JP2008275932A - 高さ調整機構及び投射型映像表示装置 - Google Patents

高さ調整機構及び投射型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被調整体からの脚部の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供する。
【解決手段】高さ調整を筐体2aからの突出量で調整する螺子状の脚部6aと、脚部6aの突出量を調整する回動機構5とを備え、回動機構5は、調整用ツマミ3に設けてある第1傘歯車3cに噛合する第2傘歯車8a3を有する螺子駒ケース8と、脚部6aに螺合する螺子駒10とを有し、螺子駒ケース8は、螺子駒10を脚部6aに螺合させて遊嵌し、歯列4cを有するカバー4に摺動可能に載置され、歯列4cを臨む孔を有しており、螺子駒10は歯列4cと咬合可能な歯列10jを有し、回転ツマミ3aの回動と連動する歯列4c、10jの両歯先面の当接により、螺子駒10が傾いて、螺子駒10と脚部6aとの螺合が解除又は螺合して、脚部6aが自在に移動し又は微動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被調整体の高さを調整する高さ調整機構及び該高さ調整機構を備える投射型映像表示装置に関する。
従来、OHP及び投射型映像表示装置等の映像表示装置は、床又はテーブルなどに配置される場合、所要の姿勢を保持するために高さ及び仰角が調整されることが多いが、容易に調整を行なうことが出来るように、高さ調整機構が設けられている。
この種の高さ調整機構を備える映像表示装置として以下の提案がある。
特許文献1に示す例では、映像表示装置の高さ調整機構が、回動操作可能でゴム台に支持された把持部に一体的に設けられたロッドに、螺子部が形成されている調整脚と、調整脚の螺子部に係合可能な板状のスライド部材とを備えている。
調整脚の把持部を回転させた場合、ロッドが上下動し、把持部の回転方向及び回転量に応じて映像表示装置の高さを微調整することができるようになっている。さらにスライド部材をスライド方向へ押し込むと、スライド部材の螺子部と調整脚の螺子部との螺合が外れ、調整脚が上下方向に移動自在となり、粗調整が可能となっている。
特許文献2に示す例では、仰角調整の可能なチルトフット構造体が、映像表示装置のケースに固定されている円筒部内に、ケース上部に設けられた操作ボタンにより上下動して、下部が若干開くようにしてある縦割り円筒状の可動部を有している。可動部下部の内側に雌螺子部が形成されている。可動部内部には、内側の雌螺子部と螺合して可動部内を上下動可能な雄螺子のシャフトが設けられており、操作ボタンにより可動部の下部が若干開いた場合、雌螺子部と雄螺子のシャフトとの螺合が外れるようになっている。シャフトは床面に接触して荷重を支持するフット部を有している。
フット部を回動させた場合、シャフトが上下動してケースの床からの高さを微調整し、さらに操作ボタンによりシャフトの螺合を解除した場合、シャフトが自由に移動可能になり、粗調整ができるようになっている。
特許文献3に示す例では、高さ調整機構は、高さ調整軸及び調整脚がケース内に収容されており、高さ調整軸は、下部にウォームが取り付けられ、上部にツマミが取り付けられている。調整脚は、1つの面に高さ調整軸のウォームと噛み合うラックが所定の長さに亘って形成されており、下端に支持台と接触する足部材がケース下部から抜き出て取り付けられている。
高さ調整機構は、高さ調整軸のツマミを回した場合、高さ調整軸とともにウォームが回転し、ラックが駆動してケースからの調整脚の突出量を微調整し、投映装置等の家電機器の姿勢を上下に調整するようになっている。
実用新案登録第3087182号公報 特開2006−276189号公報 特開2006−106487号公報
しかしながら特許文献1及び2のような高さ調整機構では、高さを微調整するために操作する部分と、高さを粗調整するために操作する部分とが、別々に設けられており、高さ調整操作が一元的でなく煩雑である。
さらに特許文献3では、ツマミの操作で高さを微調整する機構は設けられているが、高さを粗調整する機構は設けられていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、調整脚の突出量を微調整及び粗調整する兼用の操作部により、調整脚と螺合部との螺合及び螺合の解除が可能な回動機構を備えることにより、一つの操作部で、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、調整脚と螺合可能な螺合部を押圧する弾性体を螺合部遊嵌体に設け、弾性体の押圧力に抗して、一つの操作部で調整脚と螺合部との螺合及び螺合の解除が可能な回動機構を備えることにより、一つの操作部で、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
さらに本発明の他の目的とするところは、螺合部を遊嵌している螺合部遊嵌体に螺合部の移動域の上限を規定する上限規定部を備えることにより、螺合部の移動の上限を規定し、一つの操作部で、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、螺合部遊嵌体に螺合部の突起が嵌入する縦長丸孔を備えることにより、螺合部の移動を縦長丸孔の移動域に制限し、一つの操作部で、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、傘歯車により操作部の回動を螺合部遊嵌体及び螺合部に伝達する構成を備えることにより、被調整体の調整方向と操作部の操作方向とを同一の方向にすることができ、一つの操作部の回動操作に応じて被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被調整体の収容部に収容する螺合部遊嵌体の上部が収容部の天井に摺接する構成を備えることにより、螺合部遊嵌体が収容部内を滑らかに摺動して、一つの操作部の回動操作に応じて被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
