JP4250700B2 - 分析装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、相互に独立した複数の排液経路を有する分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、高速液体クロマトグラフィーを利用して血液中のグリコヘモグロビンを分離分析する分析装置は、検体としての血液を希釈液で希釈して試料を生成し、この試料をカラムに供給するとともに、移動相としての溶離液をカラムに流すことによって、カラムにおいて試料から分離されたグリコヘモグロビンを分光光度計などの検出器で検出する構成である。
【0003】
このような分析装置においては、カラムに供給されなかった試料や洗浄液からなる排液を希釈槽から排出する前処理系排液経路と、複数の溶離液槽からの溶離液の切替の際などにマニホールドにおいて不要となった溶離液からなる排液を排出する分析系排液経路との、互いに独立した2系統の排液経路を有している。なお、カラムに供給された試料や溶離液は、溶離液をカラムに供給するための送液ポンプによって別途排出される。
【0004】
そして、このような従来の分析装置は、排液瓶とエアポンプとを用いて、エアポンプにより排液瓶内を負圧にすることによって、前処理系排液経路の排液を排液瓶に流入させて貯留し、また、プランジャポンプを用いて、分析系排液経路の排液を一旦プランジャポンプに吸引し、それを機外のドレイン槽に吐出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の分析装置では、エアポンプとプランジャポンプとの2つの動力を必要とするので、製作コストが高価になるという課題があった。
【0006】
また、2つの排液経路が互いに完全に独立しているので、装置の大型化を招くという課題があった。
【0007】
さらには、装置の運用における使用者の負担が大きいという課題があった。すなわち、2つの排液経路が互いに完全に独立しているので、感染の危険性への配慮に関する負担が重くなる。また、前処理系排液経路においてエアポンプにより排液瓶を減圧して排液を吸引するので、排液瓶の容量がエアポンプの能力と許容吸引時間との関係で決定されることになり、排液瓶の大きさが制限されることから、排液瓶に溜まった排液を頻繁に廃棄しなければならず、多くの労力を必要とする。また、分析系排液経路の排液をプランジャポンプに吸引するので、プランジャポンプが汚れることから、メンテナンスを頻繁に行なわなければならない。
【0008】
【発明の開示】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、製作コストの低減および装置の小型化を図ることができ、しかも装置の運用における使用者の負担を軽減できる分析装置を提供することを、その課題としている。
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本発明の第1の側面によれば、相互に独立した複数の排液経路を有する分析装置であって、前記複数の排液経路にそれぞれ接続された複数の槽と、前記各槽に接続されたドレイン管路と、前記各槽内の圧力を可変させる1つのエアポンプとを備え、前記エアポンプによって、前記複数の槽のうちの任意の槽内を減圧して当該槽に接続された排液経路からの排液を当該槽内に流入させ、次いで、当該槽内を加圧して当該槽内の排液を前記ドレイン管路に流出させる構成としたことを特徴とする、分析装置が提供される。
【0011】
好ましい実施の形態によれば、エアポンプと複数の槽との間に、複数の槽のうちのいずれかをエアポンプに選択的に連通させる切替弁を設けた。
【0012】
他の好ましい実施の形態によれば、各槽からのドレイン管路を1つに合流させる合流装置を設け、各槽と合流装置との間に、各槽が相互に連通するのを防止する弁を介装した。
【0013】
他の好ましい実施の形態によれば、排液経路は、検体としての血液を希釈液によって希釈した試料のうちカラムに供給されなかった試料を含む排液が流れる第1排液経路と、カラムに供給されなかった移動相としての溶離液を含む排液が流れる第2排液経路からなり、高速液体クロマトグラフィーを利用して血液中のグリコヘモグロビンを分離分析する。
