JP4248671B2 - 単結晶製造装置及び単結晶製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体単結晶の単結晶製造装置及び単結晶製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単結晶シリコンは、一般にチョクラルスキー法を用いて製造されている。チョクラルスキー法では、単結晶製造装置内に設置した石英るつぼに多結晶シリコンを充填し、石英るつぼの周囲に設けたヒータによって前記多結晶シリコンを加熱溶解して融液とする。そして、シードチャックに取り付けた種結晶を融液に浸漬し、シードチャックおよび石英るつぼを互いに同方向または逆方向に回転させながらシードチャックを引き上げて単結晶シリコンを所定の直径および長さに成長させる。
【0003】
種結晶には、融液に浸漬したときの熱衝撃で転位が発生する。この転位を除去するため、ダッシュネック法を用いて直径3〜4mm程度のネック部を種結晶の下方に形成し、転位をネック部の表面に逃がす。そして無転位化された後、肩部を形成して単結晶を所定の直径まで拡大させ、次いで直胴部形成に移行する。
【0004】
近年、半導体デバイス生産の効率化、歩留り向上等を目的とした単結晶の大径化あるいは軸方向長さの増大に伴ってその重量が増大し、ネック部の強度が限界に近づいている。そのため、上記のような従来の結晶引き上げ方法ではネック部が破断するおそれがあり、単結晶を安全に育成することができない。この対策として、ネック部の下方にこぶ状の拡径部を形成し、拡径部下面のくびれ部を保持装置で保持しつつ単結晶を引き上げる単結晶製造装置や単結晶製造方法が提案されている。
【0005】
図20に、この保持装置を備えた単結晶製造装置の一例を示す。プルヘッド1内に設置された主ワイヤ巻き取りドラム5から主ワイヤ10がメインチャンバ33の中心に垂下し、主ワイヤ10の下端には種結晶を取着したシードチャック11が繋着されている。前記プルヘッド1は図示しない駆動装置により水平面内で回転可能である。融液25を貯留するるつぼ(図示せず)はメインチャンバ33内に回転ならびに昇降自在に設置され、るつぼの周囲には図示しないヒータ、保温筒が設置されている。
【0006】
保持装置34は、プルヘッド1内に設置された3個のサブワイヤ巻き取りドラム6にそれぞれ巻着された3本のサブワイヤ12で吊り下げられている。これらのサブワイヤ12の下端は、保持装置34の構成部品であるリング状の本体34aの上面に繋着されている。本体34aの下側には垂直面内で上下方向に回動可能な複数個の爪34bが取着されている。これらの爪34bは下方から作用する力により上方に回転するが、回転範囲は本体34aにより制限されている。
【0007】
単結晶の製造時には、シードチャック11に取り付けた種結晶を融液25に浸漬した後、シードチャック11を引き上げてネック部26を形成し、無転位化後ネック部26の下方にこぶ状の拡径部24aを形成する。前記拡径部24aが所定の直径に達した後、引き上げ速度を早めて結晶径の拡大を止め、結晶径を細く絞り込むように引き上げ速度を調整してくびれ部24eを形成する。次に、肩部24cを形成するため引き上げ速度と融液温度とを調整して結晶径が所定の値になるように拡大し、更に一定径を維持しつつ結晶を成長させて直胴部24dを育成する。保持装置34による単結晶24の保持以前における結晶育成は主ワイヤ10によって行われ、直胴部24dが所定の長さに成長するまでの間、保持装置34は育成中の単結晶24の上方で待機する。
【0008】
保持装置34は、単結晶24の重量がネック部26の機械強度限界を迎える前にくびれ部24eの位置に下降して爪34bにより単結晶24を保持する。保持に当たり、爪34bの先端が拡径部24a上側の円錐面に当接すると爪34bの先端は上方に回転し、拡径部24aを通過すると爪34bの先端は自重により下方に回転してもとの姿勢に戻る。爪34bの先端がくびれ部24eの位置に下降したら、サブワイヤ巻き取りドラム6を駆動して保持装置34を主ワイヤ10より速い速度で上昇させる。これにより、爪34bの先端が拡径部24a下側の円錐面に当接して単結晶24を保持する。その後、サブワイヤ12の上昇速度を主ワイヤ10の引き上げ速度と同じ速度に保ちつつ単結晶24を引き上げる。このような保持装置や保持方法によれば、単結晶重量の大部分を保持装置で支えるため、ネック部の破断が防止され、ネック部が破断した場合でも保持装置により単結晶の落下を防止することができる。
