JP4252824B2 - ボールペン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペンに関する。詳細には、ペン先のボールを前方に付勢するスプリングを備えたボールペンに関する。本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、スプリングのストレート部がペン先のボールを前方に押圧するタイプのボールペンが開示されている。また、前記特許文献1には、粘度の高い通常の油性ボールペンインキや剪断減粘性を有した中粘度インキを用いることが記載されている。また、前記特許文献1には、ペン先上向き状態でのインキの逆流を防止する、ボール弁と受け座とからなる逆流防止機構を設けることが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−315678号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許文献1には、ペン先上向き状態でのインキの逆流を防止する逆流防止機構を備えることにより、一時的なペン先からの空気の混入は防止できたとしても、ペン先上向き状態のままで連続して筆記する場合、逆流防止機構の作用により、逆流防止機構の後方のインキ収容部からペン先へのインキ供給が遮断される。そのため、ペン先上向き状態で連続筆記すると、逆流防止機構の前方のインキが消費された後は、ペン先を下向きにしなければ、ボール後面に空気が混入し、ボール後面にインキが連続供給できなくなり、その結果、筆跡が掠れたり、筆記不能(即ちインキ吐出不能)となるおそれがあった。
【0005】
また、この他にも、従来、ペン先上向き状態でも筆記可能にするものとして、インキの後方に高圧ガスを封入してインキを前方に押圧する構造(いわゆるガス加圧式ボールペン)が知られているが、これは、構造が複雑で、製造コストが増加し、安価に提供することが困難である。
【0006】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、ペン先上向き状態で連続筆記した場合、筆跡が掠れたり筆記不能となるおそれがなく、円滑なインキ流出性が維持できるボールペンを、安価に提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明は、金属製筒体よりなるチップ本体2の先端部に、内向きの先端縁部21とその後方にボール受け座22とを設け、前記先端縁部21と前記ボール受け座22とによりボール3を回転可能に抱持し、前記チップ本体2をインキ収容筒7に接続し、前記インキ収容筒7の内部に、水性インキ71と、該インキ71の後端に配置され且つ該インキ71の消費に伴い前進する追従体72とを収容し、チップ本体2内にスプリング8のストレート部81を挿入配置し、前記ストレート部81の先端がボール3の後面に当接してボール3を前方に付勢し、前記ボール3を先端縁部21の内面に密接させてなるボールペン1であって、前記ボール受け座22の少なくとも中心部に軸方向に貫通する内孔5を設け、前記内孔5にスプリング8のストレート部81を挿通させ、前記内孔5内面と前記ストレート部81外面との間にインキ流通間隙6を形成し、前記インキ流通間隙6の最小横断面積Sを、0.03mm 〜0.10mm の範囲に設定し、前記インキ収容筒7の内部に収容するインキ71を、B型回転粘度計における20℃での粘度が1mPa・s〜50mPa・sの範囲、またはEL型回転粘度計における20℃での回転数100rpm粘度が3mPa・s〜160mPa・sの範囲且つ剪断減粘性指数が0.80〜0.99の範囲に設定し
ボール3の外径を0.5mm〜0.7mmの範囲に設定し、
インキ収容筒7の内径を4mm〜6mmの範囲に設定し、
ボール3の前後方向に移動可能な量を、10μm〜20μmの範囲に設定し、
金属製筒体の先端近傍を内方への押圧変形により3個または4個の内方突出部4を形成し、前記内方突出部4によりボール受け座22を構成し、前記ボール受け座22に形成する内孔5が、前記隣り合う内方突出部4の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延び且つ軸方向に貫通する縦溝部51を備え、前記縦溝部51の溝幅をストレート部81の外径Aより小さく設定し、前記内方突出部4の頂面を凸曲面状とし、筆記時、ボール3の回転により、ストレート部81の先端が、凸曲面状の頂面41に沿って縦溝部51相互間を移動し、ストレート部81の先端部外面と内方突出部4内面とが接触することにより、その接触部分に強力な毛細管力を有するインキ誘導部61を形成すること(請求項1)を要件とする。
【0008】
前記インキ流通間隙6の最小横断面積Sを、0.03mm〜0.10mmの範囲に設定したことにより、ボール受け座22の内孔5内面とストレート部81外面との間に、毛細管力の強いインキ誘導部61を形成できる。さらに、インキ収容筒7に収容するインキ71の粘度を、前記範囲に設定したことにより、インキ71が従来より低粘度となり、インキ流動性に優れ、毛細管力が作用しやすくなる。
【0009】
即ち、ボール受け座22の内孔5内面とストレート部81外面との間に毛細管力の強いインキ誘導部61を形成することと、流動性に優れた低粘度のインキ71を採用することとが相まって、ペン先上向き状態で連続筆記したとしても、潤沢なインキ71がボール3後面に連続的に供給され、ボール3後面に空気が混入することを回避できる。その結果、筆跡掠れや筆記不能を発生させることなく、ペン先上向き状態での長時間の連続筆記が可能となるボールペンを、シンプルな構造により、安価に提供できる。
【0010】
もし、インキ流通間隙6の最小横断面積Sが、0.02mmより小さい場合、ボール受け座22の内孔5内面とストレート部81外面との間の隙間が過度に小さくなり、円滑なインキ流通性が得られないし、ストレート部81を内孔5にスムーズに挿入できないおそれがある。また、インキ流通間隙6の最小横断面積Sが、0.15mmより大きい場合、ボール受け座22の内孔5内面とストレート部81外面との間に十分な毛細管力が得られず、ペン先上向き状態で連続筆記する場合、ボール3後面まで十分にインキ71を引き上げることができない。また、前記インキ71の粘度が前記特定した範囲より大きい場合、インキ流動性が低下するため、ペン先上向き状態で連続筆記した際、内孔5内面とストレート部81外面との間の強い毛細管力を有するインキ誘導部61によっても、ボール3後面にインキ71を十分に供給できないおそれがある。
【0011】
尚、前記「インキ流通間隙の最小横断面積S」は、ボール受け座22に形成される放射状の縦溝部51がボール受け座22に軸方向に貫通する場合は、その縦溝の横断面積を含む。尚、本発明で採用するペン先ボール3の外径は0.5mm〜0.7mmの範囲のものが好ましい。
【0012】
尚、前記剪断減粘性指数は、粘度計により剪断応力値(T)及び剪断速度(j)値の流動学的測定により導かれる実験式(T=Kj:但し、K及びnは計算された定数である)を適用して計算されるn値である
【0013】
【0014】
ペン先上向き状態で筆記した場合、ボール3の回転により、スプリング8のストレート部81の先端がボール3後面に接触しながら径方向外方(即ちペン先移動方向)に移動する。そして、前記ストレート部81の先端部外面が、内方突出部4の頂面41に接触しながら該頂面41に沿って縦溝部51方向に移動する。即ち、前記内方突出部4の頂面41を凸曲面状とすることにより、筆記時、ボール3の回転により、ストレート部81の先端が、凸曲面状の頂面41に沿って縦溝部51相互間を滑らかに移動する。そして、ストレート部81の先端部外面と内方突出部4内面とが接触することにより、その接触部分に強力な毛細管力を有するインキ誘導部61を形成できる。前記インキ誘導部61は、回転するボール3のインキ消費側に常に形成されるため、該インキ消費側のボール3表面に有効にインキ71を供給できる。その結果、より一層、ペン先上向き状態での連続筆記の場合において、筆跡が掠れたり筆記不能となるおそれがなくなる。
【0015】
また、縦溝部51の溝幅をストレート部81の外径Aより小さく設定したことにより、ストレート部81の先端部が縦溝部51に圧入されることなく、常にボール3の中心部または中心部近傍をストレート部81で押圧でき、その結果、ボール3の回転不良やボール3と先端縁部21との密接不良を防止できる。さらに、軸方向に貫通する縦溝部51にストレート部81が入り込むことを防止できることから、縦溝部51のインキ誘導機能が阻害されることがなく、縦溝部51を介してボール3表面のインキ消費側にインキ71を、より一層、迅速に供給できる。尚、前記内方突出部4の個数は、具体的には、製造が容易な点から、3個または4個が好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0017】
図1乃至図4に本発明の一実施例を示す。
【0018】
本実施例のボールペン1は、先端部にボール3を回転可能に抱持したチップ本体2と、該チップ本体2の後部がその前部に圧入固着されたホルダー9と、該ホルダー9の後部がその先端開口部に圧入固着されたインキ収容筒7と、該インキ収容筒7の内部に収容されるインキ71及び追従体72と、前記チップ本体2の内部及びホルダー9の内部に収容配置されるスプリング8と、前記インキ収容筒7の後端開口部に圧入固着される尾栓73とからなる。
【0019】
前記インキ収容筒7は、両端が開口された直円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の押出成形により得られる。前記インキ収容筒7の先端開口部は、チップ本体2を有するホルダー9の後部が圧入固着される。前記インキ収容筒7の後端開口部には、通気孔73aが貫設された尾栓73が圧入固着され、インキ収容筒7の追従体72の後方空間と外気とが連通される。本発明では、前記インキ収容筒7の内径は、4mm〜6mmのものが有効であり、本実施例では、4.4mmのものが採用される。
【0020】
前記インキ収容筒7の内部には、インキ71(B型回転粘度計における20℃での粘度が9mPa・sであり、EL型回転粘度計における20℃での回転数100rpmの粘度が9mPa・sであるとともに剪断減粘性指数が0.97である水性インキ)が充填される。さらに、前記インキ収容筒7内には、該インキ71の後端に配置され、且つ該インキ71の消費に伴って前進する追従体72(具体的には、高粘度流体72aと該高粘度流体72a中に収容させた固形物72bとからなる追従体72)が収容される。前記追従体72は、前記以外にも、固形物72bを備えない高粘度流体72aのみからなる構成、またはインキ収容筒7内壁と摺動可能な固形物72bのみからなる構成であってもよい。
【0021】
前記チップ本体2は、金属(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系のステンレス鋼)からなる直円筒状の細管よりなる。前記チップ本体2の先端近傍内面には、内方への押圧変形により、4個の内方突出部4(即ちボール受け座22)が周方向に等間隔に形成される。また、前記チップ本体2の先端部には、内方への押圧変形により環状の内向きの先端縁部21が形成される。前記先端縁部21内面と前記内方突出部4前面との間(即ちボール抱持部)にボール3(外径0.5mm)が回転可能且つ前後方向移動可能に抱持される。前記ボール3の前後方向に移動可能な量は、筆跡滲み及び筆跡掠れのない適度なインキ流出性が得られる点で、10μm〜20μmの範囲に設定することが好ましい。
【0022】
前記内方突出部4の頂面41は球面状(凸曲面状)となっている。前記内方突出部4の相互間には、中心部から径方向外方の4方向に放射状に延び且つ軸方向に貫通する縦溝部51を備えた内孔5が形成される。横断面視において、前記内孔5は、内方に膨らむ4つの円弧からなる形状であり、前記縦溝部51は、径方向外方に向かうに従って溝幅が小さくなり、径方向外端部において溝幅がゼロとなる形状である。前記内方突出部4の頂面41に接する仮想内接円の直径Bは、0.2mmに設定され、ストレート部81の外径Aより大きく設定されるため、ストレート部81が内孔5内に挿通可能となる。
【0023】
前記ホルダー9は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる筒状体である。前記ホルダー9は、チップ本体2が取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒7の先端面と当接する鍔部と、インキ収容筒7の先端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー9の内部には、先端が外部に開口するチップ取付孔と、該チップ取付孔にその先端が連通し且つその後端が外部に開口するインキ流通孔とが設けられる。前記インキ流通孔の中間部内面には、周状に分散配置される複数(例えば4個)の係止突起91が一体に形成される。
【0024】
前記スプリング8は、線径0.14mmのステンレス鋼製線材により、前部のストレート部81と、後部のコイル部82とが一体に連設されてなる。前記コイル部82の後端部には、外径が前方のコイル部82より大きく設定された膨出部83が形成される。前記膨出部83は、線材間が密着した密着巻部により形成される。前記膨出部83が、前記ホルダー9内面の係止突起91を後方より乗り越えて、前記係止突起91に係止され、ボール3と係止突起91との間でスプリングが圧縮状態で保持される。尚、前記スプリング8は、前記構成以外にも、コイル部82を備えないストレート部81のみの構成であってもよい。
【0025】
前記スプリング8のストレート部81(外径A:0.14mm)は、前記内孔5の中心部に挿通され、前記ストレート部81の先端がボール3後面に当接することにより、ボール3が、前方に付勢されて内向きの先端縁部21の内面に密接される。それにより、非筆記時、ペン先がシールされ、ペン先下向き状態で保管したとしても、ペン先からのインキ漏出が防止され、また、ペン先上向き状態で保管したとしても、ペン先からの空気混入が防止される。尚、前記内孔5内面と前記ストレート部81外面との間に形成されるインキ流通間隙6の最小横断面積S(図3の点線による斜線部分)は、0.043mmに設定されている。
