JP4249361B2 - 射出成形同時積層用加飾シート及び射出成形同時加飾方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形同時加飾にて使用するラミネートタイプの射出成形同時積層用加飾シートと、それを用いた射出成形同時加飾方法に関する。特に、密着性を低下させずに金属光沢感が得られる加飾シートと加飾方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、樹脂成形物の表面を加飾した加飾成形品が各種用途で使用されている。例えば、特公昭50−19132号公報、特公昭43−27488号公報等に開示の射出成形同時加飾方法等では、射出成形同時積層用加飾シートを射出成形の雌雄両型間に配置した後、溶融樹脂をキャビティ内に射出充填し固化させることで、樹脂成形物の成形と同時にその表面に射出成形同時積層用加飾シートを接着積層して一体化した加飾成形品を得る方法を開示している。
【0003】
また、加飾成形品に意匠感として金属光沢感を付与する為には、射出成形同時積層用加飾シートには、例えば、ポリメチルメタクリレート等からなる透明な基材シートの裏面に、アルミニウム等の金属箔粉顔料とバインダー樹脂として熱可塑性樹脂とを含む金属光沢インキ層を設けた射出成形同時積層用加飾シートを用いていた。その際、より金属光沢感の高い加飾成形品を得たい場合は、金属光沢インキ層の厚みは一定のままで、顔料添加量を増量するか、或いは、顔料添加量は一定のままで金属光沢インキ層の厚みを増やすか、のいずれかが常套手段であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常の着色顔料と異なり金属箔粉顔料を用いた場合、密着性に問題が発生し、射出成形同時加飾にて樹脂成形物に加飾シートを積層後の密着性試験において、金属光沢インキ層の層内剥離(凝集破壊)が発生し易かった。これは、金属箔粉顔料は、金属光沢を得る為にその形状が平坦面を有す形状となっており、この為にバインダー樹脂との投錨効果による密着力が弱く、なお且つ金属自体と一般の熱可塑性樹脂バインダーとの化学的密着力も通常の着色顔料よりも弱い為であった。
【0005】
そこで、金属箔粉顔料とバインダー樹脂との密着力を改善する為に、バインダー樹脂として、エポキシ樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を使用する事も考えられた。確かに、これら2液硬化型等の熱硬化性樹脂をバインダー樹脂に用いれば、金属箔粉顔料とバインダー樹脂との密着力は向上するが、バインダー樹脂自体が硬くて脆くなる為、射出成形同時加飾にて加飾シートが成形される場合に、それも特に加飾シートの絞りが深い場合に、金属光沢インキ層、或いは基材シートにまで到達する亀裂を生じるという新たな問題が発生した。
【0006】
一方、金属光沢インキ層として、アルミニウム等を真空蒸着した金属薄膜層を用いれば、金属箔粉顔料とバインダー樹脂との密着力という問題は本質的に回避出来るが、今度は、加飾シートの成形時に金属薄膜層自体に亀裂が生じてしまう。
【0007】
そこで、本発明の課題は、ラミネートタイプの射出成形同時積層用加飾シートにおいて、密着性の低下や亀裂発生を起こさずに金属光沢感が得られる様にする事である。また、密着性の低下や亀裂発生を起こさずに金属光沢感を付与できる射出成形同時加飾方法を提供する事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の射出成形同時積層用加飾シートでは、透明熱可塑性樹脂からなる基材シートの裏面に、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第1の金属光沢インキ層、金属箔粉顔料を含まず熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第2の金属光沢インキ層、をこの順に積層してなる構成とした。
【0009】
この様に、金属光沢インキ層を1層では無く、2層構成とし、更に両層の間に、金属箔粉顔料を含まない熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を仲介して2層の金属光沢インキ層を接着積層した構成とする事で、金属光沢インキ層の総厚は厚くなって、その分、金属光沢感を増強できる。しかも、透明樹脂層が、成形加工後の加飾成形品の状態に於いて、応力を吸収緩和すると共に、両金属光沢インキ層間を接着し且つ両層に浸透し含浸補強する為に、層間密着力が増大し、金属光沢インキ層で層内剥離する様な密着性の低下が起きない。また、金属光沢感を金属薄膜層で得る場合に起きる亀裂発生も防げる。