【0009】
上記単結晶保持装置に関して特公平7−103000号公報による結晶引上装置は、単結晶をくの字状の把持レバーで支持した上、把持レバーから単結晶が外れないようにするため、上下にスライドするリングを用いている。また、特公平7−515号公報による結晶引上装置は、筒状の把持ホルダの下端に設けた回動自在の複数の爪で単結晶を支えるようにしている。
【0010】
更に、特開平9−183694号公報によれば、種結晶の下方に存在する拡径部と縮径部とからなる係合段部を一対の吊り治具で挟持するとともに、吊り治具の開きを防止するためフックレバーと係止ピンとからなるロック機構を備えた単結晶保持装置が開示されている。この単結晶保持装置では前記のほかに吊り治具の挟持部に揺動爪を設けて転位発生を防止している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の単結晶製造装置には次のような問題点がある。
図20において、保持装置34で単結晶24を保持した後、単結晶24の育成が進むにつれてサブワイヤ12に加えられる引張荷重が徐々に増大する。そして、サブワイヤ12の伸び量のばらつきやサブワイヤ巻き取りドラム6への巻き取りむら等のために、サブワイヤ巻き取りドラム6と保持装置34との間における3本のサブワイヤの長さに差異を生じ、保持装置34が傾いたり保持装置34の中心軸が水平方向にずれたりする。その結果、単結晶24が徐々に傾き始め、結晶成長界面における心振れが大きくなって単結晶24の成長に悪影響を与え、多結晶化を引き起こす。
【0012】
特公平7−103000号公報で開示された結晶引上装置は、把持レバーによって単結晶を支持した後、複数本のワイヤの伸び量のばらつき等により単結晶の軸心が傾き、生産性を低下させるとともに、把持レバーとリング、種ホルダと可動部材との摩擦による発塵や端部における衝撃発生の危険性がある。更に、リングの自重落下による把持レバーの開き止めが確実に機能しないおそれがあるという問題もある。
【0013】
また、特公平7−515号公報で開示された結晶引上装置は、爪が単結晶の表面をなぞりながらくびれ部に到達する構成であるため、単結晶に振動や衝撃が加えられ、有転位化するおそれがある。
また、特開平9−183694号公報で開示された単結晶保持装置は、シリンダによる挟持機構を有しているので、大重量の単結晶を安定的に保持するためには挟持力を大きくするように挟持部の長さが上下方向に長くなり、したがって装置高さが高くなり、小型化が困難である。また、前記シリンダをチャンバ上部の保持ケースに取着する際に、チャンバの密閉性を維持して外気から塵埃や不純物ガス等が進入しないような構造にするには複雑な構造となり、コスト高になる。また、単結晶インゴットを吊り治具で挟持する構造となっているので、挟持する際に挟持部に衝撃を与え易く、有転移化する可能性がある。
【0014】
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたもので、チョクラルスキー法による単結晶の製造において、保持装置で保持した大重量の単結晶を傾かせずに、衝撃を与えずに引き上げることができ、かつ小型化が可能な単結晶製造装置及び単結晶製造方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するため、本発明に係る単結晶製造装置の第1発明は、回転及び昇降自在な中空シャフトと、中空シャフトに取着した保持レバーピンの回りに回動自在とされ、所定の保持姿勢で単結晶の拡径部下部を下方から保持可能な1個以上の保持レバーと、保持レバーを保持姿勢に移行する前の待機姿勢から保持姿勢に変換させる保持レバー駆動手段とを有する結晶保持機構と、下端に種結晶を取着するシードチャックが繋着され、中空シャフトの軸心に配置され、中空シャフトの昇降とは独立して巻き上げ可能とされると共に、中空シャフトと同期回転する主ワイヤを有する第1引き上げ機構と、結晶保持機構及び第1引き上げ機構を取着した支持板と、支持板を搭載した昇降自在なキャリッジベースと、キャリッジベースを昇降する昇降手段とを備えた構成としている。