【0014】
このように、複数の排液経路に接続された任意数の槽と、槽に接続されたドレイン管路と、槽内の圧力を可変させる1つのエアポンプとを備え、エアポンプによって、槽内を減圧して複数の排液経路のうちの任意の排液経路からの排液を槽内に流入させ、また、槽内を加圧して槽内の排液をドレイン管路に流出させる構成としたので、1つのエアポンプによって複数の排液経路の排液を排出できることから、製作コストの低減および装置の小型化を図ることができ、しかも装置の運用における使用者の負担を軽減できる。
【0015】
すなわち、動力が1つで済むので製作コストを低減できる。また、複数の排液経路を1つに纏めることが可能であるので、装置の小型化が可能になり、しかも感染の危険性への配慮も軽減される。また、エアポンプによって槽に吸引した排液をエアポンプによって槽から排出するので、従来のように排液瓶に溜まった排液を頻繁に廃棄する労力が不要になる。また、プランジャポンプを用いないので、排液による汚れに起因するプランジャポンプのメンテナンスも不要である。
【0016】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る分析装置の一例としてのグリコヘモグロビン自動測定装置の概略構成図であって、このグリコヘモグロビン自動測定装置は、試料前処理部1、分析部2、インジェクションバルブ3、制御装置4、および排液部5を備えている。試料前処理部1は、試料調製部11、および送液ポンプ12を備えている。分析部2は、溶離液調製部21、送液ポンプ22、カラム23、および検出器24を備えている。インジェクションバルブ3は、インジェクションループ31を備えているとともに、6個のポート3a〜3fを有している。ポート3aはカラム23に接続され、ポート3bは溶離液調製部21に接続され、ポート3cはインジェクションループ31の一端に接続され、ポート3d,3eは試料調製部11に接続され、ポート3fはインジェクションループ31の他端に接続されている。
【0019】
試料前処理部1は、試料を調製してインジェクションループ31に導入する。分析部2は、インジェクションループ31から注入された試料を成分分離して測定する。インジェクションバルブ3は、インジェクションループ31を試料前処理部1の試料調製部11に接続する状態と分析部2のカラム23に接続する状態とに切り替わる。制御装置4は、マイクロコンピュータなどを備えており、試料前処理部1の送液ポンプ12、分析部2の送液ポンプ22、インジェクションバルブ3、および排液部5のエアポンプやバルブを駆動制御するとともに、検出器24からの検出信号に基づいて測定結果を図外の記録部に印刷させ、また図外の表示部に表示させる。排液部5は、試料前処理部1および分析部2からの排液を処理する。この排液部5の詳細については後述する。
【0020】
試料調製部11は、検体としての血液を図外の検体収容容器から所定量吸引し、希釈液により希釈することによって試料を調製する。調整された試料は、試料調製部11に内蔵されている希釈槽(図1には表れていない)に貯留される。送液ポンプ12は、試料調製部11により調製された試料を希釈槽からインジェクションループ31に送り込む。
【0021】
溶離液調製部21は、移動相としての溶離液を調製する。溶離液調製部21には、相互に濃度の異なる溶離液を貯留する複数の溶離液槽(図示せず)や、これら溶離液槽からの溶離液の流路を合流させるマニホールド(図1には表れていない)などが備えられている。送液ポンプ22は、溶離液調製部21によって調製された溶離液をインジェクションバルブ3を介してカラム23に送り込む。カラム23は、溶離液とともに供給される試料を目的成分毎に分離する。検出器24は、分光光度計などを備えており、カラム23により分離された成分を測定する。
【0022】
インジェクションループ31は、試料を所定量貯留する。
【0023】
なお、試料前処理部1や分析部2の構成は周知であるので、これ以上の具体的な説明は省略する。
【0024】
図2は、排液部5の構成図であって、排液部5は、槽51,52,54、開閉弁56,57、チェック弁58,59、エアポンプ60、三方切替弁61,62,63、三方ジョイント64,65、およびドレイン配管66,67,68を備えている。
