JP4253873B2 - 玉貸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機の左隣等に設置され、遊技者にパチンコ球を貸し出す玉貸装置に関し、特に、外国貨幣を使用することができる玉貸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在では、所謂外為法が改正されたことによって、法律上は、パチンコ遊技場においても外国貨幣を利用することができる様になっている。
外国貨幣を利用可能にするためのパチンコ遊技場の設備としては、外国貨幣を日本国貨幣に両替する両替装置を挙げることができる。そして、外国貨幣を持っている遊技者は、この両替装置で外国貨幣を日本国貨幣に両替し、この日本国貨幣を例えば玉貸装置に投入する。この様な両替装置が設置されている場合には、遊技者は、外国貨幣しか持っていなくてもパチンコ遊技場で遊技を楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この様にパチンコ遊技場に両替装置を設置しただけでは、遊技前に両替の手間を要する点で、予め銀行等において両替してパチンコ遊技場を訪れる場合と大差がない。即ち、パチンコ遊技場内において両替を行うかパチンコ遊技場外において行うかの違いだけで、両替を行う煩わしさは同じである、という問題がある。
【0004】
本発明は、この様な問題を解決するためになされたものであり、外国貨幣を両替せずに使用することができる玉貸装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
この様な目的を達成するため、本発明にかかる玉貸装置は、遊技者により貨幣が投入される貨幣投入部と、該貨幣投入部に投入された貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する相当個数算出手段と、該相当個数算出手段により算出された個数の範囲内においてパチンコ球を払い出すパチンコ球払出手段と、を備える玉貸装置であって、前記相当個数算出手段は、前記貨幣投入部に投入された外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する外貨相当個数算出手段を有することを特徴とする。
【0006】
本発明にかかる玉貸装置では、遊技者が貨幣投入部に日本国貨幣(例えば、100円,500円,1000円等)を投入すると、相当個数算出手段が、日本国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出し、パチンコ球払出手段が、相当個数算出手段により算出された相当個数の範囲内においてパチンコ球を払い出す。例えば、遊技者が100円硬貨を投入すると、25個のパチンコ球が払い出される。
【0007】
一方、遊技者が貨幣投入部に外国貨幣(例えば、1ドル,10ドル,1ユーロ,10ユーロ等)を投入すると、外貨相当個数算出手段が、外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する。そして、パチンコ球払出手段が、外貨相当個数算出手段により算出された相当個数の範囲内においてパチンコ球を払い出す。例えば、遊技者が1ドル紙幣を投入すると、35個のパチンコ球が払い出される(1ドル=140円の場合)。ここで、外貨相当個数算出手段は、外国貨幣の額面価格から直接パチンコ球の個数を算出しても良いし、外国貨幣の額面価格を日本円に換算し、日本円からパチンコ球の個数を算出しても良い。
【0008】
この様に、本発明にかかる玉貸装置によれば、遊技者は、日本国貨幣を投入してパチンコ球を借りる場合と同様に、外国貨幣を両替せずにそのまま投入してパチンコ球を借りることができる。従って、遊技者は、両替を行う煩わしさを感じることなく遊技を行うことができる。尚、本発明にかかる玉貸装置は、日本国貨幣,外国貨幣を共に受け付ける様に構成されていても良いし、外国貨幣のみを受け付ける様に構成されていても良い。又、外国貨幣のみを受け付ける様に構成されている場合には、パチンコ遊技機に単独で付設されていても良いが、既存の日本国貨幣のみを受け付ける玉貸装置の隣に並設されていれば、より利用価値が高くなる。
【0009】
ところで、世界中の貨幣に対応することができる様に玉貸装置を構成しても良いのであるが、実際には、利用頻度等の理由から、米ドル,ユーロ等の主要な外国貨幣にしか対応することができない様に構成することが予想される。
そこで、請求項2に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、前記外貨相当個数算出手段により額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出可能な外国貨幣を表示する受付貨幣表示手段を備えていると良い。
【0010】
この様に構成されている場合には、遊技者は、受付貨幣表示手段の表示によって、玉貸装置に使用することができる外国貨幣を容易に把握することができ、便利である。
ところで、外国貨幣と日本国貨幣との為替レートは常に一定ではないので、パチンコ遊技場において外国貨幣によって借りることができるパチンコ球の個数も一定ではないことが予想される。このため、外国貨幣によって借りることができるパチンコ球の個数が遊技者に明かされていないと、場合によっては遊技者に何らかの不利益を与えてしまうこともあり得る。
【0011】
