JP2001329602A - 地表水の地下排水装置 - Google Patents
地表水の地下排水装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地表水を効率よく地下に排水するための装置
に関する。 【解決手段】 地表E近傍に埋設した集水部材10と、
該集水部材の底壁12に形成した流出孔12aに上端開
口部が連結され、下端部の透水部が非帯水層Cに到達す
る落水管30とを備え、前記集水部材内に第一フィルタ
ー13を介して流入した地表水を第二フィルター14を
介して前記落水管へ、更に該落水管の前記透水部から前
記非帯水層Cに排水する。
に関する。 【解決手段】 地表E近傍に埋設した集水部材10と、
該集水部材の底壁12に形成した流出孔12aに上端開
口部が連結され、下端部の透水部が非帯水層Cに到達す
る落水管30とを備え、前記集水部材内に第一フィルタ
ー13を介して流入した地表水を第二フィルター14を
介して前記落水管へ、更に該落水管の前記透水部から前
記非帯水層Cに排水する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表水の地下排水
装置、更に詳しくは、海岸砂丘地帯などの地下水位が高
い地盤において、雨水や雪解け水等により地下水位がさ
らに上昇した地表水を地中の非帯水層へ排水するための
装置に関する。
装置、更に詳しくは、海岸砂丘地帯などの地下水位が高
い地盤において、雨水や雪解け水等により地下水位がさ
らに上昇した地表水を地中の非帯水層へ排水するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、例えば海岸砂丘地帯
の地盤では、地表から近い順に、透水性の高い中粒砂か
らなる帯水層A,透水性の低いシルトや粘土からなる不
透水層B,透水性の高い砂礫等からな非帯水層Cの三層
構造から構成されており、透水性が非常に高い帯水層A
にはその下部の不透水層Bによって大量の地下水が滞留
していて、帯水層A中の地下水位Dが地表面に近い場所
に存在している。
の地盤では、地表から近い順に、透水性の高い中粒砂か
らなる帯水層A,透水性の低いシルトや粘土からなる不
透水層B,透水性の高い砂礫等からな非帯水層Cの三層
構造から構成されており、透水性が非常に高い帯水層A
にはその下部の不透水層Bによって大量の地下水が滞留
していて、帯水層A中の地下水位Dが地表面に近い場所
に存在している。
【0003】このように、地下水位Dの高い地盤におい
ては、地下水の利用が容易であるという利点から畑地や
水田の灌水として利用されてきたが、降雨の時期などに
おいて地下水位Dがさらに上昇して地表部が冠水するこ
とが頻繁に起こり、畑地等では農作物が多大な被害を受
ける、といった深刻な問題が発生していた。
ては、地下水の利用が容易であるという利点から畑地や
水田の灌水として利用されてきたが、降雨の時期などに
おいて地下水位Dがさらに上昇して地表部が冠水するこ
とが頻繁に起こり、畑地等では農作物が多大な被害を受
ける、といった深刻な問題が発生していた。
【0004】このような問題点を解決するため、側溝の
底壁に穴を開けたり、底壁をポーラス状にしたり、或い
は又、側溝の底壁に開けた穴に水浸透管の一端を装着
し、該水浸透管の他端を帯水層A中に開口するように設
置することにより、側溝内の雨水を地中へ浸透させる方
法が採られている。また都市部では、雨水等の地中への
浸透が減少していることから、地表Eから帯水層Aまで
導水装置を設置して、地下水位Dを十分に確保する方法
が採られている。
底壁に穴を開けたり、底壁をポーラス状にしたり、或い
は又、側溝の底壁に開けた穴に水浸透管の一端を装着
し、該水浸透管の他端を帯水層A中に開口するように設
置することにより、側溝内の雨水を地中へ浸透させる方
法が採られている。また都市部では、雨水等の地中への
浸透が減少していることから、地表Eから帯水層Aまで
導水装置を設置して、地下水位Dを十分に確保する方法
が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、海岸砂丘地帯
などの地下水位Dが高い地盤にあっては、降雨時におい
て地表水を帯水層Aに排水しても再び地表Eに溢出して
しまい、何ら問題の解決にはならない。そこで、本発明
者等は、地表Eに溢出した雨水等の地表水を透水性の高
い非帯水層Cに排水還元することにより、冠水による農
作物等の被害を確実に防止することができ、また、都市
部にあっても地下水の保水量を増加させることができ
る、との結論を得て本発明を完成するに至った。
などの地下水位Dが高い地盤にあっては、降雨時におい
て地表水を帯水層Aに排水しても再び地表Eに溢出して
しまい、何ら問題の解決にはならない。そこで、本発明
者等は、地表Eに溢出した雨水等の地表水を透水性の高