【0025】
試料前処理部1の試料調製部11に備えられている希釈槽71は、開閉弁56を介して槽51に接続されている。分析部2の溶離液調製部21に備えられているマニホールド72は、槽52,54に接続されている。槽54は、チェック弁58を介して槽52に接続されている。
【0026】
エアポンプ60の吐出口60aは、三方切替弁61を介して三方ジョイント64に接続されている。エアポンプ60の吸引口60bは、三方切替弁62を介して三方ジョイント64に接続されている。三方ジョイント64は、三方切替弁63に接続されており、三方切替弁63は、槽51及び槽52に接続されている。
【0027】
槽51は、ドレイン配管67を介して三方ジョイント65に接続されており、ドレイン配管67には、開閉弁57が介装されている。槽52は、ドレイン配管68を介して三方ジョイント65に接続されており、ドレイン配管68にはチェック弁59が介装されている。三方ジョイント65は、ドレイン配管66によって機外の排液収容設備73に接続されている。
【0028】
エアポンプ60、三方切替弁61,62,63、および開閉弁56,57は、制御装置4によって制御される。
【0029】
次に動作を説明する。いま、インジェクションバルブ3のポート3bとポート3cとが連通し、ポート3dとポート3eとが連通し、ポート3fとポート3aとが連通しているものとする。送液ポンプ22により溶離液調製部21からインジェクションバルブ3のポート3bに供給された溶離液は、ポート3c、インジェクションループ31、ポート3f、およびポート3aを通ってカラム23に流入する。したがって、インジェクションループ31に貯留されている所定量の試料は、溶離液調製部21からの溶離液とともにカラム23に流入し、試料の注入が行われる。
【0030】
この後、送液ポンプ12により試料調製部11からインジェクションバルブ3のポート3eに洗浄液が送出され、この洗浄液は、排液としてポート3dから試料調製部11の希釈槽71に至る。これにより、試料前処理部1における試料の流路に残留した試料が洗浄液により除去される。
【0031】
この後、試料調製部11の各部が制御装置4によって制御されることにより、検体収容容器から所定量の血液が吸引され、所定の希釈液により所定の濃度に希釈されて、試料の調製が行われる。
【0032】
この後、制御装置4によってインジェクションバルブ3の接続状態が切り替えられ、ポート3aとポート3bとが連通し、ポート3cとポート3dとが連通し、ポート3eとポート3fとが連通する。そして、送液ポンプ12により試料が試料調製部11からインジェクションバルブ3のポート3eに送出される。インジェクションバルブ3のポート3eはポート3fに接続された状態であるので、試料はインジェクションループ31に流入し、インジェクションループ31に所定量の試料が導入される。インジェクションループ31から溢れた試料は、排液としてポート3c,3dを通って試料調製部11の希釈槽に戻る。なお、溶離液調製部21からインジェクションバルブ3のポート3bに送出された溶離液は、インジェクションループ31を通らずにポート3aから流出し、カラム23に供給される。
【0033】
一方、溶離液とともにカラム23に注入された試料は、カラム23により分離され、分離された成分が検出器24により測定され、検出器24からの検出信号が制御部4に入力されて、測定結果が表示されるとともに記録用紙上に印刷される。
【0034】
溶離液調製部21からインジェクションバルブ3のポート3bには、測定中常に溶離液が供給されている。そして、溶離液の切り替えなどに際して、カラム23に供給されなかった溶離液は、マニホールド72から排液部5に吸引される。
【0035】
検出器24を通過した溶離液および試料は、機外の排液収容設備に至る。
【0036】
三方切替弁61がエアポンプ60の吐出口60aと大気とを連通させ、三方切替弁62がエアポンプ60の吸引口60bと三方ジョイント64とを連通させ、三方切替弁63が三方ジョイント64と槽51とを連通させ、開閉弁56が希釈槽71と槽51とを連通させ、開閉弁57が槽51と三方ジョイント65との連通を遮断する状態に切り替えられて、エアポンプ60が駆動されると、槽51の内部が減圧され、希釈槽71の排液が槽51に吸引される。
