JP4254633B2 - 回転椅子の回転規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転椅子の回転規制装置に係わり、更に詳しくは回転椅子の座部を必要なときに回転不能とする回転椅子の回転規制装置に関するものである。
従来の回転椅子の回転規制装置として、特許文献1に記載されたものは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転不能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を回転可能に装着するとともに、回転規制手段にて前記座部を回転不能とし、前記ガスシリンダーの上端部に取付けた軸筒を、前記支持体に固定した軸受部材にて回転可能に受け、前記回転規制手段として、前記軸受部材より上方に突出した前記軸筒の上端部に回転軸芯と直交する規制縁を少なくとも一つ有する規制板を固定するとともに、該規制板の規制縁に係脱可能に当接して前記座部を回転不能とする係止部材を前記支持体に設けた構造である。更に詳しくは、前記規制板は互いに平行な少なくとも一対の規制縁を外周の対向位置に設けたものであり、前記係止部材は前記一対の規制縁に同時に当接する一対の当接縁を開口部内周に設けるとともに、一端部を水平な支軸にて前記支持体に上下回動可能に取付けたものであり、前記係止部材を前記支持体に設けた操作手段で上下回動操作し、前記当接縁が規制縁に当接した回転規制状態と前記当接縁が規制縁から離れた回転可能状態とを実現してなるものである。
上記特許文献1に記載の回転規制装置は、操作手段が座部の下面近くに存在するので、座部に座ったままでも回転規制状態と回転可能状態とを選択的に簡単に操作できるといった利点を具えているものの、伸縮可能且つ回転不能な特殊なガスシリンダーを用い、また座部下面の支持体の内部に機構部を組込んでいたので、構造が複雑になるばかりでなく組立てにも手間がかかり、コスト高になる上に、支持体の寸法も大きくなって外観性を損なうといった課題を有している。また、通常この種の椅子は、主に足が床につかない小学生低学年が使用する用途として提供され、勉強中に座部が回転して体が不安定になることを防止するために回転規制するが、操作手段が座部の下面近くに存在するので、遊び半分で操作手段を操作して簡単に回転規制を解除してしまうといった問題もある。
特開2003−52478号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着してなる回転椅子の回転規制装置において、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることが可能であり、また外観性を損なったり、邪魔になることもなく、更なるコスト低減化を図り、しかも小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができない回転椅子の回転規制装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能で外形が非円形であるガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着するとともに、回転規制手段にて前記ガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなる回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に取付けた回転規制具を前記軸部の上端部の係合部に回転不能且つ係脱可能に係合するとともに、該回転規制具を外被し且つ該回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持する操作カバーを備えてなり、該操作カバーは、二つ割に成形した分割カバーの接合縁を嵌合して連結するとともに、両分割カバーの接合縁に沿った外面に突設した各突条に、外面側に指当て部を形成した連結具の内面側に有する係合溝を係合して連結してなる回転椅子の回転規制装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記軸部の上端部に上下に間隔を置いて水平な一対の貫通孔を形成し、金属板を側面視略コ字形に屈曲形成したストッパー金具の上下係止片を、前記両貫通孔に内方より挿通して前記軸部から突出させた状態で、該ストッパー金具の中間板部を軸部内面に固定し、該ストッパー金具の上方係止片を前記係合部としてなることが好ましい(請求項2)。