い非帯水層Cに排水還元することにより、冠水による農
作物等の被害を確実に防止することができ、また、都市
部にあっても地下水の保水量を増加させることができ
る、との結論を得て本発明を完成するに至った。
【0006】ここで、地表水を単に非帯水層Dに排水す
るだけでは実質的な問題解決にはならない。すなわち、
頻繁に起こる冠水による被害を最小限に止めるために
は、地表水を効果的に集水及び排水して迅速に対処する
必要があり、また、構成が簡単で比較的容易に施工する
ことができるものでなければならない。さらに、排水を
行なう非帯水層Cの環境保全にも配慮する必要がある。
るだけでは実質的な問題解決にはならない。すなわち、
頻繁に起こる冠水による被害を最小限に止めるために
は、地表水を効果的に集水及び排水して迅速に対処する
必要があり、また、構成が簡単で比較的容易に施工する
ことができるものでなければならない。さらに、排水を
行なう非帯水層Cの環境保全にも配慮する必要がある。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、地下水位の高い地盤において、地表に溢れ
出た雨水等の地表水を効率よく非帯水層に排出し、地表
水による冠水の発生を確実に防止することができるとゝ
もに、容易に施工することができ、且つ非帯水層の環境
保全も図ることもできる地表水の地下への排水装置を提
供することを目的としたものである。
ものであり、地下水位の高い地盤において、地表に溢れ
出た雨水等の地表水を効率よく非帯水層に排出し、地表
水による冠水の発生を確実に防止することができるとゝ
もに、容易に施工することができ、且つ非帯水層の環境
保全も図ることもできる地表水の地下への排水装置を提
供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の排水装置は、地表から近い順に帯水層,不
透水層,非帯水層からなる地盤において、地表水を地下
に排水する装置であって、地表近傍に埋設され、側壁に
前記地表水の流入孔を、底壁に流出孔をそれぞれ有し、
これら流入孔及び流出孔に前記地表水を浄化するための
フィルターをそれぞれ取り付けた集水部材と、該集水部
材の上方開放部を塞ぎ、前記流入孔以外から集水部材内
に前記地表水が流入することを阻止する蓋部材と、前記
集水部材の流出孔に上端開口部を連結した中空管であ
り、その下端部が前記非帯水層に到達する落水管とを備
え、前記流入孔から集水部材内に流入した前記地表水
を、前記流出孔から落水管を通じて前記非帯水層に排水
する構成としてある。
め、本発明の排水装置は、地表から近い順に帯水層,不
透水層,非帯水層からなる地盤において、地表水を地下
に排水する装置であって、地表近傍に埋設され、側壁に
前記地表水の流入孔を、底壁に流出孔をそれぞれ有し、
これら流入孔及び流出孔に前記地表水を浄化するための
フィルターをそれぞれ取り付けた集水部材と、該集水部
材の上方開放部を塞ぎ、前記流入孔以外から集水部材内
に前記地表水が流入することを阻止する蓋部材と、前記
集水部材の流出孔に上端開口部を連結した中空管であ
り、その下端部が前記非帯水層に到達する落水管とを備
え、前記流入孔から集水部材内に流入した前記地表水
を、前記流出孔から落水管を通じて前記非帯水層に排水
する構成としてある。
【0009】好ましくは、前記集水部材を、四方の側壁
と底壁からなるコンクリート製の枡状ブロックとした構
成、又は、対向する一対の側壁と底壁からなるコンクリ
ート製の水路ブロックとし、該水路ブロックを複数連結
させて水路を形成した構成とし、さらに、前記蓋部材
に、前記地表水の流入孔を設けるとともに、該流入孔に
前記地表水を浄化するためのフィルターを取り付けた構
成としてもよい。
と底壁からなるコンクリート製の枡状ブロックとした構
成、又は、対向する一対の側壁と底壁からなるコンクリ
ート製の水路ブロックとし、該水路ブロックを複数連結
させて水路を形成した構成とし、さらに、前記蓋部材
に、前記地表水の流入孔を設けるとともに、該流入孔に
前記地表水を浄化するためのフィルターを取り付けた構
成としてもよい。
【0010】また、前記落水管を、コンクリート製又は
鋼製とし、該落水管の下端部の中空内に砕石を充填した
構成、又は、コンクリート製又は鋼製とした前記落水管
の下端開口に、複数の透水孔を穿設した透水蓋を取り付
けた構成としてもよい。さらに、コンクリート製とした
前記落水管の下端部のみを透水性のコンクリートで形成
した構成、又は、鋼製とした前記落水管の下端部の側面
に複数の透水孔を穿設した構成としてもよい。
鋼製とし、該落水管の下端部の中空内に砕石を充填した
構成、又は、コンクリート製又は鋼製とした前記落水管
の下端開口に、複数の透水孔を穿設した透水蓋を取り付
けた構成としてもよい。さらに、コンクリート製とした
前記落水管の下端部のみを透水性のコンクリートで形成