第1発明の構成によれば、単結晶を保持する保持レバーを剛性の高い中空シャフトに取着し、中空シャフトを取着した支持板をキャリッジベースで昇降するようにしたので、サブワイヤに吊り下げられた従来の保持装置のように荷重の増加に伴うサブワイヤの伸びによる単結晶の傾きや軸心ずれが発生しない。従って、単結晶の心振れが発生しないので、安定した引き上げが可能となる。また、保持レバーにより単結晶の拡径部下部を下方から支持して保持するので、保持する際に振動や衝撃等を加えるおそれがない。保持レバーを待機姿勢と保持姿勢とに回動する機構なので、上下方向の長さも短く構成でき、簡単な構造となり、小型化が容易である。
【0016】
また、本発明に係る単結晶製造装置の第2発明は、第1引き上げ機構は、主ワイヤに加わる荷重を検出する主ワイヤ用ロードセルを有し、キャリッジベースは、結晶保持機構及び第1引き上げ機構に加わる荷重を検出する合計重量用ロードセルを介して支持板を搭載した構成としている。
第2発明の構成によれば、ネック部に負荷している荷重を主ワイヤ用ロードセルによりモニタしてネック部の破断を防ぎ、合計重量用ロードセルの検出値に基づいて単結晶の直径制御を行うので、拡径部及び定径部の径が正確に制御できる。
【0017】
また、本発明に係る単結晶製造装置の第3発明は、第1発明において、保持レバー駆動手段は、保持レバーに繋着され、かつ巻き上げ及び巻き戻しが自在なサブワイヤを有し、保持レバーとサブワイヤを、サブワイヤを巻き戻したときは保持レバーの単結晶を保持する保持部と反対側の自重により保持レバーが保持レバーピンの回りに回動して略垂直な待機姿勢となり、サブワイヤを巻き上げたときは保持レバーが略水平な保持姿勢に移行するように接続した構成としている。
第3発明の構成によれば、中空シャフトに回動自在に取着した保持レバーは、自由状態では保持レバーピンをはさんで保持部と反対側の自重により略垂直状態に即ち待機姿勢に保たれるので、単結晶引き上げ初期にネック部の下方に形成した単結晶の拡径部等は中空シャフト内を接触するなどの支障がなく上昇することができる。その後、保持レバーの待機姿勢から保持姿勢への移行は、保持レバーの自重に依存せずサブワイヤの巻き上げによって回動させるので、動作を確実に制御できる。
【0018】
本発明に係る単結晶製造装置の第4発明は、第1発明において、保持レバー駆動手段は、引き上げ及び押し下げが自在なロッドを有し、ロッドの引き上げ又は押し下げにより保持レバーを保持レバーピンの回りに回動して略垂直な待機姿勢又は略水平な保持姿勢に移行するように、ロッドと保持レバーとの間を連結した構成としている。
第4発明の構成によれば、第1発明の作用及び効果に加えて、ロッドを押し下げる又は引き上げることにより、保持レバーを保持レバーピンの回りに確実に回動させて略垂直な待機姿勢又は略水平な保持姿勢に切換えることができるので、動作を確実に制御できる。したがって、引き上げ初期に保持レバーと単結晶の拡径部等とが接触することなく、保持時は確実に単結晶を保持して引き上げることができる。
【0019】
本発明に係る単結晶製造装置の第5発明は、第1発明において、保持レバーが保持姿勢に移行したときに保持レバーの停止位置を固定するストッパを中空シャフトに設けた構成としている。
第5発明の構成によれば、保持レバーには単結晶を保持することによる荷重がかかるが、中空シャフトに設けたストッパにより保持レバーの停止位置を固定すると共に、保持レバーにかかる荷重を支持する。これにより、保持レバーは単結晶を振動させずに安定して保持でき、また単結晶の保持位置を精度良く固定するので、高精度の単結晶を製造できる。
【0020】
また、本発明に係る単結晶製造方法は、チョクラルスキー法による単結晶製造方法において、ダッシュネック法を用いて種結晶中の転位を消失させて単結晶化した後、結晶径を拡大し、更に所定の直径まで縮小させて拡径部を形成し、この所定の直径を維持したまま所定の長さを有する定径部を形成し、定径部が保持レバーと略同一の高さに上昇したとき保持レバーを待機姿勢から保持姿勢に移行し、次に保持レバーを上昇させて単結晶の拡径部の下端部を保持した後、保持レバーを上昇させて単結晶を引き上げる方法としている。