そこで、請求項3に記載した様に、前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する際に適用される外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートを表示する比率・為替レート表示手段を備えていると良い。
【0012】
この様に構成されている場合には、遊技者は、比率・為替レート表示手段の表示によって、外国貨幣によって借りることができるパチンコ球の個数を容易に把握することができるので、不利益を被ることが少なくなる。
ところで、為替レートは一定ではないので、市場の為替レートの変動に応じて玉貸装置において適用する為替レートを変更する必要がある。
【0013】
そこで、請求項4に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する際に適用される外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートを外部からの入力に従って設定する比率・為替レート設定手段を備えていると良い。
【0014】
この様に構成されている場合には、外部からの入力、例えばパチンコ遊技場の店員によるキー操作に従って、外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは為替レートが設定される。このため、市場の為替レートにおおよそ対応させることができる。尚、所定時刻になると自動的にホールコンピュータから外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは為替レートが送信されて設定される様に構成されていても良い。又、為替レートは頻繁に変動するので、玉貸装置に適用する為替レートの設定も短期間で変更する方が良いが、例えば分単位で変更すると、店員に多大な負担がかかると共に、遊技者を混乱させるおそれがあるので、例えば、前日の終り値を開店から閉店まで適用する様にすると良い。
【0015】
又、請求項5に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、前記貨幣投入に投入された貨幣の額面価格を表示する額面価格表示手段と、前記相当個数算出手段により算出されたパチンコ球の個数を表示する相当個数表示手段と、を備えていても良い。
【0016】
この様に構成されている場合には、遊技者が貨幣投入部に例えば1ドル紙幣を投入すると、額面価格表示手段が、投入された貨幣が1ドル紙幣である旨を表示する。又、相当個数表示手段が、1ドルに相当するパチンコ球の個数を表示する。
【0017】
このため、遊技者は、玉貸装置に投入した貨幣と、玉貸装置から借りることができるパチンコ球の個数を容易に把握することができる。尚、前述した受付貨幣表示手段,比率・為替レート表示手段,額面価格表示手段,相当個数表示手段は、1つの液晶ディスプレイによって構成されていても良いし、7セグメント表示器,ランプ等によって別々に構成されていても良い。
【0018】
ところで、パチンコ球1個当りの玉貸料金は通常4円であるため、例えば1ドル=138円の場合には、1ドルはパチンコ球34.5個分の玉貸料金に相当する。ここで、34個のパチンコ球と2円の釣銭を払い出す様に構成しても良いが、釣銭を払い出す機構,大量の1円硬貨を蓄えるための容器等を備えなければならないので、装置構成の複雑化を招く。又、通常、パチンコ遊技場に設置されている玉貸装置等に1円硬貨を利用することはできないので、遊技者の財布が1円硬貨で満杯になり、邪魔になる、という問題もある。
【0019】
そこで、請求項6に記載した様に、前記相当個数算出手段は、算出した個数の小数点未満を切り上げ,切り捨てあるいは四捨五入することによって当該個数を整数化する個数整数化手段を備え、前記パチンコ球払出手段は、前記個数整数化手段により整数化された個数の範囲内においてパチンコ球を払い出す様に構成されていると良い。
【0020】
この様に構成されている場合には、遊技者が、例えばパチンコ球34.5個分の玉貸料金に相当する貨幣を投入すると、個数整数化手段が、小数点未満を切り上げて(四捨五入して)35個とするか、小数点未満を切り捨てて34個とし、パチンコ球払出手段が、35個又は34個のパチンコ球を払い出す。このため、釣銭を払い出す機構や1円硬貨を蓄える容器等を備える必要がないので、装置構成の複雑化を招くことはない。又、遊技者の財布が1円硬貨で満杯になることもない。
【0021】
又、請求項7に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、前記パチンコ球払出手段からパチンコ球を払い出す代わりに前記相当個数算出手段により算出されたパチンコ球の個数を外部記録媒体に書き込む個数書込手段と、前記外部記録媒体に書き込まれているパチンコ球の個数を読み出す個数読出手段と、を備え、前記パチンコ球払出手段は、前記外部記録媒体に書き込まれているパチンコ球の個数の範囲内においてパチンコ球を払い出す様に構成されていても良い。
【0022】
この様に構成されている場合には、遊技者が貨幣を投入すると、個数書込手段が、貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数、即ちパチンコ球払出手段から払い出されるべきパチンコ球の個数を外部記録媒体に書き込む。そして、遊技者は、玉貸装置からこの外部記録媒体を受け取る。尚、貨幣が投入された後で、パチンコ球を払い出させるか外部記録媒体に書き込ませるかを、遊技者に選択させる押し釦等を設けると良い。
【0023】