【0010】
また、本発明の射出成形同時積層用加飾シートは、上記構成に対して、第2の金属光沢インキ層の裏面に、更に熱可塑性樹脂からなる接着剤層を積層してなる構成とした。
【0011】
この様に最裏面に接着剤層を設ける事で、射出成形同時積層用加飾シートを積層一体化させる射出成形樹脂の選択の自由度を広げられる。
【0012】
本発明の射出成形同時加飾方法は、上記いずれかの射出成形同時積層用加飾シートを、雌型と雄型との間に挿入した後、雌雄両型を型締めし、雌雄両型で形成されるキャビティ内に流動状態の樹脂を射出し充填し固化させると共に、該加飾シートと一体化させた加飾成形品とした後、雌雄両型を型開きし、該加飾成形品を取り出す様にした。
【0013】
この様に、前記本発明の射出成形同時積層用加飾シートを使用して射出成形同時加飾を行うことで、加飾シート層内の密着性低下や亀裂発生を起こさずに金属光沢感を加飾成形品に付与できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、図1及び図2は、本発明の射出成形同時積層用加飾シートの形態例を示す断面図、図3は本発明の射出成形同時加飾方法をその一形態で説明する概念図、図4は本発明で得られる加飾成形品を例示する断面図、図5は従来の射出成形同時積層用加飾シートの一例を示す断面図である。
【0015】
射出成形同時積層用加飾シート:
先ず、図1に例示の如く、本発明の射出成形同時積層用加飾シートSは、最表面層は透明な基材シート1からなり、その裏面とする側に、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第1の金属光沢インキ層2A、金属箔粉顔料を含まず熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層3、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第2の金属光沢インキ層2Bが、この順に積層した構成の加飾シートである。
また、図2に例示の射出成形同時積層用加飾シートSの如く、第2の金属光沢インキ層2Bの裏面側に更に、熱可塑性樹脂からなる接着剤層4を積層した構成としても良い。なお、図2は更に、基材シートと第1の金属光沢インキ層2Aとの間に着色透明樹脂層5も設けた構成の例である。
【0016】
以下、更に各層について詳述する。
【0017】
〔基材シート〕
基材シート1は、熱可塑性樹脂からなる透明な樹脂シートであり、熱可塑性樹脂を用いる事によって、三次元的凹凸面に積層する場合に必要となる成形性を付与できる。なお、基材シートは通常は無着色透明とするが、必要に応じ適宜、後述着色透明樹脂層で列記する様な公知の着色剤の添加によって着色透明としても良い。
【0018】
基材シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートイソフタレート共重合体、ポリエステル系熱可塑性エラストマー等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、AS(アクリロニトリル−スチレン共重合体)樹脂等のスチレン系樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、或いは、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、或いは、ウレタン系等のその他の熱可塑性エラストマー、等の熱可塑性樹脂からなる樹脂シートの単層又は2層以上の積層体が用いられる。
【0019】
なお、上記アクリル樹脂としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂〔但し、(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートの意味〕を単体又は2種以上の混合物として用いる。基材シートにアクリル樹脂の樹脂シートを使用すれば、アクリル樹脂による優れた透明性によって塗装感や表面艶等の高級感溢れる意匠性を付与出来る。また、ポリオレフィン系樹脂シート等にくらべて、耐候性及び耐擦傷性等の表面物性も良好にできる利点もある。
【0020】