上記方法によれば、無転位化のために形成したネック部の下方に形成された拡径部が引き上げられ、次に拡径部及び縮径部に続く定径部が保持レバーと同等の高さに引き上げられたとき、保持レバーを待機姿勢から保持姿勢に移行させるので、保持レバーの把持部は拡径部に触れることなく定径部の外周を囲むことができる。そして、保持レバーを上昇させることにより保持レバーは拡径部の下端部の円錐面に当接して単結晶を保持する。この後、単結晶の引き上げは保持レバーの上昇により行うので、従来のようにサブワイヤが単結晶の引き上げに関与することがなくなり、したがってサブワイヤの伸び量のばらつき等による単結晶の傾きが発生せず、高品質の単結晶を製造できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る単結晶製造装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、従来技術で説明したものと同一の構成要素については従来技術と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示すように、プルヘッド1内には、合計重量用ロードセル2を介して支持板3が設置され、支持板3の上面中央には主ワイヤ用ロードセル4を介して主ワイヤ巻き取りドラム5が設置されている。主ワイヤ巻き取りドラム5の周囲には1〜2個のサブワイヤ巻き取りドラム6及びプーリ7が設置されている。前記支持板3の下面には中空シャフト8が取着され、中空シャフト8の下部には1〜2個の保持レバー9が回動自在に取着されている。前記主ワイヤ巻き取りドラム5から垂下する主ワイヤ10は中空シャフト8の中心を通り、下端にはシードチャック11が繋着されている。また、サブワイヤ巻き取りドラム6からプーリ7を介して垂下するサブワイヤ12の下端は、支持板3と中空シャフト8の段差部とにそれぞれ設けられた切り欠き穴を貫通し、保持レバー9の端部に繋着されている。
【0022】
プルヘッド1の下端は真空シール13を介してキャリッジベース14に回転自在に取り付けられ、キャリッジベース14は図示しない駆動源によるボールねじ15の回転により、ガイドシャフト16に沿って垂直方向に昇降する。また、プルヘッド1にはプーリ17が取着されていて、キャリッジベース14に取着された回転用モータ18によりプルヘッド1が回転する。キャリッジベース14の下面とアッパチャンバ19の上端との間はベローズ20により密閉されている。
【0023】
図2〜図5に保持レバーの第1実施形態を示す。中空シャフト8の外側に固着したブラケット21に保持レバーピン22が取着され、保持レバー9は保持レバーピン22を支点としてサブワイヤ12の巻き取り、巻き戻しにより回動する。ただし、サブワイヤ12を巻き戻したとき保持レバー9が自重により結晶保持部9aを上にしてほぼ垂直姿勢をとるように、保持レバー9の他端にはウエイト9bが取着され、サブワイヤ12の下端はウエイト9bに繋着されている。ブラケット21の上面には、保持レバー9の回動範囲を90°に制限するストッパ23が固着されている。また、中空シャフト8には、図2及び図3に示すように保持レバー9を中空シャフト8内に回動させるための切り欠き窓8aが設けられている。
【0024】
保持レバー9の結晶保持部9aは、図2の側面図である図3や図2の平面図である図4に示すように、左右それぞれ円環を2分割した形状を有し、結晶保持部9aの内径は図1に示した単結晶24の拡径部24aと肩部24cとの間に形成した定径部24bより十分に大きくて、かつ拡径部24aよりも小さい。また、結晶保持部9aの上側内縁には図5に示すように円弧状の面取りが施されている。
【0025】
上記構成の単結晶製造装置による単結晶引き上げ手順について説明する。従来方法と同じく、主ワイヤ10を巻き戻して種結晶を融液25に浸漬し、ネック部26を形成しつつ結晶を無転位化する。次に、結晶径を所定寸法まで拡大して拡径部24aを形成した後、縮径して定径部24bを形成する。定径部24bの軸方向長さが所定寸法に達した後、肩広げ工程を経て直胴部24dを形成する。この間、保持レバー9は融液面上方の所定の高さに静止し、自重で待機姿勢を保っている。
【0026】