さらに本発明の他の目的とするところは、調整脚及び回動機構を各二個備えることにより、被調整体の調整方向と同一の方向に、各一つの操作部を回動操作して被調整体の高さ又は仰角を定めることができ、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、調整脚及び回動機構を各一個備えることにより、被調整体の調整方向と同一の方向に、一つの操作部を回動操作して被調整体の高さ又は仰角を定めることができ、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができる高さ調整機構を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、本発明の高さ調整機構を備えることにより、投映の調整方向と操作部の操作方向とを同一にすることができ、一つの操作部で投映方向を微調整及び粗調整することができる投射型映像表示装置を提供することにある。
本発明の高さ調整機構は、被調整体の高さ調整を該被調整体からの突出量で調整する螺子状の調整脚と、該調整脚の突出量を調整する回動機構とを備える高さ調整機構において、前記回動機構は、前記調整脚と螺合又は螺合の解除が可能な螺合部と、該螺合部を遊嵌している螺合部遊嵌体と、該螺合部遊嵌体を回動させる操作部と、前記螺合部遊嵌体を載置し、上向き三角歯状の第1咬合部を配設している基盤とを有し、前記螺合部は、前記第1咬合部と咬合可能な下向き三角歯状の第2咬合部を備え、前記操作部の回動と連動して前記螺合部遊嵌体と共に回動可能になっていることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、螺合部と調整脚が螺合している状態で被調整体を持ち上げて、操作部を回動させた場合、操作部と連動して螺合部遊嵌体と共に螺合部が回動し、第1咬合部に咬合する第2咬合部の歯先が第1咬合部の歯先へずりあがっていき、螺合部が螺合部遊嵌体内で傾く。螺合部が傾いたとき、螺合部の雌螺子の軸心が調整脚の雄螺子の軸心とずれ、螺合部と調整脚との螺合が外れて螺合を解除する。螺合部と調整脚との螺合を解除したとき、調整脚が被調整体から上下移動自在になる。
被調整体を持ち上げたまま、さらに操作部を回動させたとき、螺合部遊嵌体と共に螺合部が回動し、第2咬合部の歯先が第1咬合部の歯先を乗り越えて、第2咬合部の歯先及び歯底と第1咬合部の歯底及び歯先とが各咬合して螺合部遊嵌体内での螺合部の傾きがなくなり、螺合部の軸心と調整脚の軸心とが一致して螺合部と調整脚とが螺合し、調整脚の移動が停止する。
このようにして、回動機構は、操作部の回動により調整脚の移動と停止とを繰り返して、被調整体からの調整脚の突出量を粗調整する。
被調整体を概略の高さに調整した後、螺合部と調整脚とが螺合して調整脚の移動が停止している状態で被調整体を台上に載置した場合、螺合部が上下に動ける隙間のある螺合部遊嵌体内を、螺合部と調整脚とが螺合したまま上方へ隙間分だけ移動して、第1咬合部と第2咬合部との咬合が外れる。
咬合が外れた状態で操作部を回動させたとき、操作部と連動して螺合部遊嵌体と共に螺合部が回動して相対的に調整脚が被調整体から出入りし、回動機構が操作部の回動量に応じて被調整体に対して調整脚の突出量を微調整する。
本発明の高さ調整機構は、前記螺合部遊嵌体は、前記螺合部を下向きに押圧する弾性体と、前記第1咬合部に臨む孔とを有しており、前記第2咬合部は、前記孔から突出可能になっていることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、螺合部と調整脚が螺合している状態で被調整体を持ち上げた場合、螺合部遊嵌体の弾性体の下向きの押圧力により、螺合部が螺合部遊嵌体に対して相対的に下方へ移動し、第2咬合部が螺合部遊嵌体の孔から突出して第1咬合部と咬合する。
操作部を回動させたとき、操作部と連動して螺合部遊嵌体と共に螺合部が回動し、弾性体の押圧力に抗して、第1咬合部に咬合する第2咬合部の歯先が第1咬合部の歯先へずりあがっていき、螺合部が螺合部遊嵌体内で傾き、螺合部の軸心が調整脚の軸心とずれたとき、調整脚と螺合部との螺合が外れ、調整脚が被調整体から自在に移動可能になり突出量を粗調整する。
被調整体を概略の高さに調整した後、調整脚と螺合部とが螺合した状態で被調整体を載置した場合、被調整体の自重により、螺合部遊嵌体の弾性体の押圧力に抗して、螺合部が螺合部遊嵌体内を相対的に上方へ移動して第1咬合部と第2咬合部との咬合が外れる。
咬合が外れた状態で操作部を回動させたとき、螺合部遊嵌体及び螺合部が操作部の回動量に応じて共に回動して、回動機構が被調整体からの調整脚の突出量を微調整する。
本発明の高さ調整機構は、前記螺合部遊嵌体は、前記螺合部の移動域の上限を規定する上限規定部を有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、螺合部と調整脚が螺合している状態で被調整体を持ち上げた場合、螺合部が移動域を相対的に下方へ移動して螺合部遊嵌体に当接する。
螺合部と調整脚とが螺合した状態で被調整体を台上に載置した場合、被調整体の自重により、螺合部が移動域を相対的に上方へ移動して、第2咬合部が第1咬合部に臨む孔から抜け出ないように、上限規定部が移動域の上限で螺合部を係止し、第1咬合部と第2咬合部との咬合が外れる。