【0037】
そして、三方切替弁61がエアポンプ60の吐出口60aと三方ジョイント64とを連通させ、三方切替弁62がエアポンプ60の吸引口60bと大気とを連通させ、三方切替弁63が三方ジョイント64と槽51とを連通させ、開閉弁56が希釈槽71と槽51との連通を遮断し、開閉弁57が槽51と三方ジョイント65とを連通させる状態に切り替えられて、エアポンプ60が駆動されると、槽51の内部が加圧され、槽51内の排液がドレイン配管67、三方ジョイント65、およびドレイン配管66を介して排液収容設備73に排出される。このとき、三方ジョイント65と槽52との間にはチェック弁59が設けられているので、槽51の排液が三方ジョイント65を通って槽52に流入することはない。
【0038】
一方、三方切替弁61がエアポンプ60の吐出口60aと大気とを連通させ、三方切替弁62がエアポンプ60の吸引口60bと三方ジョイント64とを連通させ、三方切替弁63が三方ジョイント64と槽52とを連通させる状態に切り替えられて、エアポンプ60が駆動されると、槽52の内部が減圧され、これによりマニホールド72の排液が槽52に吸引される。また、槽52の内部が減圧されることにより槽54の内部が減圧されて、マニホールド72の排液すなわち溶離液に含まれていた気泡がマニホールド72から槽54を介して槽52に吸引される。
【0039】
そして、三方切替弁61がエアポンプ60の吐出口60aと三方ジョイント64とを連通させ、三方切替弁62がエアポンプ60の吸引口60bと大気とを連通させ、三方切替弁63が三方ジョイント64と槽52とを連通させる状態に切り替えられて、エアポンプ60が駆動されると、槽52の内部が加圧され、槽52の排液がドレイン配管68、三方ジョイント65、およびドレイン配管66を介して排液収容設備73に排出される。このとき、槽52と槽54との間にはチェック弁58が設けられているので、槽52の排液が槽54に流入することはない。
【0040】
したがって、一連の測定中に所定のタイミングで槽51および槽52の加減圧を制御することにより、試料調製部11の希釈槽71からの排液と溶離液調製部21のマニホールド72からの排液との双方を1つのエアポンプ60によって排液収容設備73に排出させることができる。なお、送液ポンプ22によって検出器24から排出される排液を貯留する排液収容設備は、ドレイン配管66に接続された排液収容設備73を共通に使用してもよいし、排液収容設備73とは別に独立して設けてもよい。
【0041】
このように、1つのエアポンプ60によって試料前処理部1からの排液と分析部2からの排液との双方を排出できることから、製作コストの低減および装置の小型化を図ることができ、しかも装置の運用における使用者の負担を軽減できる。
【0042】
すなわち、動力が1つで済むので製作コストを低減できる。また、試料調製部11からの排液の排液経路と溶離液調製部21からの排液の排液経路とを1つに纏めることができるので、装置の小型化が可能になり、しかも感染の危険性への配慮も軽減される。また、エアポンプ60によって槽51,52に吸引した排液をエアポンプ60によって槽51,52から吐出するので、従来のように排液瓶に溜まった排液を頻繁に廃棄する労力が不要になる。しかも、排液の溜まった排液瓶を放置しておくこともなくなるので、装置の周囲の環境を整然かつ清潔に保つことができる。また、プランジャポンプを用いないので、排液による汚れに起因するプランジャポンプのメンテナンスも不要である。
【0043】
また、本実施形態のように、試料調製部11からの排液と溶離液調製部21からの排液とを処理するために槽51,52を個々に設ければ、槽51,52の容積を小さくできるので、減圧および加圧に要する時間が短くなり、吸引および吐出に要する時間を短縮できる。すなわち、吸引と吐出とを完全に交互に繰り返すことができれば、槽51,52を1つに纏めても容積は大きくならないのであるが、本実施形態のようなグリコヘモグロビン自動測定装置の場合、一連の測定を極めて高速に行なう必要があり、排液処理のタイミングが複雑かつ微妙なものになって、排液の吸引と吐出とを必ず交互に繰り返すわけにはいかないので、槽51,52を1つに纏めた場合、容積が大きくなってしまうのである。
【0044】
