JPH0527677U - 生化学自動分析装置の洗浄装置 - Google Patents

生化学自動分析装置の洗浄装置

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JPH0527677U
JPH0527677U JP7607791U JP7607791U JPH0527677U JP H0527677 U JPH0527677 U JP H0527677U JP 7607791 U JP7607791 U JP 7607791U JP 7607791 U JP7607791 U JP 7607791U JP H0527677 U JPH0527677 U JP H0527677U
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JP7607791U
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修 大野
裕康 内田
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株式会社日立製作所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】廃液口Oを瓶70の下部に洗浄液口Nと大気開
放口Qを瓶の上部に、真空口を瓶内壁L中央の上部に、
廃液と洗浄液の排出口Pを底面に設け更に真空口Kの外
周には泡混入防止壁Lを設けた構成とする。 【効果】装置稼働中、真空度低下による装置停止という
最悪な事態が無くなり、メンテナンスフリーで高信頼度
な生化学自動分析装置の洗浄装置が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生化学自動分析装置に係り、真空を利用し反応終了後の廃液、洗浄 液を装置外に排出する流路の洗浄に好適な生化学自動分析装置の洗浄装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動分析装置における分析動作を図4を用いて説明する。試料容器30 がラック26に乗せられていることにより、サンプラ1を介して移動し、サンプ リング機構6の定量分取機構5により一定量分取され、反応ディスク2上の反応 容器31に吐出される。反応容器31は、反応ディスク2の外縁に円周上に一列 に配置固定されており、回転駆動機構(図示省略)により反応ディスクに固定さ れている反応容器31は恒温水槽(図示省略)に浸った状態で円周軌道上を移動 する。反応容器31は反応ディスク2が回転することにより試薬吐出機構10の 位置に移動する。試薬吐出機構10には多連切換弁分注器16を介して試薬容器 20がつながっており、試薬容器20中の試薬が多連切換弁分注機16により一 定量、サンプルの入った反応容器31に吐出される。試薬のサンプルへの混合は 、サンプルの分析項目等の必要に応じて第1試薬,第2試薬が混入される。反応 容器31中のサンプルと試薬の混合液は、反応ディスク2の回転により、撹拌機 構13により撹拌され、混合が促進される。これら一連の動作により検体と試薬 の着色反応が行われ、反応ディスク2の回転により、該反応容器31は光源の間 の光軸を横切り、吸光度が測定され、A/Dコンバータ22でデータをデジタル 化した後コンピュータ25へ送る。
【0003】 以後、試料分注と試薬注入の動作、反応ディスク2の回転動作を一定時間間隔 で繰り返す。その間、該反応容器31は一定時間間隔後とに吸光光度計15の光 軸を横切るため、反応液の化学反応過程の吸光度変化を断続的に追跡コンピュー タ22に記録される。この吸光度変化をコンピュータ22でデータ処理すること で、試料中の各種の成分濃度を算出、装置の操作者が操作部25より操作するこ とで各種測定結果がプリンタ、CRTより出力されたり、フロッピィディスク (図示省略)に書き込まれたりする。
【0004】 吸光度を測定し終えた反応容器31は、所定の位置で反応容器洗浄機構14 により洗浄される。該反応容器31が洗浄されているとき、他の反応容器31で は並行して試料の成分分析が行われているので、反応容器の洗浄により処理能力 が低下することはない。洗浄を終えた反応容器は次の分析用に供される。図3に 従来、真空を使用した反応容器31の洗浄機構の廃液吸引流路系を示す。
【0005】 31は反応容器で円周上に段面した図である。80は洗浄用の給水ノズルで図 のようにA〜Dの位置にある。54は廃液吸引ノズルでA〜C,G,H,Iの位 置にある。洗浄の一連の動作を以下説明する。