本発明の高さ調整機構は、前記上限規定部は、縦長丸孔からなり、前記螺合部は、前記縦長丸孔に嵌入する突起を有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、縦長丸孔が螺合部の突起の移動域の上限を規定する。被調整体を持ち上げた場合、螺合部が移動域を相対的に下方へ移動して螺合部遊嵌体に当接する。
被調整体を台上に載置した場合、被調整体の自重により、螺合部が移動域を相対的に上方へ移動して、突起が縦長丸孔の上端で係止する。
本発明の高さ調整機構は、前記操作部の回動軸に第1傘歯車を有しており、前記螺合部遊嵌体は、前記第1傘歯車と噛合する第2傘歯車を有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、被調整体を持ち上げて操作部を回動させた場合、操作部の回動軸と直交する螺合部遊嵌体、螺合部及び調整脚の回動軸に回動力を伝達して、被調整体からの調整脚の突出量を調整し、被調整体の高さ又は仰角の調整方向と操作部の操作方向とが同一の方向に操作可能になる。
本発明の高さ調整機構は、前記被調整体は、前記螺合部遊嵌体を収容する収容部を有し、該収容部は、天井孔が穿設された天井面を有しており、前記天井孔に回動自在に嵌入している環状軸と、該環状軸と同心に設けた円溝とを前記螺合部遊嵌体の上部に有し、該円溝に前記天井面に摺接する転動体を収納していることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、螺合部遊嵌体を被調整体の収容部に収容した場合、環状軸が天井孔に回動自在に嵌入し、円溝で保持する転動体が収容部の天井面と摺接し、螺合部遊嵌体が操作部の回動により滑らかに回動かつ摺動する。
本発明の高さ調整機構は、前記被調整体は、前記調整脚及び前記回動機構を各二個有しており、一方の前記調整脚及び前記螺合部が他方の前記調整脚及び前記螺合部に対して逆螺子になっていることを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、被調整体の高さ又は仰角の調整方向と同一の方向に各操作部を操作して、被調整体から突出する調整脚の突出量を微調整及び粗調整する。
本発明の高さ調整機構は、前記被調整体は、前記調整脚及び前記回動機構を各一個有することを特徴とする。
このような構成の本発明の高さ調整機構では、高さ又は仰角の調整方向と同一の方向に操作部を操作して、被調整体から突出する調整脚の突出量を微調整及び粗調整する。
本発明の投射型映像表示装置は、前記被調整体は、光源と、光学系と、該光源の光を反射又は透過する映像表示部とを収容する筐体でなり、前述の高さ調整機構により前記筐体の高さ調整をするようにしてあることを特徴とする。
このような構成の本発明の投射型映像表示装置では、高さ又は仰角の調整方向と同一の方向に操作部を回動させることにより、投映の高さ又は仰角を調整する調整脚が上方又は下方に移動して、投映の高さ又は仰角を微調整及び粗調整する。
本発明の高さ調整機構は、操作部の回動による基盤の第1咬合部と螺合部の第2咬合部との歯先同士の係合に連動して、螺合部及び調整脚の螺合の解除をしているので、操作部の回動により被調整体からの調整脚の突出量を粗調整することができるという効果を有する。さらに、粗調整後、螺合部及び調整脚が螺合し、被調整体の自重により、螺合部及び調整脚が螺合部遊嵌体内を相対的に上方へ移動して、基盤の第1咬合部と螺合部の第2咬合部との咬合が外れるようにしているので、操作部の回動により被調整体からの調整脚の突出量を微調整することができるという効果を有する。
したがって、本発明の高さ調整機構は、一つの操作部で、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、螺合部遊嵌体が調整脚と螺合可能な螺合部を押圧する弾性体を有し、被調整体の自重により弾性体の押圧力に抗して基盤の第1咬合部と螺合部の第2咬合部との咬合が外れるようにしているので、弾性体が螺合部を押圧して、安定して螺合部遊嵌体に遊嵌させることができ、一つの操作部で、螺合部と調整脚との螺合及び螺合の解除ができ、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、螺合部を遊嵌している螺合部遊嵌体に螺合部の移動域の上限を規定する上限規定部を有しているので、第2咬合部が第1咬合部に臨む孔から抜け出ないように螺合部を移動域の上限まで移動させることができ、螺合部の移動により、基盤の第1咬合部と螺合部の第2咬合部との咬合又は咬合の解除をすることができるという効果を有する。
したがって、本発明の高さ調整機構は、被調整体の自重による咬合の解除により、一つの操作部の回動量に応じて調整脚の螺子で被調整体からの調整脚の突出量を微調整することができ、さらに、一つの操作部の回動による咬合部の歯先の係合と連動して螺合部と調整脚との螺合を解除して、被調整体からの調整脚の突出量を粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、螺合部遊嵌体に螺合部の突起が嵌入する縦長丸孔を有しているので、螺合部を縦長丸孔の移動域で移動させることができ、螺合部の移動により、基盤の第1咬合部と螺合部の第2咬合部との咬合又は咬合の解除をすることができるという効果を有する。
