JP4251341B2 - ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 - Google Patents
ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4251341B2 JP4251341B2 JP31077298A JP31077298A JP4251341B2 JP 4251341 B2 JP4251341 B2 JP 4251341B2 JP 31077298 A JP31077298 A JP 31077298A JP 31077298 A JP31077298 A JP 31077298A JP 4251341 B2 JP4251341 B2 JP 4251341B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- wire
- traction machine
- strut
- fixing hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷降ろし地点に置かれたボックスカルバート、水路ブロック等のコンクリートブロック(以下ブロックという)を据付位置に移動させるためのレッカーやクレーンが据付できない場所における、ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷降ろし地点に置かれたボックスカルバート、水路ブロック等のブロックを据付位置に移動させるためのレッカーやクレーンが据付できない場所における、コンクリートブロックの敷設方法として特開平7−259169号公報に記載のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では、以下のような問題点がある。
(1) ブロックを据付位置に移動させるためのレッカーやクレーンが据付できない場所では、図15のように、牽引終点Eにおいて固定ワイヤー53で支柱51に牽引機械52を連結して固定し、牽引機械52で荷降ろし位置Dに配置されたブロック3をワイヤー4の先端に固定材41を配置し、ワイヤー4を牽引機械で巻き上げてブロック3を牽引終点Eである据付点に牽引して配列して敷設している。
この場合、ブロック3の荷降ろし地点Dから牽引終点Eまでの、例えば150m〜300mの1スパンにおけるコンクリートブロック3の牽引に要する時間は、牽引距離に比例して長時間かかっていた。そのため、長いスパンを牽引する場合は、ブロック3の牽引作業を行っている間はレッカー車や作業員は牽引作業が終わるまでその路線1での作業を中断しなければならない。従って、牽引作業時間はレッカー車や作業員はその路線1での作業ができない。
【0004】
(2) 他方、ブロックの荷降ろし地点Dから牽引終点Eまでの1スパンの牽引に要するワイヤー4の長さは、牽引距離に比例して長くなる。従って、長いスパンを牽引する場合は重量のあるワイヤーを牽引開始前に牽引終点Eから荷降ろし地点Dまでの1スパン運搬するため、大きな労力と時間を必要としていた。また、ワイヤー先端に接続する牽引治具の運搬距離も、1スパンの長さに比例して長くなり、ワイヤーと同様機械運搬のため大きな労力と時間を必要としていた。
【0005】
(3) 図16のように、ブロックが牽引される路線1の中間に曲がり部がある場合は、牽引機械52でワイヤー4を牽引する場合はワイヤー4がブロックを敷設する路線1より外れるため牽引不可能となる。この場合は曲がり部6でワイヤー4の向きを変えることができないので、曲がり部に荷降ろし地点を設けたり、牽引機械をセットする必要がある。また、曲がり部に荷降ろし地点を設けることができない場合や曲がり部の曲率が大きいときは牽引作業が殆ど不可能になるという問題点がある。
【0006】
本発明は、荷下ろし地点から牽引終点までの路線を複数に分割して運搬距離を短縮し、牽引作業の進行に合わせて作業を行うことが可能なブロックの移送方法及びブロックの敷設方法の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明のブロックの移送方法は、
荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させることを特徴としている。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のブロックの移送方法において、
支柱固定孔の位置には、支柱を設置する代わりに、内部隅部に設けた縦締用孔にPC鋼棒を配置した固定用ブロックを据付け、該固定用ブロックが移動しないように該固定用ブロックの手前側に同形のブロックを複数個配置して固定用ブロックを固定し、前記PC鋼棒に固定用ワイヤーを連結後、該固定用ワイヤーに牽引機械のワイヤーを連結した後、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴している。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載のブロックの移送方法において
