JP4256752B2 - 廃棄物処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、廃棄物の埋立安定性を確保でき、しかも、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らすことができる廃棄物処理方法を提供する。
請求項2は、凹地からなる廃棄物処分場を区分けして形成され、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域のうちの一又は複数の廃棄物処理予定区域に、所定量の廃棄物を埋め立てた後に、この埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設け、その後、他の廃棄物処理予定区域において廃棄物の埋め立てを行っている間の廃棄物中への雨水の浸水を上記遮水シートで防止してから、上記埋め立てた廃棄物の上にさらに所定量の廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする。
請求項3は、凹地からなる廃棄物処分場を区分けして形成され、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域のうちの一又は複数の廃棄物処理予定区域に、所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設け、その後、上記廃棄物を埋め立てた廃棄物処理予定区域と隣接する廃棄物処理予定区域において廃棄物の埋め立てを行っている間の廃棄物中への雨水の浸水を上記遮水シートで防止してから、上記埋め立てた廃棄物の上にさらに所定量の廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする。
請求項4は、斜面と斜面との間に挟まれた凹地に形成された廃棄物処分場を区分けして、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域を形成し、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、他方の斜面側に形成された他の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、上記一の廃棄物処理予定区域に埋め立てられた廃棄物と上記他の廃棄物処理予定区域に埋め立てられた廃棄物との間の区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後において、上記各区域に埋め立てた廃棄物の上にさらに廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする。
請求項5は、斜面と斜面との間に挟まれた凹地に形成された廃棄物処分場を区分けして、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域を形成し、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域から他方の斜面側に形成された他の廃棄物処理予定区域まで順々に廃棄物を埋め立てていくようにし、この際、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、順次隣接する廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止していってから、他方の斜面側に形成された廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、上記各廃棄物処理予定区域に埋め立てた廃棄物の上にさらに廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする。
請求項2では、請求項1と同様に、廃棄物の埋立安定性が増し、廃棄物を積層して埋め立てても、廃棄物が崩壊し難くなる。また、一又は複数の廃棄物処理予定区域に廃棄物を埋め立てた後、他の廃棄物処理予定区域に廃棄物の埋め立てを行っている間に廃棄物を通過する浸出水の量を減らすことができて、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになり、水浄化処理施設の規模を小さくできるので、水浄化処理のコストを削減できる。
請求項3では、請求項1と同様に、廃棄物の埋立安定性が増し、廃棄物を積層して埋め立てても、廃棄物が崩壊し難くなる。また、一又は複数の廃棄物処理予定区域に廃棄物を埋め立てた後、隣接する廃棄物処理予定区域に廃棄物の埋め立てを行っている間に廃棄物を通過する浸出水の量を減らすことができて、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになり、水浄化処理施設の規模を小さくできるので、水浄化処理のコストを削減できる。
請求項4では、凹地に形成された廃棄物処分場において、廃棄物の埋立安定性が増し、廃棄物を積層して埋め立てても、廃棄物が崩壊し難くなる。また、一方の斜面側に形成された廃棄物処理予定区域に廃棄物を埋め立てた後、他方の斜面側に形成された廃棄物処理予定区域に廃棄物の埋め立てを行っている間に廃棄物を通過する浸出水の量を減らすことができて、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになり、水浄化処理施設の規模を小さくできるので、水浄化処理のコストを削減できる。
請求項5では、凹地に形成された廃棄物処分場において、廃棄物の埋立安定性が増し、廃棄物を積層して埋め立てても、廃棄物が崩壊し難くなる。また、一方の斜面側に形成された廃棄物処理予定区域に廃棄物を埋め立てた後、隣接する廃棄物処理予定区域に廃棄物の埋め立てを行っている間に廃棄物を通過する浸出水の量を減らすことができて、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになり、水浄化処理施設の規模を小さくできるので、水浄化処理のコストを削減できる。また、他方の斜面側の廃棄物処理予定区域に対する廃棄物の埋め立てと上層の廃棄物処理予定区域の造成作業とを並行して行えるので、効率的な廃棄物処理が可能となる。
また、請求項1乃至請求項5によれば、浸出水を雨水排水設備を介して排水させないようにでき、遮水シートにより雨水排水効率がよくなり、また、遮水シートを破くことで、浸出水を浸出水集排水設備に送ることができる。
図1(a)は斜面と斜面との間に挟まれた山間等の凹地に造成された廃棄物処分場の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図2〜図4は廃棄物処理方法を示す図である。尚、図2〜図4は図1(a)のA−A断面で示している。
例えば、図1に示すように、斜面Xと斜面Yとの間に挟まれた山間等の凹地の底において、土堰堤やコンクリート堰堤等で形成された区画堤1a,1b,1cにより2つの廃棄物処理予定区域2,3が区画形成されている廃棄物処分場1を例にして説明する。2つの廃棄物処理予定区域2,3の底部には例えば集排水管等で形成された浸出水集排水設備4がそれぞれ設けられている。従って、廃棄物処分場1に埋め立てられる廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備4により集排水されて廃棄物処分場1外の図外の水浄化処理施設に送られる。尚、廃棄物からの浸出水とは、埋め立てた廃棄物から流出したり、廃棄物中を通過した水であり、水浄化処理の必要な水である。区画堤1aの上面には排水溝5aが、区画堤1bの上面には排水溝5bが、区画堤1cの上面には排水溝5cが形成されており、これら排水溝5a,5b,5cは互いに繋げられている。この排水溝5a〜5cは例えばU字溝に形成すればよい。区画堤1bの排水溝5bと区画堤1cの排水溝5cのうちの少なくとも一方には例えばU字管よりなる排水路50が接続されている。従って、雨水は排水溝5a〜5cから排水路50に流れて廃棄物処分場1外の図外の防災調整池等の雨水貯留部へと流れる。よって、後述する覆体の表面を流れる雨水は、雨水排水設備としての排水溝5a〜5a及び排水路50を経由して、あるいは、雨水排水設備としての後述の排水溝51〜56、排水溝5a〜5c及び排水路50を経由して雨水貯留部に送られる。廃棄物処理予定区域2,3の底部には遮水シート6が敷かれ、浸出水集排水設備4を覆うように保護土7が設けられている。尚、廃棄物が埋め立てられていない廃棄物処理予定区域2,3では、浸出水集排水設備4の経路を切り換えることにより一時的に浸出水集排水設備4を雨水の排水管として利用して雨水を雨水貯留部に送る。従って、廃棄物が埋め立てられていない廃棄物処理予定区域2,3では、雨水は廃棄物を通過しないため、水浄化処理が不要となり、水浄化処理施設に送られることなく、雨水貯留部に送られる。
まず、図2(a)に示すように、一方の斜面X側に形成された廃棄物処理予定区域2に斜面Xに沿って上方向に所定量の廃棄物10を埋め立てる。そして、図2(b)に示すように、埋め立てた廃棄物10と斜面Xとの境目に凹部を形成してこの凹部内に排水溝51を設置するとともに、埋め立て後の廃棄物10の上に廃棄物10を覆う覆体としての遮水シート11を設ける。排水溝51の両端は区画堤1b,1cの排水溝5b,5cに延長するように設置される。遮水シート11の端部は排水溝51内,排水溝5a〜5c内に入れ、この遮水シート11上を流れる雨水を雨水排水設備としての排水溝51,排水溝5a〜5c,排水路50を介して雨水貯留部に流すようにする。当該排水溝51及び後述する排水溝52〜56は例えば樹脂,金属等で形成された排水U字溝管等を用いればよい。これにより、廃棄物処理予定区域2に埋め立てられた廃棄物10の上にさらに廃棄物10を埋め立てるまでの間に遮水シート11上に降る雨水は遮水シート11の表面を介して区画堤1aの排水溝5a、あるいは、排水溝51を介して区画堤1b,1cの排水溝5b,5cへと流れ、排水路50を介して雨水貯留部へと流れる。従って、遮水シート11上に降る雨水は廃棄物10中を通過しないので、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせる。
その後、図3(a)に示すように、埋め立てられた廃棄物10aと斜面Yとの境目に凹部を形成してこの凹部に上述した排水溝51と同様の排水溝52を設置するとともに、この埋め立てられた廃棄物10aの上に遮水シート11aを設ける。この際、一方の斜面X側の廃棄物処理予定区域2に埋め立てられた廃棄物10の斜面10Xと対向する他方の斜面Y側の廃棄物処理予定区域3に埋め立てられた廃棄物10aの斜面10Yには遮水シート11aを設けず、かつ、一方の斜面X側の廃棄物処理予定区域2に埋め立てられた廃棄物10の斜面10X上に対応していた遮水シート11の部分は取り除く。また、区画堤1aの排水溝5aは図外の蓋などで塞ぐ。