した構成、又は、鋼製とした前記落水管の下端部の側面
に複数の透水孔を穿設した構成としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態に係
る排水装置について、図1乃至図4を参照しつつ説明す
る。図1において、本実施形態の排水装置1は、地表か
ら近い順に、帯水層A,不透水層B及び非帯水層Cから
なる地盤において、雨水等で飽和された前記帯水層Aの
地表部E近傍における水(地表水)を地下に排水するこ
とを目的とし、図2に示すような集水部材10と蓋部材
20及び落水管30からそれぞれ構成されている。
る排水装置について、図1乃至図4を参照しつつ説明す
る。図1において、本実施形態の排水装置1は、地表か
ら近い順に、帯水層A,不透水層B及び非帯水層Cから
なる地盤において、雨水等で飽和された前記帯水層Aの
地表部E近傍における水(地表水)を地下に排水するこ
とを目的とし、図2に示すような集水部材10と蓋部材
20及び落水管30からそれぞれ構成されている。
【0012】前記集水部材10は、図2及び図3
(a),(b)に示すように、四方の側壁11と底壁1
2とからなるコンクリート製の枡形ブロックで、各側壁
11の上縁中央には矩形状の流入孔11aが形成されて
おり、該集水部材10の上方開口部10aを前記蓋部材
20で密閉することにより、前記各流入孔11aのみか
ら集水部材10内に地表水が流れ込むようになってい
る。
(a),(b)に示すように、四方の側壁11と底壁1
2とからなるコンクリート製の枡形ブロックで、各側壁
11の上縁中央には矩形状の流入孔11aが形成されて
おり、該集水部材10の上方開口部10aを前記蓋部材
20で密閉することにより、前記各流入孔11aのみか
ら集水部材10内に地表水が流れ込むようになってい
る。
【0013】13は前記各流入孔11aに取付けた第一
フィルターで、地表E近傍に溢れた地表水から土砂,塵
等を除去して浄化するためのものであり、前記流入孔1
1a内に圧入された第一フィルター13は、図3(b)
に示すように、透水孔を多数穿設した二枚の固定板13
a,13bで内外から挟み、該各固定板13a,13b
をボルト13cにより側壁11に固定することにより取
付けられている。
フィルターで、地表E近傍に溢れた地表水から土砂,塵
等を除去して浄化するためのものであり、前記流入孔1
1a内に圧入された第一フィルター13は、図3(b)
に示すように、透水孔を多数穿設した二枚の固定板13
a,13bで内外から挟み、該各固定板13a,13b
をボルト13cにより側壁11に固定することにより取
付けられている。
【0014】12aは前記集水部材10の底壁12に形
成した円形の流出孔で、図3(b)及び図4に示すよう
に、前記流入孔11aから第一フィルター13を介して
集水部材10内に流れ込んだ地表水を外部に流し出すた
めのものであり、この流出孔12aには地表水を浄化す
るための第二フィルター14が取付けてある。なお、こ
こで使用する前記第一フィルター13及び第二フィルタ
ー14は、砂粒,塵などを取り除けるものであれば材
質,形状は問わない。
成した円形の流出孔で、図3(b)及び図4に示すよう
に、前記流入孔11aから第一フィルター13を介して
集水部材10内に流れ込んだ地表水を外部に流し出すた
めのものであり、この流出孔12aには地表水を浄化す
るための第二フィルター14が取付けてある。なお、こ
こで使用する前記第一フィルター13及び第二フィルタ
ー14は、砂粒,塵などを取り除けるものであれば材
質,形状は問わない。
【0015】この第二フィルター14は前記流出孔12
a内に圧入されており、その上下両面を流出孔12a内
に嵌合により設置した上下二枚の固定円板14a,14
bにより挟み込んで固定されている。そして、この固定
円板14a,14bには透水孔が多数穿設されており、
前記第二フィルター14の下面側に取り付けた固定円板
14bの下面には、後述する落水管30の上端開口部3
0aの内周面と係合する係合片14cが突設している。
a内に圧入されており、その上下両面を流出孔12a内
に嵌合により設置した上下二枚の固定円板14a,14
bにより挟み込んで固定されている。そして、この固定
円板14a,14bには透水孔が多数穿設されており、
前記第二フィルター14の下面側に取り付けた固定円板
14bの下面には、後述する落水管30の上端開口部3
0aの内周面と係合する係合片14cが突設している。
【0016】30は円筒状の落水管で、図2及び図4に
示すように、その上端開口部30aは集水部材10の前
記流出孔12a内に嵌合によって装着されており、他方
の下端開口部30bは非帯水層Cに達している。そし
て、本実施形態では、この落水管30の帯水層A,不透
水層Bに位置する部分を非透水性の普通コンクリートで
形成した非透水部31とするとゝもに、非帯水層Cに位