路線の中間の曲がり部には、同路線の幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設け、該支柱固定孔に滑車を取付けた支柱を配置し、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴としている。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のブロックの移送方法において、
路線の中間の曲がり部には、支柱固定孔の代わりに、インサートをベースコンクリートに直接埋め込んで、該インサートに固定ボルトを取付け、この固定ボルトに滑車を取付け、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴としている。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項3に記載のブロックの移送方法において、
路線の中間の曲がり部には、支柱固定孔の代わりに、アンカー筋を直接ベースコンクリートに埋め込んで、該アンカー筋に滑車を取付け、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴としている。
【0012】
請求項6に係るブロックの敷設方法は、
荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させるブロックの移送方法を用い、
荷降ろし地点側の支柱固定孔に支柱を配置して牽引機械を連結し、該牽引機械でワイヤーを巻き取りながらブロックを牽引して据付後、該支柱固定孔から支柱を除去して牽引機械を撤去し、荷降ろし地点より牽引終点までの各分割区間を同じ作業を行ってブロックを敷設することを特徴としている。
【0013】
また、請求項7に係るブロックの敷設方法は、
荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させるブロックの移送方法を用い、
牽引終点側の支柱固定孔に支柱を配置して牽引機械を連結し、後続する次の分割区間の支柱固定孔まで、牽引機械でワイヤーを巻き取りながらブロックを牽引して据付後、該支柱固定孔から支柱を除去して牽引機械を撤去し、後続する次の分割区間も順次同じ作業を行ってブロックを敷設することを特徴としている。
【0014】
【作用】
ブロックが敷設される路線は複数箇所に分割され、該分割箇所の支柱固定孔に牽引装置の支柱を設置してブロックを牽引する構成であるため、牽引ワイヤーの長さは短くてよく又牽引治具の運搬距離を短縮できる。従って、重いワイヤー等を運搬する必要がなく、ブロックの敷設時間の短縮となる。
【0015】
また、牽引装置の支柱は、路線の分割点に設けた支柱固定孔から挿脱自在としたため、施工作業の進行に合わせて支柱の設置、撤去作業が容易にでき、かつ作業員もフルに稼働できる。
【0016】
さらに、支柱は支柱固定孔から挿脱自在としたため、牽引機械を複数台用意すれば、分割したそれぞれの区間(スパン)において敷設作業が同時にできるので、敷設作業時間が短縮できる。
【0017】
また、曲がり部においては、滑車で路線幅内にワイヤーを配置してブロックを牽引するため、曲がり部でワイヤーの向きが自由に変更できる。従って、路線の中間の曲がり部にブロックの荷降ろし地点を設置する必要がなく、かつ曲がり部に牽引装置をセッテングする必要がない。また、路線長が短くて曲がり部のある状態の場合や、曲がり部には荷降ろし位置が配置できない場合にも有効となる。
【0018】
さらに、ブロックを据付位置に移動させるレッカーやクレーンが据付できない場所でもブロックの移送・敷設作業が効率よくできる。
【0019】
【発明の実施の態様】
図1〜図14は、本発明の実施例に関するものである。
ブロックの移送方法は、図1、図2、図10に示したように、荷降ろし地点Dから牽引終点Eまでの全路線にベースコンクリート11を打設し、該ベースコンクリート11の長手方向両側端にガイド材12を設けた全路線が複数に分割されている。
【0020】
また、各分割点のベースコンクリート11の幅方向ほぼ中央に支柱固定孔2を設けた路線1において、牽引装置5は該支柱固定孔2に挿脱自在な支柱51と、終端をブロック3の後端に取り付けるワイヤー4を巻き取って牽引する牽引機械51とから構成されている。また、牽引装置5における支柱51を支柱固定孔2に配置し、該支柱51に牽引機械52を連結後、該牽引機械52のワイヤー4を巻き取って該ブロック3を据付地点に牽引して配列させる。
【0021】
前記支柱51は、H形鋼材、角鋼材、円形鋼材等にするのがよい。
【0022】