【0026】
図4に示すように、筆記時、スプリング8のストレート部81の先端部は、ボール3の回転に伴ってボール3後面に接触しながら径方向外方(ペン先移動方向)に移動する。そして、前記ストレート部81の先端部は、二つの内方突出部4の凸曲面状の頂面41に接触し、その二つの接触部分に強い毛細管力を有するインキ誘導部61が生じる。前記ストレート部81先端によるインキ誘導部61は、回転するボール3のインキ吐出側(インキ消費側)に常に形成される(図4の点線による矢印はインキの流れを表す)。そのため、ペン先上向き状態で連続筆記したとしても、ボール3後面に十分な量のインキ71を、下方のインキ収容筒7から重力に抗して引き上げることができ、筆跡の掠れや筆記不能が生じるおそれがない。
【0027】
【発明の効果】
請求項1により、ペン先上向き状態で連続筆記した場合、筆跡が掠れたり筆記不能となるおそれがなく、円滑なインキ流出性が維持可能なボールペンを、安価に提供できる。
【0028】
請求項により、ペン先上向き状態で連続筆記した場合、より一層、筆跡が掠れたり筆記不能となるおそれがない。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大縦断面図である。
【図3】(a)が図1のペン先部拡大縦断面図であり、(b)が(a)のX−X線断面図である。
【図4】(a)が上向き筆記時の図1のペン先部拡大縦断面図であり、(b)が(a)のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
1 ボールペン
2 チップ本体
21 先端縁部
22 ボール受け座
3 ボール
4 内方突出部
41 頂面
5 内孔
51 縦溝部
6 インキ流通間隙
61 インキ誘導部
7 インキ収容筒
71 インキ
72 追従体
72a 高粘度流体
72b 固形物
73 尾栓
73a 通気孔
8 スプリング
81 ストレート部
82 コイル部
83 膨出部
9 ホルダー
91 係止突起
10 被筆記面(紙面)
A ストレート部の外径
B 仮想内接円の直径
S インキ流通間隙の最小横断面積

Claims (1)

  1. 金属製筒体よりなるチップ本体の先端部に、内向きの先端縁部とその後方にボール受け座とを設け、前記先端縁部と前記ボール受け座とによりボールを回転可能に抱持し、前記チップ本体をインキ収容筒に接続し、前記インキ収容筒の内部に、水性インキと、該インキの後端に配置され且つ該インキの消費に伴い前進する追従体とを収容し、チップ本体内にスプリングのストレート部を挿入配置し、前記ストレート部の先端がボールの後面に当接してボールを前方に付勢し、前記ボールを先端縁部の内面に密接させてなるボールペンであって、前記ボール受け座の少なくとも中心部に軸方向に貫通する内孔を設け、前記内孔にスプリングのストレート部を挿通させ、前記内孔内面と前記ストレート部外面との間にインキ流通間隙を形成し、前記インキ流通間隙の最小横断面積を、0.03mm 〜0.10mm の範囲に設定し、前記インキ収容筒の内部に収容するインキを、B型回転粘度計における20℃での粘度が1mPa・s〜50mPa・sの範囲、またはEL型回転粘度計における20℃での回転数100rpm粘度が3mPa・s〜160mPa・sの範囲且つ剪断減粘性指数が0.80〜0.99の範囲に設定し
    ボールの外径を0.5mm〜0.7mmの範囲に設定し、
    インキ収容管の内径を4mm〜6mmの範囲に設定し、
    ボールの前後方向に移動可能な量を、10μm〜20μmの範囲に設定し、
    金属製筒体の先端近傍を内方への押圧変形により3個または4個の内方突出部を形成し、前記内方突出部によりボール受け座を構成し、前記ボール受け座に形成する内孔が、前記隣り合う内方突出部の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延び且つ軸方向に貫通する縦溝部を備え、前記縦溝部の溝幅をストレート部の外径より小さく設定し、前記内方突出部の頂面を凸曲面状とし、筆記時、ボールの回転により、ストレート部の先端が、凸曲面状の頂面に沿って縦溝部相互間を移動し、ストレート部の先端部外面と内方突出部内面とが接触することにより、その接触部分に強力な毛細管力を有するインキ誘導部を形成することを特徴とするボールペン。
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