より具体的には、前記回転規制具は、上端部に直接的又は間接的に前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部を有し、該フランジ部から下方に延設した係止片の先端部に下方へ開放し、前記軸部の上端部外周面に突設した前記係合部としての上方係止片に上方から係合する係合凹部を形成したものであり、前記操作カバーは、内部に前記回転規制具を収容するとともに、上端部に前記フランジ部を当止する当止部と、下端部内周に前記上方係止片を受け入れる環状溝と、該環状溝の上縁を形成する環状リブの一部に前記上方係止片が上下に通過可能な切欠部を形成したものであり、前記回転規制具のフランジ部と前記軸部の上端面間に圧縮コイルばねを介装するとともに、前記操作カバーをガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装し、前記回転規制具の係合凹部と前記上方係止片及び切欠部の上下位置を合わせた状態で、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、該操作カバーのみを回転させて前記上方係止片を前記環状リブの上縁に係止してなることがより好ましい(請求項3)。
そして、前記回転規制具の係合凹部と前記ストッパー金具の上方係止片との係合が解除された状態で、前記係合凹部と前記操作カバーの環状リブの切欠部との上下位置が一致するように位置決めする手段として、前記操作カバーの周壁の一部に内外へ弾性変形する爪片を形成するとともに、該爪片の先端内側に前記係合凹部に係合し且つ前記上方係止片が乗り上げることが可能な突起を形成してなることがより好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の回転椅子の回転規制装置は、ガスシリンダーの外形を非円形としたことにより、脚部の軸部に対して該軸部の上端部においてガスシリンダーを回転規制することで、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることができ、そして回転規制手段の構造が簡単になり、コスト低減化を図ることができるとともに、操作カバーは二つ割の分割カバーを連結具で連結するので強固であり、また該連結具の指当て部を持って操作するだけで回転規制状態と回転可能状態にすることができ、更に外観性にも優れたものとなる。しかも、回転規制手段は軸部の上端部位置にあるので、邪魔になることもなく、小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができないようにすることができる。
請求項2によれば、前記脚部の軸部に上方係止片を強固に突設することができ、またストッパー金具の下方係止片は、上方係止片の下方に間隔をおいて突設されているので、該軸部に上下高さ調節可能に設けたステップを最も高く設定した場合に、下方係止片に当止するので、前記操作カバーの上下動作を阻害することがないのである。
請求項3によれば、回転規制具の係合凹部と係合ピン及び係合溝の縦溝の上下位置を合わせた状態で、圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げるだけで、軸部に対してガスシリンダーを回転不能とすることができ、しかもその状態から該操作カバーのみを回転させて係合ピンを係合溝の横溝に係止するだけの操作で、回転規制状態を維持することができる。また、通常の座部が回転可能な状態のときは、操作カバーの環状溝の下縁部が圧縮コイルばねの弾性力によって上方係止片に圧接されて摺動するが、上方係止片を水平な板状としたことにより、操作カバーが二つ割の分割カバーを互に接合して一体化したものでも、その接合縁に無理な力が集中することがないのである。尚、分割カバーの接合縁は、その外側に突設した一対の突条と連結具の係合溝との係合によって開く方向へは確実に規制されている。