また、基材シートの樹脂中には、必要に応じて、適宜、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の滑剤、シリカ、球状α−アルミナ、鱗片状α−アルミナ等の粒子からなる減摩剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、微粒子酸化セリウム系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤、或いは、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化アルミニウム等の粒子からなる充填剤、可塑剤、安定剤等の各種添加剤を、物性調整の為に添加しても良い。但し、基材シートが不透明とならない範囲内で添加する。
【0021】
なお、基材シートの厚みは特に制限は無いが、一般的には30〜500μm程度である。例えば、アクリル樹脂の基材シートの場合には、通常50〜250μm程度とする。
【0022】
〔金属光沢インキ層〕
第1の金属光沢インキ層2A、及び第2の金属光沢インキ層2Bは、共に金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる層とする。なお、第1の金属光沢インキ層と第2の金属光沢インキ層とでは、使用する金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとは、必ずしも全く同一のものを使用する必要は無い。用途に応じた材料をそれぞれ使用すれば良い。
【0023】
金属箔粉顔料とは、アルミニウム、真鍮、クロム、ニッケル、銀、金、錫、銅等の金属の粉末で、その形状が鱗片状箔片を成す顔料である。この金属箔粉顔料の平均粒径は、1〜20μm程度である。通常、金属箔粉顔料は、5〜30質量%程度の添加量で使用する。
【0024】
金属光沢インキ層2A及び2Bの熱可塑性樹脂バインダーとしては、基材シートに用いる熱可塑性樹脂、最終的な加飾成形品の用途、要求物性等を考慮して、公知の熱可塑性樹脂の中から適宜選択使用すれば良い。バインダーに熱可塑性樹脂を用いる事によって、三次元的凹凸面に積層する場合に必要となる成形性を金属光沢インキ層2A及び2Bに付与する事もできる。熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化パラフィン等の熱可塑性樹脂を、単体又は2種以上の混合樹脂として使用する。
【0025】
なお、上記アクリル樹脂としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂、或いは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等と、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の分子中に水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られるアクリルポリオール等のアクリル樹脂を、単体又は2種以上混合して使用する。なお、(メタ)アクリレートとはアクリレート又はメタクリレートの意味である。
【0026】
また、上記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体としては、通常、酢酸ビニル含有量が5〜20質量%程度、平均重合度350〜900程度のものが用いられる。また、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、必要に応じ、更にマレイン酸、フマル酸等のカルボン酸を共重合させたものでも良い。
【0027】
なお、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とを混合使用する場合は、アクリル樹脂/塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体=1/9〜9/1(質量比)程度で使用する。
【0028】
そして、金属光沢インキ層2A及び2Bは、上記熱可塑性樹脂バインダーを含むビヒクル中に、前記金属箔粉顔料を添加したインキを用いて、公知の印刷或いは塗工法で形成すれば良い。例えば印刷法としては、グラビア印刷、オフセット印刷、活版印刷、シルクスクリーン印刷等である。金属光沢インキ層2A及び2Bの柄は、例えば、全面ベタ柄、木目、石目、布目、砂目、皮絞模様、幾何学模様、文字、記号任意である。なお、全面ベタ柄の場合には、グラビアコート、ロールコート等の塗工法でも形成できる。
【0029】
なお、金属光沢インキ層の形成に用いるインキには、必要に応じ適宜、公知の各種添加剤、例えば、体質顔料等添加しても良い。また、着色顔料や染料等の公知の着色剤を併用しても良い。
【0030】
以上の様に、金属光沢インキ層を1層では無く、間に透明樹脂層を仲介させて2層に分けて設ける事で、層の厚み方向の金属箔粉顔料の累積添加量を多くして必要な金属光沢感を得る為に、従来は1層で層厚みを厚くしたり、金属箔粉顔料の添加量を多くしたりして対応してきた場合に発生した、金属光沢インキ層内での金属箔粉顔料と樹脂バインダーとの密着力(つまり層の凝集力)が不足する事による、射出成形同時積層用加飾シートの層内での密着性不足を解消できる。例えば、従来では所望の金属光沢感を得る為に、単層の金属光沢インキ層では厚みが5μmと厚くする必要があった様な場合でも、それを第1及び第2の各金属光沢インキ層に分割して厚みを総計で5μm(各々1〜3μm)とすれば良くなり、この結果、密着性の問題が解決する。
【0031】
〔透明樹脂層〕
透明樹脂層3は、金属箔粉顔料を添加しない熱可塑性樹脂から構成する。金属光沢インキ層2A及び2B間に、金属箔粉顔料を含まないこの透明樹脂層を設ける事によって、射出成形と同時に樹脂成形物表面に射出成形同時積層用加飾シートが積層された後に、樹脂成形物表面の該加飾シートが剥がされる様な応力が加わったときに、金属光沢インキ層の凝集破壊による加飾シートの剥離を防げるのは、間の透明樹脂層がその応力を吸収緩和する緩和層として作用して金属光沢インキ層に作用する応力を弱める為と思われる。また、透明樹脂層に熱可塑性樹脂を用いる事によって、三次元的凹凸面に積層する場合に必要となる成形性を透明樹脂層に付与できる。該熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化パラフィン等の熱可塑性樹脂を、単体又は2種以上の混合樹脂として使用する。なお、透明樹脂層には、その上下の層となる金属光沢インキ層との層間密着性が基本的に要求される為に、上下の金属光沢インキ層に使用した樹脂と密着の良い熱可塑性樹脂を用いるのが良い。従って、金属光沢インキ層の樹脂と同系統の熱可塑性樹脂を用いるのも良い。
そして、透明樹脂層3は、上記熱可塑性樹脂を含むインキを用いて、金属光沢インキ層の場合と同様に、公知の印刷或いは塗工法で形成すれば良い。なお、透明樹脂層中には、物性調整の為、必要に応じ適宜、体質顔料等の公知の添加剤を添加しても良い。また、公知の着色剤を添加して、着色透明層としても良い。
【0032】
〔接着剤層〕
接着剤層4は、熱可塑性樹脂で構成する。この熱可塑性樹脂としては、射出成形同時積層用加飾シートを接着積層する射出成形樹脂に応じて、該樹脂に密着の良い公知の熱可塑性樹脂を選択使用すれば良い。また、熱可塑性樹脂を用いる事によって、熱融着によって射出成形同時積層用加飾シートを接着積層できる他、三次元的凹凸面に積層する場合に必要となる成形性を接着剤層に付与する事もできる。なお、上記熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化パラフィン、塩素化ポリプロピレン等を、単体又は2種以上の混合樹脂として使用すれば良い。
なお、接着剤層は、熱可塑性樹脂を含むインキを用いて、公知の印刷法又は塗工法で形成すれば良い。接着剤層の厚みは特に制限はないが、例えば5〜20μm程度である。
【0033】
〔着色透明樹脂層〕
なお、図2の射出成形同時積層用加飾シートSで例示する如く、着色透明樹脂層5を、金属光沢インキ層2Aと基材シート1間に設けて、金属光沢インキ層2A及び2Bによって得られる金属光沢感に色を与えても良い。例えば、アルミニウムの金属箔粉顔料からなる無彩色の金属光沢インキ層に対して、黄色透明な着色透明樹脂層とすれば、金色の金属光沢感を付与できる。或いは、赤橙色透明な着色透明樹脂層とすれば銅色の金属光沢感を付与できる。着色透明樹脂層5の樹脂には、熱可塑性樹脂を用いるが好ましい。熱可塑性樹脂を用いることによって、三次元的凹凸面に積層する場合に必要となる成形性を付与する事もできる。上記熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化パラフィン等の熱可塑性樹脂を、単体又は2種以上の混合樹脂として使用すれば良い。また、着色剤には、チタン白、カーボンブラック、弁柄、コバルトブルー、黄鉛等の無機顔料、フタロシアニンブルー、イソインドリノンイエロー、キナクリドンレッド等の有機顔料、或いは染料等が用いれば良い。そして、着色透明樹脂層は上記如き樹脂をバインダーとし着色剤を含む着色インキを用いて、公知の印刷法又は塗工法で形成すれば良い。
【0034】
〔その他〕
また、金属光沢インキ層2Aと基材シート1間には、絵柄を表現する為の通常の着色インキ層を設けても良い。着色インキ層を設ける位置は、上記着色透明樹脂層も設ける場合は、着色透明樹脂層と基材シートとの間、或いは金属光沢インキ層2Aと着色透明樹脂層との間に設ける。着色インキ層によって、金属光沢インキ層による金属光沢感或いは更にそれによる絵柄に、着色インキ層による絵柄を掛け合わせた意匠が表現される。もちろん、着色インキ層は、金属光沢インキ層による金属光沢感を完全に隠蔽する様な全面不透明な層とはしない。従って、着色インキ層はパターン状に形成する限り不透明な層でも良い(着色インキ層を透明な全面の層としたのが前記着色透明樹脂層と言える)。従って、着色インキ層は、上記着色透明樹脂層で列記の如き着色インキ(但し不透明としても良い)を用いて公知の印刷法で形成すれば良い。
【0035】
射出成形同時加飾方法:
本発明の射出成形同時加飾方法は、上述した本発明の射出成形同時積層用加飾シートを用いて、所謂射出成形同時加飾方法によって、該加飾シートを樹脂成形物の表面に積層一体化して、該加飾シートで加飾された加飾成形品を得る方法である。
【0036】
なお、射出成形同時加飾方法とは、特公昭50−19132号公報、特公昭43−27488号公報等に記載されるように、射出成形同時積層用加飾シートを射出成形の雌雄両型間に配置した後、流動状態の樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型物の成形と同時にその表面に射出成形同時積層用加飾シートを積層して加飾する方法である。
【0037】
本発明の射出成形同時加飾方法は、用いる加飾シートとして前述した本発明の射出成形同時積層用加飾シートを用いる事以外は、従来公知の射出成形同時加飾方法に於ける各種形態をとり得るものである。例えば、加飾シートの予備成形を行う形態でも行わない形態でも、いずれでも良い。また、加飾シートの予熱を行っても良く、行わなくても良い。なお、予備成形時には通常は加飾シートは予熱する。
【0038】
なお、もちろんの事だが、加飾シートの絞りが大きい場合は、予備成形を行うのが好ましい。一方、加飾シートの絞りが少ない場合は、射出される流動状態の樹脂の樹脂圧のみで加飾シートを成形しても良い。この際、絞りが浅ければ、予備成形無しで樹脂射出と同時に型内に充填される流動状態の樹脂の樹脂圧で加飾シートを成形しても良い。また、樹脂圧で加飾シートを成形する場合でも、加飾シートは予熱せずに射出樹脂の熱を利用する事もある。また、加飾シートの予備成形は、通常は、射出成形型を真空成形型と兼用して行うが、型間に加飾シートを供給する前に、型外部で別の真空成形型で加飾シートを真空成形する様な予備成形(オフライン予備成形)でも良い。但し、予備成形は、射出成形型と真空成形型とを兼用して行う形態が効率的且つ精度良く加飾シートを積層できる点で好ましい。しかし、予備成形済みの加飾シートを予め別の場所で纏めて製造しておく場合等では、予備成形はオフライン予備成形の形態が好ましい。なお、本発明の説明に於いて真空成形とは真空圧空成形も包含する。
【0039】
図3の概念図によって、本発明の射出成形同時加飾方法を、その或る一形態で説明する。なお、ここで説明する形態は、型締めする前に、射出成形同時積層用加飾シートを型間で加熱し軟化させて射出成形型で真空成形により予備成形した後に、型締めして樹脂を射出する形態である。また、この形態は、上記した加飾シートの予備成形、予熱の各種組合わせ形態の中で、加飾シートの絞りが深い場合に、より好ましい形態である。
なお、本発明の射出成形同時加飾方法で用いる射出成形同時積層用加飾シートは、枚葉、連続帯状のどちらでも良い事はもちろんである。
【0040】
先ず、図3(A)の如く、射出成形型としては、射出ノズルと連通する湯道(ランナー)及び湯口(ゲート)を有する雄型Maと、キャビティ面に吸引孔41を有しシートの予備成形型を兼用する雌型Mbの一対の成形型を用いる。これらの型は鉄等の金属、或いはセラミックスからなる。型開き状態に於いて雌雄両型Ma、Mb間に射出成形同時積層用加飾シートSを供給し、雌型Mbに該加飾シートSを平面視枠状のシートクランプ42で押圧する等して固定する。この際、加飾シートの基材シート側は、図面左側の雌型側となる様にする。次いで、適宜、雌雄両型間に挿入したヒータ(図示略)で加飾シートを加熱軟化させる。加熱は例えば非接触の輻射加熱とするが、接触による伝導加熱でも良い。そして、吸引孔から吸引して真空成形して、加飾シートを雌型Mbのキャビティ面に沿わせ予備成形する。次いで、ヒータを両型間から退避させ、図3(B)の如く両型を型締めし、両型で形成されるキャビティに加熱熔融状態等の流動状態の樹脂を充填する。そして、樹脂が冷却等によって固化した後、型開きして成形物を取り出す。
そして、加飾シートの不要部分は適宜トリミングすれば、樹脂成形物に加飾シートが積層され構成の加飾成形品が得られる。
【0041】
なお、射出成形同時加飾方法に於いて、射出成形して樹脂成形物とする射出成形樹脂としては、従来公知のものが使用でき特に制限はなく、加飾成形品の要求物性やコスト等に応じて選定すれば良い。例えば、熱可塑性樹脂であれば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、AS(アクリロニトリル−スチレン共重合体)樹脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、或いはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂等である。また、硬化性樹脂であれば、2液硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の未硬化樹脂液等の射出成形同時加飾用として従来より知られている材料を使用できる。熱可塑性樹脂は加熱熔融して流動状態で射出して冷却により固化させ、また硬化性樹脂は室温又は適宜加熱して流動状態で射出して化学反応により固化させる。
【0042】
なお、射出成形樹脂は、用途に応じて適宜、着色剤を添加して着色した樹脂を使用しても良い。着色剤には、前述着色透明樹脂層で述べた如き公知の着色剤を使用すれば良い。また、射出成形樹脂には、必要に応じて適宜、シリカ、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機物粉末、ガラス繊維等の充填剤、安定剤、滑剤等の公知の各種添加剤を含有させる。
【0043】
図4は、得られる加飾成形品Pを例示する断面図であり、前述本発明の射出成形同時積層用加飾シートSが樹脂成形物6の表面に積層した構成の成形品となる。図4では、射出成形同時積層用加飾シートS内の層構成の明示は省略してあるが、例えば図1や図2で例示の如き構成である。
【0044】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳述する。
【0045】
〔実施例1〕
図2の如き構成の射出成形同時積層用加飾シートSを、厚さ125μmの無色透明なポリメチルメタクリレート(PMMA)シートを基材シート1として、その裏側とする面に、厚さ1μmの着色透明樹脂層5、厚さ2μmの第1の金属光沢インキ層2A、厚さ2μmの透明樹脂層3、厚さ2μmの第2の金属光沢インキ層2B、厚さ4μmの接着剤層4をこの順にグラビア印刷でそれぞれ全面に形成して作製した。着色透明樹脂層5には、熱可塑性樹脂バインダーとして塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂の1対1質量比の混合物を使用し、着色剤にイソインドリノンイエローとキナクリドンレッドを使用した赤橙色の透明着色インキを用いた。第1及び第2の金属光沢インキ層2A及び2Bには、熱可塑性樹脂バインダーとして塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と塩化パラフィンの混合物を使用し、金属箔粉顔料に平均粒径15μmのアルミニウム箔粉を樹脂分に対して20質量%使用した金属光沢インキを用いた。透明樹脂層3には、熱可塑性樹脂として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂の1対1質量比の混合物を使用した透明インキを用いた。接着剤層4には、熱可塑性樹脂として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂の混合物を使用した接着剤インキを用いた。
【0046】
そして、図3の概念図に示した様な射出成形同時加飾方法によって、射出成形樹脂としてABS樹脂を使用して、上記射出成形同時積層用加飾シートを樹脂成形物の表面に成形と同時に積層して、図4に示す如き、射出成形同時積層用加飾シートSが樹脂成形物6に積層された加飾成形品Pを得た。なお、射出成形同時加飾は、真空吸引孔を有する雌型Mbとゲートを有する雄型Maとの一対の型からなる射出成形型の間に、基材シート側が雌型側を向く様にして射出成形同時積層用加飾シートを挿入し、射出成形同時積層用加飾シートを雌型のパーティング面にシートクランプで固定して、赤外線輻射方式の熱盤で該加飾シートを加熱・軟化させて、軟化した該加飾シートを雌型Mbのキャビティ面に真空成形して沿わせ、而る後に雌雄両型を型締めし、雌雄両型で形成されるキャビティ内に、ノズル温度220℃で加熱熔融したABS樹脂を射出充填し冷却固化させると共に、該加飾シートと一体化させた加飾成形品とした後、雌雄両型を型開きし、該加飾成形品を取り出した。
【0047】
〔比較例1〕
実施例1において、透明樹脂層3を省略し金属光沢インキ層を単層(但し、同じ金属光沢インキ層を2層重ね刷り印刷)とした図5の如き構成の射出成形同時積層用加飾シートSaを作製した。なお、単層の金属光沢インキ層2の厚さ(総厚)は実施例1に於ける二層分の厚さである4μmとした。そして更に、実施例1と同様にして加飾成形品を作製した。
【0048】
〔性能評価〕
得られた加飾成形品について、密着性を次の様にして評価した。
【0049】
密着性は碁盤目テープ法として、加飾成形品表面(射出成形同時積層用加飾シート面)に、2mm間隔で深さが樹脂成形物にまで達する直線状の切り込みを縦横それぞれ11本、カッターナイフで碁盤目状に入れて、縦横で10×10個の合計100個の枡目を作った後、雰囲気温度23℃に於いて、セロハン粘着テープ(ニチバン株式会社製、「セロテープ」(登録商標)24mm幅、産業用)を碁盤目の上に貼着した後、勢い良く剥がして、射出成形同時積層用加飾シート(全層又は一部の層が)テープと共に剥がれるか否かで評価した。100個の枡目全てが剥がれずに残留したとき(残留枡目数/全枡目=100/100)は良好、1個でも枡目が剥離したとき(残留枡目数/全枡目≦99/100)は不良とした。そして、剥離した場合は、射出成形同時積層用加飾シート層内の金属光沢インキ層部分で剥離したかも目視確認した。
【0050】
その結果、実施例1の密着性は100/100と加飾シートの剥がれ無く良好であったが、比較例1の密着性は20/100と剥離せずに残留した枡目は20個と不良であった。しかも、剥離した部分は、単層の金属光沢インキ層内での凝集破壊てあった。
【0051】
【発明の効果】
▲1▼本発明の射出成形同時積層用加飾シートによれば、金属光沢インキ層を2層構成とし且つ両層間に金属箔粉顔料を含まない熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を設けてあるので、金属光沢インキ層の総厚は厚くなって、その分、金属光沢感を増強できる。しかも、透明樹脂層が、成形加工後の加飾成形品の状態に於いて、応力を吸収緩和すると共に、両金属光沢インキ層間を接着し且つ両層に浸透し含浸補強する為に、層間密着力が増大し、金属光沢インキ層で層間剥離する様な密着性の低下が起きない。また、金属光沢感を金属薄膜層で得る場合に起きる亀裂発生も防げる。
▲2▼更に最裏面に接着剤層を設ければ、射出成形同時積層用加飾シートを積層一体化させる射出成形樹脂の選択の自由度を広げられる。
▲3▼また、本発明の射出成形同時加飾方法によれば、加飾シート層内の密着性低下や亀裂発生を起こさずに金属光沢感を加飾成形品に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形同時積層用加飾シートの一形態を例示する断面図。
【図2】本発明の射出成形同時積層用加飾シートの別の一形態を例示する断面図。
【図3】本発明の射出成形同時加飾方法をその一形態で説明する概念図。
【図4】本発明で得られる加飾成形品を例示する断面図。
【図5】従来の射出成形同時積層用加飾シートの一例を示する断面図。
【符号の説明】
1 基材シート
2 金属光沢インキ層
2A、2B 金属光沢インキ層
3 透明樹脂層
4 接着剤層
5 着色透明樹脂層
6 樹脂成形物
41 吸引孔
42 シートクランプ
Ma 雄型
Mb 雌型
P 加飾成形品
S 射出成形同時積層用加飾シート
Sa 従来の射出成形同時積層用加飾シート
Claims (3)
- 熱可塑性樹脂からなる透明な基材シートの裏面に、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第1の金属光沢インキ層、金属箔粉顔料を含まず熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層、金属箔粉顔料と熱可塑性樹脂バインダーとからなる第2の金属光沢インキ層、をこの順に積層してなる射出成形同時積層用加飾シート。
- 上記第2の金属光沢インキ層の裏面に、更に熱可塑性樹脂からなる接着剤層を積層してなる、請求項1記載の射出成形同時積層用加飾シート。
- 請求項1又は請求項2記載の射出成形同時積層用加飾シートを、雌型と雄型との間に挿入した後、雌雄両型を型締めし、雌雄両型で形成されるキャビティ内に流動状態の樹脂を射出し充填し固化させると共に、該加飾シートと一体化させた加飾成形品とした後、雌雄両型を型開きし、該加飾成形品を取り出す、射出成形同時加飾方法。
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