置する下端部を透水性のポーラスコンクリートで形成し
た透水部32としてある。なお、図中、33は前記透水
部32の中空内には充填した砕石である。
示すように、その上端開口部30aは集水部材10の前
記流出孔12a内に嵌合によって装着されており、他方
の下端開口部30bは非帯水層Cに達している。そし
て、本実施形態では、この落水管30の帯水層A,不透
水層Bに位置する部分を非透水性の普通コンクリートで
形成した非透水部31とするとゝもに、非帯水層Cに位
置する下端部を透水性のポーラスコンクリートで形成し
た透水部32としてある。なお、図中、33は前記透水
部32の中空内には充填した砕石である。
【0017】したがって、集水部材10の流出孔12a
から流れ出た地表水は第二フィルター14を介して落水
管30内に流下し、該落水管30の下端部に形成した透
水部32及び砕石33により更に浄化された上で非帯水
層Cに排水される。なお、透水部32内に砕石33を充
填して落水管30の下端開口部30aを塞ぐことによっ
て、非帯水層Cから落水管30内への砂礫などの侵入を
防止することができるとゝもに、透水性を有する透水部
32及び砕石33とにより地表水を効率よく非帯水層C
へ排水することができる。
から流れ出た地表水は第二フィルター14を介して落水
管30内に流下し、該落水管30の下端部に形成した透
水部32及び砕石33により更に浄化された上で非帯水
層Cに排水される。なお、透水部32内に砕石33を充
填して落水管30の下端開口部30aを塞ぐことによっ
て、非帯水層Cから落水管30内への砂礫などの侵入を
防止することができるとゝもに、透水性を有する透水部
32及び砕石33とにより地表水を効率よく非帯水層C
へ排水することができる。
【0018】次に、上記構成からなる本実施形態の排水
装置1の施工方法について、図1,図2及び図4を参照
しつつ説明する。まず、図1に示すような三層の地盤に
おいて、落水管30をプレボーリング工法又は中堀工法
等によって、その下端開口部30bが非帯水層Cに達す
るまで埋設する。このとき、地表Eから落水管30の上
端開口部30aまでの深さを、前記集水部材10の高さ
及び蓋部材20の厚さの合計とほぼ等しくし、地表E近
傍に前記集水部材10及び蓋部材20の埋設スペースを
確保する。
装置1の施工方法について、図1,図2及び図4を参照
しつつ説明する。まず、図1に示すような三層の地盤に
おいて、落水管30をプレボーリング工法又は中堀工法
等によって、その下端開口部30bが非帯水層Cに達す
るまで埋設する。このとき、地表Eから落水管30の上
端開口部30aまでの深さを、前記集水部材10の高さ
及び蓋部材20の厚さの合計とほぼ等しくし、地表E近
傍に前記集水部材10及び蓋部材20の埋設スペースを
確保する。
【0019】そして、埋設した前記落水管30の上端開
口部30aから所定量の砕石33を投入し、該砕石33
を落水管30の下端部における透水部32内に充填す
る。その後、集水部材10の流出孔12a内に落水管3
0の上端開口部30aを挿入しつつ集水部材10を地表
E近傍に埋設し、前記流出孔12aに取付けた第二フィ
ルター14を介して集水部材10と落水管30を連結さ
せる。最後に、集水部材10の上方開放部10aを蓋部
材20で塞ぎ、本排水装置1の施工が完了する。
口部30aから所定量の砕石33を投入し、該砕石33
を落水管30の下端部における透水部32内に充填す
る。その後、集水部材10の流出孔12a内に落水管3
0の上端開口部30aを挿入しつつ集水部材10を地表
E近傍に埋設し、前記流出孔12aに取付けた第二フィ
ルター14を介して集水部材10と落水管30を連結さ
せる。最後に、集水部材10の上方開放部10aを蓋部
材20で塞ぎ、本排水装置1の施工が完了する。
【0020】このような本実施形態の排水装置1によれ
ば、地表Eに溢れた雨水等の地表水を各流入孔11aか
ら第一フィルター13により浄化して集水部材10内に
流し込み、一次浄化したこの地表水を流出孔12aから
第二フィルター14により浄化して落水管30内に流し
込む。そして、二次浄化したこの地表水を透水部32と
砕石33により更に浄化した上で透水性の高い非帯水層
Cに排水する。
ば、地表Eに溢れた雨水等の地表水を各流入孔11aか
ら第一フィルター13により浄化して集水部材10内に
流し込み、一次浄化したこの地表水を流出孔12aから
第二フィルター14により浄化して落水管30内に流し
込む。そして、二次浄化したこの地表水を透水部32と
砕石33により更に浄化した上で透水性の高い非帯水層
Cに排水する。
【0021】而して、落水管30の透水部32と砕石3
3は共に透水性を有するので、その下端開口部30bが
砕石33により塞がれつつも全体として透水性の高い非
帯水層Cに地表水を効率よく排水することができる。し
たがって、冠水に迅速に対処することができるとゝも
に、地表水を三次浄化してから排水するので、非帯水層
Cの環境保全を図ることができる。
3は共に透水性を有するので、その下端開口部30bが
砕石33により塞がれつつも全体として透水性の高い非
帯水層Cに地表水を効率よく排水することができる。し
たがって、冠水に迅速に対処することができるとゝも
に、地表水を三次浄化してから排水するので、非帯水層
Cの環境保全を図ることができる。
【0022】次に、本発明の第二実施形態に係る排水装
置について、図5を参照しつつ説明する。同図におい
て、本実施形態の排水装置2では、集水部材を対向する
一対の側壁41,41と底壁42からなるコンクリート
製の水路ブロック40とし、該水路ブロック40を複数
連結させて水路を形成した構成としてある。そして、複
数の水路ブロック40による前記水路の終端を、例え
ば、図1における海岸F付近に到達させる。
置について、図5を参照しつつ説明する。同図におい
て、本実施形態の排水装置2では、集水部材を対向する
一対の側壁41,41と底壁42からなるコンクリート
製の水路ブロック40とし、該水路ブロック40を複数
連結させて水路を形成した構成としてある。そして、複
数の水路ブロック40による前記水路の終端を、例え
ば、図1における海岸F付近に到達させる。
【0023】前記水路ブロック40の両側壁又は一方の
側壁41の上縁中央には、前記第一実施形態と同様に、
矩形状に切り欠いた流入孔41aが形成されており、各
流入孔41aには、前記地表水を浄化するための第一フ
ィルター43が取り付けてある。そして、水路ブロック
40の上方開放部40aを蓋部材50で塞ぐことによ
り、地表水は各流入孔41aのみから前記第一フィルタ
ー43を介して水路ブロック40内に流れ込むようにな
っている。
側壁41の上縁中央には、前記第一実施形態と同様に、
矩形状に切り欠いた流入孔41aが形成されており、各
流入孔41aには、前記地表水を浄化するための第一フ
ィルター43が取り付けてある。そして、水路ブロック
40の上方開放部40aを蓋部材50で塞ぐことによ
り、地表水は各流入孔41aのみから前記第一フィルタ
ー43を介して水路ブロック40内に流れ込むようにな
っている。
【0024】また、水路ブロック40の底壁42には、
前記第一実施形態と同様に、円形の流出孔42aが形成
されており、該流出孔42aには地表水を浄化するため
の第二フィルター44が、前記第一実施形態と同様の透
水孔を有する上下二枚の固定円板44aにより挟み込ん
で固定されている。さらに、各水路ブロック40の流出
孔42aには前記第二フィルター44を介してそれぞれ
落水管60の上端開口部が連結してあり、該落水管60
の下端開口部は非帯水層C内に位置している。
前記第一実施形態と同様に、円形の流出孔42aが形成
されており、該流出孔42aには地表水を浄化するため
の第二フィルター44が、前記第一実施形態と同様の透
水孔を有する上下二枚の固定円板44aにより挟み込ん
で固定されている。さらに、各水路ブロック40の流出
孔42aには前記第二フィルター44を介してそれぞれ
落水管60の上端開口部が連結してあり、該落水管60
の下端開口部は非帯水層C内に位置している。
【0025】ここで、本実施形態において、前記落水管
60は鋼製の円筒管であり、地中に埋設したこの鋼製の
落水管60の帯水層A及び不透水層Bに位置する部分を
非透水部61とするとゝもに、非帯水層Cに位置する下
端部を、複数の透水孔62aを穿設した透水部62とし
てある。ここで、該透水孔62aの孔径の大小,孔数の
多少を変更することにより、地表水の排水量を適宜調整
することができる。なお、図中63は、前記第一実施形
態と同様に、前記透水部62の中空内には充填した砕石
である。
60は鋼製の円筒管であり、地中に埋設したこの鋼製の
落水管60の帯水層A及び不透水層Bに位置する部分を
非透水部61とするとゝもに、非帯水層Cに位置する下
端部を、複数の透水孔62aを穿設した透水部62とし
てある。ここで、該透水孔62aの孔径の大小,孔数の
多少を変更することにより、地表水の排水量を適宜調整
することができる。なお、図中63は、前記第一実施形
態と同様に、前記透水部62の中空内には充填した砕石
である。
【0026】このような構成からなる本実施形態の排水
装置2によれば、複数の水路ブロック40からなる水路
によって、第一フィルター43を介して水路ブロック4
0内に流入した大量の地表水を海岸Fに排水すると同時
に、その一部を第二フィルター44を介して落水管60
に流下させ、この流下水を落水管60の下端部から透水
部62,砕石63を介して非帯水層Cに排水することが
でき、地表Eの冠水をより効果的に防止することができ
る。
装置2によれば、複数の水路ブロック40からなる水路
によって、第一フィルター43を介して水路ブロック4
0内に流入した大量の地表水を海岸Fに排水すると同時
に、その一部を第二フィルター44を介して落水管60
に流下させ、この流下水を落水管60の下端部から透水
部62,砕石63を介して非帯水層Cに排水することが
でき、地表Eの冠水をより効果的に防止することができ
る。
【0027】なお、本発明の排水装置は、上述した第一
及び第二実施形態に限定されるものではない。例えば、
上述した各実施形態では、非帯水層Cに達する落水管3
0,60の下端部に砕石33,63を充填した構成とし
たが、該砕石33,63の代わりに或いは砕石33,6
3と併用して、図6に示すような透水蓋80を落水管7
0の下端開口部70bに溶接した構成としてもよい(第
三実施形態)。
及び第二実施形態に限定されるものではない。例えば、
上述した各実施形態では、非帯水層Cに達する落水管3
0,60の下端部に砕石33,63を充填した構成とし
たが、該砕石33,63の代わりに或いは砕石33,6
3と併用して、図6に示すような透水蓋80を落水管7
0の下端開口部70bに溶接した構成としてもよい(第
三実施形態)。
【0028】詳述すると、落水管70の下端開口部70
bには継手金具71が取り付けられており、該継手金具
71は、落水管70の下端面に設けた端板71bと下端
部外周を覆う補強バンド71aとから構成されている。
このような継手金具71の端板71bに前記透水蓋80
を溶接等により装着する。該透水蓋80は、落水管70
とほぼ同径とした鋼製の円板であり、その中央には複数
の透水孔81が穿設してある。なお、各透水孔81内に
フィルター材を充填した構成としてもよい。
bには継手金具71が取り付けられており、該継手金具
71は、落水管70の下端面に設けた端板71bと下端
部外周を覆う補強バンド71aとから構成されている。
このような継手金具71の端板71bに前記透水蓋80
を溶接等により装着する。該透水蓋80は、落水管70
とほぼ同径とした鋼製の円板であり、その中央には複数
の透水孔81が穿設してある。なお、各透水孔81内に
フィルター材を充填した構成としてもよい。
【0029】このような構成によれば、落水管70内を
流下する地表水を透水蓋80で最終的に浄化してから非
帯水層Cに排水することができるとゝもに、非帯水層C
から該落水管70内への砂礫等の侵入を防止することが
できる。また、前記透水蓋80は予め工場内で落水管7
0に溶接することができるので、上述した砕石33,6
3を用いた場合と比較して、現場での施工工程を一工程
省略できる。
流下する地表水を透水蓋80で最終的に浄化してから非
帯水層Cに排水することができるとゝもに、非帯水層C
から該落水管70内への砂礫等の侵入を防止することが
できる。また、前記透水蓋80は予め工場内で落水管7
0に溶接することができるので、上述した砕石33,6
3を用いた場合と比較して、現場での施工工程を一工程
省略できる。
【0030】さらに、本発明の排水装置は、上述した第
一乃至第三実施形態に限定されるものではなく、冠水の
防止に必要な排水効率や浄化効率に応じて、集水部材1
0,40、落水管30,60、砕石33,63又は透水
蓋80などの各構成要素の種々の組み合わせによる実施
が可能である。
一乃至第三実施形態に限定されるものではなく、冠水の
防止に必要な排水効率や浄化効率に応じて、集水部材1
0,40、落水管30,60、砕石33,63又は透水
蓋80などの各構成要素の種々の組み合わせによる実施
が可能である。
【0031】例えば、集水部材10,40は集水枡状又
は水路ブロック状の二種類があり、これに対してコンク
リート製又は鋼製のいずれの落水管30,60を選択し
ても良い。また、該落水管30,60の下端部に透水部
32,62を設けるか否かも状況に応じて選択すること
ができる。さらに、この落水管30,60には砕石3
3,63を充填しても、透水蓋80を取り付けてもよ
く、これら砕石33,63及び透水蓋80を両方を設け
てもよい。
は水路ブロック状の二種類があり、これに対してコンク
リート製又は鋼製のいずれの落水管30,60を選択し
ても良い。また、該落水管30,60の下端部に透水部
32,62を設けるか否かも状況に応じて選択すること
ができる。さらに、この落水管30,60には砕石3
3,63を充填しても、透水蓋80を取り付けてもよ
く、これら砕石33,63及び透水蓋80を両方を設け
てもよい。
【0032】これに加え、上述した第一及び第二実施形
態では、集水部材10,40の側壁11,41にのみ流
入孔11a,41aと第一フィルター13,43を設け
た構成としたが、前記地表水の集水効率をさらに向上さ
せるため、側壁11,41或いは蓋部材20,50にも
流入孔とフィルターを設けた構成としてもよい。
態では、集水部材10,40の側壁11,41にのみ流
入孔11a,41aと第一フィルター13,43を設け
た構成としたが、前記地表水の集水効率をさらに向上さ
せるため、側壁11,41或いは蓋部材20,50にも
流入孔とフィルターを設けた構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る地表水の地下排水装置は、
上記のような構成であるから、地下水位の高い地盤にお
いて、地表水を迅速に非帯水層に排水することができ
る。したがって、地表の冠水を確実に防止することがで
きるとゝもに、非帯水層の環境保全も図ることができ、
施工も容易である、といった諸効果がある。
上記のような構成であるから、地下水位の高い地盤にお
いて、地表水を迅速に非帯水層に排水することができ
る。したがって、地表の冠水を確実に防止することがで
きるとゝもに、非帯水層の環境保全も図ることができ、
施工も容易である、といった諸効果がある。
【図1】海岸砂丘地帯の地盤を示す概要図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る排水装置の断面説
明図である。
明図である。
【図3】同排水装置の構成部材分解斜視図(a)と平面
図(b)である。
図(b)である。
【図4】同排水装置の要部を示す部分拡大断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第二実施形態に係る排水装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の第三実施形態に係る排水装置の要部を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
1,2 排水装置 10,40 集水部材 10a 上方開放部 11 側壁 11a 流入孔 12 底壁 12a 流出孔 13 第一フィルター 14 第二フィルター 20,50 蓋部材 30,60,70 落水管 30a,60a 上端開口部 30b,60b,70b 下端開口部 31,61 非透水部 32,62 透水部 33,63 砕石 62a,81 透水孔 71 継手金具 80 透水蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 宣昭 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社内 (72)発明者 佐藤 仁 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社内 Fターム(参考) 2D063 AA12 AA13 AA14 AA15
Claims (9)
- 【請求項1】 地表から近い順に帯水層,不透水層,非
帯水層からなる地盤において、地表水を地下に排水する
装置であって、 地表近傍に埋設され、側壁に前記地表水の流入孔を、底
壁に流出孔をそれぞれ有し、これら流入孔及び流出孔に
前記地表水を浄化するためのフィルターをそれぞれ取り
付けた集水部材と、 該集水部材の上方開放部を塞ぎ、前記流入孔以外から集
水部材内に前記地表水が流入することを阻止する蓋部材
と、 前記集水部材の流出孔に上端開口部を連結した中空管で
あり、その下端部が前記非帯水層に到達する落水管とを
備え、 前記流入孔から集水部材内に流入した前記地表水を、前
記流出孔から落水管を通じて前記非帯水層に排水するこ
とを特徴とする地表水の地下排水装置。 - 【請求項2】 前記集水部材を、四方の側壁と底壁から
なるコンクリート製の枡形ブロックとしたことを特徴と
する請求項1記載の地表水の地下排水装置。 - 【請求項3】 前記集水部材を、対向する一対の側壁と
底壁からなるコンクリート製の水路ブロックとし、該水
路ブロックを複数連結させて水路を形成したことを特徴
とする請求項1記載の地表水の地下排水装置。 - 【請求項4】 前記蓋部材に、前記地表水の流入孔を設
けるとともに、該流入孔に前記地表水を浄化するための
フィルターを取り付けたことを特徴とする請求項1,2
又は3記載の地表水の地下排水装置。 - 【請求項5】 前記落水管を、コンクリート製又は鋼製
としたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
地表水の地下排水装置。 - 【請求項6】 前記落水管の下端部の中空内に、砕石を
充填したことを特徴とする請求項5記載の地表水の地下
排水装置。 - 【請求項7】 前記落水管の下端開口部に、多数の透水
孔を穿設した透水蓋を装着したことを特徴とする請求項
5又は6記載の地表水の地下排水装置。 - 【請求項8】 コンクリート製とした前記落水管の下端
部近傍のみを透水性のコンクリートで形成したことを特
徴とする請求項5,6又は7記載の地表水の地下排水装
置。 - 【請求項9】 鋼製とした前記落水管の下端部の側壁面
に複数の透水孔を穿設したことを特徴とする請求項5,
6又は7記載の地表水の地下排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150831A JP2001329602A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 地表水の地下排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150831A JP2001329602A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 地表水の地下排水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001329602A true JP2001329602A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18656472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000150831A Pending JP2001329602A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 地表水の地下排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001329602A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150809A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Keiyo Maruzen:Kk | 雨水浸透施設 |
JP2016048007A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 株式会社奥村組 | 浸透桝 |
JP2019100104A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 日鉄建材株式会社 | 地表面排水装置およびその設置方法 |
JP2020026677A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 株式会社オムテック | 浸透井戸改修工法 |
CN114000565A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-02-01 | 中国矿业大学 | 一种内排露天矿立体式储水系统及布置方法 |
JP7576248B2 (ja) | 2020-12-10 | 2024-10-31 | 株式会社フクユー緑地 | 排水構造および排水構造の施工方法 |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000150831A patent/JP2001329602A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150809A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Keiyo Maruzen:Kk | 雨水浸透施設 |
JP4571613B2 (ja) * | 2006-12-15 | 2010-10-27 | 株式会社京葉マルゼン | 雨水浸透施設 |
JP2016048007A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 株式会社奥村組 | 浸透桝 |
JP2019100104A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 日鉄建材株式会社 | 地表面排水装置およびその設置方法 |
JP7222602B2 (ja) | 2017-12-04 | 2023-02-15 | 日鉄建材株式会社 | 地表面排水装置およびその設置方法 |
JP2020026677A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 株式会社オムテック | 浸透井戸改修工法 |
JP7255072B2 (ja) | 2018-08-10 | 2023-04-11 | 株式会社オムテック | 浸透井戸改修工法 |
JP7576248B2 (ja) | 2020-12-10 | 2024-10-31 | 株式会社フクユー緑地 | 排水構造および排水構造の施工方法 |
CN114000565A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-02-01 | 中国矿业大学 | 一种内排露天矿立体式储水系统及布置方法 |
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