ブロック3を牽引する際には、ワイヤー4の終端にブロック3の幅よりやや大きい長さの角材、アングル等の固定材41を、内部にワイヤー4を通してブロック3の後端に外れないように取付ける。
【0023】
ブロック3を路線1のベースコンクリート11上に据付後は、ブロック底面とベースコンクリート11との隙間にモルタルを充填するか、グラウト(図示省略)を注入して、ベースコンクリート11上にブロック3を固着する。
【0024】
また、図6〜図9に示したように、支柱固定孔2の位置には、支柱を設置する代わりに、内部隅部にPC鋼棒32を配置した縦締用孔31を備えた固定用ブロック21を据付け、該固定用ブロック21の手前に固定用ブロック21が移動しないように同形のブロックを複数個配置して支持させ、該固定用ブロック21のPC鋼棒32に固定用ワイヤー53を連結し、該固定用ワイヤー53に牽引機械52を固定してもよい。
【0025】
前記のように固定用ブロック21を使用する場合は、同じ重さのブロックを使用する場合は2〜3個前にブロック3を配置して行い、固定用ブロック21だけを使用する場合は、牽引ブロックの少なくとも約2倍程度の重量とするのがよい。
【0026】
図3〜図5に示したように、路線1の中間地点に曲がり部Lがある場合は、該曲がり部Lには、同路線1の幅方向ほぼ中央に支柱固定孔2を設け、該支柱固定孔2に滑車6を取付けた支柱51を配置し、該滑車6によりワイヤー4を路線1幅内に誘導してブロック3を牽引する。
【0027】
図4に示したように、ベースコンクリート11にインサート61を直接埋め込んで、該インサート61に固定ボルト63を取付け、この固定ボルト63に滑車6を取付けてもよい。
【0028】
また、図5のように、アンカー筋62を直接ベースコンクリート11に埋め込んで、該アンカー筋62に滑車6を取付けてもよい。
【0029】
第1のブロックの敷設方法(請求項6)は、図10〜図12に示したように、 荷降ろし地点Dから牽引終点Eまでの全路線にベースコンクリート11を打設し、該ベースコンクリート11の長手方向両側端にガイド材12を設けた全路線を複数A,B,Cに分割し、各分割点のベースコンクリート11の幅方向ほぼ中央に支柱固定孔2を設けた路線において、牽引装置5は該支柱固定孔2に挿脱自在な支柱51と、終端をブロック3の後端に取り付けるワイヤー4を巻き取って牽引する牽引機械51とから構成し、該牽引装置5における支柱51を前記支柱固定孔2に配置し、該支柱51に前記牽引機械51を連結後、前記牽引機械51のワイヤー4を巻き取ってブロック3を据付地点に牽引して配列させるブロックの移送方法を用いたものである。
【0030】
具体的には、荷降ろし地点Dから牽引終点Eまでの路線1を3分割してC、B、Aの各区間に分け、この各区間のベースコンクリート11には、第1の支柱固定孔2c、第2の支柱固定孔2b、第3の支柱固定孔2aが設けられ、荷降ろし地点Dの区間の支柱固定孔2cに牽引装置5の支柱21を配置して、荷降ろし地点E側の支柱固定孔2c側にブロック3を牽引して据付後、該支柱固定孔2cから支柱を除去して牽引機械52を撤去した後、荷降ろし地点DのあるC区間より牽引終点のある区間Aまでの各分割区間を同じ作業を行ってブロック3を配列させる。
【0031】
また、第2のブロックの敷設方法(請求項7)は、図13、図14に示したように、前記第1のブロックの敷設方法における移送方法と同構成の移送方法を用い、牽引終点区間の終点側支柱固定孔に牽引装置5の支柱51を配置して、後続する1つ後の分割点の支柱固定孔までブロック3を牽引して据付後、該支柱固定孔2から支柱51を除去して牽引機械52を撤去し、それ以降の分割された区間も順次同じ作業を行ってブロック3を配列させる。
【0032】
具体的には、牽引終点EのあるA区間の第3支柱固定孔2aに牽引装置5の支柱51を配置して、後続する分割点の支柱固定孔であるB区間の第2の支柱固定孔2b近傍までブロック3を牽引して据付後、前記第3の支柱固定孔2aから支柱51を除去して牽引機械52を撤去し、それ以降の区間であるB区間、C区間でも順次同じ作業を行ってブロック3を配列して敷設する。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1) 路線は複数箇所に分割され、該分割箇所の支柱固定孔に牽引装置の支柱を設置してブロックを牽引する構成であるため、牽引ワイヤーの長さは短くてよく又牽引治具の運搬距離を短縮できる。従って、重いワイヤー等を運搬する必要がないため省力化を図ることができ、ブロックの敷設時間の短縮を図ることができる。
【0034】
(2) 牽引装置の支柱は、路線の分割点に設けた支柱固定孔から挿脱自在としたため、施工作業の進行に合わせて支柱の設置、撤去作業が容易にでき、かつ作業員もフル稼働できる。
【0035】
(3) 支柱は支柱固定孔から挿脱自在としたため、牽引機械を複数台用意すれば、分割したそれぞれの区間(スパン)において敷設作業が同時にできるので、敷設作業時間が短縮できる。
