JP4259426B2 - 搬送ベルト及びベルト搬送装置 - Google Patents

搬送ベルト及びベルト搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4259426B2
JP4259426B2 JP2004231879A JP2004231879A JP4259426B2 JP 4259426 B2 JP4259426 B2 JP 4259426B2 JP 2004231879 A JP2004231879 A JP 2004231879A JP 2004231879 A JP2004231879 A JP 2004231879A JP 4259426 B2 JP4259426 B2 JP 4259426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
holes
hole
base material
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004231879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006044918A (ja
Inventor
篤久 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2004231879A priority Critical patent/JP4259426B2/ja
Priority to US11/196,686 priority patent/US20060028526A1/en
Publication of JP2006044918A publication Critical patent/JP2006044918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4259426B2 publication Critical patent/JP4259426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は、シート材を搬送するための搬送ベルト及びベルト搬送装置に関する。
インクジェットプリンタやラベルプリンタ等の記録装置において、無端の搬送ベルトを用いてシート状の記録媒体を搬送するベルト搬送装置が用いられている。通常、この搬送ベルトは、二層構造又は多層構造として搬送ベルトの伸縮が発生しないようにしている。ところで、二層構造の搬送ベルトは、通常、ポリイミドやウレタンなどの平板状基材と、粘着性のあるシリコンゴムなどの弾性部材とが接着剤によって貼り合わせられたものである。かかる貼り合わせ工程では、大気中の空気が基材と弾性部材との間に巻き込まれて気泡となって滞留し、ベルト表面に凹凸となって現れる。そこで、層間の密着性を保つための工程で気泡を除去している。しかし、気泡はベルト幅方向端部からしか外部に逃げることができないため、中央部に滞留した気泡が層間に滞留したまま残ることがある。また、接着剤には揮発成分が含まれているため、基材と弾性部材との貼り合わせ工程後に気体となった揮発成分が気泡として基材と弾性部材との間において成長し、ベルト表面に凹凸となって現れる。
このように、ベルト表面に凹凸が生じると、特にインクジェットの記録ヘッドのようにベルト搬送面と記録部とが一定の間隔をあけて配置されるものでは、記録部からベルト搬送面までの距離がベルト搬送面上の場所によって異なることになるから、記録品質の低下がもたらされる。そればかりか、突出量が著しく大きい個所では、記録媒体が記録ヘッドに接触しつつ搬送されてしまう。
また、搬送ベルトは複数の金属製ローラ間に張設されている。しかるに、ベルトの内周面を構成するポリイミドやウレタンからなる平板状基材の金属製ローラに対する摩擦係数は小さい。そのため、記録媒体を搬送中に基材がローラに対して滑り、記録媒体が一瞬停止し、記録画質が低下することがある。
特許文献1には、数コース編成された補強用糸条と、この補強用糸条に1コース挿入編成された強化用糸条とを1レピートとして編成されたエンドレス状編物からなる芯材(基材)と、芯材の表面に接着剤層を介して貼り合わされたゴム状弾性素材からなる表面被覆層とからなる耐屈曲性搬送ベルトが開示されている。特許文献1の搬送ベルトにおいては、芯材が編物で構成されているので、接着剤に含まれている揮発成分が芯材を経てベルト内周面から逃げやすくなっている。したがって、搬送ベルトの外周面に凹凸が生じることがほとんどない。しかも、編物で構成された芯材は搬送ベルトが張り渡される金属製のローラに対して摩擦係数が大きいため、搬送ベルトの回転中において搬送ベルトがローラに対して滑ることがほとんどなくなる。
特開2000−168930号公報
しかしながら、搬送ベルトにはこれが張り渡されたローラからの駆動力が長年にわたって加えられるので、特許文献1のような搬送ベルトでは、ベルト芯材端面においてベルトの損傷、具体的には糸条のほつれが発生してしまう。このような糸条のほつれは、ベルト強度を低下させるだけでなく、ほつれた糸条が搬送ベルト上に載置されたシート部材に接触して印字の障害となるなどの不都合を生じることがある。