シードチャック11、ネック部26、拡径部24a、定径部24bが順次中空シャフト8内に進入し、保持レバー9が回動しても拡径部24aに衝突しない高さに単結晶24が引き上げられた後、サブワイヤ巻き取りドラム6を駆動して各サブワイヤ12を巻き取り、保持レバー9を保持姿勢にする。2個の保持レバー9はいずれもほぼ水平姿勢となり、ストッパ23に当接して静止する。ここでサブワイヤ巻き取りドラム6の駆動を停止する。この後、主ワイヤ10とキャリッジベース14との間での速度の交換を行う。すなわち、結晶を引き上げている主ワイヤ10の引き上げ速度を所定勾配で減速させてゼロに、キャリッジベース14の上昇速度をゼロから主ワイヤ10が結晶を引き上げていた速度へ所定勾配で上昇させる。この間、両者の速度の下降及び上昇の勾配を等しくすることにより、結晶の成長速度は維持され続け、主ワイヤ10の巻き上げ速度がゼロになった時点より、結晶の成長は主ワイヤ10の引き上げ速度からキャリッジベース14の上昇速度により制御されるようになる。さらに、結晶を保持するために、主ワイヤ10を速度ゼロから所定勾配で所定速度へ増速して巻き下げて下降させる。これと同時に、主ワイヤ10に与えた下降速度分をキャリッジベース14の上昇速度に所定勾配で与えて上昇させると、単結晶24は所定の引き上げ速度を維持したまま保持レバー9が単結晶24に対して相対的に上昇し、拡径部24aの下側円錐面に当接して単結晶24を保持する。そのままの速度関係を維持しながら、主ワイヤ用ロードセル4の検出信号を監視し、保持レバー9への荷重移動をモニタする。主ワイヤ10(ネック部)にかかる荷重が所定の荷重負荷まで減少したら、逆にキャリッジベース14の上昇速度を所定勾配で減速して元の所定の引き上げ速度に戻し、これと同時にキャリッジベース14の減速速度分を主ワイヤ10に与えて巻き下げ速度を同一の所定勾配で減速してゼロにする。これ以降、合計重量用ロードセル2の検出値に基づいてキャリッジベース14の上昇速度を調整しながら結晶の成長を制御していく。
本実施形態においては単結晶の直径制御は重量式で行い、その制御には、中空シャフト8及び保持レバー9等を有する結晶保持機構と主ワイヤ10を巻き上げ、巻き下げする第1引き上げ機構との合計重量を検出する合計重量用ロードセル2の検出値を用いる。また、主ワイヤ10の荷重を検出する主ワイヤ用ロードセル4により単結晶のネック部に負荷する荷重を検出して、ネック部の破断を防止する。なお、本発明における直径制御は合計重量用ロードセル2の検出値を用いて、主ワイヤ用ロードセル4の検出値は単結晶のネック部が負担する重量のモニタ用とした場合を示したが、これに限定されず、光学センサを用いた直径制御でもよい。さらに、磁場印加のCZにも適用可能なことは言うまでもない。
【0027】
図6〜図8に保持レバーの第2実施形態を示す。この実施形態では単結晶は1個の保持レバー9で保持され、従ってプルヘッド内に設置するサブワイヤ巻き取りドラムも1個である。上記第1実施形態の保持レバーと同じく、中空シャフト8の下部に保持レバー9が回動自在に取着され、サブワイヤ12を巻き戻したとき保持レバー9は自重により結晶保持部9aを上にしてほぼ垂直姿勢をとる。
【0028】
保持レバー9の結晶保持部9aは、図7に示すように円環の一部を切り欠いた形状で、円環の内径は単結晶の定径部24bの直径より十分に大きく、かつ拡径部24aよりも小さく、また切り欠き幅Wは定径部24bの直径より大きい。前記円環部の上側内縁には、上記第1実施形態の保持レバーと同じく円弧状の面取りが施されている。その他の構造は第1実施形態の保持レバーと同一である。また、結晶保持部9aの形状を図8のようにしてもよい。
本実施形態によると、1本の保持レバーで単結晶を保持するので、構成が簡単である。
【0029】
図9〜図10に保持レバーの第3実施形態を示す。第2実施形態と同じく単結晶は1個の保持レバー9で保持される。中空シャフト8の内部には、保持レバー9を保持姿勢にしたときフォーク部先端の水平面内位置を規制し、かつ、単結晶を保持した保持レバー9を支える2個のU形状のストッパ27が固着されている。その他の構造は第1実施形態の保持レバーと同一である。
上記構成によると、U形状のストッパ27により保持レバー9が位置決めされるので、単結晶が振動させることなく安定に、かつ位置精度良く保持され、高精度な単結晶を製造できる。
【0030】
図11〜図13は保持レバーによる単結晶保持に当たって使用する拡径部、定径部の現在位置検出機構の第1実施形態の説明図である。この実施形態はレーザ光を使用するもので、図11に示すようにメインチャンバに設けた石英窓の外側に発光部28と受光部29とを設置し、待機状態にある中空シャフト8の切り欠き窓8aの上部に所定の幅Hを有するレーザ光30を照射する。このレーザ光は図12に示すように拡径部、定径部等によってそれらの直径の分だけ遮光され、遮光幅dに応じたレベルの遮光検出信号として出力される。また、中空シャフト8はプルヘッドとともに回転しているため、受光部29の検出信号は図13に示すように回転速度に応じた周期で間欠的である。そして、拡径部の通過による検出信号高さの変動の後、一定の高さの検出信号が継続すれば定径部が通過していることになり、この状態で一定時間経過したら保持レバーによる単結晶保持を開始するタイミングであることがわかる。なお、前記中空シャフト8の回転による間欠的な検出信号に関しては、信号の取り込み時間を適切に設定して連続信号として処理してもよいし、また低周波フィルタを設けて間欠的な検出信号を平均化した信号に対して所定のしきい値を設定し、レベル値により処理してもよい。
このような検出機構により、チャンバ外部より非接触で単結晶の引き上げ高さの現在位置が検出されるので、単結晶の表面を傷つけずに、かつチャンバ内の雰囲気に影響を与えずに検出でき、また確実に保持レバーにより単結晶を保持できる。さらに、レーザ光により検出するので、検出精度高い。
【0031】
単結晶の現在位置検出機構の第2実施形態として、スポットレーザ光を用いてもよい。図14〜図16は第2実施形態を示す説明図で、上記第1実施形態と同様にメインチャンバの外側に発光部28と受光部29とを設置し、待機状態にある中空シャフトの切り欠き窓の上部にスポットレーザ光31を照射する。このレーザ光の光路は、図14、図15に示すように単結晶の軸心からずれた位置、すなわち拡径部24aの外周と定径部24bの外周とのほぼ中間点に定める。このようにすると、図15に示すようにレーザ光の光軸よりも拡径部24aが下方にあるA位置では受光量が100%、拡径部24aが前記光軸高さと略一致するB位置に近づくと光路が遮られて受光量は0%に低下する。そして、拡径部24aがC位置付近まで上昇すると受光量が再び100%に回復する。従って、本実施例では、受光量が100%に回復して所定時間が経過したときに、保持動作を開始しても差し支えない高さに定径部24bが上昇しているものと判断する。これにより、保持レバーによる保持動作開始のタイミングを確実に検出できる。
【0032】
図17は保持レバーによる単結晶保持に当たって使用する拡径部、定径部の現在位置検出機構の第3実施形態の説明図である。この実施形態は、メインチャンバの外側に装着したCCDカメラを使用するもので、待機状態にある中空シャフトの切り欠き窓の上部隙間から単結晶の育成状態を観察する。そして図17に示すように、拡径部24aの下側円錐部と定径部24bとの境界がCCDカメラの視野の基準線32に到達したときに、保持レバーによる単結晶保持を開始するタイミングであると判断する。
【0033】
上記の各実施形態では保持レバーを待機姿勢から保持姿勢に移行させる手段としてワイヤを用いたが、次に、これに代わる保持レバー駆動手段の例を図18〜図19に示す。これらの図において、プルヘッド1内には、合計重量用ロードセル2を介して支持板3が設置され、支持板3の上面中央には主ワイヤ用ロードセル4を介して主ワイヤ巻き取りドラム5が設置されている。また、支持板3の上面には図示しない駆動源によって回転するボールねじ41とガイドシャフト42とが立設され、支持板3の上方には前記ボールねじ41の回転によってガイドシャフト42に沿って昇降する昇降板43が設置されている。この昇降板43の上面には、保持レバー駆動手段であるロッド44の上端部を支える軸受45が取着されている。前記軸受45とキャップ46とでロッド44の上端部の軸部44aを挟持することにより、軸部44aを支点としてロッド44を回動自在に支持することができる。
【0034】
支持板3の下面には中空シャフト8が取着され、中空シャフト8の下部には1〜2個の保持レバー9が回動自在に取着されている。昇降板43と支持板3と中空シャフト8の段差部とにそれぞれ設けられた切り欠き穴を貫通した前記ロッド44の下端には、保持レバー9の端部が回動自在に軸着されている。
【0035】
保持レバー9を待機姿勢にするときには、昇降板43を下限位置に下降させてロッド44を押し下げることにより、保持レバー9は図18に示すように垂直に近い姿勢となる。そして、保持レバー9が回動しても拡径部24aに衝突しない高さに単結晶24が引き上げられた後、昇降板43を上昇させ、ロッド44を引き上げることにより、図19に示すように保持レバー9をほぼ水平姿勢にする。保持レバー9の回動範囲を制限するストッパを含めてその他の構造は第1実施形態の単結晶製造装置と同一である。したがって、ロッド44により確実に保持レバー9の保持動作を開始できる。
尚、本実施形態では、ロッド44を保持レバーピン22を中心に保持レバー9の保持部と反対側に直接連結しているが、本発明はこれに限定されず、所定のリンクを介して連結したり、あるいは所定のリンクを介して保持レバー9の保持部に連結してもよい。
【0036】
以上説明したように本発明によれば、次の効果が得られる。
(1)単結晶を保持レバーで保持した後の単結晶引き上げはキャリッジベースの上昇に依存するようにし、サブワイヤによる引き上げを廃止したので、サブワイヤの伸び量のばらつきや巻き取りドラムへの巻き取りむらによる単結晶軸心の傾きやずれが起こらず、有転位化又は成形ロスが皆無となる。また、結晶引き上げ速度の誤差も微小となる。従って、単結晶の生産性が向上する。
(2)待機姿勢の保持レバーを保持姿勢に変換する手段として保持レバーの自重に依存せず、サブワイヤまたはロッドを用いることにしたので、必要なときに確実に姿勢変換を制御できる。
(3)保持レバーは、単結晶に接触せずに待機姿勢から保持姿勢に移行するので、単結晶に衝撃、振動を与えない。したがって、有転移化してない単結晶を製造できる。
(4)保持レバーを剛性の高い中空シャフトに取着したので、複数本のサブワイヤに保持装置を吊り下げる従来技術よりも安定性が向上する。
(5)本単結晶製造装置は、キャリッジベースとアッパチャンバ上端との間を伸縮自在なベローズによって連結しているので、単結晶の製造時にキャリッジベースを昇降させることにより、主ワイヤと種結晶または育成中の単結晶とによって形成される振り子の共振周波数、すなわちシード軸共振回転数を任意に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の単結晶製造装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】結晶保持機構の第1例を示す縦断面図である。
【図3】図2に示した結晶保持機構の側面図である。
【図4】図2に示した結晶保持機構の平面図で、保持レバーを保持姿勢にした状態を示す。
【図5】保持レバー先端に設けた結晶保持部の側面図である。
【図6】結晶保持機構の第2例を示す縦断面図である。
【図7】図6に示した結晶保持機構の平面図で、保持レバーを保持姿勢にした状態を示す。
【図8】保持レバーの他の形状を示す平面図である。
【図9】結晶保持機構の第3例を示す縦断面図である。
【図10】図9に示した結晶保持機構の平面図で、保持レバーを保持姿勢にした状態を示す。
【図11】単結晶の現在位置検出機構の第1実施形態を示す説明図である。
【図12】レーザ光の遮断状態を示す説明図である。
【図13】レーザ光の受光信号の変化を示す説明図である。
【図14】単結晶の現在位置検出機構の第2実施形態を示す説明図である。
【図15】スポットレーザ光の観測点に対する単結晶の位置の変化を示す説明図である。
【図16】スポットレーザ光の受光信号の変化を示す説明図である。
【図17】CCDカメラの画像を示す説明図である。
【図18】第2実施形態の単結晶製造装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図19】図18に示した単結晶製造装置における保持レバー駆動機構の斜視図である。
【図20】保持装置を備えた従来の単結晶製造装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…プルヘッド、2…合計重量用ロードセル、3…支持板、4…主ワイヤ用ロードセル、5…主ワイヤ巻き取りドラム、8…中空シャフト、8a…切り欠き窓、9…保持レバー、9a…結晶保持部、9b…ウエイト、10…主ワイヤ、12…サブワイヤ、14…キャリッジベース、15,41…ボールねじ、16,42…ガイドシャフト、20…ベローズ、22…保持レバーピン、23,27…ストッパ、24…単結晶、24a…拡径部、24b…定径部、28…発光部、29…受光部、30…レーザ光、31…スポットレーザ光、43…昇降板、44…ロッド、44a…軸部、45…軸受、46…キャップ。