【0006】 最初に、測定の終了した反応容器53内サンプルは吸引ノズル54のAで以下 に説明する真空流路により吸引され次に給水ノズル80のAで給水される。次に BCの位置で吸引,給水が行なわれ、Gの位置で反応容器53の壁面に付着して いる水滴を吸引する。壁面の液を吸引するため吸引ノズル54のG先端は反応容 器と同形状としてある。給水ノズル80Dは吸光度測定のセルブランク用水であ る。セルブランク用水を吸引ノズル54Hで吸引し、54Iで反応容器53内の 壁面の水滴を吸引する。
【0007】 次に真空流路について説明する。流路はサンプル吸引と洗浄水吸引と二流路と なっていて、ドレインパイプも、サンプルドレインパイプ64と洗浄水ドレイン パイプ65とに分かれ、真空瓶も廃液バッファ瓶58と洗浄液バッファ瓶59と に分かれている。50〜52は個々のノズルに配管される流路用の分岐管である 。55〜57,60〜63は真空系の制御用電磁弁である。66は真空ポンプで あり、真空バッファ用の真空タンク90に接続されている。67は真空度検知用 検知器である。真空タンク90内の構造は、内部が三室に分かれていて、万一廃 液が溜っても支障のないように一,二室は廃液用としている。
【0008】 真空系の一連の動作をサンプル吸引側にて説明する。動作としては洗浄水側流 路も同じ動作を行う。
【0009】 真空ポンプ66が動作し、電磁弁62が閉じた状態で真空タンク内の真空度が 約−80kPa程度に保たれているときに、洗浄容器14が反応容器31内に下 降と同時に電磁弁55,62が開けられサンプルの吸引が行われ、一旦廃液バッ ファ瓶58に溜められる。直後に電磁弁55,60が閉められ、次に給水ノズル 80から給水機構(図示省略)より約700μl程度の洗浄液が入れられる。終 了後再度電磁弁55,60が開けられここでも一旦、廃液バッファ瓶58に洗浄 液が溜められる。更に電磁弁55,62が閉められると、電磁弁60が開けられ 、廃液バッファ瓶58に溜められたサンプル及び洗浄液がサンプルドレインパイ プ64を通り、装置外に排出される。ここまでが終了するまでに洗浄機構14は 反応容器31上に上昇し待機している。これら一連の動作が繰返し行われる。以 上従来の分析装置の洗浄機構はこのようになっていた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術の問題点を以下に述べる。
【0011】 自動分析装置が大形化になるに従い、処理能力も多くなり、信頼性についても これに追従しなければならないが、洗浄装置の流路構成について大きな問題があ った。
【0012】 反応容器内そのものの洗浄方法には問題無いが、試薬及び洗浄液内に混在して いる界面活性剤の泡立ちによる弊害についての配慮がなされておらず、真空タン ク内へ廃液が多量に混入し装置稼働中真空度が低下し正規の廃液吸引が行えなく なり反応容器内にサンプルが残り、洗浄不良となり装置の分析が正しく行われな くなる。
【0013】 従来の廃液バッファ瓶一連の詳細を図2を用いて説明する。
【0014】 図2のように廃液バッファ瓶は構成されている。真空口Kは廃液バッファ瓶 58の中央に設けてあり開口部は上部である。泡混入防止用壁Lは設けてあるが 真空口Kとのすきまが装置構成上大きく取れない為狭い。廃液吸引時、高真空度 から瞬時に大気開放となる為廃液バッファ瓶中は泡立ち易く、また廃液口Oが上 部にあり壁Lと隣接しているため流れが矢印Rのようになり真空口に混入し易い 。試薬中の界面活性剤の混在量としては約2%程度である。理由としては、反応 容器中に試薬を吐出させると温度変化、吐出圧により気泡が発生し易くこれを防 ぐためで界面活性剤の量を減らすことは出来ない。洗浄液については洗浄効果を 増すためでこれも同様に減らすことが出来ない。逆に現在においては共に増える 傾向にあり、対策が必須である。
【0015】 大形自動分析装置の場合、処理能力が600検体/時になると、泡立ちによる 弊害が必定となる。
【0016】 本考案の目的は、信頼性が高い生化学自動分析装置の洗浄装置を提供すること にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、泡立ちを想定しこれを効率良く排出し、かつ真空 口に泡が混入しないように廃液バッファ瓶を構成する。廃液口を瓶の下部に洗浄 液口と大気開放口を瓶の上部に、真空口を瓶の上部に、廃液と洗浄液の排出口を 底面に設け、更に、洗浄口の外周には廃液と洗浄液の泡混入用壁を設けることと するものである。
【0018】
【作用】