本発明の目的は、搬送ベルトの外周面に過大な凹凸が生じること及び回転中においてローラに対して滑ることがほとんどなく、しかも基材のほつれによるベルト損傷が生じない搬送ベルト及びベルト搬送装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の搬送ベルトは、ベルト搬送面と記録部とが一定の間隔をあけて配置される記録装置に用いられて、一対のローラ間に張り渡され、前記一対のローラの回転に伴ってシート状の記録媒体を搬送方向へ搬送するエンドレスの搬送ベルトであって、一又は複数の平板部材からなる環形状を有する基材と、接着剤を介して前記基材の外周面に固定され、前記ローラに対する静止摩擦係数が前記ローラに対する前記基材の静止摩擦係数よりも大きい弾性部材とを備えている。そして、前記基材には厚み方向に貫通した複数の孔が形成されていると共に、前記弾性部材が前記孔から露出しており、前記ローラの回転に伴って前記孔が前記ローラ上に位置するときに、前記弾性部材が当該孔を介して前記ローラと接触する
この構成によると、基材が一又は複数の平板部材からなるので基材がほつれることがない。また、基材と弾性部材との間の気泡を、基材に設けられた孔を経てベルト内周面から外部に逃がすことができる。したがって、搬送ベルトの外周面に凹凸が生じにくくなる。さらに、基材に設けられた孔から弾性部材が露出しているので、搬送ベルトがローラに巻き掛けられたときに搬送ベルトにおいてローラに接触している領域にある孔を介して弾性部材をローラに接触させることができる。したがって、搬送ベルトをローラに対してスリップしにくくすることが可能となる。
本発明の搬送ベルトにおいては、複数の前記孔が、前記基材に規則的に形成されていることが好ましい。これによると、複数の孔の形成位置を設計しやすくできる。
このとき、前記複数の孔が、互いに隣接する前記孔の中心間距離が等距離となるように配列されていることが好ましい。これによると、複数の孔がほぼ均一に分散されるため、気体となった接着剤の揮発成分の蓄積をより抑制しやすくなる。
さらにこのとき、前記基材の周方向に沿った複数の孔列が前記複数の孔によって形成されていることが好ましい。これによると、複数の孔が基材の周方向に沿って分散されるため、気体となった接着剤の揮発成分の蓄積をより一層抑制しやすくなる。
具体的には、複数の前記孔が、千鳥状に配列されていてよい。別の例として、隣接する前記孔列に属する隣接する2つの孔の中心を結ぶ直線が、前記基材の内周面上において前記周方向に直交する方向に平行であってよい。
一例として、一の孔の外周と当該一の孔に隣接する他の孔の外周との距離が17mm以下であることが好ましい。これによると、気体となった接着剤の揮発成分が基材と弾性部材との間に蓄積されても、その気泡の直径を20mm以下にできる。そのため、搬送ベルトの外周面に生じる凹凸の高低差を比較的小さくできる。
このとき、前記孔の中心間距離が3.7mm以上であることが好ましい。これによると、搬送ベルトの強度を維持しやすくなる。
本発明の搬送ベルトにおいては、前記弾性部材が粘着性を有していることが好ましい。これによると、弾性部材上において、紙などの印刷媒体を搬送しやすくなる。
本発明のベルト搬送装置は、ベルト搬送面と記録部とが一定の間隔をあけて配置される記録装置に用いられるベルト搬送装置であって、回転軸が互いに平行である一対のローラと、前記一対のローラ間に張り渡され、前記一対のローラの回転に伴ってシート状の記録媒体を搬送方向へ搬送するエンドレスの搬送ベルトとを備えている。そして、前記搬送ベルトが、一又は複数の平板部材からなる環形状を有する基材と、接着剤を介して前記基材の外周面に固定され、前記ローラに対する静止摩擦係数が前記ローラに対する前記基材の静止摩擦係数よりも大きい弾性部材とを備えており、前記基材には厚み方向に貫通した複数の孔が形成されていると共に、前記弾性部材が前記孔から露出しており、前記ローラの回転に伴って前記孔が前記ローラ上に位置するときに、前記弾性部材が当該孔を介して前記ローラと接触する
この構成によると、基材が一又は複数の平板部材からなるので基材がほつれることがない。また、基材と弾性部材との間の気泡を、基材に設けられた孔を経てベルト内周面から外部に逃がすことができる。したがって、搬送ベルトの外周面に凹凸が生じにくくなる。
また、搬送ベルトがローラに対してスリップしにくくなる。この条件は、一具体例として、前記ローラの半径をR、前記孔の直径をr、前記基材の厚みをtで表したとき、{(R+t)−(r/2)1/2<Rと表現される。
また、複数の前記孔が、前記基材に規則的に形成されていることが好ましい。これによると、複数の孔の形成位置を設計しやすくできる。さらに、前記複数の孔が、互いに隣接する前記孔の中心間距離が等距離となるように配列されていることが好ましい。これによると、複数の孔がほぼ均一に分散されるため、気体となった接着剤の揮発成分の蓄積をより抑制しやすくなる。加えて、搬送ベルトからローラに対して均一なグリップ力が与えられるので、搬送ベルトのねじれを防止できる。
さらにこのとき、前記基材の周方向に沿った複数の孔列が前記複数の孔によって形成されていることが好ましい。これによると、複数の孔が基材表面においてあまり偏ることなく分散されるため、気体となった接着剤の揮発成分の蓄積をより一層抑制しやすくなる。加えて、周方向に関しても、搬送ベルトからローラに対して均一なグリップ力を与えることができるため、搬送ベルトのねじれを確実に防止できる。
具体的には、複数の前記孔が、千鳥状に配列されていてよい。別の例として、隣接する前記孔列に属する隣接する2つの孔の中心を結ぶ直線が、前記基材の内周面上において前記周方向に直交する方向に平行であってよい。
