JP2018043840A - 搬送装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
記録媒体の載置面に複数の孔部が配列された環状の搬送ベルトと、
当該搬送ベルトを周回移動させる駆動部と、
前記複数の孔部を介して前記載置面側から当該載置面と反対の面側へ空気を吸引する吸引部と、
を備え、
前記搬送ベルトにおいて前記複数の孔部の配列が設けられていない無孔領域が前記載置面内で前記周回移動の方向に垂直な幅方向と交差する方向に沿って設けられている
ことを特徴とする搬送装置である。
前記搬送ベルトは、スチールベルトであることを特徴としている。
前記無孔領域のうち少なくとも一部は、前記幅方向について前記載置面の幅全体に亘って連続していることを特徴としている。
前記無孔領域には、前記周回移動の方向に延在する領域が含まれることを特徴としている。
前記無孔領域には、前記載置面の前記幅方向についての両端部分が含まれ、当該両端部分は、前記搬送ベルトに載置される対象となり得る最大幅の記録媒体が載置されない範囲に定められていることを特徴としている。
前記複数の孔部は、所定の二次元配列パターンで配置され、
当該二次元配列パターンの配列方向を示す二軸のうち少なくとも一方は、前記周回移動の方向及び前記幅方向とそれぞれ交差する方向に定められる
ことを特徴としている。
請求項1〜6の何れか一項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置により搬送される記録媒体に対してインクを吐出する記録部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置である。
図1は、本実施形態の搬送装置である搬送部10を含むインクジェット記録装置100の全体構成を示す図である。
載置トレー31は、枚葉紙、厚紙、段ボール材や樹脂板などの各種個別の記録媒体P(搬送対象物)が重ねて載置可能な板状の部材であり、最上部に載置された記録媒体Pから順に搬送部10へと送出される。載置トレー31は、上下方向に移動可能であり、載置された記録媒体Pの全重量などに応じて最上の記録媒体Pが搬送部10へ送出される位置で保持される。載置トレー31の高さの変更度合いは、設定などにより記録媒体Pの種別に応じて調整可能であっても良い。
また、媒体出力部32は、更に、押さえローラー18の直近まで支持板15の上面と同じ高さで記録媒体Pを載置して送出する無端状の送出ベルト及び当該送出ベルトが架け渡された2つのローラーなどを備えていても良い。
支持板15は、搬送方向に長い方が画像記録部20による画像記録時に記録媒体Pをより安定させやすいが、水平方向に占める面積が増大する。従って、支持板15は、適切な長さ、例えば、記録媒体Pの搬送方向についての長さ(単一サイズであれば当該単一サイズに基づき、複数サイズの記録媒体Pに対して画像記録が可能な場合には、標準的な長さ又は最大の長さなどに基づく)程度に好ましく定められる。
ここで、略同一の高さとは、例えば、記録媒体Pを搬送ベルト13に載置させるときに、ガイドローラー17の位置が高いために当該搬送ベルト13に衝突したり、押さえローラー18で押し下げる際にずれが大きくて記録媒体Pが歪んだりといったことがない範囲、即ち、記録媒体Pの硬さやサイズ(厚さを含む)に対して大きすぎない範囲であれば良く、簡単な目視レベル、例えば、1〜2cm以下程度のずれ、角度にして1〜2度以下程度のずれは、通常許容され得る。
搬送部10と媒体排出部40との間には、記録媒体Pをより安全且つ確実に媒体排出部40に送出するためのローラーやベルトなどを備えたデリバリー部が設けられていても良い。例えば、ガイドローラー17の上方を通過した記録媒体Pを排出トレー41上における最上の記録媒体Pの更に上に導くように2つのローラー間に架け渡されたベルトが設けられていても良い。
図2は、搬送ベルト13の搬送面を示す平面図である。また、図3は、搬送ベルト13の一部を拡大して示す図である。
図4(a)に示すように、搬送ベルト13aの継ぎ目として設けられる領域Caは、直線状に限られず、途中で折れ曲がり部分が含まれていても良い。この場合でも、領域Caの連続する方向に幅方向に沿った方向の部分が含まれていなければ、記録媒体Pの搬送方向端部が吸着されずに巻き上がりなどが生じるのを抑えることが出来る。
これにより、搬送ベルト13の外周面に載置された記録媒体Pの搬送方向端部全体が当該無孔領域上とならないので、端部が全く吸着されずに浮き上がるのを抑制することが出来る。従って、浮き上がりによるインクの着弾位置のずれを抑制し、また、記録媒体Pのジャムなどのトラブルを防ぐことが出来る。また、連続した無孔領域により搬送ベルト13の剛性を高めることが出来るので、搬送動作の精度を向上させることが出来る。