従って、遮水シート11a,11b,11c上を流れる雨水は雨水排水設備を介して雨水貯留部に流れ、廃棄物中を通過しないので、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになる。
そして、新たな区画堤102の斜面Y側においてこの区画堤102の近傍の廃棄物10b上に凹部を形成してこの区画堤102に沿うように雨水排水設備としての排水溝55を設置する。この排水溝55の両端は区画堤1b,1cの排水溝5b,5cに延長するように設置される。そして、排水溝53と排水溝55との間の廃棄物10bの上に遮水シート11dを設けておいてから、新たな廃棄物処理予定区域120に所定量の廃棄物10dを埋め立てる。従って、新たな廃棄物処理予定区域120への廃棄物10dの埋め立て中に遮水シート11d上に降る雨水は雨水排水設備としての排水溝53,55,排水溝5a〜5c,排水路50を介して雨水貯留部に流れ、廃棄物10b中を通過しないので、水浄化処理の必要な浸出水の量を減らせることになり、水浄化処理施設の規模を小さくできる。そして、埋め立てられた廃棄物10dと斜面Yとの境目に凹部を形成してこの凹部に上述した排水溝54と同様の排水溝56を設置するとともに、埋め立てた廃棄物10dの上に遮水シート11eを設ける。この際、埋め立てられた廃棄物10dの斜面100Yと廃棄物10cの斜面100Xには遮水シートを設けない。尚、排水溝55を設けずに、遮水シート11d上に降る雨水を排水溝53,排水溝5a〜5c,排水路50を介して雨水貯留部に流すようにしてもよい。
また、区画堤の上面及び区画堤に沿って廃棄物の上に各廃棄物処理予定区域毎の雨水排水設備を設けたので、雨水排水処理がスムーズに行われる。また、遮水シートにより雨水排水効率がよくなり、また、遮水シートを取り除くことで、浸出水を浸出水集排水設備4に流すことができ、浸出水の水浄化処理が確実に行われるので環境を損なわない。
尚、実施の形態1では、排水溝5aを図外の蓋で塞いだので、排水溝5aを雨水排水溝として利用でき、この排水溝5aを介して排水溝5bから排水溝5c側に接続されている排水路50に雨水を流すことができ、排水路50を1個所に集中させることができる。しかし、排水溝5aの両端側を堰き止め板で堰き止めたり、排水溝5aをコンクリート等で埋めるようにしてもよい。このようにしても排水溝5b,5cに浸出水が流れることがないからである。ただし、この場合、排水溝5bにも別途に排水路50を接続する必要がある。
また、実施の形態1では、排水溝51〜56を排水溝5b,5cに接続したが、埋め立てた廃棄物の上部においてのみ排水溝51〜56を設けるようにし、この排水溝51〜56にそれぞれ別途に排水路を繋いで雨水を雨水貯留部に流すようにしてもよい。
図5に実施の形態2の概要を示す。尚、図1〜図4と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳説を省略する。即ち、実施の形態1では、一方の斜面X側の埋め立てを行った後に、他方の斜面Y側の埋め立てを行っていったが、図5(a)〜(d)の順に埋め立てを行っていってもよい。即ち、斜面X,Y間の底に形成された区画堤1a,1aにより3つの廃棄物処理予定区域20,30,40を形成しておき、一方の斜面X側の廃棄物処理予定区域20から隣接する次の廃棄物処理予定区域30を経て他方の斜面Y側の廃棄物処理予定区域40に廃棄物の埋め立てを行っていき、その後、埋め立てた廃棄物の上に区画堤101を形成していって、多層に廃棄物を埋め立てていくようにしてもよい。このようにしても、実施の形態1と同様な効果が得られるとともに、実施の形態2では、他方の斜面Y側の廃棄物処理予定区域40に対する廃棄物10bの埋め立てと上の区画堤101の造成作業とを並行して行えるので、効率的な廃棄物処理が可能となる。
図6に実施の形態3の概要を示す。尚、図1〜図4と同一又は相当部分には同一符号を付し、詳説を省略する。即ち、図6に示すように、例えば、一方の斜面X側においてのみ積層して埋め立てを行う場合、最初に図6(a)に示すように区画堤16で区画形成された1層目の廃棄物処理予定区域60に対する廃棄物10の埋め立てが終了した後にこの廃棄物10の上に遮水シート11を設けることにより、2層目の廃棄物処理予定区域61を造成するための区画堤16aの造成期間中に遮水シート11上に降る雨水が廃棄物中を通過することなく排水溝5aを介して排水できるので、実施の形態1,2と同様な効果が得られるとともに、また、廃棄物の埋め立てと次の層の区画堤の造成を並行して行えるので、効率的な廃棄物処理が可能となる。尚、この場合、2層目の廃棄物処理予定区域を形成するための区画堤16aは区画堤16の上に形成していき、以後の区画堤16b…も同様に造成していく。
尚、上記では、上方に埋め立てられた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備4に流れるように遮水シートを取り除いたが、覆体を覆土により形成すれば、覆土の上に廃棄物を直接埋め立てることができる。この場合でも、雨水の多くは覆土の表面を流れて雨水排水設備に流れるので浸出水の量を減らすことができ、覆土中に浸水した雨水は後に廃棄物中を通過して浸出水集排水設備4に流れる。また、この場合、遮水シートを用いる場合に比べて、上層の廃棄物処理予定区域に廃棄物の埋め立てを行う前にいちいち遮水シートを取り除く作業を省けるようになり、作業手間を少なくできる。即ち、実施の形態1では、覆体として遮水シートを用い、後述する浸出水降下処理としてこの遮水シートを取り除いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てる例を示したが、覆土を覆体として用いれば、遮水シートの除去作業、即ち、浸出水降下処理を省ける。
本発明では、雨水排水後に覆体の上に埋め立てられる廃棄物からの浸出水を覆体の下へ通過させる浸出水降下処理を行えばよい。例えば、上述したように、遮水シートを取り除いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたり、あるいは、遮水シートを用いて雨水排水後に遮水シートを破いて(例えば遮水シートを切断したり、孔をあけたり、裂いたりする)から廃棄物の上に廃棄物を埋め立てるようにしてもよい。
また、経時的に遮水性の低下するシート、例えば、生分解性プラスチックで形成したシートを覆体として用いれば、雨水排水効率が良く、また、雨水排水後の浸出水降下処理の手間を省ける。この場合、覆土に比べて、雨水排水効率が良く、遮水シートを用いる場合のシートの取り除きやシートを破く等の浸出水降下処理が不要となる。
X 一方の斜面、Y 他方の斜面。
Claims (5)
- 廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた凹地からなる廃棄物処理予定区域に、所定量の廃棄物を埋め立てた後に、この埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設け、この埋め立てた廃棄物の上にさらに廃棄物の埋め立てを行うまでの間の廃棄物中への雨水の浸水を上記遮水シートで防止してから、上記埋め立てた廃棄物の上にさらに所定量の廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする廃棄物処理方法。
- 凹地からなる廃棄物処分場を区分けして形成され、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域のうちの一又は複数の廃棄物処理予定区域に、所定量の廃棄物を埋め立てた後に、この埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設け、その後、他の廃棄物処理予定区域において廃棄物の埋め立てを行っている間の廃棄物中への雨水の浸水を上記遮水シートで防止してから、上記埋め立てた廃棄物の上にさらに所定量の廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする廃棄物処理方法。
- 凹地からなる廃棄物処分場を区分けして形成され、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域のうちの一又は複数の廃棄物処理予定区域に、所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設け、その後、上記廃棄物を埋め立てた廃棄物処理予定区域と隣接する廃棄物処理予定区域において廃棄物の埋め立てを行っている間の廃棄物中への雨水の浸水を上記遮水シートで防止してから、上記埋め立てた廃棄物の上にさらに所定量の廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする廃棄物処理方法。
- 斜面と斜面との間に挟まれた凹地に形成された廃棄物処分場を区分けして、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域を形成し、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、他方の斜面側に形成された他の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、上記一の廃棄物処理予定区域に埋め立てられた廃棄物と上記他の廃棄物処理予定区域に埋め立てられた廃棄物との間の区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後において、上記各区域に埋め立てた廃棄物の上にさらに廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする廃棄物処理方法。
- 斜面と斜面との間に挟まれた凹地に形成された廃棄物処分場を区分けして、廃棄物からの浸出水を水浄化処理施設へと流すための浸出水集排水設備を底部に備えた複数の廃棄物処理予定区域を形成し、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域から他方の斜面側に形成された他の廃棄物処理予定区域まで順々に廃棄物を埋め立てていくようにし、この際、一方の斜面側に形成された一の廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、順次隣接する廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止していってから、他方の斜面側に形成された廃棄物処理予定区域に所定量の廃棄物を埋め立てた後にこの埋め立てた廃棄物の上に廃棄物を覆う遮水シートを設けて廃棄物中への雨水の浸水を遮水シートで防止し、その後、上記各廃棄物処理予定区域に埋め立てた廃棄物の上にさらに廃棄物を埋め立てていく廃棄物処理方法において、上記遮水シートの上に埋め立てた廃棄物からの浸出水が浸出水集排水設備に流れるように、遮水シートを破いてから廃棄物の上に廃棄物を埋め立てたことを特徴とする廃棄物処理方法。
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