一例として、一の孔の外周と当該一の孔に隣接する他の孔の外周との距離が17mm以下であることが好ましい。これによると、気体となった接着剤の揮発成分が基材と弾性部材との間に蓄積されても、その気泡の直径を20mm以下にできる。そのため、搬送ベルトの外周面に生じる凹凸の高低差を比較的小さくできる。加えて、ローラに対するグリップ力を向上させることができる。
このとき、前記孔の中心間距離が3.7mm以上であることが好ましい。これによると、搬送ベルトの強度を維持しやすくなる。
本発明のベルト搬送装置においては、前記弾性部材が粘着性を有していることが好ましい。これによると、弾性部材上において、紙などの印刷媒体を搬送しやすくなる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタの全体構成図、図2は、搬送ユニットの斜視図である。
図1に示すインクジェットプリンタ1は、給紙装置14の用紙収容部15から給紙ローラ38によって引き出された用紙を反転させて4つのライン型の記録ヘッド2に対向する搬送面27上に導き再度反転させて排紙トレイ16に導くS字状の用紙通路を備えている。
用紙収容部15に収容されたシート状のカット紙Pは、給紙ローラ38によって一枚ずつ送り出され、二対の搬送ローラ18a、18b;19a、19bが配置された第1湾曲路において反転されてから、搬送ユニット20に送られる。
搬送ユニット20は、駆動軸と従動軸とにそれぞれ設けられたベルトローラ6、7に搬送ベルト8が掛け渡されたものであって、搬送ベルト8の上面が搬送面27として構成される。ベルトローラ6、7は、搬送ベルト8の内周面8bと接している。ベルトローラ6が矢印A方向に回転するようにその駆動軸に接続された搬送モータ74を駆動することによって、搬送ベルト8の表面に粘着したカット紙Pが搬送される。搬送ベルト8の外周面8aには、シリコンゴムによる処理が施されている。したがって、搬送ベルト8の外周面8aにカット紙Pをその粘着力によって保持することができる。
4つの記録ヘッド2は、それぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各インクを吐出する。これら4つの記録ヘッド2は、ヘッド本体13の底面と搬送ベルト8の搬送面27との間に僅かな隙間を形成しつつ、搬送方向に並設されている。これら4つの記録ヘッド2から吐出された各色のインクがカット紙P上において重ね合わせることによってカット紙P上にカラー画像が形成される。
記録が終わったカット紙Pは、剥離プレート30によって搬送面27から剥離された後、搬送ローラ21a、21bを有する第2湾曲路において再び反転されてから排出ローラ22a、22bによって記録面を下にして排紙トレイ16上に排出される。
次に、搬送ベルト8の詳細についてさらに図3を参照しつつ説明する。図3は、図2に描かれたB−B線に沿った断面図である。図2に示すように、基材シート50の外周面上には、その全面に亘って弾性シート52が貼り合わされている。すなわち、図3に示すように、搬送ベルト8は、搬送ベルト8の内周面8bを構成するエンドレスの基材シート50、ベルト8の外周面8aを構成する弾性シート52、及び、これら2枚のシート50、52を接着する接着剤層54の3層構造を有している。
基材シート50は、ポリイミドやウレタン等からなる厚み0.1mm〜0.2mmの1枚の平板部材である。基材シート50は、環形状を有することによってエンドレスとなっている。基材シート50には、厚み方向に貫通した複数の孔31が形成されている。孔31は、基材シート50の厚み方向に延在する軸を有する円柱形状を有しており、その直径は3mmである。孔31の底からは、接着剤層54ではなく弾性シート52が露出している。これは、基材シート50に接着剤が塗布されてから、基材シート50に弾性シート52が貼り付けられているからである。本実施の形態において、接着剤層54の接着剤は、基材シート50の孔31内に入り込んでいない。
複数の孔31は、隣接する孔31との中心間距離が20mm、外周間距離が17mmとなるように千鳥状に規則的に配列されている。本実施の形態では、互いに隣接した3つの孔31の中心が正三角形の頂点に位置している。つまり、互いに隣接する孔31の中心間距離が等距離になっている。複数の孔31は、基材シート50の周方向に沿った複数の孔列を形成している。基材シート50の表面積に対する複数の孔31の合計開口面積の比率は、おおよそ2%である。
基材シート50の外周面8aに貼り合わされた弾性シート52は、低硬度のシリコンゴムからなる。弾性シート52の厚みは、1mm〜2mmである。弾性シート52の材料は、EPDM、ウレタンゴム、ブチルゴムなどの弾性材料であってもよい。カット紙Pを粘着させるために、弾性シート52の硬度は、アスカーC硬度で10度以下である。好ましくは、弾性シート52のアスカーC硬度は5度以下であり、特に1度〜2度であることが好ましい。弾性シート52は、複数の孔31が穿孔された基材シート50の外周面を覆っている。基材シート50が比較的薄く且つ孔31がストレートに基材シート50を貫通しているために、後述するように、本実施の形態では、搬送ベルト8において2つのベルトローラ7、8上にある領域内に存在する孔31内に弾性シート52が侵入し、孔31内において弾性シート52の内周面が部分的に搬送ベルト8の内周面8bを構成することになる。