Claims (4)
- 回転及び昇降自在な中空シャフト(8) と、中空シャフト(8)に取着した保持レバーピン(22)の回りに回動自在とされ、所定の保持姿勢で単結晶の拡径部下部を下方から保持可能な1個以上の保持レバー(9) と、保持レバー(9) を保持姿勢に移行する前の待機姿勢から保持姿勢に変換させる保持レバー駆動手段とを有する結晶保持機構と、下端に種結晶を取着するシードチャックが繋着され、中空シャフト(8) の軸心に配置され、中空シャフト(8) の昇降とは独立して巻き上げ可能とされると共に、中空シャフト(8) と同期回転する主ワイヤ(10)を有する第1引き上げ機構と、結晶保持機構及び第1引き上げ機構を取着した支持板(3) と、支持板(3)を搭載した昇降自在なキャリッジベース(14)と、キャリッジベース(14)を昇降する昇降手段とを備えた単結晶製造装置において、
保持レバー駆動手段は、保持レバー(9) に繋着され、かつ巻き上げ及び巻き戻しが自在なサブワイヤ(12)を有し、保持レバー(9) とサブワイヤ(12)を、サブワイヤ(12)を巻き戻したときは保持レバー(9) の単結晶を保持する保持部と反対側の自重により保持レバー(9) が保持レバーピン(22)の回りに回動して略垂直な待機姿勢となり、サブワイヤ(12)を巻き上げたときは保持レバー(9) が略水平な保持姿勢に移行するように接続したことを特徴とする単結晶製造装置。 - 回転及び昇降自在な中空シャフト(8) と、中空シャフト(8)に取着した保持レバーピン(22)の回りに回動自在とされ、所定の保持姿勢で単結晶の拡径部下部を下方から保持可能な1個以上の保持レバー(9) と、保持レバー(9) を保持姿勢に移行する前の待機姿勢から保持姿勢に変換させる保持レバー駆動手段とを有する結晶保持機構と、下端に種結晶を取着するシードチャックが繋着され、中空シャフト(8) の軸心に配置され、中空シャフト(8) の昇降とは独立して巻き上げ可能とされると共に、中空シャフト(8) と同期回転する主ワイヤ(10)を有する第1引き上げ機構と、結晶保持機構及び第1引き上げ機構を取着した支持板(3) と、支持板(3)を搭載した昇降自在なキャリッジベース(14)と、キャリッジベース(14)を昇降する昇降手段とを備えた単結晶製造装置において、
保持レバー駆動手段は、引き上げ及び押し下げが自在なロッド(44)を有し、ロッド(44)の引き上げ又は押し下げにより保持レバー(9) を保持レバーピン(22)の回りに回動して略垂直な待機姿勢又は略水平な保持姿勢に移行するように、ロッド(44)と保持レバー(9) との間を連結したことを特徴とする単結晶製造装置。 - 回転及び昇降自在な中空シャフト(8) と、中空シャフト(8)に取着した保持レバーピン(22)の回りに回動自在とされ、所定の保持姿勢で単結晶の拡径部下部を下方から保持可能な1個以上の保持レバー(9) と、保持レバー(9) を保持姿勢に移行する前の待機姿勢から保持姿勢に変換させる保持レバー駆動手段とを有する結晶保持機構と、下端に種結晶を取着するシードチャックが繋着され、中空シャフト(8) の軸心に配置され、中空シャフト(8) の昇降とは独立して巻き上げ可能とされると共に、中空シャフト(8) と同期回転する主ワイヤ(10)を有する第1引き上げ機構と、結晶保持機構及び第1引き上げ機構を取着した支持板(3) と、支持板(3)を搭載した昇降自在なキャリッジベース(14)と、キャリッジベース(14)を昇降する昇降手段とを備えた単結晶製造装置において、
保持レバー(9) が保持姿勢に移行したときに保持レバー(9)の停止位置を固定するストッパ(23,27) を中空シャフト(8) に設けたことを特徴とする単結晶製造装置。 - 第1引き上げ機構は、主ワイヤ(10)に加わる荷重を検出する主ワイヤ用ロードセル(4) を有し、キャリッジベース(14)は、結晶保持機構及び第1引き上げ機構に加わる荷重を検出する合計重量用ロードセル(2) を介して支持板(3)を搭載したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の単結晶製造装置。
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