したがって、本発明の高さ調整機構は、被調整体の自重による基盤及び螺合部の咬合部の咬合の解除と、操作部の回動による咬合部の歯先の係合と連動する螺合の解除とにより、一つの操作部の回動操作により、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、傘歯車により操作部の回動軸と直交する螺合部遊嵌体、螺合部及び調整脚の回動軸に回動力を伝達しているので、被調整体の高さ又は仰角の調整方向と操作部の操作方向とを同一の方向にすることができ、一つの操作部の回動操作に応じて被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、被調整体の収容部に収容する螺合部遊嵌体の上部を収容部の天井に摺接させているので、一つの操作部の回動操作により、螺合部遊嵌体が収容部の天井面を滑らかに摺動することができ、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、調整脚及び回動機構を各二個有しているので、高さ又は仰角の調整方向と同一の方向に各操作部を操作して被調整体の高さ又は仰角を定めることができ、被調整体から調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の高さ調整機構は、調整脚及び回動機構を各一個有しているので、高さ又は仰角の調整方向と同一の方向に、一つの操作部を操作して被調整体の高さ又は仰角を定めることができ、被調整体からの調整脚の突出量を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
本発明の投射型映像表示装置は、本発明の高さ調整機構を備えているので、投映の高さ又は仰角の調整方向と操作部の操作方向とを同一にすることができ、投映高さ又は仰角を微調整及び粗調整することができるという効果を有する。
以下、図面に基づき、本発明による高さ調整機構を筐体(被調整体)に備える投射型映像表示装置を例に挙げて好適な実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明による実施の形態1に係る高さ調整機構を備える投射型映像表示装置を示す斜視図、図2は投射型映像表示装置を示す平面図である。
実施の形態1に係る高さ調整機構は、投射型映像表示装置2の平面視矩形状の筐体2aに備えられており、投射型映像表示装置2の投射レンズ2bが筐体2aの前側に配設されている。高さ調整機構は、筐体2aの前部の側部寄りの二箇所に設けられており、筐体2aの下面から調整脚6、6が突出するようにしている。
高さ調整機構が設けられている筐体2aの側部には、筐体2aの内側方向に縦長に窪んだ縦凹部2fが形成されている。縦凹部2fの中央に矩形状の縦孔2gが形成されており、縦孔2gから高さ調整の回動操作をする円盤状の回転ツマミ3aの周面の一部が露出している。
高さ調整機構は、筐体2aの正面側を持ち上げて、回転ツマミ3aを投映高さ方向又は投映仰角方向に回動させた場合、調整脚6、6の筐体2aの下面からの突出量を粗調整した後、調整脚6、6の突出量を微調整して、投射レンズ2bの仰角を調整できるようになっている。
筐体2aは、光源2p、光学系2q、光源2pの光を反射する映像表示部2r等を収容している。光学系2qは、光源2pからの光をカラーホイール部2q2に集光するコンデンサーレンズ2q1と、RGBの三原色に区分けされたカラーホイール部2q2を通過した各単色光の照度分布を均一にするロッドレンズ2q3と、実像をそのまま伝達するリレーレンズ部2q4とを有する。
このような投射型映像表示装置2は、映像表示部2rが各単色光と同期して単色の映像を作り出して時分割フルカラー表現をし、投射レンズ2bで映写する。
なお、図1中の白抜き矢印は回転ツマミ3aの回動方向を示す。
図3は実施の形態1に係る高さ調整機構を示す分解斜視図である。
高さ調整機構は、回転ツマミ3aの回動を調整脚6に伝達して、調整脚6の筐体2aの下面からの突出量を調整する回動機構5を備える。回動機構5は、筐体2aの側部の前方側の底面から内側に窪ませて形成された円筒状の収容部2cに配設されている。
回動機構5は、高さ調整の回動操作をする回転ツマミ3aと、収容部2cの下側を覆う円板状のカバー4と、回転ツマミ3aにより回動する螺子駒ケース8(螺合部遊嵌体)と、螺子駒ケース8と共に回動する螺子駒10とを備える。カバー4の上面に螺子駒ケース8が載置されており、螺子駒ケース8内に螺子駒10(螺合部)が遊嵌されている。調整脚6は、カバー4の中央に設けてある孔4aを挿通して螺子駒ケース8内の螺子駒10に螺合している。
調整脚6は、棒螺子状の脚部6aと、脚部6aが立設されている円台状の脚台6bとを有し、脚部6a及び脚台6bは、合成樹脂で一体成形されている。脚台6bの下面には、ゴム製円盤状の脚盤6cが貼着されている。脚台6bの側面に滑り止めの溝が多数形成されており、脚台6b自体が回動され易いようになっている。
脚部6aの上端部6dは、円錐台筒状になっており、さらに四股に先割れしており、弾性変形可能で孔に挿入し易く、かつ、挿入後は抜け出にくくなっている。
ブラケット2dは、収容部2cの後方側で前後に対向する二枚の平板2d1、2d1からなり、各平板2d1、2d1の上部に孔2d2、2d2が形成されている。
高さ調整の操作をするための調整用ツマミ3(操作部)は、上述した回転ツマミ3aと、回転ツマミ3aの前後に形成された回動軸3bと、前側の回動軸3bに設けられた第1傘歯車3cとを有する。回動軸3bは、筐体2aの前後方向に沿って配設されており、ブラケット2dの各平板2d1、2d1の孔2d2、2d2に嵌入して支持されている。
第1傘歯車3cは、収容部2cの上面部の後方側の縁部の一部に形成された孔2hの上方に位置しており、収容部2cに収容された螺子駒ケース8の上部に形成されている第2傘歯車8a3に噛合している。
回転ツマミ3aの周面には、滑り止めの溝が多数形成されており、回転ツマミ3aが上下方向に回動され易いようになっている。
収容部2cの上面(天井面)の中央には、天井孔2c1が穿設されており、螺子駒ケース8の上部の中央に形成されている上環状軸8a1が嵌入している。
収容部2cは、上述したように、下側が円板状のカバー4で覆われており、カバー4の中央には、収容部2cの天井孔2c1と同径かつ同心の孔4aが形成されている。
カバー4の上面には、環状突起4bが孔4aの周縁に上向きに突設されている。環状突起4bの外側面の全周に歯列4cをなす第1咬合部4c1が、歯先を上向きにして放射状に突設されている。カバー4、環状突起4b及び歯列4cは、合成樹脂で一体成形されている。
第1咬合部4c1の歯形は、頂角部が丸い二等辺三角形状をなしている。第1咬合部4c1の高さは、環状突起4bの高さより少し低く形成されており、歯列4cの外周部は、カバー4の半径の1/2程度の所に位置している。
カバー4の周面の四等配のうち三位置に舌状の係止突起4f、4f、4fが外向きに三個形成され、残りの位置の側部から位置決め用の凸状の係合部4eが上向きに形成されている。各係止突起4fの略中央に、ビス挿通孔4gが形成されている。
収容部2cの下側の開口部周縁に、カバー4を嵌めこむ程度の深さを有し、かつ、カバー4の輪郭と略同形である段部2i(図16参照)が形成され、係合部4eと対応する位置に嵌合孔(図示せず)が形成されている。さらに段部2iの筐体2a内側で係止突起4fの孔4gに対応する箇所に、雌螺子孔(図示せず)が形成されており、ビス4hがカバー4のビス挿通孔4gを挿通して雌螺子孔に螺合し、カバー4が筐体2aに固定されている。
図4は実施の形態1に係る螺子駒ケースの上方からの斜視図、図5は図4のV−V断面を示す側断面図、図6は図4のVI−VI断面を示す側断面図、図7は螺子駒ケースの下面図、図8は図4のA方向から視た側面を示す側面図、図9は図4のB方向から視た側面を示す側面図である。
螺子駒ケース8は、螺子駒10を遊嵌するものであり、略同径の上円盤8a及び下円盤8cが、同軸に横断面視コの字形状で箱状の螺子駒室8dを介して一体成形されている。
下円盤8cの中央から螺子駒室8dを経て上円盤8aの中央に至る貫通孔8a5が、形成されており、調整脚6が挿通するようになっている。
螺子駒室8dは、背面視矩形状の後壁8d2と、後壁8d2を挟む側面視矩形状の両側壁8d3、8d3と、天井壁8d4と、底部8d9とで囲まれている。螺子駒室8dの正面側が開放されており、螺子駒10を挿入する正面視矩形状の挿入口8d1が形成されている。螺子駒室8dの横幅及び奥行きは、上円盤8a及び下円盤8cの径より小さい。
挿入口8d1から螺子駒10が螺子駒ケース8に挿入された場合、螺子駒10と後壁8d2との間に少し隙間が形成されるようにしている。螺子駒室8dの内法寸法は、螺子駒10の外形寸法とほぼ等しくしてあるが、奥行きは少し螺子駒10よりも長い。
螺子駒室8dの両側壁8d3、8d3には、後壁8d2に近い下部に、対向する縦長丸孔8d5、8d5が形成されている。
側壁8d3の上部に上円盤8aに至るまでメンテナンス用の矩形孔8d6が長手方向を水平にして形成されている。
螺子駒室8d内の天井面の挿入口8d1近くに円柱状のばね芯8d7が垂設され、螺子駒室8dの底部8d9の挿入口8d1近くに、矩形孔8d8が、長手方向の挿入口8d1の幅とほぼ同じにしている。
上円盤8aの貫通孔8a5の周縁に、上環状軸8a1が上向きに突設されている。さらに下円盤8cの貫通孔8a5の周縁に下環状軸8c1が下向きに突設されており、下環状軸8c1は、下円盤8cの周面の高さよりもカバー4の厚さ程度高くなっている。上環状軸8a1と下環状軸8c1とは同軸かつ同径になっている。
螺子駒室8dの後壁8d2及び両側壁8d3、8d3の各外面壁の縦方向の中央に、上下円盤8a、8cと同径の円盤状の補強盤8bが、横方向に形成されている。螺子駒室8dの後壁8d2の横方向の中央に、上円盤8a及び補強盤8bを面一で結合し、かつ、補強盤8bと下円盤8cとを面一で結合する補強壁8b1が、縦方向に形成されている。
螺子駒室8dの両側壁8d3、8d3の横方向の中央に、上円盤8aの下面の少し下側の位置から補強盤8bまで面一に結合し、かつ、補強盤8bと下円盤8cとを面一に結合する補強壁8b2、8b2が、縦方向に形成されている。補強壁8b1及び補強壁8b2の厚さは、螺子駒室8dの壁厚と略同一にしている。
上円盤8aの上面には、上環状軸8a1の外側で同心に円溝8a2が形成されており、円溝8a2の内外に対向する側壁を内輪及び外輪とし、リテーナ(図示せず)で保持された複数のボール(転動体)8a4が嵌められてベアリングになっている。
さらに円溝8a2の外周には、輪状の第2傘歯車8a3が円溝8a2と同軸に形成されており、螺子駒ケース8が回動駆動されるようになっている。
上環状軸8a1は、収容部2cの天井孔2c1に嵌入し、ボール8a4が収容部2cの天井面(シールド)に当接して、螺子駒ケース8が回動可能になっている(図16参照)。
下円盤8cの下面には、下環状軸8c1の外側で同心に輪状の凹部8c2が、下環状軸8c1の周面から下円盤8cの周縁近くまで形成されており、凹部8c2の深さは、カバー4の環状突起4bの高さより深い。
カバー4の上面に螺子駒ケース8を載置した場合、下円盤8cの周縁がカバー4上面に当接し、下円盤8cの下環状軸8c1がカバー4の環状突起4bに嵌入して(図16参照)、カバー4の歯列4cが凹部8c2の内側に位置し、下円盤8cと歯列4cとが干渉しないようになっている。
図10は実施の形態1に係る螺子駒を示す上方向からの斜視図、図11は螺子駒の平面図、図12は図11のXII−XII断面を示す断面図、図13は図11のXIII−XIII断面を示す側断面図、図14は螺子駒の底面図、図15は図10のC方向から視た螺子駒を示す側面図である。