接着剤層54の層厚は、約0.07mmである。接着剤層54に用いられる接着剤としては、酢酸ビニル樹脂やアクリル樹脂を水の中にコロイド状に分散させた水性接着剤、合成樹脂や合成ゴムなどを有機溶剤に溶かした有機溶剤系接着剤、空気中の湿気と化学反応して硬化する無溶剤タイプの弾性接着剤、主剤と硬化剤とを混合させて使用する2液性接着剤などが挙げられる。これらの接着剤は何らかの揮発成分を有している。具体的には、水性接着剤においては水分、有機溶剤系接着剤においてはキシレンやトルエン等の有機溶剤、弾性接着剤・2液性接着剤においては接着成分そのものが揮発成分である。
これらの揮発成分は、基材シート50と弾性シート52とが貼り合わせられた後であっても揮発していき、揮発して気体となった揮発成分が基材シート50と弾性シート52との間に溜まって気泡41が生じる。気泡41が生じると、気泡41の厚みnだけ弾性シート52が浮き上がるために、搬送ベルト8の平面度が損なわれる。なお、搬送ベルト8内に存在する気泡41としては、接着剤に含まれる揮発成分に起因したものの他に、基材シート50と弾性シート52とを貼り合わせる際にこれら2枚のシートの間に巻き込まれ、その後の気泡除去工程によっても除去することができなかった大気に起因するものもある。
図4は、基材シート50の部分平面図である。接着剤の揮発成分に起因した気体を含む気泡41は、揮発成分の蒸発が終わるまでは時間の経過と共に徐々に成長していく。ところが、本実施の形態においては、気泡41が最大でおおよそ直径20mm以上に成長すると、気泡41はその周囲にあるいずれかの孔31に接触する。なぜなら、互いに隣接した3つの孔31の中心が正三角形の頂点に位置しているので、隣接する孔31同士の中心間距離をa、孔31の直径をbとしたとき、互いに隣接した3つの孔31に挟まれるように接する円(孔31に接触しない円としては最大直径となりうる)の直径が、2*(a/√3−b/2)と表され、この式にa=20mm、b=3mmを代入すると、20mmという数値が得られるからである。そして、気泡41が孔31に接触すると、気泡41内の気体は孔31から外部へと放出される。つまり、搬送ベルト8内には、直径20mm以上の気泡41は存在することができない。これにより、接着剤の揮発成分に起因した気体を含む気泡41の直径が、基材シート50と弾性シート52との間において、過大な直径にならないようになっている。その結果、気泡41の厚みnを小さく抑えられる。
具体的には、基材シート50に対する弾性シート52の浮き上がり角度は1°程度となるので、気泡41の最大直径を20mmとしたとき、気泡41の厚みnを0.2mm程度とすることができる。そして、直径3mmの複数の孔31を中心間距離20mmで配列したときの基材シート50の表面積に対する孔31の合計開口面積の比率は2%である。つまり、孔31が規則的に且つ互いに隣接する孔31の中心間距離が等距離となるように配列されている場合、基材シート50の表面積に対する孔31の合計開口面積の比率を2%以上となるようにすれば、気泡41の厚みnを0.2mm以下に抑えることができる。
他方、上記比率が大きすぎると、搬送ベルト8として必要な強度が得られない。上記比率が大きくなるほど搬送ベルト8の強度が低下するので、搬送ベルトの強度を維持するという観点から、上記比率は50%以下であることが好ましい。孔31の直径を3mmとしたまま上記比率を50%としたときの孔31の中心間距離は、3.7mmである。上記比率のより好ましい範囲は、10%〜40%であり、さらに好ましい範囲は、15%〜35%である。また、孔31の中心間距離のより好ましい範囲は、10mm〜20mmであり、さらに好ましい範囲は、13mm〜18mmである。特に、15mmが好ましい。
ここで、搬送ベルト8の製造方法について工程順に説明する。
(1)ポリイミド、PET等の伸縮性の小さい材料でシート状フィルムを製造する。
(2)シート状フィルムにプレス加工で孔31を形成する。
(3)シート状フィルムの長手方向端部同士を熱及び圧力をかけて接合する。このとき、接合部分が他の部分と同じ厚さになるようにする。このようにして、シームレスベルト(基材シート50)を形成する。
(4)シームレスベルトの内周面に金型を被せてから、外周面に接着剤を薄く塗布する。
(5)シームレスベルトの外周面に、接着剤を介して、ミラブルポリウレタンなどの押出成形したゴムチューブを1.0mm〜2.0mmの厚さに被せる。
(6)ローラ圧接によるならし、空気抜き、層間密着などの工程を行う。
なお、工程(1)においてシームレスのシート状フィルムを製造してもよい。これにより、工程(3)が省略される。シームレスのシート状フィルムを製造するには、芯体の表面に樹脂溶液を均一に塗布して塗膜を形成し、この塗膜を芯体上に保持したままで加熱して樹脂を成膜した後、芯体から分離させればよい。
次に、ベルトローラ7と搬送ベルト8との関係について図5及び図6をさらに参照して説明する。図5は、図2に描かれた領域Cの拡大断面図である。図6は、図5に描かれた領域Dの拡大図である。図5において弾性シート52は線で描かれており、なおかつ図5及び図6において接着剤層54の図示を省略している。なお、以下に説明するベルトローラ7と搬送ベルト8との関係は、ベルトローラ6と搬送ベルト8との関係についても同様に成り立つので、ここではその説明を省略する。
図5に示すように、ベルトローラ7の半径をR、孔31の直径をr、基材シート50の厚みをtとしたとき、ベルトローラ7の中心Oから、弾性シート52の外周面上にあって孔31の直径両端に相当する2点X、Yを結ぶ線分の中点Cまでの距離Lは、ピタゴラスの定理から、{(R+t)2−(r/2)21/2と表される。そして、本実施の形態では、L<R、つまり、{(R+t)2−(r/2)21/2<Rが成り立つように、ベルトローラ7の半径R、孔31の直径r、基材シート50の厚みtが決定されている。