【0036】
(4) 曲がり部においては、滑車で路線幅内にワイヤーを誘導配置してブロックを牽引するため、曲がり部でワイヤーの向きが自由に変更できる。従って、路線の中間の曲がり部にブロックの荷降ろし地点を設置する必要がなく、かつ曲がり部に牽引装置をセッテングする必要がない。また、特に、路線長が短くて曲がり部のある状態の場合や、曲がり部には荷降ろし位置が配置できない場合にも有効である。
【0037】
(5) ブロックを据付位置に移動させるレッカーやクレーンが据付できない場所、例えば道路幅の狭い市街地や据付用側道が確保できず、掘削溝の両側にない等でレッカーの据付ができない場所、切梁の密度が高くブロックの据付機器の据付に支障がある場所、道路や鉄道等の高架下で高さの点でレッカーの据付ができない場所、電線、ガス管、水道管等がブロック据付箇所を横断していてブロックの高さよりやや高い程度の敷設場所、鉄道の線路際でクレーン作業が制約される場所等でもブロックの移送・敷設作業が効率よくできる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】ベースコンクリートに支柱固定孔を設けた路線の斜視図である。
【図2】路線にブロックを配置した時の斜視図である。
【図3】曲がり部の滑車取付状態図である。
【図4】曲がり部の滑車取付状態図である。
【図5】曲がり部の滑車取付状態図である。
【図6】固定ブロックでブロックを牽引する場合の斜視図である。
【図7】固定ブロックの縦締用孔の正面図である。
【図8】固定ブロックでブロックを牽引する場合の斜視図である。
【図9】固定ブロックの縦締用孔の正面図である。
【図10】路線での牽引状態図である。
【図11】路線での牽引状態図である。
【図12】路線での牽引状態図である。
【図13】路線での他の牽引状態図である。
【図14】路線での他の牽引状態図である。
【図15】従来の牽引状態説明図である。
【図16】曲がり部における従来の牽引状態説明図である。
【符号の説明】
【0039】
D 荷降ろし地点
E 牽引終点
1 路線
11 ベースコンクリート
12 ガイド材
2 支柱固定孔
21 固定用ブロック
3 ブロック
31 縦締用孔
32 PC鋼棒
4 ワイヤー
41 固定材
5 牽引装置
51 支柱
52 牽引機械
53 固定用ワイヤー
6 滑車
61 インサート
62 アンカー筋
63 固定ボルト
Claims (7)
- 荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させることを特徴とするブロックの移送方法。
- 支柱固定孔の位置には、支柱を設置する代わりに、内部隅部に設けた縦締用孔にPC鋼棒を配置した固定用ブロックを据付け、該固定用ブロックが移動しないように該固定用ブロックの手前側に同形のブロックを複数個配置して固定用ブロックを固定し、前記PC鋼棒に固定用ワイヤーを連結後、該固定用ワイヤーに牽引機械のワイヤーを連結した後、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴とする請求項1記載のブロックの移送方法。
- 路線の中間の曲がり部には、同路線の幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設け、該支柱固定孔に滑車を取付けた支柱を配置し、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴とする請求項1記載のブロックの移送方法。
- 路線の中間の曲がり部には、支柱固定孔の代わりに、インサートをベースコンクリートに直接埋め込んで、該インサートに固定ボルトを取付け、この固定ボルトに滑車を取付け、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴とする請求項3に記載のブロックの移送方法。
- 路線の中間の曲がり部には、支柱固定孔の代わりに、アンカー筋を直接ベースコンクリートに埋め込んで、該アンカー筋に滑車を取付け、該滑車によりワイヤーを路線幅内に誘導して、前記牽引機械でワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引することを特徴とする請求項3に記載のブロックの移送方法。
- 荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させるブロックの移送方法を用い、