これにより、搬送ベルト13により搬送される記録媒体Pは、サイズによらず、必ず幅方向両端までより確実に吸着させて浮き上がりを防止することが出来る。
これにより、配置される記録媒体Pのサイズによらず、記録媒体Pの各周縁から孔部までの距離を二次元配列における孔部の間隔よりも狭くすることが出来るので、より効率的に記録媒体Pの浮き上がりを抑制することが出来る。
このように、記録媒体Pの浮き上がりを抑制し、精度良く搬送動作を行うことが可能な搬送部10を用いたインクジェット記録装置100では、各ノズルからのインクの吐出位置の精度を安定して維持することが出来るので、安定した高画質の画像を記録することが出来る。
例えば、上記実施の形態では、無孔領域として領域A1、A2、B、Cが定められていたが、何れかのみ又は3領域以下の組合せであっても良い。何れの領域が必要となるかは、搬送ベルト13のサイズや種別、記録媒体Pのサイズや種別、媒体検出部の有無や配置などに応じて適宜設定され得る。
その他、上記実施の形態で示した構成などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
11 駆動ローラー
111 搬送モーター
12 従動ローラー
13、13a、13b 搬送ベルト
14 媒体検出部
15 支持板
16 吸引部
17 ガイドローラー
18 押さえローラー
19 テンションローラー
20 画像記録部
21 ヘッドユニット
30 媒体供給部
31 載置トレー
32 媒体出力部
40 媒体排出部
41 排出トレー
100 インクジェット記録装置
P 記録媒体
Claims (7)
- 記録媒体の載置面に複数の孔部が配列された環状の搬送ベルトと、
当該搬送ベルトを周回移動させる駆動部と、
前記複数の孔部を介して前記載置面側から当該載置面と反対の面側へ空気を吸引する吸引部と、
を備え、
前記搬送ベルトにおいて前記複数の孔部の配列が設けられていない無孔領域が前記載置面内で前記周回移動の方向に垂直な幅方向と交差する方向に沿って設けられている
ことを特徴とする搬送装置。 - 前記搬送ベルトは、スチールベルトであることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
- 前記無孔領域のうち少なくとも一部は、前記幅方向について前記載置面の幅全体に亘って連続していることを特徴とする請求項1又は2記載の搬送装置。
- 前記無孔領域には、前記周回移動の方向に延在する領域が含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の搬送装置。
- 前記無孔領域には、前記載置面の前記幅方向についての両端部分が含まれ、当該両端部分は、前記搬送ベルトに載置される対象となり得る最大幅の記録媒体が載置されない範囲に定められていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の搬送装置。
- 前記複数の孔部は、所定の二次元配列パターンで配置され、
当該二次元配列パターンの配列方向を示す二軸のうち少なくとも一方は、前記周回移動の方向及び前記幅方向とそれぞれ交差する方向に定められる
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の搬送装置。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置により搬送される記録媒体に対してインクを吐出する記録部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016179184A JP2018043840A (ja) | 2016-09-14 | 2016-09-14 | 搬送装置及びインクジェット記録装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016179184A JP2018043840A (ja) | 2016-09-14 | 2016-09-14 | 搬送装置及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018043840A true JP2018043840A (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61694272
Family Applications (1)
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2016
- 2016-09-14 JP JP2016179184A patent/JP2018043840A/ja active Pending
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