請求項4によれば、位置決め手段の存在によって、回転規制具の係合凹部と上方係止片との係合が解除された状態で、常に係合凹部と操作カバーの環状リブに形成した切欠部との上下位置を一致させることができるので、操作カバーを押し下げる際の位置決めが不要となって操作性に優れたものとなる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係る回転椅子の回転規制装置の実施形態を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は軸部、4はガスシリンダー、5は回転規制手段をそれぞれ示している。
本実施形態における回転椅子は、脚部1の軸部3に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダー4を備え、該ガスシリンダー4の上端部に座部2の下面に設けた支持体(図示せず)を回転不能に装着するとともに、回転規制手段5にて前記ガスシリンダー4を回転不能又は回転可能としてなるものである。
更に詳しくは、図1及び図2に示すように、前記脚部1は、放射状に延びた複数の支脚6,…の中心部に前記軸部3を立設したものであり、該軸部3には外形を非円形としたガスシリンダー4を伸縮可能且つ回転可能に内蔵しており、該ガスシリンダー4の上端部に前記座部2の下面に取付けた支持体を回転不能に装着している。尚、図中符号7は前記支持体を覆ったカバーである。また、本発明に係る回転椅子は、主に小学生が使用し、低学年から高学年までの児童が使用できることを商品コンセプトとしている。そのため、前記軸部3には、体格が小さな小学生低学年の児童の足を載せるステップ8を高さ調節可能且つ着脱可能に取付けている。
前記ガスシリンダー4は、外形が略六角形のシリンダー本体9の下方にロッド10が伸縮可能に伸びた構造を有し、前記シリンダー本体9の下部とロッド10を金属製円筒からなる前記軸部3に内蔵し、該軸部3の上端部に内嵌した合成樹脂製のスリーブ11に前記シリンダー本体9を回転可能且つ上下スライド可能に支持するとともに、前記ロッド10の下端部を前記軸部3の底板12にベアリング13を介して定位置回転可能に支持している。そして、前記シリンダー本体9に対するロッド10の突出長さを調節することによって当該シリンダー本体9の上下位置を調節し、もって前記座部2の高さを調節するのである。本発明で使用する前記ガスシリンダー4は、シリンダー本体9の外形が非円形、代表的には略六角形である以外は従来公知の安価なガスシリンダーと同じ構造のものである。
そして、本実施形態では、前記回転規制手段5として、前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9に回転不能且つ上下スライド可能に取付けた回転規制具14を前記軸部3の上端部に突設した係合部15に回転不能且つ係脱可能に係合するとともに、該回転規制具14を外被し且つ該回転規制具14が前記係合部15に係合した状態を維持する操作カバー16を備えた構造とした。本発明では、前記軸部3の上端部で、前記回転規制手段5によって該軸部3に対してガスシリンダー4を回転不能且つ上下スライド可能に係着するが、ここで軸部3の上端部とは、軸部3の上端及びその近傍を意味している。
以下に実施形態を図2〜図8に基づいて更に詳しく説明する。先ず、前記軸部3の上端部に上下に間隔を置いて水平な一対の貫通孔17,17を形成し、金属板を側面視略コ字形に屈曲形成したストッパー金具18の上下係止片15,19を、前記両貫通孔17,17に内方より挿通して前記軸部3から突出させた状態で、該ストッパー金具18の中間板部20を軸部3内面に固定し、該ストッパー金具18の上方係止片15を前記係合部としている。前記上下係止片15,19は、前記軸部3に突設した状態では水平な板片であり、上方係止片15は下方係止片19よりも突出量が大きくなっている。
前記回転規制具14は、金属製であり、上端部に直接的又は間接的に前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部21を有し、該フランジ部21から下方に延設した係合片22,22の先端部に下方へ開放し、前記軸部3の上端部外周面に突設した前記係合部としての上方係止片15に上方から係合する係合凹部23を形成したものである。また、前記操作カバー16は、合成樹脂製の二つ割り構造で、一対の分割カバー16A,16Bを嵌合して筒状に形成したものであり、内部に前記回転規制具14を収容するとともに、上端部に前記フランジ部21を当止する当止部24と、下端部内周に前記上方係止片15を受け入れる環状溝25と、該環状溝25の上縁を形成する環状リブ26の一部に前記上方係止片15が上下に通過可能な切欠部27を形成したものである。ここで、前記環状溝25は、その上縁を形成する前記環状リブ26と下縁を形成する下部フランジ部28とから構成されている。また、前記環状リブ26は、前記回転規制具14の係合片22,22の先端部を内接し、所定回転角度だけ相対的に回転可能なように段落ち部29を形成し、前記係合凹部23と切欠部27との位置が内外に一致したときに、前記係合片22の一側縁を当止する当止リブ30を形成している。前記上方係止片15は、前記切欠部27を上方へ通過して環状リブ26の上縁に係止できるようになっている。尚、前記切欠部27と環状リブ26の上方の空間部の代わりに、前記環状溝25の一部から上方へ連続した縦溝と該縦溝から連続した横溝とからなる係合溝を形成したものでも良い。
本実施形態では、前記回転規制具14は、合成樹脂製の嵌合部材31を介して間接的に前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合している。即ち、前記嵌合部材31は、前記シリンダー本体9の外形に応じた非円形の嵌合孔32を有し、該嵌合孔32を前記シリンダー本体9に回転不能且つ上下スライド可能に嵌合し、また該嵌合孔32の上面孔縁に突設した非円形の突縁33に前記回転規制具14のフランジ部21の形成した開口34を回転不能に嵌合している。更に、前記嵌合部材31の下面外周にはリブ35を突設し、該リブ35の内方に後述の圧縮コイルばね36の上端部を保持できるようにしている。本実施形態では、前記嵌合部材31の突縁33の外形を六角形とし、前記回転規制具14の開口34もそれに応じて六角形としている。
前記操作カバー16の分割カバー16A,16Bは、互に嵌合する嵌合爪37,37と嵌合凹部38,38とを形成し、前記軸部3の上端部において両者を抜止め状態で嵌合することで一体化し、前記環状溝25内に前記上方係止片15を受け入れる。具体的には、前記分割カバー16Aの端部に、上下方向に延びた前記嵌合爪37,…を突設し、前記分割カバー16Bの端部に、同じく上下方向に延びた前記嵌合凹部38,…を形成している。そして、前記嵌合爪37と嵌合凹部38とを嵌合することによって、両分割カバー16A,16Bは、上下左右の移動も完全に規制されて互に強固に接合して一体化する。更に、両分割カバー分割カバー16A,16Bの接合縁に沿った外面にそれぞれ突条39,40を突設し、両突条39,40で1つの係合凸部を構成し、両突条39,40に外面側に指当て部42を形成した連結具41の内面側に有する係合溝43を係合して連結する。具体的には、前記係合溝43をアリ溝とし、前記両突条39,40で該アリ溝に上下方向からスライド係合するアリを構成しても良い。また、両突条39,40に側方から連結具41の内面側に有する係合溝43を抜止め係合しても良い。この連結具41によって、両分割カバー16A,16Bの接合縁が強制的に開かないようにしている。また、前記操作カバー16の両側に取付けた前記連結具41,41の指当て部42,42を指で挟み、当該操作カバー16を上下移動及び回転操作することができる。
前記分割カバー16A,16Bを接合する前に、前記シリンダー本体9には、予め前記圧縮コイルばね36と嵌合部材31と回転規制具14を外挿しておき、前記嵌合部材31の突縁33に回転規制具14の開口34を外嵌し、前記嵌合部材31の下面と前記軸部3の上端のスリーブ11の上端面との間に前記圧縮コイルばね36を圧縮状態に押し縮めて介装し、それから前述のように分割カバー16A,16Bを接合し、操作カバー16で前記回転規制具14、嵌合部材31及び圧縮コイルばね36を外被するとともに、前記当止部24で回転規制具14のフランジ部21を当止して組立てる。
また、前記操作カバー16の内周面には、複数の補強用の縦リブ44,…を設けている。ここで、前記縦リブ44の下端は、前記上方係止片15が移動する部位では、前記環状リブ26との間に空間を形成し、その他の部位では前記環状リブ26に連続している。また、本実施形態では、前記操作カバー16を二つ割り構造としたことにより、前記環状溝25に接合部が存在するので、該接合部の位置を前記上方係止片15が通過する際にスムーズでない場合には、前記環状溝25の下面位置の下部フランジ部28に偏平なリング状のスライダーを位置させ、前記圧縮コイルばね36の反発力によって該スライダーが前記上方係止片15の下端に接した状態に維持するようにしても良い。尚、本実施形態では、前記上方係止片15は水平な板状であるので、下部フランジ部28に加わる応力が分散されるので、リング状のスライダーは設けてない。
また、前記回転規制具14の係合凹部23と前記ストッパー金具18の上方係止片15との係合が解除された状態で、前記係合凹部23と前記操作カバー16の環状リブ26の切欠部27との上下位置が一致するように位置決めする手段を設けている。この位置決め手段は、前記操作カバー16の周壁の一部に内外へ弾性変形する爪片45を形成するとともに、該爪片45の先端内側に前記係合凹部23に係合し且つ前記上方係止片15が乗り上げることが可能な突起46を形成して構成している。ここで、前記爪片45は、上部が前記操作カバー16の周壁に連続し、該周壁よりも薄肉として内外に弾力性を持たせ、該爪片45の下端部内面側に突設した前記突起46は、図7に示すように、下方側が上方へ傾斜した斜面47となっており、また図8に示すように、前記操作カバー16を回転させて一度前記上方係止片15の先端から離れて側方へ移動した後、再び突起46が上方係止片15の先端に乗り上げることができるように、一側縁に円弧部48を形成している。
通常は、図4及び図8(a)に示すように、前記操作カバー16は、圧縮コイルばね36で押上げられ、前記上方係止片15は環状溝25内に位置するとともに、前記爪片45の突起46が前記回転規制具14の係合凹部23内に嵌合している。この状態で、前記座部2を回転させると、前記シリンダー本体9が回転し、それに伴って前記回転規制具14が回転し、該回転規制具14に当止部24で接触するとともに、前記突起46が前記係合凹部23内に嵌合しているので、前記操作カバー16は共に回転する。この際、前記回転規制具14の係合片22,22は前記上方係止片15の上方に位置し、前記上方係止片15に対して環状溝25が回転移動する。この場合、前記回転規制具14の係合凹部23と前記上方係止片15及び切欠部27の上下位置は常に一致した状態を維持する。
そして、前記座部2の回転を規制する場合には、図6及び図8(b)に示すように、前記連結具41,41の指当て部42,42を持って前記圧縮コイルばね36の弾性力に抗して操作カバー16を押し下げると、前記上方係止片15が切欠部27内に進入すると同時に前記回転規制具14の係合凹部23に係合し、前記突起46に乗り上げながら前記爪片45を外側へ追いやり、該突起46が前記係合凹部23から外側へ退避する(図8(b)参照)。その状態で、前記操作カバー16は回転規制具14に対して回転可能になり、該操作カバー16を回転させると、前記上方係止片15は環状リブ26の上縁に沿って相対的に移動し、該操作カバー16から手を離せば、圧縮コイルばね36の弾性力によって上方へ移動して前記環状リブ26の上縁が上方係止片15に係止する(図7及び図8(c)参照)。この状態が回転規制状態である。つまり、前記回転規制具14を介して前記シリンダー本体9は軸部3に対して回転不能となる。この状態から回転可能状態にするには、前記操作カバー16を逆に回転させれば良く、前記係合片22の外側面に圧接した状態の前記爪片45の突起46は、該係合片22の外側面を摺動しながら前記上方係止片15に乗り上げ、前記当止リブ30に該係合片22の一側縁が当止すると前記切欠部27の位置に一致し、それから手を離せば圧縮コイルばね36の弾性力によって操作カバー16が押上げられ、前記上方係止片15が突起46から離れ、切欠部27を通って環状溝25の位置までくると、再び前記突起46が前記係合凹部23に係合した図4及び図8(a)の状態に戻るのである。何れの場合においても、前記回転規制具14は、シリンダー本体9に対して上下スライド可能であるので、座部2の高さは調節できる。
また、図1及び図9に示すように、前記ステップ8を最上位に設定した場合でも、前記ストッパー金具17の下方係止片19が該ステップ8の上端を当止して、それ以上の上昇を記載するので、前記操作カバー16の押し下げ動作と干渉しないようになっている。
本発明の回転規制装置を適用した回転椅子の側面図である。 軸部とシリンダーとの関係を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示す要部の分解斜視図である。 同じく組立てた状態で回転可能状態を示す要部の断面図である。 操作カバーの係合溝と回転規制具の係合凹部と係合ピンの関係を示す説明用断面図である。 操作カバーを押し下げた状態の要部の断面図である。 操作カバーを回転させて係合ピンを係合溝内に係止した回転規制状態を示す要部の断面図である。 (a)は図4の状態に対応する簡略横断面図、(b)は図6の状態に対応する簡略横断面図、(c)は図7の状態に対応する簡略横断面図である。 ステップの上方移動をストッパー金具の下方係止片で規制する構造を説明するための部分縦断面図である。