そして、この遊技者が、例えば1週間後に同じパチンコ遊技場を訪れ、玉貸装置に貨幣の代わりにこの外部記録媒体を投入すると、個数読出手段が、この外部記録媒体に書き込まれているパチンコ球の個数を読み出し、パチンコ球払出手段が、この個数の範囲内においてパチンコ球を払い出す。
【0024】
例えば1ドル=200円の為替レートが適用されているときに、10ドル紙幣を投入すると、外部記録媒体にはパチンコ球払出手段から払い出されるべきパチンコ球の個数、即ち500個が書き込まれる。そして、後日、例えば1ドル=100円の為替レートが適用されているときに、同じく10ドル紙幣を投入してパチンコ球払出手段からパチンコ球を払い出させた場合には250個のパチンコ球が払い出されるが、外部記録媒体を投入して払い出させた場合には、2倍の500個のパチンコ球が払い出される。従って、遊技によって遊技者を一喜一憂させるだけでなく、為替レートの変動によっても一喜一憂させることができる。このため、遊技者の層を拡大することができる。
【0025】
ここで、外部記録媒体としては、例えば磁気カード等を挙げることができる。尚、パチンコ遊技場が発行する会員カードに外部記録媒体の機能を持たせても良い。又、カードに対する不正行為を防止するため、カードには遊技者の識別番号等だけを記録し、パチンコ球の個数はホールコンピュータに記録する様に構成しても良い。
【0026】
又、請求項8に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、前記貨幣投入部に投入された貨幣が偽造されたものであるか否かを鑑定する貨幣鑑定手段と、該貨幣鑑定手段により前記貨幣が偽造されたものであると鑑定された場合にその旨を外部に報知する偽造貨幣報知手段と、を備えていても良い。
【0027】
この様に構成されている場合には、遊技者が貨幣を投入すると、貨幣鑑定手段が偽造貨幣であるか否かを鑑定し、偽造貨幣であると鑑定された場合には、偽造貨幣報知手段が外部に報知する。ここで、外部に報知する方法としては、例えばランプを点灯させてパチンコ遊技場内を巡回する店員に知らせる方法,ホールコンピュータに偽造貨幣が存在する旨の信号を送信する方法を挙げることができる。一般に、外国貨幣は日本国貨幣に比べて粗雑であるため偽造され易いが、この様に構成されている場合には、偽造貨幣による被害を減少させることができる。
【0028】
ところで、本発明にかかる玉貸装置では、日本国貨幣だけでなく外国貨幣も利用されるので、パチンコ遊技場の売上金額を算出する際、通貨単位毎に集計する必要があり、更に、外国貨幣の場合には、使用された際に適用されていた為替レートを用いて日本円に換算しなければならない場合もある。このため、非常に手間を要する。
【0029】
そこで、請求項9に記載した様に、本発明にかかる玉貸装置は、所定期間に前記貨幣投入部に投入されて使用された貨幣の合計金額を通貨単位毎に算出する合計金額算出手段と、該合計金額算出手段による算出結果と前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出した際に適用された外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートとを対応させて出力する合計金額出力手段と、を備えていると良い。ここで、所定期間とは、例えば、1時間,2時間,…,朝開店してから夜閉店するまで等のことである。
【0030】
この様に構成されている場合には、合計金額算出手段が、玉貸装置において使用された貨幣の合計金額を通貨単位毎に算出し、合計金額出力手段が、算出された合計金額と、外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率あるいは為替レートとを対応させて出力するので、パチンコ遊技場の売上金額を算出する際の手間を大幅に削減することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本実施例の玉貸装置の構成について説明する。
図1は、本実施例の玉貸装置の外観を説明するための正面図であり、図2は、玉貸装置の要部の構成を説明するためのブロック図である。
【0032】
図1,2に示す様に、本実施例の玉貸装置1は、硬貨投入口11と、紙幣投入口13と、額面価格判定装置15と、鑑定装置17と、多機能表示装置19と、貸出キー21と、書込キー23と、返却キー25と、パチンコ球払出装置27と、会員カード挿入口29と、会員カード入出力装置31と、会員カード取出キー33と、記憶個数表示装置35と、マイクロコンピュータ37と、を備え、パチンコ遊技機Pの左側に付設されている。
【0033】
硬貨投入口11,紙幣投入口13は、遊技者が日本国及び外国の硬貨及び紙幣を投入するためのものである。
額面価格判定装置15は、硬貨投入口11,紙幣投入口13に投入された貨幣の額面価格を判定し、判定結果をマイクロコンピュータ37へ送信するためのものであり、日本国貨幣(円),米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ)について額面価格を判定することができる様に構成されている。又、額面価格判定装置15は、硬貨投入口11又は紙幣投入口13に貨幣が投入されると、その旨をマイクロコンピュータ37へ送信する様に構成されている。
【0034】
鑑定装置17は、硬貨投入口11,紙幣投入口13に投入され、額面価格判定装置15によって額面価格が判定された貨幣が偽造されたものであるか否かを鑑定するためのものであり、額面価格判定装置15によって判定することができる日本国貨幣(円),米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ)について偽造されたものであるか否かを鑑定することができる様に構成されている。
【0035】
多機能表示装置19は、玉貸装置1において使用することができる外国貨幣、即ち米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ),これら外国貨幣と日本国貨幣との為替レート,1ドルあるいは1ユーロに相当するパチンコ球の個数,投入された貨幣の額面価格,投入された貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数(以下「相当個数」という。)等を表示するためのものであり、液晶ディスプレイによって構成されている。又、多機能表示装置19は、表示切換キー19aが操作されると、パチンコ遊技場内に設置されている全てのパチンコ遊技機についての出玉率,大当り発生回数,打ち止め回数等の表示やTV放送に切り換える様に構成されている。
【0036】
貸出キー21は、パチンコ球払出装置27から相当個数の範囲内でパチンコ球を払い出させるためのものであり、このキーを押すと、マイクロコンピュータ37からパチンコ球払出装置27に指令が送信され、パチンコ球払出装置27がパチンコ球を払い出す様に構成されている。
【0037】
書込キー23は、パチンコ球払出装置27からパチンコ球を払い出させる代わりに、相当個数の範囲内でパチンコ球の個数を会員カードに書き込むためのものであり、このキーを押すと、マイクロコンピュータ37からパチンコ球払出装置27に指令が送信され、会員カード入出力装置31が会員カードにパチンコ球の個数を書き込む様に構成されている。
【0038】
返却キー25は、投入した貨幣を返却させるためのものであり、このキーを押すと、紙幣は、紙幣投入口13から返却され、硬貨は、会員カード挿入口29の下方に設けられている硬貨返却口(図示せず)から返却される様に構成されている。
【0039】
パチンコ球払出装置27は、マイクロコンピュータ37からの指令に従ってパチンコ球を払い出すためのものであり、パチンコ球をパチンコ遊技機Pの上皿(図示せず)へ導くためのノズル(図示せず)を備える。
会員カード挿入口29は、パチンコ遊技場から発行される会員カードを挿入するためのものである。
【0040】
会員カード入出力装置31は、マイクロコンピュータ37からの指令に従って、会員カード挿入口29に挿入された会員カードへ情報を書き込み、又、マイクロコンピュータ37からの指令に従って、会員カードに書き込まれている情報を読み出すためのものである。又、会員カード入出力装置31は、会員カード挿入口29に会員カードが挿入されているか否かを識別することができる様に構成されている。
【0041】
会員カード取出キー33は、会員カード挿入口29に挿入されている会員カードを取り出すためのものである。
記憶個数表示装置35は、会員カードに書き込まれているパチンコ球の個数(以下「記憶個数」という。)を表示するためのものである。
【0042】
マイクロコンピュータ37は、各種演算制御を実行するCPU,CPUが実行する演算制御の手順等を記憶するROM,CPUの演算結果を一時的に記憶するRAM等を備える周知のものであり、額面価格判定装置15,鑑定装置17,多機能表示装置19,貸出キー21,書込キー23,返却キー25,パチンコ球払出装置27,会員カード入出力装置31,パチンコ遊技機Pとの間で各種情報を送受する。又、マイクロコンピュータ37は、パチンコ遊技場全体を管理するためのホールコンピュータHとも接続されている。そして、ホールコンピュータHからマイクロコンピュータ37へは、その日の朝開店する前に、朝開店してから夜閉店するまで玉貸装置1において適用される為替レートが送信されると共に、随時、多機能表示装置19に表示される種々の情報が送信される。一方、マイクロコンピュータ37からホールコンピュータHへは、その日の夜閉店した後で、朝開店してから夜閉店するまでに投入されて使用された貨幣の合計金額が通貨単位毎に送信されると共に、朝開店してから夜閉店するまで玉貸装置1において適用された為替レートが送信される。
【0043】
尚、本実施例の玉貸装置1は、この他にもプリペイドカード挿入口等を備えるが、説明は省略する。
続いて、本実施例の玉貸装置1の作用をフローチャートに沿って説明する。
図3は、玉貸装置1のマイクロコンピュータ37が行うメインルーチンの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0044】
この処理は、図示しない電源装置から玉貸装置1の各部に動作電力が供給され、マイクロコンピュータ37のCPUがROMに記録されている処理手順を読み出して実行することによって開始される。
この処理が開始されると、マイクロコンピュータ37は、会員カード挿入口29に会員カードが挿入されるまで待機する(S10)。具体的には、会員カードが挿入されている旨の信号が会員カード入出力装置31から送られて来るまで待機する。そして、会員カードが挿入されると、会員カードに書き込まれている記憶個数が0であるか否かを判断する(S12)。そして、記憶個数が0でない場合には(S12において「NO」)、貸出キー21が押されているか否かを判断する(S14)。そして、貸出キー21が押されている場合には(S14において「YES」)、パチンコ球払出装置27に指令を出してパチンコ球を50個払い出させる(S16)。そして、会員カード入出力装置31に指令を出して会員カードに書き込まれている記憶個数を50減少させる(S18)。但し、記憶個数が50未満である場合には、記憶個数分のパチンコ球を払い出させ、会員カードに書き込まれている記憶個数を0にする。
【0045】
一方、会員カードに書き込まれている記憶個数が0である場合には(S12において「YES」)、S14〜S18の処理を行わずにS20へ進む。又、貸出キー21が押されていない場合には(S14において「NO」)、S16,S18の処理を行わずにS20へ進む。
【0046】
続いて、マイクロコンピュータ37は、貨幣が投入されているか否かを判断する(S20)。具体的には、貨幣が投入された旨の信号が額面価格判定装置15から送信されているか否かを判断する。そして、貨幣が投入されていない場合には(S20において「NO」)、S10に戻って処理を繰り返す。一方、貨幣が投入されている場合には(S20において「YES」)、図4に示す相当個数算出処理を行う(S22)。
【0047】
相当個数算出処理が開始されると、マイクロコンピュータ37は、額面価格判定装置15から送信される判定結果を受信するまで待機する(S24)。そして、投入された貨幣の額面価格を判定することができた旨の判定結果を受信した場合即ち、投入された貨幣が前述した日本国貨幣(円),米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ)の何れかに該当する場合には(S26において「YES」)、鑑定装置17から送信される鑑定結果を受信するまで待機する(S28)。そして、投入された貨幣が偽造貨幣でない旨の鑑定結果を受信した場合には(S30において「NO」)、額面価格判定装置15によって判定された額面価格に相当するパチンコ球の個数、即ち相当個数を算出する(S32)。続いて、この相当個数の小数点未満を切り上げることによって整数化する(S34)。そして、返却フラグFに0を代入し(S36)、メインルーチンのS42へ進む。一方、投入された貨幣が偽造貨幣である旨の鑑定結果を受信した場合には(S30において「YES」)、偽造貨幣が投入された旨の信号をホールコンピュータHへ送信する(S37)と共に、マイクロコンピュータ37は、多機能表示装置19に指令を出して、「暫くお待ち下さい。」「Please wait.」等の文字を表示させる(S38)。そして、ホールコンピュータHから送信される初期化指令を受信するまで待機し(S39)、メインルーチンのS10へ進む。ここで、S37〜S39の処理に関連するホールコンピュータH側の処理及びパチンコ遊技場の店員の行動について説明する。S37において偽造貨幣が投入された旨の信号を受信したホールコンピュータHは、自身に接続されているランプ,ディスプレイ等によって偽造貨幣が投入された旨と投入された玉貸装置の所在(識別番号)をパチンコ遊技場の店員に知らせる。そして、店員が当該玉貸装置の所へ赴き、偽造貨幣を投入した遊技者に対して質問等を行う。そして、この件が片付いた後、店員の操作に基づいてホールコンピュータHからマイクロコンピュータ37に初期化指令が送信される。尚、S37において偽造貨幣が投入された旨の信号を受信したホールコンピュータHが、監視カメラに指令を出して当該偽造貨幣を投入した遊技者を撮影する様に構成されていると良い。
【0048】
又、投入された貨幣の額面価格を判定することができなかった旨の判定結果を受信した場合、即ち投入された貨幣が前述した日本国貨幣(円),米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ)の何れにも該当しない場合には(S26において「NO」)、返却フラグFに1を代入し(S40)、メインルーチンのS42へ進む。
【0049】
続いて、マイクロコンピュータ37は、返却フラグFが1であるか否かを判断し(S42)、返却フラグFが1である場合には(S42において「YES」)、S10に戻って処理を繰り返す。そして、硬貨は硬貨返却口(図示せず)から返却され、紙幣は紙幣投入口13から返却される。尚、投入された偽造貨幣を返却しない様に構成されているのは、当該偽造貨幣を使用の証拠として用いるためである。
【0050】
一方、返却フラグFが1でない場合、即ち0である場合には(S42において「NO」)、多機能表示装置19に指令を出して、投入された貨幣の額面価格を表示させる(S44)と共に、S32において算出されS34において整数化された相当個数を表示させ(S46)、図5に示す貸出・書込処理を行う(S48)。
【0051】
貸出・書込処理が開始されると、マイクロコンピュータ37は、貸出キー21が押されているか否かを判断する(S50)。そして、貸出キー21が押されている場合には(S50において「YES」)、パチンコ球払出装置27に指令を出してパチンコ球を50個払い出させる(S52)。そして、相当個数を50減少させる(S54)。但し、相当個数が50未満である場合には、相当個数分のパチンコ球を払い出させ、相当個数を0にする。そして、S56に進む。一方、貸出キー21が押されていない場合には(S50において「NO」)、S52,S54の処理を行わずにS56に進む。
【0052】
続いて、マイクロコンピュータ37は、書込キー23が押されているか否かを判断する(S56)。そして、書込キー23が押されている場合には(S56において「YES」)、会員カード入出力装置31に指令を出して会員カードに書き込まれている記憶個数を50増加させる(S58)。そして、相当個数を50減少させる(S60)。但し、相当個数が50未満である場合には、記憶個数を相当個数分増加させ、相当個数を0にする。そして、S62に進む。一方、書込キー23が押されていない場合には(S56において「NO」)、S58,S60の処理を行わずにS62に進む。
【0053】
続いて、マイクロコンピュータ37は、多機能表示装置19に指令を出して相当個数を表示させる(S62)。そして、相当個数が0であるか否かを判断し(S64)、相当個数が0でない場合には(S64において「NO」)、S50に戻って処理を繰り返す。一方、相当個数が0である場合には(S64において「YES」)、メインルーチンのS10に戻って処理を繰り返す。
【0054】
続いて、本実施例の玉貸装置1を実際に使用した場合の動作内容について一例を挙げて説明する。
まず、パチンコ遊技場が開店する前に、店員がホールコンピュータHを操作して、パチンコ遊技場内の全ての玉貸装置1(マイクロコンピュータ37)に対して、その日に適用する為替レートを送信する。すると、玉貸装置1の多機能表示装置19に米国貨幣(米ドル)及び欧州連合貨幣(ユーロ)の為替レートが表示される。
【0055】
そして、パチンコ遊技場が開店して遊技者が会員カード挿入口29に会員カードを挿入すると、記憶個数表示装置35に記憶個数が表示される。例えば、記憶個数が362個である場合には、図1の様に表示される。
そして、この時点、即ち貨幣を投入する前の時点で貸出キー21を押すと(S14において「YES」)、パチンコ球が50個払い出され(S16)、会員カードに書き込まれている記憶個数が50減少され(S18)、312個となる。
【0056】
その後、例えば10ドル紙幣を投入すると(S20において「YES」)、額面価格判定装置15によって貨幣の額面価格が判定され、鑑定装置17によって貨幣が偽造されたものであるか否かが鑑定される。そして、マイクロコンピュータ37によって相当個数が算出される(S32)。例えば、1ドル=135円であり、パチンコ球1個当りの玉貸料金が4円である場合には、相当個数は337.5個となる。続いて、この相当個数が整数化され、338個となる(S34)。そして、多機能表示装置19に、遊技者が10ドル紙幣を投入した旨、及び相当個数が338個である旨が表示される(S44,S46)。そして、遊技者が貸出キー21を押すと(S50において「YES」)、パチンコ球が50個払い出され(S52)、相当個数は288個となる。
【0057】
この状態で、書込キー23を押すと(S56において「YES」)、記憶個数が50増加されて362個となり(S58)、相当個数が50減少されて238個となる(S60)。その後、例えば書込キー23を5回押すと、相当個数は0,記憶個数は600となる。そして、遊技者が会員カード取出キーを押して会員カードを取り出すと、記憶個数表示装置35の表示が消える。
【0058】
そして、パチンコ遊技場が閉店した後で、マイクロコンピュータ37からホールコンピュータHへ、朝開店してから夜閉店するまでに投入されて使用された貨幣の通貨単位毎の合計金額及び玉貸装置1において適用された為替レートが送信される。
【0059】
尚、本実施例において、硬貨投入口11,紙幣投入口13が、前述した貨幣投入部に相当し、鑑定装置17が、前述した貨幣鑑定手段に相当し、多機能表示装置19が、前述した受付貨幣表示手段,比率・為替レート表示手段,額面価格表示手段,相当個数表示手段に相当し、パチンコ球払出装置27が、前述したパチンコ球払出手段に相当し、会員カードが、前述した外部記録媒体に相当し、会員カード入出力装置31が、前述した個数書込手段,個数読出手段に相当し、マイクロコンピュータ37が行う相当個数算出処理のS32の処理が、前述した相当個数算出手段,外貨相当個数算出手段の作用に相当し、S34の処理が、前述した個数整数化手段の作用に相当し、S37の処理が、前述した偽造貨幣報知手段に相当する。又、ホールコンピュータHから送信されて来る為替レートを相当個数の算出等に利用するマイクロコンピュータ37の作用が、前述した比率・為替レート設定手段の作用に相当し、朝開店してから夜閉店するまでに投入されて使用された貨幣の通貨単位毎の合計金額及び玉貸装置1において適用された為替レートをホールコンピュータHへ送信するマイクロコンピュータ37の作用が、前述した合計金額算出手段,合計金額出力手段の作用に相当する。
【0060】
続いて、本実施例の玉貸装置1の効果について説明する。
本実施例の玉貸装置1では、遊技者が硬貨投入口11又は紙幣投入口13に外国貨幣を投入すると、額面価格判定装置15によって貨幣の額面価格が判定され、マイクロコンピュータ37によって相当個数が算出され、パチンコ球払出装置27によって、相当個数の範囲内においてパチンコ球が払い出される。このため、玉貸装置1によれば、遊技者は、日本国貨幣を投入してパチンコ球を借りる場合と同様に、外国貨幣を両替せずにそのまま投入してパチンコ球を借りることができる。従って、遊技者は、両替を行う煩わしさを感じることなく遊技を行うことができる。
【0061】
又、玉貸装置1では、額面価格判定装置15によって判定可能な外国貨幣、即ち玉貸装置1において使用することができる外国貨幣が多機能表示装置19に表示されるので、遊技者は、玉貸装置1に利用することができる外国貨幣を容易に把握することができる。
【0062】
又、玉貸装置1では、相当個数を算出する際に適用される外国貨幣と日本国貨幣との為替レート,1ドルあるいは1ユーロに相当するパチンコ球の個数が多機能表示装置19に表示されるので、遊技者は、為替レートを容易に把握することができる。
【0063】
又、玉貸装置1では、毎日、パチンコ遊技場の開店前に、パチンコ遊技場の店員の操作に従ってホールコンピュータHからマイクロコンピュータ37へ為替レートが送信され、マイクロコンピュータ37は玉貸装置1において適用する為替レートをホールコンピュータHから送信されて来た為替レートに設定するので、玉貸装置1の為替レートを市場の為替レートにおおよそ対応させることができる。
【0064】
又、玉貸装置1では、額面価格判定装置15によって判定された額面価格,マイクロコンピュータ37によって算出された相当個数が、多機能表示装置19に表示されるので、遊技者は、玉貸装置1に投入した貨幣と、玉貸装置1から借りることができるパチンコ球の個数を容易に把握することができる。
【0065】
又、玉貸装置1では、相当個数の小数点未満を切り上げることによって整数化するので、釣銭が発生せず、釣銭を払い出す機構や1円硬貨を蓄える容器等を備える必要がない。このため、装置構成の複雑化を招くことはない。又、遊技者の財布が1円硬貨で満杯になることもない。
【0066】
又、玉貸装置1では、書込キー23が押されると、会員カード入出力装置31が相当個数の内の50個が記憶個数として会員カードに書き込まれ、会員カードに記憶個数が書き込まれている場合には、貨幣が投入されていなくても貸出キー21が押されると、記憶個数の内の50個のパチンコ球が払い出される。例えば1ドル=200円の為替レートが適用されているときに、10ドル紙幣を投入すると、会員カードにはパチンコ球払出手段から払い出されるべきパチンコ球の個数、即ち500個が書き込まれる。そして、後日、例えば1ドル=100円の為替レートが適用されているときに、同じく10ドル紙幣を投入してパチンコ球払出手段からパチンコ球を払い出させた場合には250個のパチンコ球が払い出されるが、会員カードを投入して払い出させた場合には、2倍の500個のパチンコ球が払い出される。従って、遊技によって遊技者を一喜一憂させるだけでなく、為替レートの変動によっても一喜一憂させることができる。このため、遊技者の層を拡大することができる。
【0067】
又、玉貸装置1では、鑑定装置17によって、硬貨投入口11,紙幣投入口13に投入された貨幣が偽造されたものであるか否かが鑑定されるので、偽造貨幣による被害を減少させることができる。
又、玉貸装置1では、パチンコ遊技場が閉店した後で、朝開店してから夜閉店するまでに投入されて使用された貨幣の通貨単位毎の合計金額及び玉貸装置1において適用された為替レートがマイクロコンピュータ37からホールコンピュータHへ送信されるので、パチンコ遊技場の売上金額を算出する際の手間を大幅に削減することができる。
【0068】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は前述した実施例に何等限定されるものではなく、更に種々の態様において実施しても良いことはもちろんである。
例えば、実施例では、所謂貯玉について特に触れなかったが、会員カードには、記憶個数とは別に貯玉の個数が書き込まれていても良い。又、所謂等価交換を採用している場合には、記憶個数と貯玉の個数とを同一視して両者の合計が書き込まれる様に構成されていても良い。
又、実施例では、例えば為替レートが1ドル=140円のときに10ドル分書き込むと、会員カードには350個が記憶個数として書き込まれ、仮に、後日為替レートが1ドル=200円(10ドルがパチンコ球500個に相当する)となっていても、350個しか借りることができない、即ち円安に移行すると遊技者に不利益となる様に構成されているが、例えば為替レートが1ドル140円のときに10ドル分書き込むと、会員カードには350個が記憶個数として書き込まれると共に、為替レート(1ドル=140円)及び使用金額(10ドル)が書き込まれ、円高に移行した場合にはそのまま350個借りることができ、一方円安に移行して為替レートが例えば1ドル=200円となった場合には、この為替レートに基づいて相当個数を再び算出し、500個借りることができる様に構成されていても良い。この様に構成されている場合には、遊技者をより満足させることができる。
【0069】
又、会員カードに所定値以上の記憶個数が書き込まれている状態が所定期間継続している場合には、パチンコ遊技場に対して記憶個数分のお金を預けていることと同じであるから、この遊技者に対して何らかの特典を与える様に構成されていても良い。例えば、会員カードに記憶個数として10000個以上書き込まれている状態が1ヶ月間継続した場合には、利子として記憶個数を1%分加算するという特典を挙げることができる。
【0070】
又、実施例では、玉貸装置1は釣銭を払い出さない様に構成されているが、例えば、10ドル紙幣,20ドル紙幣,50ドル紙幣,100ドル紙幣を受け付ける様に構成されている場合には、5ドル単位,10ドル単位で釣銭を払い出す様に構成されていても良い。
【0071】
又、実施例では、パチンコ球の払い出し、書き込みを50個単位で行う様に構成されているが、25個単位等で行う様に構成されていても良い。又、書込キー23が押されると、相当個数を全て記憶個数に移す様に構成されていても良い。
又、実施例では、玉貸装置1によって使用することができる貨幣,玉貸装置1において適用される為替レート,投入された貨幣の額面価格,相当個数等が、1つの液晶ディスプレイ(多機能表示装置19)によって表示される様に構成されているが、複数の液晶ディスプレイ,7セグメント表示器,ランプ等によって別々に表示する様に構成されていても良い。
【0072】
又、実施例では、記憶個数表示装置35は多機能表示装置19とは別に設けられているが、記憶個数表示装置35の表示内容も多機能表示装置19に表示する様に構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の玉貸装置の要部の外観を説明するための正面図である。
【図2】 玉貸装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】 玉貸装置のマイクロコンピュータが行うメインルーチンの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】 相当個数算出処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】 貸出・書込処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…玉貸装置 11…硬貨投入口 13…紙幣投入口 15…額面価格判定装置 17…鑑定装置 19…多機能表示装置 19a…表示切換キー 21…貸出キー 23…書込キー 25…返却キー 27…パチンコ球払出装置 29…会員カード挿入口 31…会員カード入出力装置 33…会員カード取出キー 35…記憶個数表示装置 37…マイクロコンピュータ H…ホールコンピュータ P…パチンコ遊技機。

Claims (9)

  1. 遊技者により貨幣が投入される貨幣投入部と、
    該貨幣投入部に投入された貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する相当個数算出手段と、
    該相当個数算出手段により算出された個数の範囲内においてパチンコ球を払い出すパチンコ球払出手段と、
    を備える玉貸装置であって、
    前記相当個数算出手段は、
    前記貨幣投入部に投入された外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する外貨相当個数算出手段を有する
    ことを特徴とする玉貸装置。
  2. 前記外貨相当個数算出手段により額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出可能な外国貨幣を表示する受付貨幣表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の玉貸装置。
  3. 前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する際に適用される外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートを表示する比率・為替レート表示手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の玉貸装置。
  4. 前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出する際に適用される外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートを外部からの入力に従って設定する比率・為替レート設定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の玉貸装置。
  5. 前記貨幣投入に投入された貨幣の額面価格を表示する額面価格表示手段と、前記相当個数算出手段により算出されたパチンコ球の個数を表示する相当個数表示手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の玉貸装置。
  6. 前記相当個数算出手段は、算出した個数の小数点未満を切り上げ,切り捨てあるいは四捨五入することによって当該個数を整数化する個数整数化手段を有し、
    前記パチンコ球払出手段は、前記個数整数化手段により整数化された個数の範囲内においてパチンコ球を払い出すことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の玉貸装置。
  7. 前記パチンコ球払出手段からパチンコ球を払い出す代わりに前記相当個数算出手段により算出されたパチンコ球の個数を外部記録媒体に書き込む個数書込手段と、
    前記外部記録媒体に書き込まれているパチンコ球の個数を読み出す個数読出手段と、
    を備え、
    前記パチンコ球払出手段は、前記外部記録媒体に書き込まれているパチンコ球の個数の範囲内においてパチンコ球を払い出すことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の玉貸装置。
  8. 前記貨幣投入部に投入された貨幣が偽造されたものであるか否かを鑑定する貨幣鑑定手段と、
    該貨幣鑑定手段により前記貨幣が偽造されたものであると鑑定された場合にその旨を外部に報知する偽造貨幣報知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の玉貸装置。
  9. 所定期間に前記貨幣投入部に投入されて使用された貨幣の合計金額を通貨単位毎に算出する合計金額算出手段と、
    該合計金額算出手段による算出結果と前記外貨相当個数算出手段が外国貨幣の額面価格に相当するパチンコ球の個数を算出した際に適用された外国貨幣の額面価格とパチンコ球の個数との比率、あるいは外国貨幣と日本国貨幣との為替レートとを対応させて出力する合計金額出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の玉貸装置。
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