両方に設けても良い。
以上の実施例から、本発明による電子機器制御装置の構成を用いれば、複数の電子機器を組み合わせて使用する際に、使用者が複雑な入力動作を実行することなく所望の機器に所定の動作起動指令を出力して制御することが可能である。
また、本発明による電子機器制御装置は、上述のようにデータベースを更新可能としてあるため、新たな種類又は機能の電子機器を使用する場合、あるいは異なる製造メーカの電子機器を使用する場合であっても、データベースのデータテーブルを追加又は更新することによって動作選択及び制御可能となる。このため、本発明による電子機器制御装置は、多種多様な電子機器に適用可能でありかつ特別な操作方法を覚えることなく使用者が容易に操作することが可能である。
更に、本発明による電子機器制御装置は、複雑な操作を行わないため、入力装置に電子機器毎の操作用ボタン等を設ける必要がなく、入力装置を簡素化して部品点数を低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述の実施例では2つの電子機器を入力した場合の組み合わせに基づく制御動作について説明したが、3つ以上の電子機器を入力して、その組み合わせ及び入力順序に応じた動作を実行させることも可能である。
従来技術における汎用型リモートコントローラの構成を示すブロック図及び平面図である。 本実施例1による電子機器制御装置100の構成を示すブロック図である。 図2に示されたデータベース116に記憶されている複数の電子機器の種別と組み合わせとに応じた動作情報のデータテーブルの一例である。 本実施例1による入力装置101のマイクロコンピュータ103が実行するタグ情報読取ルーチンのフローチャートである。 本実施例1による制御装置本体111の制御部113が実行する動作選択ルーチンのフローチャートである。 本実施例1による電子機器制御装置100の適用例を模式的に示した図である。 本実施例2による電子機器制御装置100の構成を示すブロック図である。 本実施例2による制御装置本体111の制御部113が実行する動作選択ルーチンのフローチャートである。 本実施例2による電子機器制御装置100の適用例を模式的に示した図である。
符号の説明
100 電子機器制御装置
101 入力装置
102 タグ情報読取部
104 情報送信部
111 制御装置本体
113 制御部
116 データベース
130a〜130f 識別タグ
131a、131b 電子機器
141 入力ボタン
142 取消ボタン
143 送信ボタン
151 ビデオデッキ
152 テレビモニタ
154 ポータブルDVDプレーヤ
155、155a、155b 車内モニタ

Claims (6)

  1. 個体識別が可能な識別情報を含む識別タグを有する複数の電子機器から前記識別情報を読み取って前記複数の電子機器の動作を制御する制御装置本体と入力装置とからなる電子機器制御装置であって、
    前記入力装置は、前記識別タグから前記識別情報を読み取る情報読取部と、読み取った前記識別情報に応じた入力信号を前記制御装置本体へ送信する情報送信部と、前記識別情報から前記入力信号を生成する入力装置制御部とを有し、
    前記制御装置本体は、前記入力信号を受信する情報受信部と、前記複数の電子機器に動作指令を出力する信号出力部と、入力信号に応じた動作の組み合わせを記憶するデータベースと、前記制御装置本体の全体の動作を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記入力信号に含まれる前記複数の電子機器の前記識別情報の組み合わせに基づいて前記データベースから対応する動作を選択し、前記複数の電子機器に動作指令を出力することを特徴とする電子機器制御装置。
  2. 前記制御部が、前記入力信号に含まれる前記複数の電子機器の前記識別情報の組み合わせ及び入力順序に基づいて前記データベースから対応する動作を選択し、前記複数の電子機器に動作指令を出力することを特徴とする請求項1記載の電子機器制御装置。
  3. 前記入力装置及び前記制御装置本体が、情報を送受信する情報送受信部をそれぞれ有し、前記入力装置と前記制御装置本体とが双方向通信可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器制御装置。
  4. 前記入力装置と前記制御装置本体との間の通信は、無線通信技術によって実行されることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置。
  5. 前記入力装置及び前記制御装置本体の少なくとも一方が、文字情報等を表示する情報表示部を有し、前記情報表示部が、前記制御部が選択した前記複数の電子機器の動作を使用者に提示することによって、使用者が所望の動作を決定することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置。
  6. 前記データベースは、追加又は更新可能であることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の電子機器制御装置。

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