上記したように、廃液口を瓶の下部に、真空口を瓶の上部に設け距離をおくこ とで泡立ちは瓶中では低い山なり現象となり真空口中に混入しなくなる。壁高さ は洗浄水の混入を防ぐだけの形状とし、あまり下方向に延長させないようにする 。従来発生していた壁内での泡立ちが無くなる。廃液瓶の材質は耐薬品,濡れ性 ,洗浄性から硬質ガラスとする。
【0019】 これらにより、従来問題となっていた真空タンク内への廃液混入が解消され、 装置の大幅な信頼性向上が可能となる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1より説明する。
【0021】 図1は本考案の廃液バッファ瓶の断面図と付随する流路図である。この洗浄装 置の動作としては公知のものであるが本考案の構成としては廃液バッファ瓶70 の形状が大きく異なる点である。
【0022】 廃液バッファ瓶70の構成について説明する。
【0023】 廃液口Oを瓶の下部に洗浄口Nと大気開放口Qを瓶の上部に、真空口を瓶内壁 L中央の上部に、廃液と洗浄液の排出口Oを底面に設け、更に真空口Oの外周に は泡混入防止壁Lを設ける。流路排出方法は、従来技術同様に廃液用,排出用そ れぞれの電磁弁55,62,60を設け制御する。これにより、廃液口Oと真空 口Kが距離ができ泡立ちは瓶中で低い山なりのカーブSとなり真空口Kに混入し なくなる。壁L下端と廃液口Oも出来る限り離すようにし、機構上無理な場合は 、図の様に洗浄水の混入を防ぐだけの形状とする。本考案によれば、従来問題と なっていた真空タンク内への廃液混入が解消され、連続して正しい反応容器の洗 浄が行われ、多項目,多検体を処理する大形自動分析装置に適した洗浄装置とな る。
【0024】
【考案の効果】 以上の説明で明らかなように、本考案によれば試薬,洗浄液中の界面活性剤の 量にかかわらず真空タンク内に泡混入等の弊害が無く安定した洗浄装置が実現出 来、大形自動分析装置の信頼性が著しく向上する。また従来、真空タンク内に廃 液が溜り、真空度低下アラームが発生し顧客が装置を停止させドレイン部より排 出するという最悪な事態が無くなった。更に真空流路用電磁弁の詰り等も発生し 部品等を交換していたがこれも無くなり装置のランニングコストも大幅な低減が 出来、メンテナンスフリーな装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の洗浄装置の廃液バッファ瓶
の断面図である。
【図2】従来技術の洗浄装置の廃液バッファ瓶の断面図
である。
【図3】従来技術の洗浄装置の真空系流路の構成図であ
る。
【図4】従来技術の生化学自動分析装置の全体構成図で
ある。
【符号の説明】
14…洗浄機構、20…試薬容器、31…反応容器、5
0〜52…分岐管、54…吸引ノズル、55,60,6
2…電磁弁、58…廃液バッファ瓶、59…洗浄液廃液
バッファ瓶、70…廃液バッファ瓶、90…真空タン
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料と試薬とを化学反応させる反応容器に
    試料を分注する試料サンプリング機構、試薬を注入する
    試薬注入機構、反応容器内の反応液の吸光度を測定する
    吸光度計、反応容器を外周縁に保存する反応ディスク、
    反応ディスクを回転させる回転駆動機構、反応容器内の
    サンプルと試薬とが混合しそれを一定温度に保ち化学反
    応させるための恒温水槽、一定時間内において化学反応
    が終了し吸光度が測定された反応容器内のサンプルを装
    置外に排出し反応容器内を洗浄する洗浄機構、またそれ
    に付随する流路とよりなる生化学自動分析装置におい
    て、連続的に繰返し使用する反応容器の洗浄機構で、真
    空を利用しサンプルを吸引する流路系の廃液バッファ瓶
    において、廃液口を瓶の下部に洗浄液口と大気開放口を
    瓶の上部に、真空口を瓶の上部に、廃液と洗浄液の排出
    口を底面に設け、更に真空口の外周には廃液と洗浄液の
    泡混入防止用壁を設け、流路排出方法は、廃液用,真空
    用,排出用それぞれに電磁弁を設け電磁弁のオン,オフ
    により制御するように構成したことを特徴とした生化学
    自動分析装置の洗浄装置。
JP7607791U 1991-09-20 1991-09-20 生化学自動分析装置の洗浄装置 Pending JPH0527677U (ja)

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