JP4195253B2 - 遠隔制御機器および遠隔制御機器の制御方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔制御機器および遠隔制御機器の制御方法に関し、特に、機器の状態に合わせて、制御コードに対応する動作を変化させることができるようにした遠隔制御機器および遠隔制御機器の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リモートコマンダを用いて機器を制御する場合、リモートコマンダから所定の機能に対応するコマンドコードが送信される。そして、このコマンドコードを受信した機器は、コマンドコードに対応する機能を実行する。例えば、VTR(video tape recorder)において、録画予約を行う場合、録画予約のために設けられた操作ボタンを操作することにより、録画予約に対応したコマンドコードが送信される。また、カセットテープの再生、早送り、巻戻し等を行う場合、そのために設けられた操作ボタンを操作することにより、再生、早送り、巻戻し等に対応したコマンドコードが送信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、リモートコマンダより送信される各コマンドコードには、それぞれ1つの機能しか割り当てられていない。このため、制御する機能毎にコマンドコードが必要となり、1つのコマンドコードに対して、1つの操作ボタンが割り当てられているような場合、機能が増えるに従って、操作ボタンの数を増やす必要がある課題があった。
【0004】
そこで、1つの操作ボタンに複数のコマンドコードを割り当て、操作ボタンが操作されたときに出力されるコマンドコードを切り換えることができるようにし、操作ボタンの数を削減することも考えられる。例えば、同一の操作ボタンにテレビジョン受像機用のコマンドコードとVTR用のコマンドコードを割り当て、切り換えスイッチにより、いずれのコマンドコードを送信するかを指定できるようにしたものがある。しかしながら、この場合、操作ボタンを操作したときに出力されるコマンドコードの切り換えは、必要に応じて使用者自らが行わなければならず、操作が煩雑になる課題があった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、同一のコマンドコードを動作モードに応じて複数の意味に解釈することにより、コマンドコードの数を削減し、これにより、操作ボタンの数を削減することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠隔制御機器は、複数の動作モードで共通に使用される操作指示が可能な操作手段と、ユーザにより操作手段が操作されたとき、所定の機器に対して、その機器の動作モードを問い合わせる制御コードである問い合わせコードを送信する問い合わせ手段と、問い合わせコードに応じて機器から送信されてくる動作モードを受信する受信手段と、ユーザによる操作手段の操作に対応して、動作モード毎にあらかじめ設定された動作を実行するように、受信手段により受信された動作モードに対応する制御コードを生成する生成手段と、生成手段により生成された制御コードを、機器に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
動作モードは、画面上に表示された複数の項目から所定の項目を選択するモードであるようにすることができる。
【0008】
動作モードは、記録媒体を再生するモードであるようにすることができる。
【0010】
受信手段により受信された動作モードを記憶するモード記憶手段をさらに備えるようにすることができる。
【0011】
本発明の制御方法は、ユーザにより操作手段が操作されたとき、所定の機器に対して、その機器の動作モードを問い合わせる制御コードである問い合わせコードを送信する問い合わせステップと、問い合わせコードに応じて機器から送信されてくる動作モードを受信する受信ステップと、ユーザによる操作手段の操作に対応して、動作モード毎にあらかじめ設定された動作を実行するように、受信ステップの処理により受信された動作モードに対応する制御コードを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された制御コードを、機器に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明においては、ユーザにより複数の動作モードで共通に使用される操作指示が可能な操作手段が操作されたとき、所定の機器に対して、その機器の動作モードを問い合わせる制御コードである問い合わせコードが送信され、問い合わせコードに応じて機器から送信されてくる動作モードが受信される。また、その操作に対応して、動作モード毎にあらかじめ設定された動作を実行するように、受信された動作モードに対応する制御コードが生成され、その制御コードが、機器に送信される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のリモコン信号処理装置およびリモコン装置を適用したVTR(video tape recorder)およびリモートコマンダの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。受光部5(受信手段)は、後述するリモートコマンダ6の発光部6Bより出射された赤外線を受光し、それを対応するコマンドコードに変換した後、出力するようになされている。マイクロコンピュータ4(検出手段、実行手段)は、制御プログラム等を記憶するROM(read only memory)、制御プログラムに従って動作するCPU(central processing unit)等より構成され、受光部5より供給されたコマンドコードに従って、各部を制御するようになされている。
【0014】
表示部2は、例えばLCD等により構成され、表示用マイコン2aの制御により、マイクロコンピュータ4より供給された表示用データに対応する文字や図形等を表示するようになされている。
【0015】
メカ制御部3は、マイクロコンピュータ4の制御に従って、カセットテープの再生や早送り等のメカニカルな動作を制御するようになされている。また、現在のモード設定記憶部3aは、現在の動作モード、例えば、再生、早送り等を行う走行系、あるいは、メニュー画面に表示されたカーソルの表示等を制御するメニュー表示系等の動作モードを設定し、記憶するようになされている。
【0016】
一方、リモートコマンダ6は、所定のコマンドコードを赤外線により送信する発光部6b(送信手段)と、所定の操作を行うジョイスティック部6a(操作手段)より構成されている。そして、ジョイスティック部6aの操作に従って、その操作に対応するコマンドコード(方向コード)が発光部6bより赤外線により送信される。即ち、この例の場合、ジョイスティック部6aが上下左右方向に操作されると、操作された方向に対応するコマンドコードが発光部6bより赤外線により送信される。
【0017】
図2は、ジョイスティック部6aの内部の構造を示す断面図である。ユーザが指で操作する操作部20は、シャフト11およびアクチュエータ20と固着されており、アクチュエータ12が接触板13aおよび13bに接触するように設けられている。スプリング14は、接触板13a,13bを上方向に押圧するようになされており、接触板13a,13bがアクチュエータ12により下方向に押圧されていないとき、接触板13a,13bを上方向に押圧し、接触板13a,13bが接触板16a,16bと接触しないようにしている。
【0018】
キートップ15は、操作部20が下方向に押圧されたとき、接触板16cに接触し、操作部20が下方向に押圧されていないとき、接触板16cに接触しないようになされている。また、上記各部は、ボディ17およびカバー18により収納されている。また、端子19は、接触板13bと接触板16bが接触したとき、所定の電気信号を出力するようになされている。同様に、端子21は、接触板13aと接触板16aが接触したとき、所定の電気信号を出力するようになされている。
【0019】
図3は、ユーザにより、操作部20が左側に倒された状態を示している。この場合、接触板13bと接触板16bとが接触し、所定の電気信号が端子19より出力される。このようにして、操作部20の操作に従って、操作に対応する電気信号が出力される。
【0020】
図4は、VTR1の動作モードに合わせて、ジョイスティック部6aの操作によって出力されるコマンドコードの意味が異なること、即ち、VTR1によって同一のコマンドコードがVTR1の動作モードに応じて異なる意味に解釈されることを示す図である。例えば、VTR1の動作モードが走行系(例えば、再生、早送り、巻戻し等を行うモード)の場合、図4(A)に示すように、ジョイスティック部6aを上方向に操作すると一時停止を意味し、下方向に操作すると停止を意味する。また、左方向に操作すると巻戻しを意味し、右方向に操作すると早送りを意味する。さらに、垂直方向に操作すると再生を意味する。
【0021】
また、VTR1の動作モードがカーソル系(例えば、録画予約のためのメニュー画面を表示し、カーソルを操作して録画予約を行うモード(メニュー表示系))の場合、図4(B)に示すように、ジョイスティック部6aを上方向に操作するとカーソルを上方向に移動させる指示であることを意味し、下方向に操作するとカーソルを下方向に移動させる指示であることを意味し、左方向に操作するとカーソルを左方向に移動させる指示であることを意味し、右方向に操作するとカーソルを右方向に移動させる指示であることを意味する。さらに、ジョイスティック部6aを垂直方向に操作すると、例えば、カーソルによって選択された項目の実行を意味する。
【0022】
このように、ジョイスティック部6aを操作することにより、リモートコマンダ6の発光部6bより赤外線によって送信される操作方向に対応するコマンドコードが、VTR1によってVTR1の現在の動作モードに応じて複数の意味に解釈される。
【0023】
図5は、VTR1がリモートコマンダ6からのジョイスティック部6aの操作方向に対応するコマンドコードを受信したときに行う処理の手順を説明するフローチャートである。以下では、リモートコマンダ6より送信されるジョイスティック部6aの操作方向に対応するコマンドコードを共通コードと呼ぶことにする。また、VTR1には、カセットテープが挿入されているものとする。
【0024】
最初に、ステップS1において、VTR1の受光部5は、リモートコマンダ6の発光部6bより赤外線等によって送信された共通コードを受信する。受光部5は、受信したコマンドコードをマイクロコンピュータ4に供給する。次に、ステップS2に進み、マイクロコンピュータ4により、VTR1の現在の動作モードが現在のモード設定記憶部3aより読み出され、現在のモードが走行系であるか否かが判定される。その結果、現在のVTR1の動作モードが走行系であると判定された場合、ステップS3に進み、受信した共通コード(受信コード)を走行系のコードに変換する。
【0025】
即ち、図4(A)を参照して上述したように、例えば、ジョイスティック部6aが垂直方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、共通コードをカセットテープの再生を指示するコマンドコードに変換する。同様に、ジョイスティック部6aが上方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それを一時停止を指示するコマンドコードに変換する。ジョイスティック部6aが下方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それを停止を指示するコマンドコードに変換する。ジョイスティック部6aが左方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それを巻戻しを指示するコマンドコードに変換する。さらに、ジョイスティック部6aが右方向に操作されたことを示すコマンドコードを受信したとき、それを早送りを指示するコマンドコードに変換する。
【0026】
次に、ステップS4に進み、ステップS3において変換された走行系のコマンドコードに従って、対応するモードに遷移する。例えば、再生が指示された場合、VTR1は再生モードに遷移する。
【0027】
一方、ステップS2において、現在のVTR1の動作モードが走行系ではないと判定された場合、ステップS5に進み、VTR1の動作モードがメニュー表示系であるか否かが判定される。その結果、メニュー表示系であると判定された場合、ステップS6に進み、受信した共通コード(受信コード)をメニュー表示系のコマンドコードに変換する。
【0028】
即ち、図4(B)を参照して上述したように、例えば、ジョイスティック部6aが垂直方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、その共通コードをカーソル等で選択された項目の実行を指示するコマンドコードに変換する。同様に、ジョイスティック部6aが上方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それをカーソルの上方向への移動を指示するコマンドコードに変換する。ジョイスティック部6aが下方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それをカーソルの下方向への移動を指示するコマンドコードに変換する。ジョイスティック部6aが左方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それをカーソルの左方向への移動を指示するコマンドコードに変換する。さらに、ジョイスティック部6aが右方向に操作されたことを示す共通コードを受信したとき、それをカーソルの右方向への移動を指示するコマンドコードに変換する。
【0029】
次に、ステップS7において、マイクロコンピュータ4は、ステップS6において共通コードを変換して得られたコマンドコードを表示用マイコン2aに供給する。表示用マイコン2aは、マイクロコンピュータ4より供給されたコマンドコードに従って、表示部2に表示しているメニュー画面のカーソルを移動させる。
【0030】
例えば、表示用マイコン2aの制御により、VTR1の表示部2に、図6に示すようなメニュー画面が表示されている場合、VTR1の動作モードは、メニュー表示系であり、マイクロコンピュータ4より供給されるコマンドコードに従って、メニュー画面に表示されたカーソルが上下左右方向に移動する。そして、所定の項目にカーソルが移動し、メニュー表示系において実行を意味する共通コードがリモートコマンダ6より送信され、受光部5を介してマイクロコンピュータ4に供給されたとき、マイクロコンピュータ4は、メニュー画面において、カーソルによって選択されている項目に対応する処理を実行する。
【0031】
また、ステップS5において、現在のモードがメニュー表示系ではないと判定された場合、ステップS8に進み、他の処理を実行する。例えば、VTR1の動作モードがチャンネルを操作するチャンネル操作系である場合、リモートコマンダ6からの共通コードに対応して、チャンネルの選択処理を行う。また、VTR1の動作モードがボリュームを操作するボリューム系である場合、リモートコマンダ6からの共通コードに対応して、ボリュームを調節する。
【0032】
以上のようにして、VTR1は、リモートコマンダ6からの共通コードを、VTR1の動作モードに合わせて、対応するコマンドコードに変換し、実行するので、リモートコマンダ6は、VTR1の動作モードに拘らず、常に同一のコード(共通コード)を送信するようにすることができる。従って、VTR1のモードが走行系、メニュー表示系、その他のいかなる動作モードにある場合でも、ジョイスティック部6aを各方向に倒すだけで、各動作モードに対応する操作を行うことができる。
【0033】
これにより、指1本にて基本操作が可能となり、操作時においては、従来のように逐一、操作ボタンの位置を目視等により確認する必要がなくなり、ブラインド操作が可能となる。これにより、使い勝手を向上させることができる。
【0034】
図7は、本発明のリモコン装置を適用したリモートコマンダの他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。リモートコマンダ30を構成する発光部6bは、マイクロコンピュータ32(変換手段、問い合わせ手段)より供給されたコマンドコードを赤外線により送信するようになされている。受光部31(受信手段)は、制御対象である例えば図1に示したVTR1の図示せぬ発光部から送信されるVTR1の現在のモード等の情報(以下、モード信号という)を受信し、マイクロコンピュータ32に供給するように成されている。
【0035】
本体のモード設定部33は、マイクロコンピュータ32より供給されたVTR1の現在のモードを設定し、記憶するようになされている。ジョイスティック部6aは、図2乃至図4を参照して上述した場合と同様の構成および機能を有しているので、ここではその説明は省略する。
【0036】
次に、図8に示したフローチャートを参照して、リモートコマンダ30が、制御対象である機器(この例の場合、VTR1)から、機器の動作モードに対応するモード信号を所定の時間間隔で受信し、VTR1の動作モードに対応するコマンドコードを送信する場合の処理手順について説明する。
【0037】
最初に、ステップS11において、リモートコマンダ30のマイクロコンピュータ32は、受光部31によりVTR1からのモード信号が受信されたか否かが判定される。受光部31によりVTR1からのモード信号が受信されていないと判定された場合、何も処理を行わず、ステップS13に進む。一方、受光部31によりVTR1からのモード信号が受信されたと判定された場合、ステップS12に進み、マイクロコンピュータ32は、VTR1より送信されてきたモード信号に対応するモードを本体のモード設定部33に供給し、記憶させる。そして、ステップS13に進む。
【0038】
ステップS13においては、マイクロコンピュータ32により、ジョイスティック部6aが操作されたか否かが判定される。ジョイスティック部6aが操作されていないと判定された場合、ステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰り返し実行される。一方、ジョイスティック部6aが操作されたと判定された場合、ステップS14に進み、マイクロコンピュータ32により、本体のモード設定部33において設定されたモード(VTR1の現在のモード)に合わせて、ジョイスティック部6aの操作に対応するコマンドコードが生成される。
【0039】
次に、ステップS15において、マイクロコンピュータ32より生成されたコマンドコードが発光部6bに供給され、赤外線によりVTR1に送信される。その後、ステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰り返し実行される。このようにして、リモートコマンダ30は、VTR1の現在のモードに対応するコマンドコードをVTR1に対して送信することができる。
【0040】
次に、図9を参照して、リモートコマンダ30から、本体側(この例の場合、VTR1)の動作モードを問い合わせ、本体側の動作モードに対応するコマンドコードを送信する場合の処理手順の例について説明する。
【0041】
最初に、ステップS21において、マイクロコンピュータ32により、ジョイスティック部6aが操作されたか否かが判定される。ジョイスティック部6aが操作されていないと判定された場合、ステップS21に戻り、ステップS21の処理が繰り返し実行される。一方、ジョイスティック部6aが操作されたと判定された場合、ステップS22に進み、マイクロコンピュータ32は、発光部6bに対して、本体のモードを問い合わせるコマンドコードを供給する。これにより、発光部6bは、VTR1に対してVTR1の動作モードを問い合わせるコマンドコードを赤外線によって送信する。
【0042】
次に、ステップS23に進み、マイクロコンピュータ32は、受光部31により、VTR1から送信されてきたVTR1の現在のモードに対応するモード信号が受信されたか否かが判定される。モード信号が受光部31によって受信されていないと判定された場合、ステップS23に戻り、ステップS23の処理が繰り返し実行される。一方、モード信号が受光部31によって受信されたと判定された場合、ステップS24に進む。
【0043】
ステップS24においては、マイクロコンピュータ32は、受光部31によって受信されたVTR1の動作モードを本体のモード設定部33に供給し、記憶させる。次に、ステップS25において、マイクロコンピュータ32は、VTR1の動作モードに合わせて、先にステップS21において検出されたジョイスティック部6aの操作に対応するコマンドコードを生成する。そして、生成したコマンドコードを発光部6bに供給する。
【0044】
次に、ステップS26において、発光部6bは、マイクロコンピュータ32より供給されたコマンドコードを赤外線によりVTR1に送信する。その後、ステップS21に戻り、ステップS21以降の処理が繰り返し実行される。
【0045】
このようにして、リモートコマンダ30は、ジョイスティック部6aが操作される度に、VTR1に対して動作モードを問い合わせ、VTR1の動作モードに対応したコマンドコードを送信することができる。従って、ユーザはVTR1の動作モードを意識することなく、VTR1の動作モードに対応するコマンドコードを送信することができる。
【0046】
以上のように、上記VTRやその他の例えば、LD(laser disc)、DVD(digital versatile disc)、ビデオCD(compact disc)等の映像再生装置において、ジョイスティック等のスイッチを用いることにより、装置の諸設定から走行操作の制御まで、ほとんどの操作を1つのスイッチ操作で行うことができる。
【0047】
また、カムコーダ等のカメラブロックを有する装置においては、再生、早送り再生、巻戻し再生等の走行系の操作以外に、パンニング(水平移動)、チルティング(上下移動)等の操作を1つのスイッチ操作で行うことができる。
【0048】
なお、上記実施の形態においては、ジョイスティック部6aが上下左右方向および垂直方向に操作されたことを示すコマンドコードを送信するようにしたが、上下左右方向に加えて、斜め方向(右上方向、右下方向、左上方向、左下方向等)にジョイスティック部6aが操作されたとき、それらの方向に対応するコマンドコードを送信するようにすることも可能である。さらには、ジョイスティック部6aが任意の方向に操作されたとき、操作された方向に応じて、対応するコマンドコードを送信するようにすることも可能である。
【0049】
また、上記実施の形態においては、ジョイスティック部6aを備えるリモートコマンダを用いる場合について説明したが、共通コードに対応する複数の操作ボタンを備えるリモートコマンダ6を用いるようにすることも可能である。
【0050】
また、上記実施の形態のおいては、VTR1を制御する場合について説明したが、本発明はその他のあらゆる機器の操作に応用することができる。
【0051】
また、上記実施の形態においては、リモートコマンダ6aを用いてVTR1を制御する場合について説明したが、VTR1本体に設けられた操作ボタンやジョイスティックにより、VTR1を操作する場合にも本発明を適用することができる。
【0052】
また、上記実施の形態におけるジョイスティック部6aの構造は、一例であってこれに限定されるものではない。
【0053】
また、上記実施の形態においては、リモートコマンダ6は、赤外線によってコマンドコードを送信するようにしたが、その他の方法によってコマンドコードを送信するようにすることも可能である。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、1つの制御コードに対して複数の機能を対応づけることができ、制御コードを送信する装置の構造を簡単にするとともに、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御コード処理装置を適用したVTR1およびリモートコマンダ6の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】リモートコマンダ6のジョイスティック部6aの断面図である。
【図3】図2において、操作部20が左方向に操作された様子を示す図である。
【図4】ジョイスティック部6aの操作に対応する、VTR1の状態に応じた動作を示す図である。
【図5】VTR1の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】VTR1の表示部2の表示例を示す図である。
【図7】本発明のリモコン装置を適用したリモートコマンダの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図8】図8のリモートコマンダ30の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のリモートコマンダ30の他の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 VTR, 2 表示部, 2a 表示用マイコン, 3 メカ制御部, 3a 現在のモード設定記憶部, 4 マイクロコンピュータ, 5 受光部,6 リモートコマンダ, 6a ジョイスティック部, 6b 発光部, 11 シャフト, 12 アクチュエータ, 13a,13b,16a,16b,16c 接触板, 14 スプリング, 15 キートップ, 17 ボディ,18 カバー, 19 端子, 20 操作部, 21 端子, 30 リモートコマンダ, 31 受光部, 32 マイクロコンピュータ, 33 本体のモード設定部
Claims (5)
- 複数の動作モードで共通に使用される操作指示が可能な操作手段と、
ユーザにより前記操作手段が操作されたとき、所定の機器に対して、その機器の動作モードを問い合わせる制御コードである問い合わせコードを送信する問い合わせ手段と、
前記問い合わせコードに応じて前記機器から送信されてくる前記動作モードを受信する受信手段と、
前記ユーザによる前記操作手段の前記操作に対応して、前記動作モード毎にあらかじめ設定された動作を実行するように、前記受信手段により受信された動作モードに対応する制御コードを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された制御コードを、前記機器に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする遠隔制御機器。 - 前記動作モードは、画面上に表示された複数の項目から所定の項目を選択するモードである
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御機器。 - 前記動作モードは、記録媒体を再生するモードである
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御機器。 - 前記受信手段により受信された動作モードを記憶するモード記憶手段
をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御機器。 - 複数の動作モードで共通に使用される操作指示が可能な操作手段を備える遠隔制御機器の制御方法において、
ユーザにより前記操作手段が操作されたとき、所定の機器に対して、その機器の動作モードを問い合わせる制御コードである問い合わせコードを送信する問い合わせステップと、
前記問い合わせコードに応じて前記機器から送信されてくる前記動作モードを受信する受信ステップと、
前記ユーザによる前記操作手段の前記操作に対応して、前記動作モード毎にあらかじめ設定された動作を実行するように、前記受信ステップの処理により受信された動作モードに対応する制御コードを生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された制御コードを、前記機器に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする制御方法。
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