そのため、弾性シート52は、図6に示すように、少なくとも中点Cの近傍においてベルトローラ7に接触する。つまり、搬送ベルト8においてベルトローラ7上に位置する領域にある孔31内に弾性シート52が侵入し、孔31内において弾性シート52の内周面が部分的に搬送ベルト8の内周面8bを構成することになる。したがって、弾性シート52が孔31内においてベルトローラ7に接触しない場合と比べて、ベルトローラ7に対する搬送ベルト8のグリップ力が増大する。その結果、搬送ベルト8がベルトローラ7に対してスリップしにくくなる。
特に、本実施の形態においては、ベルトローラ7に対する弾性シート52の静止摩擦係数が、ベルトローラ7に対する基材シート50の静止摩擦係数よりも十分に大きい。そのため、弾性シート52が孔31内においてベルトローラ7に接触することによって、ベルトローラ7に対する搬送ベルト8のグリップ力が著しく増大し、搬送ベルト8のスリップがさらに生じにくくなる。
本実施の形態では、弾性シート52のベルトローラ6,7への接触面積を増大させるという観点から、機械強度を確保できる範囲内において、基材シート50の厚さをできるだけ薄くすることが好ましい。
さらに、複数の孔31が千鳥状に規則的に配列されているため、ベルトローラ7から付与されるグリップ力は均一に弾性シート52に作用する。よって、搬送ベルト8がベルトローラ7に対してより一層スリップしにくくなっている。
以上のように、本実施の形態の搬送ベルト8は、基材シート50が1枚の平板部材からなるので、ベルトローラ6、7からの駆動力が長年にわたって加えられたとしても、特許文献1のような搬送ベルトとは異なり、基材シート50の端面においてほつれが発生することがない。そのため、糸条のほつれが印字の障害となるなどの不都合が生じず、ベルト強度がほとんど低下することがない。しかも、特許文献1のような搬送ベルトとは異なり、基材シート50の変形も生じにくいという利点もある。
また、各孔31からは弾性シート52が露出しているので、搬送ベルト8の外周面8aには孔31の開口が設けられていない。そのため、カット紙Pから生じる微小な粉塵が孔31内に入り込むことがほとんどなく、粉塵を孔31から除去する作業を行うべきサイクルを大幅に長くすることができる。
さらに、孔31が搬送ベルト8の内周面8bに開口しているので、接着剤の揮発成分からなる気泡41が孔31に接触するまで成長すると、気泡41に含まれる気体(揮発成分)が孔31から搬送ベルト8の内周面8b側の外部へと放出される。したがって、著しく大きな気泡41が発生しなくなる。また、基材シート50と弾性シート52とを貼り合わせる際にこれら2枚のシート50,52の間に巻き込まれた大気も孔31から外部へと放出されるため、この大気に起因した気泡も著しく大きくなることはない。これにより、搬送ベルト8の外周面8aに高低差の大きい凹凸が形成されなくなる。その結果、搬送ベルトの搬送面27となる外周面8aにおける平面度を保つことができ、さらなる高画質印字が可能となる。
加えて、ベルトローラ7に対する弾性シート52の静止摩擦係数が、ベルトローラ7に対する基材シート50の静止摩擦係数よりも十分に大きく、且つ、搬送ベルト8においてベルトローラ6、7上に位置する領域にある孔31内に侵入した弾性シート52がベルトローラ6、7に接触するので、ベルトローラ6、7に対する搬送ベルト8のグリップ力が増大する。その結果、搬送ベルト8がベルトローラ6、7に対してスリップしにくくなる。これによっても、さらなる高画質印字を実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬送ベルトの構成を、基材シートの部分平面図である図7に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。本実施の形態の構成が第1の実施の形態と異なる点は、基材シートに穿孔された孔の配列及び直径の大きさだけである。
図7に示すように、1つの平板部材からなる基材シート150には、これを厚み方向に貫通する孔131が形成されている。そして、第1の実施の形態と同様に、孔131からは弾性シート(図示せず)が露出している。
孔131は、基材シート150の厚み方向に延在する軸を有する直径3mmの円柱形状を有している。複数の孔131は、正方形の格子状に配列されている。つまり、複数の孔131は、基材シート150の周方向に沿った複数の孔列を形成していると共に、隣接する孔列に属する隣接する2つの孔の中心を結ぶ直線が、基材シート150の内周面上においてその周方向に直交する方向に平行である。さらに、複数の孔131は、基材シート150の周方向及び周方向に直交する方向のいずれにも互いに共通の等間隔おきに配列されている。本実施の形態では、互いに隣接した4つの孔131の中心が正方形の頂点に位置している。隣接する孔131同士の中心間距離が3.75mm、外周間距離が0.75mmである。基材シート150の表面積に対する複数の孔31の合計開口面積の比率は、50%である。この比率は、基材シート150の最小限の強度を維持するための上限である。
図7に示すように、本実施の形態の搬送ベルトでは、気泡141が直径約2.3mm以上に成長できない。また、気泡141の厚みnを第1の実施の形態よりも小さく抑えられる。その他、本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様に利益が得られる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更を上述の実施の形態に施すことが可能である。例えば、上述した実施の形態では基材シートを1枚の平板部材からなるとしたが、複数枚の平板部材を編み込むことによって基材シートを構成してもよい。この場合でも基材シートがほつれることがない。
また、基材シートに形成された孔の配列態様は、上述した実施の形態のものだけに限定されない。例えば、複数の孔を基材シートに不規則に形成してもよい。また、基材シートに形成される孔の形状は、円柱形状でなくてもよい。例えば基材シートの平面に沿った孔の断面が、楕円や矩形などであってもよい。孔の断面を楕円とした場合、その短径方向をベルト張設方向と一致させることが好ましい。孔の外周間距離や中心間距離、直径、合計開口面積の比率なども、適宜変更可能である。
さらに、ベルトローラの回転に伴って孔がベルトローラ上に位置するときに、弾性シートが孔を介してベルトローラと接触しなくてもよい。接触する場合においても、ベルトローラに対する弾性シートの静止摩擦係数が、ベルトローラに対する基材シートの静止摩擦係数よりも小さくなっていてもよい。また、上述した関係式{(R+t)2−(r/2)21/2<Rは、孔の断面形状が円形で、ベルトローラが円柱状であることを前提としたものであるので、孔の断面形状が円形でなければ、又はベルトローラが円柱状でなければ、この式が成り立っていなくても、弾性シートが孔を介してベルトローラと接触することがある。
また、上述した実施の形態では、粘着力を有する弾性シートを用いているが、弾性シートが粘着力を有していなくてもよい。
印刷媒体などの搬送媒体としては、カット紙ではなく、ロール紙のような長尺の連続媒体であってもよい。
さらに、本発明の搬送ベルト及びこの搬送ベルトを用いたベルト搬送装置の用途は、インクジェットプリンタだけに限定されない。例えば、自動改札機に含まれる切符搬送装置、ATMなどの現金預金支払機に含まれる紙幣搬送装置、自動原稿送り装置等の幅広い用途に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る搬送ベルトを含むインクジェットプリンタの概略図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタに含まれる搬送ユニット(ベルト搬送装置)の斜視図である。 図2に描かれたB−B線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る搬送ベルトに含まれる基材シートの部分平面図である。 図2に描かれた領域Cの拡大断面図である。 図5に描かれた領域Dの拡大図である。 本発明の第2の実施の形態に係る搬送ベルトに含まれる基材シートの部分平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 記録ヘッド
6、7 ベルトローラ
8 搬送ベルト
8a 外周面
8b 内周面
13 ヘッド本体
14 給紙装置
15 用紙収容部
16 排紙トレイ
20 搬送ユニット(ベルト搬送装置)
27 搬送面
31 孔
38 給紙ローラ
41 気体層
50 基材シート
52 弾性シート
54 接着剤層
74 搬送モータ

Claims (19)

  1. ベルト搬送面と記録部とが一定の間隔をあけて配置される記録装置に用いられて、一対のローラ間に張り渡され、前記一対のローラの回転に伴ってシート状の記録媒体を搬送方向へ搬送するエンドレスの搬送ベルトであって、
    一又は複数の平板部材からなる環形状を有する基材と、
    接着剤を介して前記基材の外周面に固定され、前記ローラに対する静止摩擦係数が前記ローラに対する前記基材の静止摩擦係数よりも大きい弾性部材とを備えており、
    前記基材には厚み方向に貫通した複数の孔が形成されていると共に、前記弾性部材が前記孔から露出しており、
    前記ローラの回転に伴って前記孔が前記ローラ上に位置するときに、前記弾性部材が当該孔を介して前記ローラと接触することを特徴とする搬送ベルト。
  2. 複数の前記孔が、前記基材に規則的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送ベルト。
  3. 前記複数の孔が、互いに隣接する前記孔の中心間距離が等距離となるように配列されていることを特徴とする請求項2に記載の搬送ベルト。
  4. 前記基材の周方向に沿った複数の孔列が前記複数の孔によって形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送ベルト。
  5. 複数の前記孔が、千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項4に記載の搬送ベルト。
  6. 隣接する前記孔列に属する隣接する2つの孔の中心を結ぶ直線が、前記基材の内周面上において前記周方向に直交する方向に平行であることを特徴とする請求項4に記載の搬送ベルト。
  7. 一の孔の外周と当該一の孔に隣接する他の孔の外周との距離が17mm以下であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の搬送ベルト。
  8. 前記孔の中心間距離が3.7mm以上であることを特徴とする請求項7に記載の搬送ベルト。