符号の説明
1 脚部 2 座部
3 軸部 4 ガスシリンダー
5 回転規制手段 6 支脚
7 カバー 8 ステップ
9 シリンダー本体 10 ロッド
11 スリーブ 12 底板
13 ベアリング 14 回転規制具
15 上方係止片(係合部) 16 操作カバー
16A,16B 分割カバー 17 貫通孔
18 ストッパー金具 19 下方係止片
20 中間板部 21 フランジ部
22 係合片 23 係合凹部
24 当止部 25 環状溝
26 環状リブ 27 切欠部
28 下部フランジ部 29 段落ち部
30 当止リブ 31 嵌合部材
32 嵌合孔 33 突縁
34 開口 35 リブ
37 嵌合爪 38 嵌合凹部
39 突条 40 突条
41 連結具 42 指当て部
43 係合溝 44 縦リブ
45 爪片 46 突起
47 斜面 48 円弧部

Claims (4)

  1. 脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能で外形が非円形であるガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着するとともに、回転規制手段にて前記ガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなる回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に取付けた回転規制具を前記軸部の上端部の係合部に回転不能且つ係脱可能に係合するとともに、該回転規制具を外被し且つ該回転規制具が前記係合部に係合した状態を維持する操作カバーを備えてなり、該操作カバーは、二つ割に成形した分割カバーの接合縁を嵌合して連結するとともに、両分割カバーの接合縁に沿った外面に突設した各突条に、外面側に指当て部を形成した連結具の内面側に有する係合溝を係合して連結してなることを特徴とする回転椅子の回転規制装置。
  2. 前記軸部の上端部に上下に間隔を置いて水平な一対の貫通孔を形成し、金属板を側面視略コ字形に屈曲形成したストッパー金具の上下係止片を、前記両貫通孔に内方より挿通して前記軸部から突出させた状態で、該ストッパー金具の中間板部を軸部内面に固定し、該ストッパー金具の上方係止片を前記係合部としてなる請求項1記載の回転椅子の回転規制装置。
  3. 前記回転規制具は、上端部に直接的又は間接的に前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に嵌合するフランジ部を有し、該フランジ部から下方に延設した係止片の先端部に下方へ開放し、前記軸部の上端部外周面に突設した前記係合部としての上方係止片に上方から係合する係合凹部を形成したものであり、前記操作カバーは、内部に前記回転規制具を収容するとともに、上端部に前記フランジ部を当止する当止部と、下端部内周に前記上方係止片を受け入れる環状溝と、該環状溝の上縁を形成する環状リブの一部に前記上方係止片が上下に通過可能な切欠部を形成したものであり、前記回転規制具のフランジ部と前記軸部の上端面間に圧縮コイルばねを介装するとともに、前記操作カバーをガスシリンダーと軸部に対して回転可能に外装し、前記回転規制具の係合凹部と前記上方係止片及び切欠部の上下位置を合わせた状態で、前記圧縮コイルばねの弾性力に抗して操作カバーを押し下げた後、該操作カバーのみを回転させて前記上方係止片を前記環状リブの上縁に係止してなる請求項1又は2記載の回転椅子の回転規制装置。
  4. 前記回転規制具の係合凹部と前記ストッパー金具の上方係止片との係合が解除された状態で、前記係合凹部と前記操作カバーの環状リブの切欠部との上下位置が一致するように位置決めする手段として、前記操作カバーの周壁の一部に内外へ弾性変形する爪片を形成するとともに、該爪片の先端内側に前記係合凹部に係合し且つ前記上方係止片が乗り上げることが可能な突起を形成してなる請求項3記載の回転椅子の回転規制装置。
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