螺子駒10は、上部に開口部10kを有し、底に矩形平板状のベース10aを有する矩形箱状をなしている。螺子駒10は、奥行き方向に長く、対向する両側壁10b、10bを有しており、両側壁10b、10bの前側の下角部に円柱状の係止突起10c、10cが外向きに突設されている。
螺子駒10に前壁10dが形成されており、前壁10dの上端が少し窪んで両側壁10b、10bに対して段差10d1、10d1が形成されている。前壁10dの内側に、雌螺子部10d2が前壁10dの上端から中程まで形成されており、雌螺子部10d2の下端から前壁10dが開放されている。
螺子駒10の短辺側の他方の側部は開放されており、矩形状の開口部10mが形成されている。
ベース10aの中央から前壁10d側に偏心した位置Hに、半長孔の半円の中心が位置して、位置Hから両側壁10b、10bの外端縁10b1、10b1までに亘って半長孔10fが形成されている。位置Hにおける半円の直径は、両側壁10b、10bの内壁間の距離と同一にしており、位置Hは雌螺子部10d2の軸線に一致させてある。雌螺子部10d2の軸線は、螺子駒10を螺子駒ケース8に遊嵌した場合、螺子駒ケース8の上環状軸8a1及び下環状軸8c1の中心軸と一致するようにしてある。
雌螺子部10d2の下端からの前壁10dの開放と、ベース10aに形成してある半長孔10fとにより、係止突起10cのある側壁10bの角部10b2は、弾性変形可能になっている(図12参照)。
ベース10aの中央から開口部10m寄りに円柱状のばね芯10eが、上向きに突設されており、螺子駒室8dの円柱状のばね芯8d7と同径かつ同寸にしてある。螺子駒10を螺子駒室8dに挿着したとき、螺子駒室8dのばね芯10eと螺子駒ケース8のばね芯8d7とは、対向する位置に来るようになっており、螺子駒室8dの天井面と螺子駒10との間にばね芯8d7の高さ程度の隙間が生じるようにしている。即ち、螺子駒10は隙間分を上方に移動可能に螺子駒ケース8に遊嵌されている。
開口部10m側のベース10aの縁部には、下向きの凸部10hが突設されており、凸部10hの下面にカバー4の歯列4cと咬合可能な歯列10j(第2咬合部)が突設されている。
凸部10hはベース10aの下面から螺子駒室8dの底部8d9の厚さ程度まで突き出ており、凸部10hの下面からの歯列10jの高さはカバー4の歯列4cの高さと同じにしている。螺子駒10が螺子駒室8d内の隙間分を上方へ移動したとき、歯列4cと歯列10jとの咬合が外れるようにしている。
螺子駒10のベース10aが螺子駒室8dの底部8d9に当接しているとき、底部8d9の矩形孔8d8から歯列10jが突き出てカバー4の歯列4cに咬合し、螺子駒10の係止突起10cが螺子駒室8dの縦長丸孔8d5の上端で係止しているとき、歯列10jが矩形孔8d8から抜け出ない程度に上方への移動域を設定している。
実施の形態1では、高さ調整機構を二個設けているが、対称に配設する場合、脚部6a及び螺子駒10の雌螺子部10d2を逆螺子にし、収容部2c、ブラケット2d及びカバー4を対称形状にする。
次に、高さ調整機構の組み付け方法について説明する。
先ず、図3に示すように、螺子駒10の開口部10mから押しバネ8e(弾性体)を縮めて挿入し、押しバネ8eの一端がばね芯10eに嵌まる(図10参照)。
次に、螺子駒10を係止突起10c側から螺子駒ケース8の挿入口8d1に挿入していく場合、螺子駒10の両側壁10b、10bの角部10b2、10b2が弾性変形して、係止突起10c、10cが螺子駒室8dの両側壁8d3、8d3の内面を摺動し、係止突起10c、10cが螺子駒室8dの縦長丸孔8d5、8d5に嵌り、歯列10jの突設した凸部10hが矩形孔8d8に嵌る(図16参照)。
次いで、調整脚6の脚部6aを上端部6dからカバー4の孔4aに挿入した場合、上端部6dが弾性変形して孔4aから突き出る。
そして、螺子駒10を遊嵌した螺子駒ケース8をカバー4の上面に載置した場合、螺子駒ケース8の下環状軸8c1が、カバー4の環状突起4bに嵌入し、下円盤8cの周縁がカバー4の上面に当接し、脚部6aの上端部6dが、螺子駒10の半長孔10fを挿通して上環状軸8a1に弾性変形して嵌入し、上環状軸8a1から突き出る(図16参照)。
次に、押しバネ8eの他端を螺子駒室8d内のばね芯8d7に嵌めた場合、押しバネ8eが螺子駒10を螺子駒室8dに押圧し、カバー4の歯列4cと螺子駒10の凸部10hの歯列10jとが咬合して、脚部6aと雌螺子部10d2とが螺合する(図16参照)。
歯列10jが矩形孔8d8に嵌入しているとき、常時、押しバネ8eが螺子駒10を螺子駒室8dに押圧して、螺子駒10を安定して螺子駒ケース8に遊嵌し、螺子駒室8dの天井面と螺子駒10との間にばね芯8d7の高さ程度の隙間が生じている。
次いで、脚部6aを挿通したままで螺子駒ケース8を載置したカバー4を筐体2aの下側から収容部2cの段部2iに嵌めた場合(図16参照)、脚部6aの上端部6dが収容部2cの天井孔2c1に弾性変形して嵌入して突き出て、カバー4の係合部4eが段部2iの嵌合孔(図示せず)に嵌入する。
そして、螺子駒ケース8が筐体2aの収容部2cに挿着された場合、上環状軸8a1が収容部2cの天井孔2c1に嵌入し、円溝8a2のボール8a4が収容部2cの天井面に当接して、調整用ツマミ3の第1傘歯車3cと螺子駒ケース8の第2傘歯車8a3とが噛合する。
次いで、ビス4hがカバー4の係止突起4fのビス挿通孔4gを挿通して雌螺子孔(図示せず)に螺合し、カバー4が筐体2aに固着する。
最後に、収容部2cの孔2hから覗く螺子駒ケース8の第2傘歯車8a3に、調整用ツマミ3の第1傘歯車3cを噛合させてブラケット2dに取り付け、ブラケット2dが回転ツマミ3aの回動軸3bを軸支する。
このようにして、実施の形態1に係る高さ調整機構が筐体2aに組み付けられる。
次に、実施の形態1に係る高さ調整機構の作用について説明する。
図16は投射型映像表示装置を持ち上げた場合の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図、図17は投射型映像表示装置を持ち上げて調整用ツマミを回動した時の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図、図18は投射型映像表示装置を設置台に置いた場合の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図である。なお、図16〜図18中の白抜き矢印は、螺子駒の移動方向を示す。
先ず、図16に示すように、投射型映像表示装置2を持ち上げた場合、押しバネ8eの付勢力により、螺子駒10が螺子駒ケース8の下円盤8cを押圧し、螺子駒10の係止突起10cが螺子駒ケース8の縦長丸孔8d5に沿って下方に摺動して縦長丸孔8d5の下端近傍で、螺子駒10が螺子駒ケース8に当接し、螺子駒10の歯列10jとカバー4の歯列4cとが咬合する。
次に、回転ツマミ3aを回動させた場合、調整用ツマミ3の第1傘歯車3cと噛合する螺子駒ケース8の第2傘歯車8a3が回動し、螺子駒ケース8の回動とともに螺子駒10が回動する。
螺子駒10が回動した場合、図17に示すように、押しバネ8eの付勢力に抗して、凸部10hの歯列10jの歯先が、カバー4の歯列4cの歯先へずりあがっていき、螺子駒10の雌螺子部10d2の軸線が、挿通している脚部6aの中心軸からずれ、螺子駒10が螺子駒ケース8の回動軸から傾く。螺子駒10が傾いた場合、前壁10dの上端の両角が螺子駒ケース8の後壁8d2に当接し、雌螺子部10d2と脚部6aとが螺合を解除する。
螺合を解除した場合、脚部6aが自在に下方又は上方に移動する。さらに、回転ツマミ3aの回動により、螺子駒ケース8の回動とともに螺子駒10が回動し、歯列10jの歯先が歯列4cの歯先を乗り越えて、歯列10jと歯列4cとが咬合して雌螺子部10d2と脚部6aとが螺合した場合、脚部6aの下方又は上方への移動が停止する。
螺子駒10の歯列10jの歯先がカバー4の歯列4cの歯先へずりあがって係合している場合、脚部6aが自在に下方又は上方に移動する。
なお、歯列10jの歯先が歯列4cの歯先へずりあがって係合している場合に限らず、歯列10jの歯先面と歯列4cの歯先面とが当接して係合している場合に、雌螺子部10d2と脚部6aとが螺合を解除するようにしてもよい。
歯列10jの歯先及び歯底と歯列4cの歯底及び歯先との各咬合及び歯先同士の係合を回転ツマミ3aの回動調整で行うことによって、脚部6aの下方又は上方への移動量が調整可能になる。
このようにして、実施の形態1では、調整脚6の脚部6aと螺子駒10の雌螺子部10d2との螺合及び螺合解除を繰り返して概略の高さに調整し、又は螺合解除を維持して概略の高さに粗調整する。
次いで、図18に示すように、脚部6aと雌螺子部10d2とが螺合した状態で投射型映像表示装置2を設置台に置いた場合、投射型映像表示装置2の自重により、脚部6aが雌螺子部10d2に螺合したまま螺子駒10が、押しバネ8eの付勢力に抗して、螺子駒室8dの天井面と螺子駒10との間の隙間を上方へ移動し、螺子駒10の係止突起10cが螺子駒ケース8の縦長丸孔8d5に沿って上方へ摺動して縦長丸孔8d5の上端で係止する。
係止突起10cが縦長丸孔8d5の上端で係止した場合、螺子駒10の歯列10jとカバー4の歯列4cとの咬合が外れ、回転ツマミ3aの回動により、螺子駒ケース8及び螺子駒10がともに回動自在になる。
そして、回転ツマミ3aを回動させた場合、螺子駒ケース8とともに螺子駒10が脚部6aと螺合したまま回動し、回転ツマミ3aの回動量に応じて脚部6aが下方又は上方に移動する。
このような実施の形態1に係る高さ調整機構では、一つの回転ツマミ3aの回動量により、投射型映像表示装置2の概略の高さを粗調整することができ、さらに概略の高さを調整して投射型映像表示装置2を設置後、一つの回転ツマミ3aの回動量により高さの微調整をすることができる。また、投射型映像表示装置2の投映高さ方向と回転ツマミ3aの回動操作の方向とを同一にすることができる。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、高さ調整機構を筐体の前部の両角にそれぞれ一つ設けたが、投射型映像表示装置の前面側の中央に一つ設けるようにしてもよい。
図19は実施の形態2に係る高さ調整機構を備える投射型映像表示装置を示す横斜め方向からの斜視図である。
実施の形態2では、調整脚6が投射型映像表示装置2の前部の略中央に設けられており、上述した実施の形態1の回動機構5と実質同一の回動機構を備えているが、上述した第1傘歯車3c、脚部6a、第2傘歯車8a3及び螺子駒10が逆螺子になっており、収容部2cが対称形状になっている。なお、図19中、白抜き矢印は回転ツマミ3aの回動方向を示す。
このような構成の実施の形態2では、投映高さ方向に回転ツマミ3aを回動させることにより、第1傘歯車3c及び第2傘歯車8a3によって連動して螺子駒ケース8及び螺子駒10が回動して、螺子駒10に螺合する脚部6aが回動し、投映高さを調整する脚部6aが上方向又は下方向に移動して、投映高さを微調整する。なお、調整脚6を調整する方法については、実施の形態1と同様であるので詳細な説明を省略する。
したがって、実施の形態2に係る高さ調整機構は、回転ツマミ3aの回動量により投射型映像表示装置2の概略の高さを粗調整することができ、さらに概略の高さを調整して投射型映像表示装置2を設置後、回転ツマミ3aの回動量により高さの微調整をすることができる。また、投映高さ調整方向と回転ツマミ3aの回動方向とを同一に、つまり回動操作の方向とを同一にすることができる。
なお、実施の形態1に係る螺子駒ケース8は、略同径の上円盤8a及び下円盤8cが、同軸に矩形箱状の螺子駒室8dで連結された構造としたが、このような構造に限らず、有蓋有底の円筒状の螺子駒ケースとして、同軸の螺子駒室8dを設けるようにしてもよい。
また、歯列4c又は歯列10jの歯形は、頂角部が丸い三角形状としたが、丸くなくてもよく、さらに歯先面が平坦な台形状でもよい。
また実施の形態1及び2では、投射型映像表示装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、高さを調整する電子機器及びX−Yステージ等に利用可能である。
本発明による実施の形態1に係る高さ調整機構を備える投射型映像表示装置を示す斜視図である。 投射型映像表示装置を示す平面図である。 実施の形態1に係る高さ調整機構を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る螺子駒ケースの上方からの斜視図である。 図4のV−V断面を示す側断面図である。 図4のVI−VI断面を示す側断面図である。 螺子駒ケースの下面図である。 図4のA方向から視た側面を示す側面図である。 図4のB方向から視た側面を示す側面図である。 実施の形態1に係る螺子駒を示す上方向からの斜視図である。 螺子駒の平面図である。 図11のXII−XII断面を示す断面図である。 図11のXIII−XIII断面を示す側断面図である。 螺子駒の底面図である。 図10のC方向から視た螺子駒を示す側面図である。 投射型映像表示装置を持ち上げた場合の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図である。 投射型映像表示装置を持ち上げて調整用ツマミを回動した時の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図である。 投射型映像表示装置を設置台に置いた場合の図2のXVI−XVI断面を示す側断面図である。 実施の形態2に係る高さ調整機構を備える投射型映像表示装置を示す横斜め方向からの斜視図である。
符号の説明
2 投射型映像表示装置
2a 筐体(被調整体)
2c 収容部
2c1 天井孔
3a 回転ツマミ(操作部)
3c 第1傘歯車
4 カバー(基盤)
4c 歯列(第1咬合部)
6 調整脚
8 螺子駒ケース(螺合部遊嵌体)
8a1 上環状軸(環状軸)
8a2 円溝
8a3 第2傘歯車
8a4 ボール(転動体)
8d5 縦長丸孔
8d8 矩形孔(孔)
8e 押しバネ(弾性体)
10 螺子駒(螺合部)
10b 側壁
10c 係止突起(突起)
10j 歯列(第2咬合部)

Claims (9)

  1. 被調整体の高さ調整を該被調整体からの突出量で調整する螺子状の調整脚と、該調整脚の突出量を調整する回動機構とを備える高さ調整機構において、
    前記回動機構は、
    前記調整脚と螺合又は螺合の解除が可能な螺合部と、
    該螺合部を遊嵌している螺合部遊嵌体と、
    該螺合部遊嵌体を回動させる操作部と、
    前記螺合部遊嵌体を載置し、上向き三角歯状の第1咬合部を備える基盤と
    を有し、
    前記螺合部は、前記第1咬合部と咬合可能な下向き三角歯状の第2咬合部を備え、前記操作部の回動と連動して前記螺合部遊嵌体と共に回動可能になっていることを特徴とする高さ調整機構。
  2. 前記螺合部遊嵌体は、
    前記螺合部を下向きに押圧する弾性体と、
    前記第1咬合部に臨む孔と
    を有しており、
    前記第2咬合部は、前記孔から突出可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の高さ調整機構。
  3. 前記螺合部遊嵌体は、前記螺合部の移動域の上限を規定する上限規定部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高さ調整機構。
  4. 前記上限規定部は、縦長丸孔からなり、
    前記螺合部は、前記縦長丸孔に嵌入する突起を有することを特徴とする請求項3に記載の高さ調整機構。
  5. 前記操作部の回動軸に第1傘歯車を有しており、
    前記螺合部遊嵌体は、前記第1傘歯車と噛合する第2傘歯車を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の高さ調整機構。
  6. 前記被調整体は、前記螺合部遊嵌体を収容する収容部を有し、
    該収容部は、天井孔が穿設された天井面を有しており、
    前記天井孔に回動自在に嵌入している環状軸と、該環状軸と同心に設けた円溝とを前記螺合部遊嵌体の上部に有し、
    該円溝に前記天井面に摺接する転動体を収納していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の高さ調整機構。
  7. 前記被調整体は、前記調整脚及び前記回動機構を各二個有しており、
    一方の前記調整脚及び前記螺合部が他方の前記調整脚及び前記螺合部に対して逆螺子になっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の高さ調整機構。
  8. 前記被調整体は、前記調整脚及び前記回動機構を各一個有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の高さ調整機構。
  9. 前記被調整体は、光源と、光学系と、該光源の光を反射又は透過する映像表示部とを収容する筐体でなり、
    請求項1乃至8のいずれか一つに記載の高さ調整機構により前記筐体の高さ調整をするようにしてあることを特徴とする投射型映像表示装置。
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