  9. 前記弾性部材が粘着性を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の搬送ベルト。
  10. ベルト搬送面と記録部とが一定の間隔をあけて配置される記録装置に用いられるベルト搬送装置であって、
    回転軸が互いに平行である一対のローラと、
    前記一対のローラ間に張り渡され、前記一対のローラの回転に伴ってシート状の記録媒体を搬送方向へ搬送するエンドレスの搬送ベルトとを備えており、
    前記搬送ベルトが、
    一又は複数の平板部材からなる環形状を有する基材と、
    接着剤を介して前記基材の外周面に固定され、前記ローラに対する静止摩擦係数が前記ローラに対する前記基材の静止摩擦係数よりも大きい弾性部材とを備えており、
    前記基材には厚み方向に貫通した複数の孔が形成されていると共に、前記弾性部材が前記孔から露出しており、
    前記ローラの回転に伴って前記孔が前記ローラ上に位置するときに、前記弾性部材が当該孔を介して前記ローラと接触することを特徴とするベルト搬送装置。
  11. 前記ローラの半径をR、前記孔の直径をr、前記基材の厚みをtで表したとき、
    {(R+t)−(r/2)1/2<R
    が成り立っていることを特徴とする請求項10に記載のベルト搬送装置。
  12. 複数の前記孔が、前記基材に規則的に形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のベルト搬送装置。
  13. 前記複数の孔が、互いに隣接する前記孔の中心間距離が等距離となるように配列されていることを特徴とする請求項12に記載のベルト搬送装置。
  14. 前記基材の周方向に沿った複数の孔列が前記複数の孔によって形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のベルト搬送装置。
  15. 複数の前記孔が、千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項14に記載のベルト搬送装置。
  16. 隣接する前記孔列に属する隣接する2つの孔の中心を結ぶ直線が、前記基材の内周面上において前記周方向に直交する方向に平行であることを特徴とする請求項14に記載のベルト搬送装置。
  17. 一の孔の外周と当該一の孔に隣接する他の孔の外周との距離が17mm以下であることを特徴とする請求項1416のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
  18. 前記孔の中心間距離が3.7mm以上であることを特徴とする請求項17に記載のベルト搬送装置。
  19. 前記弾性部材が粘着性を有していることを特徴とする請求項1018のいずれか1項に記載のベルト搬送装置。
JP2004231879A 2004-08-09 2004-08-09 搬送ベルト及びベルト搬送装置 Expired - Fee Related JP4259426B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231879A JP4259426B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 搬送ベルト及びベルト搬送装置
US11/196,686 US20060028526A1 (en) 2004-08-09 2005-08-04 Conveyance belt and belt conveyance device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231879A JP4259426B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 搬送ベルト及びベルト搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006044918A JP2006044918A (ja) 2006-02-16
JP4259426B2 true JP4259426B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=35756980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004231879A Expired - Fee Related JP4259426B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 搬送ベルト及びベルト搬送装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060028526A1 (ja)
JP (1) JP4259426B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9354557B2 (en) * 2013-06-12 2016-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Intermediate transfer member and image recording method
JP6132800B2 (ja) * 2014-03-31 2017-05-24 サトーホールディングス株式会社 Icタグ発行装置
JP6462031B2 (ja) * 2017-04-18 2019-01-30 サトーホールディングス株式会社 Icタグ発行方法およびicタグ発行装置
JP2019023930A (ja) * 2018-10-26 2019-02-14 サトーホールディングス株式会社 Icタグ発行方法及びicタグ発行装置
US11383533B2 (en) 2018-11-30 2022-07-12 Xerox Corporation Composite dryer transport belt

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5548388A (en) * 1995-09-25 1996-08-20 Xerox Corporation Vacuum transport apparatus
JP3434252B2 (ja) * 1999-11-08 2003-08-04 シャープ株式会社 記録媒体搬送装置
US6523262B1 (en) * 2000-05-12 2003-02-25 American Roller Company, Llc Elastomer-covered roller having a thermally sprayed permeable bonding material
ATE538997T1 (de) * 2001-01-31 2012-01-15 Procter & Gamble Verfahren zur herstellung von beuteln
DE60336365D1 (de) * 2002-07-15 2011-04-28 Ricoh Co Ltd Externes Additif für elektrophotographische Toner; Toner zur Entwicklung elektrostatischer Bilder, Zwei-Komponenten Entwickler, Bilderzeugungsverfahren und Bilderzeugungsvorrichtung
JP2004226815A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Canon Inc 加熱装置及び画像形成装置
US7182334B2 (en) * 2003-11-21 2007-02-27 Xerox Corporation Air diffusing vacuum transport belt

Also Published As

Publication number Publication date
US20060028526A1 (en) 2006-02-09
JP2006044918A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5543564B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4581741B2 (ja) 画像記録装置
JP3469824B2 (ja) 記録媒体搬送装置
JP5762220B2 (ja) 搬送装置および画像形成装置
US9283779B2 (en) Conveyor device and inkjet recording apparatus
EP3162576B1 (en) Printing apparatus
JP2014024283A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4259426B2 (ja) 搬送ベルト及びベルト搬送装置
JP2018043840A (ja) 搬送装置及びインクジェット記録装置
JP4395779B2 (ja) インクジェット記録装置
US20150273879A1 (en) Conveyor device and inkjet recording apparatus
JP6146656B2 (ja) 熱転写システムまたは熱転写方法
JPH10315551A (ja) インクジェット記録装置ならびにその記録方法
JP4277853B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4788224B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2005029333A (ja) インクジェット記録装置
JP2008222418A (ja) インクジェット記録装置
JP2010137386A (ja) 印刷機及びこれを用いた印刷方法
TW200827271A (en) Conveyor of surface treatment device
JP4496171B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2007145555A (ja) 記録媒体搬送ベルト及びこれを備えたインクジェット記録装置
JP4016924B2 (ja) インクジェット記録装置用ベルト搬送機構、及び、これを備えたインクジェット記録装置
JP2008238677A (ja) 液体吐出装置及びベルト
JP2010179486A (ja) 搬送装置、印刷装置
CN109641708B (zh) 输送装置以及图像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4259426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees