JP2019100104A - 地表面排水装置およびその設置方法 - Google Patents

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【課題】地表面の冠水を効率よく排出できる地表面排水装置およびその設置方法を提供する。【解決手段】地表面排水装置1は、上部に取水部20が形成されかつ下部に排水部30が形成された管体10を有し、取水部20は地表面3Eから排水するための排水レベルOFLに保持され、排水部30は地中の透水層である砂礫層2Eに保持されている。その設置方法として、下部に排水部30が形成された管体10を、作業機械により、掘削抵抗を監視しつつ地表面3Eから地中へと貫入させ、掘削抵抗に基づいて排水部30が砂礫層2Eに達したと判定できたら管体10の貫入を停止し、管体10の上部に取水部20を形成し、取水部20を所定の排水レベルOFLに配置する。【選択図】図1

Description

本発明は地表面排水装置に関し、とくに地表面の冠水を排出するための地表面排水装置およびその設置方法に関する。
近年、局地的な集中豪雨(いわゆるゲリラ豪雨や大規模台風)により、これまでにない大量の雨水がもたらされ、多くの地表面が冠水する事態が頻発している。
例えば、道路の冠水時には、緊急車両も走行困難となり、交通の混乱ないし途絶することがある。また、住宅地や農地において大量の雨水により冠水し、建物や農作物が水没する等の水害を生じることがある。
このような地表面の冠水を防止するために、排水用の側溝や水路などの排水装置を設置し、地表面や道路の表面水を回収して河川へ排出することが行われている。
特許文献1には、道路の冠水を排出する設備が開示されている。この設備は、車道と歩道との境界部分に縁石ブロックを連続的に敷設し、この縁石ブロックに向けて路面を下り傾斜させ、縁石ブロックの側面と傾斜した路面傾斜下端との隅角域を排水溝とする。排水溝に回収された雨水は、排水溝に所定の間隔で設置された集水桝に集められ、下水路に排水される。
特許文献2には、住宅地内に降った雨水を排水するための雨水排水配管構造が開示されている。この構造では、下流側の雨水桝の流入口に雨水を一時貯溜するための堰を設けるとともに、その堰に孔を穿孔して一時貯溜した雨水を徐々に排出する構造により、一時貯留した雨水を道路の側溝や雨水排水本管へと徐々に流出させ、これにより都市型洪水を緩和できるようにしている。
特許文献3には、局地的な集中豪雨による浸水被害を防止するための雨水浸透枡が開示されている。雨水浸透枡は、その開口部が地上に向けて埋設され、雨水を直接的に貯めることができる。貯めた雨水は、その後に地中に浸透させることができる。その結果として、多量の雨水が短時間で下水道に流れ込む事態を回避ないしは緩和することができる。
特開2004−324247号公報 特開2010−127020号公報 特開2013−234429号公報
ところで、前述した特許文献1の排水設備では、路面から回収された多量の雨水が集水枡から下水路や河川を経て海へと排出される。しかし、集中豪雨の際には、近隣の下水路や河川も増水しており、十分に排水できない可能性がある。
これに対し、前述した特許文献2のように、雨水を一時貯留し、時間をおいて排出することで、近隣の下水路や河川の増水による排水不良を緩和できる。
さらに、特許文献3のように、一時的に貯めた雨水を地中に浸透させることで、下水路や河川への排水量を削減できる。
しかし、雨水枡等で一時貯留できる水量には限界があり、また地中への浸透速度が十分でない可能性もあり、集中豪雨の程度によっては下水路や河川への排水不良の解消ができないという問題があった。
本発明の目的は、地表面の冠水を効率よく排出できる地表面排水装置およびその設置方法に関する。
本発明の地表面排水装置は、上部に取水部が形成されかつ下部に排水部が形成された管体を有し、前記取水部は地表面から排水するための排水水位に保持され、前記排水部は地中の透水層に保持されていることを特徴とする。
本発明では、集中豪雨などで地表面が冠水した際に、地表面から排水するべく予め設定しておいた排水水位を超えた雨水が取水部から回収され、管体の内部を通して排水部へと送られ、排出される。排水部は、地中の透水層に保持されており、排出された雨水は透水層へと滞りなく浸透される。
従って、本発明の地表面排水装置によれば、地表面の冠水を効率よく排出することができる。
本発明において、透水層としては、一般的な地層よりも高い透水性を有する地層(砂礫層など)であればよい。
本発明において、取水部としては、管体の端部開口や、管体の側面に形成された開口などが利用できる。取水部の開口面には、雨水とともに流入する異物を防止するグレーチング(格子)やネットなどを設置することができる。
本発明において、排水部としては、管体の端部開口や、管体の側面に形成された開口などが利用できる。排水部の開口面には、透水性だが地中の土砂の侵入を防止するフェンスを設置することができ、掘削時の土圧に対して十分に耐えられるように砂利が充填された区画を形成してもよい。
本発明の地表面排水装置において、前記管体は円形断面の鋼管であることが好ましい。
本発明では、一般的な鋼管杭の設置手順および作業機械を用いて管体を地中に設置することができる。つまり、特殊な作業機械などを用いることなく、容易に設置することができる。そして、一般的な鋼管杭の設置手順における掘削抵抗の監視により、排水部が砂礫層など掘削抵抗の大きな透水層に到達したことを検出することができる。
本発明において、管体は回転掘削に適したものとすることが好ましく、例えば外周面に螺旋状の羽根を有するもの等とすることができる。
本発明の地表面排水装置の設置方法は、下部に排水部が形成された管体を、作業機械により、掘削抵抗を監視しつつ地表面から地中へと貫入させ、前記掘削抵抗に基づいて前記排水部が透水層に達したと判定できたら前記管体の貫入を停止し、前記管体の上部に取水部を形成し、前記取水部を所定の排水水位に配置することを特徴とする。
本発明では、作業機械を用いて管体を地中に貫入させ、下部の排水部を透水層に配置するとともに、上部の取水部を所定の排水水位に配置することで、前述した本発明の地表面排水装置を設置することができ、前述した本発明の地表面排水装置による効果を得ることができる。
この際、管体を地中に貫入させる際に作業機械を用いることで、作業を容易にできる。また、掘削抵抗に基づいて排水部が透水層に達したことを判定するため、地質調査などの付随的な作業を簡略化できる。
本発明によれば、地表面の冠水を効率よく排出できる地表面排水装置およびその設置方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の全体を示す断面図。 前記実施形態の管体を示す側面図。 前記実施形態の管体の内部構造を示す断面図。 前記実施形態の管体の埋め込み作業を示す断面図。 前記実施形態の埋め込み作業時の掘削抵抗を示すグラフ。 本発明の他の実施形態を示す断面図。 本発明の他の実施形態を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、地表面排水装置1は、地盤2に埋設され、雨水等により地表面3が冠水した際に地中へ排水する装置である。
地盤2は、複数の地層(例えば埋土層2A、シルト層2B、細砂層2C、粘土層2D、砂礫層2E、砂質シルト層2F)で形成される。このうち、砂礫層2Eは透水層であり、他は透水性が低い地層である。
地表面3は、埋土層2Aの表面に形成され、主な地表面3Gは地表レベルGLであるのに対し、一部の地表面3Eは地表レベルGLよりも所定高さ嵩上げされた排水レベルOFLとされている。
地表面3Gには側溝4が設置され、通常の雨水は側溝4から排水される。
地表面3Eには地表面排水装置1が設置され、集中豪雨などで側溝4での排水が間に合わず、地表面3Eまでが冠水した際に地表面排水装置1からの排水が行われる。
地表面排水装置1は、地盤2に埋設された管体10を有する。
図2および図3にも示すように、管体10は、上下端部の短い鋼管11,12および中間部の鋼管13,14を順次連結して構成されている。鋼管11〜14は、それぞれ一般的な鋼管杭と同様な断面円形の部材である。
このうち、下端の鋼管12には、回転掘削用の螺旋羽根19が形成されている。
鋼管11の上側開口は、排水レベルOFLにある地表面3Eに上向きに保持され、この開口により取水部20が形成されている。
取水部20となる鋼管11の上側開口にはグレーチング21が設置され、雨水の透過を許容しつつ、地表面3Eと連続した踏面が形成されている。
鋼管11の下部には落下防止用のフェンス22が設置され、清掃などでグレーチング21を外した場合でも転落等が防止される。
鋼管12の下側開口は、透水層である砂礫層2Eに保持され、この開口により排水部30が形成されている。
排水部30となる鋼管12の下側開口、および鋼管12の上部には、それぞれフェンス31,32が設置されている。
フェンス31,32の間には、砂利33が充填されている。砂利33が逸脱しないように、フェンス31,32は砂利33の粒径より目が細かく、かつ雨水の流通を阻害しないような格子あるいは網で形成されている。
本実施形態の地表面排水装置1は、鋼管杭の回転杭打ちに使用される既存の作業機械を用い、図4に示すような手順で設置される。
図4の(A)部に示すように、先ず地表面3Eに作業機械5を配置し、駆動装置51に管体10を装着する。この段階では、管体10は下端の鋼管12と中間の鋼管13とが互いに溶接された状体である。作業機械5に装着された管体10は、地表面3Eから垂直方向に起立した状体とされる。
図4の(B)部に示すように、駆動装置51で管体10を回転駆動することで、管体10は先端の螺旋羽根19により地盤2へ貫入してゆく。
図4の(C)部に示すように、管体10が地盤2へ貫入し、鋼管13の上端が地表面3Eに近づいたら、回転を停止させ、鋼管14を追加する。鋼管13,14の接合部分52は溶接を行う。
図4の(D)部に示すように、再び駆動装置51で管体10を回転駆動することで、管体10は鋼管12から鋼管14までが地盤2へ貫入されてゆく。
管体10の貫入は、鋼管12の下側端部つまり排水部30が砂礫層2Eに達するまで続けられる。
排水部30が砂礫層2Eに達したか否かの判定は、作業機械5で掘削抵抗を検出することにより行う。
すなわち、駆動装置51による回転駆動により、螺旋羽根19は地盤2の各層(2A〜2E)を順次掻き回しながら進んでゆき、各地層から大きな抵抗を受ける。一方、管体10の他の部分は単なる円筒周面であり、地盤2からの抵抗はさほど大きくない。従って、作業機械5で検出される掘削抵抗は、専ら螺旋羽根19における掘削抵抗であり、その値は螺旋各層の土質に大きく影響される。
図5において、作業機械5で検出される掘削抵抗は、螺旋羽根19が埋土層2A、シルト層2Bを通る際には小さな値であるが、細砂層2Cを通る際にはやや高い値を示す。続いて、粘土層2Dでは再び小さな値となるが、砂礫層2Eでは顕著な高い値を示す。
従って、当該顕著な高い値を示す深さまで回転掘削を継続することで、管体10の下端つまり排水部30を砂礫層2Eに配置することができる。
以上により排水部30が砂礫層2Eに配置できたら、図4の(D)部の状態における管体10の上端に鋼管11を追加し、再び作業機械5で地盤2へ貫入させ、鋼管11までが地盤2に埋設された状態とする。
これにより、鋼管11の上端の取水部20が地表面3Eの排水レベルOFLに配置され、地表面排水装置1が所期の状態で設置される。
上述した本実施形態では、集中豪雨などで地表面3Eまでが冠水した際に、排水レベルOFLを超えた雨水が取水部20から回収され、管体10の内部を通して排水部30へと送られ、排出される。排水部30は、地盤2のうち透水層である砂礫層2Eに保持されており、排出された雨水は砂礫層2Eへと滞りなく浸透される。
従って、本実施形態の地表面排水装置1によれば、地表面3Eの冠水を効率よく排出することができる。
本実施形態では、管体10として円形断面の鋼管を用いたので、一般的な鋼管杭の設置手順および作業機械5を用いて、管体10を地中に設置することができる。つまり、特殊な作業機械などを用いることなく、容易に設置することができる。
そして、管体10の下端に形成された螺旋羽根19を用いるとともに、一般的な鋼管杭の設置手順における掘削抵抗の監視により、排水部30が砂礫層2Eなど掘削抵抗の大きな透水層に到達したことを検出することができる。
本実施形態では、取水部としては、管体の端部開口や、管体の側面に形成された開口などが利用できる。取水部の開口面には、雨水とともに流入する異物を防止するグレーチング(格子)やネットなどを設置することができる。
さらに、排水部30の開口面には、透水性だが地中の土砂の侵入を防止するフェンス31を設置し、上方のフェンス32との間に砂利33が充填された区画を形成したため、透水性を確保しつつ、掘削時の地中の土砂の侵入を防止できる。
本実施形態では、地表面排水装置1の設置方法として、下部に排水部30が形成された管体10を、作業機械5により、掘削抵抗を監視しつつ地表面3Eから地盤2へと貫入させ、掘削抵抗に基づいて排水部30が透水層である砂礫層2Eに達したと判定できたら管体10の貫入を停止し、管体10の上部に取水部20を形成し、取水部20を所定の排水レベルOFLに配置する、という手順を採用した。
すなわち、作業機械5を用いて管体10を地中に貫入させ、下部の排水部30を透水層である砂礫層2Eに配置するとともに、上部の取水部20を所定の排水レベルOFLに配置することで、地表面排水装置1を設置することができる。
この際、管体10を地盤2に貫入させる際に作業機械5を用いることで、作業を容易にできる。また、掘削抵抗に基づいて排水部30が透水層である砂礫層2Eに達したことを判定するため、地質調査などの付随的な作業を簡略化できる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前述した実施形態では、図3のように、管体10の下端の鋼管12の下側開口により排水部30が形成され、この排水部30にはフェンス31,32の間に砂利33が充填され、土砂の侵入を防止していた。しかし、排水部30としては前記実施形態の構成に限らず、管体10から透水層である砂礫層2Eに排水ができれば他の構成であってもよい。
図6に示す本発明の他の実施形態において、地表面排水装置1Aは、前述した地表面排水装置1と同様な管体10および上下の取水部20、排水部30を有する。ただし、本実施形態では、管体10の下端の鋼管12の周面に多数の孔34が形成され、これらの孔34により排水部30が形成されている。
なお、鋼管12の下側端面は端板15で閉じてもよく、端板15には孔35を形成して追加的な排水部30としてもよい。さらに、端板15より上方、孔34が形成された領域を埋めるように、土砂の侵入防止のための砂利を充填してもよい。
このような図6の実施形態によっても、地表面3Eが冠水した際には取水部20から雨水を回収し、排水部30から砂礫層2Eに排水することができ、前述した図1から図5の実施形態と同様な効果を得ることができる。
前述した実施形態では、図1のように、地表レベルGLにある主な地表面3Gよりも嵩上げされた排水レベルOFLの地表面3Eに地表面排水装置1を設置し、通常の雨水は地表面3Gに設置された側溝4から排水し、集中豪雨などで側溝4での排水が間に合わず、地表面3Eまでが冠水した際に、地表面3Eに設置した地表面排水装置1から排水が行われるようにしていた。
これに対し、図7に示すように、地表面3Gに設置された側溝4に同様な管体10を設置し、側溝4の水位が通常レベルNLから排水レベルOFLまで上昇した際に、取水部20からの排水が行われるようにしてもよい。
図7に示す本発明の他の実施形態において、地表面排水装置1Bは、前述した地表面排水装置1と同様な管体10および上下の取水部20、排水部30を有する。ただし、本実施形態では、管体10は、地表面3Gに設置された側溝4の底面から地盤2に貫入する状態で設置されている。
管体10は、上端の取水部20が、側溝4の上面開口に近い排水レベルOFLに保持されている。従って、側溝4の水位が通常レベルNLから排水レベルOFLまで上昇した際に、取水部20からの排水が行われる。これにより、側溝4の溢れが防止され、地表面3Gの冠水が防止される。
なお、本実施形態では、側溝4の上面にグレーチング41が設置されているため、その下方にある取水部20のグレーチング21(図3参照)は省略されている。その他の管体10および排水部30の構成や設置手順などは、前述した図1から図5の実施形態と同様である。
このような図7の実施形態によっても、側溝4の水位が通常レベルNLから排水レベルOFLまで上昇した際に、取水部20から側溝4の雨水を回収し、排水部30から砂礫層2E(図1参照)に排水することができ、前述した図1から図5の実施形態と同様な効果を得ることができる。
図7に示す地表面排水装置1Bは、地表面3Gに設置された側溝4の底面に設置されるものに限らず、前述した図1から図5の実施形態のように地表面3Gに対して嵩上げされた地表面3Eに側溝4を設置し、その底面に設置されるものであってもよい。
さらに、取水部20としては、冠水が懸念される他の形態の地表面に対し、その冠水を回避するべく設定される排水レベルOFLに配置され、排水レベルOFLを超えた雨水などを回収できる構成であれば適宜採用することができる。
前述した各実施形態において、管体10を構成する複数の鋼管11〜14は適宜変更してよく、5本以上であってもよく、あるいは上下の鋼管11,12に中間の鋼管13だけであってもよく、あるいは上下の端部が取水部20および排水部30とされた1本の鋼管であってもよい。
管体10を構成する鋼管11〜14は、回転掘削を行うために円形断面が好ましいが、例えば断面が正多角形状であってもよい。回転掘削ではなくハンマー打撃式あるいは振動打ち込み式の作業機械を用いるのであれば、矩形断面の鋼管などを用いてもよい。
本発明は、地表面の冠水を排出するための地表面排水装置およびその設置方法として利用できる。
1,1A,1B…地表面排水装置、10…管体、11,12,13,14…鋼管、15…端板、19…螺旋羽根、2…地盤、20…取水部、21…グレーチング、22…フェンス、2A…埋土層、2B…シルト層、2C…細砂層、2D…粘土層、2E…砂礫層、2F…砂質シルト層、3、3E,3G…地表面、30…排水部、31…フェンス、32…フェンス、33…砂利、34…孔、35…孔、4…側溝、41…グレーチング、5…作業機械、51…駆動装置、52…接合部分、GL…地表レベル、NL…通常レベル、OFL…排水レベル。

Claims (3)

  1. 上部に取水部が形成されかつ下部に排水部が形成された管体を有し、前記取水部は地表面から排水するための排水水位に保持され、前記排水部は地中の透水層に保持されていることを特徴とする地表面排水装置。
  2. 請求項1に記載した地表面排水装置において、前記管体は円形断面の鋼管であることを特徴とする地表面排水装置。
  3. 下部に排水部が形成された管体を、作業機械により、掘削抵抗を監視しつつ地表面から地中へと貫入させ、前記掘削抵抗に基づいて前記排水部が透水層に達したと判定できたら前記管体の貫入を停止し、前記管体の上部に取水部を形成し、前記取水部を所定の排水水位に配置することを特徴とする地表面排水装置の設置方法。
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