荷降ろし地点側の支柱固定孔に支柱を配置して牽引機械を連結し、該牽引機械でワイヤーを巻き取りながらブロックを牽引して据付後、該支柱固定孔から支柱を除去して牽引機械を撤去し、荷降ろし地点より牽引終点までの各分割区間を同じ作業を行ってブロックを敷設することを特徴とするブロックの敷設方法。 - 荷降ろし地点から牽引終点までの全路線にベースコンクリートを打設し、該ベースコンクリートの長手方向両側端にガイド材を設けた全路線を複数に分割し、各分割点のベースコンクリートの幅方向ほぼ中央に支柱固定孔を設けた路線において、牽引装置は該支柱固定孔に挿脱自在な支柱と、終端をブロックの後端に取り付けるワイヤーを巻き取って牽引 する牽引機械とから構成し、該牽引装置における支柱を前記支柱固定孔に配置し、該支柱に前記牽引機械を連結後、前記牽引機械のワイヤーを巻き取ってブロックを据付地点に牽引して配列させるブロックの移送方法を用い、
牽引終点側の支柱固定孔に支柱を配置して牽引機械を連結し、後続する次の分割区間の支柱固定孔まで、牽引機械でワイヤーを巻き取りながらブロックを牽引して据付後、該支柱固定孔から支柱を除去して牽引機械を撤去し、後続する次の分割区間も順次同じ作業を行ってブロックを敷設することを特徴とするブロックの敷設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31077298A JP4251341B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31077298A JP4251341B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000136562A JP2000136562A (ja) | 2000-05-16 |
JP4251341B2 true JP4251341B2 (ja) | 2009-04-08 |
Family
ID=18009296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31077298A Expired - Fee Related JP4251341B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4251341B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP31077298A patent/JP4251341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000136562A (ja) | 2000-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3946342B2 (ja) | 橋梁架設装置 | |
CN108532465A (zh) | 一种下承式钢箱拱桥的施工方法 | |
JP4403051B2 (ja) | 波形鋼板ウエブ橋の架設方法 | |
JP6713420B2 (ja) | 鉄筋籠移設装置 | |
JP3440422B2 (ja) | 橋の施工方法および橋の施工装置 | |
JP2912222B2 (ja) | 橋梁の桁架設工法 | |
JP2008025195A (ja) | 斜張橋の施工方法 | |
CN105019357B (zh) | 一种拱桥敞口格构式钢梁上异形预制桥面板的安装方法 | |
JP7042706B2 (ja) | 床版架設方法 | |
JP2006028881A (ja) | 自走式pc床版架設機およびpc床版の架設工法 | |
JP4956634B2 (ja) | 橋桁上への床版の敷設方法 | |
JP4185901B2 (ja) | 軌道スラブ敷設位置調整装置 | |
JP2768282B2 (ja) | 橋梁の架設方法 | |
JP6412221B2 (ja) | Pca柱 | |
JP2001146716A (ja) | 橋桁の架設方法 | |
JP4251341B2 (ja) | ブロックの移送方法及びブロックの敷設方法 | |
JP2000186310A (ja) | 構造物の架設工法 | |
CN210368667U (zh) | 一种桥梁施工接缝用施工模板 | |
JP2000320142A (ja) | 建築工事における鉄筋組立装置及びその鉄筋組立工法 | |
JP4331005B2 (ja) | プレキャストセグメント橋の架設方法 | |
JP2768279B2 (ja) | プレキャストブロック工法用架設ガーダー | |
JP3032052U (ja) | 橋脚補強工事の施工装置 | |
JP3471248B2 (ja) | 門型クレーン | |
JP2768281B2 (ja) | 橋梁の架設方法 | |
CN107587528B (zh) | 一种保护跨越基坑的地下高压电缆箱涵的设计施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050720 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150130 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |