JP2007007010A - 回転椅子の回転規制装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 座部を必要なときに簡単に回転不能とすることが可能であり、また外観性を損なったり、邪魔になることもなく、コスト低減化を図り、しかも小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができない回転椅子の回転規制装置を提供する。
【解決手段】 ガスシリンダー4に回転不能且つ上下スライド可能に回転規制板14を外挿し、軸部3の上端面に開設した複数の垂直孔15内に、上方へ弾性付勢状態で押上げピン16と係合ピン17を配し、押上げピンを係合ピンよりも高く設定し、回転規制板14には係合ピンのみが嵌入する係合孔18を円周方向に等間隔で複数形成し、回転規制板を外被し且つガスシリンダーに遊挿した操作カバー19を備え、係合孔に係合ピンが係合した状態を維持する回転規制モードと、係合孔と係合ピンが離れた状態を維持する回転可能モードとの二状態をとるモード選択手段20を設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転椅子の回転規制装置に係わり、更に詳しくは回転椅子の座部を必要なときに回転不能とする回転椅子の回転規制装置に関するものである。
従来の回転椅子の回転規制装置として、特許文献1に記載されたものは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転不能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部の下面に設けた支持体を回転可能に装着するとともに、回転規制手段にて前記座部を回転不能とし、前記ガスシリンダーの上端部に取付けた軸筒を、前記支持体に固定した軸受部材にて回転可能に受け、前記回転規制手段として、前記軸受部材より上方に突出した前記軸筒の上端部に回転軸芯と直交する規制縁を少なくとも一つ有する規制板を固定するとともに、該規制板の規制縁に係脱可能に当接して前記座部を回転不能とする係止部材を前記支持体に設けた構造である。更に詳しくは、前記規制板は互いに平行な少なくとも一対の規制縁を外周の対向位置に設けたものであり、前記係止部材は前記一対の規制縁に同時に当接する一対の当接縁を開口部内周に設けるとともに、一端部を水平な支軸にて前記支持体に上下回動可能に取付けたものであり、前記係止部材を前記支持体に設けた操作手段で上下回動操作し、前記当接縁が規制縁に当接した回転規制状態と前記当接縁が規制縁から離れた回転可能状態とを実現してなるものである。
上記特許文献1に記載の回転規制装置は、操作手段が座部の下面近くに存在するので、座部に座ったままでも回転規制状態と回転可能状態とを選択的に簡単に操作できるといった利点を具えているものの、伸縮可能且つ回転不能な特殊なガスシリンダーを用い、また座部下面の支持体の内部に機構部を組込んでいたので、構造が複雑になるばかりでなく組立てにも手間がかかり、コスト高になる上に、支持体の寸法も大きくなって外観性を損なうといった課題を有している。また、通常この種の椅子は、主に足が床につかない小学生低学年が使用する用途として提供され、勉強中に座部が回転して体が不安定になることを防止するために回転規制するが、操作手段が座部の下面近くに存在するので、遊び半分で操作手段を操作して簡単に回転規制を解除してしまうといった問題もある。
特開2003−52478号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着してなる回転椅子の回転規制装置において、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることが可能であり、また外観性を損なったり、邪魔になることもなく、コスト低減化を図り、しかも小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができない回転椅子の回転規制装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能で外形が非円形であるガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着するとともに、前記ガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなる回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に回転規制板を外挿し、前記軸部の上端面に開設した複数の垂直孔内に、それぞれ上方へ弾性付勢状態で押上げピンと係合ピンを配するとともに、該押上げピンの突出高さを係合ピンの突出高さよりも高く設定し、前記回転規制板には前記係合ピンのみが嵌入する係合孔を円周方向に等間隔で複数形成し、前記回転規制板を外被し且つ前記ガスシリンダーに遊挿した操作カバーを備え、前記操作カバーと軸部との間に、該操作カバーで回転規制板を弾性付勢力に抗して押し下げて前記係合孔に前記係合ピンが係合した状態を維持する回転規制モードと、前記操作カバーと回転規制板が押上げピンで押上げられて前記係合孔と係合ピンが離れた状態を維持する回転可能モードとの二状態をとるモード選択手段を設けてなる(請求項1)。
ここで、前記モード選択手段は、前記軸部の上端部側面で直径方向に一対のガイドピンを突設するとともに、前記軸部の上端部外周に遊挿した前記操作カバーの円筒部に、前記ガイドピンを受け入れるガイド溝を形成し、該ガイド溝は軸方向の縦溝と、該縦溝の上端から円周方向に延びた横溝とからなり、前記横溝内に前記ガイドピンが位置した場合に回転規制モードとなり、前記縦溝の下部に前記ガイドピンが位置した場合に回転可能モードとなることが好ましい(請求項2)。
また、金属製円筒からなる前記軸部の上端部に合成樹脂製スリーブを内嵌して固定し、該スリーブの中心部に形成した支持孔内に前記ガスシリンダーを回転可能且つ上下スライド可能に嵌挿し、該スリーブの上端面に開設した複数の有底垂直孔内に、圧縮コイルばねを内挿してその上に前記押上げピンと係合ピンを上端部が突出状態で挿入し、前記押上げピンを少なくとも3個、前記係合ピンを少なくとも1個設けてなることがより好ましい(請求項3)。
更に、前記ガスシリンダーの外形が略六角形であり、該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に外挿する前記回転規制板の開口を略六角形とするとともに、該回転規制板の係合孔を除く表面に合成樹脂の被覆層を形成してなることも好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の回転椅子の回転規制装置は、ガスシリンダーの外形を非円形としたことにより、脚部の軸部に対して該軸部の上端部においてガスシリンダーを回転規制することで、座部を必要なときに簡単に回転不能とすることができ、しかも軸部の上端部位置に設けるとともに、機構を操作カバーの内部に収めてコンパクトにしたので、邪魔になることもなく、小学生低学年では着座したままでは容易に操作することができないようにすることができる。そして、前記操作カバーで回転規制板を弾性付勢力に抗して押し下げて前記係合孔に前記係合ピンが係合した状態を維持する回転規制モードとすると、前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に外挿した回転規制板の回転が係合ピンと係合孔との係合によって完全に規制されるので、該ガスシリンダーの上端部に回転不能に装着した座部の回転を規制することができる。ここで、前記回転規制板の係合孔と係合ピンの位置が合ってない状態で該回転規制板が操作カバーで押し下げられると、前記押上げピンとともに係合ピンも弾性付勢力に抗して押し下げられるが、この状態で座部、即ちガスシリンダーを所望の方向に若干回転させて、該回転規制板を回転変位させて係合孔と係合ピンの位置が合致すると、係合ピンは弾性付勢力によって突出して係合孔に係合し、回転規制状態になるので、どのような回転位置からも確実に回転規制状態にすることができる。また、モード選択手段によって前記操作カバーを回転可能モードとすると、押上げピンの弾性付勢力によって回転規制板及び該操作カバーが持ち上げられ、回転規制板の係合孔から係合ピンが抜け去り、該回転規制板とともにガスシリンダーが自由に回転可能となり、もって座部も回転可能となるのである。
請求項2によれば、モード選択手段は、軸部の上端部側面で直径方向に突設した一対のガイドピンと、軸部の上端部外周に遊挿した操作カバーの円筒部に形成したガイドピンを受け入れるガイド溝とからなる簡単な構造であり、操作カバーを押し下げながら回転させるだけでガイド溝の横溝内にガイドピンが位置した場合に回転規制モードとなり、また操作カバーを逆回転させるだけでガイド溝の縦溝の下部にガイドピンが位置した場合に回転可能モードに復帰する。つまり、操作カバーを押し下げると相対的にガイドピンが縦溝の上端部に移動し、その状態で若干回転させるとガイドピンが横溝の終端部に移動し、操作カバーから手を離してもガイドピンが横溝内に係合して、回転規制板の係合孔に係合ピンが係合した回転規制モードを維持するのである。また、回転可能モードに復帰させるには、単に操作カバーを逆回転させるだけで、縦溝内にガイドピンが位置し、その状態で手を離すと押上げピンの弾性付勢力によって回転規制板及び操作カバーが押上げられ、もって回転規制板の係合孔から係合ピンが抜けて回転可能モードとなり、その状態が維持されるのである。
請求項3によれば、金属製円筒からなる前記軸部の上端部に合成樹脂製スリーブを内嵌して固定し、該スリーブの中心部に形成した支持孔内に前記ガスシリンダーを回転可能且つ上下スライド可能に嵌挿することにより、ガスシリンダーをガタつきなく、摺動抵抗が少なく支持することができ、しかもスリーブの上端面に開設した複数の有底垂直孔内に、圧縮コイルばねを内挿してその上に押上げピンと係合ピンを上端部が突出状態で挿入したので、組立が簡単になり、またコンパクトに構成することができ、更に前記押上げピンを少なくとも3個設けることにより、回転規制板を水平に支持することができ、少なくとも1個設けた係合ピンと回転規制板との位置関係を正確の設定することできるので、回転規制モードと回転可能モードにおけるモード変更をスムーズに行うことができ、また回転可能モードを安定に維持することができ、信頼性の高いものとなる。
請求項4によれば、前記ガスシリンダーの外形が略六角形であり、該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に外挿する前記回転規制板の開口を略六角形とすることにより、ガスシリンダーと回転規制板とを相対的に上下スライド可能とする動作を保証しつつ、ガスシリンダーの回転に対して回転規制板を一体的に回転させることができ、更に回転規制板の係合孔を除く表面に合成樹脂の被覆層を形成したことにより、回転規制板の上面と操作カバーの摺動面との間及び回転規制板の下面と押上げピンの上端面との間の摺動摩擦係数を低下させ、スムーズな座部の回転を実現するとともに、摺動音の発生を防止することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係る回転椅子の回転規制装置の実施形態を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は軸部、4はガスシリンダー、5は回転規制装置をそれぞれ示している。
本実施形態における回転椅子は、脚部1に対して座部2を回転可能に支持したものである。具体的には、前記脚部1の軸部3に伸縮可能且つ回転可能なガスシリンダー4を備え、該ガスシリンダー4の上端部に座部2の下面に設けた支持体(図示せず)を該ガスシリンダー4に対して回転不能に装着するとともに、必要に応じて回転規制装置5にて前記ガスシリンダー4の回転を規制し、もって前記座部2の回転を不能としてなるものである。
更に詳しくは、図1及び図2に示すように、前記脚部1は、放射状に延びた複数の支脚6,…の中心部に前記軸部3を立設したものであり、該軸部3には外形を非円形としたガスシリンダー4を伸縮可能且つ回転可能に内蔵しており、該ガスシリンダー4の上端部に前記座部2の下面に取付けた支持体を回転不能に装着している。尚、図中符号7は前記支持体を覆ったカバーである。また、本発明に係る回転椅子は、主に小学生が使用し、低学年から高学年までの児童が使用できることを商品コンセプトとしている。そのため、前記軸部3には、体格が小さな小学生低学年の児童の足を載せるステップ8を高さ調節可能且つ着脱可能に取付けている。
前記ガスシリンダー4は、図2及び図3に示すように、外形が略六角形のシリンダー本体9の下方にロッド10が伸縮可能に伸びた構造を有し、前記シリンダー本体9の下部とロッド10を金属製円筒からなる前記軸部3に内蔵し、該軸部3の上端部に内嵌した合成樹脂製のスリーブ11に前記シリンダー本体9を回転可能且つ上下スライド可能に支持するとともに、前記ロッド10の下端部を前記軸部3の底板12にベアリング13を介して定位置回転可能に支持している。そして、前記シリンダー本体9に対するロッド10の突出長さを調節することによって当該シリンダー本体9の上下位置を調節し、もって前記座部2の高さを調節するのである。本発明で使用する前記ガスシリンダー4は、シリンダー本体9の外形が非円形、代表的には略六角形である以外は従来公知の安価なガスシリンダーと同じ構造のものである。
そして、本発明の前記回転規制装置5は、前記ガスシリンダー4に回転不能且つ上下スライド可能に回転規制板14を外挿し、前記軸部3の上端面に開設した複数の垂直孔15,…内に、それぞれ上方へ弾性付勢状態で押上げピン16,…と係合ピン17,…を配するとともに、該押上げピン16の突出高さを係合ピン17の突出高さよりも高く設定し、前記回転規制板14には前記係合ピン17のみが嵌入する係合孔18,…を円周方向に等間隔で複数形成し、前記回転規制板14を外被し且つ前記ガスシリンダー4に遊挿した操作カバー19を備え、前記操作カバー19と軸部3との間に、該操作カバー19で回転規制板14を弾性付勢力に抗して押し下げて前記係合孔18に前記係合ピン17が係合した状態を維持する回転規制モードと、前記操作カバー19と回転規制板14が押上げピン16,…で押上げられて前記係合孔18と係合ピン17が離れた状態を維持する回転可能モードとの二状態をとるモード選択手段20を設けたものである。
本発明を図3〜図6に基づいて更に詳しく説明する。前記スリーブ11は、合成樹脂製の成形品であり、中心部に前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9を上下スライド可能且つ回転可能に嵌挿する支持孔21を上下貫通して形成し、金属製円筒からなる前記軸部3の上端部に嵌入する嵌合部22の上端に、該軸部3の上端に当接する鍔部23を周囲に突設した形状を有している。そして、前記スリーブ11の上端面には、有底の複数の垂直孔15,…を開設している。本実施形態では、前記スリーブ11の上端面に等間隔で6個の垂直孔15,…を設け、各垂直孔15,…に圧縮コイルばね24を内挿し、その上に金属製の前記押上げピン16と係合ピン17とを交互にその上端部が突出した状態で挿入し、下方への押込みに対して上方へ弾性付勢力が働くようにしている。ここで、前記押上げピン16と係合ピン17のスリーブ11の上端面からの突出高さは、無負荷状態で押上げピン16の方が若干高く設定し、また後述するように押上げピン16,…の上に回転規制板14と操作カバー19を自由載支した状態でも係合ピン17の上端が回転規制板14の下面に接触しないようにしている。また、前記押上げピン16の本体部16Aと係合ピン17とは同一径であり、同一形状の垂直孔15,…にそれぞれ内挿されるが、前記押上げピン16の上端には前記係合ピン17よりも直径が大きなヘッダー16Bを形成している。尚、本発明では、前記押上げピン16は少なくとも3個、前記係合ピン17は少なくとも1個設ければ良いが、回転規制に対する強度を高めるために、本実施形態では係合ピン17も3個設けている。
前記回転規制板14は、表面を摺動摩擦抵抗の小さい合成樹脂で被覆した金属製のリング部材であり、前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9の外形に対応させて中心部に略六角形の開口25を形成するとともに、その周囲に前記係合孔18,…を等間隔で6個形成したものである。ここで、前記係合孔18,…の位置は、前記スリーブ11に形成した垂直孔15,…の位置と一致させ、該係合孔18に前記係合ピン17の上端部が挿入できるようになっているが、前記押上げピン16のヘッダー16Bの直径は前記係合孔18よりも大きく、該ヘッダー16Bが係合孔18内に嵌らないようにしている。また、前記回転規制板14は、前記係合孔18,…を除く表面に合成樹脂の被覆層26を形成している。即ち、前記回転規制板14は、前記開口25の内周部は合成樹脂で被覆されているが、前記係合孔18の内周部は露出させている。それにより、前記回転規制板14の開口25に前記シリンダー本体9を嵌挿し、上下方向にスライドさせた際に、金属の摺動音が発生せず、スムーズな上下摺動を実現することができる。一方、前記係合孔18に係合ピン17が係合した際には、直接金属同士が接触するので、後述のように確実に回転規制することができるのである。
そして、前記操作カバー19は、合成樹脂で一体成形され、上面にフランジ部27を有し、それから下方に円筒部28を有している。前記フランジ部27には、前記ガスシリンダー4のシリンダー本体9を遊挿する円孔29が形成され、該フランジ部27の下面側で前記円筒部28内には前記回転規制板14を摺動回転可能に収容できるようになっている。また、前記操作カバー19の円筒部28は前記軸部3の上端部外周に遊挿できる内径を有している。
また、前記モード選択手段20は、前記軸部3の上端部側面で直径方向に一対のガイドピン30を突設するとともに、前記軸部3の上端部外周に遊挿した前記操作カバー19の円筒部28に、前記ガイドピン30を受け入れるガイド溝31を形成して構成されている。ここで、前記ガイド溝31は軸方向の縦溝32と、該縦溝32の上端から円周方向に延びた横溝33とからなっている。そして、前記横溝33内に前記ガイドピン30が位置した場合に回転規制モードとなり、前記縦溝32の下部に前記ガイドピン30が位置した場合に回転可能モードとなる。また、前記横溝33の底部には前記ガイドピン30を受け入れる凹部33Aを形成しているので、前記押上げピン16,…の上方への弾性付勢力によって該凹部33A内にガイドピン30が圧接し、回転規制モードを安定に維持することができる。
前記ガイドピン30は、図3及び図6に示すように、前記軸部3の通孔34を貫通し、前記スリーブ11に形成した嵌合穴35に嵌入し、先端が軸部3の周面から突出するように固定されている。ここで、前記ガイドピン30を取付けることにより、前記スリーブ11は軸部3の上端部に回転不能に固定されるのである。
また、本実施形態では、前記軸部3の上部外周面で同一高さ位置に3個の突起36,…を突設してあり、該突起36,…に前記ステップ8の支持部を当止することで、該ステップ8の最上位を規定し、前記操作カバー19の押し下げ操作に該ステップ8が干渉しないようにしている。
先ず、本発明の回転規制装置5を組み立てるには、前記軸部3の上端部にスリーブ11の嵌合部22を内嵌するとともに、鍔部23を軸部3の上端に当止する。この際に、前記軸部3に形成した通孔34とスリーブ11の嵌合穴35の位置が一致するように設定する。実際には、前記嵌合穴35は、前記スリーブ11を軸部3に内嵌した後に、前記通孔34から挿入したドリルで穿孔することが位置合わせの手間がかからないので好ましい。それから、前記スリーブ11の支持孔21内に上方から前記ガスシリンダー4をロッド10側から挿入し、シリンダー本体9を該支持孔21内で回転可能且つ上下スライド可能に支持するとともに、該底板12から突出した下端をEリングやスナップリング等の係着具37で抜止めする。それから、前記スリーブ11の上端面に開設した垂直孔15,…に、それぞれ圧縮コイルばね24を内挿した後、前記押上げピン16と係合ピン17を交互に挿入する。そして、前記ガスシリンダー4の六角形のシリンダー本体9に、上方から回転規制板14の六角形の開口25を嵌挿するとともに、前記操作カバー19の円筒部28側から円孔29を遊挿する。最後に、前記操作カバー19の円筒部28を軸部3の上端部に外挿し、前記ガイド溝31を前記軸部3の通孔34に一致させた状態で、外側方カラガイドピン30を、ガイド溝31を通して通孔34及び前記スリーブ11の嵌合穴35に圧入する。ここで、前記ガイドピン30の先端は、前記スリーブ11の嵌合部22を貫通しないようにする必要があり、また側方への突出部は前記ガイド溝31内に位置することが好ましいのである。
次に、図4及び図5に基づいて本発明の動作を説明する。図4は回転可能モードを示し、図5は回転規制モードを示している。図4に示した回転可能モードでは、前記ガイドピン30はガイド溝31の縦溝32の下部に位置し、前記回転規制板14が前記押上げピン16,…のヘッダー16B,…上に載支され、圧縮コイルばね24,…の弾性力と前記回転規制板14と操作カバー19の合計荷重とが釣り合った状態にあり、そして前記係合ピン17,…の上端は前記回転規制板14の下面に接触しない位置にあり、従って前記シリンダー本体9を座部2とともに回転させると、前記回転規制板14は、下面を前記押上げピン16,…のヘッダー16B,…に摺動しながら、上面を前記操作カバー19のフランジ部27に摺動しながら自由に回転する。
図5に示した回転規制モードでは、前記ガイドピン30がガイド溝31の横溝33の凹部33Aに係合し、前記押上げピン16,…は圧縮コイルばね24,…の弾性付勢力に抗して回転記載板14を介して押し下げられ、前記係合ピン17,…は先端が前記回転規制板14の係合孔18,…内に係合し、該係合ピン17,…は前記スリーブ11に上下方向の変化のみを許容された状態で設けられているので、回転規制板14の回転は規制され、もってシリンダー本体9及び座部2の回転が規制されるのである。ここで、前述の回転可能モードからか回転規制モードへの移行は、図4の状態から、前記操作カバー19を押上げピン16,…の弾性付勢力に抗して押し下げながら、前記ガイドピン30が横溝33内に移動するように若干回転させ、それから操作カバー19から手を離すと横溝33の底部の凹溝33Aに前記ガイドピン30が係合し、簡単には操作カバー19が回転しないようにしている。この状態になる課程で、前記係合ピン17の位置と前記回転規制板14の係合孔18の位置が略一致していれば、前記係合ピン17は対応する係合孔18にそれぞれ挿入して係合する。一方、前記係合ピン17の位置と前記回転規制板14の係合孔18の位置がずれていれば、前記操作カバー19の押し下げ時に、前記係合ピン17の上端は回転規制板14の下面に当接するので、前記押上げピン16,…と係合ピン17の両方の弾性付勢力に抗して該操作カバー19を押し下げることになり、それから横溝33の凹部33Aにガイドピン30を係合させるのである。そして、この状態で座部2、即ちシリンダー本体9を何れかの方向に僅かに回転させて、前記係合ピン17の位置と前記回転規制板14の係合孔18の位置が略一致すれば、該係合ピン17,…はその圧縮コイルばね24,…の弾性復元力によって前記回転規制板14の係合孔18,…に挿入し、図5の状態になるのである。
また、前述の回転規制モードから回転可能モードに移行させるには、単に前記操作カバー19を逆に回転させて前記ガイドピン30を凹部33Aから離脱させて縦溝32の上部に位置させ、その状態になれば該操作カバー19から手を離せば前記押上げピン16,…の弾性付勢力によってか回転規制板14を介して操作カバー19が押上げられ、もってガイドピン30が縦溝32の下部に位置する回転可能モードになるのである。
このように、本発明では、前記操作カバー19を押し下げ、回転させるといった簡単な操作のみで、回転椅子を回転可能な状態と回転不能な状態とに設定することができ、また回転規制装置の機構部は、操作カバー19の内部に隠れるとともに、前記スリーブ11の嵌合部22の肉厚部分を利用して押上げピン16,…と係合ピン17,…及びそれらを上方へ弾性付勢するための圧縮コイルばね24,…を同じく嵌合部22の肉厚部分に内蔵したので、非常にコンパクトになり、外観性においても従来の回転椅子と同等なものにすることができたのである。
本発明の回転規制装置を適用した回転椅子の側面図である。 軸部とシリンダーとの関係を示す縦断面図である。 本発明の要部の分解斜視図である。 回転可能モードを示す要部の縦断面図である。 回転規制モードを示す要部の縦断面図である。 モード選択手段を示す要部の縦断面図である。
符号の説明
1 脚部 2 座部
3 軸部 4 ガスシリンダー
5 回転規制装置 6 支脚
8 ステップ 9 シリンダー本体
10 ロッド 11 スリーブ
12 底板 13 ベアリング
14 回転規制板 15 垂直孔
16 押上げピン 16A 本体部
16B ヘッダー 17 係合ピン
18 係合孔 19 操作カバー
20 モード選択手段 21 支持孔
22 嵌合部 23 鍔部
24 圧縮コイルばね 25 開口
26 被覆層 27 フランジ部
28 円筒部 29 円孔
30 ガイドピン 31 ガイド溝
32 縦溝 33 横溝
33A 凹部 34 通孔
35 嵌合穴 36 突起
37 係着具

Claims (4)

  1. 脚部の軸部に伸縮可能且つ回転可能で外形が非円形であるガスシリンダーを備え、該ガスシリンダーの上端部に座部を回転不能に装着するとともに、前記ガスシリンダーを回転不能且つ上下スライド可能に係着してなる回転椅子の回転規制装置であって、前記ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に回転規制板を外挿し、前記軸部の上端面に開設した複数の垂直孔内に、それぞれ上方へ弾性付勢状態で押上げピンと係合ピンを配するとともに、該押上げピンの突出高さを係合ピンの突出高さよりも高く設定し、前記回転規制板には前記係合ピンのみが嵌入する係合孔を円周方向に等間隔で複数形成し、前記回転規制板を外被し且つ前記ガスシリンダーに遊挿した操作カバーを備え、前記操作カバーと軸部との間に、該操作カバーで回転規制板を弾性付勢力に抗して押し下げて前記係合孔に前記係合ピンが係合した状態を維持する回転規制モードと、前記操作カバーと回転規制板が押上げピンで押上げられて前記係合孔と係合ピンが離れた状態を維持する回転可能モードとの二状態をとるモード選択手段を設けたことを特徴とする回転椅子の回転規制装置。
  2. 前記モード選択手段は、前記軸部の上端部側面で直径方向に一対のガイドピンを突設するとともに、前記軸部の上端部外周に遊挿した前記操作カバーの円筒部に、前記ガイドピンを受け入れるガイド溝を形成し、該ガイド溝は軸方向の縦溝と、該縦溝の上端から円周方向に延びた横溝とからなり、前記横溝内に前記ガイドピンが位置した場合に回転規制モードとなり、前記縦溝の下部に前記ガイドピンが位置した場合に回転可能モードとなる請求項1記載の回転椅子の回転規制装置。
  3. 金属製円筒からなる前記軸部の上端部に合成樹脂製スリーブを内嵌して固定し、該スリーブの中心部に形成した支持孔内に前記ガスシリンダーを回転可能且つ上下スライド可能に嵌挿し、該スリーブの上端面に開設した複数の有底垂直孔内に、圧縮コイルばねを内挿してその上に前記押上げピンと係合ピンを上端部が突出状態で挿入し、前記押上げピンを少なくとも3個、前記係合ピンを少なくとも1個設けてなる請求項1又は2記載の回転椅子の回転規制装置。
  4. 前記ガスシリンダーの外形が略六角形であり、該ガスシリンダーに回転不能且つ上下スライド可能に外挿する前記回転規制板の開口を略六角形とするとともに、該回転規制板の係合孔を除く表面に合成樹脂の被覆層を形成してなる請求項1〜3何れかに記載の回転椅子の回転規制装置。
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