また、本実施形態のように、槽51からのドレイン配管67と槽52からのドレイン配管68とを三方ジョイント65によって1つに纏め、1つのドレイン配管66により機外の排液収容設備73に排出するように構成すれば、機外に排出された排液の処理が容易になる。
【0045】
なお、上記実施形態では、槽52と槽54との間にチェック弁58を設け、槽52と三方ジョイント65との間にチェック弁59を設けたが、チェック弁58,59の代わりに開閉弁を設けてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、槽51と槽52とを各別に設けたが、槽51と槽52とを1つの槽に纏めてもよい。この場合、三方切替弁63や三方ジョイント65は不要であり、槽と排液収容設備67とをドレイン配管66により直接接続し、ドレイン配管66に開閉弁57とチェック弁59とのうちのいずれか一方を設ければよい。
【0047】
また、上記実施形態では、三方ジョイント65によって槽51からの排液と槽52からの排液とを纏めたが、槽51からの排液と槽52からの排液とを個別のドレイン配管67,68によって排液収容設備67に直接排出してもよく、あるいは槽51からの排液と槽52からの排液とを各別の排液収容設備に排出してもよい。
【0048】
また、上記実施形態では、制御装置4によりエアポンプ60を制御したが、エアポンプ60を連続運転するように構成してもよい。すなわち、槽51,52を加圧あるいは減圧しないときには、三方切替弁61によりエアポンプ60の吐出口60aと大気とを連通させ、かつ、三方切替弁62によりエアポンプ60の吸引口60bと大気とを連通させることにより、エアポンプ60の運転を停止させないようにすればよい。
【0049】
また、上記実施形態では、本発明の分析装置をグリコヘモグロビン自動測定装置に適用したが、本発明の分析装置は、グリコヘモグロビン自動測定装置以外の装置にももちろん適用可能である。
【0050】
さらに、グリコヘモグロビン自動測定装置の全体構成や、排液部5の具体的構成は、上記実施形態のように限定されるものではもちろんない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分析装置の一例としてのグリコヘモグロビン自動測定装置の概略構成図である。
【図2】図1に示すグリコヘモグロビン自動測定装置に備えられた排液部の構成図である。
【符号の説明】
1 試料前処理部
2 分析部
3 インジェクションバルブ
4 制御装置
5 排液部
11 試料調製部
21 溶離液調製部
23 カラム
51 槽
52 槽
56 開閉弁
58 チェック弁
60 エアポンプ
61 三方切替弁
62 三方切替弁
63 三方切替弁
65 三方ジョイント
66 ドレイン配管
67 ドレイン配管
68 ドレイン配管
71 希釈槽
72 マニホールド
Claims (4)
- 相互に独立した複数の排液経路を有する分析装置であって、
前記複数の排液経路にそれぞれ接続された複数の槽と、
前記各槽に接続されたドレイン管路と、
前記各槽内の圧力を可変させる1つのエアポンプとを備え、
前記エアポンプによって、前記複数の槽のうちの任意の槽内を減圧して当該槽に接続された排液経路からの排液を当該槽内に流入させ、次いで、当該槽内を加圧して当該槽内の排液を前記ドレイン管路に流出させる構成としたことを特徴とする、分析装置。 - 前記エアポンプと前記複数の槽との間に、前記複数の槽のうちのいずれかを前記エアポンプに選択的に連通させる切替弁を設けた、請求項1に記載の分析装置。
- 前記各槽からの前記ドレイン管路を1つに合流させる合流装置を設け、
前記各槽と前記合流装置との間に、前記各槽が相互に連通するのを防止する弁を介装した、請求項2に記載の分析装置。 - 前記排液経路は、検体としての血液を希釈液によって希釈した試料のうちカラムに供給されなかった試料を含む排液が流れる第1排液経路と、前記カラムに供給されなかった移動相としての溶離液を含む排液が流れる第2排液経路からなり、
高速液体クロマトグラフィーを利用して血液中のグリコヘモグロビンを分離分析する、請求項1ないし3のいずれかに記載の分析装置。
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